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新年て目出度い目出度いって浮かれても、 始まらないなあ、 空騒ぎになったら何も得ることないだろう、 新年を迎えたからって何も変わらないんだよ、 いや、 日々移ろっている意味では、 普通の日と同じように移ろっている、 受験勉強が目出度くなるわけではないし、 サラリーマンだって、 急に目出度く昇進するわけでもない、 闘病生活をしている人にとっては、 大事に労り回復へ向かう日々で、 それまでの日々の大事と変わらない、 どんな人だって悩みや、 懸案を抱えているはずで、 それが新年になって雲散霧消したり、 急転直下の解決を見るわけでもない、 ということであれば、 必要以上に浮かれ騒ぐのは、 その目出度さの中に逃避しているだけで、 むしろ、虚しさと疲れのみが残る、 それより、 ゴールデンウイーク以上に休日がとれて、 その気になれば、 静かに休養する、 自分と向きあえる、 人生を考える、 またとない絶好の機会にできる、 目出度たさの中に逃避しての浮かれ騒ぎで、 せっかくの長い休日を無駄にするのは、 本当にもったいない、 シングルの若い人にとっては、 1人旅をして自分と向きあえる、 またとないチャンスかもしれない、 正月を成長のときにできれば、 本当の意味で目出度いではないか。
2014.12.31
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お前、俺んちから盗んだもの持ってるだろ、 突然、どこかの奴が侵入してきて、 家んなかをめちゃめちゃにしてさ、 なかったか、 と首を傾げられても、 困るよね、 でも、イラク戦争の場合は、 大量破壊兵器はなかったけれど、 お前は周りん家に迷惑かけるから、 と家を乗っ取っちゃったわけだ、 元米国国務副長官のアーミテージさんが、 今更の弁だけど、 勇気ある反省じゃないかなあ、 今の世界を支配しているのは、 紛れもなくアメリカなんだよ、 ロシアと中国が束になっても敵わない、 アメリカは充分それを認識しているから、 金持ち喧嘩せず状態、 でも、 中国がアメリカに肩を並べそうになったら、 どうするだろう、 自分のほうの力が強いうち、 とロシアの了解をとって、 中国に先制攻撃をかけるだろう、 敵わぬまでも中国は一矢報いる、 日本はその一矢の矢面に立って、 100発や、そこいらの核攻撃で滅ぶだろう、 ああやだやだ、 こんなシナリオ悪夢であってほしい。
2014.12.30
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来年、中学受験なんですよ、 とユーウツそうなお母さんが増えた。 ご主人が中高は私立の一貫校で、 大いに学力を向上させることができた、 子供の将来のためには、 公立中より私立中に入れてやりたい、 でも、その私立の一貫校は、 人気のところがますます狭き門になっている、 「主人が出た私立は、5段階で言えば、 4のステージのところだったんです。 でも、今は3か2、子供の学力からすると、 4のところなら楽勝だと思うんですが、 今はなかなかその4がなくて」 いまだ日本は1億2000万以上の人口を誇っている、 そのうち首都圏1都3県の小学6年生は、 たった30万人弱なのである、 日本の人口構成は恐ろしげな逆ピラミッド、 徳利を逆さに立てた姿をイメージすると、 恐ろしさが募るだろう、 ゼロ歳から幼稚園、保育園、小学校、中学校の子供たちが、 細い部分を構成している、 小6が29万人台になって、 私立中学が食うか食われるかの、 受験生争奪戦を演じるので、 広き門になりそうに思える、 でも、大変狭き門なのだそうだ、 レベルが高いところへ集中するので、 ステージ5のところへは、 受験生が集中し前代未聞の狭き門になりそうなのである、 すべり止めはステージ4のところだが、 それが少なくなっている、 ステージ3以下は、 誰でも入れるので誰も行きたがらない、 そんなところへ行くぐらいなら、 公立中のほうが増しや、 ということになる、 かくして3以下の不人気校は、 定員割れが予測されて、 年々、淘汰されていくしかない、 子供が多かった時代、 お坊ちゃん校、お嬢ちゃん校は、 人気が高かった、 のびのびと学園生活を楽しめたからである、 今、かってのお坊ちゃん校、お嬢ちゃん校の多くは、 ステージ5、 悪くて4である、 気がついたら偏差値が大変高い学校になっていた、 ということか、 でも、学校側の長期にわたる、 学校体質改善の賜であろう。 不人気校サバイバル戦の中で、 どこがステージ5,4に登りつめるか、 それに注目したい。
