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2024.08.21
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第12話

相柳(ソウリュウ)は玟小六(ビンショウリク)の壮絶な過去を思い出し、思わず手を伸ばして小六の頭をなでた。
小六は妖族らしからぬ行動に困惑したが、慰めてくれたと気づいて笑顔を見せる。
「でもあんたとは打ち解け合っているだろう?」
しかし相柳はまたいつものそっけない態度に戻った。
「また私を怒らせるまではな…」
「はあ~はなかいな~」
すると小六はそろそろ眠くなったと言って独りで帰ってしまう。


暗衛・鈞亦(キンエキ)は弓矢に何の変哲もないことから、恐らく弓術の名手に違いないという。
清水(セイスイ)鎮でこれほどの腕前を持つのは唯一人、防風意映(ボウフウイエイ)だけだ。
しかし塗山(トザン)家の後ろ盾がある防風家を何の証拠もなく追求することは難しい。
一方、阿念(アネン)は小六が毒に詳しいと思い出し、藁にもすがる思いで回春堂を訪ねた。
いきなり叩き起こされた小六は憮然としていたが、事情を聞いて呆然となる。
…哥哥の襲撃に相柳が一枚かんでたのか…

小六は阿念以上に焦って酒店へ駆けつけた。
瑲玹の出血が止まらない原因は分からなかったが、矢が刺さった瞬間に悪寒が全身を駆け巡ったと知り、氷晶だと気づく。
氷晶は北極の氷山の結晶で宝石に並ぶ透明度と鉱山石以上の硬さを誇り、極寒の気を放出した。
さらに瑲玹の血を舐めて確認してみると、何か薬が仕込まれていると分かる。
恐らく矢尻に薬を仕込んだ氷晶を塗り、溶けた水晶から特殊な薬が傷口に広がってふさがらないよう細工したのだろう。

しかし瑲玹は湯谷に到着するまで身体がもたないと落胆する。
「俺に妙案がある、氷晶を傷口に当てれば血が固まり流れ出なくなる」
実は小六は兪(ユ)府で静養していた時、軒先に氷晶の風鈴があったことを覚えていた。

小六は兪府に塗山璟(トザンケイ)を訪ねたが、応対に出たのは防風意映だった。
…風に飛ばされそうなほど弱々しく見える防風小姐があの毒矢を放てるだろうか?軒哥を襲ったこと、十七(ジュウシチ)は知っているのか?…


塗山璟は不機嫌そうに防風意映を下げると、小六の前では優しい十七の顔に戻った。
そこで小六は氷晶の風鈴が欲しいと無理を言ったつもりだったが、塗山璟は二つ返事で引き受けてくれる。
瑲玹からはいくら親しくても宝を得られるとは限らないと忠告されたが、杞憂に終わった。
すると小六は念のため何があっても軒老板に危害を加えないよう釘を刺しておく。
「分かった、君に従うと約束した、君の言うことは何でも聞く」
小六はどんなに突き放されても自分に尽くしてくれる塗山璟に心が揺れた。
…十七は防風小姐の悪行を全く知らないようだな…



小六は早速、瑲玹の傷口に氷晶を置いた。
すると無事に血が固まり、急いで荷造りして湯谷へ向かうことにする。
瑲玹は蠱毒の件もあるため小六も一緒に行こうと誘った。
「その才知があれば立身出世できるはずだ」
「俺は~清水鎮で町医者を続けるよ、蠱毒はあんたが全快したら処方を書く
 有能な配下が毒を解いてくれるさ…お互いいつまでも元気でいよう」
こうして瑲玹たちは急ぎ清水鎮を出発した。
「哥哥…哥哥の願いが全て叶うよう祈っているよ」



