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「ニッポンのここがスゴイ!」はNHKのBSで放送されていた「COOL JAPAN] という番組を書籍化したモノだった。私はこの番組を見たことがないのでよくわからないまま読んでみた。外国人の方数名をスタジオに集め、「テーマ・○○」という感じで日本独特の文化・慣習・アニメ・ファッションについて語り合う番組らしい。著者(堤和彦氏)は昔放送されていた「真剣10代しゃべり場!」のプロデューサーをつとめた人で、作り方が酷似していた。この本は過去放送された番組の一部を引用しまとめられていたが、外国人の方がとても日本(人・製品・文化)をついて知っており、気に入ってくれているのがとてもうれしかった。3東日本大震災後にも日本に残り、海外に情報を伝えたり日本人に混じりボランティアをしているという方もおられとても感心した。とてもおもしろかったので番組本編を見たくなった。「量刑相場」はひたすら、「○○の犯罪なら、刑期や罰金は○○くらい」ということを最後までたんたんと判例を挙げていた。微妙な軽犯罪にも触れており,「こういう軽い犯罪でも結構、(罪や罰金が)重たいやな~」と思った。まぁ、こんなものだろう。「知れば知るほど面白い朝鮮王宮王妃たちの運命」は最近よく出版されている、韓ドラや朝鮮王朝の歴史を教えてくれる新書でこの本は「王妃」について書かれていた。朝鮮王朝の王妃の歴史や衣装や悪女などが書かれていた。また過去放送されていた、歴史ドラマの王妃を紹介していた。知っている歴史ドラマばかりだったので安心して読むことができた。
January 31, 2012
今回は個々の感想ではなくまとめて感想を。2冊とも女性による旅行記だったが、(私的には)両方ともハズレだった。「波乱爆笑留学&就職物語」は書いている文字がとても小さく、その上つめつめに書いてあり読みにくいことこの上ない。内容も「ここおもしろいやろ~ここ笑うところ~」的な書き方で、どーも私には合わなかった。「女おとな旅ノート」も女性の海外メインの旅行記(国内旅も少しあります)で、小物や雑貨購入話や海外生活での必需品や食べ物話がつらつらとイラスト入りで書かれていた。私は女性用の小物や雑貨に興味がないのでサクサクと読了した。
January 30, 2012
「伊勢神宮の智恵」は伊勢神宮の広報室に勤務する方が文章を書き、写真家の方が伊勢神宮や神社に関わる人々の様子を撮影していた。まあ、薄いフォトエッセイ風で伊勢神宮の日常や自然風景、神社を支える人々の営みが書かれていた。以前、私も伊勢神宮(内宮・外宮)を参拝させていただいたが、本当に空気が清涼で心から清らかになったような気がした。この本では伊勢神宮における「式年遷宮祭」についてページを割き「再生の素晴らしさ」を賞賛していた。写真も美しくなかなかおもしろかった。「インターネットが壊した「こころ」と「言葉」」はここ数年インターネットや携帯電話、メールが普及し他人とのコミュニケーションが不足し、うつ病や自殺、幼児虐待が激増しているそうな。著者は医学博士で日々このような研究をしており、今後ますます精神を病む人が増えるだろうと警鐘を鳴らしていた。「う~ん…」とりあえず読んだが、インターネットや携帯電話、メールが悪の元凶というのは根拠が薄いな~今の日本人に「辛抱強さ」が欠如しているとだけだと思うが…。インターネットがない時代でも凶悪事件や自殺や児童虐待はあったからな~もうひとつ私は納得できなかった。
January 29, 2012
「問題発言」は戦後日本の政治家・タレント・文化人がたまたま発した暴言を取り上げ、発言後のことにも触れ、たくさん掲載されていた。終戦直後は政治家(政治家・官僚の上から目線暴言)、昭和中~後期は文化人・タレントなどの自爆的暴言が書かれていたが、まぁ知っている発言が多々あったのは仕方ないが…。この本では松岡克由議員(立川談志家元)、今上陛下、島田紳助なども取り上げられおり、なかなかおもしろかった。「世界が賞賛した日本の町の秘密」は外国人著者が日本の「ママチャリ」を絶賛し、ママチャリの良さを全面的に紹介していた。海外にはママチャリはなく、スピードバイクが主流で来日した外国人のほとんどがびっくりするそうな。ママチャリは老若男女が都市部・地方関係なく利用しており、エコな乗り物だ!と好意的に紹介していた。その他にもママチャリの将来性や専用道路問題にも触れており、奥が深いなぁ~と思った。こう、外国の方がここまで激賞してくれると私はうれしい限りである。「一冊でわかる朝鮮の歴史」は過去放送された韓国時代劇を年表ごとに並べ、この時代はこのドラマといういうように紹介されていた。私は結構韓国ドラマを8年間くらい毎日観ているだけあり、観たドラマが結構あった。ドラマの紹介のページ以外は高句麗から朝鮮王朝までの王様や悪女を紹介していた。まだ観ていないドラマを観たい。