2014.12.29
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本当にユーウツそうだねえ、 クリスマス前のほうがまだ増しだった、 貴方にとってそんなに今年はよくなかったの? 何?…今年だけじゃなく、 もう3,4年も悪い年が続いているのか、 それはね、 おそらく錯覚に等しいことだと思う、 試みに聞いてみたい、 今年がよくなかったという、 いちばんの根拠を訊いてみたい、 いろいろあると思うけれども、 これだといういちばんの根拠だよ、 転職の失敗ということだね、 すすめる人もあって、 乾坤一擲の勝負のつもりで、 同業他社に転じたんだったっけ、 前のところは同族会社で、 将来の展望が見えない、 という理由だったかな、 業績も今のところのほうがいいし、 歴代の社長や、 経営陣に同族の者はいない、 給与待遇もいい、 といいことずくめだったのに、 どういうわけで? そういう条件のほうは確かによかったが、 思わぬ内紛が起きて、 貴方を今の会社に積極的に迎え入れてくれた人は会長派、 直属の上司で貴方を買ってくれている人は社長派で、 板挟みになり大変な思いをしたのか、 会長派につくことになったが、 会長派は権力争いに敗退し、 同派の主だった者は、 いっせいに退職を余儀なくされたんだ、 貴方も退職しようとしたが、 会長派のその人に、 「きみは会社に残りなさい」 と説得され、 直属の上司からも慰留されたから残った、 というんだね、 ただ懲罰人事があって降格になり、 今は部長付で閑職の悲哀をかこっている、 ところで、いいことは何だったろう、 3つ挙げてごらんよ、 待望の第2子が生まれたこと、 毎年出ている○○マラソンで初めて完走できたこと、 某句誌主催の俳句大賞で、 俳句大賞次席に選ばれたこと、 ほう…たちどころに挙げたね、 むしろいい年だったじゃないか、 本当はそうなんだよ、 転職に失敗したということが、 頭の上に大きな重石として乗っかっているために、 いいことが幾つもあったのに、 貴方のこころと一緒に、 ひしゃげていたんだよ、 それに転職の結果はこれから出るんだ、 貴方は辞めていく会長派の人にも残れ、 と言われ、 直属上司の社長派にも慰留された、 ともに人材だと認めているからだよ、 きっと来年はいいポストに就くよ、 ということは、 とてもいい年だったということだ、 来年は更にいいだろう、 さあ気持ちをガラリと切り替え、 ウキウキと、 第2子を抱いていい年を迎えよう、 1年という節目は何があったとしても、 気持ちを切り替えて迎える、 新しい年になれば気持ちが切り替わるんじゃない、 その前に切り替えて迎えるんだ。
2014.12.28
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1962年10月の数日間、 22歳の僕は夜もろくに眠れず、 緊張の解けない日々を送った、 いわゆるキューバ危機の日々だ、 キューバ危機は、 正確には同年10月14日から28日までの14日間である、 でも、 僕はせいぜい3日間ぐらいだったように記憶している、 14日間を3日間ぐらいに凝集して覚えているものか、 それとも、 14日間のうち特に緊張を強いられた日が、 3日ぐらいだったのか、 それは何とも言えない、 キューバ危機関連のニュースは、 テレビや、ラジオでも聴いていたが、 その圧倒的多くを新聞で得ていた、 自宅で購読している新聞で読み、 駅で他の数紙を買い、 喫茶店に入って読んだ、 キューバ危機関連の記事は、 すべて読んだから、 6,7時間は費やしたと思う、 その時期、 僕は大学卒業を来春に控えて、 大学にも行かずバイトもせず、 