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おはようございます。週明けの出勤前、ちょっとブルーです。お騒がせしておりました風邪のほうも、ムシカの練習で指揮者森口さんのパワーを一身に浴びましたら、治ったようです。とはいえ、練習中は微熱からくる冷や汗で文字通り冷や汗たらたらでしたが。 今月末に東京芸術劇場で演奏するベートーヴェン「田園」ですが、森口さんは「現代人が忘れているもの」と表していました。確かに、私たちが忘れ去ってるものがここにあります。特に首都圏にいる人々は、自然の恵みと大きさを忘れやすい。ミレーの「晩鐘」に見るような、自然(本当はもっと大きな存在へのものだと思うのですが、それはさておき)への敬虔な感謝の気持ちは、今の私たちの生活の中にはありえません。 聴きに来て下さった方々が、ほっとした気分になる、おおらかで安らいだ気分になる、そんな演奏をしたいというのが、森口さんの考えです!
2001年09月30日
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民訴の勉強がおよそ半分くらいまで進んだ。昨年通信で受講していた講義、全体の1割ほど聞いただけで部屋の片隅にテープを教材が山積みになっていたのだが、一週間前に再度勉強を本格的に開始する決意をした。上3法から再開する気が全く起きなかったので、下3法、それも一番取っつきにくそうな民訴から再開することにした。 民訴は眠訴と言われるくらい、退屈らしいと言われている。けれど、テープを進めていくうちに、実体法とは違った面白さを発見。面白いと思えばしめたもので、知識・教養マニアの私としては、「自分がこれまで知らなかったことを知る」楽しさに取り憑かれてしまったようだ。おかげでこの一週間、会社から帰ってきたら夕食もそこそこにして部屋に籠もり、日付が変わるくらいまで教材と格闘した。そのせいだろうか、一昨日から体調を崩してしまったのだが・・。人はこれを「知恵熱」と呼ぶのだろうが、知るもんか! 民訴の講義も、あと12時間で一応終了。来週中には終わらせる予定。あとはどれだけ知識として血肉化できるかが問題だが、それはぼちぼち問題集を読むなりするつもり。明日ムシカの練習に行ったついで、八重洲ブックセンターにでも立ち寄り、民訴と商法の問題集でも買ってこようかと、画策している。
2001年09月29日
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一昨日からどうも調子が悪く、昨晩から決定的に症状が出てきた、風邪の。お腹がしくしく、頭痛と熱感が出てきたら、もう決定的。 昨晩は寝汗を異常にかいたおかげでよく眠れなくて、夜中の3時に目が覚めた。起きだしてPCのスイッチを(普通は入れないって)。返信メールを書いたり、この楽天のHPをチェックしていたりしたら、また猛烈に気分が悪くなり、起きたものの結局20分たらずでまだ横に。 今日はお休みをもらったのだが、休んでいるといても、そうそう眠り続けることができるわけでもない。ムシカの練習場を探さなければならいことに気が付き、指揮者の森口さんに連絡をとったあと、ちょとずつと練習場探しを始めた。休んでは電話をかけ、の繰り返しだが。本当に吐きそうになった。見つからなくて。 いつのまにか「やだねったら、やだね」と口ずさんでいる自分を発見し、ぞっとしたりしている。
2001年09月28日
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というお問い合わせを何件かいただきました。この場を借りて、お答えしたいと思います。原語は「Musica Harmonica」これを発音すると「ムシカ・ハルモニカ」になるのですが、これはラテン語です(だったと思います・・)。 Musica=音楽、これは皆さんご存じでしょうけれど、Harmonica=調和の、という意味になります。団員相互が調和のとれた音楽、つまりアンサンブルに優れた音楽的な音楽を演奏したいという願いを込めて命名したということです(命名者は私ではありませんが)。 この名前に負けない演奏をしたいと努力を重ねています。皆様これからもご支援宜しくお願い致しますね。URLはこちらです。宜しかったら、ご覧下さい。http://www6.airnet.ne.jp/musica/
2001年09月27日
