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新潮社を創業した佐藤義亮氏のお話を拝見しました。浅草で商いを手広く営む知人がある晩、お店を全焼させた。翌日、佐藤氏が見舞いに駆けつけると、なんと酒盛りをして騒いでいた。気が触れたかと呆れる佐藤氏に知人は朗らかに言った。 「自棄になってこんな真似をしているわけでないから心配しないでください。私は毎日毎日の出来事はみんな試験だ、天の試験だと覚悟しているので何があっても不平不満は起こさないことに決めています。今度はご覧のように丸焼けで、一つ間違えれば食うにも困る状況です。しかし、これが試験だと考えると体中から元気が湧いてきます。この大きな試験にパスする決心で前祝いをやっているので、ぜひあなたも一緒に飲んでください。」 その凄まじい面貌は男を惚れさせずにいないと佐藤氏は言っている。知人は間もなく、以前に勝る勢いで店を盛り返したそうです。 明治の大儒、呂新吾はこんなことを語っています「精神が健やかに奮いたてば、もろもろの廃れたことが一斉に興り、手足身体が怠け弛むと、もろもろの盛んなことも一斉に廃る」運とツキの法則はとてもシンプルで、古今に不変なものだと感じます。
Mar 29, 2011
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ある落語家さんが少年時代のお話をされていました。子供の頃、ハーモニカが流行した。子供心にとても欲しくなり父親にねだった。父は黙って榊の葉を取り、見事な草笛を吹いて聴かせた。 「お前も練習すれば吹けるようになる」 懸命に練習した。だが、なかなか父親のように吹けず練習を止めてしまう。すると父親が言った。 「努力は誰でもする。その努力を続けられるかどうか。努力を辛抱できるかどうか。その上に、花が咲くんだ」 この言葉に後押しされて、また努力に励んだ。ついに草笛を吹きこなせるようになった。翌朝、目を覚ますと枕元にハーモニカが置いてあった。 よりよい人生を生きるには、学びの姿勢を能動的にすることが不可欠と思います。ある落語家さんの小さな出来事から教える側も教えられる側もたくさんの学び、気づきがあると思います。
Mar 23, 2011
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東北地方太平洋沖地震により被災された皆さま、そのご家族の方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。 お酒を愛する皆さま。被災された酒蔵さまの復興に深いご理解とご協力をお願いします。被災地から遠く離れた地域の私たちは、私たちの出来ること、いつもどおり酒屋の仕事に一生懸命取り組むことがいち早い復興へのお手伝いにつながるのではないかと思っております。 豊かな農村で美味しいお米が栽培され蔵人が精魂込めて美味しいお酒を造って下さり美味しいお酒を囲む笑顔あふれる日常がある・・・、一日も早く、そんな日常を取り戻すため、お酒を愛する私たちに出来ることをしようと思います。 頑張ろう私たち、頑張ろう日本。 被災地の皆さまのご無事と一日も早い復興をお祈りしております。
Mar 18, 2011
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日を追って報道される地震の被害。阪神大震災を経験している私たち関西人にとっては本当に人事ではありません。東北、関東地方にはお取引のある酒蔵さん、酒屋さんが数多くあります。私たちに何が出来るか。一生懸命そんなことを考えます。 メールやお電話で連絡を取り合いながら、私たちにできることを提案させて頂いた茨城の酒屋さんから改めて日本人の凄さ感じました。その方のメールには、こんなことが書かれていました。 「お気遣い本当にありがとうございます。温かいお言葉一生忘れません。私たちの場合は被害といっても東北の方々に比べれば、擦り傷みたいなものです。赤チン塗っとけばなおります。私たちより、もっと困っている方を優先してあげてください。お気持ちだけありがたく頂戴いたします。今こそ、日本人の秩序、マナー、思いやり、助けあいを発揮するときだと思ってスタッフ一同頑張ります。」 まだまだ余震やライフラインの整備も行き渡らない状況で今後の被害拡大も心配されますが、復興への一歩も踏み出さないといけない状況で精一杯の男気をみせる酒屋さん。 励ますつもりが、逆に励まされました。
Mar 18, 2011
