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早いもので今年も残すところあと3日、1年を通じMukuの日記へのご訪問、毎回ありがとうございました。書かない日もずっと足あとをつけて下さっている方には心から感謝しています。私もご訪問者のブログへアクセスし いつも楽しく見せてもらっています。 寒さ厳しい季節ですが、子供たちも帰省の予定で、ささやかながらもまた家族で新年をお迎えできる喜ばしい年の瀬を過ごしています。お母さんである私は、毎年年末になると相も変わらず年末年始の買出し品に頭の中を忙しくさせています。でも考えてみると、家族ってものすごい愛情と忍耐力で築き上げてゆくもので、これまでの人生、並々ならぬ精神力と体力を要してきました。泣くこと数知れず、怒ること数しれず、山あり谷ありで・・。 でも子供たちのことではうれしいこともたくさんありました。主人は人生を通し、私には「申し訳ない」という言葉を数え切れないくらい連発していますが・・・。子供たちは大人になっても私にはとてもやさしいです。 では、皆様も2012年も元気に、ご家族を大切に頑張って下さいね。来年もランダム・不定期なMy blogではありますがお気楽にご訪問下さい。 どうぞ、ご健康に気をつけて良いお年をお迎え下さい。
2011.12.29

この世に数々の名作を残され、12月10日肺がんで亡くなられたTVドラマ脚本家の市川森一さん(享年70歳)が、その歴代作品の中でも、私が子供心に大好きだった怪獣ものシリーズ先駆けの「快獣ブースカ」も手掛けておられたとは知りませんでした。当時私は、幼稚園か小学校1年生くらいで、ブラウン管の中の世界に毎日夢中になっていました。快獣ブースカは家族と一緒に暮らせるペット型怪獣で(巨大化もする)人間のような喜怒哀楽を表す本当に愛くるしい怪獣でした。うれしい時は「バラサ、バラサ」と飛び跳ね、怒ると頭の上の小さな王冠からカッカッカッと煙が出る。おへそをくすぐられると笑いが止まらなくなる。ラーメンが大好物で30杯食べる。そして百t力のエネルギーを出す力持ち。とってもかわいいキャラクターでした。 それに、子供たちのヒーロー、ウルトラセブンの脚本なども執筆されていたなんて驚きです。 ※ 円谷プロのウルトラマンシリーズや、手塚治虫さん、赤塚不二夫さんなどの楽しいアニメも全盛期で、アニメ「サザエさん」、市川さん脚本の「コメットさん」、アメリカのホームドラマ「奥様は魔女」や「わんぱくフリッパー」、ディズニーアニメなどを観て子供時代を過ごしました。ちなみに私が始めて映画館で映画を観たのは東宝の「モスラ対ゴジラ」で、子供の頃の夢は「ロンパールーム」のみどり先生になることでした。 話は市川森一さんに戻しますが、1974年10月から1975年3月まで放送の、ショーケン(萩原健一さん)の魅力全開、「傷だらけの天使」(共演:水谷豊さん)は、最高でした。堕落的なのにカッコよく、それでいて内面にとてもピュアな心を持つ主人公を、たくましく、切なく、こっけいに・・斬新すぎる存在感でショーケンが演じていた。 大河ドラマを始め、最近では、宮崎あおいさん主演のNHKドラマ「蝶々さん」が印象に残っています。 ところで、今から10年以上も前の作品で、今なお私の心に余韻を残す市川森一さん脚本のドラマがあります。ずっと再放送を望んでいたのですが、その後1回も観れずに今に至っているドラマです。(実際は1~2回再放送されたようです。)それは、「幽婚」というドラマで、たぶん撮影は徳島県祖谷渓(いやだに/いやけい)の平家の隠れ里・かずら橋で知られる奥深い山村だと思うのですが、そのつり橋を渡り、この世ともあの世ともわからない別次元にいざなわれて行く主人公の体験が描かれています。主人公の霊柩車運送会社の運転手が、急死した若い女性の遺体を四国の郷里まで運び届ける仕事を依頼されます。彼女は婚約中で夫となる男が霊柩車に同乗するが、瀬戸大橋手前のサービスエリアで突然失踪し、運転手だけが遺体を送り届けるという事態になってしまいます。女性の郷里、黒髪村の古くから伝わる風習では、婚約者は、妻になるべき人の遺体と婚礼の式を挙げてから埋葬というする「幽婚」いうしきたりがあり、婚約者失踪の今、霊柩車運転手がその役割を担うことになります。運転手は遺体への同情心から幻想的な世界へ導かれて不思議な体験をする・・・。死んだ女性との出会い、恋愛への発展を次元を交差させて描いています。 出演: 役所広司 寺島しのぶ 平成10年度文化庁芸術祭優秀賞受賞作品。もう一度観たい作品です。
2011.12.26
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監督/脚本:ホセ・ルイス・クエルダ 映画の舞台は1936年、共和制からファシズム体制へと移り変わるスペイン内戦時代。主人公の8才の少年の目を通して、急激な社会の変化、既存の価値観・国民主権の崩壊を描いている。 少年モンチョ (マヌエル・ロサノ)の恩師グレゴリオ先生は、時々生徒たちを野外に連れ出し自然を観察させ、鳥や昆虫からも多く学べることを授業に活かしている。モンチョは先生から夢ある冒険ものの小説や虫かごなどをもらう。町は平和で、人々は季節のお祭りをしたり音楽を楽しんだりしていたが、クーデターにより国家体制が変わると、旧体制派・反カトリックな態度を取る者たちは弾圧される。” あの世に地獄など無く、憎しみと残酷によって人間がこの世に地獄を作る ” とモンチョに話す先生もトラックの荷台に乗せられ連行されていく。新体制に主義を変えトラックに投石をする人々。 泣き叫ぶ者・・。「オーストラリアのティロノリンコという鳥のオスは、求愛するとき、メスに蘭の花を贈るんだよ。」 平和だった時の先生の授業。 モンチョの胸に幼い愛の日が蘇る。トラックを追いかけるモンチョ。 永遠の別れ。人間が自由に生きる権利 ・・まっすぐに見つめあう恩師と少年。 石を投げながら、モンチョは 「ティロノリンコ!!」と叫ぶ・・・。 哀しい映画だった。
2011.12.21
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