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こんヴぁんわ。いろいろありで日記はしばらくのご無沙汰でした。その間も来て下さっていた方、すいませんね。いろいろとモチベーションが下がったり、多忙だったりで。おかげでいろいろと見つめなおす時間が出来ました。何事にも絶対はない。これは私の常々の行動の根底にあるもののひとつだが、そうもいかないときもある。進みたい自分、進めない自分…今という時間をいくつもつなぎ合わせてゆくと、先が見えてくるのだろうか。この15日はエヴァンスの75回目の誕生日だった。もし・・・もしが許されるならば、今の彼の演奏を聴きたかった。もう、とうにピークを過ぎ去った演奏であっただろう。彼自身が一番嫌った部類の演奏であったかもしれない。それでも、聴いてみたかった。自らのためだけに弾く、彼の姿を。かつてのテクニックを失った表現者としての姿がそこにはあるのかもしれないが。それでも・・・今月はいろいろCDを買い込んだ。ロック系ではRUSHの新譜を。JAZZではブルーノートが安かったので10枚ほど。あとはケイコ・リーのDVDがあったのでそれも。エルヴィンの追悼盤、パド・パウエル、デックス、ペッパー…数えてみたら30枚ほど。俗に言う『大人買い』かな?亞さん からいただいた本『1リットルの涙』ようやく読めた。亞さんに感謝感謝!この前の日記にも書いたが、自分が彼女の年の頃に、ここまでいろいろ考えていただろうか・・・10代の頃は自分の可能性が無限にあると錯覚していた。『私は何のために生きているんだろうか』この言葉、彼女が長くは生きられないことを自覚しての言葉だったのだろうか。今の自分に問われても、自分自身納得がいく答えは出せない。この本は『脊髄小脳変性症』という病に冒された木藤亜也さんの日記だ。映画化も決定しているそうだ。この9月に彼女の地元、名古屋で先行ロードショーのあと10月から全国で。単館上映ではなくロードショーと。最初からアンサーが与えられてるものではなく、自分で答えを出さなくてはならないものはなかなかヒットするというレベルまでは行かないかもしれないが、たまには何か”SOMETHING”を考えてもいいのではないだろうか。いや、考えないと人間どんどんアフォになる。話を本に戻そう。15歳、中学3年生で病気を発病した亜也さんは、16歳のときに自らの病気のことを知る。運動神経を支配する小脳の細胞が何者かによって働きが悪くなってくる病気で、100年位前に始めて見つかった病気だということを。彼女や母親の潮香さんたちは、その今できることを受け入れてがんばってゆく。今まで出来たことが出来なくなると事を受け入れるのは、言葉で言うほど簡単なことではないだろう。重いものが持てないなら、やめるのではなく、いる部分だけもって学校に行こう。通学が苦ならば、今度は母親が。お母さんも、出来ないことを受け入れて、そのできる範囲でできることを精一杯やるようにと決して過保護ではなく、彼女を見守ってゆく。長くなるが、一部抜粋____________________________________________________________________________________________________________________________先天的に目や体の不自由な人と違って、過去におやれたことがどうしても頭から離れない。どうして出来ないかと悩みも大きいし、感情が先だってしまう。だから、いつも精神との戦いから始まる。はたから見ていると機械的にラジオ体操しているような訓練も、実は精神との戦い、鍛錬だよ。亜也、結果はどうあろうと、今を悔いなく生きてこそ将来があるんじゃないかと思うよ。亜也はよく泣いているよく泣いている。そしてそんな亜也を見ているとかわいそうでならない。でも、現実、今置かれている立場をきちんと理解して、これからの亜也の人生を充実させていかないと。足を地面につけた生き方が、永久にできなくなるよ。お母さんや弟妹は、あなたがどうしてもできないことには、惜しみなく手を貸してあげる。でも、意見を言ったり、けんかをする時は、ポンポン言うでしょ。あれは亜也が人間的には何も違ってはいない普通の子であり姉であると思っているからなのよ。だから、精神を強くする愛の言葉と受けとめるのよ。他人にグサッとするようなことを言われても、耐えていけるように、これも訓練なんだよ。____________________________________________________________________________________________________________________________残酷なことかもしれないが、受け入れなければいけないことを、お母さんはちゃんと伝え、亜也さんはきちんと受けとめている。これ以上のことは誰にも出来ない。『Nobody Does It Better』自分の血を分けた母だからこそいえる言葉だ。そして亜也さんは精一杯、"ベストをつくした"といえるようにがんばる。健常者と対等に勝負できるものを見つけようとして。物語なら、ここでハッピーエンドの大団円に向かって進んでゆくのだが、現実は…彼女は可能性をひとつずつ閉じてゆく辛い作業に挑まなくてはならない。