毎日、放浪していた、 朝、自宅を出て電車に乗り、 適当に乗り換えて首都圏内の未知らぬ街の駅で降り、 当てもなくさすらう、 腹が空けば通りがかりの店でラーメンライスや、 カレーライスをかっこみ、 パン屋でコロッケパンや、カレーパンを買い、 食べながら歩いた、 ただ当てもなく歩くだけ、 川に行き当たれば河畔を歩く、 海辺に出れば、 波打ち際で蟹とたわむれた、 日が暮れればどこかの駅に出て、 乗り換えを繰り返しながら帰宅した、 翌日は見知らぬ別の街や、 田園を放浪した、 何も考えなかった、 でも、漠然として時に強烈に迫る不安があった、 地球が滅びるのは、 そんなに遠い日のことではないのではないか、 という不安だった、 医者に診てもらったことはないが、 軽度のうつ病にかかっていたのかもしれない、 そういうときに、 キューバ危機が訪れたのである、 予感は当たったな、 という思いがあった、 とうとうきたか、 という戦慄に似た恐怖と、 こんな地球なんか人類もろとも滅んじゃえ、 という自虐の期待もあった、 どうせ死ぬのなら、 チクッという痛みの、 チの1000分の1ぐらいの痛みを感じる、 ぐらいで死にたいな、 とも希望した、 でも、 どこかで対岸で発生した大火事を、 見物しているようなワクワクした感覚もあった、 何が起ころうと自分には無縁なような、 放浪をやめて、 キューバ情勢に全神経を尖らせだしたのには、 僕のそのときの心が病んでいた、 という状況もあった、 米軍の偵察機がキューバ上空で撃墜され、 米海軍の艦艇が核魚雷を搭載したソ連の潜水艦に爆雷を投下した、 というニュースが相次いで流れ、 ついに始まる、 と僕は自分の心臓がキリキリ絞られて、 子供の拳ほどに縮小したような感覚を味わった、 後にこの日は暗黒の土曜日、 と名づけられた、 その翌日、 米ソの妥協がなり、 キューバ危機は消滅した、 僕はいまだ経験したことのない解放感を味わった、 そして、そのとき、 僕の心に無意味な放浪を強いていたうつが去った、 キューバ危機当時、 ソ連の核保有数500発、 対して米国は6000発、 今、世界で1万6000発、 第2のキューバ危機が起こらないという保証はないが、 米国の圧力がなければ、 とっくにイランあたりを核攻撃していたに違いない中東某国と、 我が日本の隣国の独裁国家の核は危険に充ちている。
2014.12.22
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あれは象牙の塔でもガラスの塔でも何でもない、 白衣を着た学魔という魔物が棲まう伏魔殿だ、 と人の言う、 それでなおさら行きたくなった、 事実を知り真実を理解するために、 1頭の手弱女の学魔が代表して、 むくつけき10頭を超える学魔と共同研究して、 画期的な細胞を作り、 論文にして世界に問うために、 世界でもっとも権威のある科学誌に提出した、 論文は掲載され、 学魔どもは呵々大笑し、 伏魔殿は笑うがごとくに揺れて鳴動し、 伏魔殿を囲んだ民は、 拍手喝采した、 主著者の手弱女の学魔は、 一躍、ジャンヌダルクに祀り上げられた、 伏魔殿の内部の学魔か、 外部の生物学魔の仕業かは解らない、 正義感からか嫉妬からかは解らない、 複数の学魔が論文の内容について、 疑義を唱え、 多くの疑問点が浮き彫りになった、 不正、ねつ造の可能性が高くなった、 世界の嘲笑を浴び、 せ間に指弾されて伏魔殿はグラグラ揺らいだ、 論文は撤回された、 ここにおいて伏魔殿のボス学魔どもは豹変した、 伏魔殿を解体させぬために、 自分たちの保身のために、 論文作成に深く関わった1頭のボス学魔と、 手弱女の学魔を人身御供にする、 それは暗黙裡の魔の談合だった、 ただの紙切れ船になったのを知った共著者の学魔達は、 次々に紙切れ船を逃げ出した、 手弱女のボスの学魔は、 追いつめられて自ら命を絶った、 手弱女の学魔は、 ポツンとたった1頭残された、 この1頭に何を演じさせるか、 これこそがボス学魔どもの課題だった、 伏魔殿と自分達を守るために何をやるか、 それは世間をあざむくための幕引きである、 うまい手を考えた、 手弱女の学魔に論文の通りに検証実験をさせる、 