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YAMAHAからシリンダガスケットが届いたのでいよいよピストンにシリンダを嵌め込む作業に掛かれる。純正のシリンダガスケットが廃番になっていたら、ガスケットシートを買って、自作しようと思っていたが、「ある」に越した事はない。今度シリンダを外す時に廃番になっている事を考えて、厚みを中華製のシックネスゲージで測ったら、0.6ミリだった。しかし、測ったものの死ぬまで外す事はないだろう。ガスケットの当たり面のシリンダとクランクケースは予めスクレーパーで古いガスケットを慎重に剥がして、ボンスターで磨いていたので、ガスケットをセットして、ピストンとシリンダに2ストオイルを塗って組み付けるだけである。ところが、これがなかなか難しい。ピストンリングを指で縮めながらシリンダに真っ直ぐ挿入するのだが、上手く行かない。ピストンにはリングの合い口を示す印が有るものだが、そんなものは無いような….。ピストンがコンロッドに取り付けられたままなので見にくいのか、老眼のせいなのか、どうもよく見えない。ピストンを洗浄するにはコンロッドから外せば、楽なのだがそうするとピストンクリップを外さなくてはならない。クリップは再使用しない方が良いので、面倒でもコンロッドに付けたままヘッドの洗浄を行ったのであるが、もうそんな戯言は言っていられない。ラジオペンチの先で両側のクリップを外す。ピンが固いので、鉄棒をあてがってハンマーで叩き出す。コンロッドから外したピストンを手元に置いて精密ドライバーの先でピストンリングの溝を探りながら確認すると、小さなストッパーがあった。下側のセカンドリングはズレていなかったが、上側のトップリングがズレていた。ピストンリングの合い口を溝にあるストッパーの両側から挟むように指で縮めながら押し込むとあっさり入った。ストッパーと合い口の位置がズレると絶対に入らない仕組みになっているのだ。因みに、ピストンヘッドに刻印された矢印は、排気側(前方)を指すように向けなければならない。セカンドリングまで入れたら一旦ストップ。この状態でコンロッドに嵌め込みピストンピンを押し込む。外したクリップは曲がりも無いようだったので、再利用してしまった。このクリップも左右を取り違えると付かないので注意が必要だ。シリンダを押し込むと何事も無かったように軽くピストンが上がって来た。よしよし。めでたし。めでたし。YAMAHA純正シリンダガスケットシックネスゲージの計測では0.6ミリ厚のガスケットトップリングストッパーセカンドリングストッパークリップをセットする前のピストンピン
2018.04.29
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TYのフレームのクリアー塗装まで終わったので、やっとエンジンを乗せる段階まで来た。しかしクランクケースとシリンダの間のガスケットが破れてしまっていたので、今迄で判明している欠品の小物類と一緒に近所の自転車屋を通じYAMAHAに注文した。オイルポンプガスケット(126-13116-01) 97円エキゾーストパイプガスケット(3PA-14613-10) 594円サイレンサーOリング(93210-19026 )108円シリンダガスケット(1WE-11351-00) 432円タンクキャップ(322-24611-02 ) 2,290円タンクキャップガスケット(583 FUEL TANK 227円リアブレーキロッドナット(90179-06411) 81円 リアブレーキロッドスプリング(90501-10245 ) 97円スタンドスプリング(90507-29008 ) 864円ロケーティングダンパ(メインフレームとタンクの緩衝用ゴム)とステップスプリングが左右共廃番となっていたのは残念であったが、タンクキャップがまだ在庫しているには驚いた。しかし、値段も2,290円と飛び抜けて高いが仕方ない。部品を受け取りに行ってもっと驚いた。今年から各メーカーの純正部品を注文する毎に手数料が掛かるようになるのだそうだ。しかも、一旦注文したらキャンセルは出来ないそうだ。何と言うイケズをするのだ。HONDAは648円、YAMAHAは1,080円と共に暫定だが手数料が新たに設定される。SUZUKIに至っては2,050円もの手数料が必要になるそうだ。