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ここ数年、夏の間に体調を崩している。長引くわけではないけれど、胃腸をやられて一週間ほど、ぐつつく。昨年の夏は、妹と那須へドライブした帰り道、猛烈な胃痛におそわれ、文字通り這うようにして帰ってきた記憶がある。この記憶はかなり生々しく、仰向けになっても、横になっても、うつぶせになっても痛くてたまらない胃痛を思い出すだけで、げんなりする。 今年は通勤もないし、会社の冷房で冷えすぎることもないから、夏ばてにはならないだろうと思っていたが、甘かった。先週の土曜日、鶏の唐揚げと野菜の天ぷら(何という組み合わせ)を夕食にしたのだが、鶏の揚げ具合をチェックするため、夫と私で半分ずつ試食してみたところ、未だ完全に火が通っておらず、赤い肉汁がでてきていた。そのときは格別に何も感じず、よく火を通して配膳した。 そこまではよかった。食べ始めて数分たたないうちに、余り箸が進まなくなってしまった。訳はわからないのだけれど、野菜の天ぷらは進むのに、鶏に手をつける気がなくなってしまった。最近野菜好き(この理由は後日)だからかなぁと思っていたが、その更に数分後、急にトイレに行きたくなった。 要するに、食あたりだった。私がトイレから帰ってきてから数分後、夫も「やっぱり僕も変」とかいいながら、トイレに行った。そろいもそろって…。台所を預かる私は、食の安全には気を付けるのが役目の筈だったのだが、こんなことでは、もっとちゃんとしなければ、とトイレに向かう夫の後ろ姿を見ながら反省しきり。 その後私は、なかなかおなかの調子が復調せず、それをきっかけに、暑さから4日くらい調子をくずしてしまった。翌日のムシカの練習も行ける状態ではなく、お休みしてしまうていたらく(ちなみに夫はすぐ元に戻り、元気で練習に行った)。母とのデートもキャンセルして、漸く昨日から活動開始。でも胃の調子は万全ではない。 食物の扱いには十分気を付けているつもりだったけれど、まさか鶏肉にやられるとは思いもよらなかった。ほんと、気を付けなくちゃね。
2003年08月29日
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父は、自分で魚をおろす。おろしてみたいという気持ちも分かるが、彼の場合、おそらく友人の鮨職人からいただいた各種包丁を試すつもりが、魚おろしにはまってしまったのだろう。目的よりも、道具を愛しその道具を使いこなすことに快感を覚える、彼の男っぽい面の現れなのか。 嫁入り道具の一つに、父がくれた出刃包丁がある。小出刃に近い大きさなので、女性でも楽に扱える。凝り性の父が愛用していた品だから、手入れも行き届いている。結婚してからその出刃を使う機会はなかったのだが、秋刀魚や烏賊が安かったので、出刃包丁を試すのに良いチャンスだと思い、昨晩、初めて出刃包丁をふるってみた。 まず烏賊。烏賊をおろすのは初めてだったが、簡単だった(だって本の通りにやればいいから)。胴の部分を切り開いたとき、その切れ味に感動。足の吸盤もするする切れる。流石である。次に秋刀魚に挑戦。三枚おろしも初めてだったため、一匹目は一応おろせたものの、身がささくれ立ってしまい、失敗。二匹目は、一匹目の反省事項をもとにさばいてみたら、身も美しくおろせた。 こうやって魚と格闘してみると、実に面白い。面白いように切れる包丁があるからなのか、解体作業が好きなのか、わからないが、道具と対象物と自分の腕と、三位一体となった結果、綺麗にさばけると、快感だ。夜遅く帰宅した夫に話してきかせたら、「そういうの、大好きで楽しいでしょ」と言われた。きっと楽しそうに話をしたのだろう。 今度帰省したときに、父がもう一本大きい出刃包丁をくれる予定になっている。その包丁では、どんな魚をおろそうか、考えるだけでも、楽しい。
2003年08月22日
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今年の夏はうだるほど暑い日が全く少ない。どこかのんびり行こうかと話がまとまったとき、まず温泉に行きたいと考えた。2月に訪れた秩父の秘湯宿、そこしかない。 夫が夏期休暇として月曜から3日間を与えられたので、まるまる温泉に充てることにする。温泉宿に二泊。結構な贅沢である。車で行ったが、出発が遅れたので夕食の18時の少し前に到着。急いで一風呂浴びる。半年ぶりの宿だが、その静かで落ち着いたたたずまいは全く変わっていない。期待の夕食も、素朴で味わい深いものばかり。岩茸やあいなめ、いくら(イワナ)、辛くない青唐辛子など、素材を活かした料理もあれば、手の込んだものもあり、どれこもこれも飽きずに食べられる。あっというまに最後の雑炊まで行き着く。 そして温泉。嫌みとしつこさのない泉質が心地よい。何度入っても、ぐったりとした疲れを残さない。かやの木の香りも心身をほぐすのに効果的とか。一番安い部屋に泊まって12000円。とても安く感じる。 二日目の午後は、近所をドライブ。三峯山頂にある三峯神社に参拝。御朱印をもらい、もとの本殿を改装した喫茶店で、静けさの中、コーヒーを味わう。この神社への行き帰りの山道では、グルダのベートーヴェン、ソナタ集を聴く。32番の美しい音の重なりが、霧に煙った山道の蒼い美しさを、より感じさせてくれるようだった。 こうして短い夏休みは終わったが、静かな宿で静かな時を過ごすことは、やはり贅沢。明日から、また普通の毎日。