January 28, 2012
「何が彼を殺人者にしたのか」はコロンビア大の教授兼刑務医の著者がアメリカ国内での殺人事件を22分類に分け、個々のランク別殺人事件をし数多く紹介していた。著者は精神科医・刑務医なので、いろんなタイプの殺人犯を診断しており内容がとても濃かった。この本ではアメリカ犯罪史上有名な凶悪殺人・血族殺人・サイコパス者による犯罪が紹介していたが、アメリカはすごいなぁ。犯罪者が自らの家族を全員銃殺したり、会社の同僚、学校の同級生を大量殺人したりとなかなかハードな連続殺人が多いことに驚いた。しかし、この分類の1つに「正当殺人」なるものがあり、文字の通り殺人をしても合法的に許される場合があるとしていたが、日本ではなかなか理解できないことだろう。(親が長期に渡り子どもを監禁、身体虐待、性的虐待を繰り返し逃げ場がない場合をつくり、子どもが親を殺した場合は審理があるが正当殺人として認められる)なかなかおもしろかった。「マンガの遺伝子」は戦後のマンガ文化や漫画家の系譜が書かれていた。戦前から「少年雑誌」はあったが、戦後は漫画主体の雑誌が増えそれに応じ新人漫画家がデビューし漫画文化が花開いたそうな。この新書では漫画の変遷やブーム、漫画家列伝が書かれていた。まぁ、こんなものだろう。
January 27, 2012
「忠誠心、このやっかいな美徳」はアメリカ人コラムニストが書いた本で忠誠心についてあれこれ書かれていた。目に見えないものだが会社(組織)への忠誠心、ファミリーへの忠誠心、ビジネス上の忠誠心、リーダーシップと忠誠心などテーマごとに著者が思う忠誠心像が書かれていた。現在ではそんなに必要のないものとされているが、無いと組織は上手くまとまらないし士気向上もしないので「やっかいなもの」ととなっているのが現状である。しかし、アメリカ海兵隊では(国家に)忠誠心を尽くすことを旨としており、そういう話が書かれていた。この本ではいろんな忠誠心の形を事例を挙げ書かれていたがおもしろかった。こういう本はなかなか日本では発売されないだろうなぁ~。「普通列車こだわり旅」は日本各地の路線をテーマ別(駅中心・珍しい列車中心・公園など)に分け、写真入でレポしていた。まぁ、有名な地方路線も上げられていたが臨時駅・秘境駅・非営利の鉄道なども掲載されていた。この本を見「あぁ、行きたいな~」と思った。
January 26, 2012
「日本のミイラ仏」は日本(主に東北地方)における現存する即身仏の紹介と日本におけるミイラを科学的に調査した状況が書かれていた。出羽三山系で即身仏になる方が多く、現存する即身仏はこの辺りに安置されており、昭和30年代に調査やお色直しを盛んにしておりその時にこの本が書かれたそうな。おもしろいことに即身仏となった方は職業僧侶ではなく、元農民や不定労働者が村で問題を起こしお寺に逃げ込み、「一代行人(妻帯せず、将来即身仏になるのが確実な修行僧)」となり、即身仏なる僧が多かったそうな。(※正規の手段でお寺に入り何年も修行した上で即身仏に志願した僧もおられます)個々の即身仏は紹介できないが、こんなにたくさんあるとは…しかし、即身仏志願者がいても自殺防止の観点と刑法上の遺体の掘り出し禁止などが壁になり、即身仏になることができなくなったそうな。日本の即身仏だけでなく、中国の即身仏事情(当時の)が書かれていた。中国の即身仏は信者が金箔を貼りピカピカだったのが何とも言えなかった。「日本の笑い」は江戸時代のイラストや物語絵図を筆者と共に紹介していた。当時は情報も少なく、「作者の感性」だけで描かれているので独特の風合いや解釈があり個性の塊だった。また地獄絵図、幽霊画も非常にリアルで今でも十分怖さが伝わった。
January 25, 2012
「独裁者の教養」は世界の独裁者たちが独裁者になる前にどんな教育(生活環境)を受け、誰かにどんな影響を受けたかを調べ独裁者になり得たを書かれていた。それと著者(安田峰俊氏)は中国雲南省の山奥にあるアヘン栽培地帯を一人で行き、その辺を抑えているドンに会いに行くレポも書かれていた。この本ではスターリン、ヒトラー、ポル・ポト、毛沢東、フセインなどことが書かれていた。まぁ、こんなものだろう。「電脳大国の嘘」は読むまで気付かなかったが同じ著者が書いた中国のネット事情について書いていた。著者は子どもの頃、三国志にハマリそのまま大学・大学院で中国近現代史を学び、会社を半年で退職し中国に行き中国で活動しこれらの本を書いたそうな。中国は情報統制国家だが、中国版のtwitter・mixi・2ちゃんねるのようなサービスが充実しており、中国人の若者たちが日本(人)に対する思いやアニメ、ゲーム、アイドルなどを好意的に語っているが、こと政治の話になると、「日本はヒドイ!」と愛国教育が徹底されていることがよくわかったそうな。他にもいろんな中国の若者の言動や日本に対する手厳しい評価を現地からレポしていた。薄い本だったのでサクサク読了した。
