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2013年に、 全国の警察で扱った、 いじめによる暴行、障害などの事件の発生件数は、 410件だった、 400件を超えたのは、 1985年以来のことで、 実に28年ぶりだという、 2013年に400件を超えたのは、 その前年に大津事件が発生し、 一般の関心が高まり、 警察への相談も増えた、 という背景があってのことらしい、 ということは、大津事件という、 世を騒がせたいじめ自殺事件が起こらなければ、 28年ぶりの件数にはならなかった、 ということだろう、 400件を超えた1985年は、 バブルの入口になった年である、 いじめ事件にそれは関係ない、 では、その前年に400件を超えさせるのに影響した、 と思われる事件が起こったか、 大坂産業大学高等学校同級生殺人事件、 といういじめ事件史に特筆されるものが発生している、 ただ殴る蹴るだけでなく、 いじめグループの前で自慰行為をやらされたり、 盗みを強制されるなど、 屈辱的ないじめを受けていた同級生2人が、 数人の教師に相談したものの相手にされず、 追い詰められて、 やはり、同級生のいじめのリーダーを、 共謀して殺害したという事件である、 大津事件は追い詰められて自殺、 こっちは窮鼠猫を咬むで、 いじめの元凶の命を絶った事件だ、 大事に至るまで学校側が対応を怠ったり、 他の同級生がいじめの現場を見ているのに、 見ぬふりを通すなど、 大津事件と類似しているところが多い、 1980年代後半から1990年代半ばにかけては、 不登校の児童生徒が、 かなりの急カーブで増加していた、 それを背景として1990年代に入ると、 フリースクールブームが起こる、 この時期に、 僕もフリースクールの特別講師をしていたことがある、 クラスの生徒の3分の2は不登校の子どもたちだった、 残りが情緒不安定の子どもたちで、 どこのフリースクールも、 同じような比率だったのではないか、 1999年に「よい子に読み聞かせ隊」を結成し、 全国で読み聞かせ活動を展開してきたが、 この間、 あちこちでいじめの事例をよく聞かされた、 無論、事件として立件されるほどのもの、 ではなかったかもしれないが、 もし、僕が、 いじめの問題に正面から取り組んでいる人間だったら、 取材対象には事欠かなかったろう、 だから、いつも、 そういうことがあったんですか、 よくそういう話は耳にします、 いじめは増えているんですね、 で終わってしまった、 僕は読み聞かせ活動を行っているのだ、 その都度、いじめの取材をしていたら、 読み聞かせ活動が停滞するので、 世間話として聞く以外なかったのである、 そういうことなので、 確かなことではないにしても、 いじめの事例は、 地域の噂話の対象となるぐらいで、 ほとんどは、 学校段階で蓋をされてしまうように思う、 しかも、いじめは陰湿化しているので、 蓋をされるとさらに陰湿化が進む虞がある、 2014年のいじめ事件の件数が、 2013年の半分に減ったとしても、 それはけしていじめ事件が減ったわけではない、 と思ったほうが正しいだろう。
2014.02.27
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かって講演や、読み聞かせで訪れた各地を襲った、 3・11大震災に対する思いはいろいろある、 とりわけ、 その前年の11月下旬、 「子ども読書フォーラム 双葉町」での、 記念講演を行ったときのことは忘れがたい、 会場ホールは常磐線双葉駅とセットで作られており、 楽屋は和室で広々としていた、 主催者の女性陣が抹茶を点ててくれた、 出されたお菓子は美味しかった、 双葉町産の銘菓だった、 学生服をピシッときた高校生が3人現れた、 それぞれ色紙を手にしている、 体格はみながっちりしている、 正座して順番を待って固くなっているので、 「運動は何部?」 と、話しかけた、 「野球部です」 と、1人が答えた、 「じゃ、甲子園だね」 僕の言葉に精悍で、 どこか紅顔の趣きの3人は、 そろって含羞を見せて苦笑した、 そこまでいくレベルでは、 ないようだった、 いまが出発点、 という言葉を添えた色紙を見て、 1人が、 「頑張ります」 とうなずいた、 3人と肩を組んで写真を撮ったが、 学生服の下のたくましい筋骨に触れて、 たのもしいと思った。 彼らは爽やかに現れ、 爽やかに去った、 今どうしているのだろう、 元気ならそれで充分だが。
2014.02.26
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今日の朝日夕刊も報じていたが、 土日の渋谷の朝は、 どこからか、 やや頭でっかち風の小学生たちが、 やってきてIT関連系のビルに消えていく、 渋いは英語でbitter、 谷はvalley、 それでビットバレー、 渋谷は今やITの牙城なのだ、 そのIT企業が開設している、 プログラミング教室が幾つもある、 通ってくる小学生は男も女も、 天才風秀才風が目につく、 7歳8歳で大学生も手こずっているゲームを、 難なくクリアしてしまう子もいる、 パソコンに出てくるアルファベットや、 記号は4,5歳から馴染んでいる、 小学生をワンツーマンに近い鍛え方で、 英才教育を施している塾がある、 屈指の進学校を経て、 日本の最高学府の頂点に入学させるのが使命だ、 そこで鍛えられる子どもたちと、 ビットバレーに集う子どもたちは、 明らかに違う、 前者が詰め込み型記憶型の回路の持ち主なら、 後者は瞬発型閃き型創造型の回路の持ち主だ、 前者は人口減少社会では、 徐々に後れを取っていくだろう、 今世紀末までに日本の人口は、 ほぼ半減するすると予測されている、 競争社会ではなく、 1人1人が他にないものを持ち寄り、 新しいものを築く社会になるだろう、 総花的な知識のナンバーワンは、 お呼びでなくなる、 ネットの中で輝く個性が、 そして、個性たちの集積が、 それまでになかったものを創っていく、 そういう社会になりそうだ、 輸出は人口減もあってどんどん減っていく、 でも、おカネは入ってくる、 海外に拠点をおいた日本系企業が、 どんどん送金してくるからだ、 しかし、人口減が進むのに、 消費が増えるわけがない、 おカネは電子社会の先端技術の開発に向けられる、 そこで活躍するのがジョブズの卵たちだ、 おそらくとんでもない天才たちが、 日本を未だかってなかった超強国にするかもしれない、 電子技術のバリアーを、 日本の周囲に張り巡らせ、 他国によるどんな攻撃も無力にしてしまう、 その気になれば超絶サイバー攻撃で、 瞬時にして世界各国の中枢を破壊するだろう、 ややSF的な予測になったが、 けして夢物語ではない、 ただレールの敷き方を間違えると、 悪夢物語になる、 これからは心、 精神のありようが重視されるだろう、 健全な精神が、 電子をコントロールしなければならないからだ。
2014.02.25
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どんな状況で始まったんだい? 