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こんなん聴いてます。まだ年明けてないんですけども。
2008年12月31日
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オーチャードホール 15:00~ 3階中央 M.ハイドン:クリスマスのパストレッロ L.v.ベートーヴェン:交響曲第9番 「合唱付き」 ソプラノ:釜洞祐子 メゾソプラノ:重松みか テノール:市原多朗 バリトン:河野克典 栗友会合唱団 指揮:広上淳一 なんだかんだ言って第九は毎年某か聞いているような気がします。 で、今年は、日程と睨みながら、新日フィルのが取れたので、聞いてきました。最近はN響が続いたような.... うーん。粗い(笑)なんちゅうか、「こんな不景気やってられませんよね!ここは一発どかーんと景気良くぶちかましましょう!!」みたいなノリ(苦笑) 栗友会がねぇ.....なんとも荒っぽい。元気があって宜しい、と言えば言えるんだけど。声は出ている。音程がおかしい訳でもない。発音も決しておかしいとは言わないんだけど.......なんというか........うーむ(笑)強いて言えば「美しくない」のかな? 広上淳一も問題なんだろうなぁ。やっぱり粗いですよ。 でもまぁ、年末の第九の演奏会で小難しいこと言っても仕方無いですからね。縁起物なんだし。 最初、M.ハイドンの「クリスマスのパストレッロ」が演奏されたのだけど、これが2楽章で10分程の小品。面白い音楽ではあるけれど、「ん?これで終わり?」という感じで、少々戸惑いが。これ一曲、10分で休憩に入ってしまうし。ちょっとお客さんは困ってましたね。 まぁ、遅れて来た人対策にはいいと思いますけれど。 これで年内のコンサートは終了、年明けまでコンサートのレポートは無い予定です。予定通り行けば、ですが......
2008年12月21日
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オーチャードホール 18:00~ 1階左手 ピアノ:小曽根真 ヴォーカル:ディオンヌ・テイラー No Name Horses 先月は風邪で完全にダウン。予定もすっ飛ばしておりました。やっと復活... 元々買ってなかったんだけれども、たまたま先月訊いてみたら戻り券があり、とのことで、押さえた1枚。 今年で3年目だそうですが、実際に行ったのは今回が初めてです。 今年のテーマは tribute to Oscar Peterson。昨年末、丁度昨年のこのコンサートの後に亡くなったオスカー・ピーターソンを偲ぶということで、オスカー・ピーターソンのナンバーを交えながらのコンサート。 実は、個人的には、オスカー・ピーターソン、あまり好きではないんですけどね。確かに小曽根真、基本スタイルが似てると言えば似てるんだけど、ピーターソンは、ちょっと......悪くないんですけど、わざわざ聞くなら、ビル・エヴァンスとかキース・ジャレットとかの方が好きだなぁ.... 聞けば心浮かれるような気持ちは分かるんですけどね。それと好き嫌いは別というか.... 前半は、ベース、ドラムス、ギターとヴォーカルで編成を組み替えながらのコンサート。後半は、No Name Horsesフルメンバーを迎えてのビッグバンド。まぁ、やっぱり、ビッグバンドの方が、大ホールでこういうコンサートでは楽しいですね。 アンコールも3曲、ヴォーカルも迎えてのクリスマス・ソングに、最後は小曽根真のソロで Reborn。良かったのは、これと、前半最後の Hymn to Freedom かな。他が悪い訳じゃないけれど。 まずは、賑々しいコンサートでした。
2008年12月20日
