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土曜日、いろいろな用事があったので午後からでかけた。夜にはリサイタルに行く予定だったのでニットのロングスカートを着用していた(一応ちょっとしたおしゃれのつもり)。そのスカートはジャケットと同素材なので、いわゆるツーピース。裾15センチの部分には、ダイヤ柄で合成皮革と刺繍があしらってあるのがポイントだ。 東京駅近辺で大事な用を足し、ほっとしながら地下街でコーヒーを飲んでいたとき、ふと足許を見やると、なんと裾の合成皮革と刺繍部分が20センチ以上破れているではないか!!!!破れているだけならまだしも、その部分は本体のニット部分と縫いつけてあるだけなので、破れた分は垂れ下がっている。くるぶしまである長さだったので、階段を上るときに、きっと踏んづけたに違いない。今からリサイタルで大事な方にご挨拶せねばならないのに…連れとしばらく言葉もなく、破れた部分を眺めていたが、このまま歩きまわるわけにも、いくら私といえど出来る訳はない。なんとか応急処置をしなければ。 幸い地下街にいたため、薬屋か文房具屋があれば、なんとかなると考えた。すなわち、絆創膏か紙テープ、セロテープがあれば良いわけだ。近くに薬やがあっため紙テープを購入し物陰でおもむろにスカートをまくり(といっても膝下ですから)、べたべたと貼り付ける。見た目は完璧だった。 安心して上野に向かい、奏楽堂に行くべく上野公園内を歩いていると、すれ違ったおばさんが私の足許を見ているではないか! おそるおそる下を向いてみると、またとれている!!! しかも拡大しているうえ、無惨な紙テープの残骸が付いている分、修復前より無惨といっていいほどだ。 上野公園というだだっぴろい、しかも花見で人が沢山の場所を堂々とスカートが破れたまま歩けるほど、厚顔ではない。仕方なく連れを盾して歩くことにした。右斜め45度ほど後方を私が隠れるようにして歩くと丁度良いことがわかったので(こんなこと発見してどうするんだ)、しばらくそうやって歩いてみる。なかなか具合がよろしい。 漸く奏楽堂に到着し席に座り修復作業を、また試みる。破れた部分の重みにテープが耐えられなかったのだろうから、上のほうまで長くテープをのばせば大丈夫だろう。またもや席でスカートをまくりベタベタとやってみる。 まあこんな具合で、帰りもなんとかその状態を保つことができた。私は大股で足を前方にけり出すように歩くのがクセなのだが、それも崩壊の一因だったようなので、着物を来たときのように、小股でちょこちょこと歩いてみる。「おしとやかで女の人みたいだ」と言われたが(すごい失礼)、かなり歩きにくいし、普段の自分ではないような感覚だ。歩き方で性格が変わるかもしれない。 またもや「やってしまった」lynnでした。
2003年03月31日
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年が明けてから多忙になり、それに伴い楽天にかける気力が失せ、ついつい更新も月1回のペースになってしまった。いつも訪れて下さる方々には申し訳ないと思いつつ、どうにも腰があがらなかった。更新する気力が失せるということは、周りの出来事に対するアンテナが低くなるということらしい、自分の場合。だから更新をしなくなってからの私は、明るさも解放された雰囲気もなかったかもしれない。 さて、ようやく少し気持ちが落ち着いてきたので、再びまめに更新できるように頑張りたい。勿論無理は禁物だから、自分のペースは固持しながら、以前のように周りのことへのアンテナを少し高くしつつ、有意義な生活を送りたいものだ。 皆さん、これからもどうぞ宜しくお願いいたします。簡単ですが、今日はこれまで!