本家のいとこの結婚式が終わり、 新郎新婦は成田で1泊してから、 海外へハネームーンに旅立つので、 式場から送り出したのか、 その後、 お父さんときみは、 本家に泊まることになっていたので、 本家に行って祝い酒の飲み直しをやったのか、 それで父子喧嘩はないだろうよ、 で、きっかけが政治で、 きみが中国と対峙するには、 100万の陸海空軍が必要だから、 軍備増強用の消費税を取ったらいい、 と言ったのに対し、 地元で漁業をやっているお父さんは、 軍事大国を目指すよりも、 漁業、農業を振興させて、 自然を汚さず、 きれいな陸、 きれいな海にして、 安全な食を確保していくことが、 子孫繁栄の道だ、 と真っ向から反駁したか、 きみのお父さんの祖父、 つまり、きみの曽祖父は、 21歳で特攻出撃して海に散り、、 お父さんの叔父さんは、 サイパンで戦死しているんだよね、 お父さんは戦争がどんなに悲惨なことか、 知っているのだろう、 そのお父さんを腰抜け、 って詰ったんだね、 そうだろうか、 きみは曽祖父の遺族や、 お父さんの叔父さんの遺族に、 いろいろと戦争のことや、 肉親を戦争で失った悲しみを、 訊いたことがあるだろうか、 ない? それは訊いたほうがいい、 お父さんは船を3隻持っているんだよね、 きみにも船に乗って魚を捕って貰いたかったが、 きみは体が頑健じゃない、 漁師は無理だろう、 とお父さんは、 きみを教職の道へ進ませてくれた、 仮に100万の軍隊ということになれば、 徴兵制を布かなければ間にあわない、 きみは徴兵検査で跳ねられるかもしれない、 頑健でないだけなら鍛えればいい、 ということで兵隊に取られるかもしれない、 そして、 アフリカの内戦状態の国へ、 国連治安維持軍の1兵卒として、 派遣されるかもしれない、 戦死する虞れはないとは言えないだろう、 勇ましい美辞麗句や、 ハッタリ的な大言壮語は通用しない世界だ、 きみに命を捨てる覚悟があるだろうか、 命を捨てる覚悟はね、 戦争がどんなに不条理なことか、 どんなに悲惨なことかを充分理解し、 なおかつ、 生き残る人たちが平和で豊かな社会を作る、 ことを強く信じ、 そのために自分は犠牲になる、 という確固たる信念がないとできないよ、 きみのお父さんは、 板子一枚下は地獄の海に出て、 きみを始め家族を養ってきた、 お母さんはきみが後悔のない人生を送れるよう、 強く願いながらきみを育ててきた、 そういうお父さんお母さんに向かって、 100万の軍隊で日本の敵を粉砕する、 と言っても説得力はゼロだろうね、 江田島の記念館へ言って、 特攻で命を捧げた若い人たちの手紙を読んでご覧よ、 父母を思う真心、 国の安泰を願う赤心に心を洗われる、 生き残る者たちへ、 後事を託す責任感にもジーンとくるだろう、 こういう人たちが、 親に喧嘩を売るわけがない、 いまのきみはもっともっと勉強をすべきだ、 ほんとうに国を守るには武力も必要だが、 近隣の国から尊敬される国になるために、 命を張って国と社会に尽くすことだと思う、 さあ、お父さんに一言謝ろうか、 お父さんは笑って許してくれるだろう。
2014.02.24
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メディアの雰囲気が大きく変わったのは、 面白くなきゃテレビじゃない、 とテレビがお茶の間の、 万能娯楽マシーンとして登場してからであろう、 それまでは大新聞を中心に、 社会の木鐸という意識がかなり残っていた、 と思う、 木鐸というのは、 古代中国で政令などを伝えるときに、 触れ歩いて鳴らした鐸、つまり鈴で、 舌の部分が木製だったので、 この名がある、 転じて、世人に警鐘をを鳴らし、 教え導く意になった、 社会の木鐸と新聞人が発言すると、 やや上から目線になったが、 それだけの自負と志があったのだろう、 キャンペーン記事では、 その対象を厳しく糾弾したが、 それだけの裏づけを取る徹底した取材に、 自信があってのことだったろう、 キャンペーンをシリーズでやられて、 司直の手にかかった人物もいたし、 自ら膿を出さざるを得なくなった団体もあった、 初めほめて後でバッシングなどということは、 ついぞなかった、 テレビがお茶の間に欠かせない娯楽になってから、 メディア全体が娯楽的要素を、 強くはらむようになった感じがある、 報道的なものは事実だけを、 視聴者や、読者に提供してくれれば、 後はどのように喜怒哀楽しようと、 視聴者、読者の判断だ、 そのような領域にも、 やらせじみたドラマ的演出をするようになった、 この傾向は僕がまだ、 小説専業では食っていけなかった1970年代なかばには、 すでにあった、 生活を維持するために、 週刊誌のアンカーライターや、 月刊誌のリライターをやっていたが、 編集部の意図する記事にするためには、 取材原稿の感動的な逸話を取り上げ、 負の部分は無視してまとめなければならなかった、 今はその傾向が極端になっているようだ、 感動で持っていこうとなれば、 それに使えることばかりを取材して回る、 当然、その人物や、 団体の要に迫る取材がおろそかになる、 そうして1メディアの感動ものの作りが大受けすれば、 他のメディアも殺到し感動の大行進が始まる、 それだけのメディアが殺到すれば、 うさんくさいな、 と気づくメディアはかなりある、 それはあえて不問にして、 他が感動でいけば感動でいくしかない、 それが当節のメディアなのだ、 うさんくさければ、 そのうちどこかが暴いて、 バッシングをやる、 それを待ってわあっとバッシングしよう、 という様子見をする、 安直安易に持ち上げて記事にして、 バッシングして記事にする、 しゃぶり尽くすに等しい、 佐村河内事件に、 今の大方のマスメディアの特質が、 くっきりと透けて見える、 持ち上げて褒めそやして、 上がりきったところで、 一気に奈落の底に突き落とす、 佐村河内守氏は、 自業自得の結果に目をつむれば、 現代のマスメディアの暗部の牙、 にかけられた被害者と言えるかもしれない、 純真にひたむきに、 切磋琢磨している人間に対しても、 マスメディアは、 ドラマの作り手としての視線を注ぐ、 この傾向も僕がアンカーや、 リライトをやっていたときには、 すでにはっきり見られた、 アンカー仲間が、 「1人の選手に対する予定原稿を3本書かされたよ」 と、ぼやいたことがあった、 予定原稿とは結果を待っていては、 締め切りに間に合わない場合、 結果を想定して事前に書く原稿のことだ、 金メダルを取った場合の感涙の記事用、 銅メダル銀メダルの場合の惜敗を悔やむ記事用、 大惨敗に打ちひしがれる様子の記事用の3本である、 この時代は大惨敗しても、 よくやったぞ、泣くなこれからだ、 といった励ましタッチが主流だった、 今は金メダルを期待されていた選手がそれを逃すと、 敗因の幅を大きく広げて論じる風の報道が多い、 選手にとってみれば、 問責の矢を背中に受けた心地になるかもしれない、 僕のブログに興味深い内容の書き込みがあった、 その内容の1部をここに紹介してみたい、 多分、マスコミは 「浅田選手がメダルをとる」という前提で、たくさんの番組、たくさんのシナリオや原稿を作成しているのでしょう。なので、それがハズレるとすべてやり直しなので、メダルを取ってくれないと困るよ、っていう発想のような気がします。 メディアに関わっていた身として、 今も関わる身として、 ここに指摘されていることは、 その通りだと言わざるをえない、 予定原稿はほとんどどこも書いていよう、 テレビ局の場合はリアルタイムなので、 結果の予定番組の必要はない、 ただ涙の物語的な特別番組の準備は、 進めていたかもしれない、 その場合、結果がどう転んでも修正できるように、 進行させていただろう、 そのテレビ局にとっても 浅田真央選手のSP16位は想定外だったろう、 これは悲劇の作りになるかな、 と戸惑ったかもしれない、 まさか自己ベストを出すとは思わなかっただろう、 しかし、浅田選手は自己ベストを出して、 感涙にむせんだ、 ソチで、テレビで観ていた日本人の多くが、 感動の涙を流し、 ほとんどすべてが賞賛の歓声をあげた、 外国の人も惜しみなく拍手した、 これは凄い本物のドラマだ、 浅田真央は深い感動の波を起こして、 ソチの銀盤を揺るがしたのである、 そして、僕はもう1つ別の感動も貰った、 これは大変に意味のあることだ、 浅田真央さん、 貴方は現代の難敵、 両刃の剣を振りかざすマスメディアに勝ったのです。
2014.02.22
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やはりやった、 SPでまさかの16位、 「体と気持ちがずれていた」と、 賢明な人だから終わって悟ったのだろう、 背中の十字架がはがれて、 体と気持ちが一体になったことを、 彼女は無心に自分の世界で、 自分の持っているものを引き出した、 自分のために、 十字架を背負わせる人たちでなく、 銀盤の自分を心から応援して、 支えてくれる人たちのために、 そして、 若くして天国に旅だったお母さんが、 慈愛のこもった眼差しで見守ってくれていることを、 信じて、 信じて、 ただ無心に滑りジャンプし踊った、 それが自己ベストを引き出した、 でも、それは結果だ、 SPから始まりフリーで無心に燃えて、 彼女は素晴らしいドラマを創ってくれた、 ただ祈るように応援していただけなのに、 そのわれわれに忘れられない感動を分かち与えてくれた、 有難う、 浅田真央さん。
2014.02.21