別チームを1つ作り、 そのチームにも同じ実験をさせる、 手弱女の学魔には監視カメラで監視し、 立ち会いの学魔をつけた、 手弱女の学魔はすべてを悟った、 ほぼねつ造論文だから、 その通りにやっても、 画期的な細胞が再現できるものでもない、 いけにえの羊になれ、 ということなのだと、 手弱女の実験も別チームの実験も、 当然のことながら画期的な細胞を再現できなかった、 もともとまぼろしなのだから、 伏魔殿というドロドロした土壌から生まれた仇花なのだから、 大金をかけて徒労が目的の茶番劇で終わる、 手弱女の学魔は伏魔殿を去った、 すべてをボス学魔どもに捧げ、 すべてを失い、 でも、少しの解放感を味わいながら、 伏魔殿のドロドロした土壌にまみれて、 自分もドロドロした欲望を持ってしまったのだ、 と反省しながら、 これで幕引きではたまらない、 あの論文がどのようにして作成されたのか、 その一部始終を解き明かしてないではないか、 共著者の1人1人に綿密に聴取していけば、 きっと全貌は明るみに出る、 なぜそれをしないのか、 おぞましい事実が明らかになるとまずいのか、 ボス学魔どもは伏魔殿もろとも、 臭い臭い自分達にすっぽり蓋をかぶせたい、 そうはさせじそうはさせじ、 ゆえに、 ヤバいヤバい場所と人の言う、 あの伏魔殿を探訪せにゃならぬ。 * これは現実のことではありません。ただの戯文です。
2014.12.21
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良くも悪くも世界を沸かせたSTAP細胞問題は、 小保方晴子さんが、 その検証実験で存在を確認することができず、 一応の終局を迎えた、 理研の別チームが行っていた実験も、 存在を確認できぬまま、 打ち切りとなった、 小保方さんによる検証実験は、 監視カメラが作動する中で、 また第三者が立ち会う中でのものであり、 小保方さんは集中力をどれだけ発揮できたろうか、 しかし、 過去に200回以上成功したと広言しており、 48回の検証実験で1回は成功してほしかった、 と思う人も多いだろう、 ただこれでSTAP細胞は存在しない、 と結論は出せないだろう、 今の生物学の力では、 作れなかったということだろう、 STAP細胞と謳わないでも、 今の生物学の常識をくつがえす画期的な細胞は、 生物学が進歩するに従い、 順次、作りだされるだろう、 科学の世界は日進月歩だ、 有為の人材がどんどん輩出して、 新しい発見をしてほしい、 自分がSTAP細胞を作ってやる、 というチャレンジ精神を大きく燃やして、 少年少女たちが生物学の道を目指してくれたら、 日本の将来にとっては、 実に頼もしいことになる、 今は存在せずとも、 STAP細胞は、 貴方たちに広く門戸を開いて待っている、 に違いない。
2014.12.19
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競技は観客のためにやるんじゃないものなあ、 青天井でいいし、 雨中の熱戦も選手たちは、 意に介さないだろう、 それが若さだ青春だろう、 わざわざ屋根をかける道理がどこにあるんだろう、 それなのに、 1600億円もかけて、 国立競技場を建て替えるらしい、 新聞の写真で見ただけでのけぞったねえ、 基本設計案は、 基本構想国債デザイン競技で最優秀賞をとった、 作品ということになるが、 深海から浮上し、 いきなり神宮に居座った不気味なエイのようだし、 修正案となると、 故障して地球に不時着を余儀なくされて、 神宮にドカッと着陸したUFOのようではないか、 独裁国家の巨大核シェルターも連想させる、 入場したとたん気分が悪くなりそうだ、 奇をてらわなくていいんだよ、 5歳の子供でも、 あっ、競技場だ、 とひと目で解る素直で、 健康的な競技場がほしい、 こういうデザインの箱物は、 奇をてらった催しをやる、 イベント会場にすればいいじゃないか、 五輪に相応しい、 競技をやるのに相応しい競技場は、 シンプルで使い勝手がいいものに限る、 国威発揚の場じゃないし、 東京が見栄を張る必要もない、 素朴で心に残る五輪を観たい、 それこそオリンピック精神が十二分に発露されるだろう。
