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今年の4月に15年ぶりに開講する親子英語クラスは2007年4月から9月に生まれた日本語の発話が始まっている子どもとお母さんのTとその1歳上の子どもとお母さんのPの2クラス。Pの方は、子どもの数が多いのか一切の告知を行っていないにも係わらず8名の定員を満たし、次ぎのクラスの開講待ちちなみに新年少クラスも定員になり現在、もう一クラス開講するかどうかを検討中という状況。確実に学習開始年齢が下がってきている。そんな状況の中、親子英語クラスの体験レッスンを一般募集が始まる前の昨日、生徒の兄弟や知り合いの方に声をかけて行った。たまたまT、P、新年少という参加者が同じレッスンを受けるという通常の幼児クラスではない状況になった。生後1年で大人になる動物とまではいかないが小学校1年生まで1ヶ月の成長度は大きいと幼児クラスの同年齢の生徒たちを見て感じていたのだが、今回、計らずとも並べて見ることになり、その成長度の差が年齢が低いほど大きいことを目に見える形で提示され、改めて月齢差、年齢差について考えさせられた。私の教室にも、以前に通っていた教室で一緒に学んでいたので、年齢の違う兄弟を同じグループレッスンに入れて欲しいという入会希望者が訪ねてくる。年齢の違う兄弟が、一緒にレッスンを受ける場合だいたい、上の子を基準に考えている親御さんが多く、「ずっと二人で同じように英語を学んできたので 同じクラスで大丈夫です。」と親御さんは主張する。しかし一見、上の子と同じようにできていると見える下の子の習得には、穴がいくつもあいた状態で年月を重ねるごとにその穴は大きくなっていく。年齢によって集中力、思考力、情緒レベルが違い同じレッスンを受けていても理解が異なるからだ。そのような習得状況になっている子どもたちを多く見てきているので2学年以上の差がある場合、私の教室の指導力ではとても引き受けられないし幼児以下の場合は12ヶ月の差すら難しい。兄弟の場合、兄弟で比較される状況が生む心理面な影響もある。双子であっても状況が整えば違うクラスにしたいと考えている程だ。年齢の違う兄弟を同じクラスに、という選択肢は私の教室にはない。教室が離れている場合など、兄弟が別のクラスだと、確かに、送迎など面倒な部分もあるだろう。しかし、手間をかけた分、将来の実りは大きなものになることも是非、考えていただきたいと思う。
2009年01月30日
生徒にとってよい先生であること講師は、そう考えて指導している。しかし、「よい」の形である、何を目指して教えているのか、理念や指導法は講師によって異なる。あの教室の先生は、よい先生、よい教室よ、と誰かが言ったとしてもそれが自分にとってもよい先生、よい教室とは限らない。生徒側の「よい」の基準もまたひとり、ひとり違い、その上不変のものではない。よい先生、よい教室の見極め方を教えて欲しいという問い合せをよくいただくが、まず自分が何を求めて教室に通うのか、それをはっきりさせて、「よい」の基準を作ること。そして、通える範囲の教室すべてを訪ね体験レッスンが可能なら体験をし講師に何を目指して指導しているかを尋ね、その指導理念がどのように指導に反映しているのかを具体的に質問することを勧めている。学習成果はその次ぎである。円滑な相互理解ができる信頼できる相手かどうかの見極めこそが一番重要なポイントだと思う。ちなみに、私の教室に来るまで5教室以上の教室で体験をしてきた方はざらで、10教室以上という方も少なくない。私の教室を知ったきっかけは、生徒の親御さんや友達のお母さんの話し、教室の前を通ってが圧倒的だ。私が自分の教室がよいかどうか顧みるポイントはいくつかあり、生徒の習得の管理をきちんとし、責任が持てているかどうかもその一つである。よく外国人講師がいいのか日本人講師がいいのか、という議論を耳にするが親が将来を含めて習得の管理ができないのであれば、習得に責任を持てる指導を行っている経験が少ない先生であれば、行ってくれるのではないかと期待できるかどうかで判断すべきだと考える。昨夜、授業後に年少の時から自宅から離れた場所にある私の教室に通っている高校生の兄弟と話していて目の前にいる私より遥かに背が高くなった青年たちを見ながらこの二人の幼い時の姿や言葉を思い出し長きにわたり成長する姿や、修得の過程を見せてくれているこの二人に私もまた育てられたのだと、感謝と幸せな気持ちで胸がいっぱいになった。17年前の私は、理想ばかり高くて大きい今とは比べものにならいほどの小さな講師だった。その私が今もこうして仕事を続けてられるのは取りも直さず親御さんの理解があってのことである。経験を積むことで磨かれ、見えてくることも多いが理想を貫く情熱が経験を凌駕するのも指導の世界だと思う。身近にいるよい先生と、いい出会いをして信頼関係で結ばれ、共に歩いていけることを願ってやまない。
