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2020.04.05
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​​ ウォン・カーウァイ「欲望の翼」元町映画館

「映画ウォッチ」 ​というサイトにネタバレあらすじが紹介されています。 ​​​​ ​​​​​​​​​​​
 元町映画館 2020・3月 の終わりから一週間限定でやっている ウォン・カーウェイ監督 プチ特集の二本目 「欲望の翼」 を目指して、不要・不急・外出自粛もなんのその、やって来たのは元町四丁目です。
 商店街は思いのほか人通りがあって、うれしいような不安なような。まあ、幽霊街よりはこれの方がいいですね。
 もっとも、座ってみると、映画館は少々寂しい限りでしたが、なにはともあれ始まりました。
 やはり、暗いカウンター式の売店に男が現れて、コーラを買うシーンから始まりました。 「やはり」 と感じたのは一昨日見た 「恋する惑星」 の後味のせいです。
​ カウンター越しに男と女がいきなり意味ありげなことばを交わします。​ 一分間の友達」 とか、 「君がぼくと夢で逢う」 とか、面白いのですが、さほど現実的とは思えない、こういうセリフも 「恋する惑星」 の後味と重なります。
 ここから二人の、いや男の義母を入れると三人、実母を数えると四人の女と、三人の男の話でした。ストーリーを引っ張る、まあ、主役の男 ヨディ(レスリー・チャン) の「母恋」という設定がイマイチなのです。 ヨディ が最初に出会った売店の女 スー(マギー・チャン) とも、二人目の女 ミミ(カリーナ・ラウ) ともうまくいかない、その上、義母と諍いし、フィリピンで実母を探すというお話を支えているのが「母恋」ということになるのですが、その引っ張り方は、ぼくにはあまり面白いとは思えませんでした。
「一度しか地上に降りない『鳥』」 という、おそらく詩の文句が エディ によって繰り返し口にされるのですが、 「マザコン野郎」 のそういうセリには、一体どういう意味があるのか、後になって考えると、ちょっとついていけないものを感じてしまうわけです。
 なぜ、後になってかというと、実は、この映画での ヨディ の破滅への経緯は、最初のシーンで、売店のカウンターに突っ伏して寝た スー
という女性 の夢の中のシーンだと思い込んで見ていたからです。
​​​​​​​​​​
​ その見方だからといって 「マザコン問題」 は解消されませんし、時折挿入される、ちょっとぼんやりした 「フィリピンの密林」 らしい俯瞰のシーンの意味がわからないのですが、それは、まあ、夢だからと納得しながら、死んだはずの ヨディ が​ 最後のシーンで出て来て、よし!と思ったのです。
​ が、最後のシーンをぼんやり見ていると、そこに登場しているのは、これまで一度も出てこなかった 別の人物(トニーレオン) だと気づいて、ワッチャー!で映画は終わりました。​

 さすがのぼくでも、こういう見損じは、なかなかないのですが、じゃあ、この映画は何だったんだといわれると、やっぱり夢の中の出来事じゃないかといいそうなのです。
​今回は、眠くはならなかったのですが、映像のムードが、どこか現実離れしている 「夢遊」 の印象で、仕事もしない青年の「マザコン」の末路の破滅だといわれると、 「いや、やっぱり ​レスリー・チャン​ という俳優が最後に演じて、雲散霧消してしまった『夢』そのものでしょ。」 といいたくなるのですが、ヤッパリ見損じ三振でしょうね。
 でも、この監督の映画がどこかでかかれば、ヤッパリ見に行きますよ。一本ぐらい 「よし、わかった!」 がないとシャクですからね。 ​
​​​​
​​

​​​​​​監督 ウォン・カーウァイ
製作 ローバー・タン
製作総指揮 アラン・タン
脚本 ウォン・カーウァイ
撮影 クリストファー・ドイル
美術 ウィリアム・チャン
編集 パトリック・タム
キャスト
レスリー・チャン (ヨディ)
マギー・チャン(スー)
カリーナ・ラウ (ミミ)
トニー・レオン (???)
アンディ・ラウ (タイド)
ジャッキー・チュン(サブ)
1990 年  95 分 香港 原題「阿飛正傳 Days of Being Wild
2020・04・02元町映画館no40

​追記2022・09・23

 最近、この映画を見ました。二度目です。シネ・リーブル神戸が ウォン・カーウァイ監督 の特集と一緒に、プラス1で上映してい​ました。2年前に見たときの、この感想には 「母恋」 とかにこだわって書いていますが、今回は、なんか、そういうことは全く意識できませんでした。
 感想はべつに書いておこうと思いますが、問題は、2年前に、こうして見ていることを全く忘れていたことですね。映画のせいなのか、自分のせいなのか、それが、問題ですね。​
 ここの2年前の感想を読んでいて面白いのは、今回の印象とほとんど重ならないことです。母親とのやり取りも、さほどの違和感はなかったですし、 「1分間」 という最初の決め台詞も、そんなに印象に残らなかった。映画全体が主人公の 「夢」 だとは、もちろん、全く思わなかったし、書いた当人なのですが、どうも、映画の後味が、全く違うようです。​で、本人は、今回初めて見ていると思い込んでたんですから、それも不思議。どうなっているのでしょうね。​​​

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最終更新日  2024.01.09 23:34:35
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