50円の部品を1つ買っても合計で2,100円の支払いが必要になるのだ。SUZUKIのバイクは即刻売った方が良いとの主談。HONDAとYAMAHAは夏頃徴収が開始されるようなので、今の内に貯金はおろか、家も田畑も全て売って、バイクの純正部品を買い漁ってネットで売って大儲けしようではないか。それにしても、旧車乗りの未来は過酷になって行くばかりである。モーター業界は既に内燃機関から電気にスイッチしつつあり、国も内燃機関を駆逐すべく色々な無理難題を押し付けて迫害して来るだろうが、何とかTYの再生に漕ぎ着け、内燃機関の火を絶やさず旧車の再生に尽力しようと細やかな抵抗を試みる今日この頃である。YAMAHAから届いた純正部品の数々
2018.04.27
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このエンジンはピストンもシリンダも傷が無く程度が良いのだが、シリンダヘッドとピストンヘッドにはカーボンが黒く堆積していた。TLMのヘッドは精密ドライバーで軽くカリカリとするだけで取れたのだが、TYはそんな事ではどうにもならない。力を入れすぎるとアルミに傷がついてしまうので、取りやめにする。こんな事なら塗装をする前にカーボンを落としておけば良かったと、「後悔先に立たず。覆水盆に返らず。」の諺が口をついて出る。カーボン落としはリムーバーが効くと誰かが言っていたような、幻聴のような…。ホームセンターで買った全然効かないリムーバーの残りがあったので、シリンダヘッドにプラグで蓋をしてリムーバーをタップリ流し込んだ。2日間置いて、どうなっているだろうかと、期待を込めて精密ドライバーで突いてみたが、何ともなっていない。ほんの僅かでも剥がれ落ちる気配もない。リムーバーはやはり都市伝説だったのか。はたまた幻聴だったのか。2日間も無駄にしてしまった。今度はサンエスK-1が効くという噂を聞いたような、フェイクニュースだったような…。記憶力はチンパンジーほどに低下しているので、定かではないが、チャンバーを洗浄した残りを水で溶いてシリンダーヘッドに流し込む。2日間置いてみたら、水溶液がネバネバになっていた。精密ドライバーで軽くカリカリやってみると黒いカーボンが剥がれ落ちた。少しは残るが大まか除去する事ができたのだ。おぉ素晴らしい。今度は確かに効いた。恐るべしサンエスK-1。内部のカーボンカスと水分を取って、キッチンの友「ボンスター」で磨き上げると、ピカピカのヘッドになった。ならば、オイルが固まって動きが渋くなったピストンリングやカーボンが堆積したピストンヘッドもサンエスK-1漬けの刑にしてやろうと思い、エンジンを逆さまにしてペットボトルに水で溶いたサンエスK-1を入れてピストンリングまで浸けた。2日間置いたサンエス液は少し黄ばんでいる程度であったが、浸かったピストンをウエスで拭っただけで、頭のカーボンが殆ど取れた。これは効く。効く。効く。再び恐るべしサンエスK-1。ピストンの側面の汚れはボンスターで磨くと綺麗に落ちた。ピストンリングの隙間やピストンピンの回りはパーツクリーナーと精密ドライバーでカーボンを除去。コンロッドから外さなくてもピカピカのピストンが甦った。カーボンで真っ黒になったシリンダヘッド失敗のリムーバー漬け半信半疑のサンエスK-1漬けピカピカになったシリンダヘッドカーボンが堆積したピストンヘッド汚れのあるピストン側面サンエスK-1逆さ漬けの刑カーボンがほぼ除去されたピストンヘッド美しく仕上がったピストン
2018.04.25
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125のリアブレーキパネルは欠けが少しあったので175用のパネルを使用する事にした。TYのブレーキパネルはMAGNESIUMと刻印されているのでアルミではなくマグネシュウムなのだろう。何れにしても塗装を全て落とすと新たな塗料の乗りが悪くなると思い、傷や汚れの酷い箇所だけ、不織布ディスクで磨く事にした。ついでにリアブレーキアームも汚れを落として、アドミラのシルバーで塗装を施す。フレームの塗装を終えて何週間も経過したので、完全に硬化しており、何時でもクリアーを吹く準備が出来ていたのだが、小物の塗装を待っていたのだ。クリアーは全て揃って1回で終わらせたかったのだ。