January 24, 2012
「変貌する聖徳太子」は聖徳太子信仰の歴史や本当に(聖徳太子は)実在したのか?などをお寺の縁起絵巻や今の研究から紐解いていた。最近では聖徳太子は実在していなかった説が有力らしいが、関わったお寺や伝説や信仰が綿々と今も続いておりこの本(著者複数)では実在した方で書かれていたが、残っている四天王寺・法隆寺の絵巻によると生年月日や亡くなった日も違っており、嫌疑派は「そんな有名人の没年を大きく間違うか?」としていた。しかし、後の宗教家たちは「仏教を伝来させ、日本に根付かせた聖人」として崇め、聖徳太子信仰が広まったそうな。この本では聖徳太子信仰の広がりや歴史が書かれていた。なかなか興味深い内容でおもしろかった。「それぞれの戊辰戦争」は幕末の動乱から江戸→東北各地での戦闘→蝦夷地で幕府軍の終焉までが教科書のように書かれていた。特にま新しいネタもなく、淡々と幕末史が書かれていた。う~ん…私的にはハズレだった。知っていることばかりの羅列だったので残念です。「朝鮮王朝500年の秘密」も過去放送された韓国時代劇の紹介と李王朝下の王室制度や王様・后の衣装、政府の制度や身分制度が詳しく書かれていた。私は韓ドラが好きなのでしっかり読んだ。似たようなシリーズの本もちょこちょこ読んでいるので知っていることが多かった。まぁ、こんなものだろう。
January 23, 2012
「スイーツ断面図鑑」はケーキなどを縦に切り、その断面を見せてその菓子に関連がある人物、エピソードが小さく書かれていた。あくまでスイーツの断面を見せるのがメインなので企画的におもしろかった。薄い本んだったのでサクサク読了できたが、もう少し洋菓子の種類を増やして欲しかったなぁ~。次回は和菓子の断面図鑑を見たい。「京都おみやげ大全」は京都のお菓子、ご飯のお供類、かわいい雑貨、コーヒーなどの嗜好品を紹介していた。まぁ、商品紹介の図鑑なので感想は難しいが特に和菓子が良かった。私は和菓子が好きとても好きなのでワクワクしながら見たが、どこのお店の菓子もおいしそうだった。また京都観光に行きたい。
January 22, 2012
「出張ついでのローカル線」は元都立高校の教諭が書いたおすすめローカル線の旅本だった。北海道、本州限定だが地味なさびれた路線の旅だった。一応最後まで読んだが、盛り上がりもなくたんたんと旅模様が書かれていた。もう少し読者を「おっ!」と言わすような話が欲しかった。「公園・神社の樹木」は日本の神社・公園に植えられた木々の紹介だった。明治期に公園という概念が生まれ、お雇われ外人が来日し各地に運動場、遊び場や歌壇を備えた公園ができたそうな。その時、海外から木々が輸入され、公園・寺社植えられたそうな。その後、日本人造園家により日本にマッチした大規模公園が造られが、東京では戦争の度に木々は伐られ燃料にされたり、農地にされたりして戦前に植えられた木々は激減しているのである。それらの子どもを残し増やしている活動をされているそうな。なかなかおもしろい企画本だと思った。
January 21, 2012
「ドイツ貴族の明治宮廷記」は明治初期に「お雇われ外人」として、来日したドイツ(当時はプロセイン)人貴族オットマール・フォン・モール夫妻のメモ書きをまとめた手記だった。この時代のお雇い外国人が各国から来日しているが、多くは「技術系」の先生で、この本の主人公モールは宮中顧問(宮中制度の近代化と宮内省職員の近代化教育)として2年間だけ滞在し、大日本憲法発布の準備をして帰国したそうな。滞在中、仕事だけでなく小田原や関西方面にも小旅行にでかけたり、一般庶民の日常を見たりと楽しんでいた。やはりモール氏も日本人の混浴に驚いていた。外国人には大人の混浴には本当に理解できないようだった。離日後、すくに奥さんが病没し本人も要職を歴任後、ドイツで亡くなったそうな。ほとんど知られていないお雇われ外人だったので興味深く最後まで楽しく読むことができた。「東大寺の暗号」は聖武天皇が建立した東大寺が何回も焼かれているがその都度、時の権力者が再建していたり、正倉院が今もきれいな状態残っており、「それはなぜか?」ということが書かれていた。掻い摘んでいうと、天皇家VS藤原一族との戦いだったそうな。病弱や幼少の天皇を外戚である藤原一族が操り、政治を思いのままに行いそれに対抗するため皇女たちが裏で動き、藤原氏を放逐したそうな。私は読んでいたが「いつ謎解きがあるのか?」と思っていたが、最後の最後に天皇家VS藤原一族との戦いだったと書かれていたが、東大寺は大分前に建立されているのだが…ここについては何ら説明がなかった。私はもうひとつ納得できなかった。