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ところで、先週のル・ジュルナル・ド・ショパンの際に、来年のラ・フォル・ジュルネのチラシが配られてました。と言っても、1枚裏表だけで、プログラムなどの詳細情報はまだまだ。 少々サイケなチラシ。あまりロック系は詳しくない自分が思い出すのは「サージェント・ペッパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド」。......安直、ですね。ハイ。 来年のタイトルは「バッハとヨーロッパ」だそうですが、それよりも "Bach is Back!" のキャッチフレーズの方が印象的かな? 気になる日程ですが、5月3日から5日までの3日間だそうです。年々拡大してきた規模からすると、急に萎んでしまった感じですね。やはり経済情勢の影響なのでしょうか。カレンダーを見る限りでは、2日の土曜日からやったっていいんじゃないかと思うのですが、ねぇ。個人的には、1日の金曜から5日の火曜までの5日間ってところを想像してたのですが。むむー。 公式サイトもオープンしましたが、まだ何にもそれ以上の情報は無いようですね。
2008年12月08日
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東京オペラシティコンサートホール 15:00~ 3階右側 G.F.ヘンデル:オラトリオ「ユダス・マカベウス」 ユダス・マカベウス:櫻田亮 イスラエルの女:柏原奈穂 イスラエルの男:マリアンネ・ベアーテ・キーラント シモン:荻原潤 バッハ・コレギウム・ジャパン 指揮:鈴木雅明 ちょっと体調不良でありました。ふぅ。 面白い公演ではありました。ただ、なんというか、皮肉と言おうか..... 思うに、バッハ・コレギウム・ジャパンは、やはりバッハの宗教曲をやるより、こうした非宗教曲をやる方が合ってるような気がするのですね。 このオラトリオ、勿論題材は旧約聖書に採っているのではありますが、内容は決して宗教曲ではない。典礼劇ですらない。勿論随所に神を称える言葉が散りばめられてはいるし(元ネタが聖書ですからね)、最後はハレルヤ、アーメンですけれど、全く典礼とは関係無い。むしろ生臭音楽(笑)ヴェルディのレクイエムの方が、音楽そのものは派手でも、神への畏れ、祈りを描いているという意味ではよほど宗教的。 いや、"ヘンデルのオラトリオ「ユダス・マカベウス」"としてはそれでいいんですよ、勿論。ただ、そっちの方がBCJの演奏としてはいいなぁ、と思ってしまうのは、どうなんだ、と....(苦笑) 演奏そのものとしては、そういうわけで、良かったと思います。ただ、合唱も含めて声楽陣はやや生硬な趣であったのではないかと。悪いとは申しませんが、どうかなぁ。BCJの演奏はいつもいいということになっているようだけれど、個人的には、存外ムラがあるように感じます。勿論、演奏曲目によって柔軟に編成を変えているし、主たる活動であるバッハのカンタータの定期演奏会は1度か2度しか聞けていないのだけれど、その時々で結構良かったり悪かったり、という気がします。 勿論一概に言って、比較的高い水準は保てているのだろうと思うけれど、何かがもう一つだったりするのですよね、思うに。焦点が定まらないというか.... 今日の演奏は、そういう意味ではいい方だったと思います。特に管弦楽。皮肉なようですが、活き活きとした演奏で、むしろバッハの演奏よりも気持ちが入っていたというか、時にこの団体の演奏で感じる裏表の乖離、とでもいうようなものが感じられなかった。自然体、とでも言うんでしょうか。 一方、声楽陣の方は、前述の通り、やや生硬な感じが。合唱陣は、まぁ悪くはないんだけれど、十数人という人数で、それはそれでポリシーとして悪くないけれど、少々力不足なのを補おうというような感じだったのか、少々硬く感じてしまった気がします。団体としてのポリシーはあるかも知れないけれど、このホールでやるなら、各パートもう1~2名増やして臨んでもいいのではないかと思います。このオペラシティは風呂桶ホールなので、確かに人数を増やすと音は濁りやすくなりますが、デュナミークの取り方を考えれば、余裕を持たせた方がいいのではないかと思います。このホールでやる以上、どちらのリスクを取るか、ということではあるのだけれど。 独唱陣も、全般に硬い。「いい」と思えたのはソプラノの柏原奈穂。ただ、若さが出てしまったというか、声は綺麗なのだけれど、深みがもう一つ欲しかった。他はまぁ及第点。全般に若い人を起用した公演、という感じだったし、若さをいうのはまぁ厳しいかも知れませんが。 プログラムで「ジャコバイトの乱」に絡めてこの作品を「自由と平和」のメッセージ、としていたけれど、それは果たして如何なものか。基本的にプロ・スコッティッシュな私としましては、カロデン・ムーアの戦は悲劇だし、ロンドン政府はその後もスコットランドを抑圧し続けたじゃないの、と思うのだけど。 まぁ、そうした個人的な感情は脇に置くとしても、旧約聖書から構成された物語は極めて好戦的だし、音楽だってとても「自由と平和を愛する」というものとは思えないのですが。うーーーん。