2009年01月28日
昨日、土曜日に行った英検の解答速報が英検のホームページに掲載された。受ける側も英検の結果にドキドキするだろうが教える側も指導が成果となって現れる結果にワクワク、ドキドキしているのである。生徒の英検の結果をホームページに掲載したり集客の材料として使用する教室や特別な一人の生徒の成績を広告塔に使う教室もあるが私は、特別な子の成績を自分の教室のPRに使うことは考えていない。教室や講師の指導力とは、このくらいの努力をすれば、このくらいの修得ができる、ということを成果として残し、約束できる力で判断されるべきだと考えているからだ。今回の英検の結果で、成果の基準としている到達点の一つに指導法の一部を変えることで1年早く到達することが判明した。もちろん理解力の早い子は、同じ努力で2、3年早くその到達点を越えていくが、この程度の努力をすれば、理解力に関係なくこの修得ラインに到達できると、目に見える形で親御さんに提示、約束できることはとても大切なことだ。お金をいただいて指導をするのだから修得に対して責任が求められて当然である。しかし、成果ありきの指導は何も残さないばかりか指導者の不勉強や焦りで大切なものを損なう可能性もある。人様の大切な子どもを預かる教室ではマイナス面が考えられる指導は行えないが、我が子を教える親子英語では、親の自己責任でなんでもできる。すごく効果的な修得方法であっても専門家が警鐘を鳴らしていればそのままの形で教室では使えない。しかし、親、家庭ではできないことができるのも講師、教室なのである。教室と親子英語では、もたらされる成果も当然異なる。親御さんの理解も、指導者を成長させるためには必要だ。親と講師の相互理解がよりよい成果をもたらす鍵なのは、英語教室とて同じである。以下次回
2009年01月27日
幼い我が子を「英語漬け」にするお母さんの心の根底には我が子への愛と過度な英語能力願望が存在しているといくつかの英語育児ブログを読んで感じていた。そしてブログの筆者と同じ状況の親がそのブログを読んで、同じようなことをする。自分のしていることがいいのか悪いのか理論的な裏付けがないだけに悩みも深くなる。英語教育熱・加熱心理を常識で冷ます日本人には痛々しいばかりの英語能力願望がある。しかしそのために常識で考えれば、直ぐにおかしいと気づくことまで理解できなくなっている。「6年も学校で英語を勉強しているのに、ちっとも喋れるようにならない」などはこの典型である。素人考えに翻弄されるのではなく、専門家の声に耳を傾け親が英語について冷静に考えてみることは我が子にとっても重要なことだと思う。
2009年01月26日
今日は、まったく英語や教育とは関係ない話ですすみません明日は、お正月休み以来、久々の休日非日常的なことをして過ごしたいと歌舞伎でも観に行こうと考えて歌舞伎座と新橋演舞場の演目を眺めていたら夫が「洗濯機と冷蔵庫を買いに行こう」と言い出した。そ、それって、思いっきり日常的行為じゃないそろそろ7年半になる我が家の洗濯機基本的に自分の衣類は自分で洗濯、管理することになっているので、夫も洗濯機を使っていて年末から「最近、洗濯機の働きが悪くなってないか?」ず~とぶつぶつ言っていた。そう言われれば何となく落ちが悪くなっているような気もするかな…くらいの私(関心のないことには、何も気にならない性格)我が家のN社の乾燥機付洗濯機はフタを開けると動かないのでちゃんと回っているのかどうか音で判断するしかなく、耳を澄ませてみるものの新品の頃の音など覚えてないのでわかるはずもない。買い換えたい夫は今朝さっさと近所のヤマダ電機へと下見に出かけカタログを携えて帰ってきた。「198000円だって」「えええええええ! 洗濯機が198000円もするのぉ~~ たかだか洗濯のために198000円も出したくない!」「じゃ、冷蔵庫はどうするの? 15万くらいするよ?」「冷蔵庫はいい」「???? 