January 20, 2012
「ラーメン屋の看板娘が経営コンサルタントと手を組んだら」はラーメン店限定のコンサルタント業を経営している方が書かれたラーメン店(飲食店)繁盛のノウハウがわかりやすく書かれていた。この本では昔大繁盛していたラーメン店の近所に安いラーメン店が雨後の筍なみに進出し、風前のともし火となり苦境の中、娘の大学に特別講師(経営コンサルタント)がやって来て、この風前のラーメン店を再び繁盛店に復活させる話だった。一時期流行った「女子高生がドラッガーのマネジメントを読んだら」の派生本っぽい感じがした。軽い感じで若い人向けに書かれているが、詰め込みすぎて非常に分厚く読むのが大変だった。内容的には、店主のこだわりではなく、大多数のお客さんが満足するような商品・サービス(宣伝・割引チケット・店員のあいさつ)などを提供し、変わり続けることで商売をしよう!と書かれていた。著者は本物のラーメン店専門の経営コンサルタントなので、事実だろうがもう少し削った方がいいかと思う。分厚いので読書慣れていない若者なら途中であきらめてしまうと思う。まぁ、こんなものだろう。
January 19, 2012
「農村青年社事件」は昭和初期に農村部を中心にアナキストらが結社し、政治運動をしようとしたが早々に特高警察に逮捕されすぐに活動が停止した農村青年社事件の詳細なまとめが書かれていた。この事件は昭和12年に起こっており、リーダー各の方々もまだ生存しており著者である保阪正康氏がインタビューを敢行していた。まだ記憶がはっきりしており、当時の農村部の疲弊状況やこの運動に参加したアナキストたちがその後に不当逮捕や弾圧を受けた話が書かれていた。今読むとおじいちゃん、おばあちゃん(当時は女性闘士)が「私の若い頃はなぁ…」という感じで語っていたが、その後の連合赤軍のそれに似ていると思った。若きアナキストたちは盛り上がっているが肝心の農村の人々、貧困層がついてきておらず早々に瓦解しているのである。当初農村疲弊を訴えたのに、いつの間にか共産主義革命の実現の運動になっていたら、農村民も「あれ?」と思うだろう。今生きている老人からすると、いい思い出なんだろうなぁ~。まぁ、こんなものだろう。「豆柴センパイと捨て猫コウハイ」は著者が飼っている豆柴(本名:センパイ)と元野良猫(本名:コウハイ)がおりなす動物フォトエッセイ。著者は夫婦でたまたまのぞいた店で豆柴を衝動買いしてしまい、5年後に里親探し会で子猫をもらい受け異種同性は大丈夫?という不安を乗り切り、なかよく過ごしている様子が余すことなく切り取られていた。薄いフォトエッセイだったのでサクサク読めたが、犬も猫もとてもかわいいし、本当の姉妹のようにじゃれあい愛くるしい様子が撮影されていた。なかなかよかった1冊である。
January 18, 2012
「「信濃の国」殺人事件」は内田康男先生のシリーズで信濃のコロンボこと竹村警部が大活躍する話だった。県歌「信濃の国」の歌詞に通りになぞらえ人が殺されていく話で、警部が犯人を捜す内容だったがなかなかおもしろかった。本当にあった話をベースに書かれており最後まで、「犯人は誰だろう?」というとワクワクしながら読むことができた。「それでも、自転車に乗りますか?」は自転車の事故やその後の損害賠償の現状について書かれていた。著者は学生時代から自転車部に入り、今は通勤にも自転車を愛用するすごい方である。そんな方でも自転車事故を引き起こしたり、息子が事故の加害者側になり長期に渡り交渉したりと、「たかが自転車事故」ではすまない現状が書かれていた。都市部では自転車の利用率が高まっているのに乗る方の意識やマナーが悪く、自動車との接触事故や歩行者をはねたりと年々自転車事故数と損害賠償金が高騰しており、利用者の意識改革教育や自転車保険の強制加入(車の自賠責保険)など導入するよう提言していた。また自転車大国のヨーロッパ、韓国の自転車利用のレポが書かれていた。自転車は一見便利だが、事故を起こすと多額の賠償金を払うことになるので気をつけましょうということだった。
January 17, 2012