なんと悲しいことよ。現実の残酷さに、なんともいえない虚脱感のようなものを感じさえもする。考えないと生きて行けないからと考えようとするも、その可能性すら閉じられてゆく。"自分で考えて”養護学校行きを決めたかったと。周りの何気ない言葉からも考えることを見つける彼女の感覚はすばらしい。障害を抱えたから発達したのではなく、それまでの彼女の生きてきた道がそれをさせたのだろう。そして自分の病気にはまだ治療法はないという残酷な現実を受け入れる。こう、言葉だけで書くと簡単な1文で終わってしまうが、最後の可能性を閉じる言葉だ。それでも彼女はあきらめない。自分にできることは何かを考え、そして精一杯生きてゆく。『お母さん、もう歩けない。ものにつかまっても、立つことができなくなりました』そして、20歳で彼女の日記は突如終わる。この本の題ともなった彼女の言葉__________________________________________________________________________________________私は生れ変わりました。身障者であっても知能は健常者と同じであると思っていました。着実に1段づつ上った階段を、踏みはずして下まで転げ落ちた、そんな感じです。先生も友達もみな健康です。悲しいけどこの差はどうしようもありません。私は東高を去ります。(注:彼女が1年間だけ通った高校。その後養護学校に転校)わたしは身障者という重い荷物を、ひとりでしょって生きていきます。こう決断を下すのに、少なくとも一リットルの涙が必要だったし、これからは、もっともっといると思います。__________________________________________________________________________________________人は何か外的なきっかけがあれば変われるものだと思う。変わることはなかなか難しいことだが。この、亜也さんの日記から何を得るか。答えはその読んだ人の数だけあると思う。バラの つぼみは早く摘め時は過ぎゆく今日 咲き誇る花も明日は枯れる“今を生きろ” 我々は死ぬ運命なのだ今を生きろ 若者たちよ すばらしい人生をつかむのだSeize the day
2004/08/23
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こんヴぁんわ。この前、ケースを変えたときにCPUファンも変えたのだが、そのファンの効果がないくらいにCPU温度が上がっていろいろと悩んでたのだが、グリスを塗りなおして再度セットしたら、約30度で安定。今まで60度を越えていたのは自分の取り付けがまずかったせいと。CANOPUSのFirebird R7S、結構いいです。2年前の7月発売のファンなので今なら1,000円程度でショップに売っている。私のPen4 2.6Cにはこれくらいで十分かな。「もう少しだけ冷やしたい」って人にはこれでいいだろう。あまり冷却ばかり追及するとノイズが気になってくるし、チャット以外にもPCで音楽を聴くこともあるので。グラフィックボードはRADION9600PROの256MB。ゲームなんて全然しないので宝の持ち腐れ。以前は仕事で会社のサーバーにもつないだりしてたけど、今は接続してないのであまりスペックは必要ないのだが。ATA133のボードを増設してHDDは6本駆け、Sirial-ATA、SCSIも併用。マザボがGIGABYTEのエントリーモデル的なものなので、Sirialをつなげると排他制御になり、IDEをひとつ殺さないといけないのが難点だが。サッカー日本代表、アジアカップ優勝。中国人の反日サポーターが取り上げられているが、ユーロ2000のクロアチアVSユーゴスラビアの試合と比べるとまだマシ。まあ、比較の対象にはならないが。その背景も違うし。クロアチアはザグレブ。マクシミル・スタジアム。プラーヴィ(ユーゴの選手)はこの国にとってはこれ以上はないほどの”悪者”その中での2-2の引き分け。中心人物はもちろん、ピクシー。先日、来日したレアル・マドリードのフォワードだったこともある、ミヤトビッチも。『ヘイ、ミヤト。お前のペ●スだって俺はくわえることが出来るぜ』(自主規制)なんて応援歌があるくらい、愛された男。まあ、セルビア語は世界で一番汚い言葉だし・・・セルビア民兵によるコソボの虐殺は確かに事実だ。でも、それがNATOの空爆後に行われたことも事実。”虐殺を止めるための空爆”という大義名分は成り立ってなかったのだ。拡大するECに、拠点を持って対応したかったアメリカのエゴか。作られた悪、セルビア人はそれでも自分たちの民族に誇りを持っている。その彼らが見せる文化としてのサッカーが私は好きだ。亞さんから2冊の本をいただいた。『命のハードル』と『1リットルの涙』ありがとうございます。仕事でばたばたしたりいろいろなことでモチベーションが下がりがちなのだが、明日感想を書いてみるか・・・自分が16の頃。こんなにしっかりと物事を考えていただろうか。ただぼんやりと、モラトリアムの闇を見るともなしに眺めていただけ。ウチはある意味火宅であった。その中で生まれたものもあり、自らの起こした事で永遠に失ったものもありで。そんないろいろを経験して自分は変わった。人は何か外的なきっかけがあれば変われるものだと思う。変わることはなかなか難しいことだが。この本はそんな背中を押す手になる本かな。亜也さんのストレートな感情を読み進むうちにそう感じた。『私は何のために生きているの?』亜也さんだけでなく、誰もが自分に求める答えだ。「お金のためだけではない」とか、「家族のため」という答えはすぐに出てくるが、本質的な答えはすぐには出てこない。『なんのために生きたか?』なら答えは出そうだが。私は日々を生きる。そういえる今に感謝。
