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KAKI NO KI 本書の談話 の中では、 正津勉 が 鶴見俊輔 の詩の中では 「KAKI NO KI」 という詩が好きだということをいっていて、引用されています。
Kaki no Ki wa
Kaki no ki de aru
Koto ni yotte
Basswrarete iru no ni
Naze sono kaki no ki ni
Kizu o tsuke yo to
Suru no daro
Kaki no ki no kawa ni
Tsume ato ga nokore ba
Utukushiku naru to omotte iru no ka
Basserareru
Koto ni yotte
Yoku naru to demo omotte iru no ka
(「鶴見俊輔全詩集」編集グループSURE2014年所収)
わたしは最後の鶴見俊輔ゼミの生徒でした ほとんど教室には出なくて夜昼なく遊びほうける まったくド阿保なバカ学生であって いまさらながら深く悔やまれるばかり どうにもなんとも教壇で説かれることに ほんとうにさっぱり理解が届かいないできた というようなできの悪い部分にかわらなくも こののちもずっと先生の教えのもとにあります 正津勉 は詩人ですが、さすがですね。ここで戯れのように記された彼の4行が、 鶴見の詩 の読み方の一つを指し示してくれていて 「そうですよね」 とうなづきたくなります。あれこれ言いませんが、70歳を前にして、ようやく 鶴見俊輔 がどんな場所で、どんなふうに立っていたのか、少し気づけるようになったのかもしれません。
Shozu Ben wa
Shozu Ben de aru
Koto ni yotte
Basserarete iru no ni
(正津勉「京都詩人傳 1960年代詩漂流記」アーツアンドクラフツ二〇一九)
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