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講師走り回る師走…通常レッスンが終了しても、冬期講習、高校、大学受験、新年度の準備、と毎年大忙しの年の瀬に今年は、新教室開設の準備が加わり仕事と時間に追いかけられて、バタバタ気がつけば、このブログも10日以上放置状態に(TT)通常6年生は、教室で冬期講習を受けることになっており私が担当しているクラス以外の6年生たちは、26日から中高校生に混じって冬期講習を受けているのに私のクラスの6年生たちは口を揃えて「冬期講習より合宿がいい~~」そんなわけで、今年中に片付けなければならない山積みの仕事を実教室の机の上に残し26日の夜から2泊3日の研修に南房総へと出かけた。今回、このクラスの生徒たちの学習課題は中2の学習範囲である不定詞、動名詞を英語で書かれた文法書の例文でその規則性を理解し、英作文でアウトプットできるようにすることだったので復習にもなるし、6年生たちが自分が学んだ方法と全く異なる方法で学んで行く姿を目にすることが中だるみ脱出の刺激になるのではと入学以来どっぷりと中だるみ中の中3Aに声をかけ同行させた。もちろんこのAも6年生たちは、初対面ではなく共に実教室のボランティアメンバーとしてサマーキャンプやパーティーに参加し一緒に活動したことがある顔馴染みである。昨年、自分が悩んだ不定詞を使った英作文を頭を書きながらも楽しげに書いていく6年生たちの姿に驚きを隠せない様子で、6年生たちを横目に見て自分の課題をやっていたAだったが、最終日には「おまえらホント凄いよ。俺も真面目にやらないと」と言い、6年生に「え~~!今まで真面目にやってなかったのぉ~~」と、突っ込まれながらいつの間に6年生と一緒に板書された問題をやっていた(笑)そして合宿から戻った翌日冬期講習に姿を現したAは、合宿中にやりたいと言っていた分詞構文と仮定法のプリントをやりわからない所を自分から質問するという積極性を見せた。6年生のヤル気に押されて彼にもようやく長いトンネルの出口が見えてきたようだ。やれやれである。ちなみに合宿中は、何度かテストがあり最低点を取った人や、指示を聞いていなかった人には罰ゲームをやらせる、というお約束がある。今回参加者が決めた罰ゲームは「ケツ文字」掃除を終わらせて帰りの車に乗り込む前にウッドデッキの上で道路に向かって三人の対象者が書いたのはc・a・t大きな笑い声が静かな夕暮れの空に響いたたくさんの笑い声に包まれた1年も、もう少しで終わろうとしている。来年はどのような1年になるのだろうか?今年もこの拙いブログをお読みいただき、ありがとうございました。来年もどうぞ宜しくお願いいたします。よいお年をお迎えください。
2009年12月30日
今日は、インドネシアの休日でスタッフの子どもたちと一緒にカルフールにあるCafeでランチをしています。イスラム教、ヒンドゥー教、キリスト教の祝日が休日となりそれ以外にも祭事を中心に生活が回っていると言ってもいいこの島では、とにかく休日が多い(笑)学問の神様の日だから、学校はお休み…この島に通い始めた時は、驚いたがそれもまたこの島の文化である。実は、昨日は、村長に新しい児童館のプロジェクトの詳細を説明するために児童館のある村に向かったのだが、昨日は、暦上、結婚式に良い日だったので村に向かう途中、あちらこちらで結婚式に参列する人や結婚式が行われている家を示す飾り付けをした家、車をたくさん見かけた。児童館のある村でも5つの結婚式があり村長は、転出届や転入届けを持って結婚式に参列しスピーチを行わなければならず村役場のスタッフは、時間にうるさい日本人(日本人は時間に正確でうるさいと思われている)である私を3時間以上待たせることに恐縮し冷や汗を流していた。なにしろ時間が緩やかに流れるこの国である結婚式も時間通りに始まるわけがない。これもまたこの国の文化である(笑)児童館と小学校、父兄が協力して運営する学習障害児のプログラムの詳細を村長に提示したところ次回の村議会でこのプログラムを検討してくれることになった。どんな意見があがってくるのか楽しみだ。そして実教室でも第二教室を開設して長年私がやりたいと考えていた新しい取り組みを始めることになった。来年度で19年目を迎える実教室20年という節目の年に向けて新たな船出である。老骨に鞭を打って、もうひとがんばりだ(笑)
2009年12月18日