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日中も日韓も、 外交は意地の張りっこになっている、 譲らず意地を張り続けると、 いつか戦争になる、 それは歴史が証明している、 今、日本は同盟国にも意地を張り続けて、 欧米の外交筋をあきれさせている、 安部首相の靖国参拝を米政府が失望した、 と批判したことに対し、 そんな米政府に失望した、 と何かの補佐官とかいう人がユーチューブにアップした、 首相周辺の雰囲気を反映しているのだろう、 当然、米政府はいきり立つ、 ワシントン・ポストの論説副委員長がその署名記事で、 安倍首相を「保守的な国家主義者」と表現したのは、 今のホワイトハウスの雰囲気を反映しているかもしれない、 安保条約はれっきとした軍事同盟だが、 日本が保護される要素が濃い軍事同盟である、 アメリカのもの言いに反発してふくれて、 ユーチューブにアップするのなら、 個人的異見でも結構だから、 安保条約を破棄するぐらいの覚悟を示してほしい、 しょせんは弱いイヌの遠吠え、 と欧米に嘲笑されるのが関の山、 いずれにしても、 外交での意地の張り合いは、 戦争へエスカレートしていく可能性がある、 相手が意地を張っているのなら、 その意地をなくさせるほどの外交手腕と知恵を発揮してほしい、 日韓日中に加えて、 同盟国のアメリカとも意地を張り合って、 日本はどこへ行くのだろう、 何とか補佐官の発言に戻るが、、 「民主党政権だから、オバマ大統領だったから言ってくる」、 という言いようは危険である、 差別の意識が滲んでいるように聞こえる、 このくだりはこれからおそらく、 海の向こうから問題視されて、 大きな瑕瑾になるかもしれない。
2014.02.20
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目標は高く掲げていいよ、 目標だもの、 それを目指して力を出し切ったら、 それで素晴らしいではないか、 目標なんだから、 気分を楽にやればどんなにか、 選手は気持ちいいだろう、 観衆も気持ちいいだろう、 目標を取らぬ狸の皮算用にすると変なことになる、 金がいくつ銀がいくつ銅がいくつ、 って何だろう、 選手はこんなこと決めやしない、 胸中深くで金メダルを目指しても、 それは志で皮算用ではないよ、 上のほうが出す皮算用は、 選手のそれぞれがいちばん好調のときを基準にしている、 のではないか、 皮算用を弾くのなら選手それぞれが、 ごく普通の成績のときを基準にするべきだろう、 これだって本番のときは思うようにいかないが、 天気予報程度には当たるだろう、 皮算用は選手にとって酷だ、 今回のソチでも、 背中に皮算用なのに、 十字架として背負わされた選手の何人かが、 本来の自分を出せなかったような気がする、 浅田真央選手には特にそれを感じて、 悲痛な胸中が透けて見えた、 SPで16位に終わったが、 本人は「体と気持ち、ずれがあった」と語っている、 このずれをもたらしたものは何だったのか、 フリーでは背中の十字架を捨て、 何も気にせずのびのびと滑って欲しい、 自分がいちばん楽しんでね。 それが観衆にとっていちばん見応えがあることだから。 もうやめよう、 生臭い皮算用をやたら重いだけの十字架にして、 選手の背中に負わせることを。
2014.02.20
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そのことを教えたのは、 元カノに好意を持っている人なんだ、 言わずもがなのことなのにね、 いや、きみは優しいから、 聞いちゃえば気にする、 元カノも納得してきみと別れたんだろ、 気にしなくていいんだよ、 恋は終わってしまえば、 お互い終わったでいいの、 たまに、あの人どうしているかなあ、 と思いだすだけでいいの、 たとえ振られた側でもね、 元気にやってればいいよ、 って独りうなずく、 だから、 引きずるのは向こうの勝手でいいんだよ、 恋は振っても振られても貸し借り無しで終わる、 傷つこうと引きずろうと、 夢見心地の時間も、 時間が止まってほしいと思った時間も、 持てたんだ、 恋はそのときにリスクを負うんだ、 だからね、 きみは今の彼女とひたむきにならなければ駄目だよ、 元カノは心配いらない、 きみに野暮なことを教えにきた彼は、 ほんとうに元カノに告白する気になっている、 元カノはきっと受け入れる、 引きずるのにも潮時というものがある、 引きずらなくなるという潮時だ、 だから、 さあ青春の熱を迸らせてごらんよ。
2014.02.19
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きみのほうが意識し過ぎなんだよ、 相手はきみを問題にしていない、 ということじゃないの、 鈍感なだけなの、 彼女の本音を見抜けないでいるだけさ、 彼女はいつもその恋敵に、 触れなば落ちん、 の様子を見せるだろ、 きみが見ているからだよ、 きみが見ていなければ、 恋敵がそのつもりになっても、 さらりとかわしているはずだ、 狙いはきみなんだよ、 きみの気を引いている、 きみはやや鈍感だから、 そういうきみが好きだから、 もう、って少しいらつきながらも、 気を引いているんだよ、 恋敵の彼はただのピエロにされている、 だけど、もう限界かもしれない、 自分の気持ちを彼女にぶつけてさ、 彼女を喜ばせてやろうよ。
2014.02.17
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きみのほうが意識し過ぎなんだよ、 相手はきみを問題にしていない、 ということじゃないの、 鈍感なだけなの、 彼女の本音を見抜けないでいるだけさ、 彼女はいつもその恋敵に、 触れなば落ちん、 の様子を見せるだろ、 きみが見ているからだよ、 きみが見ていなければ、 恋敵がそのつもりになっても、 さらりとかわしているはずだ、 狙いはきみなんだよ、 きみの気を引いている、 きみはやや鈍感だから、 そういうきみが好きだから、 もう、って少しいらつきながらも、 気を引いているんだよ、 恋敵の彼はただのピエロにされている、 だけど、もう限界かもしれない、 自分の気持ちを彼女にぶつけてさ、 彼女を喜ばせてやろうよ。
2014.02.17
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2週末連続の大雪で、 東京はすっかり雪国になりました、 事務所のある都心で30センチですもの、 武蔵野市にある自宅の庭で、 約50センチ、 八王子市郊外にある姉の自宅のガレージでは、 車が屋根を残して隠れるほどでした、 僕が小中学生の頃の東京の季節の移り変わりは、 京の都の才女 清少納言が枕草子で、 春は曙、と書き出したように、 ゆるゆるとしたもので、 季節季節を味わえたものでした、 僕流に言わせて貰えば、 京の都も、 まだ豊葦原状態だった未来の東京も、 ほぼ同じ気候だったのでしょう、 いつのまにやら、 東京はゲリラ豪雨が狂おしい竜のごとく、 空を跳ね回り、 夏になれば気温は40度間近、 冬は豪雪の新雪国ですもの、 今年の夏は40度超が何回か出るのでは、 と危惧しています、 温暖化現象は極端な変化を呼び、 極端の低気圧高気圧を発生させるようです、 気候を人間は怒らせてしまったのですね、 ツケガやってきたのです、 その気候に人が変えられていく、 穏やかな考えの人が少くなり、 白か黒か、丁か半かで自分を割り切り、 人を見る、 喧嘩腰になりやすいですね、 中庸が疎んじられる、 考えると怖いです。
2014.02.17