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ムシカの練習場所をご好意で提供下さっている場所が、都合により使用不可となった。10月の中旬の練習日、演奏会の直前といううこともあり、中止にするわけにもいかない。今から場所を探さなければならないが、10月といえばシーズン真っ盛りなわけで、今さら場所など、空いていない可能性が非常に高い。今日も速攻で帰宅してから何ヶ所も電話をしてみたが、軒並み予約ズミ。既にへこんできた・・・。 いつも練習場を血眼になって探してくれる愛称Hサンにこのことを告げなければならないと思うと、非常に気が重い(といいつつも、既にメールはしてありますが)。どなたか、いい場所、ご存じないでしょうか?都心に近く、かつ安いところ・・・・。はぁ。
2001年09月26日
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聖徳太子が、超常力者であり女性を愛せない人物だったら・・!ショッキングな内容でありながら奥深い洞察力と想像力で読むものを引きずりこむ、今なお名作の誉れ高い漫画『日出処の天子』(山岸涼子作)を読み直し、改めて内容の濃さと素晴らしさに感動してしまった。 この作品に出会ったのは中学生のとき。あまりの素晴らしさにぐいぐいとのめり込み、最大のクライマックス、厩戸王子と蘇我毛人が訣別するシーンでは号泣し、一晩中泣き明かした記憶がある。以来この作品は私のバイブルとなった。折に触れては読み返し、未だに一人でうるうるしていたりもする(成長がないという話も)。 山岸さんは、梅原猛氏の野心作『隠された十字架』での「法隆寺は聖徳太子の怨念を鎮めるために建立された寺であった」という大胆な仮説に着想を得て、この作品を書き上げたと仰っている。ただでさえ「法隆寺ってそんなコワイお寺だったの?」と思いつつも、その禍々しさ故に私にとって最大に美しい寺院となった法隆寺を紹介してくれた『隠された十字架』をヒントに、超常力者であり、それゆえに母親からの愛を得られることが永久にない孤独な魂の持ち主として、壮絶なまでの哀しみと残酷さが同居した聖徳太子を書き上げたのは、まさに山岸涼子その人こそ神懸りとしか言いようがない。 神童と崇められ、日本で初めての憲法を制定し、天皇の中央集権国家の礎を築いたという偉業ばかり(旧一万円札でもお馴染みでしょう)がクローズ・アップされ、実際には非常に謎の多い人物である。厩で産まれたという聖徳太子は、さしずめ日本版イエス・キリストとも思える。彼の子孫は3代目までで全て滅亡したという血塗られた家系でもあり、そういう事柄が、この『日出処の天子』を読むと、ひとつひとつ納得させられてしまう。よくよく考えてみると、ほぼすべては山岸さんの頭の中で産まれたことであるのだが、読んでいる最中はそんなことお構いなし、とにかく聖徳太子の孤独と哀しさに埋もれた生き様に共感と憐れみを抱いてしまい、これこそ究極の聖徳太子の伝記である!と思ってしまう。 古代日本史の入門としても適切(ちょっと偏っているかな)。興味のある方は、是非是非ご一読願いたい。追)本当はこの漫画に関しては、色々なことを色々な切り口で書けるほどこよなく愛しているのですが、詳細について語ることは泣く泣くやめました。ああ、誰かとこの感動を分かち合いたいよぉ。
2001年09月25日
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20世紀は本当に終わったんだな、と訃報に接して思った。ヴァイオリンに限らず私たにとって巨匠と呼ばれる演奏家は、ほぼ鬼籍に入っている。指揮者でいえばカラヤンが亡くなり、バーンスタイン、ショルティと来たとき、明らかに時代の流れを感じたものだが、スターンの場合は、また違うものがある。もう本当にこれで20世紀は本当に終わったと強く思う。 スターンは数年前に映画「ミュージック・オブ・ハート」にも出演して、プロ顔負けの自然な演技と健在な演奏振りを見せて楽しませてくれたし、その映画からも彼の人柄が伺えて、巨匠たるものこうあるべし!という思いを抱かせてくれた。湾岸戦争時のイスラエルでのコンサートでは、聴衆が攻撃を恐れてガスマスクをつけていたのに、演奏する本人はマスクなしで登場し、見事弾ききったという。ユダヤの血を持つ彼の思いなのだろうか、それとも一演奏家としてのプライドなのかわからないが、どちらにしても、演奏家というより芸術家、芸術家より巨匠と呼ぶにたる素晴らしいヴァイオリニストだったと思う。 今晩は、哀悼の意を込めて、彼の弾くベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を聴き直そう。