数年前に買ったウレタンクリアーの残りがまだ使える状態だったのだが、硬化剤は完全にアウトになっていたので、硬化剤だけ売っていないものかと探したらamazonで関西ペイントのPG80専用硬化剤50gが送料込みで689円で出ていた。当然ウレタン塗料用だ。ウレタン塗料(クリアーも同じ)と硬化剤の配合割合は10:1なので50gもあれば十分である。念のために300cc作ったが、シンナーで少し薄めたので3回通り塗れる程の量となってしまった。面倒な塗装はタンクとサイドカバー、ヒートガードを残して一応終わったので、これからは少しずつ組み上げて行くとしよう。175用リアブレーキパネル(左)と125用リアブレーキパネル(右)汚れや傷を不織布ディスクで削ったリアブレーキパネル(左)とフロントブレーキパネル(右)PG80用ウレタン硬化剤クリアー塗装を終えたブレーキパネルと小物類サイドスタンドスプリングはターンバックルでバネを伸ばしての塗装クリアー塗装を終えたフレーム
2018.04.23
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iPhoneを充電したり、PCに繋いだりする時には特殊なライトニングUSBケーブルを使用する。USBポートを何処へ設置するか現物がないと分からなかったので、ケーブルは買わずにいたのだ。結局、USBポートは右ハンドルに設置したので、必要な長さは10cmもあれば十分だと分かった。一番短いライトニングUSBケーブルを調べてみると、amazonで10cm送料込み380円で出ていた。充電専用でデータの転送は出来ないようであるが、充電だけで十分である。届いたケーブルは何だか短い。10cmという事だったのでケーブル長と思っていたのだが全体で10cmだった。それでも何とかなるだろうと接続してみたら、届かない。撃沈である。また、つまらない物を買ってしまった。気を取り直して、再度探索。amazonで高級感溢れるロイシエル製の20cm平型きしめんタイプが送料込み399円で出ていたので早速購入。こちらは両端の接続端子を除いて20cmだった。早速、iPhoneとUSBポートを接続して、キーをONにしてみるとiPhoneのバッテリーアイコンが充電中に変わった。399円でも何とかなったようだ。これで、V7ドンキーへのスマホ取り付け作業の全てを終える事が出来た。あとはツーリングに行くだけだ。撃沈の10cmケーブルと買い直した20cmケーブルiPhoneとUSBソケットを繋いだロイシエルのケーブル
2018.04.21
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スマホホルダーのバイクへの取り付けが何とかなったので、次はスマホの充電用電源の確保である。ツーリング中にナビアプリを多用するとバッテリーの消耗が激しいので、充電しながらの使用が必然となる。中華製の安物もあったが、値段があまり変わらないので信頼のデイトナ製のバイク専用電源をamazonで送料無料1,709円で手に入れた。パッケージの裏にはMADE IN CHINAと書いてあった。どうなんだろうなぁ。信頼するしかないか。この電源はUSBが1ポートタイプであったが、他に取り付ける予定の物がない事と、ハンドル回りをなるべくスッキリさせたかったので、1ポートとしたのだ。コードの長さに応じて電源のピックアップを行いたいので、USBポートの設置から始める。当初はホルダーと一緒にアルミ棒に取り付ける予定であったが、ポートが目立ってしまう事と、スマホ脱着のボタンを押しにくい事から、右ハンドルに変更した。何せセパハンなので場所が狭く、フロントブレーキスイッチを一旦外してコードを取り回し、ブレーキホルダーを僅かに外側に移動する事によってやっと取り付ける事が出来た。苦労した甲斐があってポートは殆ど目立たない。このセットの電源はバッテリー直付となっており、途中のコネクタを差し替える事によって別売のバッテリー充電器が使えるようになっている。が、この繋ぎ方だと、メインスイッチをOFFにしても常時電気が流れているので、バッテリーがすぐに上がってしまう。そこで、電源はヒューズから取る事にした。V7の説明書を見ると、ヒューズボックスの前側から ストップライト、テールライト、ホーン10A。GPS設置用、ロービーム/ハイビーム、パッシング15A。ECU、エンジンキル、スタートリレー、メーターパネル、インジェクションロードリレー15A。メーターパネル、方向指示器5A。