「写真の裏の真実」は激戦の硫黄島から生還したサカイタイゾーという下士官の写真2葉を参戦したアメリカ海兵隊の兵士にあずけ戦後、「この写真を家族に返したい」ということでサカイタイゾー(もし、生きていたから90歳前)を著者(岸本達也氏・静岡放送勤務)がまだ生存している硫黄島からの生還者に聞き込み捜査をして、遺族に引き渡すまでが詳細に書かれていた。ノンフィクションなので結末は書けないが、サカイタイゾーは実は負傷もせず、無傷の状態でアメリカ兵に降伏をし、栗林中将のいる洞窟まで海兵隊を案内し降伏を勧めたそうな。このサカイタイゾーなる下士官は栗林中将の通信担当下士官だったので、硫黄島全島の状況をすべて把握しており、アメリカ軍も「最も重要な捕虜」としてアメリカ本土に送られ、サカイタイゾーは硫黄島のすべて語ったそうな。サカイタイゾーは当時では珍しい大卒(捕虜の記録では東大卒となっているが記録はない)でフランス語がしゃべれる召集下士官だったそうな。戦後帰国し外資系の銀行に勤め銀行退職後は喫茶店を開き平和に暮らしたそうな。子どもたちも生きておりサカイタイゾーのその後を聞き、写真を引き渡し終わっていた。自ら捕虜となり、硫黄島の詳細な状況をアメリカ軍に伝え、戦後もマッカーザー元帥と対談したりと終始「親アメリカ」だったそうな。なかなか興味深い内容でおもしろかった。
January 16, 2012
「眼福の仏像」は現役の仏師がわかりやすく仏像のいろはを「寺ガール、見仏ガール」に教えるという感じだった。仏像の伝来話にはじまり、日本独自に発展した日本の仏像を紹介していた。この本では仏像の種類(如来・菩薩・天部・明王など)の紹介と著者によるこの仏像を見て欲しいリストが書かれていた。「世界の独裁者」は現役の独裁型の大統領を紹介していた。まぁ、こんなにいるのか~というくらい存在していた。特にアフリカ、旧ソ連の国、中東に存在しており、反対勢力や一般市民をいじめ権力の掌握に必死だそうな。う~ん…これだけは他国や国連はどーもできないなぁ。外国人ジャーナリストや人権系のNGO団体がいろいろ活動をしているそうだが、国内に潜入しても拷問や国外退去処分(再入国不可ね)を受けどうにもならないようだ。あまり細かい事を書くと政治的な感想になるのでこの辺でやめます。
January 15, 2012
「好奇心ガール、いま97歳」は女性初の報道写真家となった笹本恒子さんの人生訓エッセイだった。97歳の今でも写真撮影からインタビュー、記事の構成までこなすスーパーレディーである。この本では生い立ちから写真家時代、主婦時代、いろいろ挑戦時代、旦那さんと死別し再度写真家のなるという構成だった。戦前から撮影しており、時の政治家・有名人、戦時の日々を多く撮影し雑誌に掲載されたそうな。戦後は介護や別の商売転々とし成功をおさめたが、「どうしても報道写真家に戻りたい!」という願望が先立ち60代で再度、写真を始めたそうな。それを応援してくれる方が大勢おり、個展を開いたりTVに出たりとますます好奇心が高まっているらしい。著者の近影をたくさん公開しているが、とても97歳に見えないくらい若々しく驚いた。やっぱり、好奇心を持ち続けることは大切だなぁ…と思った。「マンガで読む「分かりやすい表現」」はわかりにくい地図やデザインから受け手(お客さん)がわかり易いよう再構築するというマンガだった。最終的に表現は「受け手(お客さん)がわかり易いようデザインしよう!」ということだった。まぁ、こんなものだろう。
January 14, 2012
「闇の新聞裏面史」は新聞販売業界に古くからある「押し紙」の悪しき風習を元大手新聞配達店の社長が押し紙と新聞社の暗部を暴露していた。押し紙はなんと昭和5年から行われており、店舗側が断ると新聞を卸さないなど強硬手段に出るので受け入れるしかないそうな。戦後、各新聞社の販売部数競争が激しくなり、各店舗に押し紙を毎年強制し経営者や営業員がノイローゼになったりと問題化していたが新聞社側は「正当な行為で違法性はない。店舗側も営業努力すればいい(要約)」とコメントをするのみで、依然状況は変わっていない。著者の店にも大手新聞社の販売部長が直々やってきて、押し紙を強制され、「もう、辞めます」と対応し、新聞店舗経営を辞めこの本を書いたそうな。最近はインターネットや携帯のニュースサイトに押され、「若者の新聞離れ」が加速しているので余計に新聞社は押し紙を強制し、ますます新聞店舗は苦しくなっているそうな。大手新聞社といえどもやっていることは、ヤクザとかわらないなぁ~と思った。
January 13, 2012