2004/08/09
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■Closing Time/Tom Waits(1973)こんヴぁんわ。著作権法改定による輸入CD規制に断固反対のピケです。自分が忘れないためにも何度も繰り返そう。iPod mini 、出たと思ったら即完売。買おうかどうしようか迷っているのだが、通勤に長時間かかるわけでもなし、モバイルHDDとしてはノート用の80GBを使っているので特にどうしてもってことはない。新しい東芝のコスミオってノートも欲しいし。AVノートの考え方がソニーとはまた違うところにあるようで。他にも今のメインスピーカー、NS1000Mのパーツ取り用にもう1セット程度のいいのを買おうかと。探してると、ウーファーを変えたばかりというコンディションのを見つけた。これもチェックだな。JBL4312Mk2とかも気になるが、自分の好みYAMAHAで行きたい。JAZZ=JBLというのもよく聞くが、YAMAHAでもいいじゃん。アンプはONKYOでもいいじゃん。ハーマンやOTTOを使ってきたけど今はこれ。ピュアオーディオマニアからは相手にされないメーカーだけど、ハイエンド機メーカーばかりじゃオーディオの未来はない。こういう普及価格帯でがんばるメーカーは応援したい。そのONKYOが久しぶりにピュアオーディオアンプとCDプレーヤーを作った。スピーカードライブ能力がいいという好意的な評価もあるし、ちょっと気になる。いまさらCD専用機ってのもいいと思う。(変な言い方)CDの実力を今の技術で引き出してみよう、贅を尽くすでもなくエントリーユーザーにも買える価格帯でという姿勢がいい。機会があれば日本橋あたりで試聴してみたい。先日、たまたまつけたNHKの教育TVで平忠彦さんが。もう10年近く見てなかったがずいぶん老けたなあ。彼が現役を引退して、筑波サーキットに帰ったあの日…皆で暖かく「おかえりなさい」と迎えた日のことが。当時、同じ場所で走っていた仲間の大半はもう降りてしまった。若くして鬼籍に入ったやつもいるし。つまらないミスで。自分ももう降りてしまったが。今はあそこに戻りたいという欲望もなくなった。今週も週末はゆっくり休み。…でも会社からの問い合わせは何件も入るが(汗)昨日は昼間、台風で風雨がきついので、家でLPのリッピング作業を。また、ダブリ買いを数枚発見(涙)まあ、音源は同じでもモノラル盤だったり、高音質盤だったりなのでOKとしよう。望外のものとは別に、ダブリ音源をわざと買ったものも数枚。20bitK2シリーズのCDとか。カルロス・クライバーも鬼籍に入られたとか。近年はクラシックの最前線からは離れていたので、どうだかは知らないのだが、あの魅せる指揮がもう見れないのは残念。酔いどれ詩人、トム・ウェイツ。真夜中の詩人。昔大好きだった、ARBの凌さんが最後のツアーで歌った『I Wish I Was In New Orleans』トム・ウェイツを聴くと、昔ARBキッズだった頃の自分を思い出す。カットアップするバロウズも。らもさんもトムが好きだったなあ。イーグルスのものも有名な『Ol' 55』このトムのものがオリジナルだ。声の渋さがなんともいえない。うめくようなヴォーカル(笑)水溜りでおぼれて死んでしまいそうな男の歌う、心の声。恋なんて憂鬱だとうそぶいて歌う『I Hope That I Don't Fall in Love With You』でも、最後は君に惚れたと吐露する、情けない男。いやいやかっこいい。男にはその心情がわかる。長い月日がたって昔の恋人に電話をかける『Martha』なんともいえない歌だ。『Grapefruit Moon』のメロディの美しいことよ。言葉にするとくさくてかっこ悪いけど、この音はいい。『Closing Time』そのタイトルが似合う曲。音楽を言葉に置き換えることなどできないなと。自分のつたない表現力ではこの曲を言葉にすることは出来ない。01.Ol' 5502.I Hope That I Don't Fall in Love With You03.Virginia Avenue04.Old Shoes (& Picture Postcards)05.Midnight Lullaby06.Martha07.Rosie08.Lonely09.Ice Cream Man10.Little Trip to Heaven (On the Wings of Your Love)11.Grapefruit Moon12.Closing Timeさて、飲みに出かけるか。ぶらぶらと、夜の街へ。
2004/08/01
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