MIU、G3、ECU 5A。メインヒューズ、コイル、インジェクター30A。となっている。ストップライトの10AはETCで使っているので、ライトの15Aを使用する。ヒューズを抜いて、上部に金属が覗いている片側を削ってヒューズを剥き出しにして、ハンダでプラス線を直付する。マイナスはバッテリーのマイナスに繋ぐ。こうすれば、エンジンが掛かっている状態でなければ電源は通じないので、バッテリーに負荷は掛からない。iPhoneX付属の長いライトニングUSBケーブルでiPhoneを繋いでテストだ。キーがOFFの状態では、充電はされていない。キーをONにすると充電が始まった。よしよし配線は間違いないようだ。デイトナのバイク専用USB電源右ハンドルブレーキレバーホルダーの隣の隙間に取り付けたUSBソケット片方を削った15Aのヒューズヒューズボックスに取り付けた電源取り出しヒューズたまたまあったデイトナと同じ接続ソケット電源ヒューズとアースを繋いだ接続ソケットバッテリー直付仕様となっている配線は使用しない
2018.04.19
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スマホやカーナビを取り付けているバイクを見てみると、ハンドルに取り付けたり、エクステンダーを使用して取り付けたりしているが、V7ドンキーはネイキッドで、しかもセパハン仕様となっているので、メーターの奥やハンドルには取り付け出来ない。理想は無骨なスマホホルダーで折角のバイクのスタイルをブチ壊しにしたくないし、取り付けた時にメーター類が少しでも隠れるような位置もNGだ。この条件を満たす位置はトップブリッジのハンドルクランプ取り付け穴だ。この穴はアップハンドルに換装するときに使用する穴で、現状ではアルミのスペーサーが入り、オーナメントを保護する飾り金具がM6のキャップボルトで取り付けられている。この穴を利用してエクステンダーを取り付ける事ができればメーター類の視認性に問題は生じないし、キーにも干渉する事なく、スマホが車体の中央となり、位置的には完璧である。市販のエクステンダーを加工しようかと思ったが、以外と高価で加工も難しそうに思えたので、自作する事にした。先ずはエクステンダーであるが、ある程度の強度があり、加工が簡単で、美しい素材となるとアルミだ。パイプは使えないので丸棒を探したら、amazonでケイワークスなる所がアルミ丸棒を10cmから60cmまで1cm単位でカットして売ると出ていた。取り付けの有効幅を計ったら、長さは12cmと出た。径はハンドル径の22ミリでは無骨過ぎるので、見た目の許容範囲で18ミリとした。長さ120ミリ、直径18ミリのアルミ丸棒が送料込みで528円で手に入れる事ができた。後は、このアルミ棒の左右にM6のボルトが通る穴を開けるのであるが、これが難しい。ドリルを手持ちで棒の中央に穴開けを行う事は至難の業だ。ボール盤があれば容易いのだが…..。しかしボール盤は無くてもドリルガイドなら持っているのでやってみる事にした。失敗しても528円だ。ノギスで2本のM6ボルトの中央間の長さを計り、アルミ棒にポンチで印を付ける。古チューブでアルミ棒を巻いて万力に挟む。電気ドリルにドリルガイドを取り付けガイドに沿ってゆっくりと穴開けを行う。アルミなので鉄工ドリルだと18ミリの厚みでも難無く貫通させる事ができた。左右の穴を比べてみたら、少し違う。真っ直ぐに入れた積もりであったが、少し曲がったようだ。穴の反対側からボルトを通してみると問題無く取り付け出来るようなので結果オーライだ。スマホホルダーをアルミ棒に取り付けてヘッドボルトとのクリアランスを計算に入れたM6ボルトの長さは約80ミリと出た。早速、80ミリのM6半ネジキャップボルトを買いにホームセンターに走ったが、そんなネジは売っていなかった。頭が六角のものはあったのだが、アルミ棒の中にボルトの頭をキッチリ収めるには頭が丸いキャップボルトでないと恰好が悪い。仕方が無いので、アルミ棒とヘッドボルトのクリアランスに入れる15ミリM6スペーサー8ヶ100円とM6ステンレスワッシャ4枚で52円を買って帰った。80ミリのキャップボルトは何処にあるのだろうかと調べてみたら、モノタローで売っていた。しかし、送料がアホらしいので、他はないかと良く考えみたら、以前TY50のリアクッションを取り付ける袋ナットを探して貰った株式会社コノエ岡山店が思い浮かんだ。