2001年09月24日
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今日のムシカの練習も弦だけだったけれど、ムシカの団員で現在は東北のプロオケで活躍しているN君がわざわざ駆けつけ、練習を見てくれた。 流石彼の言うことは私たちにとって非常に有益であり、独善的になりやすいアンサンブルをいかに纏めるかという点での示唆が素晴らしかった。私も「顔を洗って一から出直して来ます!」などという殊勝な境地に立ったりしたものだが(周りからは「どうしたの?」と言われた。失礼なやっちゃ)、なによりも、彼がプロとなってからの数年の間に、大きな成長をしていることに私としてはとても嬉く思ったことが一番の収穫であったかもしれない。 この10数年、最近は離れているものの、半ば姉・弟のように共にムシカで苦楽を共にしてきたN君、これからもますます素晴らしいプレイヤーになってほしいな。頑張ってね!応援してます。姉は。
2001年09月23日
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ムシカで弾いてはいるものの、家でまともにさらっていない私。今日は2時間ほど時間がとれたので、ベートーヴェン「田園」と右腕の基礎練習をやった。 オケで弾いてばかりいて自分でやらないと音は荒れるし、基本的なテクニックが崩れていく。最近自分の技術が落ちていくのが気になってはいたが、それを食い止めるには練習するしかない。ベートーヴェンを弾いているうちに、移弦の際のでこぼこや手首の返しの拙さ、音の均一さ加減が気になりだし、いっそのことと思いセヴシックの右手用エチュードを取り出してみた。しばらく色々こなしているうちに、だんだんと右上腕部の筋肉が痛くなりだした。これは明らかに練習不足の証拠。毎日3時間でも弾いていれば上腕筋肉は鍛えられ、筋肉痛になる筈がない。日頃の怠惰を悔やみつつ、30分も続けるうちに力も抜けボウイングも安定してきて、身体の感覚が戻ってきた。戻ってきたところ、試しにモーツァルトを弾いてみたら、楽に軽く動いてくれた。この効果に吃驚! ヴァイオリンというと、皆左手のテクニックばかりを気にする傾向が強いが、本当に大切なのは右手だと私は思っている。右手・右腕の動きによって、音色とニュアンスが作られる。表現力の7割は右手に依存しているのだ。これから毎日30分でも右手のエチュードを練習すると決めた!が、果たして続けられるのか・・・な。
2001年09月22日
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前から思っていたことがある。私には母性本能があるのだろうか?というのは、正直なところ子供(とくに幼児)への接し方など全くわからないし、レストランや電車の中でじっとしていられず大騒ぎしている子供を目にすると、逆に嫌な気分になったりしていたからだ。だから私は「子供は苦手」と思っていた。だが、子供は苦手=母性本能がない、という訳ではないことに最近気づいた。 夏休みに母の従姉妹が彼女の子供2人を連れて我が家に遊びに来た。5歳と2歳だから、面倒だ、なんて思っていたが、いざ対面してみると、なんだか、かわいい。苦手だったはずの「子供用言葉遣い」もなぜか出来ちゃう。どうして????それよりも、私の中にぐんぐんと急加速度をつけて膨らんでくる暖かい気持ち、子供へのいたわりというのだろうか、この気持ちが大きくなって私を満たしてくれたことに自分でもびっくりした。これは新しい自分の発見だった。もしかして、この私にも、母性本能は、あるのだろうか? ミレニアム・ベビーを持った友人が数人いるが、彼女たちは本当に子供を愛している。子供を眺める眼差し、子供について話すときの熱、その姿から、無私の愛を感じる。それは子供を持たない私にとって、あまりにもまぶしくて神々しいものでもある。 その「人間菩薩」の一人から昨日いただいたメール。思わず涙が出てしまった。子供を愛するってこういうことなのだ、と。 『朝から晩まで「かーしゃん、かーしゃん」って呼んでだっこしてとか本読んで~なんていってくれるの今だけだものね。さすがに朝の5時から「おにぎ(おにぎりのこと)おにぎ」と言われると寝たふりしちゃうけど(笑)。にこにこ笑って走ってきてムギューとかしてくれると「愛おしい」って思います。幸せなことだよね。』 毎日の生活の中にこそ見える、親子の愛。私も自分のすべてを注げる子供が欲しいと、ふと思ったりした。
2001年09月21日