興味のある食べることには金かけるけど どうでもいい洗濯には金かけない 結局食いしん坊の性格そのまんまじゃないかぁ~」確かに夫にしてみれば、20年物とはいえ、ただの酢でしかないバルサミコ酢の小瓶に1万円近く払ったり醤油や塩、味噌などの調味料をネットで調べては、お取り寄せしたりさっさとゴルフクラブをセットで買い換えたりという無駄遣い(私は決してそうは思っていないが)を考えれば、ほぼ毎日使う洗濯機の198000円を許せないという私の金銭感覚は理解できないのだろう。う~~~ん確かにスチームアイロン機能はずぼらな私にはとても魅力的だでも、一番高いモデルにしか付いてない。ふとカタログの発行日を見ると去年の10月「ねぇ後、半年も待てば安くなるかも」と言うと「すぐに使いたいから、明日買いに行こう」家事分担…いいような悪いような玉三郎サマが見たかったのに~残念ちなみに購入予定の洗濯機はこれ(決定じゃないから…)省エネしながら美しい仕上がり!日立 10kgドラム式洗濯乾燥機【ビックドラム】BD-V3100
2009年01月24日
習い事をする場合、指導者として誰を選択するのか特に、自分がその分野の知識がない場合はとても難しいものになる。私とて指導の知識と長い経験がある英語(語学)とテニスについては、どのような教室や指導者がいいということは学習者の習得状況や修得目標から判断できるが何の知識も経験もなく始めたゴルフとなるとさっぱりわからずにとにかく通いやすいところと考えテニスを習っているコートを同じ経営者が運営しているゴルフの練習場(打ちっ放し)のレッスンに何も考えずに入った。しかし3ヶ月後コーチの指導に些細な疑問がわいた。「頭を動かさない、頭を壁につけてスウィングする」体重移動をしながら頭の位置を動かさないとひどく窮屈な運動になり、不自然な形になる。頭の位置が動くのは当然ではないかと考えた私はゴルフ雑誌に掲載されているプロのフォームの分解写真、ウェブに上がっているプロの画像をスローで再生して本当に頭が動いていないか、定規をあてて(笑)確かめた。私はゴルフに対して何の知識もなければましてや指導法も知らないこのままこのコーチの指導を受けることがプラスなのかマイナスなのか判断がつかなかった。そこで私は、自分の代わりに判断できる人物として一緒にコースを回ったことがあるハンディキャップがシングルで学生時代プロを目指してプレイしていた夫の友人に私がそのコーチのレッスンを受けているところを見てもらい判断を仰ぐことにした。幸いなことにレッスンは練習場の打席の一角で行っていたので客は誰でも立ち止まってレッスンを見ることができた。彼の答えは「辞めた方がいい」彼は、私とはまったく違う次元でそのコーチの指導を見て、将来伸び悩む。という判断だった。私はそのコーチのレッスンを辞め彼のアドバイスを受け、コースに慣れる事を優先しレッスン代をゴルフのプレイ代に回した。そして100の壁が目前となった時、今度は「コースに出る回数を減らして スウィングを自分でチェックできる コンピューターを使った レッスンを受けた方がいい」というアドバイスがあり今月から新しいスクールに通い始めた。100の壁のつぎは90の壁というものがありその壁を破るには今の打ち方ではダメということだった。そう言われても、90の壁がどういうものなのかさっぱりわからない私には想像すらできないのだが実際に、越え、そして越えられない人を多く見ている彼だからこそできるアドバイスだと思い受け入れた。修得を見極め、頂上エリアを体験し知っている人の冷静な判断に従うことが、ベストだと考えているからだ。教室を探す前に是非、行っていただきたいのはまず何を大切に育てていくかその中で英語はどのような位置づけなのかを考えその上で指導法について勉強する。そうすることで求める指導者、教室像が見えてくる。日本語力は自然に育つと熱浮かれたように英語育児に走り0歳から英語漬けにされ4歳までに育つ母語の基礎が貧弱で中学受験で窮地に立たされる子どもたち過度な憧れと期待で行き当たりばったりにブログという極めて限られた状態で流される情報を信じ突き進むことほど危ういものはない将来を見つめられる冷静な目を持つことこそ教室選びにも大切だと思う。
2009年01月23日
