笏取り虫
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デミオが納車されてから300キロほど走った。妻のクルマなのに何故か何時も私が運転している。どうして自分で運転しないのかと聞くと、慣れていないのでイヤだと言う。それなら何時まで経っても乗れないのじゃない?それから1000キロ走った今では、一人で何処まででもカッ飛んでいる。最近のクルマにはあまり乗る機会がなかったので、浦島太郎状態である。エンジンを掛けるにもキーが無いのでスタートボタンを押す。最初はF1マシーンのようで恰好良いと思っていたのだが、長年慣れているせいか、やっぱりキーを捻る方がエンジンを掛ける感覚があってこちらの方が良いと思えて来た。ドアを開けるにもキーケースを持っているだけで開くので便利なようだが、その大きなケースは嵩張って鍵束には取り付けられないので、別に持ち歩く必要がある。面倒くさいのでキーは持っていない。従って妻がいないとデミオには乗れないのである。エンジンを掛けるとシートベルトセンサーだの、ドライブレコーダーの起動音だの、障害物センサーだのがピーピー鳴って、何の音なのか分からないし、五月蠅くてたまらん。バックギアに入れるとモニターに真上からと真後ろの状態が映し出され、直視をしなくても、障害物が確認出来て、駐車場の白線に沿って真っ直ぐに入れる事が出来るのだが、慣れていないので、画面だけではなかなか真っ直ぐに入れる事が出来ないし、あのモニターの映像だけではどうも信用できないので、結局窓から顔を出して直視で入れる嵌めになる。真夏でもないのに近距離を乗ってエンジンを切るとファンが勝手に回る事があったりなかったり、このエンジンは発熱が多いのか。フレンディーは真夏に長い登坂など、ごく限られた過激運転をした時だけエンジンを切った後でもファンが回る。少し気になるところだ。デミオは最近の小型車に殆ど採用されていないボンネットを備えているので、その分後部座席とトランクにしわ寄せが来ており、何れも他社に比べると狭いが、安全面とスタイルを重視するとこの方法もアリかも知れない。ヘッドライトはフルオートになっている。対向車がいないと上向きになり、対向車が来ると状況により、上向きのまま光軸が左に寄ったり下向きになったりするのは有り難いが、センターラインの無い道路では対向車がいなくても下向きのままになるので、遠くが見えない。上向きにするには、マニアルモードに切り替えなければならないので、咄嗟の場合、慣れないと直ぐに上向きに出来ない。純正ナビはマツダ専用で、取り外しは出来ないし、たとえ外したとしても統一規格の他社のナビを格納する場所がない。ナビそのものの性能は悪くは無いのだが、走行中にナビの操作が出来ない上に、テレビも見えない。安全を考慮しての事だが、不便極まりない。フレンディーなどの古いクルマはナビからサイドブレーキに繋がる配線を外すだけで、走行中でも使用できるのだが、デミオはコンピューター制御なので、1つでも配線を変えると作動しなくなるのである。ネットで調べると、プログラムを書き替えるソフトがあるようだが、娘に聞くと、止めた方が良いと言うので、改善を任せたらクルマを何処へ持って行って、改造して来た。配線付きの小さなボタンを押すと走行中でも全て操作出来るようになった。全く面倒くさい。一番腹が立つのは、アイドリングストップだ。信号待ちなどで、停車すると自動でエンジンが止まる。カーナビやエアコン、ライトが点いていても、バッテリーだけで動いている。流石にエアコンがフルに稼働している真夏の炎天下では、自動でエンジンが掛かるが、それ以外は止まってしまう。燃費向上を狙った機構であろうが、ディーゼルエンジン用にガソリン車よりは容量の大きなバッテリーが積んであるとは言え、昔人間は燃費よりバッテリーへの負荷が気になる。アイドリングストップを解除するスイッチはあるものの、一度エンジンを切ったら、また、ストップしてしまうのだ。永久に解除するスイッチではないので、一々スイッチを押さなければならないのが非常に面倒くさい。結論から言うと、最近の過剰装備のクルマは旧車に慣れている者からすれば、便利どころか却って不便になっているように思える。センサーも状況によっては感知しない事もあり、とても100%信頼出来るものではない。電子的に動くものよりも機械的に動くものの方が信頼がおけるのだ。これからはこんなクルマばかりになって行くのだろうか。安全面に金を掛けるのは時代の流れであろうが、センサーなど過剰装備を全て排除した廉価版も同時に販売して貰いたいものである。デミオの文句ばかり言って来たので、マツダに怒られそうだ。良い所も上げておこう。先ずは何と言っても1.5Lのディーゼルターボエンジンだ。ガソリン車のアクセルワークのようには行かないが、一味違ったディーゼル特有のトルクフルな加速は絶品である。同じディーゼルターボでもフレンディーの重ったるい加速とは違い異次元の加速である。エンジンに関しては申し分無い。近距離の街中のチョイ乗りがメインで、アイドリングストップをこまめに切っているので、燃費はL/13キロ程で思ったよりも悪いが、軽油なので気にはならない。マニュアル風シフトとパドルシフトが付いているので、マニュアル車のような運転もできるのが良いが、パドルシフトギア比が今一つでフィットの方が上である。使用するならマニアル風シフトの方が断然使いやすい。デミオのメーターパネル後付の走行中のカーナビ操作切替スイッチ
2018.11.09
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