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またまた凶悪度4のコンピュータ・ウィルスが発生して流行している。最近のCircumといいCodeRedといい、会社のシステムを止めざるを得ない状況にまで追い込む悪質度の高いウィルスが最近多い。ウィルスを放つ方は限りなく愉快犯に近いと私は思っているのだが、それを受け取る方は限りなく不愉快に近い。 私の自宅のPCは無防備なことに、半年前にOEMで入っていたVSなるソフトが期限切れになり、それ以降ウィルス対策ソフトをインストールせずにこれまで過ごしてきたのだが、これまで事なきを得ていたのはきっと運が良すぎたのだろうと考えを改め、昨晩NAVをダウンロードしてきて早速スキャンしてみた。そうしたら、なんとウィルスに感染したファイルが一つ見つかったではないか!早速NIMDAにやられたなと半分ワクワクして調べてみたら、随分前に流行したHAPPYだった。今頃になって、このウィルスをみつけたところで何の感動も新奇さもないが、ウィルス対策ソフトをインストールしていても、パターンファイルをまめに更新しなければ何の意味もないと漸く悟るに至った。 今度こそ、きちんと更新するぞと決意したものの、いつまで保つのやら。このアバウトさ加減は、凶悪ウィルスに感染して大切なデータが全部吹っ飛ばない限り改められないのかもしれない・・・。
2001年09月20日
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先々週の金曜日に親知らずを抜歯し、その後痛みがひどいとのことをこの日記に書いたが、その後の経過をまだお知らせしていないことに気付いた。そんな話聞きたくない!という向きもあるかもしれないが、数人の方から問い合わせ?があったので、現状をご報告することにする。1痛み:だいぶ引きました。ただし顎を開けたりすると痛くなります。あとなぜか右の下顎付近にしこりが残っていて、そこを触ると痛いです。打撲したような感じ。顔洗うのも若干苦労しています。おかげで右側だけにきびができちゃったよぉ。にきびじゃなくて、吹き出物だって?失礼しちゃう。2開口度:数日前までは指2本分は入りませんでした。今日はなんとか2本分開くようになりました。そうやっている自分を鏡で見ると、まるっきりのあほです。3腫れ:ほとんど目立たなくなりました。1の痛みで書いた右下顎付近にまだしこりがありますので、よぉぉぉく見ると、左に比べて若干腫れています。でもわからないってみんな言ってくれます。4気になる傷跡:まだ抜糸していません。本当は昨日の朝1番で抜糸する予定だったのですが、仕事の都合で行けませんでした。今日初めて、口を大きく開けて指でぐわっと押しのけて傷を見てみたら、黒々とした縫合糸が。どうも返し縫いのように見える。ううむ、あの若先生は、もしかして家庭科のプロなのか? 1センチ弱くらい縫ってありました。なんだか変な感じです。もしかしたらここ糸とれちゃったの?と思われる部分は白くなっています。インターネットで調べたら、どうもこの白いものはカサブタのようです。変なの。カサブタに見えない。 我慢できなくて、思わず縫合している部分をぐにっと指で触ってしまいました。そしたらズキズキしてきた。どうしよう。順調に治癒していた部分を、もしかして・・・・・・???と非常に焦ったLYNNでした。
2001年09月19日
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今日は妹の初公開授業だった。聾学校の高等部で外国語を教える彼女は、つい1年ほど前まで手話などまったく出来なかった。が講師の紹介があり、それを引き受けてからは自力で手話を学び、今ではある程度の通訳も出来るようになった。そんな彼女の頑張りに日頃密かな尊敬を覚えている毎日である。 そして今日の公開授業。彼女にしてみれば、人身御供とおぼしき状況での生まれて初めての経験であり、さらに手話で英語を教えるという難題に面して、この2週間というものの指導案をまとめ、何度も練り直していた。昨晩などは調子が悪いとぼやいていたと思ったら、「実は熱があるんだよね」と言っていた(これが知恵熱であるかどうか、私にはわからない)。 この1年、いろいろな生徒たちと触れ合ったことは、彼女にとって素晴らしい体験だったろうと思う。彼女の話す学校の様子に耳を傾け想像するたびに、一生懸命に生徒たちに接する妹の姿が浮かんでくる。 このところ教師による問題や事件がクローズ・アップされているが、これは何も今に始まったことではない。教えるということ、生徒と接すること、教育という場は瞬間瞬間が真剣勝負。生徒は教師あってこその生徒であるが、教師もまた、生徒によって教師たらしめられるものである。この認識を捨てた教師は、すでに教師ではない。我が家系には右を向いても左を向いても教師が多いため、その感をますます強くするこのごろであるが、妹の真剣な姿に、また真剣に生きている彼女の生徒たちの姿が重なって見えてくるようでもある。