2003年03月27日
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池波正太郎ファンの私。数年前に「剣客商売」のおもしろさに惹かれ、同シリーズを飽きもせず何度も読んだ。おかげでテレビドラマでの科白と小説での科白の相違も、わかったりする。 その後は「藤枝梅安」に手を出し、さていよいよ「鬼平」という段になり、はたと手が止まってしまった。「鬼平」に手を出したら、今度こそ後戻り出来ないのではないか?と不安になったからである。どこに後戻りするのかというと、特に大した戻る場所もないのだが。 その不安から、「鬼平」より敢えて遠ざかること、一年半。「鬼平」の存在を忘れかけていた昨日、ぶらりとストレス発散にと立ち寄った本屋で「鬼平」を目にしてしまったのだ。色々忙しく、むしゃくしゃしていたときでもあり、久しく本を読んでワクワクすることに飢えはじめていたときでもあったのだろう、すぐさま第1巻を手に取りレジに直行。帰りの電車の中で夢中になって読みふけった。 池波正太郎の小説の良いところは、主人公が、ただ清廉潔白なだけではないことだ。秋山小兵衛にしても、藤枝梅安にしても、長谷川平蔵にしても。若い頃に失敗や放蕩を経験して、酸いも甘いもかみ分けた、人情みあふれる人間へとなってゆく。それが私には、たまらなく魅力的だ。世の中の物事を心得、自分なりの真実というものを得ようと思ったら、清潔なだけでは難しいと、私は思う。 さて文庫本で24巻まである「鬼平」、いつ読了するのかしら。長い目で楽しもう。
2003年03月26日
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私は香りモノがすきだ。日本古来の香道にもかつてはまり、高校の制服を香木(しかも伽羅)で焚きしめたこともある。もっともこのときは香の加減に失敗して二度とやるもんかと固く誓ったのだが。2年前にマイ・ブームだった中国・台湾茶も何が愉しいのかというと、聞香杯に輪のように溜まっていく、かぐわしい花のような香りの移り変わりが素晴らしいからである。そして、いま楽しんでいるものは、もう世間としてのブームは過ぎ去ったと思われるアロマテラピーである。 香りと効能が組み合わさったアロマテラピーは、実に面白い。数年前にイギリスの企業から何種類もの精油を取り寄せて様々な形態で試してみたのが始まりだった。ホホバやアプリコットカーネルなどのキャリアオイルに好きな香りや求めたい効能の精油をブレンドして、用途別マッサージオイルにすることはもちろん、海塩に精油を混ぜてバスソルト、コスメティクス基材にブレンドしてフェイシャル・クリームや打ち身用クリーム、更にパック、無香料シャンプーやボディーソープに混ぜてアロマ・シャンプーなども作っていた。一度自分の中でブームになると、とことんやめられない性格なのであることに加えて、ただ香りが良いだけではなく、目に見えたり体感できる「効果」が付随してくる、一粒で二度美味しいこの趣味は私にぴったりだった。 ムシカの演奏会直前、ホテルに宿泊していた私が、練習に出かける前にお茶を飲もうとしたところ、手許を誤り膝から下15センチほどに熱湯をしばらく注いでしまったことがあった。フロントに電話しても火傷の薬はないと言われ、そうしているうちに激痛が襲ってくる。仕方なくシャワーで冷やしたのちに、たまたま持参していたラヴェンダーの精油を数時間毎に塗り続けたのだが、その後水ぶくれになることも痕になることもなく治ったのは、やはりラヴェンダーの殺菌・消毒作用のおかげだったと今でも思っている。 とはいえ、飽きが来ることもある。ここしばらくは精油たちのことを忘れていた。とはいえ上記のような体験があるので、風邪を引きそうなときにはティートゥリー、眠れないときにはラヴェンダーなどで芳香浴程度はしていたが、最近再びどっぷりはまることになった。そのきっかけは…脂肪である。寄る年波に勝てず、腹部の周りには年々脂肪が増えていく。日々少しずつの蓄積なので、それほど危機感を感じないでいたが、先日無残な現実に気づいてしまった。これでは、まずい。いくら無頓着な私でも流石に焦る。そこで眠っていた精油たちをフル活用して、脂肪・セルライト対策用のブレンドを作って試してみることに決めた。 精油はサイプレスとローズマリー、グレープフルーツなど浄化系精油をその日の気分で組み合わせ、それらにローズやネロリの良い香りのものをブレンドする。結果は、おそらくすぐには出ないだろうけれど、開始して一週間弱、少しすっきりしてきたようだ。 外は花粉が舞い散る季節。花粉症にはユーカリやペパーミントが効果的と言われている。お困りの方は、是非お試しを。
2003年03月11日
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