2008年12月07日
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NHKホール 18:00~ 3階左手 ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ミューズの神を率いるアポロ」 オペラ・オラトリオ「エディプス王」 エディプス王:ポール・グローヴズ ヨカスタ:ペトラ・ラング クレオン/伝令:ロベルト・ギェルラフ ティレシアス:デーヴィッド・ウィルソン・ジョンソン 羊飼い:大槻孝志 語り:平幹二朗 合唱:東京混声合唱団 指揮:シャルル・デュトワ 今週末は不思議に色々公演が重なっていて悩ましいところ。結果、他の予定も睨みながらの選択。 デュトワ指揮のN響は随分久しぶりです。今回はストラヴィンスキー・プロ。 白状すると、しかしながら、私、ストラヴィンスキーは、何というか、弱いのです。苦手とか嫌いとかではないんです。ただ、掴みどころがわからない、って感じなんですが。聞いてそれなりに楽しいのだけど、例えば新古典主義の作品など、何処か伏流水のように流れるが如き異形のものが見え隠れしていて、それがなんとも落ち着かないのです。勿論、その落ち着かなさが、ストラヴィンスキーの新古典主義の楽しみでもあるのだけれど。 前半は、まさにその新古典主義の作品。この曲は、実演で聞くのは初めて、録音でもあまり聞いた覚えがありません。 やはり、「聞いて面白くはあるけれど....」というところ。演奏は悪くないと思います。弦楽合奏のみで、なかなか締まった演奏を聞かせて、ほどほどに耳に心地よく....と思う気持ちは次第に密やかに蠢く何かに裏切られていくのであります。それが魅力ではあるのだけれど。「ダンバートン・オークス」のような、後年の作品では、もう少し洗練の度合いも高まり、形式感とも相俟って結構好きなんですが。 まぁ、ストラヴィンスキーは、春の祭典の作曲家であり、ペトルーシュカの作曲家なのですから、当然と言えば当然かも知れませんが。 そして、後半は今日お目当ての「エディプス王」。これも、生演奏で聞くのは初めて。 いや、面白かったです。NHKホールはやはり広過ぎるし、加えて今日は正面から少々外れていたので、結構厳しいところで聞いていましたが、十分でした。密度の濃いオーケストラの演奏。合唱も及第点と言っていいレベル。独唱陣は流石に少々厳しかったかと思います。デーヴィッド・ウィルソン・ジョンソンは今年のラ・フォル・ジュルネでシューベルトの5番のミサ曲で歌った人だけれど、やはりNHKホールは広過ぎたかと。歌唱陣でよく歌えていたのはエディプス王のポール・グローヴズ。まぁ、声量があってちゃんと歌えてます、ということではあるのだけれど。 平幹二朗の語りが良かったなぁ。 思えば、ずーっと昔、中学生か高校生の頃、私、エディプス王をやったのを観た覚えがあります。今は無き三百人劇場でしたか。あの時のエディプス王は誰だったか、もう覚えていないのですが、ギリシャ悲劇の中でもサスペンス仕立てで救いの無い、というより救い様の無いこの物語ですが、ストラヴィンスキーのこのオペラ、よく出来ていると思います。 今日は15時からの公演です。デュトワの指揮の割に、客席にはまだ空きがありましたので、行こうと思えば行けるのではないかと。
2008年12月06日