早速、電話してみると直ぐに探して連絡が入った。ステンレス製は無いが鉄製ならあると言うので、ゼファーに跨がり受取に行った。分かりづらいので近くまで行ってポケットのスマホで場所を確かめた。80ミリのM6半ネジキャップボルト(黒色鉄製)2本で324円なり。買って帰ったキャップボルトの頭の直径は約10ミリだったので、10ミリのドリルで頭の厚みだけアルミ棒の6ミリ穴を広げた。これでボルトの頭がアルミ棒の中に埋め込まれて凸凹が無くなり、見た目も良い。ついでにアルミ棒のカット面が尖っているので、ベンチグラインダーで軽く面取りをして車体へ取り付けてみた。キャップボルトは70ミリがジャストサイズであったようだが80ミリでも問題はない。純正の受けワッシャを挟んでナイロンナットを締め込む。アルミ棒を握って揺すってみたが車体が動くほどガッチリと付いている。iPhoneを横向きにしてセットすると何処にも干渉する事なく、メーター類の視認性もバッチリであった。材料費は税込み1,004円なり。エクステンダーとして購入したアルミ丸棒120ミリ/18∅M6/15ミリのスペーサーM6/80ミリ半ネジキャップボルトと純正のキャップボルトドリルガイドを使ってアルミ丸棒への穴開け作業穴開け作業を終えたアルミ丸棒と取り付け部品自作エクステンダーに取り付けたティグラのスマホホルダーオーナメント保護金具が取り付けられているエクステンダー取り付け場所アルミのスペーサーを抜き取るとハンドルクランプが取り付ける事が出来る穴が出現ハンドルクランプ穴に自作エクステンダーを装着スマホを取り外す左右の凸と前側に付いたスライドロックボタンエクステンダーに取り付けたiPhoneXメーター類の視認性も問題無い
2018.04.17
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iPhoneXの操作も段々と分かって来たので、そろそろV7ドンキーへの装着を考える。バイク用のスマホホルダーを検索してみると実に様々な仕様のものが用意されている。しかし、スマホを取り付けるに当たって一番気を使うのは、バイクの振動や風圧でホルダーから外れはしないかという不安である。もし、走行中に外れて飛んで行ったら、高価なスマホが道路に叩きつけられてバラバラになってしまうだろう。高速だと回収する事すら出来ないであろう。特にiPhoneは全体がスベスベしているのでツルッと外れる事が心配である。2番目は装着の安易さである。バイクを離れる時には盗難防止のため外して携帯したい。そのためには脱着が簡単なものが良いのだ。3番目はスマホを外した時になるべく違和感がないスマートなホルダーであることだ。この3つの難題条件を満たすホルダーを探すが中々見つからないので、検索をバイクから自転車に切り替えて探してみたら凄いホルダーが見つかった。正に理想のホルダーだ。自転車用の各種ホルダーを製造しているTIGRA(ティグラ)スポーツが出しているiPhone用のホルダーである。他のホルダーとの一番の違いはホルダーでスマホをどう固定するかではなく、スマホ側に固定装置を取り付ける仕組みとなっている事である。amazonでiPhoneX用取り付けカバーと車体への取り付けクランプのセットで2,980円とまずまずの価格だったので購入してみた。iPhoneXは購入時にガラス保護シールとカバーを取り付けて貰っていたので、カバーを外さないとティグラのカバーが付けられないと思っていたが、ティグラのカバーは少し弾力があったので、もしやと思いカバーを付けたまま嵌め込んでみたら何とピッタリと収まった。これならバイクに取り付ける度にカバーを交換する必要はないので、普段は裏側が少し盛り上がっているティグラのカバーを外しておける。一旦ティグラのカバーに嵌まったiPhoneはどんな衝撃にも耐える事が出来そうなくらいにカバーと一体化してしまうのが素晴らしい。ホールド性では最強だろう。ティグラのカバーは裏側に特殊な形状のメス型があり、ハンドルやエクステンダー側に付けるクランプのオス型に合わせて45°回転さすとカチッと音がしてガッチリと取り付ける事ができる。更に「もしも」の事を考慮してロック機構も装備されている。取り外しは、ロックを解除して左右のボタンを同時に押しながら逆45°に捻るだけの簡単仕様だ。スマホを取り外した後も、ホルダーが小さいのであまり目立たず、違和感が殆ど無いのがよろしい。スマホ装着の3要件を満たすティグラは実にあっぱれじゃ。カバーと共に雨天用の防水カバーも付属していたが、画面タッチの感度が悪くなりそうなので、使わないだろう。それにiPhoneXは防水仕様なのでもともと必要無いと思うのだが…。購入時にカバーを取り付けたiPhoneXとティグラのカバーの内側ティグラのカバーを取り付けたiPhoneXの表ティグラのカバーを取り付けた状態のライトニングコネクタ部分防水ケースと裏側ホルダーの凸とケースの凹の形状ホルダーにケースを装着した状態