2014.12.17
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も終わったんだからどうでもいいけれど、 今度の総選挙の結果を見て、 ほらね、 と得意満面なのは、 低投票率クンだろうね、 代わり映えしなかったんだから、 やる必要なかったのだよ、 と… なるほど、 メディアは与党大勝を報じたが、 自民は微減公明微増で、 差し引き殆どゼロ、 それなのに、 メデイアは定数5削減を考慮すると、 与党は実質増などとはやしてる、 その論法を取るなら、 11議席増の民主は、 大躍進ではないか、 共産は歴史的大躍進と言っていい、 でも、 維新は大健闘した、 分党で次世代の党に、 右派的思考の人達が多く流れて助かった、 という一面もある、 今の安倍政権が自民でも右翼に位置するので、 それ以上の右は要らない、 という有権者の選択があったと思うから、 ただ、 結いの党という穏健グループと一緒になって、 維新は命拾いしたと思う、 維新の本流は関西という牙城で、 たった5議席しか得られず、 7議席も減らした、 有権者は旧結いの党を選択した、 それが本来の牙城で壊滅に瀕したのに、 大健闘した所以だろう、 旧結の党は維新と合流せず、 旧名のままで一本独鈷で戦うべきだった、 結いの党という党名は、 今の時代の人々の心の琴線を刺激する、 党名の最高傑作である、 有利な党名を活かし独自の政策を練って、 解りやすく訴えれば、 今度の総選挙で唯一風が吹いたろう、 ところで、 低投票率クンより喜んでいるお方がいる、 膨大棄権者群クンだ、 しらけて行かなかったけれど、 結構、低投票率クンもやるじゃないか、 と、 右にブレすぎた振り子が、 何やかや言っても、 少しバランスよく戻ったではないか、 さあ、 失政すれば、 この膨大棄権者群クンがお怒りになる、 ここぞというときに、 正しく立ち上がる棄権者は、 怖いのである。
2014.12.15
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STAP細胞のあるなしよりも、 関係者の虚妄ぶりと迷走が目立った、 おやおや、と思っていたら、 全聾の天才作曲家の化けの皮が剥がれ、 表に出てはいけないゴーストが躍り出た、 何だか出だしから虚妄の年になりそうな雰囲気だったが、 この2つの事件から何が解決され、 何が得られたというのだろう、 半年も経ったら、 誰も口の端に乗せなくなった、 でも、 この2つの事件は、 ともに長く大きく話題になっていた、 メディアが餌食にしやすかったから、 だから、 今年を振り返ったら、 賞味期限がとうに切れて、 打ち捨てられた話題なのに、 すぐ頭に浮かんだ、 虚妄な事件ほど、 意識の深部に澱んで残るらしい、 今年ももうすぐ終わるのに、 明日は総選挙の投票日、 この総選挙で何が解決し、 国民にとって何が得られるのだろう、 期待がない、 ということは、 虚妄の総選挙ということだろうか、 来年は何がやってくるのだろう、 虚妄の挙句に、 (物言えば唇寒し)がのこのこやってきたら、 いやだなあ、 もう14,5年も前のことだろうか、 人間の耳を背中に生やして走り回る、 耳ネズミが世界の話題になった、 ただし、この耳は聴覚機能がなく、 人間の耳の細胞を特殊培養することで、 成形されたものに過ぎない、 しかし、細胞生物学が進化して、 聴覚機能を持った耳ネズミが走り回る、 ようになったら怖いだろうなあ、 気がつかぬ間に、 プライバシーが少しずつ侵害され、 自由が少しずつ束縛に変わっていったら、 と思うことがある、 30年前は思いもしなかったことなのに。 、
2014.12.13
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なんだろな、 やらずもがなの選挙につきあわされて、 アベノミクスは大企業は潤って、 その儲けを吐き出さないんだよな、 しっぺ返しがくるっと知ってるから、 じゃ、俺たたちはどうなるのかな、 インフレがきて、 収入がおんなじだから、 もっと暮らしが悪くなる、 嫌だねえこの選挙、 雪が降ったらどうしようか、 こんな投票の義務あるかなあ。