先週、高校2年生のクラスのレッスン中に飛び級している都立の中高一貫校に通う中2のHに都立のトップ高を受験したら?と言ったらとんでもない!と首を横に振っているHの後から普段あまり自分の意見を皆の前で言わない私立の中高一貫校の特々生のDが「高校受験はした方がいいよ。」と言ったので、私も驚いたのだが、Dの隣に座っていた有名私大の付属校に中学から通っている高校1年のYも目を丸くしてDを見た。「大学受験って言われても、どうやればいいのかわからない 実感がないんだ。 これって高校受験をしてないからだと思うんだ」このクラスにはもう1人Dと同じ高校2年生のRがいる。Rは、成績が伸びず、行きたいと思う受験校がなかったので私立中学受験を冬休み前で辞め、地元の公立中学へ進み高校受験をして都立の準トップ高へと進んだ。Rは数学が苦手で、数学が得意のDがよくRに数学を教えている。着々と自分で計画を立てて大学受験に向かって進んでいるRを間近に見て、Dは上のように考えたのだろう。昨日、中学3年生のHが大手進学塾の模試の結果を見せに来た。Hは、評価の高い都立の中高一貫校を塾に太鼓判を押されながら不合格となりRと同じ地元の公立中学に通っている。以前、ここでも書いたが、Hと小1からずっと実教室で机を並べて学習していた(現在は、高校1年生のクラスに飛び級している)MもHが不合格となった都立の中高一貫校をこちらは、塾から受験は取りやめた方がいいと言われながら受験し、合格し、現在その学校の3年生である。私は、3年前にこの二人が同じ学校を受験すると聞いて学力が高いのはHだが、合格するのはMだろうと考えていた。Hは、よくお母さんの言うことを聞くよい子Mは、お母さんがこうしたら、と言っても頑として自分のやり方を通す頑張りやさん。Mには芯があった。中学に入って第二次反抗期を迎えたHはお母さんの言うことには耳を貸さず俗に言う悪い友達たちの影響を濃く受け始め生活面の乱れが、学習面にも現れ、成績も悪く昨日持参した私立模試の結果も英語は65以上あるものの他の教科は、3年前とは比べものにならない程の落ち込みようである。一方で、Mは、部活に精を出しながらトップグループの成績をキープしている。仮にHが、不合格だった中高一貫校に合格し、Mが不合格だったとしたら二人の今の姿は入れ替わっているのだろうか?M曰く、クラスの半数が勉強は全然しない遊んでばかりというこの学校には、難関私立中高一貫校の受験に失敗、挫折組も多く入っていると聞くので中だるみしている子も多いのだろう。そんな環境にHが入れば、今の姿と同じになる可能性はかなり高い。芯のある子が伸びる子どもたちは、芯を通して吸収し学び、成長していくと、感じている。試練を自分の手で乗り越えることで芯は作られていく己と向かい合い、己を知り己を受け入れるという高校受験は確かに試練である。しかし、試練だからこそ得るものも大きい。Dもこれから大学受験という1つの試練に向かって、試行錯誤しながら、自分の中の芯を太くしていくだろう。楽しみである。
2009年12月15日
12月を師走とはよく言ったものである。小学校受験は終わったものの中学受験、高校高校受験、大学受験と実教室の生徒たちの受験シーズンはまだまだ続く昨夜もレッスンが終わるころ中学3年生のSがお母さんと一緒に教室にやってきた。第1志望校である大学付属校の推薦基準に内申点が1つ足りず本人は一般受験で第1志望校を受けたいといい塾からは、可能性は5分ほどあるのでネックになっている数学を冬休みに切り札の講師が行う個別で過去問を集中的にやって受験したらどうかと14万円の個別指導を勧められ、学校からは、第1志望校より偏差値は1つ低いが英検取得が優遇される私立の英語科の推薦を勧められたという。学校から高校への推薦書類の締切は来週半ばと言われ推薦でいくなら週明けには先生に話さなければならない。実は、この生徒には夏休み前に英語の偏差値が70、数学が50に届かない模擬試験の結果を見ながら「冬休み前の数学の状況で受験校を決めよう」と言っていた。夏休みから塾で数学を一生懸命学んできたことで40台だった数学の偏差値が53まで伸びた。しかし、依然として英語との開きは15以上ある。万が一、70の英語と60前後の国語のレベルに合わせた普通科の高校に入れたとしても入った後、数学が足を引っ張って上位1/3はおろか1/2にも入れない可能性は高く、かと言って数学に合わせてしまうのも、お母さんは納得がいかない。第一志望の高校は、人気が高く一般受験の合格ラインは推薦よりかなり高くなる。この学校を受けて合格した生徒たちが過去にいるが彼女よりかなりレベルが上だった。実際のところ合格できる確率は4割を下回っているだろうしお母さんが言うように、彼女が14万円かけて数学を学習しても絶対に合格できるとは言い切れない。すべり止めの1ランク下の女子校に行く可能性は高い。私は、生徒達には安易に英語ができるから英語科!