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氷った火口湖で、 独り滑りジャンプし回転する、 何かを無心に突き放そうとしていlるニンフのようだ、 青春の彼の心を揺さぶった楽曲が、 彼の記憶の襞から弾き出て、 周囲の絶壁にこだまし、 バラバラになって飛んだ音どもが、 氷上を跳ね回る、 彼は音どもを1つ1つ氷に刻みつけながら、 優雅にはげしく踊っている、 そして、 彼の心はその音どもの鎮魂歌を奏でてる、 彼の街に、 その作曲家はきた、 自ら作曲した楽曲のコンサートで、 トークを行うために、 彼はそのコンサートに行き、 作曲家が全聾であることを知った、 そのときの楽曲は、 聴力のすべてを失ったときに、 その自分を、 弦のすべてが切れたバイオリンにたとえ、 希望を失った悲しみと、 それを乗り越え、 魂の弦を張っての再生を 表現したという、 彼はそのDVDを購入し繰り返し聴いた、 14歳で不登校をしていた、 そのときの彼の心を揺さぶった、 再生の終章は彼に力を与えた、 不登校のときも、 彼の折れそうな心を支えたのは、 フイギュアスケートだった、 彼は作曲家に手紙を書いた、 すぐに返事がきた、 フイギュアをきみの再生の柱にしなさい、 と、 10年後、 フイギュアで国際的な名声を博した彼は、 オリンピックを、 現役最後の滑りにすることに決め、 練習に励んでいた、 有終の美を飾れるかどうかは二の次で、 自分の心を揺さぶり、 自分を引き上げてくれた、 あの楽曲の再生の終章を、 作曲家との出会いの日を思い起こしながら、 ただ素直に滑りたかった、 今は全聾の天才作曲家とうたわれ、 名声をほしいままにしている人への、 感謝を銀盤に描きたかった、 彼は無心に躍り続ける、 作曲の代作者がいることが知れ、 地に墜ちた恩人の影は、 彼の心で薄れていた、 氷上で跳び跳ねている音も、 数えるほどになった、 彼は余裕を持って滑りジャンプし回転した、 最後の音を氷に刻みつけたとき、 彼は自分が、 春に萌える大草原に立っているのを自覚した。
2014.02.16
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これはもう感嘆し、 ただ称える以外にない、 最初から優雅なスタイルと身のこなしだった、 でも、尻上がりに、 さらに優雅に美しくなっていった 楽曲の音の1つ1つが、 羽生選手にまといつき、 磨いていって、 演技が終わるまでに、 さらにそのスタイルと身のこなしを、 芸術的なものにしていったのだろう、 あれこれもう言う必要はない、 ただ1つ、 この人の冷静さとポーカーフェースに、 この人がごくさり気なく滲ませる知性を感じる、 メダルをとっては狂喜する選手や、 それを狂熱的に報道するメディアには、 もうウンザリしていたから、 この人の沈着冷静さに、 本物の武士道を感じた、 これだけを言いたかった。
2014.02.15
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バイアスロンは過酷な競技だ、 鈴木選手は、 秋田県北秋田市の出身、 北秋田市はいくつかの町村が合併して市になった、 多くは山深い地形で、 まだ人跡未踏のような、 鬱蒼としたブナの森も残っている、 北秋田のどこで生まれたかは知らないが、 おそらく旧阿仁町の根子、打当、 比立内の3集落の内だろう、 阿仁マタギの生態を描いた、 「黄色い牙」の舞台でもある、 マタギは冬山を数十キロも移動して狩りを行う、 射撃の名手ぞろいでもあった、 鈴木選手の祖父の市蔵さんは、 8年前に85歳でなくなったそうだが、 年齢から言って巻狩りに参加した、 本格マタギだったのだろう、 マタギは生きている動く的を、 感覚で撃って高い命中率で仕留める、 鈴木選手は7・5キロスプリントで39位、 今夜15キロ級に挑む、 マタギの血を引く鈴木選手の快哉を耳にしたい。
2014.02.14
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うん、悪いことは一挙にくることが多いんだよ、 いや、悪いことかどうかは解らない、 このことに関しては後で説明するけどね、 ところで、恋人はなぜきみを振ったのだろう、 見合いした相手と結婚するから、 と言われたんだ、 きみとはつきあってまだ1年そこそこだったのか、 彼女と結婚する気は? まだなかった、 結婚と仕事とどっちをとる、 と訊かれたことがあるって、 で、仕事と答えたんだ、 結婚と仕事は並列して、どっちをとる、 なんて訊く問題じゃないけどね、 その彼女は単に結婚する相手を求めていただけなんだよ、 仮に将来、結婚したとしてもいいことなかったと思う、 きみは仕事に生きるタイプで、 会社では技術開発部門の研究者だ、 結婚するなら、 きみの仕事に理解ある人でなきゃ、 安めの結婚をしないためにも、 別れてよかったんじゃないか、 親友にはどんな裏切られ方をしたの? 同僚だったが、 仕事のパートナーとして何年も机を並べてきた、 上司の受けが悪く、 いつもきみがかばってきたんだ、 いきなりライバル会社に引き抜かれ、 ともに手がけた研究のデータも持ちだした、 それはひどい裏切りだ、 でもね、 きみは親友と思っていたかもしれないけど、 学校で机を並べて勉強しているのと違って、 会社は真剣勝負の場だよ、 研究をともに手がける間柄は、 パートナーの仲であっても、 また、ライバル同士でもある、 親友とはちょっと違うし、 環境的に親友同士にはなりにくい、 上司の受けは悪かったというし、 かばってくれたきみにも、 嫉妬していたり、 劣等感を抱いていたかもしれないよ、 だから、ライバル会社から話があったときは、 渡りに舟だったんじゃないの、 そっと話を進めたはずだ、 寝耳に水のことだったろう、 親友ならそんなことはしないよ、 厄落としになったと思うことだ、 いずれもやがて疫病神なりそうだった存在が、 勝手にいなくなってくれたんだ、 この数年がきみにとって、 勝負の時期になるのかもしれない、 きみから滲む決然とした気配を悟って、 恋人もどき親友もどきは、 離れていったんだよ、きっと、 本物の恋人、親友は、 これから出会う人の中にいるだろうね。
2014.02.14
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今の人達に街頭テレビの熱気を想像できるだろうか、 中央線K駅の駅頭に、 中学3年のときに間もなく、 街頭テレビが設置された、 モノクロの14インチ、 小さい口径だ、 でも、野球の中継や、相撲中継が始まれば、 たちまち数百人の人だかりができた、 でも、凄まじかったのは、 プロレスの中継だった、 2,3千人が集まり、 警官が多数、交通整理に出動した、 解るだろうか、 モノクロ14インチを大観衆の後ろのほうで見れば、 レスラーたちは親指トムほどにしか見えない、 それでも力道山が空手チョップで、 木村政彦が大外刈で、 大男のシャープ兄弟を倒すと、 大歓声が沸き上がり、 熱気が渦巻いた、 K駅は我が家があった駅から2駅先だったが、 プロレスがある日は必ず街頭テレビへ通った、 木村政彦が柔道で15年間も無敗で、 木村の前に木村なく、木村の後に木村なし、 とうたわれるほどの天才柔道家だったことは、 この過程で知った、 その木村が力道山と死闘を演じ、 敗れたとき、 何かが僕の胸から駆け去った、 見ていて実に変な展開で、 とても後見の悪い試合だった、 いや、試合ではなかった、ただの喧嘩だった、 しかも力道山が一方的に試合を喧嘩にして、 卑怯な騙し討に終始した、 と見ていてよく解った、 リングに飛び散る血汐を見たとき、 僕の胸からプロレスは痛快な見せ物、 という認識とともに、 プロレスへの憧憬が駆け去ったのだ、 木村政彦も、観戦していた木村の弟分で、 後に極真空手を立ち上げた大山倍達も、 力道山を大いに憎んで、 私闘としてのリベンジを目論んだという、 だが、力道山はけして隙を見せなかった、 木村も大山も柔道魂、空手魂に裏づけられた、 武士道に通じる精神の所有者だった、 力道山にはそういうものが希薄だったのだろう、 力道山が勝ったこの試合の考察は、 増田俊也著の「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」、 に詳しい、 今もこの試合の模様は夢に見て、 目覚めてもしばらくは後見が悪い。
2014.02.13
