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TY125の裸にしたフレームのサイレンサー取り付け部分とリアフェンダー取り付け部分に途中で折れたボルトが残っているので除去しなくてはならない。エキストラクターを持ってはいるのだが、大トルクを掛けるとハンドルが空回りしてしまい、上手く行った試しがないので、始めからドリルを使用する。ボルトの折れた面の中央にポンチで凹みを付けて、ボルトより少し細い適当なサイズのドリルで穴開けを行うのだが、今回は電気ドリルは使用せず、インパクトドライバーの先をインパクト用ドリルに変えてやってみた。パワーが心配だったが、何の問題も無くサクサク削れる。野外での作業はコードレスのインパクトが楽ちんだ。これに限る。首の皮1枚残してボルトへの穴開けが終わったら、少し太めの精密ドライバーを薄くなったボルトの外周に当ててハンマーで叩くと、ボルトの皮がフレームのネジ山から外れる。簡単なものだ。塗装後にタップを切っておけば大丈夫だろう。リアフェンダー取り付け金具に残った折れボルトサイレンサー取り付けステーに残った折れボルト折れボルトをドリルで揉むステーの取り付け穴から取り出した折れボルト折れボルトを除去したリアフェンダー取り付けステー折れボルトを除去したサイレンサー取り付けステー
2018.02.28
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先にフレームだけとなった記事を掲載したが、記録のために、バラシ過程と部品の状態を記しておく。先ずは腐ったリアサスを取り外す。両方とも真っ赤に錆びており、スプリングは何とかなるかも知れないが、肝心のロッドもサビサビのため再使用は完全にアウトである。しかも、純正より短いと思えるものが付いていた。次はリアホイールだ。アクスルシャフトを抜いて外してみたが、ブレーキパネルとアルミホイールは何とかなりそうだが、スポークは曲がっている物もあり無理っぽい。次はバラバラになったリアフェンダーを外していると、右側の取り付けボルトがステーにねじ込まれた箇所でアッサリ折れてしまった。これは後で何とかリペアしよう。次はスタンド、ステップ類、スイングアームを外す。スイングアームの取り付けボルトは幸いグリスも残り、サビは無かったので、簡単に抜く事ができた。次はフロントホイールだ。ブレーキ機構を分解して、ナットを緩めてアクスルシャフトをプラハンでどつくが抜けない。よく見てみると、右のフォークのアウターブーツの底面にナットが2つ見えた。オフロード車にはよくある留め方だ。2つ緩めるとアッサリと抜けた。これもリア同様スポークが無茶苦茶錆びている。次はフロントフォークであるが、これもインナーチューブにサビの塊があるので、抜く前に予めサンドペーパーで均して、シリコンスプレーを吹いておいた。更に、三つ叉とトップブリッジのボルトが締まった状態で、後の分解を考慮してインナーチューブのトップボルトを少し緩めておく。8本のボルトを全て緩めて引き抜く。左は抜けたのだが右が抜けないので、鉄棒をトップボルトにあてがい、ハンマーでどつくと何とか抜けた。サビの多いインナーチューブはどうしたものか。悩む所である。最後はトップブリッジと三つ叉の取り外しである。ナット類を緩めて行くと三つ叉が下に抜けるのだが、手で支えておかないと、いきなり抜けて落下してしまう。そうなると、ボールベアリングが飛び散って悲惨な目に遭った経験上、慎重に抜く。ボールベアリングは上部に小が22ヶ、下部に大が18ヶであった。しかし、175をバラした時には上部に小が22ヶ、下部に大が19ヶであった。175のPLでは上部に小が22ヶ、下部に大が19ヶとなっているので、125の下部は1ヶ足りない事になる。125も175もこの辺りは同じ物と思えるので、175用を1ヶ拝借する事にした。125と175の外した三つ叉を比べてみたら、違いがある事が分かった。125のステアリングシャフトの径が途中から太くなっており、途中に長方形の穴が開けられている。シャフトの上下の径は同じなので、どちらでも取り付けられると思うが、敢えて冒険はせず、125用を使用する事にする。左右共サビサビのリアサスリアホイール/タイヤはパンクスポークはサビサビサビサビのサイドスタンド左右ステップ取り付け金具スイングアームフロントホイールサビサビのスポーク左右共サビがあるフロントフォークインナーチューブの状態は良くない175の上側ボールベアリング125の下側ボールベアリング左)125用 右)175用