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オーチャードホール 15:00~ 3階左手 モーツァルト:証聖者の荘厳な晩? K.339 マーラー:交響曲第4番 ソプラノ:森麻季 アルト:小川明子 テノール:望月哲也 バス:成田真 新国立合唱団 指揮:チョン・ミュンフン 前週末の演奏会の話です。間空き過ぎだろう..... チョン・ミュンフン登場の定期演奏会。 率直に言って、今までこの人の指揮でいいと思ったことはあまりなかったのだけど、今回はまぁ良かったんじゃないかと思います。 前半はモーツァルトのヴェスプレ。新国の合唱団と独唱陣を迎えての演奏。 チョン・ミュンフンに関しては、確か、以前やはり定期で「イドメネオ」で聞いて以来の古典派だと思います。...いや、あれは確かチョン・ミュンフンだったと思うのだけど?どうだっけな? 場内は結構な入り。やはりチョン・ミュンフンの指揮だと人が入る。それはそれで結構なんですが、1曲目、モーツァルトのヴェスプレでのなんとはなしに漂うアウェー感はなんなんだろう? 結局、今日のお目当てはマーラーなのでしょう。モーツァルトの、それもあまり聞き慣れない宗教曲が相手では、よそよそしさも漂ってしまうというものなのでしょう。実際、このプログラム、少々違和感がなくもないと思います。演奏後の拍手もなんとなく戸惑い気味で、もう一つ実感のない感じ。 まぁ、確かに、ヴェスプレのような曲を、絞り気味とはいえフルオーケストラで(1stヴァイオリンで8本)、近代的ホールで、それなりの規模の合唱団で聞くというのは、それだけでもちょっとのり切れないかも知れません。 ただ、演奏としては結構よかった。決して「名演」と言われるような類いではないでしょうけれど、それなりに抑えた演奏で、落ち着いた、と言えなくもない雰囲気でした。でも、宗教曲に興味の無い人、マーラー目当てのお客には、「?」な演目だったかも知れないですね。 新国立劇場合唱団。全体で100人くらいいるとかいう話ですが、この日は40人程。悪くはなかったかな、と。 後半はマーラーの4番。とっ散らかってるのがマーラーの魅力、なのかどうかはなんともですが、4番はとっ散らかってるなりにまとまりもあって、比較的聞きやすい方ではあると思います。 やっぱり、東フィルにせよチョン・ミュンフンにせよ、こういう曲をやらせると上手に演奏しますね。個人的にはむしろ前半の方が楽しみだったのですが、実際には後半のこちらも悪くない。この日のチョン・ミュンフンは、比較的抑えめで、例によって古典的な音楽ではないけれど(本当にこの組み合わせは古典をやらない!今回のモーツァルトだって、ヴェスプレはちょっと"古典的"という音楽ではないし)、曲自体まだしもまとまりのある方なのもあって、嫌味のない、すっきりした演奏になりました。 チョン・ミュンフン、やっぱりそんなに凄い指揮者とは思わないのだけれど、人気があるのもさもありなん、という気はします。 でも、次は、もうちょっと違うものやって欲しいとも思いますが...
2008年12月05日
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サントリーホール 15:00~ 2階後方 ショスタコーヴィチ:交響曲第9番 ウィリ:・・・久しい間・・・~フルートとオーボエの為の協奏曲 ヤナーチェク:シンフォニエッタ フルート:マティアス・シュルツ オーボエ:ハンスイェルク・シュレンベルガー 指揮:クリスティアン・アルミンク 新日フィルはいつもすみだトリフォニーで聞いているけれど、覚えている限りではサントリーでは聞いたことがなかった筈です。まぁ、サントリーシリーズは平日公演が基本なので無理はないのですが。 今回は珍しく土曜の公演、しかもアルミンク指揮ということで行ってみました。 久しぶりにサントリーホールの2階席後方でオーケストラを聞いた気がしますが、やはり鳴り過ぎなんだよなぁ..... こないだ、グルベローヴァのリサイタルの帰り、どっかの爺様が「ここ(みなとみらい)は音響が良くないな。英語の歌詞が聞き取れなかった。やっぱりサントリーホールは音響がいいんだ」とか滔々と語ってましたが、思うに、サントリーでもやっぱり聞き取れないと思います。ただ、空間の造りが相対的に横方向の拡がりがあるサントリーの方が、オーケストラに関しては比較的響き過ぎが気にならず、「いい音」と思う人が多いのでしょう。