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完全無欠の人は存在しない、 まっ、それに近い人はいるとしよう、 非の打ち所がない、と表現されるかな、 陶器に興味あるだろうか、 非の打ち所がないほど出来栄えのいい茶碗は、 眺めるにはいいだろうね、 李朝中期に朝鮮で焼かれた井戸茶碗は、 時代を経て日本では、 抹茶茶碗として珍重されるようになった、 飾り気がなく味があって親しみ深い、 飽きもこない、 けしてできばえのいいものではないよ、 もともと日常に使われた雑器だもの、 当たり前だ、 貴方は容姿も性格も非の打ち所のない人に、 惹かれるだろうか、 素敵な人、としばし見とれるかもしれない、 でも、人生を共にしようと思うだろうか、 引くよね、 見栄えが不細工で、 性格も2つ3つの欠点がある、 こういう人のほうが味がある、 井戸茶碗みたいだもの、 味ってのは欠点に近い、 いくつかある貴方の欠点の中で、 何がいちばん嫌なの? 臆病なことか、 それはね、 細心の気配りという味に変えられるのだよ、 きっと貴方は大まかだけど、 大胆な人に惹かれる、 カップルとして見れば、 大胆にして細心じゃないか、 だからね、 いくつかの欠点はみんないい味になるんだ、 非の打ち所がない人とは、 補いあうことができないの、 さあ、貴方は婚活の最前線に躍り出られる、 胸を張っていいよ。
2014.02.13
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小泉純一郎氏のことを、 もう終わった人、という人がいる、 けしてそんなことはない、 都知事選の結果を冷静に見てみよう、 宇都宮氏と細川氏の票を合わせると、 当選した舛添氏の票にほぼ拮抗する、 つまり、脱原発票は、 低投票率下の選挙であったにもかかわらず、 脱原発候補が一本化されていれば、 当選させられるほどの活気を見せていた、 これは小泉氏の功績と言っていい、 彼が原発ゼロか否かを迫ったからこそ、 有権者は原発問題と向きあわざるを得なかったのだ、 他候補を圧して小泉氏を同道した細川候補の街頭演説は、 人が群がり熱気に包まれていた、 原発は争点にならない、 などという声は何のその、 原発即時ゼロを説いて説いて説きまくった、 鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス、 ということだ、 ここに小泉純一郎の面白みがある、 日本の政治家は、 鳴かぬなら捨ててしまえ、 という人が多い、 権力から完全に遠のいたと見た人や、 資金集めができなくなった人を見限り離れていく、 次いで、鳴かぬなら鳴くまで待とう、 というタイプも多い、 身を寄せている大樹が大きな権勢を得るまで待ち、 そのおこぼれにあずかろうとする、 その意味で小泉氏は、 捨てもしなければ待ちもしない、 ただ自分が立ちたければ立つ、 四面楚歌でも立つ、 ここに小泉氏の不可解さがある、 保守の風土で生き抜いてきた彼が、 原発即時ゼロを唱えれば、 周りに掌を返されるような態度を取られるのは当然で、 そのことは当の本人自身が、 いちばん解っていることに違いない、 それでも立ち上がった不可解さに、 彼の真骨頂がある、 その真骨頂を推察すれば、 不可解な行動ではなかった、 と思えてくる、 細川氏は過去の人で、 担ぎ出されたなあという印象だが、 小泉氏はけして過去の人ではない、 常に行動の人と言うべきだろう、 大義名分があれば、 すぐに立ち上がる、 原発即時ゼロは新たな大義名分で、 彼にとっての錦の御旗になった、 そうして彼は四面楚歌の中で立ち上がり、 脱原発票を掘り起こしたのである、 今回の選挙で硬い基礎票を持っていたのは、 舛添氏と宇都宮氏だった、 公明票と共産票である、 この2つの基礎票は、 投票率が低ければ低いほどものを言う、 基礎票のない細川氏が宇都宮氏に抜かれたのは、 そのためだろう、 仮に投票率が60%を超えていれば、 ワン・イッシュウの錦の御旗が、 へんぽんと翻り、 細川氏は舛添氏にかなり肉薄していただろう、 もう1度言う、 脱原発、という死に体になりかけていた言葉を、 一気に蘇生させたのは、 小泉氏の執念である、 助走はうまくいった、 と彼はほくそ笑んでいるだろう、 これからが本番だ、 原発即時ゼロという錦の御旗は、 国論を二分するどころか、 反対派の息の根を止められる、 と過去が関係ない男 小泉純一郎は、 いま密かに牙を研いでいるに違いない、 彼の敵は彼から薫陶を受けていただけに、 側近たちが、 もう過去の人ですよ、 と嘲笑しても彼の不可解な怖さを、 肌身に染み込ませている、 枕を高くして寝られないでいるだろう。
2014.02.12
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高橋大輔選手が佐村河内事件に動揺を見せず、 「ヴァイオリンのためのソナチネ」を、 そのままショートプログラムに使用する、 と明言したのは正しい、 フィギュアスケートは、 曲を借りて自らの体で表現を行う芸術だ、 と僕は思っている、 振付師はいても、 振付そのものには心がない、 選手が入魂の演技を行い、 初めて芸術になる、 高橋選手はこの曲が気に入って使用曲に選んだ、 のであれば、 この曲を流して繰り返し練習しただろうし、 どこで何をどう表現するかは、 しっかり頭に入っているはずだ、 もしかしたら高橋選手は、 自分の演技に画龍点睛を欠くように、 1点足りないものを感じとっていたかもしれない、 そこへ代作事件が降って湧いた、 高橋選手はびっくりしたと言っている、 驚愕し、つかの間でも混乱に陥っただろう、 そこにヒントが閃いた、 まったく寝耳に水だったこの混乱を表現し、 それを乗り越えて壮麗に輝く終盤に持っていく、 混乱という点を入れ、 画龍は本物の臥龍として立ち上がり、 壮麗で雄々しい昇龍になる、 以上は作家的な推理になるが、 高橋選手は観衆の心を捉えて離さない、 素晴らしい演技をするだろう、 金メダルはただの結果だ、 氷上の天才芸術家高橋大輔の誕生に、 僕は拍手を送りたい。
2014.02.11
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今は昔、与党内の巨大派閥を支えに、 長期政権になることが確実視されていた田中角栄内閣が、 月刊文藝春秋の田中金脈を特集した記事を発端とする、 メディアを挙げての大バッシングで倒れた、 その特集は2本の署名記事よりなっていた、 立花隆の「田中角栄の研究ーその金脈と人脈」と、 児玉隆也の「淋しき越山会の女王」の2本である、 しかし、田中内閣と田中角栄にとって致命傷になったのは、 立花の論文風記事だった、 幾つもの疑惑が綿密な取材を通し、 十分な根拠を得て浮かび上がり、 隙のない論拠によって事実として、 読者に提供されたのである、 読者にとっては衝撃の内容だった、 この記事の内容について、 新聞社の政治記者の一部が、 「俺達の世界では誰でも知っている事実ばかりだよ」、 といった言い方をして批判を浴びた、 「では、なぜ書かなかったのだ?」と、 書けるわけがないのである、 この時期の僕は、 懸賞小説への応募を続けながら、 週刊誌のフリー記者や、 アンカーをやって暮らしていた、 有力政治家と新聞社の政治記者の癒着ぶりは、 ずいぶん見せつけらたものだ、 特に角さんは政治記者に、 気前よくカネをばらまいていた、 受けとらない記者は、 敵と見做した、 立花氏が暴いた事実をとっくに知っていても、 書けるわけがなかった、 メディアのほとんどが総がかりで角さんを叩いても、 彼らは沈黙を守った、 総理総裁を辞めても田中角栄は怖い、 と彼らは知っていたからである、 実際に角さんは、 その後も闇将軍と呼ばれ、 キングメーカーとして君臨する、 それはともかく、 政治記者なら誰もが承知のネタで、 文藝春秋は大金星を挙げたことになる、 佐村河内事件の幕は、 やはり、文藝春秋の、 でも、今度は月刊誌ではなく、 週刊文春の特集記事が開けた、 全聾の天才作曲家は一夜のうちに、 耳も社会生活に支障ないほどに聞こえ、 記譜すらできなくても、 芝居っ気と野心だけは満々だった、 普通の人に突き戻された、 メディアの報道を信じきって、 全聾の作曲家の楽曲に賛辞を惜しまなかった、 一般世間の人々は衝撃を受けたものの、 ドンデンガエシの超意外さに、 できがほどほどのサスペンスドラマを観るような、 カタルシスも味わったのではなかったか、 この一般世間の反応こそが、 社会の木鐸意識をなくして久しい、 メディアの姿勢を律している、 そのことはおいて、 またぞろ今になって、 佐村河内にゴーストがいたことは、 とっくに知っていたよ、 といった関係者の声が聞こえる、 ある雑誌などは、 自分のところは騙されなかった、 という特集記事を掲載した、 なら、週刊文春にスクープされる前に、 書けばいいではないか、 と普通は思う、 田中金脈事件に戻ってみよう、 