2018.02.26
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ブロンプトンの詳細について見てみよう。変速レバーは右ハンドルに内装3段、左ハンドルに外装2段の吊り下げ式が装備されており、操作性も良い。右変速機前には小さいながらベルも付いている。サドルは持ち運びの時に掌で握れるように先が細く作られており、右に少し回転させてロックすることにより、運搬が更に良好になる。折り畳みはフレームパイプとステムに180°の折れ曲がり箇所があり、シートポスト部分にサドル上下レバーがある。更にシートポスト後方には後輪部分を切り離し180°回転さすレバーを備える。キャリア上方にはプラのホイールが4個装備され、折り畳んだ時には接地面となり、車体を転がす事が出来るのだが、動かせたくない時はシートポストを一番下まで下げると先のゴムストッパーが接地する。ペダルは折り畳み時に左側のみ90°折り曲げ出っ張りを防ぐように工夫されている。リア左には空気ポンプまで装備されているが、これを使うにはパンク修理キットが必要になる。キットは中空のフレームパイプの中に収納できるが、必要だろうか?疑問である。フロントフレームには専用バッグを取り付けるプラのアタッチメントがついているので、バッグの取り付けはワンタッチで行う事ができる。また、バッグの荷重はフレームに掛かるので、荷物が重くてもハンドルの軽さは一定で、走行に影響しない。リアのギア回りは精密部品が結集している正に「キモ」部分であり、唯一メカニカルな部分である。見ていて非常に綺麗である。折り畳み時に各部に取り付けられたストッパーが機能して、畳みながらロックされて行くので、全て畳むと1つの塊となる。また、大きな衝撃があった時にフレームや金属部分を守るため先に壊れるように、ストッパーはプラで作られている。右ハンドルの内装3段変速レバー右ハンドルの外装2段変速レバー右ハンドルのベル先は細く作られているサドルフレームの折れ曲がり部分ステムの折れ曲がり部分サドルの上下レバー(手前)と後輪部分切り離しレバー(奥)ホイール付きキャリア/折り畳み時はこの面が底面となるシートポストの先に付けられたゴムストッパー90°回転して収納できる左ペダルフレームに設置されたエアーポンプフロントフレームに装備されている専用バッグ取り付けアタッチメントリアのメカニカルな変速機部分前輪をフレームにロックするフックハンドルをロックするフックスタンドを付けない車両の駐輪状態
2018.02.24
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日頃の運動不足を解消する良い方法はないかと色々と考えて来た。ランニングが手っ取り早いが、くたびれそうだ。歩くのは年寄り臭いし、縄跳びは面白くない。毎日じゃなくても、楽しく運動出来るものはないだろうか...。そこで思いついたのが、自転車だ。しかし、自転車にも色々ある。ママチャリにロードにマウンテンに最近では砂地や雪上を走れるものまであるが、スピードやテクニックが必要なものは求めない。手軽にママチャリ位のスピードが出て、その気になれば坂も上れるような自転車が理想だ。使用頻度と目的、そして楽しさの全てを満たす事に絞って選択した自転車の行き着いた先はズバリ!折り畳み自転車となった。調べてみると、このジャンルの自転車も日本製、外国製と多機種あるが、飛び抜けて目を引いたのがイギリスのBROMPTON(ブロンプトン)だ。一番のポイントは折り畳みの構造とサイズだ。これはもう細部に至るまで考え尽くされた芸術品だ。他のどのメーカーも真似が出来ない。正にお手上げ状態の独壇場である。もう一つのポイントはそこそこ走ると言う点である。折り畳み自転車などの小径ホイールの弱点は漕いでも進まないという事であるが、ブロンプトンは16インチの小径ホイールながら絶妙なギア比で6速の場合、左レバーを+、右レバーを3(フロント50丁、外装ギア13丁、内装ギア比1.56)にセットすると、ペダル1回転で何と7m98cmも進むのである。