と、進路が狭くなってしまうような安易な選択をしないように生徒達に言っているのだが、彼女のように英語と数学の開きが埋まらない場合、最低限の理数科目しかやらない英語科に進むというのは、魅力的な選択肢となる。話しながらお母さんが持参した塾が配布した推薦基準の一覧表を眺めていると実教室の生徒が毎年のように入っている受験指導で定評のある中高一貫校(併設型)の女子高の英語科の数字が目に入った。通常では内申点が足りないが英検取得者の内申基準は、それより2つ下彼女の内申点でクリアできる!昨日は今年その高校に推薦で入った生徒のレッスン日だったので部屋に呼びお母さんを交えて話しをさせ、ちょうどバイトに来ていたその高校から英語で有名な大学に進み現在大学院に通っている実教室の卒業生にも高校についての話しをさせた。実教室に入ってきた時は何が何でも第1志望校と頑なだったSの気持ちを表すようにこわばっていったSの顔が結論は、週末家族会議で出すと実教室を出る時は自分の未来がイメージできたかのような自信を覗かせる笑顔へと変わっていた。今ごろ家族会議の真っ最中だろう。それにしても、最後の切り札の先生が行う14万円の個別授業ってどんなものなのだろうか英語があれば受けてみたい(笑)
2009年12月12日
週末、南房総の研修所の掃除に行った際に都内では売り切れていた赤本(大学の過去問集)がないかと大型書店を覗いた時にタイトルに惹かれて手に取ったやっぱり公立!それでも私立?失礼ながら著者の真島久美子氏を著名なライターとは知らずぱらぱらと拾い読み(立ち読み)をしながら元お受験ママの体験記にしては、情報収集も分析も的確だ、と感心(マシマさん、ごめんなさい)赤本などと一緒に購入し、読み始めた。ご自身の娘さんたちの中学受験、高校受験を通してお受験ママ奮闘、奔走しながらも他のお受験ママたちや進学塾の情報を冷静に分析し、受験を取り巻く「俗説」を検証している。宿題をしない、忘れ物はするゆとり教育に心配になる私立中学の費用と偏差値猫も杓子も「特進」中学受験は親の受験なんだ食べることも眠ることもできない中学受験への疑惑、嫌悪感慶応女子にチャレンジ中高一貫教育の神話中高一貫校で満足している人は二割私立中学に合格しても、また塾通い子どもが30代になっても教育ローンを払い続ける本当の実力と瞬間最大風速の実力塾は薬にもなり、毒にもなるなど、お受験ママになる前に読んでおくとよい一冊ではないかと思う。一歩が踏み出せず悶々としていた私もこの本に背中を押してもらい実教室は新しい方向へと進むことになった。ありがとう真島氏
2009年12月08日
政府の事業仕分けで文科省が無償配布している小学校英語の補助教材である「英語ノート」の予算が30分程で廃止となった。英語ノートは、多くの教師が英語導入に不安があり、指導法も確立していないため、不安の解消と教える内容の地域格差を小さくする狙いで、ほとんどの公立小で英語教育の先行実施が始まった今春約250万冊が配布されたもので、仕分け人からは、「なぜ小学校で英語を教えなければならないのか」と「そもそも論」も噴出したという。これに対して県の教育長や、校長会から存続を求めた意見書が文科省に提出されたらしいが「小学校英語は深く議論して始まったこと」と言うなら多くの教師が英語導入に不安があり指導法も確立していないので不安解消の為に英語ノートを、というのはおかしい。「なぜ、小学校で英語を教えなければならないのか 英語より教えるべきことがある。」という意見をお持ちの先生方も現場には多いと聞く。第二言語習得の研究では8歳以降であれば、学習の開始時期は習得の到達点に影響を及ぼさない。やチャンツや歌、ゲームを主体とした英語の授業を週1回程度行っても英語が好きになりその結果、学習時間が長くなるというメリットに留まり英語習得に結びつかないという発表もなされている。以前も書いたが英語教室を運営している立場から言えば来年4月開講の新1年生のクラスが11月末で定員になるなど小学校で英語が始まったことで英語教室に通わせようと考える親御さんが増え、結構なことと言えるのだが、私は今回の英語ノート廃止を機に今一度、英語以上にやるべきことがないか学校でしか学べない、小学校で学ばせることを議論して欲しいと考えている。お金がなくてALTは無理、J-shine取得者もボランティア扱い結局、英語指導経験のない担任の先生が苦労しながら英語ノート片手に指導することになるなら英語より優先すべき指導があるのではないだろうか?
2009年12月05日
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