角さんが総理になったとき、 メデイアは総出で今太閤と持ち上げて、 キンキラキンのサクセス物語で紙面誌面、 ブラウン管を飾りたてた、 すでに田中金脈は支脈をいくつも持って、 肥大していた頃である、 まず持ち上げる、 そうして庶民の超人気者にして、 次は叩く、 その叩くのはどこかがやってくれるのを待つ、 これは圧力を一手に受けるリスクの回避だろう、 叩くのは二番煎じ三番煎じのほうが楽だから、 こうして月刊文藝春秋がスクープすると、 待っていましたとばかりに、 メディアは総がかりでバッシングを始めた、 1億総白痴化、 と大宅壮一がいみじくも言い出してから、 20年近くの歳月が流れ、 人々の好みはその方向へ流れ、 メディアの大半はその流れに迎合しきった、 稀有の成功者が一夜のうちに、 失意の底に叩き落とされる、 そのドラマが好まれる以上は、 脛に傷を持っていそうで成功しかけている人間を、 過剰に持ち上げて今太閤よ、全聾の天才よ、 と祭り上げる、 さんざんしゃぶりつくして、 頂点に立った頃合を見て、 脛の傷を暴き、 今度はこれでもかこれでもか、 とバッシングする、 メディアが演出し大衆がそれを受け入れ、 拍手喝采する、 こういう田舎芝居的構造ができあがっているのなら、 今太閤も全聾の作曲家も、 いったんステージに押し出されたら、 奈落の底に叩き落とされるまで、 ピエロを演じるしかないだろう。
2014.02.10
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貴方は30歳か、 じゃ貴方と立場が同じで、 年齢が33歳の人の話をしよう、 彼女は外資系の会社にいる、 スイスにある本社の会議に、 2ヶ月に1回は呼ばれている、 だから、有能だ、 知性を感じさせる美貌にも恵まれている、 この彼女が27歳28歳の頃は、 大いに焦りまくった、 名門の女子高時代の同級生が、 次から次に結婚して、 寂しい心境に襲われたのだろうね、 彼女だって結婚願望はあった、 お互いに認めあえて、 ともにグローバルな世界で仕事をしている、 そういう人と恋愛して結ばれたい、 という夢を持っていた、 元同級生たちの結婚ラッシュに焦ったものの、 彼女は自分のハードルは下げなかった、 3年後、 彼女はそれが正しかったと納得し、 自分の生き方に自信を深めた、 離婚の知らせが続々と届いた、 結婚した半数弱が離婚したというのだ、 また、その半数が子持ちになっていた、 今ね、彼女は恋人がいる、 国際的な学術機関で働いている人らしい、 今年の秋には結婚すると聞いた、 人が結婚しようが、 貴方は貴方を通すことが、 最良の選択になる、 だから、少し羨ましがって、 うんと祝福してやろうよ。
2014.02.09
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文章の世界には、 3種の影のライターがいる、 リライター、 アンカーライター、 ゴーストライターである、 広義で言えば、 アンカーライターも、 ゴーストライターもリライターである、 また、リライターで、 アンカーもゴーストもやる場合が多い、 そのことを念頭に置いてもらって、 以下の説明を聞いてほしい、 リライターは依頼されて原稿を書いた人の原稿に、 手を入れる人のことである。 手を入れると言ってもテーマが同じだけで、 元の原稿の影さえ留めない場合がある。 多くは編集部の依頼で行う、 担当の編集者がリライトをすることもある、 アンカーライターは、 何人かの取材者が取材して書いた原稿をデータにして、 1つの記事にまとめあげる人である、 週刊誌の特集記事の多くは、 この手法によって作成されている、 ゴーストライターは、 文字通り著者の幽霊になって、 著者の身代わりになって執筆する、 幽霊だからその正体が割れてはまずい、 でも、実際には芸能人などのゴーストの場合、 あいつの本はおれが書いたんだぜ、 などと飲み屋で吹聴してたりする、 でも、ゴーストだった事実を、 墓場に行っても明かせないゴーストライターが存在する、 文学作品として高評価を得ている作品の、 ゴーストライターである、 極めて数が少ないが、 この神の手ゴーストライターは実在する、 印税折半などで高収入を得ている、 また、名義上の著者の了解のもとに独立し、 筆力盛んな作家として活躍する人もいる、 ゴーストをやっていたときと、 文体もテーマもがらりと変えている、 死んでもゴーストの事実は明かさない、 これが仁義だ、 新垣さんは音楽世界の人だが、 佐村河内氏の名をあれだけ高めたのだから、 神の手ゴーストだったのだろう、 ゴーストライターの優秀性を実証したと言える、 しかし、きれいごとではない、 何があっての暴露だったのだろう、 神の手ゴーストだったのなら、 その秘密は墓場へ持っていくべきだった、 その意味で、 ゴーストライターの名を貶めたと言える、 これからきれいごとでない事実がめくれてきそうだ。
2014.02.08
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ただ逢っていればいい時期が過ぎたかな、 恋愛は熱病のようなうちは、 すべて錯覚なんだから、 錯覚しあうことから始まるようにできている、 恋愛は片方が錯覚しなければ成立しないよ、 そうして、アツアツのラブラブになる、 でも、ある時期から、 あら、とか、あれ、とか思うようになる、 エクボだと思っていたのにアバタだった、 とかね、 冷静になっている、 嫌いになったというのと違うよ、 嫌いになったのなら、 本当に愛しているのだろうか、 という自問なんか湧きはしない、 さっさと別れる、 自問するようになったのは、 進化した恋愛になっている、 言い方を変えると、 もっと深化した愛を求めあおうとしている、 容姿とか、声とか、性格とか、 性癖とかは、 ラブラブの時期に、 しっかり感じとっている、 知恵とか教養とかもほぼ掴んでいる、 でも、もっと知りたい、 あの人の内面を知り尽くしたい、 そういう欲求が強くなっている、 簡単に言うと、 愛する人がその人以外の何物でもない、 という根拠を知りたい、 平たく言えば人間性ということかな、 恋愛はね、 その人の人間性を理解して、 それを愛しあえるようになって本物になる、 自問はそれを知ろうとしだした証拠だよ、 きっと向こうも自問している、 だから、安心して充分自問していい、 本物の恋愛に脱皮するためだからね。
2014.02.07
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お父さんから広島に落ちた爆弾は、 原子爆弾だと聞かされた、 お父さんは地元大学の法医学教室の教授だった、 報道では新型爆弾という曖昧な名称で呼ばれたが、 それが原子爆弾だということは、 1945年8月6日に広島に投下されてから、 同9日の長崎投下以前には、 知る人ぞ知るだったことが解る、 ピカっときたらすぐに物陰に隠れろ、 ドンときたらもう凄い爆風にやられるぞ、 そんなことまでお父さんは言った、 県都の広島に落とされたのだから、 同じ県都の長崎に落とされてもおかしくはない、 と思ったのだろうか、 当日、自宅の庭で兄弟はセミ取りをしていた、 知人は国民学校(小学校)の2年生、 お兄さんは5歳年長だった、 3匹目のセミを捕った直後、 ピカっときた、 目が眩んだ、 咄嗟に兄弟はそばの防空壕に飛び込み、 蓋を閉めた、 一瞬後、 ゴーッと爆風がきてドンと爆発音が聞こえた、 爆風のほうが速かったという、 静かになったので蓋を開けると、 母屋は柱だけになっていた、 外にでると、 街が消えていた、 「静かでした。しばらくは、 何の物音もしなかったですね」 出先で蓋のない防空壕に逃げたお父さんは、 犠牲になった、 来月、知人は76歳になる、 終戦の翌年に小学校に上がった僕も、 やはり、来月、74歳になる、 喉元過ぎれば熱さを忘れ、 の世の中になり、 内心で核武装をしたいと思っている政治家が増えた。
2014.02.06