2001年09月18日
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度々次回演奏会の選曲について言及しているが、そろそろ固まりつつある。いくつかの案をプログラムの形にしてメンバーに諮るのだが、これが大変。考え出すと、頭の中がウニになる。私は弦楽器なので、ロマン派以前の作品をアンサンブルを磨きながら基礎をがっちり固めた演奏をしたいという傾向もあるため、管楽器、特に金管楽器との折り合いをつける努力が必要とされている。 シューマン等の名曲も捨てがたいと思う一方、これまでブラームス、ベートーヴェンと続いてきたから、近・現代の曲もとりあげなければとも思う。とはいえ、ムシカは、近・現代の作品を積極的に取り上げてきたオケであるから(日本初演がいくつかあります!)、ロマン派ばかりという訳でもないのだが。 ムシカの演奏能力の向上と、団員皆の幸福(?)のための最大公約数的な良質なプログラムを組みたいのだが、曲を調べる時間も聴く時間も限られている。一日が36時間欲しいと思うこのごろである。
2001年09月17日
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今日は管楽器をお休みにして弦楽器だけの練習にした。レーガーもやめてベートーヴェン2曲のみ。 はやりベートーヴェンは恐ろしい作曲家であると改めて痛感。ただ弾いているだけでは曲にならないから。各パート毎がそれぞれまとまって初めて和声に聞こえる。それもただ合わせるだけではなく、発音の仕方、音の種類などにも気を使わなければならない。それを自覚して演奏できるかどうかが、分水嶺となる。 プロとアマの差はそこにあるのだろう。個人のテクニックはもちろんのことだが、それに加えて、各パートの音のベクトルが限りなく全員一致しているのがプロの演奏だと思う。一致していれば、無理に音を大きくしなくて、十分に通る音になる。それがたとえフルオケ、フォルティシモ・テュッティであったとしても。ムシカのヴァイオリンもかくありたいものだ。それには、まず練習。整然として、均整のとれたベートーヴェンのために。 それにしても今日は疲れた。10時前から銀座のヤマハと山野楽器を往復し、スコアコーナーの前に座り込みいろいろ調べてたから。店員から見れば、とても怪しい人だったに違いない。CDコーナーに行っては、交響曲と管弦楽曲のところだけ何往復もしてたし。選曲って疲れるものです。こんなに体力勝負だとは思わなかった・・・・・です。ハイ。
2001年09月16日
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とうとうアメリカ・タリバン双方から「聖なる戦(ジハード)」という言葉が出てきた。かつて「聖戦」といえば、宗教的価値観の異なるもの同士の覇権争いであったと解釈しているが、今回の事件は格別宗教的価値観の違いがあったと思われるものでもなく、ましてやアメリカは特定の宗教を代表している国家でもない。何をもって聖戦とするのか? ビン・ラディン氏はアメリカの一極集中支配を阻止すべく若いテロリスト達を養成し、テロ行為に命を差し出すことを「殉教」と教育しているようだが、なるほど世界統一を目指す「アメリカ教」に対する「イスラム教」の戦いであるとすれば「聖戦」にもなりうるし、今回テロで自爆していったテロリスト達の行為は聖なる「殉教」になる。 また、今後アメリカの報復攻撃次第ではタリバンそのものの壊滅の可能性も高いと言われている。バーミヤンの大仏破壊などその過激さで知られるタリバンは、幾つかに教義が別れるイスラム教徒の中でも、ある意味純血種ともいえる。彼らにとって、ムハマンド時代の黄金期の再現を守りきろうとする「聖戦」は、まさに今、この戦いなのだろう。
2001年09月15日
