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1940年、ジョアン・ミロが47歳のときのエピソード。スペインでは内乱、ヨーロッパではナチスのユダヤ人迫害、という緊迫した時代。フランスのノルマンディー地方にあるヴァランジュヴィルで創作していたミロは、戦地を離れ、生まれ故郷のスペインのバルセロナに行くことを決めます。移動するのにたくさんのモノは持っていくことができない。ミロは妻に伝えます。「お互い大切なモノをひとつだけ持っていこう」妻はうなずき、彼女にとって一番大切な娘のドロレスを抱き、ミロは多くの作品の中から、これから創作しようとする一枚のラフな絵を選びます。 星が何点か描かれた一枚。これをミロは鞄の中に仕舞ってスペイン行きの列車に乗る。この星のスケッチが後の「星座シリーズ」となっていく。「価値あるものは家族と、明日、創作を目指すものである」すっかりジョアンミロに魅了されました・・。
Oct 31, 2011
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「井の中の蛙、大海を知らず」という諺がありますが、先日京セラ相談役伊藤謙介さんのお話しでこの諺には付け加えないといけない言葉があると教えてもらいました。「井の中の蛙、大海を知らず。されど天の深さを知る」これは伊藤さんが以前、仕事で新潟に行った時佐渡島まで足を伸ばされたそうです。今では観光やトキ、金山などで有名ですが以前は流刑の地で、能の世阿弥もこの地に島流しされたことがあるそうです。伊藤さんはその話を知り、世阿弥が逃げ場のない佐渡島という場所で何年もの間、極限の生活を余儀なくされ、その中で思想的な深みを得て、能楽を世界的な文化にまで高めたんだとおっしゃいます。私たちは目標を設定しても、必ずしも思い通りに行くとは限りません。そうなるとエクスキューズ(言い訳)をしてしまいがちです。それを自分に許してはいけない。世阿弥が逃げ場のない佐渡島での流刑生活を経て、能楽を大成させたように心の中で絶対に後に引かない決意をしなければいけない。それによって、自分を高められ厳しい目標も達成できるのです。大海を知らなくてもいい。自分の持ち場を一生懸命掘り込んでいくことが全てに通じる真理に達する方法です。一芸を極めた芸術家、アスリートが語る言葉に万鈞の重みがあるように私たちも自分の仕事に打ち込むことで天の深さを知ることができるんです。若い頃は隣の芝が青く見えるものですが、一度思い定めたら、誰が何を言おうと一心に貫くこと。若い人にだけでなく、私自身の戒めにもしています。京セラ相談役、伊藤さんの言葉には自らの体験に裏付けられた重みを感じます。「井の中の蛙、大海を知らず。されど天の深さを知る」井の中を出ることよりも、天の深さを知ることに力を注ぎたいと思います。
Oct 19, 2011
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アップル創業者、スティーブジョブス。自分が使うのはiPad、iPhoneだけなんですが、それでも彼が提案する世界観の凄さを感じます。「神は細部に宿る」有名な建築家の言葉ですが、スティーブジョブスの世界はまさにその言葉通りなんだと思います。スタンフォード大学卒業式での祝賀スピーチにて最後に紹介した言葉「ハングリーであれ、バカであれ」のような名言をたくさん残していますが、上記の言葉はベンチャースピリッツの本質です。規模が大きくなろうが、常にベンチャースピリッツを持ち続ける、とても大切なことなんだと思います。自らが創業したアップル社を追いやられ、残った経営陣がマイクロソフトに特許侵害を訴訟したことについて、「マイクロソフトがマックをコピーすることに長けてた訳じゃない。マックが10年もの間、コピーしやすい商品だっただけだ。それはアップル社の問題だ。」つまりは他の責任にするのではなく、自らに矢印を向けろというメッセージ。「消費者に、何が欲しいかを聞いてそれを与えるだけではいけない。完成するころには、彼らは新しいものを欲しがるだろう」一歩先を見る目とそこに踏み込む勇気。「イノベーションは誰がリーダーで誰が追随者かをはっきりさせること」という言葉が、ベンチャーとは、リーダーとは何をすべきかの全てを語っている気がします。