2018.04.15
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TYのシリンダとシリンダヘッドはアルミの腐食でえらいことになっている。ピストンを抜いてエンジンを磨いたので、そろそろシリンダとヘッドの掃除に取り掛かる事にした。空冷エンジンはシリンダとヘッドに深いフィンが付いているので、エンジンらしくてカッコ良い。これが無い水冷エンジンはどうにも好きになれないのだ。しかし、一旦アルミの腐食などで汚れたフィンほど厄介なものはない。ここを掃除するには細いワイヤブラシなどを突っ込んでゴシゴシやるしかないのだがフィンの隙間に入るほど細いワイヤブラシは無い。2月の寒い日の夜に師匠に貰い物の寿司を届けに工作場に行った時には、ワイヤの束を電気ドリルの先に付けて腐食落としをやっていた。なるほど参考になった。しかし、それよりも効率の良いスポットブラストがあるので、これを使わない手はない。ダストペールに部品を入れてブラスト開始。しかし、思ったより錆が取れない。TY50やTLM50の時には面白いように錆と塗装が剥がれて綺麗になったのに…。リサイクルした珪砂が悪いのかと思い、新しい珪砂を使用してみてもさほど変わり映えがしない。同じ箇所に時間を掛けると綺麗にはなるがなかなかではない。気が短いので、少しの白い腐食跡は残ったが完了とする。後で塗装してしまえば目立つことはないだろう。塗装は、ゼファーのエキパイを塗った残りのオキツモワンタッチスプレー耐熱の黒ツヤ有りを吹いた。耐熱塗料のツヤ有りはこの製品しかないと言っても良いほど他を探しても見つからない。少々高いが仕方ないところである。その代わり塗装後は艶が出てフィンが美しく光り輝くのだ。シリンダは塗ったものの、ヘッドまでは塗料が足らなくなってしまったので、ヘッドは手持ちのシルバーに塗り分けることにした。多分、あまり違和感はないと思う。黒色塗装が剥がれアルミサビが露出したシリンダヘッド表シリンダヘッド裏アルミの腐食が進んだシリンダ上側シリンダ下側塗装剥離とサビ落としを行ったシリンダとヘッドサンドブラスト後のシリンダとヘッドシルバー耐熱を吹いたヘッドツヤ有りブラック耐熱を吹いたシリンダ
2018.04.13
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ステップとスプリング左右共酷く錆びており、左側は何処かにぶつけたのか変形している始末である。これは修理するよりも程度の良いものを買った方が早いと思い、ヤフオクを巡回するも出て来ない。仕方が無いので修理する事にした。曲がった部分は立てた鉄板の縁に当ててハンマーでどつくと意外にすんなりと元の形に戻って行った。後はワイヤカップで届く範囲のサビを落とす。チェーンアジャスター左右のチェーンアジャスターはサビの酷い右側を手持ちの175用と交換した。比較的サビが少ないので、不織布ディスクでサビ落としを行う。工具ケースカバーTYの工具ケースは車体のメインフレームの下に溶接で取り付けられており、前方に蓋が付いており、開閉出来るようになっている。フレーム塗装時に外しておいたのだ。これも届く範囲をワイヤカップでサビ落としを行う。リアブレーキロッド125に付いていたものは途中で折れていたので、175のものを流用する事にした。錆びている上に曲がりもあったので、万力に挟んで修正の上、不織布ディスクでサビ落としを行う。リアブレーキカムシャフトレバー125の車体には付いておらず、欠品となっていたので、175のパネルから外して流用する事にした。幸いサビは殆ど無かったが、汚れが酷かったので、ワイヤカップで磨いておいた。チェーンテンショナーアーム、オイルタンク開閉ヒンジなどかなりの赤サビが蔓延していたので、ワイヤカップでサビ落としを行うも小さすぎて殆ど無理。小さな部品のサビ落としは意外と面倒である。