この距離は3段変速付きの26インチ自転車の5m97㎝、変速機なしの4m70cmを大きく上回る距離となる。安価な小径ホイール車はギア比のセッティングを考慮していないものが多いので、買ったは良いが全然走らないと言う事になってしまうのだ。理想の自転車は決まった。後は何処で購入するかだ。ネットで購入しても良いのだが、安売りはしない方針なのか、あまり安くなっていない。それと、自転車はバイクと違って変速ギアの辺りの構造が難解であり、専用工具や知識が必要となる。自転車をナメたらえらい目に遭う事は分かっているので、購入後のメンテを含めてここは無難に専門ショップで購入する事にした。近場を探してみると、倉敷にファームなる自転車専門ショップが扱っているようである。年末に試乗に出掛けてみると、お目当てのブロンプトンがメインでショーケースに並べてあった。ブロンプトンはハンドルの形状とギアの数及びリアキャリアの有無でタイプが分かれる。他の仕様は全て同じである。ハンドルはバータイプのS。アップタイプのM。上下2段でホールドできる変形タイプのP。ギアは外装2段の2速。外装1段/内装3段の3速。外装2段/内装3段の6速。折り畳んだ時にスーツケースのように転がせて運ぶ事ができるホイール装備のリアキャリア付きがR。キャリア無しがLだ。ラインアップは次の8通り。M3L アップハンドル/3速/キャリア無しM3R アップハンドル/3速/キャリア付きM6L アップハンドル/6速/キャリア無しM6R アップハンドル/6速/キャリア付きS2L バーハンドル/2速/キャリア無しS6L バーハンドル/6速/キャリア無しP6L 変形ハンドル/6速/キャリア無しP6R 変形ハンドル/6速/キャリア付き試乗してみると、欠点も見えて来た。小径ホイールの特性で慣れない事もあり、低速で少しふらつく。また、軽量化のためにダンパー類が付いていないので、路面の凸凹の振動をサドルとハンドルから直接受けやすい。長所は、出足のスピードが速く、まずまずのスピードで走れる。ギア比の幅が広いので、殆どの道に対応出来そうだ。それと何と言っても考え尽くされた折り畳みの機構とそのサイズ、折り畳んだ状態で幅59cm、高さ58cm、厚さ27cmと驚異的なスペックを叩き出す。駅のコインロッカーにも入るし、電車にも遠慮無く持ち込めるサイズである。重量は一番重い6Rで内装ギア分が少し加味され12.2kgとなるが、輪行バッグに入れて持ち運べる重量ではある。チタン製もあるが、価格がグンと高くなる。残るはハンドルだ。Sのバーハンドルは明らかに低すぎる。MのアップかPの変形かで悩んだが、Mは少し低いような気もしたので、Pかなと思いつつ店を後にした。丁度、その頃近くの同業者の西さんがやって来て話している内に、バイクは乗れないが、何か1つ趣味が欲しいと言うので今まで調べ上げたブロンプトンでの遊び方と性能を披瀝したら、直ぐに食い付いて来た。それならと言う事で、年明けに2人でファームに突撃する事にしていたが、日程が合わず延び延びになっていたのだ。それが今回実現した。前回の試乗で「6速キャリア付き」までは決めていたのだが、ハンドルが気になったのでもう一度試乗してみると、変形ハンドルのPはしなるように設計されているのだが、力を入れて漕ぐとフワフワ感が増して少し不安定となる。平地は問題無いのだが登坂時には力が入れにくいような気がしたので、アップハンドルのMに決定した。従って機種はM6Rだ。最後にフレームカラーを決める。ジャガーのブリティッシュグリーンとフェラーリのイタリアンレッドに絞り込み、並べて吟味すると、グリーンはジジ臭い感じがしたので、ブッ飛び色の赤にした。自転車とネクタイくらいは派手でも良いか....。現在M6Rのレッドは同価格で2017年モデルと2018年モデルの2種類あり、違いはブレーキとタイヤの銘柄だけとの事。性能に変わりはないので、小振りなフロントバッグサービス中の2017年モデルにした。因みに西さんは私が最初に狙っていた地金にクリアを吹いただけのRAWをチョイス。3万円高いが丁寧な溶接跡がクッキリ見えてメカニカルな感じが素晴らしい。こちらは2018年モデルだ。発注の3日後にファームから納車の電話が掛かって来たので、夕刻引き取りに行った。