2014.12.12
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可哀相だなあ… お可哀相に… よく耳にする憐憫の言葉だ、 僕もかなり口にしてきた言葉だ、 でも、 言われた側には悔しい言葉だ、 前向きにはなれない言葉だ、 実に上から目線の言葉ではないか、 先日、厚木市の人権擁護委員会主催の記念講演会で、 講演を行いました、 それに先立ち、 市内の中学生から募集した人権作文の、 入選者の表彰式が行われました、 手伝えることはありますか、 は市長賞を受けた中学3年男子の作文のタイトルです、 作者の父は仕事中の事故で右手を失くしました、 作者は健気に入浴時に背中を流す、 ペットボトルのキャップを閉めるなど、 さまざまな手助けをしてきました、 あるとき、 ほどけて靴紐を結んでやろうとしたら、 父は、 「俺はやればできる子だから」 と、断ったのです、 父は義手の指も使い、 ちゃんと靴紐を結びました、 そのとき、 作者は気づくのです、 今まで自分が父に対してやっていたことは、 単なる押しつけだったのではないか、 それは父の存在を否定すること、 と同じだったのではないか、 自分がやってあげなければ、 という考え自体が自己満足ではなかったか、 等々… それからはやればできる父を、 見守るようになりました、 作者はサッカーをやっています、 父は障害者スポーツのサッカーをはじめました、 サッカーを通じて、 作者は父と一緒に過ごす時間が増え、 共通の話題を持つようになりました、 作者は父とその仲間に、 辛さや、心身の痛みを分かちあっている絆を感じとって、 自分の心にあった偏見を振り返り、 そういう偏見をなくしていかなければ、 と強く思うのです、 「一切の偏見を持たず、相手の気持ちを考えて、 できることには手出しをしない」 それがその人に生きる活力を与え、 居場所を奪わずにすむ、 と作者は言い切ります、 「(俺はやればできる子だから)その言葉の意味を重く受けとめ、 差別のない社会作りに私は少しでも貢献していきます」 なんか日本の未来は捨てたものではないぞ、 頼もしい子供たちが成長していく、 頑張んなきゃ、俺らも。
2014.12.10
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昨日、 厚木市の人権講演会で「今、親は子とどのようにコミュニケーションをとるべきか」 という題で講演を行ってきました。 講演に先立ち、人権作文や、人権ポスターに応募して入賞した 中学生たちの表彰式が行われましたが、 それが終わるまで僕は控室で待機していました。 いただいた資料の中に、 表彰されている最中の入選者の入選作文集が入っていたので、 その目次をめくると、 一人一人の人権… 一度いじめに関わって… 「かわいそう」の差別… など、人権講演会に講師として招かれる機会の多い僕には、 魅力的なタイトルが並んでいます。 1つのタイトルに目が点になりました。 太平洋戦争から学ぶ人権…… おいおい、太平洋戦争が終わったのは、 69年前のことだよ、 きみのお父さんお母さんだって、 まだ生まれていなかったんじゃないか。 驚きながら一読して本当に驚きました。 中学3年の作者は、 太平洋戦争の悲劇を知るにつけ、 それ以前に起きた事件の何が起きなかったら、 その戦争を防ぐことができたか、 という授業の課題で、 満州事変を選ぶのです。 当時、満州と呼ばれた中国東北部を実効支配していたのは、 張作霖率いる奉天軍閥でした。 作文で作者が訴えようとしていたことをよく理解してもらうために、 張作霖が北京を去ってから満州事変に至るまでの経過を整理しておきます。 張作霖は北京の国民党政府で要職についていましたが、 中央での勢力争いで不利になり、列車に乗って根拠地の奉天への帰途につきました。 この頃、清朝滅亡後の混乱に乗じ満州での権益を増大させていた日本は、 張作霖が奉天へ戻ることに警戒心を高めました。 満州駐留の日本軍は関東軍と称していましたが、 関東軍は欧米列強に支援を仰ぎ、 日本との距離をとりはじめた張作霖が目障りな存在になっていたからです。 