前回の続き…画面に映し出される自分のイメージしていたスウィングとはまるでかけ離れたスウィングで打っている自分の姿その姿をコマ送りにしながら、線を書いて修正点を教えてくれるコーチ。そして、現在の修得と修正することで予想される数ヶ月後、数年後の私の到達点を説明してくれる。英語も同じである。経験を積んだ指導者であれば、修得の状況を見れば、今までどのような状況で修得してきたのか、数年後どのような状態になり、どのような壁にぶつかるかだいたい予想がつく。修得がたどる過程は、よほどドラスティックな環境の変化や取り組みの変化がない場合、それほど変わらないからだ。そして指導者は、こういう取り組みをしましょうと提示する。ところが、その内容に納得しない人もいる。『私にはこっちの方が打ちやすいのよ』『得意なショットを伸ばした方が』得意なことを伸ばすということと苦手なことはやらなくていいということとはまったく別次元だ。得意なことを伸ばしつつ苦手なことを克服していく。そうでなければ、修得のバランスが極端に悪くなる。語学を修得するということは4技能を修得するということだ。学習者が幼い場合、4技能によって修得に適した時期が異なる。適した時期にその力を鍛えることによってポテンシャルが上がる。成長過程にある学習者に対して指導者が考えることは将来の到達点を上げることすなわちポテンシャルを上げる為には今、何をすべきかと、いうことである。しかし、我流で修得する人の多くは今何ができるか、に固執する。そんなやり方で今それをやってしまっては将来の到達点が下がってしまうと指導者は気づき、修正しようとする。しかし、その声に耳を傾けるか傾けないかは、学習者、学習者が幼い場合は、親御さんということになる。そんなことをぼ~っと考えていたらコーチに、「どうしたのですか?」と声をかけられた。「我流でやってきた人に こちらの指導を理解してもらうのは難しいですね。」と言う私に、コーチは笑顔でこう答えた。「いいじゃないですか 英語はスポーツと違って、 我流の判断で身体を壊すことはないですから」確かにどんなやり方をしても英語で身体を壊すことはない。それは大きな救いである。しかし、視野を広げることで身近にいる指導者の存在に気がつき指導方針を理解し、指針を仰ぎ共に歩んでいけるのであればそれにこしたことはないと考えている。先日も高額教材を購入し挫折したと訴えるお母さんが実教室の扉を叩いていらした。私の教室だけではなく、多くの教室が門戸を開く時期でもある。今に固執するのではなく、将来を視野に入れて、歩み出していただきたいと思う。
2009年01月21日
今月から再び1年ぶりにゴルフのプライベートレッスンに通い始めた。知らず知らずに自己流のスウィングになっている事を恐れたからだ。案の定、その打ち方では腰を痛めるとコーチに指摘された。我流の恐ろしさは、コーチに習うことなく、我流でテニスを修得してきたプレーヤーを多く目にすることで学んだ。やりやすい方にと流れていき、数年先に修得レベルが上がってきた時にできないことができてしまい試合でも上手い対戦相手には、できない事を見抜かれそこから責められ、勝てなくなる。壁にぶつかるのだ。そして最悪の場合、気がつかないうちに、無理な打ち方をしていて身体を痛め、故障する。そして気がついて、矯正しようと思っても一度身体が覚えてしまった癖を直すのはとても大変だ。今日、テニスのレッスンで我流でテニスを修得してしまった為に伸び悩み私のクラスに入ってきて、ショット改造に取り組んでいる人を見ながら、親子英語も同じだと、ふと思った。親が専門家の指導を受けることなく家庭で親子英語を通して英語を修得させる場合、我流ということになる。子どもが興味を示すものに流れたり、やりやすい方法に流れていくことは当然だし途中で修得の方法を変えようと思っても指導者でなければ、やりたがらない事を、興味をひきながら、やるようにしむけて行くことは難しい。興味を持たないもの、やりたがらないこと苦手なことは、そのままになり改善されることはない。そして数年後、修得レベルが上がった時に壁にぶつかるのは、英語も同じだ。しかし、その壁の存在を知らなければ想像できなければ、それを理解することもまた、難しいのである。以下、次回
2009年01月19日
しばらく更新していなかったFstudy(FC2)の更新をしました。今回は、プルミエでお伝えした子ども用の英英辞典を紹介しています。夢先生の玉手箱-study今月から始めた新しいブログの今週のテーマは情緒レベルと修得レベル。私がこの二つのレベルについて考え始めた理由やきっかけはいくつかあるが斎藤 孝氏のこの本もきっかけの一つだ。子どもの日本語力をきたえる丁度、日本語のコミュニケーション力の低い生徒たちが英語力も伸びない、という現実から日本語力を向上させることが不可欠であると思い指導法を模索し始めた時に、この本に出会った。日本語力が低い子どもは、文章だけでなく、コミュニケーションにおいても理解力が低い。子どもがこの先、どれだけのハードルを乗り越えていけるかどうかは、日本語力の高さによって決まると言っても過言ではない。