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映画のあと 濱田麻矢さん
(神戸大学・中国現代文学)
のレクチャーがありました。何も知らなかった香港と中国の関係や、 2014年
に敗北しながら、今、再び起こっている自治と民主化を求める運動の解説を聞きました。この香港の人々の運動を理解し支持することが、 「民主主義」
を失いつつある、この国に生きているぼくにとって、とても大切なことだと思いました。ついでに、この国のメディアのダメさ加減を、またしても痛感したのでした。
映画館でこんな絵葉書をもらいました。
雨傘は、この運動では催涙弾の直撃を避ける闘いの道具なのですが、カラフルな雨傘が歩いている風景は、どこか、ファンタジックで夢があるところが印象に残りました。
監督 陳梓桓(チャン・ジーウン)原題「乱世備忘 Yellowing
」
2016
年 香港 128
分 2019・07・13・元町映画館no10
追記2019・12.31
2019年
に見た印象深いドキュメンタリーの一つがこれです。 2016年の作品
ですが、2019年の香港、あるいは中国は、予断を許さない事態に突入したまま年を越しつつありますね。香港で、巨大な国家権力が何をしているのか、目が離せない新しい年が始まります。
追記2020・07・03
「雨傘運動」
に始まった、 民主化運動
を担った活動家たちが、香港を離れたというニュースが流れてきました。世界は 「国家」
が牙をむき出しにし始めています。ただの徘徊オジさんにはなすすべがありません。
目の前のチンケな政治家たちも 「国家」
をまとっていれば大丈夫とたかをくくっているようです。
まさか、こんな時代がきて、それを目の当たりにするとは、正直、想像していませんでした。まじ、どうしよう、というのが実感です。
追記2023・01・23
「雨傘運動」
は、いつからか 「時代革命」
という呼び名に変わりました。開き直ったかに見える、圧倒的な強権発動で、民主化運動を鎮静化、あるいは弾圧した中央政府は、 コロナ
をめぐっては、本土でも、言論統制、弾圧を日常化させた全体主義国家への道を邁進しているようです。
こうした状況に対して、中国ヘイトの格好のネタとして取り扱う傾向がありますが、たとえばNHKの報道内容に嘴を突っ込むような手法で言論コントロールをやっているらしい、われわれの国の現状は、いってしまえば似たり寄ったりなのではないかということを忘れてヘイトを垂れ流すのはいかがなものでしょうね。
弾圧下の香港で、表現の自由の希求から生まれた、香港映画の一つ 「少年たちの時代革命」
を観ましたが、 「連帯」
への直線的な若者たちの行動に胸を打たれました。
チャン・リュル「群山」元町映画館no194 2024.04.30
チャン・リュル「柳川」元町映画館no191 2024.01.08
チウ・ション「郊外の鳥たち」シネ・リー… 2023.05.20