それでついに奉天を間近にした張作霖を列車もろとも爆破、死に至らしめました。 張作霖の息子の張学良が奉天軍閥を継ぎますが、 張学良は蒋介石の南京国民政府に合流します。 関東軍は国民政府軍に脅威を抱いていたので、 座視していられなくなります。 再び、奉天郊外の柳条湖というところで、 今度は線路を爆破するという事件を起こし、 国民政府軍の仕業に見せかけました。 この事件により関東軍との間に軍事衝突が起こり、 関東軍は勝利を収め満州全域を支配しました。 これが満洲事変で、 国民政府は国際連盟に日本を提訴し、 日本は国際連盟を脱退するという事態を招きます。 日中の対立はやがて本格的な日中戦争へ発展し、 欧米諸国は石油などの日本への輸出を禁止し、 大陸からの撤兵を求めました。 追い詰められた日本は、 真珠湾攻撃を敢行し、 太平洋戦争が始まる。 そういう流れの中で、中学生の作者は、 どうすれば満州事変を起こさずにすんだか、 と問題提起を行い、 「私は日本の権益を中国に広げようとしなければ良かったと思う。…中略… 日本は自分達の国のために、力をつけて国を守ろうとしたのだろう。 しかし私はそれが正しいとは思えない。なぜなら日本は 相手の中国の気持ちを考えられていないからだ。…中略… それぞれの国の権利をもっと大切にして、お互いを尊重するべきだったのだ」 素直に純粋に考えれば、このとおりで他に何の言葉も必要ない。 何だか日中韓の首脳を前にして、作者にこの作文を朗読してもらいたい、 とふっと思った。 作者は、これは人権でも同じことが言える、と主張している。 「戦争を学ぶことは人権を学ぶことに繋がる。戦争で犠牲になった多くの人の命を 無駄にしないためにも学んだことを活かし、私達の手で平和な未来を創っていきたい」 作文の末尾の言葉は、僕の胸にしみた。 僕の15歳上の兄は昭和20年8月に旧満州の地で戦死している。 戦争の犠牲になった人達は、 しっかりと人権が守られた平和な未来社会を願って、 命を捧げていったのではないだろうか。
2014.12.06
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スワイン(豚)は2013年に発売されたアルバム、 「アートポップ」に収録されている、 それまでスワインがピッグを意味する言葉であることは、 パブコック スワインという豚のハイブリッド品種があることで、 薄々は察していた、 パブコック スワインは味がよく、 発育速度、繁殖性など、 従来の品種に比べて多々、 優れているようなので、 スワインはピッグの敬称のようなものか、 と勝手に解釈していた、 ただ、 ピッグは可愛らしいのに、 スワインは蔑称のような響きを持っているな、 という違和感があった、 でも、 スワイン(豚)を聴いて納得した、 ガガはキーボードとドラムを叩きながら、 歌い出しはゆっくりと、 途中からギターのソロに移り、 ビートを利かせた歌い方をしている、 スワイン、スワイン、 と絶叫調で歌うところは、 憎しみと怒りが絡まりあって吐き出されるようだ、 歌詞も最初は煮えたぎる心を抑えるように、 …分かっているわ…を繰り返し、 …あなたは人間の体の中に潜んでいる豚なのよ… …鳴き声をあげなさいよ… …鳴き声をあげなさい… …鳴き声をあげなさい… …あなたは最低だわ… …この豚野郎… と、トーンをあげていく、 ドラムを叩きながら、 まるで嘔吐をするように、 唾を吐きかけるように、 激しく体を揺すって歌う、 ガガは子どものときから思春期にかけて、 激しい差別といじめを受けた、 その最も辛い仕打ちを受けた相手にぶつけた、 怒りと憎しみの歌だろう、 と想像できる、 でも、 次々とフラッシュバックしてくる場面と、 格闘するような歌いようは何だろう、 と思った、 すでに全世界に名声を轟かせている、 差別といじめで苦しんだ自分を、 音楽の世界で解放させることができたのだから、 もう少し怒りと憎しみを抑えた歌い方でも、 よかったのではないか…と、 一昨日、 ガガはアメリカのラジオ番組に出演し、 19歳のとき、 音楽プロデューサーにレイプを受けたこと、 スワイン(豚)は、 