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年に一度わが居住地管理組合法人の総会が行われる。今日がその日であった。普段、頭上を飛んでいる鴉が野川にU字の形に降りていた。実に異様な光景でその数、二十数羽。恐る恐る近づいても鴉は逃げないで、水を浴びたり、枯れ草の根元を啄んだりして、嗚呼とも鳴かずにいた。人間同様総会のようなものが行われているのだろうかと、一瞬思ったことは確かだ。寒中だけに集まった鴉達が哀れに思われた。 寒鴉嗚呼とも鳴かぬ故ありや こんなブログで私の一月は終わった クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月31日
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寒中に入って、寒い日と温かい日が繰り返しやって来て一歩一歩春に近づいていく。その事象を三寒四温と呼ぶ。今日の野川は曇っていたが、風もなく温かかった。温かくなると人は水辺に集まってくる。この辺りは野川から春がやってくる。私も心を野川に遊ばせる。 遊びごころ野川に放つ四温かな 前方のガードを小田急電車が走り過ぎました クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月30日
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ニュースで河津桜が見頃と伝えているが緋色が勝ちすぎてそれを私はあまり好まない。やはり桜はさくら色に限る。寒風に震えながら冬桜が咲いていた。長く見つめていると青空が目にしみる。人々にはこの桜が見えないのか立ち止まる人とてない。長く佇んでいると私だけが独り占めしているように思えてきた。 私す空の青さと冬ざくら 「私す」は自分ひとりで楽しむという意味です クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月29日
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天気予報は午後3時~6時頃まで雨とのこと。時間の予報は外れたが午後お湿り程度の雨が降った。おかげで室内は暖かい。雨が止んだあとの散歩も暖かく、犬と散歩している人達に出会った。〈アンディちゃんさよなら〉という声に振り向いてみると、何と犬の名前のようだ。5人いて、犬が5匹いたので、どの犬がアンディちゃんか分からなかった。傍の薔薇の花は先ほどの雨雫を結んで笑っているように見えた。 冬薔薇や犬の名前はアンディと おばあちゃんの名前は・・・などと呟いてみた クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月28日
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冬季、東日本は乾燥し、また寒さで火を使う機会も多い。そのために火事が発生しやすい。それをくい止めるために、団地や町内会で夜回りをする。写真のような火の見櫓を時々見かけるが、今や機能していないのでは。今年に入ってスワッ火事だ!という現場の近くを通ったことがあるが、消防自動車、救急車などが並び、暢気に見物など出来ない騒ぎであった。この世界は益荒男の世界だとつくづく思ったが、こんな句ができた。 をんなとて火の見櫓に登らうぞ 夜回りの拍子木の音情緒がありますね クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月27日
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西高東低の気圧配置で晴れ渡り、いつもは雲を被きている雪の富士山がくっきりと見えた。富士山の裾野である御殿場に住む姉はこの雪で難儀していないかと思うと早く春になればいいのにと祈るばかりである。 春待たる富士の裾野の姉思(も)へば 姉はパソコンをしていないので電話をしなければ クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月26日
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紅と白の寒牡丹。華やかさもひとしおである。しかし華やかと呟きつつ淋しさがちらりと顔を覗かせるのは何故だろう。寒牡丹には陰の心と陽の心が混在しているように思うのは私だけであろうか。 華やかな中にも陰や寒牡丹 窓辺の日差しが嬉しいですね クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月25日
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水流の少ない冬の内に川を修理する。成る程理に適った季語である。野川の水流は昨日述べたとおり国分寺崖線の湧き水が集まったもので、野川は冬も枯れることなく流れている。この日、中洲の廻りの土砂を掬い水がスムーズに流れる作業をしていた。いつもどこかで見かけるシルバー人材ではなく現役の屈強な男達であった。 屈強な男五人の川普請 歩いているといろいろな場面に出くわす クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月24日
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野川はご存知のように国分寺の恋ヶ窪から世田谷区二子玉川の兵庫島下流で多摩川に注いでいる全長20kmの一級河川である。いつ頃のことか分からないが断層が生じ、崖上から崖下へ湧き水が流れ、それが野川となっている。野川は護岸がなく、翡翠をはじめ様々な水鳥が棲息している。私が此処へ越してきて4年経った。部屋から野川が見え、川岸には遊歩道があり、川沿いはサイクリングロードとなっている。野川を見ない日は風邪で寝込んだ時くらいである。寒中にもかかわらず家族連れが川岸に座し戯れていた。前方には犬を散歩させている老人も見える。 子等のこゑ寒の野川に響きけり 並木の桜が心なしか芽をもたげ始めたように見えます クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月23日
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喜多見不動の滝。国分寺崖線の湧き水がひっきりなしにこの滝を潤している。滝幅はごく細いが勢いがあり、水が澄んでいる。寒のこの時期滝の音が谺して身の引き締まる思いに駆られた。 邪心などなけれど侍すや寒滝に 2月3日は上の本堂で豆撒きがある クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月22日