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小説の世界にゴーストは存在し得ない、 ということになっている プロの小説家として生きていくためには、 書き続けて行かなければならない、 流行作家になれば、 各種媒体からインタビューを受けて、 自作について語らなければならない、 自分で書いていなければ、 どこかで違和感や、不自然さがにじむ、 またプロ作家になれる実力と才能があれば、 小説のゴーストライターなんかやる者はいない、 ただ凶悪な罪を犯した人間が、 いい作品を書いて、 誰かをダミーにしてゴーストに徹するかもしれない、 日本でそんな例は未だかってなかったが… そのケースとは関係ないが、 男性的な筆致で知られる人妻の女流が、 執筆しているのは夫だろう、 と噂を立てられたことはある、 真偽のほどは未だに解らない、 芸能人や、実業家の伝記風本の場合、 10中9はゴーストが書いている、 内容が真実ならゴーストで差し支えない、 すでに故人になっている知人の作家が、 いっとき選挙で当選したこともある実業家のゴーストをやった、 その実業家は表向きには自著の本を手に、 読んだけどとても面白い、さすがだな、 と感想を言った、 書いたのはゴーストだと言わんばかりだった、 その本は大ベストセラーになっている、 この種の本は創作ではないから、 本人の文章でなくて一向に構わない、 仮に本人が書いたら読みづらくて、 フアンも引いてしまうだろう、 ところで、 全聾の作曲家で、 日本のベートゥーベンとうたわれた、 Sさんはゴーストを使っていた、 これは実にアンフェア所業だった、 と言うべきだろう、 楽曲は正真正銘の創作になるだからだ、 その人しか生み出せない、 その人つまりゴーストの作曲家が、 なぜ10数年もゴーストに甘んじていたのか、 作家としてはそのほうに興味がいく、 合作でやってきたのなら、 何の不都合もおきなかったのに、 真相は深い闇の底にありそうだ。
2014.02.06
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どんな仕事をしているのかな、 自社ヒット商品、新開発の商品などに対する消費者の、 評判、要望、クレームの分析を行い、 販促資料に供してもらうために、 得意先の小売店に送付しているのか、 重要な部署じゃないか、 それで、仕事量は? 普通の倍はやっているって、 サービス残業をしてもこなしきれず、 自宅へ持ち帰ることもよくあるんだ、 そりゃ疲れるだろう、 きみにだけぼんぼん仕事を投げてくる理由は? その上司の下についたときから、 パワハラを受けているのか、 よほどそりが合わないのかな、 前にきみと同じような目にあった人は、 いるだろうか、 きみが初めてだというのか、 その上司はトップのほうの受けはいいだろうか、 何、ゴマをするけど、軽く見られている? それならね、 上司からいくら押しつけられても、 きみが自分の能力で、 誰にもま負けないというものであれば、 その範囲内でやってごらんよ、 いくら怒鳴られても締め上げられても、 へこたれないと約束してくれれば、 きみの悩みは解決すると保証する、 実はきみと業種は違うが、 まったく同じ状況に置かれた人がいた、 仕事量を半分に減らすようアドバイスしてね、 その通りにしたら、 上司は烈火のごとく怒ったそうだ、 でも、課長や、自嘲に、 部下の首を切る権限はない、 彼は仕事を真剣に、 創意工夫を凝らしてやった、 数軒の得意先から感謝のメールが入った、 感謝の電話が上司の上司のところへ直接かかった、 その内容が朝礼で紹介された、 同時に、 直属上司による彼への執拗なパワハラが明るみに出た、 直属上司は閑職に追いやられたのだよ、 だから、きみも自分で仕事をバサッと切って、 得意先に顔を向けて、 いい仕事をしてごらん、 パワハラ上司は、 それに負けて会社を辞めなければ、 きっと報いを受けるから。
2014.02.05
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読み聞かせで児童養護施設を訪れたことは、 数えるほどしかない、 5,6年も前かなあ、 横浜のどこかの児童養護施設を訪れた、 地域の社会奉仕団体が、 僕の読み聞かせを慰問で提供したのだ 3,40人の子どもたちが待っていてくれた、 この種の施設では大きい規模だったろう、 園児から高校生までいるから、 体の大きさはまちまちで、 町内会の子ども会の印象だった、 ハプニングが起きた、 奉仕団体の人が、 いくらプロジェクターを操作しても、 スクリーンに絵が映らない、 パソコンに習熟している人が代わっても、 うまくいかない、 やっと機種が合わないことが解り、 その機種に換えて事なきを得たが、 30分近くのロスが生じた、 その間、子どもたちは、 騒ぎもせず静かに待っていた、 みんなが一番感動して、 涙を流した子どもが目立ったのは、 「ぞうのこどもがみたゆめ」だった、 父親が象牙をとる人間たちに殺され、 母親に育てられるこどもは、 父親を恋しがって星空を見上げてよく鳴いた、 そのこどもに母親は、 夢を描くことの大切さを教え、 勇気と知恵がつく体験をさせる、 母親は衰えを知り、 草原で子どもを寝かしつけると、 永い眠りにつくためにジャングルに向かう、 こどもは夢で母親が星になるのを見る、 夢から覚めると母親の姿はない、 子どもは星を見上げて、 自分をずっと守ってね、 と叫ぶ、 独りで生きていく勇気を得たのである、 そんな物語だが、 子どもたちはぞうのこどもに、 自分を重ねたのだろうか、 あるいは、 ぞうのこどもを羨んだかもしれない、 お母さんだけでも、 そのお母さんはこどもに愛情を降り注いで、 夢を与え1人で生きていくための、 勇気や、知恵をつけさせてくれた、 施設の子どもの境遇はさまざまだが、 多くは親に愛情を降り注いで貰えない状況にあった、 テレビドラマ「明日、ママがいない」をめぐり、 議論が渦巻いている、 スポンサーが次々に降り、 展開も改編されるらしい、 ドラマだからいいではないか、 という擁護論もあるが、 施設長が暴君で、 「お前たちはペットショップの犬だ」と罵り、 平手打ちをする場面があっては、 施設関係者はたまらない、 ドラマであっても親から虐待を受けて、 施設でまた虐待される子どもたちは、 もっとたまらない、 このドラマを制作した人たちは、 施設で子どもたちがどのように暮らしているかを、 まったく知らないで制作したのだろうか、 ところで、 施設の子どもの多くは、 親から虐待を受けたり育児放棄(ネグレクト)をされて、 放置しておけば大事に至る、 と判断されて入所している、 子どもたちの過半は、 2度と家庭に戻ることはなく、 高校を卒業して施設を巣立っていく、 ここで虐待や、ネグレクトの病んだ親たちが、 浮かび上がってくる、 子どもを手放したそういう親たちは、 そのままなのだろうか、 生活を改善させ親として子どもに愛情を降り注げるよう、 矯正し教育する制度が必要ではなかろうか、 わが子を虐待したり育児放棄する親は、 年々増えている、 施設に入った子どもたちは、 よく学びよく遊んで素直に成長している、 手放す親たちを減らしていく対策が急がれる。
2014.02.04
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都知事選も後6日間になった、 舛添さんの優位は動かない、 3番手の宇都宮さんは、 コツコツ票を伸ばしている、 田母神さんは、 新聞テレビの情勢調査には表れない票を掴みそうだ、 対抗と目された細川さんは、 小泉さんを同道した街頭演説では、 圧倒的な集客を誇る、 でも、その熱気が情勢調査には出てこない、 どうしてなのか、 都民は小泉さんの脱原発論を聴きにきている、 細川さん以外の候補に入れると決めている人も、 脱原発は争点ではないと思っている人も、 小泉さんの脱原発論は聴きたい、 都知事選が終わっても、 原発問題は課題として残る、 だから、本気で、 ときには鬼神が乗り移った如く訴える、 小泉さんの持論を聴きたいのである、 小泉さんは義を貫くために、 選挙の勝負を度外視して、 決然と脱原発を説く、 小泉さんの義は、 即時原発ゼロである、 その義のために細川さんの応援に立った、 都知事選に敗退しても、 その義を小泉さんは貫くだろう、 小泉さんにとって命を張っての義戦だ、 それが伝わるから、 みんな聴きにきて熱狂するのだ、 今回の都知事選の勝利者は、 舛添さんでも他の候補でもなく、 小泉さんだ、 小泉さんは圧勝するだろう。
2014.02.03