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3月11日に発生いたしました東北地方太平洋沖地震により東北、関東等広い範囲で大地震、津波が発生し甚大な被害がでている事態をニュースを見ながら心を痛めております。 昨年は青森、岩手、宮城、茨城の酒蔵さんを訪ね、 つい2週間前の2月末には仙台空港を利用しました。 取引のある酒蔵さん、酒屋さん、無事な連絡をくださるところもあれば、未だに連絡のつかないところもあります。 阪神大震災を経験した関西人としては地震の怖さが身にしみていますが、今回の大地震はそれらを上回る規模で、正直想像することすら難しい状況です。 とりあえず今の段階では、被災された方々の無事を祈ることしか出来ませんが、関西からできること、自分たちに出来ることを考えて行動していきたいと思います。
Mar 15, 2011
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早大の18年ぶりの優勝で盛り上がったお正月の箱根駅伝。その横でまるで優勝したかのようにはしゃいでいる集団がありました。過去最高の7位に食い込み、シード権を13年ぶりに奪回した拓殖大学。 65歳の岡田正裕監督は「すべて予定通り、来年は3位以内を狙う」と胸を張りました。松野明美を育て、06年は母校亜大を念願の箱根初制覇に導き今度は万年シード落ちの弱小校をたった1年でシード校へ。魔法使いとも言われる名将は、その指導法を問われるといつも笑いながらこう答えるそうです。 「魔法なんてありませんよ。練習=自信になることを徹底して伝えるだけ。それだけです。もしそれが魔法なら、だれでも魔法使いになれますよ」 選手を育て、チームとして結果を出すのに魔法も特効薬も存在しない。練習は基本に忠実に、ひたすら長い距離を走らせる。経営でもスポーツでも、ダイエットでも特効薬なんてものは存在しないはずなのに、魔法の言葉のようなモノは見かけます。 「監督なんてレースが始まってしまえば何もしてやれない。助けてやれるのはスタートまで。スタートの時、選手が自信を持ってスタートできる状態にしてあげる。練習が自信になることは、スタート前の選手の顔をみれば一目瞭然」 魔法がないことを理解し、監督が出来る限界を知る。だからこそ、出来ることは全てやると話す岡田監督。名将と言われる所以は、こんなところにあるんだと思います。
Mar 8, 2011
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先週訪れた新潟県長岡に大日本帝国海軍の軍人、山本五十六がいます。その山本五十六が残した言葉のなかに、こんな言葉があります。 苦しいこともあるだろう言いたいこともあるだろう不満なこともあるだろう腹の立つこともあるだろう泣きたいこともあるだろうこれらのことをじっとこらえていくことが男の修行である 古臭い言葉なのかもしれないし、右寄りな言葉なのかもしれません。でも、男の子が男になるためにとても大切な言葉のような気がします。山本五十六の言葉って、簡単に例えると人の責任にしないコトなんんだと思います。 男の子が男になるために必要なやせ我慢を言葉にすると「男の修行」になるんだと思います。3歳の男の子も、35歳の男も、オトコの存在価値って、こんな言葉を実践できるかどうかなんだと思います。 女の子は生まれ持っての母性をもってるけど、男の子はオトコになるための訓練が必要です。男の子がオトコになるために必要なことは矢印を自分に向ける習慣なんだと昔の偉人が教えてくれる気がします。
Mar 6, 2011
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嵐のようだった2月を終え、雪深い場所にある酒蔵さんに来ています。駅を降りると、目の前は白銀の世界。すっかり春らしくなっていた大阪とは違い、まだまだ冬を感じます。ローカル電車は1時間に1本。もちろん無人駅、でもとても新鮮な空気があります。歩くこと15分。張り詰めた空気の向こうに、小さな酒蔵が見えてきます。何もない場所に見える小さな酒蔵。すごく絵になる風景です。蔵の中に入ると仕込みの真最中。厳寒の中、緊張感のある空気と素晴らしいもろみの香り。酒造りの現場って、それ自体が美術館のような感じます。もろみの香りをいっぱい感じて、大阪に戻りたいと思います。
Mar 3, 2011
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