ワイヤブラシは掛からないないし、バネなどはサンドブラストも効かないのだ。こういう物はサビ落とし剤に漬けてしまうのが手っ取り早いのだ。幸い平成27年にGBクラブマンのタンクのサビ落とし用に買ったラベンのタンクサビ取り剤の使用済み残液をポリタンクに入れて取っておいたのだ。2年ちょっと前の物なので、効果の程は分からないが使ってみることにした。2リットル入りの麦茶のペットボトルの上1/3ほどをカッターナイフで切り取り、部品を入れて希釈済みの残液を満たして、一週間ほど放置してみたら、褐色だった残液が真っ黒に変色して、部品のサビが綺麗に落ちていたのは驚きである。効果アリだった。水で洗って、乾燥後、フレームと同色のアドミラのシルバーを塗装すして、やっと小物類の片が付いた。錆びて曲がったステップとスプリングハンマーで修正後、サビ落としを行ったステップ175(左)と125(右)のアジャスターサビ取り後のアジャスターサビ取り前の工具ケースカバー175用のリアブレーキロッド175用のサビが少ないカムシャフトレバーサビ落とし前のチェーンテンショナー等の小物類塗装が終わった小物部品
2018.04.11
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3月22日に予定していた「うどんツーリング」が天候不順のため延期になっていたのであるが、CB750オーナーの仕事の都合で、木曜日が指定されており、4月5日木曜日にいよいよ実施された。参加車は、BMW R90/6、CB750 K0、ゼファー400の3台となった。今回は往年の名車CBが参加という事なので、敬意を払ってV7ドンキーはお休みにして、息子のゼファーにしたのだ。アパートに新しいバイク持ちの入居者があった関係で、バイク2台持ちはNGと言う事になり、置き場の困ったゼファーを3月に引き上げて来ていたのである。瀬戸大橋手前のバスストップに約束の5分前の8時55分到着。既にBMWとCBは到着していた。車検から帰って来たブルーのCBはエンジンのフィンに至るまでピカピカに磨き上げられていて新車のような輝きを放つ。最初のうどん店は10時開店なので、バスストップで30分近くうだうだとバイク談義に花を咲かせる。重い腰を上げてやっと瀬戸大橋を渡るのであるが、CBのウォーミングアップを考慮して80キロの最高速で巡行する。大型トレーラーに抜かれる始末であったが、それでも高松自動車道の三豊鳥坂ICまでは直ぐである。最初は三豊市高瀬町の「もり」うどんだ。県道沿いに立つ店は新しく看板もよく目立つ。駐車場が少ないと思いきや道路の反対側に、でかいのが確保してあった。10時を少し回った頃であったが、既に店側の駐車場は満杯状態である事から、かなりの人気店のようだ。綺麗な店内からは川が見渡せる。最初なのでかけうどん小にしようと思っていると、BMWの藤さんとCBはいきなり名物の穴子一本天麩羅うどんをオーダーした。朝から天麩羅は….。と思ったのだが、競争意識が高まって、かけの中380円にした。出て来たうどんはかなりのボリュームだった。次は、観音寺市柞田町のカマ喜riであるが、これがナビでも間違うほど、分からない。バラック風の建物に目立たない茶色でカマ喜riと書いてあるだけだ。開店は11時なので、4分程待って入店。味のあるテーブル板の足は水道管だ。藤さんが平日10食限定のみそブタぶっかけ600円なるメニューを見つけたので注文してみた。熱いうどんの中に味噌で煮込んだ豚肉と玉子、竹輪、かまぼこが入る。私は温、藤さんは冷を美味しくいただいた。次は、綾歌郡綾川町滝宮の松岡だ。これまた住宅地の中にあり、普通の民家風で目立たない。暖簾が無かったら絶対うどん店とは気づかない店構えだ。カマ喜riの豚肉が堪えたので、かけうどん小250円にする。注文から僅か数十秒で出て来たうどんはネギがパラッと乗っただけの至ってシンプルなうどんだ。正にザ・讃岐うどんだ。これも美味しくいただいた。今回の厳選3店は藤さんの地元の超うどん通が推薦したという店だけあって中々楽しませてくれた。ガイドブック頼りではこうは行かないだろう。今回のうどんツーリングは近場という事もあり、至ってのんびりしたツーリングだ。朝、高速を降りてからはずぅ~と一般道だし、気温は上がらないが寒くもないのでのんびりに拍車が掛かる。うどんは終わったので次は温泉を目指す。