2003年08月20日
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一昨日、新居に越してから、初めて我が家に客を迎えた。まだ私の両親も来たことがないけれど、高校からの友人と妹(友人と妹もまた仲良しである)が、我が両親からの偵察という使命を帯びたのだろうか、わざわざ車で来てくれた。 たまたま主人も休みだったので、夫婦揃ってお出迎え。妹の誕生日が昨日だったので近所の有名菓子店で買い求めたバースデイケーキで、まずはお祝い。その後お茶などをお供におしゃべりに花を咲かす。その友人R嬢はSEをしているせいか(いや、もともとの性格だろうが)、さっぱりしていて論理的な性格だ。そんじょそこらの男性より、よっぽど男らしいところが私は大好きだ(その点、私も彼女に負けず劣らずだが)。そのくせ、ピアノは抜群に上手い。高校時代は、彼女とベートーベンのヴァイオリン・ソナタ9番(「クロイツェル・ソナタ」)を演奏したときなど、超絶ピアノをすらすら弾いていた。本当に、すばらしい。 勿論彼女と主人は殆ど初対面に近い。けれど二人とも飄々としているから、私が気を遣ってとりもつ必要など全くなかった。やることがないと落ち着かない貧乏性の私をダシに、二人で私をからかっていたのが、面白い。 夕食には、自家製うどんと中華風ローストポークなどを振る舞った。うどん担当は主人。パン焼き機で生地まで作れるので、あとは多少こねて切るだけだが、それが難しいらしい。一方私担当のローストポークは前日から下ごしらえしておいたので、オーブンで焼くだけ。わがままを言って買ってもらったデロンギのコンベクション・オーブンが大活躍。流石オーブンは違う。 二人ともものすごい勢いで食べてくれた。嬉しい限りである(いや、額に汗してうどんを切っていた主人を観たら、食べざるを得ないだろう)。デザートは二層式プリンになる予定だったが、上のゼリー層がゼラチンの扱いを間違ったかして固まらず、ミルクプリンのレモンソースがけになってしまった。それでも、一応美味しいといって食べてくれたのだが幸いだ。 彼女達を送り出しだのが21時過ぎ。たった6時間ほどの来訪だったが充実した一日だった。お客様をお迎えするのは大変だけれど、何を用意しようかと考えるのも、また楽しいものである。次は誰に来ていただこうか…思案中。
2003年08月15日
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あああ、辛い。どうしてこんなことになったのか…と簡単に後悔するものの、その後悔を忘れてすぐ犯してしまう過ち、二日酔い。 昨日、ムシカの練習の後、次回演奏会(10/26)の指揮者である小出さんと、ソリストのヴァイオリニスト、奥村智洋さんと、団員15名程度で飲み会を設定したが、私は、またもや飲み過ぎてしまったらしい。またもや、といっても、二日酔いになるのは、ほぼ5年ぶり(いや、もっとになるか)。そのときの二日酔いは、立ち上がることが出来ないほどの酷いものだった。だからその後お酒に対する恐怖心が先に立ち、量がすぎないように気を付けていた。 昨日の飲み会は、ちょっと特別だった。前述したように、小出さんがムシカにおみえになるのはほぼ1年ぶりであるし、それになんといっても! 素晴らしいソリストの奥村さんもご一緒なのだ。奥村さんは、ジュリアードを卒業なさって以降、アメリカで活躍なさっていたが、このほど我がムシカと共演してくださることになった。昨日はまだ練習も初期だというのに、お運びくださったうえ、様々な演奏上のアドバイスを下さった。 奥村さんの音は、素晴らしい。密度の濃いけれど、端正で不純物の全くない音色をなさっている。端正といっても、冷たさは全く感じられず、その音の中に、奥村さんご自身のお人柄が見えるような気がする。少しだけ不器用で、そしてシャイな(私の想像だけど)。少し弾いていただいたとき、思わずうっとりとしてしまったのは、私だけではないはず。不純物のない、と形容したが、これはものすごいことだと思う。 先々週の土曜日にNHK-FMの公開番組で奥村さんがヴァイオリンを弾かれたけれど、そのときの音色と、昨日直接聴いた生の音色は、全く違っていた。だから、余計驚いたのだ、私は。 そういうわけで、練習後の飲み会では、素晴らしい音を耳にした興奮が全く冷めず、奥村さんの飾らないお人柄にますます興奮し、ちょっとやりすぎてしまった。駅から歩くのも辛く、主人が楽器とともにタクシーにのせてくれたらしい(よく覚えていない)。 美味しいお酒と美しい音楽は人生の大きな楽しみではあるけれど…以後注意しようと固く固く再決心したlynnでした。
2003年08月04日
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