何でも、旧モデルなのでメーカーと折衝を行った結果、2万円分の用品プレゼントとなったそうである。それとショップからのポイントが1万円分付いたので、合計3万円分の用品が貰える事となった。ブロンプトンはスタンドが無くても半折り畳み状態で直立するので、無くても良いのだが、ちょこっと駐める時には面倒なので小さなアルミ製の社外品サイドスタンドを取り付けて貰った。更に、フロントフレームに専用バッグが取り付けられるので、イギリス紳士が使うようなお洒落な20Lバッグも用品差引にして貰ったが、それでも5千円分のポイントが残る。ブロンプトンは1975年にイギリスのアンドリュー・リッチーがブロンプトン教会の見えるサウスケンジントンの自宅で開発したのが始まりで、イギリスではジャケット姿でロンドンの街を颯爽と走る風景が定番となっているようである。また、創業からのこだわりで、他社の部品を使用すると予期無く形状変更や材質変更が行われる事により旧モデルとの互換性がなくなるため、そのリスクを避けるために、生産は全て自社で行っている。さあ。これからバイクとブロンプトンをどのように使い分けるか。ブロンプトンの使用イメージでは、ローカル電車に乗って見知らぬ駅から見知らぬ町や村を散策。旅客料金だけで船に乗って瀬戸内海の島々を散策。電車で瀬戸大橋を渡って四国の「うどん」遍路。途中で疲れたら、折り畳んでバスやタクシー、飛行機と何でも乗せる事ができるのだ。楽しみは尽きる気がしない。通常の状態のブロンプトン/そこそこ大きい畳むと信じられない程コンパクトになる/ペダルはタイヤにくっつくリアキャリアに付いたローラーでこのまま引っ張って歩ける精密部品は全て中央に保護されフレーム、ハンドル、サドルがロックされる
2018.02.22
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ネットでバイク部品の検索をしていたらamazonで面白い物を見つけた。クルマ用の電圧計だ。シガーライターソケットに挿し込むだけで、バッテリーの電圧と室内温度が計測できる簡単仕様だ。価格が何と388円。送料手数料が280円で合計668円だ。手軽な事と、この価格破壊に負けて注文してみた。配送状況を追跡してみると、中国のメーカーからチャイナポストで配送センターを2箇所ほど経由し航空便で空輸され、通関後日本郵便が引き継ぎ2週間掛けて配送されたのだが、280円の送料手数料で儲けが出るのか?ロットでコンテナ輸送なので問題無いのか?不思議だ。届いた電圧計は普通で、中国品質の箇所も見当たらない。早速、シガーライターソケットに差し込みエンジンを掛けてみると、デジタルで13.9Vを表示した。英語の説明書によると、エンジンONで12.8V~13.2がLowで要CHECK。13.2V~14.8VがNORMALでGood。14.8V以上がhighでBadとなっている。工作車のバッテリーはギリギリNORMALを維持しているようである。電圧の緑色と温度の赤色のデジタル表示が明るすぎる感はあるが、USBソケットも付いているので、カメラのバッテリーの充電もできるのが有り難い。中華製のデジタル電圧計シガーライターソケットに挿し込みエンジンを掛けた状態
2018.02.20
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TY125のフレームからエンジンを降ろした。フレームに取り付けられているフランジボルトは3本だ。後ろ側上部のボルトが緩まず手を焼いたが、ハンマーでどつき倒して何とか抜いてみたら、案の定、真っ赤に錆びていた。エンジンを前方上方へずらして、フレームから外そうとしたが、ヘッドが当たって上手く行かないので、ヘッドを外して作業を行った。175ccの2サイクルエンジンなので一人でも十分持ち上げる事が出来るのは有り難い。後は、前後のホイール、フロントフォーク、三つ叉などを外して行き、裸のフレームにして、175のフレームと比べてみたら、175のフレームがリアブレーキアームを取り付け部分からスイングアーム取り付け部分にかけて明らかに変形しているのが目視できた。この部分は鉄の塊のようにシッカリした部分なので、変形さすにはかなりの衝撃があった事が予想できる。バーナーで炙った位では元の形に戻らないだろうと思い、このフレームは泣きの涙で諦めた。不本意ながら、錆の多い125のフレームを再使用する事に変更だ。フレームから抜いたフランジボルトエンジンを取り外したフレームフレームから降ろしたエンジン125/左と175/右のフレーム正常な125のリアブレーキアーム及びスイングアーム取り付け部分変形している175のリアブレーキアーム及びスイングアーム取り付け部分