確かに高い日本語力を持った生徒たちは、当然、英語でもその力を発揮している。そして斎藤氏は、国語力が飛躍的に伸びるのは小学校4年から中学2年と考え、ゴールデンエイジと呼び、この時期に良いものを大量に読ませておくとその後の伸びが違ってくると書いている。この本で斎藤氏は、情緒レベルという言い方はしていないが文章の選択の基準をいくつかあげた上で、大事なのは、子どもがその筋をつかんで味わえるかどうか、ということです。と、述べている。子どもの日本語力をきたえる、というこの本は、氏の理想の国語教科書理想の国語教科書(赤版)の家庭での使い方ガイドだ。4年生以上の子どもを持つお母さんで我が子の日本語力をきたえたい、と考えている方には是非、購入して実践していただきたと思う。そして親子で同じ文学に触れ、語りあうことは勉強だけではなく、きっと楽しい時間になるだろう。
2009年01月18日
1月校の入試が始まり、生徒の合否がちらほらと耳に入ってくるようになった。「○○ちゃんは△△学校っていう感じよね」という話しをよく耳にする。確かに、面接試験のある同じ学校に入学した生徒達を見ると共通して持っている雰囲気を感じ取ることがある。毎年、数百人単位の面接をしてるとウチ向きだな、とピンとくるのは、中学入試の面接官も企業の採用試験の面接官も同じらしい。私立の中高一貫校に勤める知人と上場会社の人事部に勤務する友人が面接について同じことを言っていた。私も修業時代に講師の採用を担当していた時は、応募者が教室で教えている姿が想像できるかどうかで採用、不採用を決めていた。いくら英語の試験がよくても教えている姿のイメージが持てない、ぼやけている人を採用しても、結局生徒や親と上手くいかなかったし逆に点数が合格点ギリギリの人でも明確なイメージを持てた人は生徒の継続率も高く親御さんから信頼の厚い先生になった。学校も会社も「縁」なのではないだろうか。塾や模擬試験の結果で合格の太鼓判を押されていても不合格になる生徒もいるし本命だけ合格する高校・大学受験生もいる。絶対がないのは、勝負の世界と同じだ。「縁」のある学校、会社は必ずある。あきらめないこと自分が変われば、また新たな「縁」が生まれる。いよいよ明日からセンター試験が始まる。
2009年01月16日
TOEIC Bridgeには、法人を対象とした特別団体受験制度Instutional Program - IPテストというプログラムがある。思い立ったら吉日、受けさせようと決めたのだからさっそく今日、登録申請の申し込みをする為にTOEICに電話を入れ、TOEIC Bridgeについても尋ねてみた。Q: IPテストと通常のTOEIC Bridgeのテストはどのように違うのか?A: IPテストと公開会場で行うBridgeのテストの 出題方法、レベルは全く同じ。 スコアレポート(個人成績表)は、 推薦入試の際の書類として 公開受験のサーティフィケートと同様に使うことができる。Q: Bridge受験の目安はA: 英検2級合格者であればTOEICを受験してただきたいと思います。 英検2級が不合格Aだと、TOEICの得点が400点くらいとなってしまい 2時間がんばった結果にがっかりされることもありますから、 Bridgeで自信をつけていただき、 TOEICにチャレンジしていただきたい、と考えている。IPテストは10人以上の受験者がいれば教室で希望日に随時実施できるので、最近では中高一貫校での実施が増えているという。準2級の合格後のテストとしてピッタリだし私立高校の自己PRとしても使用できるとあれば言うことない。もちろん小学生であっても受験可能。法人税を払っているかいがあったというものだ(笑)
2009年01月13日
以前もこのブログでお伝えしたように低年齢で英検を取得する価値を感じておらず英検は、外国語として英語を習得する際に必要になる「努力の積み重ね」と自分力を高める為の「達成感」を学ばせる機会という考え方なので、十分合格できる力を持っていても出題内容から生徒の年齢や関心を考慮しあえて受けさせないケースもある。特に2級は、準2級の生活に関する出題から、環境問題や国際社会など社会的な内容へと変わり社会的視野が育ってから受検した方が問題を解くにしても、ただ知識の詰め込みとはならず興味を持って学習できると考え資格として取得が優位に働く場合を除き中学入学後に受検させている。そこで、社会的関心を持てるまでのつなぎとして取り入れようと考えているのが、TOEIC Bridgeだ。