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アメリカのロー・ファームを舞台に、徹底的に法律人種のあざとさ、おかしさ、愚かさ、素晴らしさを描き出すジョン・グリシャムといえば、アメリカでもベスト・セラーの常連作家である。彼の最新作『路上の弁護士』を読んだが、これもまた興味深い作品だった。私は最も『依頼人』が好きであり、これはひとえにグリシャム作品の中では数少ない女性弁護士が主人公であり、彼女が徹底的にFBI捜査官をやっつける場面など、女でも十分戦えるということの証明のようで、スカっとするからでもある。 今回の作品はタイトルから推察できるように(原題は『The Street Lawyer』)、アメリカで深刻な社会問題となっている路上生活者専門の弁護士の活躍の記録である。主人公の青年は巨大法律事務所で出世街道まっしぐら、多忙の余り家庭を疎かにしたつけがまわり、外科医の妻とは離婚寸前。ある日事務所を襲った路上生活者に人質として拉致され、その事件を契機に所属する事務所の巨悪を発見、ついには地位も金も捨てストリート弁護士となり、悪を挫くというストーリー。話し自体はシンプルなものだし、巨大事務所をやっつける若き弁護士という構図は『レインメーカー』でもお馴染みだが、筆致が軽く、路上生活者の苦しい日常を描きながらも重さを感じさせない。とはいえ、路上生活をなんとか脱出して手に入れた簡易アパートを違法に追い出され、厳寒の中、車で暖をとるつもりが一酸化中毒で死亡してしまう、若きシングルマザーとその子供達の死がアメリカの底辺層の惨めで苦しい生活を見事に描いている。その死がきっかけとなり、主人公も事務所もすべてが動いていくことになるのだが、その大きなうねりが、人種のるつぼであり人々のバイタリティに満ち溢れるアメリカという国のパワーと複雑さを象徴しているようで面白い。 弁護士を志すものならば、一度は「世のため人のために働きたい」と熱い思いを抱くのだが、すぐにそれを忘れ、金と地位におぼれていくというメッセージを送り続けるグリシャムの作品は、いつも若々しい希望と大志に溢れている。常に私に勇気を与えてくれる、貴重な作家だと思っている。
2001年09月14日
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私も莫迦だな、と思う。一昨日に起こった例のテロ事件に対する自分の考えをメールでやりとりしているうちに、ちょっとずつ糸がもつれはじめ、最終的には決裂してしまった。日頃とても仲の良い友人であっただけに、ショックは大きい。その余波でこの日記も、昨晩のうちにアップできなかった。精神的な疲れの余り早くにやすんでしまったから。 いかなる場合でも、TPOというのは守られるべきだと、反省している。・・・今日も一日、元気出して頑張ります。
2001年09月13日
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世界を震撼させるとは、まさにこのこと。「これを戦争だと思うか」という問いに、アメリカの多くのひとが「戦争行為だ」と答えたという。真珠湾攻撃以来の「奇襲」でもあるとも。4人に一人が「(犯人が特定できなくても)直ちに報復すべきだ」とも言っている。いったい、特定できないのに、誰に対して報復をするというのだろうか? もちろん、「被疑国」である。 考えてみればアメリカは湾岸戦争を行い徹底攻撃し、またその昔ベトナム戦争ではベトナムで虐殺をおこなっている。どちらも「正義」という名のもとに。それでは今回の事件を起こしたテロリスト達にとっての「正義」はなかったのだろうか? 無いはずがない。彼らにとっての「正義」がなければ、我が身を犠牲にすることなど、不可能だからである。大国は常に勝者である。勝者であるが故に、その正義は「人道的」とすり替わりやすい。所詮テロリストの正義など、「非人道的」である。そういうアメリカの声が聞こえるようでならない。 私はこの世界が真に平和な世界になるようにと祈らずにはおれない。エゴイズムむき出しの国家の姿を見るにつれ、悲しみと諦めとを感じる。それはあまりにも私たちの日常の姿と酷似しているからだ。私たちは国家の、そして世界の縮図。家族を愛し、友人を愛し、隣人を愛したい。それが平和の礎となるならば。
2001年09月12日
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選曲に候補を出すため、色々調べている。パーカションが少ない(ティンパニのみ、もしくはそれに準ずる程度)、ハープなし、かつ管楽器派手めの隠れた名曲、これらの条件に合致した作品が少ない。前・中候補なのだが、そうなると更に少ない。あああああ、どうしたらいいんだぁぁぁぁぁあ!