小六が独り河畔で寂しさを持て余していると相柳が現れた。
相柳はまた軒を助けたのかと聞いたが、小六は酒でもどうかと話題を変えてごまかす。
「何を考えていた?」
「軒の蠱虫はどうしたら取り除けるかと…」
「言ったはずだ、別のものに移し替えるしかない、適当には選べないぞ?」
どうやら小六は本当に蠱虫ついて何も知らないらしい。
「どこで手に入れた?」
「ずいぶん前、死にそうな白黎(ハクレイ)族の老女に出会った
 異臭を放っていたから湯殿に連れて行き、綺麗な姿で夫のもとへ送り届けた
 そのお礼にあの胡桃をもらった」
「育て方はどこで?」
「…老女が教えてくれた」
相柳はすぐ嘘だと分かった。
育て方を教えたのなら異名も伝えたはず、しかし小六は言葉を濁してしまう。
「ともかく軒の身体から取り除きたいなら別の者に移すしかない」
相柳は離戎(リジュウ)氏の話を思い出していた。

…大抵は女子が育て、意中の相手に埋める、一心同体になることを願ってな
一度、埋めれば生死を共にできるゆえ、巷では″情蠱″と呼ばれている
つまり好意がない相手には埋めることができない
だが奥深い術だ、そうでなくても成功することもあるやも
しかし無理に埋めてもいいことはないぞ、一心同体どころか蠱虫に蝕まれ命を落とすこともある
どちらにせよ埋めるも除くも放った者の想いしだいだ
埋めてから時が経ち、想いが揺らげば他の者に移せるやもしれぬ
だが放った者に好意があることが条件だ…

小六はふと九頭蛇の相柳なら身代わりになれると気づいた。
「妖族だし蠱虫がいても問題ないだろう?頭が9つもあるんだ、俺の痛みなんて大したことない!
 な?いいだろう、頼むよ?」
「…私に移し替えてもいいが、私に力を貸すと約束しろ
 もし約束を違えたらお前の喜びを痛みに変え、楽しみを苦しみに変える」
「ひどい奴だな…分かった、誓うよ」

(゚ェ゚(。_。(゚ェ゚(。_。*)コクコク…本当、酷いw

小六の霊力では瑲玹と遠く離れていては蠱虫を呼び戻せなかった。
そこで早速、相柳と一緒に皓翎(コウレイ)国の五神(ゴシン)山へ出発する。
一方、医館には塗山璟が差し入れを持って小六を訪ねていた。
しかし小六なら急用が出来て出て行ったという。

王宮がある五神山は守りが堅く、毛球(ケダマ)で空から近づくのは難しかった。
そこで途中で巨大な貝殻の中に移り、密かに五神山海域まで接近することに成功する。
「五神山に着いた…」
感慨深げに王宮を見上げる小六、すると相柳が蠱虫を誘い出すよう急かした。
…情蠱とは命のみならず心も必要だ、お前は9つの命を持つが心は1つしかない
一度、差し出したら二度と取り戻せないぞ?…
相柳にとって蠱虫を受け入れることは賭けでもあった。

↓これ何貝?


その頃、華音(カイン)殿では瑲玹が内息を巡らせながら静養していた。
するとふいに鳳凰林で小夭(ショウヨウ)と約束を交わした情景が浮かんでくる。
『お前が大人になって嫁いだら離れ離れだな』
『じゃあ妹妹になってずっとそばにいる!』
『そうだな、お前は妹妹で私は哥哥だ!ずっと一緒にいよう!』
『約束よ!私たちは永遠に離れない』
その時、瑲玹が急に喀血、老桑(ロウソウ)は蠱虫の仕業だと疑った。
「玟小六め、解毒の処方も持ってこない!」
「…解けたんだ」
老桑は喜んだが、瑲玹はなぜか無性に寂しく感じた。

瑲玹が吐き出した蠱毒は離散、小六に呼び戻され、相柳の身体に移った。
するといつの間にか蠱虫を飼っていた胡桃が消えてしまう。
小六はどこか落ち着きがなく、自分の蠱虫に違和感を感じると訴えた。
「嫌な予感がする…蠱虫が何かを訴えているみたいに…あんたは?不快じゃないか?」
「それより早く逃げた方がいい」

相柳は小六と大きな泡に入り、海中散歩を楽しんだ。
初めてみる深海の美しさに大興奮の小六、その様子を見ながら相柳は自然と笑顔になる。

つづく


( ゚ェ゚)つまり小六は相柳に少なからず情があるってこと?いや〜思わせ振りw





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最終更新日  2024.08.21 12:24:33
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