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レストラン・ウェディングの良いところは、衣装の持込が無料であること。だから、制限などを気にせずに、納得の衣装選びができる。 2月上旬から、レンタル・ドレス・ブティック調べを始めた。和装もしないので、お色直しはゼロ、つまり一着のドレスで最後まで通すつもりであった。おまけにリーズナブルであることが、必須条件。たった数時間しか着ないものに、何十万円もかけるつもりは、さらさらなかった。 母と地元のエメに、まず行ってみた。そこはセルドレスがメインだったけれど、エメは割合に安い。15万円前後でセルドレスが買える(小物を入れると20万は越すが)。まず試着して感じたのが、「お、重い…」。生地のせいなのか、パニエをつけてみると、肩にドレス全体の重みがずっしりとかかり、軽々と歩くのは無理そうだ。一日の披露宴だから(二部制にしたので)、これでは終わる頃には疲労困憊してしまう。それに、装飾は華美で一見豪華だが、素材はポリなどで、良く見ると、美しくない。大きな会場だったら見栄えがするかもしれないけれど、小さなレストランだから、素材と仕立てとデザインが重要だと感じ始めた。 次に、四谷のブティックに足を運んだ。そこも10万円で小物も含め一式レンタルしてくれる。安いけれど、レンタル品はサイズ・オーダーと同じものなので、品質はそれほど悪くないはずだった。数点試着してみた。写真も撮った。そこで感じたのだが、やはり素材と仕立てとデザイン…。エメのものよりは軽く仕上がって上品ではあった。デザインも悪くない。気にいったものもあった。けれど、やはり何かが足りない。これまで見てきた中で、まずデザインが気にいらない。だいたいにおいて装飾華美であり、シンプルな美しさに欠ける。スパンコールやビーズ、ラメに頼らないものがいい。素材も、ポリエステルでは安っぽい。そして仕立ても、なんとなく雑な雰囲気が漂う。 大切な一日のために、丁寧に愛情を込めて創られたものを、わたしは着たい。 そう思い至ったとき、「フルオーダー」という言葉が浮かんだ。過去に何着かオーダーでスーツを作ったことがあるが、ドレスのオーダーがどんなものなのか、想像はつかない。でも、自分の好きなデザインで、好きなディテールで、納得した素材で…考えただけでも楽しい。当時婚約者の彼に作っても良いかと聞いてみたところ、納得いくようにしていいと言ってもらえたので、早速店調べをしてみたら、沢山の店があることがわかった。 オーダーは、とにかく高い。なんでもそうだが「誂え」は手間隙がかかるから、仕方ない。予想したとおり、予算外の店ばかりだ。だが、あきらめかけていたところ、ゼクシィかどこかのサイトで、「三河島にあるエンジェルキッスというお店では、レンタルと同程度の価格でありながら、フルオーダーができる」という情報をゲット!!!! 早速ネットで調べてみると…なかなか評判がよい。意を決して、メールしてみたら、一度おいでくださいとのこと。素材とデザインで価格が決まるというのだ。2月の上旬の日曜日、ムシカの練習の合間を縫ってお店を訪れ、希望のデザインの写真などを見ていただく。提示された価格は、レンタルと殆ど変わらない。そちらの先生のお人柄も信頼がおけそうだ。なにより「ウェディングドレスを作るのが楽しくて」という先生の言葉。私は、「この方にお願いしよう!」と心を決め、その場ですぐ予約金を支払った。 お店自体は、三河島の商店街の中にある。いきなりドレスショップがあるから、ちょっとびっくりしたが、お店の雰囲気はこじんまりとしつつも明るく、ご主人も素敵な方だった。たったお二人でお店を切り盛りされているところが、また素晴らしいこの先生と二人三脚で良いドレスを作っていけるだろうという期待は、なかなかに楽しいものだった。 都心の一等地にお店を構える、有名なデザイナーのお金のかかった誂えドレスでなくとも、「これがわたしのドレス!」と言える一着は、きっと一生の記憶に残るものだろうと、今、思っている。(ドレスつくりの詳細については、また後日、余力があったら!)