Oct 18, 2011
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大阪は梅田に三越伊勢丹が新しく出来、阪急と大丸が増床、なんばも高島屋がリニューアルとまさに百貨店戦争の中、上本町の近鉄が売上を伸ばしているそうです。上本町で・・?大阪で一番小さな売り場面積なのに・・?疑問に思う中、ニュースのインタビューに答えるのはほとんどがシニア層。「他の百貨店は大きくて疲れるけど、ココはちょうどいいんです」「ステッキがこんなに揃っている百貨店はない」新歌舞伎座が出来て、シニア層の来客が増えたのも大きな要因ですがターゲットを絞ることで、売り場面積が狭いというデメリットを疲れない売り場というメリットに変える事ができる。目からウロコです。百貨店不要論まで存在し、毎年売上を下げる全国の百貨店。梅田、難波ではない町で既存施設。敵より性能のよい武器を持ち、狭い戦場で、一対一で戦い、接近戦を行い、力を一点に集中させることであるというランチェスター戦略を実践している近鉄上本町店。小さなお店の戦い方って、まさにこんなコトだと思います。
Oct 13, 2011
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「AneCan」の付録、人生を素敵にする通販ブックで梅酒屋の商品が取り上げられました。ということで、今まで読んだコトもない「AneCan」を購入。本屋さんのお姉さんも、?な顔してましたが、やっぱり男性が女性誌買うのって結構恥ずかしいもんです。人生初「AneCan」の感想は、めっちゃ面白い♪テレビもあまり見ないので、芸能タレントの名前と顔が一致しないんですが押切もえっ、蛯原友里ってこの人のことか・・、高垣麗子ってこんなにキレイなんや。恥ずかしい話し、そんなレベル・・。で、今回の特集は「そろそろスタイルのある女になろう」テーマがいいし、それに合ったモデルさんのファッションは雰囲気抜群。男性誌は「SENSE」「Safari」「OCEANS」など色々みるんですが、やっぱり女性誌は華やか。同じスタイルというテーマでも「LEON」なんかになるとモテるオヤジのつくり方、なんてギラギラ感たっぷりになってしまいます・・。通販ブックそっちのけで、隅から隅まで楽しんだ「AneCan」。自分の知らないところに、色んなヒントはまだまだあります。
Oct 12, 2011
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「天才とは僅かに我我と一歩を隔てたもののことである。ただこの一歩を理解する為には百里の半ばを九十九里とする超数学を知らなければならぬ。」芥川龍之介「侏儒の言葉」にある言葉です。これは「戦国策」の「行百里者半於九十(百里を行くものは、九十を半ばとす)」をふまえたものだと思いますが、「戦国策」では、この言葉のあとに「此言末路之難(これ末路の難を言ふ)」と続き、あと少し残った道を完走することの困難を言っています。芥川龍之介のいう天才とは、超数学とは・・。一流になれば仕事も芸事もあるトコロからほとんど進まなくなるもので、その中々成果のでない状態でも前にめげずに前に進めていけるかどうかが天才と凡人の違いだ。そんな風に考えているんだと思います。他者からみたらほとんど変わらない、進んでいない状態を延々続けていく。ノーベル賞を受賞する研究者や超一流のアスリートの苦しさはここにあると思います。多くの人は99%の完成度で十分に納得するはずです。しかし残りの1%を妥協と考え、1%の残りに全力を注ぎ込むのが天才、超一流であるならば、それはとても大変な生き方です。でも、だからこそ99%のモノと100%のモノには大きな隔たりがあるのも事実です。一流たちの金言という本で、元ソフトバンクホークス監督の王貞治さんは「プロというのは絶対にミスをしてはいけない」と語っています。「人間だからミスはするもんだよ。という人がいますが、はじめからそう思っている人は必ずミスをします。時にはミスもあるなんて思っているのはプロではない。100回やっても、1000回やっても絶対に俺はちゃんと出来るという強い気持ちをもって挑んではじめてプロと言えるんです。プロは自分のコトを人間と思っちゃいけないんです。」やはり、一流とはとてもしんどい生き方です。でもだからこそ、憧れるんだと思います。