TOEIC Bridgeは文字どおりTOEICへの架け橋として作られた国際コミュニケーション英語能力テストでTOEICと比べて、易しく、日常的で身近で、時間が短い。題材とされているのも1.いろいろな活動(趣味、スポーツ、日常の活動、自由時間の活動)2.外での食事(昼食、夕食、レストラン、予約)3.娯楽(映画、劇、音楽、美術館、スポーツ、ゲーム)4.家族と友人(家族、友人との活動、招待、ペット)5.一般的業務(販売、会議、研修、請求書、面会広告など)6.一般的事項(感情、好悪、世間話、一般的儀礼)7.健康8.住居9.オフィス(手紙、ファックス、雑談)10.報道(気象情報、報道番組、新聞)11.学校(授業、宿題、学科、図書)12.買い物13.旅行と、されている。(テキストより抜粋)パラパラと問題集をめくりながら、問題から出題傾向を見ていたら各章の終わりに学習についてのHintが記載されてその中に、語彙力をつけるコツというものがあった。語法とコロケーションについて説明した上で単語の意味を覚えるだけでなく、それぞれの単語が持つ、特性や用例に配慮しながら語彙力を伸ばすことが大切です。と、結んでいる。(この部分に関しての追記は、次回プルミエで書きます)自然な文脈から英語を習得するという方法で英語を修得してきた私の生徒たちが年齢相応に自然に身につけている範囲の語法やコロケーションを活かしながら問題を解くことで楽しく語彙を増やしていけるのは、英検2級ではなく、TOEIC Bridgeだろう。TOEIC Bridgeの満点は180点 TOEICに換算すると600点台となる500点をクリアすると英検2級の合格率は70%を越えると言われているのでBridgeで150点以上となる。英検の合否と違ってスコアという評価方法も合格すれば終わり、という印象にならず継続学習には有効だと考える。ただ受験料が、4200円と英検より高く受験会場が限られているところが難。TOEIC Bridgeについては、こちらから
2009年01月12日
先週の木曜日からmixiを利用して始めた会員制ブログのプルミエ無料の呪縛がなくなって指導に係わる範囲まで書きたいこと書けて「伝えられない」「伝わらない」ストレスがなくなったこと、そして、参加者との共通理解のもとに進めていけることも嬉しい。学活チャット、通信など新しい試みもあり暫くは少人数で進めていき、ブログの新しい方向性と可能性を摸索したいと考えている。さて、次回のプルミエのテーマは多読と精読なのだが以前、受験生の指導法の参考資料として購入した本におもしろいな、と感じたことが書いてあったことを思い出した。ますます長文化に拍車がかかっている今の入試英文に対応するには「精読力」だけではなく「速読力」を身につけることが必要となってくる。特に難関大の読解力問題は、長文を速読して大きな論旨を取りながら問題を解く際には必要に応じて精読できる受験生だけが生き残ることができるサバイバルゲームなんだ。まったくその通りである。そしてまさに母語と同じように自然な文脈から英語を習得してきた生徒たちが長文問題を前にして持っている国語力を使って自然に行っているのがこの作者が提唱しているパラグラフごとに筆者のイイタイコトを追って読むという「パラグラフリーディング」なのだ。子どもの頃から培ってきた力はその培い方によって将来に放つ輝きもまた異なる。
2009年01月11日
活字中毒の私は、幼い頃から筋金入りの漫画好き小1の時にすでに、往復4時間を超える電車での移動中飽きることなく月刊の漫画本を繰り返し夢中で読み4年生の頃には、自作のストーリー漫画を書き始めていた。今でも週刊の漫画雑誌を1誌隔週の本を2誌、月刊誌を1誌、仕事帰りにコンビニで買い、楽しんでいる。その他に単行本が出れば必ず買うというシリーズが7作ある。圧倒的に食、それもアルコール飲料に関する漫画が多い。その中でも一番気に入っているのが週刊モーニングで連載中の「神の雫」だ。神の雫(1)連載開始以来、毎週必ず買って読んでいるにもかかわらず、単行本も購入しているし、この漫画の多くのファンがそうしているように掲載されたワイン(ただし手が届く範囲の価格のもの)を購入し、飲んでみる事も多い。又、一昨年から東京の自宅でワインの会を飲んべえの友人を集めて始め一人ではとても購入に踏み切れないワインを買ってテーマを決めて、わいわいと楽しんでいる。今、自宅の小さいセラーには月曜日に届いた次回のワインの会の目玉、30年物のボルドー(13000円)が出番を待っている(笑)その私をワインに填めた漫画「神の雫」が連続ドラマ化され13日にスタートする。