2018.02.18
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取り敢えずエンジンが掛かったので、年末に貰ったチャンバーを車体から外してオイル汚れを落とすことにしたのだが、その前にヒートガードを外しておく。チャンバーに共締めされた4本のビスはどれもよく錆びていてドライバーではとても緩みそうになかったので、予めCRCを吹いておいた。プラスネジの頭の溝も錆や汚れで埋まっていたので、精密ドライバーで掘り起こして、ショックドライバーを当ててハンマーでどついてみるが全く動かない。4本全てやったが、緩んだのは1本だけという無惨な結果に終わった。こうなればバイスの出番だ。口にビスの頭を挟んで渾身の力でビスを無理矢理回すと何とか折らずに外す事ができた。短いが太めのビスで助かった。この方法だと細いビスは直ぐに途中で折れてしまうのだ。真っ赤に錆びたチャンバーだが、以前は焚き火に放り込んで、内部のオイルやスラッジを焼き尽くしていたのだが、今回はそんな手荒な事はせず、以前から気になっていたサンエスK-1なる水溶性金属部品洗浄剤を使用してみる事にした。500gの袋入りがamazonでは1332円だが、アストロプロダクツだと864円と一番安い。岡山への用事のついでに買って来た。現在は新サンエスK-1と「新」の字が付いたので、何処かが新しくなったのだろうが、用途を読む限りでは全く分からない。1袋500gを10~15Lの水に溶かして使用すると書いてある。水の代わりにお湯を使うと更効果が高まるようである。早速3Lのヤカンにお湯を沸かし、エンジン側を厚めのビニール袋を被せて針金で縛り上げる。チャンバーを立ててサイレンサー側から新サンエスK-1を取り敢えず2リットル希釈分入れてお湯を注ぐ。山勘が当たってお湯も2L程で一杯になったので、そのまま放置。さてどうなる事だろうか。2~3日放置して、中の洗浄液を出してみると、茶色に変色していた。最後にラーメンに入っている豚の背脂のような塊がゴロゴロと出て来た。水道で内部を数回洗浄して乾燥させる。サンエスK-1。効果があるようだ。サンエスK-1/500g入り洗浄中のチャンバー洗浄液の排出背脂のような塊
2018.02.16
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連日の氷点下で、風も強いのでTYの修理もままならないので、気になっていた工作車のヘッドライトの光軸を調製する事にした。LEDバルブに交換したので、以前のH4に比べて劇的に明るくなったのは良いのだが、LEDの特性か光りが散ってカットラインがぼやけてしまっているので、対向車に迷惑だと思い、少し光軸を下げてみようと、夕闇迫る頃にボンネットを開けた。工作車はエンジンが座席下にあるため、ボンネット内はラジエターやバッテリー等しかないのであるが、寒冷地仕様のツインバッテリーなので意外に狭い。ライトの光軸調製はブラケットに付いている歯車のようなギザギザの金具の付いたボルトをプラスドライバーをガイドに沿って差し込み、回すだけで至って簡単である。調整ボルトはライトブラケットの対角の上下に2つ付いている。どちらか1方が上下調製でもう一方が左右調製である。クルマを壁の直前1mに駐めてライトを点ける。上下調製がどちらかわからないので、上側の調製ボルトを試してみる。時計回りに少しずつ締め込んで行くが、変化がない。左右と間違えたかと思い、今度は下側の調製ボルトを回すもこちらも変化無し。??元に戻して、もう一度上側の調製ボルトを今度は3回転程回すが変化無し。頭に来たので、グルグルと回して行くとやっと光軸が下がり始めた。もっと微妙なものかと思ったが、案外大雑把な仕掛けになっているようである。元に戻すには何回回したかもう忘れた。これで様子を見てみよう。プラスドライバーの先がギザギザの金具に噛み合ってボルトが回転する仕組みドライバーを突っ込んで調整中のボルト