2001年09月11日
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なんて書くと、ニュースや新聞の見出しのようである。さて全米オープンテニス女子シングル、注目の姉妹対決はやはり姉のヴィーナスが優勝。私としては、決勝戦でウィリアムズ同士というのは緊張感にも欠けるような気もしており、ヒンギスもしくはカプリアティどちらかが決勝に残ってもらったほうがワクワクしながら見られたと思っている。おそらくアメリカの聴衆も同じような考えだろう。 とはいえ、毎日顔を合わせ、一緒に練習している姉妹の対決というのは、その血の濃さ故に、他人同士の対戦よりも一層激しいものなのではと推察する。特にスポーツといった競争の世界では、相手が誰であろうとライバルはライバル、うち倒さなければならない敵な訳だ。 私には妹がいるが、まだ妹をライバルと見なすような場面には遭遇していない。お互いに趣味も領域も違うし、それぞれの能力を競う場面を同じくすることは殆どないからだ。もし私が昨日のウィリアムズ姉妹の境遇であったら、おそらく試合では彼女たちと同じように戦うだろうし、それが当然でもあると思う。だが幸か不幸か、私たち姉妹はそうではない。日々仲良く助け合っていることが最大の満足であるし、また将来お互いに別々に暮らすことになっても、いつまでも仲の良い姉妹でいたいと思うだけである。 ……でも同じ男性を好きになってしまったら…と考えると、………迷宮入りですな、これは。
2001年09月09日
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昨日の親知らず抜歯後の激痛。朝起きてみたら、片側だけ顔の輪郭がベース型に。妹が言うところの「オノヨーコ状態」だそうな。確かに鏡で見てみると、半分だけ違う人の顔みたいだった。変な気分。 居てもたってもいられず、17時20分の歯医者の予約を強引に11時に変更してもらい、消毒に。顔を見るなり「あああ、腫れちゃいましたねぇ」と先生。こっちは余り痛い痒いと大騒ぎしたら恥ずかしいと思うので控えめに痛くてたまらない旨を伝えるものの、内心「もっと大袈裟に言ったほうがいいのでは」とも思ったり。とはいえ、親切に看て下さる先生、消毒後も、何故腫れ上がるのか、消毒はどういう風におこなうのか、丁寧にレクチャーしてくれた。こういうのをインフォームド・コンセントというのだろうと、一人で納得しているくらい、いつも親切・丁寧な若先生であった。 消毒の甲斐あって、午後一番に飲んだ痛み止めが初めて効いてきた。昨日は半ば朦朧としていた意識が、清明になってきたのだから、ありがたい。「もし痛みが続くようでしたら、もう一度夕方来て下さい」という先生の親切な言葉に甘えて、またも17時に押し掛けて消毒していただいた。これで次の消毒の予約までの間、日・月曜を安心して過ごせるというものである(先生、本当にありがとうございます)。 今日は痛みと格闘することなく眠れるのだ!明日の朝7時からは、テニス全米オープンの女子シングルス決勝の中継があるし、ムシカの練習もあるしで、明日からエンジン全開!(となるといいなと、希望的観測。)
2001年09月08日
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今日は右下親知らずの抜歯をした。水平に生えており、また歯の根が顎の骨を挟んでいるらしく、切開をした上で、顎骨を削り、更に歯を分断して取り出すしかないとのこと。おかげで、今は宍戸じょー状態で、痛み止めを飲んでも激痛が収まらず、意識朦朧。今晩眠れるのだろうか・・・・・。顎だけでなく喉やリンパまで腫れていて、口をきくことは勿論、顔を動かすのもつらい。・・・・・・今も激痛が・・・。ああ、もうこれ以上キーボード打てません。早く治りますように。
2001年09月07日
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今日から会社が4連休。なのに出勤。展示会のパネル作り。フォーマットはほぼ出来ているから中身を埋めるだけだが、部門から出してきた原稿が、もういい加減!!!怒!!!!もっと真剣にやれー!!と思ってしまう。今日購入した本。『経済のニュースが面白いほどわかる本(日本経済編)』中経出版。経済というのは私の苦手分野の一つ。これまでよく理解できていないことすら無視してきたが、どうにもわからないこと自体が気になる。ので、少し勉強しようと思い購入した。半分ほど読んだが、講義口調で書かれていることもあり、極めて易しい。するすると頭の中に入ってくるので、オススメである。もっとも、私ほど経済のことが分かっていない大人もあまりいないだろうから、おすすめしたところで、無意味・・・・・か?
2001年09月06日
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