亀梨君ファンの方には申し訳ないが私が抱いていた主人公のイメージとは遠い一方でこのドラマがどういう「雫」ワールドを見せてくれるのかとても楽しみでもある。ちなみに私が好きなのは、ブルゴーニュワインで赤はミュジニー、モレ・サン・ドニ白はマコンの自然派の作り手のもの。ワインは、人を饒舌にする不思議な飲み物であり飲み会の場がぱっと明るくなる。ただし、口が肥えてくると、今まで美味しく飲めていたものが???という不幸になることにもなるので、どこまで手を伸ばすかというさじ加減が庶民のワイン好きには大切(自戒の念がこもってます)誕生日などの記念日やワインの会でお金を出し合って1級畑など1万円以上の物を買う時もあるが少しいいワインを飲みたい時で5000円くらいの村名普段は、その下の2500円から3000円の広域ワインと決めている(笑)憧れのワイン「リシュブール」を飲んだら、不幸になってしまうのか好奇心との戦いは今年も続く‥(爆)ちなみに、今のお気に入りの普段飲みは、ミッシェル・グロのブルゴーニュ・ルージュ 2005年だいたい2500円から2800円で楽天で手に入る。楽天のお気に入りショップは、梱包が丁寧で、ワインへの愛情を感じる下記の2店かわばた酒店ワイン&WINEよろしければ足(?)をお運び下さい。
2009年01月10日
「先生、やればやるほど、覚えて言えるようになっていくのが おもしろくて、どんどんやらせてしまうんです。」という年中さんのお母さんの言葉にギクっとした私。ほんの些細なでき事が我が子を英語を話すサルにしてしまう危険性は私の教室に通っている親御さんにもあるということだ。英語を話すサル以前もこのブログで紹介したが、小説家の塩野七生さんが「ローマの街角から」というエッセイの中で使っている言葉だ。英語を話すサルにしないために彼女が外国語という「道具」を手にする前にしておくべきこととして三つのことをあげている。1.一般教養(英語で言うリベラルアーツ)を学ぶことで育成される人格の形成。2.自らの言に責任をもつ習慣3.完璧な母語の修得。これらの基礎作りは幼児期の日常生活から始まるものばかりである。やればやるほど、どんどん覚えて言えるようになるのは、語学修得能力に優れたこの年齢の子であれば当然のことでありその反応が自分とは違っておもしろいからと言ってそればかりやるようになってしまっては、他の修得の基礎が作る時間がない。英語以外に他にお勉強系の習い事をしておらず決められたすることが他にないので、時間があると英語をしてしまう、と、おっしゃる幼児クラスのお母さんもいらしゃるが、塩野七生さんがあげている三つを成し遂げる為には何をさせればいいのか学び、考えてあげて欲しい。実教室に「ことば」が持つものを大切に育てている親御さんがいらっしゃりその子が書いたり、口にしたりする言葉は、同年齢の他の生徒と比べると鋭さや、優しさなどの輝きを放っている。その子に合った形で目的に応じた取り組みを日常生活の中で行っていけるのは、いつも一緒にいるお母さんだけというのは、何も英語学習に限ったことではない。
2009年01月09日
17日のセンター試験を皮切りに生徒達の中、高、大学入試が始まる。受験生にとって直前の山場である笑い声とぼやきが聞こえる冬期講習も今日を入れてあと二日だ。この仕事を始めてから毎年受験に係わり高校、大学の受験問題と向き合っていることになるが、出題形式が占める割合が変わり語彙の難易度が高くなったと感じる。小学生から英会話を習っていても中学英語の役には立たないとおっしゃる方も多いが、それは検定教科書のみを使って指導している学校の話しであり、検定外教科書を使っている授業や、難度の高い受験問題を解く上ではその年数や習得はさまざまであり一概に有効とは言いきれないが、ある程度しっかりとした学習をしていれば、優位に立てることは間違いないと考えている。下記は、冬期講習で使用している中3用の問題集に使われていた都内にある有名私立大学付属高の入試問題だ。************************************************昨夜テレビを見ていたら、京都で開かれた国際会議のことが報道されていた。大半の人は一日中こもりっきりで、会議に臨んでいるとのことだった。私はそんなに多くの人々が古いお寺も見ないで何について話しているのかと不思議に思った。議題は地球の温暖化についてで、ある参加者は「私は日本の若者に、地球が抱えているこの問題についてもっと知ってほしい」と発言していた。