2018.02.13
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現在修理中のTY125を貰った時に予備フレームもオマケで貰っていたので、何か使えるような物はないかと思い倉庫から引っ張り出してみた。比べて見ると予備フレームの方が錆が少なく綺麗だ。どのみち塗装は行わねばならないので、どちらでも良いようなものだが、錆落としの手間を考えると予備フレームに軍配が上がる。フレームは予備を使う事にして、僅かな付属部品の確認を行う。三つ叉、トップブリッジ、イグニッションコイル、プラグコード、リアブレーキペダル、リアブレーキロッド、エアクリーナーケースしかないが、無いよりましである。この内修理中のTYと重複しないのはリアブレーキロッドのみである。しかし、スプリングとロッドピンとロッドナットは付いていなかった。まぁロッドがあっただけでも良しとしよう。パーツを全て取り外したフレームを修理中のTYと並べて置いてじっくりと眺めていたら、少し違いがある事に気づいた。予備フレームにはキーシリンダを取り付ける丸く穴の空いたステーが無いのだ。次は、リアフレームのウインカーとヘルメットホルダーを取り付けるステーも無いのだ。邪魔になったので切り取ったのかと思い、よく見たが切り取った形跡も無い。細かい所ではテールランプアッセンを取り付ける金具の形状が少し違う。これはどういう事だ?もしやと思いフレーム番号を調べてみたら、525となっている。TY125は539でTY175は525なので、このフレームはTY175のフレームであることが判明した。TY175はコンペ仕様と公道仕様の2種類が販売されていたようなので、このフレームはTY175のコンペ仕様だったのだ。それで、保安部品などを取り付けるステーが始めから付いていないのだ。ステーが無い姿はスッキリしているし、部品の取り付けは後でどうにでもなるので、やはりこの175の予備フレームを使用する事にしよう。125のエンジンをよく見たら、シリンダーに171ccと刻印が見つかったので175で間違いないだろう。YAMAHAのHPのパーツカタログガイド(パーツリスト)で確認したら、TY175はマグネトーから出ている配線は3本だが、このエンジンは4本になっている。1本は充電用と思われるので、やはり125をボアアップしたのか。更にエンジンに539刻印を見つけたので、元は125のエンジンであった事が確定した。キャブもよく調べてみると539の刻印があったので125用である。しかし、インテークマニホールドには525の刻印。これは175の物を流用したのだろう。予備フレーム左予備フレーム右キーシリンダーを取り付けるステーが付いている125キーシリンダーを取り付けるステーがない175ウインカーとヘルメットホルダーを取り付けるステーが付いている125左側リア何も付いていない175左側リアウインカーとサイレンサーを取り付けるステーが付いている125右側リアサイレンサーのみ取り付けるステーが付いている175右側リア525の刻印がある175のフレーム539と印されたコーションプレートがある125171ccと刻されたシリンダ539と刻されたエンジン539の刻印があるキャブ525と印されたインテークマニホールド
2018.02.09
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スパーク確認、キャブの清掃、エアークリーナーの取り付け、チャンバー、サイレンサーの取り付けが終わったので、後はキャブに燃料を送るだけになった。タンクは凹みを直したいので今は燃料を入れたくない。オイルの空き缶で点滴器具のような物を作ろうかとも思ったが、めんどくさいので、TY50のタンクを乗せる事にした。 TY50のタンクは小さいので取り付けは出来ないが、フレームに乗せるだけなら大丈夫だ。僅かに残っていた混合油を燃料コックから出してみたら、まだ綺麗であったが、念のために25:1の混合油を1L作ってタンクに入れた。 燃料コックからキャブを繋ぐホースは手持ちの安ホースを使用し、接続。燃料コックをON、キャブのドレンを緩めて燃料が来ている事を確認。チョークを引いていよいよキックに踏み切る。