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2019.11.09
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テンギズ・アブラゼ「祈り」元町映画館 ​​​​​​​ ​​ ソビエト連邦、ジョージア(グルジア) 映画界 伝説の巨匠 テンギス・アブラゼ 。渾身のトリロジー。 「祈り」(1967)・「希望の樹」(1976)・「懺悔」(1984) 。​​
​​ 偶然ですが 「懺悔」 を見る機会があって、それからずっと待っていました。 元町映画館 の受付嬢に聞くと、 「そのうちやると思いますが?」 という返事でした。それが実現しました。​​
​​ 2019年11月4日 。カレーパンをかじりながら、いつも座る席に座りました。​​
​ 見たこともない岩山のふもとに人間がうずくまっています。セリフなのか、ナレーションなのか、 「ことば」 が唱えられて、字幕を追いかけても、映像を見ていても、物語は浮かんできません。​
 モノクロの画面の中で「光」が「影」を浮かび上がらせます。「光」の中に浮かぶ男の表情が一体何を意味しているのか、知りたがって見ているのですが、結局わかりません。
 「邪悪」とか「狡猾」という言葉が浮かびますが、ナレーションされている「ことば」がそう語っているわけではありません。
 彫の深い表情の男が立っています。これが、最初に出てきた男なのか、どうか、それもよくわかりません。
 異様に美しい女性が白い服を着ていて、こちらに歩いてきます。火が焚かれています。
 家族なのか、4人の人影が遠ざかっていいきます。もやがかかったように霞んでいる画面に人影がかすかに動いています。
 あれはヒジャブというのでしょうか、黒い布で頭を包んだ女性。蝋燭の光のなかに美しいヒジャブの女性が浮かび上がってきます。
​ 高鉄棒か、と、フト思いましたが、首に巻く縄が見えました。
絞首台 です。
 そこに、あの美しい白い服の女性がやってきます。彼女を吊るす準備をしている男がいます。​

 眠い。彼女は吊るされたのでしょうか。ゆっくり眠りの中に沈んでいくのを感じながら画面を見ています。
 大勢の人間が墓穴を掘っていました。丘一面に墓が掘られています。実際にぼくは眠り込んでいたのでしょうか。墓を掘るシーンなんて、本当にあったのでしょうか。
 映像はやがて、一番最初の岸壁に戻ってきます。狡猾な男が闇に消えてゆきます。彫の深い男が岩の底の方にうずくまっています。
 突如映画は終わりました。
​ 受付の おにーさん と目が合ったので思わず言ってしまいました。​
​「ちょっと、続けて 『希望の樹』 は無理やわ。参った。全く話が分からんかった。映像が、眠りに誘うだけや。自分でも起きてるのか寝てるのか、トホホやね。」​
「パンフレットいかがですか?(笑)」
​「イヤ、シャクやから、歩きながら考えるわ。 希望の樹 は金曜日やんな。」​
「お待ちしてますよ。」
​「ありがとう。じゃあね。」​
歩きながら思い出されるのは、不思議なシーンと、意味ありげな顔の表情。
「あかん!もう一遍見たる!・・・また寝てまいそうやなあ。トホホ。」
監督 テンギス・アブラゼ​​​
原作 バジャ・プシャベラ
脚本 アンゾル・サルクバゼ  レバズ・クベセラバ  テンギズ・アブラゼ
撮影 アレクサンドレ・アンティペンコ 
美術 レバズ・ミルザシュビリ
音楽 ノダル・ガブニア
キャスト
 スパルタク・パガシュビリ
 ルスダン・キクナゼ 他
1967 78 原題「 Vedreba」
2019・11・04・元町映画館no23

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最終更新日  2023.12.17 22:22:49
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