「福を招くお守り菓子」は日本各地の寺社仏閣配る神饌(しんせん)や今は懐かしいあめ細工などのことが書かれた珍しい本だった。おみくじや占いの紙が菓子に閉じ込められている辻占菓子は今も各地の神社や門前の菓子店で販売されておりそれらが多く紹介されていた。(海外でいうところのフォーチューンクッキー)この本ではいろんなカテゴリーに分けて書かれており、菓子が古代から愛用されているのがよくわかった。写真も豊富で見ているだけでもおもしろかった。「嵐山光三郎ぶらり旅」は嵐山光三郎氏が石川県内の各地を巡り、観光や地元民の日常をレポしていた。(多分、何かのタイアップか地方紙のコーナーだったものを書籍化したものとおもわれます)石川県各地なので個々の内容は紹介できないが、まぁ有名なところである朝市、輪島塗、各地の温泉郷、兼六園から地元民との交流話が書かれていた。まぁ、こんなものだろうが、私も一度金沢に行った事があるが,もう一度別のところに行きたくなった。
January 12, 2012
「政治家の殺し方」は前横浜市長の中田宏氏のエッセイだった。確か任期中に辞職した記憶があるが、こういうことだったのか…と思った。中田氏は独裁型市運営をした為に大物市議・市職員・建設業界・風俗業界を敵に回し、あらゆる嫌がらせや脅迫メール、嘘の噂をばら撒かれたり、ニセ愛人に訴えられたりと大手出版社を相手に裁判を起こしたりと大変な目に遭っていたそうな。(出版社が書いた記事への名誉毀損やニセ愛人訴訟などすべて中田氏が勝訴)小泉元総理や橋下現大阪市長なども独裁型の政治家だがこういうスキャンダルな事はでないが、中田氏は結構出ていたなぁ~。嘘の雑誌記事やマスコミ発表でも一般に広まるともう取り返しがつかなくなり、政治家としてはもう終わりだそうな。中田氏も表に出ることなく客員教授や講演、コンサル業で食っているそうな。政治家生命を絶つには嘘のスキャンダルひとつで十分だということがよくわかった。
January 11, 2012
「田中ひろみの神社に行こう!」はイラストレーターの田中ひろみさんが巫女さんや神主さん体験をしたり、神社の参拝方法などを紹介していた。本当に神社の初歩の初歩をウサギ人(?)のイラストで説明していた。薄い本なのでサクサク読了することができた。「江戸めしのスゝメ」は江戸時代の食生活(主に庶民階級話)の話が書かれていた。そんなに「こ、これは!」という話もなく、淡々と書かれていた。テンプラや握り寿司ネタも書かれていたが、もう知っているしなぁ~まぁ、こんなものだろう。
January 10, 2012
「連合艦隊・戦艦12隻を探偵する」は半藤一利氏・秦郁彦氏・戸高一成氏(敬称略)による鼎談だった。戦艦大和・武蔵より先に建造され活躍した金剛・比叡・霧島・榛名などについて語り合っていた。実はこれらの軍艦たちはかなり老朽化しており先の大戦前後に改装工事を何回もしていたが根本的な改良がされておらず、数発の魚雷や砲撃で簡単に沈んでしまったそうな。そういう秘話や生き残った戦艦の艦長の問題、大戦末期の大和の利用問題など戦史研究家の話は興味深くおもしろかった。各論では個々の戦艦の経歴が書かれていたが、大半が沈没しており涙を誘う。「朝鮮学校「歴史教科書」を読む」は実際に北朝鮮や日本の朝鮮(民族)学校で現役で使用されている歴史教科書を日本語化し公開していた。まぁ、まさに歴史の改ざん・捏造ばかりでこれはひどい内容だった。「悪=日本、善・正義=金日成主席」とされており、日本側から見ると「トンデモ本」だった。個々の歴史の改ざん・捏造話は省くが、日本に住んでいるが朝鮮人学生や脱北した青年もコメントしているが、「全然、正しい歴史ではない」と発言しておりそこがおもしろかった。情報統制国家の凄さがよくわかった。
January 9, 2012
「DX型ディスレクシアな僕の人生」は戦国武将の藤堂高虎の血を受け継ぐ方(藤堂高直さん・建築家)が書いた、「ディスレクシア」の本だった。ディスクレシアとは、読み書きに困難を感じる学習障害のひとつで10人に1人がなる可能性がある障害だそうな。著者の母親自体もディスクレシアだったらしく、親子二代の障害で母親はとても好意的にとらえ著者を「天才ちゃん」と呼び、自由奔放に育てたそうな。小学生時代はたくさん友人ができたが、自らの意思で中高一貫教育の私立学校に行くがなじめず、英国に自費留学を敢行しそのまま、大学まで進み、プロの建築家となったのである。多くの友人や同業者たちに囲まれ、とても幸せそうだった。なかなかおもしろかった。
January 8, 2012
