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2022.06.24
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​​​​​​​​​​​​​​ アッバス・キアロスタミ「トラベラー」元町映画館 ​ 特集上映 「そしてキアロスタミはつづく」 で今日見たのは 「トラベラー」 でした。 1974年 の作品で、 キアロスタミ監督 の長編デビュー作だそうです。 主人公の ガッセム君 10歳 、小学校4年生、シ マクマ君家 チビラ君 の一人と同い年です。 ガッセム君 を演じる ​ハッサン・ダラビ君​ は、同じ キアロスタミ監督 の名作 「友だちのうちはどこ?」 の主人公 アハマッド君 と年齢はほぼ同じだと思いますが、顔立ちは、実に対照的な子憎たらしい顔をしています。 こちらが アハマッド君  こちらが ガッセム君 (映画.com)
 で、この子憎たらしい少年が テヘラン まで行って、ホンモノのサッカーの試合が見たいという一心で、ありとあらゆる子憎たらしいズルをしてお金を稼ぎ、バスに乗って テヘラン まで行って、入場料でボッタクラレて、とどのつまりは草臥れ果てていたのでしょう、試合が始まるのが待ちきれず、寝込んでしまって、念願の試合を見ることかなわず、一文無しになって知らない街をトボトボ歩くという、 芥川龍之介 あたりが書きそうな哀れな顛末の 「トラベラー」 を演じるお話でした。​​​​​​​​​​​​​​​

​ うまいものですね。子供が子供であるという、イノセンスの大胆さ、意地悪さ、切なさ、そして罪の無さを、あたかもドキュメンタリーであるかのような距離感で描いていました。​ ​​
​​ だから、言わんこっちゃないでしょ!なにやってんの、あんたは!​​
​ きっとこんなふうに叱り飛ばされて、とどのつまりは 泣き が入りそうなのですが、 監督 泣き が入る、その直前の少年の後ろ姿を高みから映しながら物語を切り上げるのでした。​​
​​​ 発覚して叱り飛ばされたか、あるいは気づかれないまま誤魔化しきれたか、経緯や結末の違いはあるのですが、 「かつて、たしかに、ぼくもガッセム君だった。」 とでもいうような、あれだけは忘れられないというような、そんな悪事の記憶に浸りながら、それでもやっぱり、 ガッセム君 のように偽カメラで騙したりしたわけではありませんが、 「カメラにフィルムが入っていなかったこと」 はいつまでも、誰にも、言わないでおこうと、自分に言い聞かせる気分の帰り道でした。​​​
​​​​ 絶妙の距離で少年を追った キアロスタミ監督 と、実に哀れな ガッセム君 を演じた ハッサン・ダラビ君 拍手! でした。​​​​
監督 アッバス・キアロスタミ
原案 ハッサン・ラフィエイ
脚本 アッバス・キアロスタミ
撮影 フィルズ・マレクザデエ
編集 アミール・ホセイン・ハミ
音楽 カンビズ・ロシャンラバン
キャスト
ハッサン・ダラビ
マスウード・ザンドベグレー
1974年・72分・G・イラン
原題「The Traveler」
日本初公開1995年9月16日
2022・04・04-no46・元町映画館no134
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最終更新日  2024.05.09 21:23:58
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