2003年06月25日
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さて結婚しようとなったとき、まず始めに結婚式をするかしないか、が話題になった。双方とも、一応したほうが良いという意見ではあったものの、彼は目立つことは嫌いだし、わたしも一般的な結婚式ではなく、美味しいレストランでのウェディディングが、前から憧れであったので、すぐレストラン・ウェディングに決まった。 場所は落ち着いた場所で、しかも華美でなく…レストラン・ウェディングの本を見ながらピック・アップしていくが、シェ・松尾、ミクニ、ラ・ロシェルなどの有名レストランや建物に凝ったレストランばかり目を惹く。女性のわたしは、写真を見ながら「わあ、素敵!」と思わず胸をときめかす。だが、よく見ていくと、どこも同じような感じに見えてくる。つまり、豪華で派手。広さがある。 よく考えてみたら、わたし達の結婚式は、親しい方をお招きして、食事をゆっくり楽しみながらひと時を過ごしていただくことが、最大の目標。虚飾もなるべく廃したい。それには、そういった有名どころや豪華な館は、そぐわない。見かけのもっと地味で、でも味が良く、こじんまりとしたレストランはないものか…。 視点を変えて調べてみたところ、90歳のゲストでもペロリと料理を平らげる、という触れ込みのレストランがあった。写真を見る限りでは、広さはないものの、こじんまりとしていて、スペースに振り回されずにパーティーが出来そうでもある。 予約を入れて訪れてみたところ、思ったとおり狭いけれど、雰囲気は悪くない。普通の店である。ウェディング・コーディネーターのSさんも、とても明るく素敵な方だ。希望の日程が空いていたこともあり、わたし達は、その場で仮予約をしてしまった。勿論、面倒臭がりのわたしが、会場調べに労力を使い果たして、それ以上考えるのが面倒だった…という理由もあったが。あとで聞いたところによると、試食もせずに予約をするのは、極めてめずらしいそうな。 後日試食に訪れたが、そのときはシーズンだったこともあり、トリュフ尽くしであった。オードブルに始まりメインまでトリュフがふんだんに使われていた。一回の食事でトリュフをこれほど食したことは、かつてない。最後には、「もうトリュフはいいよ~」と思うほどだった。ここのシェフが創るフレンチは、ソースに力がある。わたしは昨今の流行のフレンチより、こういった、クラシカルなフレンチのほうが好きなので、とても楽しめた。 あとは、ワイン。聞いてみたところ、披露宴では白・赤ともにコート・デュ・ローヌを出してくれるとのこと。リーズナブルな割りには飲みごたえがあるので、以前からお気に入りのワインであったものだから、これも安心。 そういうわけで、キャンセルせずに、このビストロ・ボンファムに決定した。式が終わった今、このレストランで挙式と披露宴をしたことは、大正解だったと思う。
2003年06月24日
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先週の日曜日、入籍しました。同日の昼間、赤坂のフレンチ・レストランで人前式と披露宴を行い、無事結婚イベントも終了。 会社は来週の金曜で退職。日曜に転居し、専業主婦としての本格的な生活に入ります。 楽天の皆様、これから環境も変わりますが、一段落したら、また日記の更新を頻繁に行いたいと思っております。変わらぬご指導を下さいますよう、お願い申しあげます。 結婚イベントの詳細につきましては、ぼちぼちと、記憶が薄れないうちに、まとめて行きたいと考えております。
2003年06月20日
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数週間後に引っ越しをするので、数日前から、荷造りを始めた。まず、不要品の処分からだ。今度の引っ越しは、なるべく荷物を少なくすることが目標。だから、着なくなった衣類の処分だけでなく、これまで買いためてきた本の処分もしなくてはならない。 私の場合、自分の持ち物の中で一番のウェイトを占めるものは、本だ。6年前に引っ越しをしたときも、随分本を捨てたり、古本屋に引き取ってもらったりしたが、この6年で、またかなりためこんでしまったようだ。次から次へと部屋から出される本が、いつしか堆く積み上げられていく様子を、両親ともに半ば呆れ顔で眺めている。 これも、私の一度買った本は捨てられない性分のせいだ。気に入った本は、何度でも読むし、何年も見向きもしなくても、ある日突然「あれもう一度読みたい」という衝動に駆られ、本を探し出すことがままある。だから、怖くて捨てられないのだ。だが、今回ばかりは、これらの本を全部持っていく訳にいかない。泣く泣く、最小限度までに持参する本を絞り込み、あとは家に保管しておくもの、処分するものにより分けた。 持っていくものの中には、以前この日記でも書いたことがある、山岸涼子の「日出処の天子」や手塚治虫の作品、それから12巻まで揃えた「鬼平犯科帳」シリーズ、各種外国語書籍や辞典、聖書など。あとは、ナボコフの名著「ロリータ」も忘れずに持っていく。 しかなく家に保管しておくものの中には、父の興味をそそられるものがだいぶあったらしく、「これはオレが読むんだ」と大切にしまっていた。でもきっと、お父さんがあれ全部読むとしたら、あと10年はかかると思うよ…などと憎まれ口を叩きつつ、処分する本をまとめる。 本には、なぜか私自身の歴史が投影されているような気がしている。だから、本を置いていくことは、とても辛いことだが、新しい一歩のためには、必要なことだ。これからまた、数々の本に出会うだろう。それを楽しみにすることにしている。
2003年06月13日
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ちょっと時機を逃してしまいましたが…今年のローラン・ギャロスは、盛り上がりました。だって、エナン(ベルギー)が優勝したのだもの。グランド・スラムの初V、しかもセミ・ファイナルでセリーナ.W、ファイナルでキムを破っての優勝。パワー系の彼女らに小柄な彼女がうち勝ったのだから、女子テニス界も少しは面白くなるかもしれない。 セミ・ファイナルの翌日は、セリーナがフランスへの観客への不満をぶちまけて、政治にもからめたような発言をし、由緒あるイギリスのインディペンデント紙やタイムズ紙でも、エナンが勝利したことがおかしい、というような論調の記事をサイトに掲載しており、私はそれを読みながら、かなり憤慨していた。でもこの優勝が決まったあと、両紙とも、エナンの薄幸な少女時代からここまで成長した軌跡を紹介し、その精神力の強さを讃えていたのだから、なんと言うべきか。 それはさておき、数年前から目をつけていた彼女が、21歳を迎えて早々の優勝。私は嬉しくてたまらない。ミセスになったばかりのエナンは、ローラン・ギャロスでは「マダム・アーデン」とコールされていたが、きっと彼女を支えている夫の存在が、この優勝をもたらしたのだろう。 ベルギーかフランスか、そのあたりの新聞サイトでは、彼女の夫が、ファイナルの朝に、妻に「今日勝っても負けても、僕は君を誇りに思う」と伝えたそうな。そして妻たるエナンは、「結婚が自分を強くしてくれた、コートで負けても、自分が喪うものは何もない」と語っていたとのこと。若干21歳にして、この境地。一年中世界を転戦し続けるハードなテニス・プレイヤーとして、これからがますます楽しみと言うほかはない。
2003年06月12日
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