「忠臣蔵四十七士の報復」は安土弁さんによるフィンクション時代小説。忠臣蔵本体を扱った話ではなく、唯一生き残った寺坂吉衛門が活躍する内容だった。まぁ、これはこれでありだろう。どんでん返しもなく淡々と書かれていた。何かこうおもしろさが欲しかったなぁ~。「江戸残酷物語」は江戸時代における刑罰をひたすら紹介する内容で、人権意識のある現代人から見ると、非常に残酷な内容だった。またライターもその辺を意識して書いているがありありとわかるのが、「あざといな~」と思った。個々の刑罰は紹介しないが、証拠主義でないので罪人を肉体的かつ精神的に痛めつけ、「(本当にしたか、していなかは別にして)自白」だけで結審するので相当ひどい拷問ばかりだった。また庶民に公開することにより、犯罪抑止効果があったそうな。江戸庶民にすれば公開処刑はレジャーのひとつだったというのは皮肉なことだろう。なかなかおもしろかった。「知れば知るほど面白い古代韓国の歴史と英雄」はかつて朝鮮半島に存在した最古の国「高句麗」の歴史や王様列伝、他国との戦や交流秘話が書かれていた。高句麗は韓国人のアイデンティティーらしく、TVドラマで何回も取り上げられる話だそうな。(まぁ、日本で言えば忠臣蔵かな)その高句麗時代の有名王様や武将たちがTVドラマで数多く取り上げられており、個々のドラマの紹介をしていた。この時代、もちろん日本国とも交流があり、その話にも触れていた。う~ん…私はもっと後の時代の話を読みたかったなぁ~。古代朝鮮に興味のある人向けの内容だった。
January 7, 2012
「世襲だらけの政治家マップ」は題の通り日本の政治家の二世三世(四世も)の紹介本だった。日本はまれに見る「世襲政治家天国」で日本各地におり、それも革新系や旧社会党系の代議士でも世襲はおり結構根深い問題である。選挙民もそれを歓迎するムードがあり初めて出馬する一般の候補者より当選の確立は高い。地盤・看板・カバンがあるだけで政治経験がほとんどない子弟が通るのはおかしいと著者は書いていた。まさにその通りで私もそう思う。「海軍の家族」は山本五十六元帥の参謀だった三和義勇大佐の娘さんが書かれた本だった。著者(実娘・三和多美さん)は作家ではなくごく普通の女性でこの本が初出版。内容は父親だった三和義勇大佐の思い出話だった。大佐は飛行士官から山本元帥の側近となり10年以上一緒にすごしていたが、元帥戦死後はテニアン勤務となりそこで玉砕死したそうな。大佐は筆まめで手紙や日記をたくさん残しておられ、今回それらを紐解き、この本を書いたそうだが参謀という立場上早い段階からアメリカとの戦争では負けるということを理解していたそうな。最後の手紙にも「父親の覚悟」を書いており、戦争の悲惨さを感じた。とても几帳面に日記を書いており、歴史的価値も高いそうだが私はこの三和義勇大佐を知らなかった。まだまだ勉強が足らないな~と思った。
January 6, 2012
「なんでコンテンツにカネを払うのさ?」は岡田斗司夫氏と弁護士・福井健策先生による著作権に関する対談集だった。ひたすら岡田氏は「著者権なんて不要だ」と主張していた。著作権で食えるクリエーターはホンの一握りで大多数のクリエーターは食えないのだから著作権をオープンにして世間に無料で利用できる方がお得であるとしていた。相手の福井先生は「日本一著作権に詳しい弁護士」で、岡田氏の主張に賛成しつつも、今の著作権の現状や問題点をうまく説明していた。なかなか興味深い内容でおもしろかったが、微妙な問題だな~と思った。自分が作った作品がまったく無料で他人が二次使用されるという言うのはどうかと思った。なかなかおもしろかった。「面白くてよくわかる!般若心経」はお経の般若心経を解説した本だったがどーも私が思う内容と違い、文字や文節ごとの解説で、トータルとしての意味がよくわからなかった。あと写経法やお参りの方法などもおまけで付いており、そこはそこは良かったがトータルでは70点だった。
January 5, 2012
「日記で読む日本中世史」は日本に遺されいる日記についていろいろ語られていた。もともと日記は「その家の歴史や有職故実」を記録するものだったらしい。それが普通だったので貴族の○○家の歴史や有職故実が正確に残っているそうな。この本では有名(著名)な日記が多数紹介されていた。有名ところの日記を詳しく紹介しているので、十分楽しめると思う。私は日記文学が好きなので興味があるが一般の方はどうだろうな…おもしろいのに。「尾木ママの「凹まない」生き方論」は教育評論家・尾直樹先生の教育・人生訓。ニコニコして過ごし、生徒や保護者の話を丁寧に聞き、こちらもちゃんと意見を言うようにしないと教育はできないということが書かれていた。他にも尾木先生の教育論が書かれていた。まぁ、こんなものだろう。
January 4, 2012
