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(前略)年間何百本と作られるアメリカ映画の10年間を一冊の本で網羅するなど到底無理なお話です。そして現在では配信ドラマやバラエティ・ショーなど、アメリカ産の様々な映像コンテンツを世界中の誰もがほぼリアルタイムで体感できる環境が整ったこともあり、映画という伝統的なジャンル観がどれほど意味を持つものなのか……等々、議論は幾度となく平行線を辿りました。 こうした成り立ち、体裁が 「ホットサンド」 というタイトルに反映されたのだと思います。でも、映画ファンにとってはそれでいいのです。 「映画を定義する場所」 からは、映画を教授する学者や映画評論家は生まれても、映画ファンは生まれないからです。そして映画は、映画を観る人のためのものです。
やがて時間が経ち、明確な解決策が浮かばないまま、とにかく本を作ることを始めることになりました。アメリカ映画というものの定義(基準)を明確にして綿密な計算のもとで中身を充実させる方法ではなく、気になったもの、目に入ったものを片っ端から寄せ集め、見て、書いて、合わせてみるという工程を、私たちは選んだということです。(後略)
CHAPTER 01 ライフ/エンタメ/ヒストリー 以上のようになっていますが、それぞれの章の中に多数の細かい情報が投じられ、用語の説明もあれば対談もある、映画に出てくる犯罪者の目録、年表、監督へのインタビュー、撮影監督や俳優の紹介など、どこを開いても異なるページ構成で、2010年代のアメリカ社会と映画を論じた真面目なページもあります。
――テーマから見る2010年代アメリカ映画
CHAPTER 02 アメリカン・フィルムメイカーズ
――2010年代の映画監督たち
CHAPTER 03 シチュエーション/プロダクション
――アメリカ映画のバックグラウンド
CHAPTER 04 カルチャー&ムービーズ
――アメリカ文化とアメリカ映画
CHAPTER 05 トーク・アバウト・ムービーズ
――2010年代アメリカ映画について語ろう
CHAPTER 06 ムービーズ・ディテール
――より深くアメリカ映画を知るための雑学
追記
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