少し距離はあるが高松市塩江町安原上東にある「さぬき温泉」に昼間から浸かってうだうだとやろうと言う訳だ。桜の花吹雪に迎えられ、さぬき温泉に到着。藤さんのスマホにこれからディアベルが追っかけで合流するとの連絡が入る。瀬戸大橋を渡ってモンスターがやって来る。これから温泉にゆっくりと入っている間に、恐らくとんでもないスピードで来るに違いないので、上がった頃には到着だろうと予想する。さぬき温泉は少し熱めの湯だったので、長居する事無く出てしまった。藤さんは露天風呂に行ったが、我々は体が火照るので、風呂はお仕舞いにして、ジュースを飲んでいたら、案の定デアベルが登場。すさまじい速さだ。さぬき温泉からは合流したデアベルを含め4台で走る。今日も先頭はナビを装着している藤さんBMWだ。このパターンが一番安心できるのだ。帰りに、さぬき市長尾名に鎮座する宇佐神社に寄ってみた。亀島に続く桜並木の参道が圧巻であった。うどんも食ったし、温泉にも入ったし、桜も見たので帰るとする。高松東道路の高松東ICから高速に乗り、坂出を目指す。府中湖PAで最後の休憩。しかし驚いたのは、CBのオーナー氏は乗車時に手袋をしないのだ。冬に冷たい水を使っての仕事なので慣れているそうであるが、バイクに乗るときに手袋をするのは12~2月頃までで後はしないのだそうである。手が冷たいのは何とかなるにしても、ならないか。転けた時に怪我をする方が気に掛かる。それにしてもお好み焼きツーで初めて見たCBは、数年経っても以前にも増してピカピカになっており、割れの入った右のサイドカバーも当時物の新品に取り替えてあったのだが、幾ら掛かったのか恐ろしくて聞けなかった。何でも車検時にはバラして部品を磨いたり注油してコンディションを維持しているそうだ。車検費用も気になるところであるが、それに以上に機能美の4本マフラーから排出されるCB独特の重低音の排気音はシビレる。本日の走行距離246キロ。「もり」うどんの駐車場にて穴子一本天麩羅うどんかけうどん中うどんカマ喜ri10食限定の「みそブタぶっかけ」松岡うどんかけうどん小宇佐神社駐車場にて4台揃い踏みピカピカのCBと桜府中湖PAで飲んだ訳の分からない四国限定ぶんたん・とまと
2018.04.06
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今日は仕事関係で昼間から料理屋で酒を飲んで良い機嫌になっているところへ写真屋がカブに乗ってやって来た。部品を探していたら倉庫の中から出て来たと、レジ袋を渡された。中から出て来た物はケースが凹んでいるスピードメーター、同取り付けステー、ライトステー2セット、リアテンションバーだった。これもまたレアーな部品ばかりだ。有り難い事である。テンションバーは鉄製の2枚重ねが酷い錆で、捨てようかと思ったが、苦労して塗装まで漕ぎ着けていたのだが、貰ったバーはアルミだった。フロントはアルミなのに何故リアだけ鉄製なのか不思議だったのだが、これで理解できた。純正はやはりアルミだったのだ。前オーナーがバーが曲がるか、折れるかしたので、鉄で作ったのであろう。だから2枚重ねになっていたのが頷ける。貰った部品あれこれ
2018.04.03
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TYのエアークリーナーケースは鉄製なので当然サビるが、取り付け場所が車体の中央なので、他の部品ほど錆は酷くない。蓋のビスを外してサビ取りを行う。剛腕ブラシが丁度良い塩梅だが、オイルとゴミで固まった狭い箇所は予め精密ドライバーで除去しておいた。錆の出てない塗装部分は軽く均しておくだけにする。ケースの内側は塗装の剥げかけの部分をマイナスドライバーの先で削って、パーツクリーナーでオイル分をとばしておしまいにした。私の公家のようなか細い手でも入らないのだ。サビがあった箇所は念のために黒サビ転換剤を塗布しておく。最後は全体をパーツクリーナーで洗浄して、サフを省略してアクリルスプレーを吹いた。アクリルはツヤがあるので、新品のように綺麗になった。予備のケースがもう1つあるので、暇な時に塗装して1ヶ5,000円の値を付けてヤフオクに出すとするか。誰も買わないか……。サビ落とし中のエアークリーナーケース塗装が終わったエアークリーナーケース
2018.04.01
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