「日本の問題」は3.11以降の福島を在日30年のイタリア人著者(ピオ・デミリア氏)が取材していた。しかし、ガイコクジンということもあり、警察からドロボー扱いされたり立ち入り許可証が発行されなかったりアクシデント見舞われながら、他国の取材クルーと一台のバンに乗り込み、(海外に向けて)福島を取材していた。この本は著者が津波にやられた後の福島を取材しており港・町々・公共施設が壊滅的打撃を受けて。手を付けれない状態なのに日本人は粛々と整理し、被災者が弱者を救済している姿に著者はかなり驚いている。そういう話や原発の対応などが書かれていた。新聞には載らないような、悲惨な様子もちゃんと書かれており好感が持てた。外国人ジャーナリストならではの内容だった。「アメリカ黒人の歴史」はまさに黒人奴隷解放の歴史本だった。私は黒人やインディオの歴史が好きなのでそれなりに読んでいるが、この本もその内容をなぞっていた。アフリカ大陸から奴隷商人が無理やり黒人を誘拐しアメリカのプランテーション労働者として働かせいていたが、南北戦争が勃発→奴隷解放→自由黒人の台頭→人種差別の拡大→公民権運動→今の黒人事情が書かれていた。まぁ、過去に出版されている本と類似しており、まぁ、こんなものだろう。「県別対抗!B級ご当地グルメ関西」は関西地域のB級グルメを紹介するムックでサラッと見たが、「う~ん…こんなに多いとは…」もう、驚きである。しかし、これが本当にB級グルメか?というような「とってつけた」ようなモノもあり、食傷気味になった。たくさん紹介しているので個々の紹介はできないが、粉モノ・ホルモン・ソースモノと各地似たようなモノが多かった。もう、いいんじゃーないですかね
January 3, 2012
「息身仏」は元曹洞宗大本山總持寺貫首を勤めた高僧、板橋興宗禅師の半生記と禅について書かれていた。板橋師は仙台で生まれ海軍兵学校に入学するもすぐに敗戦、仙台に引き揚げてきたが肺を患い入院しぶらぶらした後に新制東北大学の1期生として入学するも「生きがい」を見出せず、ぶらぶらしていたところに座禅にハマり、大学卒業と同時に仏門に入門し、各地の寺を復興させ大本山の貫首という曹洞宗のトップになるも4年で引退。今は地方の寺で若い修行僧たちと再び禅修業をしているそうな。本ではインタビュー形式で板橋師が飄々と答えており、なかなかおもしろかった。官僚的な優秀さではなく、人間本来が持っているようなやさしさを兼ね備えておられ、インタビューでも「(高齢者なのだから)もっと楽をしたい、もっと長生きしたい」と俗的な発言を多々されているが、全然嫌味に聞こえない。また「仏教は(あなたの)悩みを解決してくれない。あくまで自分で悩み、考え解決するものだよ」とも言われており、「なかなかすごいな~」と思った。私も一度座禅をしてみたくなった。「中国モノマネ工場」は中国における、携帯電話のコピー化、生産工場の取材、会社トップの話や海外の大手携帯電話メーカーの対策などが書かれていた。ヨーロッパに本社を置く携帯電話を中国でバラし、ひとつひとつの電子部品を見積もり、国内の電子部品メーカーに大量発注し、別の工場で一気に大量生産し、一気に国内外に販売するそうな。まだ貧しいアジア諸国では本物、コピー商品の区別は重要でなく、「安さ」が勝負なのでドンドン売れるそうな。先進国では模造品(コピー商品)は厳しく罰せられるが、中国ではそんなこと関係なく「コピー商品でも作ったもの勝ち」という前時代的な発想が今も生きており、国際問題になっているそうな。(中国は国際問題になっても全然気にしてませんが…)大手通信機器メーカーも中国13億人のマーケットを狙っているが、安物のコピー商品が大量に流通している現状ではなかなか勝負できないということがよくわかった。ただ現代中国人の「拝金主義」はどーにかならんかんねぇ。全然社会主義でもなく儒教の国でもないな…
January 2, 2012
「逃げる公家、媚びる公家」はかつて日本に生存した貴族たちの生き様が書かれていた。貴族といってもピンキリで日々の生活に困る貴族もいたが時代を上手くくぐり抜け、今も生きている元貴族の人々もおりなかなかおもしろかった。この本では有名無名の貴族たちの生き様を紹介していたが、朝廷に勤めず自分の持っている地方の荘園に移り住み楽しく過ごしている貴族も多々あり朝廷では慢性的な人材不足だったそうな。この本では当時の日記・手紙から貴族の動きや対朝廷交渉などが詳しく書かれており驚いた。温暖で豊かな土地である播磨(私の地元)に多くの貴族たちが移り住み、和歌指導や宴会で付近の貴族たちが集まり、「文化サロン化」していたそうな。また貧乏な貴族は地方の武士に資金援助目的で、和歌指導したり縁組を結んだり生き延びる手段を模索してそうな。貴族の娘を武門の名家に嫁がせ(この本では豊臣秀次、甲州武田氏、今川家、織田家など)支流を増やすなど連綿と「血」を守っていた。文章も平易できちんと解説してあり、なかなかおもしろかった。
January 1, 2012
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