最初は重かったが数回する内に軽くなる。しかし、一向に爆発の兆候が現れない。もう一度スパークの確認を行おうとプラグを外してみたら、プラグが濡れていない。燃料が来ていないような...。スパークは確認出来たので、再び組み付けてキャブのチャンバーをドライバーのお尻で入念に叩いて再挑戦だ。数度のキックでも全く掛かる様子がない。疲れたので諦めようとした時に突然爆音が鳴り響いてエンジンが掛かった。しかし、直ぐ止まる。その後、エンジンは掛かるものの、全くアイドルしない。アイドルスクリューで調製してみるが、あまり効果はないようだ。いきなり高回転になったり、不安定極まりないのだ。原因はどうもキャブにあるような気がする。スロージェットとスロットルバルブの辺りが怪しい。もう一度徹底的な洗浄が必要だろう。しかし、エンジンが掛かった事はめでたい事である。クランク辺りからもおかしな音はしていなかったので、本格的に修理に取り組む事が出来るというものだ。今日は祝いの熱燗2合にビールも付けるとしよう。フレームに乗せたTY50の燃料タンクマグネトーから出ている4本線4本線のカプラーの黒線にイグニッションコイルへの緑線を接続緑線は二股ソケットでイグニッションコイル(黒線)とキルスイッチ(黒/白線)に分岐
2018.02.06
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TYのサイレンサーは後端にビスが1本あり、これを外すとアウトレットパイプが抜けて出て来る。サイレンサーの外側は真っ赤に錆びているものの、中側は2サイクルなので、オイルが回り汚れてはいるが錆はない。心配したビスにも錆はなく簡単に外す事ができた。アウトレットパイプに巻かれた石綿は黒く汚れてはいるものの、ボロボロといった感じではなかったので、スラッジを少し落としてそのまま元に戻した。チャンバーに挿して、取り付け金具をフレームにセットしようとしたら、フレーム側の取り付け穴に切断されたボルトが残っているのが確認できた。恐らく、サイレンサーを取り外す時にボルトが錆びて緩まないので切断してしまったのだろう。更に、サイレンサーの取り付け金具とフレームの取り付け穴との距離が長すぎてどうにもならない。サイレンサーが他車の物かもと思ったが、539の刻印があるのでTY125の物で間違いない。ネットの写真を探して取り付け部分が分かる画像を確認してみたら、どうやらアルミのステーで接続するようになっているようである。ステーの作製は後回しにして取り敢えず針金でフレームに取り付けた。539の刻印があるTY125用サイレンサーから抜いたアウトレットパイプネットから拝借したサイレンサーの取り付け方法が写っている写真針金で仮留めしたサイレンサー
2018.02.04
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TYのエアークリナーケースは鉄製で、車体中央に取り付けられている。通常ならチャンバーを外さなければ、取り付けネジ(1本)が外せないが、この車体の物は既にネジが欠落していたので、すぐに上方に引く抜く事ができた。上部にある4本のビスを抜くと蓋が外れる。中は期待もしていなかったが、触るとボロボロと砕ける終わったスポンジがプラの芯に巻かれて出て来た。当然使用出来る道理も無く直ぐにゴミ箱に捨てた。ケースのサビは蓋と内部に少しあるだけで酷くはない。車体の中央にある事とキャブからの混合油の吹き戻しでオイル分があったので錆びなかったのだろう。再塗装は後回しにして、手持ちのスポンジを切ってプラの芯に巻いて3箇所ほどタイラップで留めてエレメントを作る。エレメントには軽くオイルスプレーを吹いておく。ケースにエレメントを入れて、蓋を閉めてエアークリーナージョイントを取り付けて車体にセットする。これでやっとキャブの取り付けが出来るのだが、ジョイントへの取り付けが固く難しいので、ジョイントの内側にシリコンスプレーを軽く吹いてキャブを取り付けた。車体から外したエアークリナーケースとジョイントボロボロのエアーエレメントスポンジで作製したエアーエレメント車体に取り付けたエアークリナーケース(ビスは新品)
2018.02.02
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