I watched TV last night, and there was a report ofan international meeting in Kyoto.It said that most of the people stayed inside all dayto attend the meeting. 1._______________________withoutvisiting old temples. The topic of the meeting was about global warming, and one of the members said,2."____________________________ which the earth has."***********************************************検定外教科書を使って学んでいる生徒には解ける可能性はあるが検定教科書をただひたすら暗記し答えを書くだけの学校の勉強だけで答えることはできないだろう。一方で昨年の12月22日に公表された高校学習指導要領に英語は教員が英語で指導することすなわちオールイングリッシュを盛り込んだ文科省。この問題をすらすらと解くレベルなら文法事項を例題をあげながら英語で説明されても理解できる可能性はある。しかし、検定教科書をひたすら暗記し答えを書くような勉強だけを中学3年間し、数年後に大学受験を控えている生徒達にオーラルコミュニケーションの授業だけではなく英語の授業をオールイングリッシュにすることがはたして有益な授業と言えるのか本当に生徒達が望んでいる授業なのか疑問でならない。大学受験という明確なゴールに向かって英語を学習している多くの生徒たちにとって使うかどうかもわからない「使える英語」より志望校に合格できる英語を教えてくれというのが本音ではないだろうか。使える英語を、という御旗の元右往左往させられる教師と生徒このところの政府が打ち出す方針がどこかずれていて迷走していると感じるのは私だけだろうか?
2009年01月06日
明けましておめでとうございます。晴天に恵まれた南房総で、新年を迎えました。今年も宜しくお願いいたします。毎年、お正月休みに実教室のHPの原稿を書き、見直しをしながら4月から始まるその年度の仕事のイメージを具体化していく。1月からmixiの新しい日記、通信でのレッスンなど今年、新たにスタートすることは多いが、一番大きな挑戦は、このブログを始めたことにより15年ぶりに実教室に復活する親子英語コースである。このブログやmixiで書いていたお母さんは先生にはなれないお母さんにはお母さんにしかできない常に子どもに寄り添っているからこそできる子どもの英語への取り組みがあるそんな親子英語の世界を実際に体験し学んでいただく場だ。今週木曜日にスタートするプルミエにも書いているように今や日本人講師による1コインレッスン、500円で受講できる低価格のレッスンも存在する親子英語のジャンルで、明確に私たちの目指すものを提示し理解し、賛同していただかなければならない。「手をかける」手間をかけた料理が美味しいようにネイティブ講師をはじめ、さまざまな視点と能力を持った手が係わり作り上げるレッスンを提供し生徒である子どもたちの成長に携わるこの実教室開設以来のポリシーのもとやり直しのきかない大切な時間をお預かりするという意識を持ってスタッフと共に臨みたいと思う。英語力はいついつまでに始めなければ身につかないというものではない。ただ、早く始めた方が年齢に応じた特性を利用して習得することができる、楽なだけだ。他の大切なことを犠牲にしてまでやらなければならないことでは決してない。英語が使えることより大切なことはそれこそ沢山ありその年齢に育てなければならないことや、自分の得意分野や個性を育てることを優先した上での英語と考えている。小学校入学前では毎日30分程度、入学後は最低15分というのが私の教室が考えている家庭での取り組み時間だ。「将来、英語が話せるようになりたい」という生徒に「その夢を実現さえせる為に毎日15分がんばろう」と言う。大切なのは、自分でその15分を楽しんで努力できるように育てることだと思う。新たな分野に足を踏み出すことで新たな出会いも生まれる。今年はどんな生徒と出会うのか忙しくもとても楽しみな時期がもうすぐ始まる。
2009年01月05日
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