くどいようですが、しかし、サントリー以下は響き過ぎの厚化粧。東京文化会館やオーチャードあたりの「デッド」と呼ばれるくらいが、ホールとしては真っ当だと思います。 ただ、トリフォニーに比べれば、サントリーの2階席後方はまだましかと思わなくもない、というか。 今回の入りは正直それほどではなかった。やはりP席はあまり入っておらず、他も、1階席前側や2階L/RA席はほぼ埋まっているけれど、他は若干空きがあるという感じ。全体としては7割の入りでしょうか。それはそれで仕方無いんでしょうかね。 元々会員での埋まり具合がそんな感じなのでしょうか。加えて、今回の演目は流石に少々渋い、というか、微妙だし。 ショスタコーヴィチの交響曲第9番は、先日東フィルで聞いたのですが、この曲としては、東フィルの方がはっちゃけていたと言うか、下品度が高かったというか。率直に言って、この曲として相応しいのは、東フィルの身も蓋もない演奏スタイルかも知れません。一方のアルミンク指揮の新日フィルは、よくまとめられていて、適度に抑制も効いていて、演奏としてはよりスタイリッシュだと思います。でも、その結果、ショスタコーヴィチの過剰とも言うべき諧謔、皮肉と言ったものの効果も抑制されてしまっているとも言える。その点では、東フィルスタイルの方が、この曲としてはいいのでしょう。音楽的には、アルミンクのスタイルの方が「角を矯めて牛を殺す」とまではいかない、という範囲でもあるので、より好ましいのでは、と思わなくもないですが。 ショスタコーヴィチのこの交響曲は、「肩透かしの第9」ということで、例によって問題作とされています。諧謔というより皮肉に満ちている、と評されている訳で、その観点からすると、やはり新日=アルミンクのコンビの演奏は、ちょっと古典的すぎるのでしょう。ただ、そうした「苦渋の諧謔の作曲家」的アプローチが、いわば定説化してしまった中では、いっそ新鮮という言い方もあるかも知れません。 休憩を挟んで2曲目は、オーストリアの現代作曲家、ウィリのフルートとオーボエの為の協奏曲。アルミンクが好んで取り上げている作曲家ですが、さて、どうかなぁ....何の魅力もない、ということはないし、面白くない訳でもないのですが、繰り返し聞いてみたい、と思わせるものがあまり無いような。 言い訳じゃないですけど、現代作曲家の全てが繰り返し聞きたくなるようなものを持っている訳では無いと思います。否、むしろ殆どの作品は繰り返し聞きたいと思わせるものではないかも知れません。でも、中には。そう思わせる作品だって、数少ないけれどあるにはあるのでして。まぁ、そういう意味では、それほど悪くはないけど、特別でもない、というか.... 3曲目はヤナーチェクのシンフォニエッタ。バンダのファンファーレが入るこの曲、意外と聞く機会は多くないのですが、オルガン下のスペースを活用して、過不足無く聞かせてくれました。この、長調なんだか短調なんだか分からないような、微妙なニュアンスのファンファーレ、思えばヤナーチェクのオペラなどに色濃く反映されているニュアンスでもあります。 アルミンクは、ヤナーチェクの名を冠したオーケストラを率いていたこともあって、ヤナーチェクを得意としていることになっていて、その評価も悪くないようですが、先日の「マクロプーロス事件」やこのシンフォニエッタを聞いて思うのは、アルミンクのアプローチは、一般にヤナーチェクで聞かれるようなのとは少々違う音造りをしているな、ということ。一言で言えば、出てくる響きが「古典的」なのです。思えば、この9月の「薔薇の騎士」でもそうだったのだけど、後期ロマン派から近代に掛けての作品を、アルミンクは、抑制された響きで演奏するスタイルを貫いているようです。この響きは、他の指揮者とオケではあまり聞かれないもの。 私は、この音造り、結構好きですが、恐らく流行らないのでしょうね。一般には、もっとバリバリと派手に鳴り響く音楽をこそ高く評価するでしょうから。 結局今月はアルミンク月間になりました。一応これで、新日フィルは今年は聞き納めの予定。もう師走なんですねぇ.....
2008年12月01日
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