その相手に対する怒りの歌であることを告白した、 それで疑問が氷解した、 自分を解放してくれる、 とあこがれ目指した世界は、 そうではなかったのだ、 人間のかたちをした、 豚野郎がうごめく世界でもあった、 ガガは絶望したろう、 ガガの偉大なことは、 その音楽界の暗部の中で開き直り、 見事に自分を開花させたことだろう、 それでも癒やしきれないガガの屈折は、 奇抜で超時代的な髪型、髪色、 ファッション、行動などに噴出している、 そして、 奇抜さの中に見える前代未聞の明るさは、 怨念の土壌でもがかなければ、 獲得できなかったものだろう、 このガガは既成のすべての音楽を突き抜ける、 神秘性を持ちあわせている、 それは殆ど神がかりと言っていいだろう。
2014.12.05
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面接はどのくらいしたのかな、 42回か、 その倍やった人もいるよ、 イライラするのがいちばんいけない、 企業はね、 採用に慎重になっている、 じっくりと人材を選んでいる、 景気回復どころか、 東京オリンピックがくる前に、 何だか日本の経済はヤバイことになるぞ、 と本音では怖れている、 国債をこれでもかこれでもか、 と買わされている企業は、 特に日本の経済を危ぶんでいる、 日銀がジャブジャブ市場にカネを出したって、 円安になって株がいっとき上がるだけだもの、 1部企業は大儲けしても、 社内に留保しておくだけ、 諸物価が上がり、 実質賃金が上がらなきゃ、 財布の紐は固くなるよ、 カネが回ってこなきゃ、 応急手当に国債を乱発することになる、 こんな状態だから、 用心深い企業は、 ブランド大学の成績優秀者というだけでは、 採用しなくなっている、 会社が転機を迎えたときに、 本当に力を発揮してくれるかどうか、 それを見ている、 いいのがいなけりゃ、 中途採用に期待しよう、 と考えているところも多い、 成績は優秀でなくても口下手でも、 貴方のように、 いざというときに頑張りぬく 本領を発揮する人材を探している、 いろいろ面接してきてね、 面接官は目が肥えてきている、 残り物に福がある、 という期待もあって、 これからが勝負だと思っているんだよ、 だからね、 腐らず、 イライラせずに、 目の超えた面接官はいるか、 という気概で乗り込んでいこうよ、 ガツンと応えてくるところが、 きっとあるから。
2014.12.04
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高倉健さんに続いて菅原文太さんもか、 まさか健さん、 こっちで新任侠路線でライバルやろうよ、 と呼び寄せたわけじゃあるまいけど、 寂しいよなあ、 学生なのに、 映画俳優修業だ、モデル業だ、 と右往左往して、 気がついたら留年確実、 勝手にしやがれ、 とばかりに映画館に飛び込んだら、 着流しの鶴田浩二と、 高倉健がドスで立ち回りをやっていたのかな、 健さんのキラキラ光る瞳に、 魅せられたよ、 「人生劇場 飛車角」だったかな、 それから間もなく、 「網走番外地」シリーズが始まったんだ、 留年2年して、 やっと卒業したときに、 キースひけキスゥひけー、 だもの、 職を転々としていた時代に、 「仁義なき戦い」シリーズが始まった、 このシリーズで人間の裏の裏のおぞましさや、 心変わりのドライさを思い知らされた、 人間臭がぷんぷんで、 人間の弱さもビンビン伝わってきた、 「網走番外地」が根無し草的、 ええかっこしい的な中に、 ここぞというときに発揮される、 人の情の切なさ強さにしびれさせてくれたから、 この2つのシリーズは、 僕の青春に熱いヤキを入れてくれた、 僕自身は憧れた映画スターにも、 服飾モデルにもなれず、 ものを書く道で手応えを掴んだけれど、 ヤクザものはずいぶん書いたし、 「制覇」「激動の1750日」などの原作も書けた、 ヤキを入れられてものになった、 ということだ、 だから、勝手に、 健さん、文太さん有り難う、 天国でも痛快に活躍して下さい。
2014.12.01
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