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家をでるとすぐに野川が流れている。浅瀬の真ん中のごろた石にいつもの川鵜が止まりキョロキョロと回りを見渡している。野川沿いの喜多見不動へ散歩の足を進めた。行きは追い風でさほど寒さは気にならない。神明橋の下流に二家族の母子が草に座って愉しそうにしている仕草が目に入った。喜多見不動はいつも通り閑散としていたが、不動滝は細いながら勢いよく寒の水を吐いていた。帰りは向かい風であったがこのときはさほど寒くはなかった。ところが太陽が沈んだとたん東野川の広場の樅の木が音を荒げて歌い出した。やれやれ、とため息をつきながら早足で家の近くまで来るともがり笛が鳴った。今も外はもがり笛が激しい。ひょっとして雪起こしかも。 探梅や野川に沿うて三千歩 冬に梅の花を探しに行くことを探梅という クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月21日
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文鳥大寒であるが、各地はポカポカ陽気となったとテレビのニュースが告げている。我が家の鳥籠にもポカポカ陽気の御利益があり、寒さに弱い文鳥たちが日を浴びてまったりとくつろいでいる。左からおなじみのロクさん・めめさん・みみさん・ももさんです。私はというと、溜まった礼状書きと原稿書きに明け暮れていた。外へ出たのは朝、集合ゴミ置き場へ生ゴミ(堆肥を作っている)を出しに。午後、礼状と原稿を投函しにポストへ行っただけ。なので、今頃になって頭がくらくらする。これがすめば川を見に行こうかな。 大寒といふに文鳥まつたりと 暖冬なのはいいですが・・・・ クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月20日
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雪折れのおそれのある庭木や竹を、筵や縄でぐるりと巻くことを藪巻きという。関東に雪が降るのは大抵春になってからである。雪を被ない菰巻きは様にならないような気がする。此の庭園の茶室で句会があるが、この日はこの庭を眺めてお結びを食べている人の姿が見えなかった。 藪巻やいつも来る人けふ見えず 何か病でも生じたのであろうか心配です クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月19日
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牡丹は5月~6月に咲くが、寒牡丹は寒中に咲く牡丹の変種で、冬に咲かせるために夏咲きの花芽を摘除するようだ。花の少ない時期に華やかな寒牡丹を観賞できるのは春の訪れを待ち望む気持ちの現れともとれる。 佳人には到底なれず寒牡丹 寒牡丹は楚々として趣がありますね クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月18日
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閻魔大王大井町線に九品仏(くほんぶつ)という駅があり徒歩1分のところにお寺さんがある。浄真寺という。下品下生から上品上生まで九体の阿弥陀さまが祀ってあるので九品仏と呼ばれている。参道の尽きた門をくぐると右手に閻魔堂がある。1月16日は閻魔詣での日で初閻魔であった。 喃喃と婆の話や初閻魔 閻魔さんの方が婆を恐がっているように思う クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月17日
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ロウバイ科の落葉低木。葉は卵形で対生する。ロウバイは陰暦十二月の異称。葉の出る前に香りの高い小さな黄色い花が、数個ずつ集まって咲く。唐梅とも呼ばれる。花弁は黄色で薄く、蝋を引いたような光沢がある。ロウバイが川沿いの日に香りを放っていた。 川沿の日向が好でらふ梅も ろう梅のろうは外字ですので?になるんです クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月16日
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小高い丘へ通じる石段を登っていると葉っぱが髪に触れた。何だろうと思いつつ見ると青木の葉っぱであった。青木は真っ赤に熟れていた。概して木の実は秋と相場が決まっているが何故か青木の実は冬の季語である。それにしてもこんなに真っ赤な青木の実にお目にかかったのは初めてである。 青木の実赤い小鳥よ食べに来い 小鳥は赤い実を食べて益々赤くなるでしょう クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月15日
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西高東低の気圧配置が続いている。この頃は山も木もくっきりと見える。自宅から見た寒の夕焼けであるが、気づいた時にはもう薄れ初めていた。一瞬の刹那でも寒中に見る夕焼けは心が解れる。茜色は写楽の浮世絵の色に通じるものがある。 寒茜写楽の色と思ひけり この景色の下に市民テニスコートがあります クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月14日
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庭木などの枝が積雪の重みで折れるのを防ぐため、縄や紐、針金などを太い梢や添え木から枝に張り、吊り上げる。金沢の兼六園の雪吊りには雪国らしい風情がある。これは句会場の殿が谷戸庭園のもの。 雪吊に緩みなどなし雪よ降れ 殿が谷戸庭園は赤松が多ですよ クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月13日
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富士屋ホテルで挙式したあなた、この鐘さぞや懐かしいでしょうね。冬の庭園の草木は春の準備中で、力を内に溜めているので、庭園は枯園と化している。そんな状況の園に誰が叩いたのか鐘の音が響いてきた。 枯園に歓びの鐘ひびきけり 東京に初雪が降ったようです クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月12日