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中学の3年間は微妙にして繊細な時期だ、 中学1年13歳は、 子ども期と決別し思春期に入る歳だ、 しかし、自我はまだ思春期のものではない、 中学2年14歳は、 小学期の自我が思春期の自我に、 塗り替えられていく歳だ、 この14歳という歳は、 大人に見えづらい、 当の14歳も自分がよく解らない、 新旧の自我の相克と融合が、 終局を迎えようとしている、 しかし、意識は、 思春期の自我をまだ掴みかねている、 だから、大人には無論のこと、 当人にも自分が見えづらい、 この14歳の葛藤と、 それを乗り越えて成長する過程は、 近著「なんで!? 納得できない…14歳のきみたちへ」じゃこめてい出版、 で詳述している、 中学3年15歳は、 大人を迎える自我を確立して、 大きく羽ばたく歳だ、 親の価値観の縛りから脱し、 思春期という海を泳ぎ渡っていく、 でも、親はまだ子どもだと思っている、 そこで親子の価値観戦争が起こり、 親側から見ると反抗期ということになる、 15歳の反抗は、 本当は気にしないでいい、 葛藤しながら親の価値観を乗り越え、 精神的に自立するための通過点だからだ、 問題はこの歳が高校受験という大波にさらされ、 精神的自立の助走が充分に行われない結果、 どこかひ弱で偏りが見られる、 精神形成がなされてしまうことだ、 この歳に高校受験という、 激烈な試練をくぐらせることは、 後々に負のツケを背負わせることになる、 高校受験はなくしていい、 思春期で得るものをほぼ得切った、 18歳の大学受験まで待てばいい、 小中一貫教育の論議が盛んだが、 思春期をそっくり包含する中高一貫教育で、 高校受験をなくすことのほうが、 将来的には優秀な人材を提供する結果になるだろう、 中間で義務教育を終えるが、 そこで社会に巣立つ者は義務教育終了でいい、 理容師など資格のいる職業を目指す者は、 そっちへ進む、 中高一貫教育で、 知識のしっかりした吸収と、 人間的なバランスのとれた成長を、 あわせて授けることができる、 それが本物の教育というものではないか。
2014.02.03
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正月をアメリカ西海岸で過ごした知人の女性がいる、 彼女はアメリカ人の友人夫婦宅に滞在して、 彼の地の新年を楽しんだ、 その夫婦の娘の1人は、 シングルマザーだ、 ホームパーティーをやったところ、 そのシングルマザーのシングルマザーの友人が、 何人も集まったという、 みんな子どもを連れてきて、 それぞれのボーイフレンドたちもやってきて、 大いに盛り上がったという、 夫婦の娘のシングルマザーは、 今のカレの他に元カレまで呼んでいた、 底抜けに明るい雰囲気に、 僕の知人は、 国民性の違いを思い知らされたようだった、 アメリカでは30歳未満の子持ち女性の過半数が、 シングルマザーだという、 社会がそれだけシングルマザーを、 おおらかに受け入れている、 国土は広く、 この国はまだ人口増加国家だ、 でも、シングルマザーに対する手当が特別にいいのか、 というとそうでもない、 州によって違うが、 子どもがいて収入が少なくやっていけないと、 補助が出る程度らしい、 多くのシングルマザーの生活は、 倹しくて苦しい、 でも、おおらかな社会が、 シングルマザーを見捨てることはない、 という確信があるのだろう、 日本は本来のシングルマザーは、 極めて少ない、 男性に捨てられ、 やむを得ずシングルマザーになった人は、 肩身が狭そうに暮らして見える、 いや、ほんとうは社会の目が、 そのように見ているのだろう、 社会に強い偏見が潜んでいる、 子供だけがほしいという、 強い意志でシングルマザーになった人に対しては、 同情もなく、 人の倫に外れている、 といった冷ややかな視線が、 根強く残っている、 この国の社会は頑迷固陋で、 それを基盤に権力を振るう為政者も、 なべて頑迷だ、 シングルマザーは少なくても、 離婚による母子家庭は、 急増している、 こんな笑い話がある、 女子高時代の同級生の大半が結婚し、 焦って婚活を始めた女性がいる、 でも、2年経って婚活をやめた、 結婚した同級生の半数が離婚し、 さらにその半数が子持ちだったからだ、 こんな状況で母子家庭は増加している、 シングルマザーもかたちの上では母子家庭だ、 母子家庭手当てを貰える立場だ、 しかし、手当は薄く、 働いても働いても生活は苦しい、 シングルマザーを望む女性が、 安心して子どもを生めるよう、 充分な手当の支給と、 おおらかな社会への進化が、 少子化を食い止め、 将来の日本を豊かにすると思う。
2014.02.02
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ゴマスリ人間は嫌味だけれど、 上司にそれとわからないようゴマをすれるのは、 有用な人、 自分を磨いていけばいくほど光る、 そんな高等なゴマスリは言うまでもなく、 ゴマをするのはたとえ1粒だって嫌な人は、 どうなのか、 出世をあきらめ万年トホホの宮仕え人生か、 いいや、そんなことはありません、 いぶし銀のような存在になり、 会社にとっては、 なくてはならぬ大物になる可能性が高い、 ゴマをすらぬ分、 こういう人はコツコツと仕事をやり抜く、 そのコツコツが商品の改良や、 開発の工夫、ヒントを生む、 周囲から自分の利を考えない、 右顧左眄しない人と評価され、 先に行くに従い信頼を得る、 会社の経営陣からは、 特に信頼される、 後輩、部下からは慕われ尊敬される、 いつかこういう人はいぶし銀の輝きを放つ、 会社が岐路に立たされたとき、 経営陣から三顧の礼をもって経営を託されるのは、 こういう人の場合が多い、 ゴマを性格的にすれない人は、 仕事に生き仕事を通して、 自分を成長させていく、 自分の利を抑えて会社を想う人になる、 こういう人が何人もいる会社は、 発展を続けると見て間違いない、 人にゴマをすらない人は、 仕事にゴマをすればいいのである。
2014.02.01
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井の頭公園の井の頭池でかいぼりが進んでいる、 外来生物の駆除と水質の浄化が目的だ、 僕が知っている小学生時の井の頭池は、 一番長い橋の中央で見下ろしても、 池の底がよく見えた、 テナガエビが跳ねると、 底の土砂が煙のように立ち上った、 今は仮にゴルフボールを落としても、 すぐに見えなくなるだろう、 その池から自転車類だけでも、 約200台が水揚げされた、 というから驚く、 ところで、 外来生物は、 ブルーギル約5300匹、 ブラックバス約230匹、 を初めミシシッピアカミガメ、 中国原産ソウギョなども多数捕獲された、 反面、在来種にとって、 今の井の頭池は魔の池になっている、 それでなくても水質悪化で息苦しいのに、 ギャング魚ブラックバスに食べられ、 ウグイや、ホトケドジョウは姿を消した、 モツゴや、テナガエビも姿を消しつつある、 かいぼり作戦が功を奏して、 在来種が豊かに生息する往年の井の頭池に、 1日も早く戻って欲しい、 ところで、 日本の人口は数年前から、 急激に減り始めている、 つまり、日本という池に生息する、 在来種のヤマト種が減り始めたのだ、 環境の悪化も要因の1つかも知れない、 結婚しない人が増え、 子どもを作らない家庭が増えたのも、 要因に挙げられるだろう、 でも、それ以上の要因は、 ヤマト種の繁殖能力の衰退ではないのか、 若い男性の精子の密度が薄くなり、 草食系男子の増加は、 そのことを物語っている、 何も手を打たなければ、 1世紀を経ずして日本の人口は半減するかもしれない、 しかし、労働力の不足に悩む、 未来の時の政府は、 大移民政策を取るかもしれない、 つまり、外来種の大量移民を受け入れる、 多様な種、文化、宗教、慣習が、 在来種の生息を圧迫し、 ヤマト種の文化、宗教、慣習を、 消滅させていくのではないのか、 そうならないよう、 大量移民を受け入れても、 ヤマト種が呑み込まれないよう、 今からその対策を立てていくべきではないか、 これはヤマト種の存亡をかけた課題になる。
2014.02.01
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