Oct 7, 2011
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知恵ある者は知恵を出せ。知恵なき者は汗を出せ。それができない者は去れ。おそらく一度は聞いたことがある言葉だと想います。でも松下幸之助さんは、この言葉を聞いてこういったそうです。「その会社は潰れるな」そして、こう続けたそうです。「わしなら、まず汗を出せと言う。汗のなかから知恵を出せ、それができない者は去れと言う。汗のなかからホンマもんの知恵が出るんやで。生きた知恵は汗のなかから出るもんや」机上の空論から生まれたアイデアと血の滲むような努力から生まれた知恵を一緒にするものじゃない。汗の中からでるものが本当に知恵である。さすが、核心をついた言葉だと思います。
Oct 6, 2011
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お店を建て替えた時、銀行から借入した借入金。20年を超える返済期間、バブル崩壊後の今から10年前には当時の売上では返せないのではないかと諦めかけた数字・・。店に戻った10年前、担保に入っている土地と建物を売却するしかない、先代がそう考えたのも無理はありません。その中で、ビールの販売を止める。自動販売機を撤去する。配達を止める。いま考えれば、周囲が驚いた気持ちも理解できます。それでも頭の中にあったのは、「現状のままでは遅かれ早かれ続けられない」イノベーション=創造的破壊しか、現状を打破する方法がない、そんな考えでした。今でも、その気持は変わりません。自分たちの取り組んできたコトを自分たちで壊し、新しい価値を想像していく。上田酒店から「酒 高蔵」をつくり、「梅酒屋」を作り出した瞬間から自分たちのライバルは「酒 高蔵」であり、「梅酒屋」になります。打倒!酒高蔵、打倒!梅酒屋は自分たちのキャッチコピーです。まだまだ進化の途中ですが、2011年9月30日遥か彼方に感じた銀行からの借入金はすべて完済しました。いきなり消えたわけではありません。日々の迷い、悩みを抱えながらも、自分たちのコンセプトをブレささずコツコツと毎日全スタッフで取り組んできたコトが結果に繋がりました。プロ野球選手になるために必要なことは、毎日プロ野球を見ることではありません。プロ野球選手になるために必要なことは、高価な道具を揃えることでもありません。プロ野球選手になるために必要なことは、たった一つ。毎日素振りをし、キャッチボールをし、ランニングをすることしかありません。会社の成長も、野球選手の成長も原理原則は同じです。小さな積み重ねをコツコツ続けることが大きなコトに繋がる。長かった借入金返済が、大きなコトを成し遂げる秘訣を教えてくれました。払い続けた金利は、お店にとっても自分にとっても授業料でした・・。
Oct 5, 2011
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来年の話をすると鬼が笑うなんて言いますが、2012年1月、香港への輸出をスタートしようと思います。以前から声をかけてくださるディストリビュータと少しずつ話しが進んでおります。さらにベトナムへの取組も動き出そうとしています。ロサンゼルスへ約1週間出張していたスタッフもいろんな刺激を受けて戻ってきました。10月1日からは新たなスタッフも入り、エネルギーが充満しております。それでも帝国ホテルの教訓「10・10・10の法則」はブランドを構築するのに10年、ブランドの信用を失うのに10秒、失ったブランドを盛り返すのにまた10年と言われます。新しいコトに取り組むために今までのこと、当たり前のことにしっかり取り組みたいと思います。
Oct 4, 2011
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