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正月十一日に、年神に供えてあった鏡餅を下ろして食べることをいう。もと武家では男子は具足に供えた鏡餅を、女子は鏡台に供えた鏡餅を割ったものである。鏡餅は刃物で切ることを忌み、手や槌などを用いて割り、「開く」といった。鏡開きの餅はお汁粉などにして食べる。 辛党も混じりてをりぬ鏡割 今日ばかりは辛党も汁粉をたべよう クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月11日
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池から右のこみちを登って行くと水車の池に出た。池の回りを植物が緑に染めていた。中にぽつんと白い物が見えた。近づいて見るに海芋(かいう)が一輪返り咲いていた。 返り咲く海芋の白を畏れけり 海芋はカラーとも云い初夏に咲く花です クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月10日
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窓越しに池が見えたので池を見に庭園へ。この池は冬でも水温が高いのか、鯉は元気に泳いでいた。人に慣れているのであろう、近づくと鯉は一斉に足元に寄ってきて旋回した。人面魚ではないが、こどもの声に応えて鯉が笑った。 手を叩き喜ぶこども冬の鯉 明日は上の方の水車を見に行きます クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月09日
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大仰な老舗ホテルの鏡餅強羅で珈琲が飲みたくなったが、喫茶店が見あたらない。いっそ富士屋ホテルへ行ってみないという案に乗り、登山電車で引き返し急遽宮ノ下で降りた。富士屋ホテルに着くと丁度昼時であった。きょうはどちらへええ、ランチでもと思っています。こちらからでいいでしょうかどうぞ、この石段をお上がりくださいええ、ありがとうホテルの警備員と自称マダムの会話。明けて1月2日テレビをつけると、箱根駅伝で宮ノ下の富士屋ホテルが映った。5区東洋大の柏原が先頭を走っていた。偶然と云うほかない。 新年を迎えるにあたって松を整えていた クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月08日
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正月七日、七種粥を食べましたか。私はご飯を土鍋に移し水を入れてお粥を炊き、そこへフリーズドライの七種を混ぜ、塩で味を調えた手抜き粥だが充分ぬくもることができた。おかずは高野豆腐とお清まし。4年前に句会の特選賞で貰った長ったらしい名前の花オンシジュウム・トゥインクル・フレグランスファンタジーが我が家で今満開を迎えている。 長い名の花咲き満ちし七日かな 一鉢から5鉢になりました、毎年この時期に咲きます クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月07日
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元日に聞くもろもろの鳥の声を初声という。野川には様々な水鳥が棲息している。中でも翡翠が棲める環境にあることは喜ばしいことである。翡翠は夏の季語になっているが、一年を通して野川に棲んでいる。元旦に翡翠の鳴き声を聞き得るのも野川ならではの世界である。 かはせみの初声著(しる)き野川かな 翡翠は鳴きながら飛ぶのですぐに判る クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月06日
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いよいよ今日から寒に入った。1月20日が大寒で、2月4日立春になって寒が明けるまでのおよそ一ヶ月が寒中ということになる。風邪を引かないように手洗い、うがいを懇ろにしよう。アヒルは野川大橋の下で鴨と遊んでいました。 朝雨の止みし野川や寒に入る 日脚が畳の目くらいずつ伸びてきます クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月05日
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「旧入間村(いりまむら)の鎮守社で、陵山(みささぎやま)と呼ばれ、高さ2間2尺、周り76間余の墳丘上に糟嶺大神(かすみねのおおかみ)を祀った神社です。昔は墳丘の下に社殿があり、宝暦8(1758)年に移りました。御神体は衣冠を付けた男神像で、像内の墨書銘札から宝永元(1704)年に造られ、文久元(1861)年に修理されたことがわかります。」散歩がてら行ける神社。お正月でも特に柄杓や注連飾りが新しいということもなく、普段と変わらない。初詣も時々近所の人が石段を上がってくる位である。 初詣むかし村社といふところ お賽銭をあげたが何も願わなかった クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月04日
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初富士や吾が住む町のその向う 今年もどうぞ宜しくお願いします クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月03日
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はー君 破魔矢受く只今二歳六ヶ月 今年もどうぞ宜しく クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月02日
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新年あけましておめでとうございます 門松に日差遍(あまね)し民家園 今年もどうぞ宜しくお願いします クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ
2010年01月01日
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