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日帰り登山の形態を変える!これからは登山道を走ります。トレイルランニングです。それには目的に見合った靴が必要です。会社帰りに魚津図書館に寄り、「山と渓谷 4月号」を借りてきました。特集は、体で選ぶ!ブーツ&ザックんん~、やまやろうの知りたいことが載っているではありませんか。靴の選び方について何頁も割いているが、結局は!好日山荘へ行って、富○さんに訊くのが早道と悟りました。靴を買ったら、山に行かねばなりません。最近は低山に食指が動かないことが多かったですが、駆け足で登ったことはないので、どういうタイムになるのか楽しみになってきました。どこまで自分を攻められるか、やったことがないので分かりません。未知の行動って、想像するだけでとてもワクワクします。まして好きな登山でまだやったことがないことが見つかるなんて、宝物を見つけた子供のように嬉しくなってしまいます。今度の週末にどの山に行こうか、と数日前から考えるなんて、登山を始めたばかりの初々しいやまやろう以来ではないでしょうか。やる気と若さが湧いてきます。靴は明日買います。
2007/08/31
測量100周年を記念して、映画化される『劔岳・点の記』。来年公開に向けて、富山県内で撮影が始まっている。北日本新聞にもちょくちょく記事が載っており、興味がある。そう、県人ならば、岳人ならばこの映画を観なければ!ということで、原作にあたる。新田次郎著。図書館の借し出し期間2週間をぎりぎりまで使い、昼休みや寝る前にちょくちょく読み進めた。それを今夜(零時を回ったが)読み終えた。分厚くて細かい字だったので読了できるか心配であったが、一旦読み始めると止まらなくなった。次の展開を早く知りたくなり、昼休みのネット時間が減った。感想。昔の測量ってこんなにも大変なのかと驚いた。ひとつの目標-剱岳の絶顛に三等(結果四等になったが)三角点を設置する-に対して命を賭して成し遂げる男達の情熱。長い人生の間に、そういう濃密な時期があってもいいのかも。至上命令を受けて目的を達したにも関わらず、上司から報われない測量官柴崎芳太郎。しかし部下からは慕われ、剱岳初登頂の伝説の人となる。分かっている人は分かっている。今の自分に照らし合わせてみると、そういうのもありなのかなと、少しは前向きな気持ちになる。人生、山あり谷ありだ。風を待つことも必要だ。しかし何もしなければやってこない。何でもいい、ムダになるかもしれなくても、もがいてみよう。もがくことで大気が動き、風が起きることもある。
2007/08/30

昨日でむすこは1歳と3ヶ月になった。のびのび広場で、身長と体重を計測したところ、79.4センチ、9450グラムであったとのこと。身長は測り方があやしいらしく、2、3センチ低いかもしれない。最近ではすっかり歩くのが上手になり、家の中ではどこに行くか分からない。まあ大抵は嫁さんの足下にしがみついている甘えっ子さんであるが。外に散歩に出れば、駐車場の石ころや砂利が気になり、ずっとしゃがんでいじっている。そろそろ砂場遊びセットを買ってやらんならんな。日本語は口から出てこないが、宇宙語?はよくしゃべる。適当に相づちを打てば、会話成立。物を渡した時などは「あい」と返事をするようになってきた(たまたまかもしれない)。ご飯は好き嫌い無くよく食べる。フォーク使いの練習も始めた。口に運ぶとなぜか縦になっていて収まりが悪い。注文ひとつ。誰もあんたのご飯は取らないから、もっと噛んで欲しいな。乳歯は上下四本ずつ。夜の歯磨きは苦行に近いようだが、今週くらいからされるがままになってきた。慣れたか?寝る前には「バイバーイ」と手を振る。おやすみの合図と勘違いしている。でも仕草がものすごく可愛いので、許す。
2007/08/29

馬場島荘へ寄ると、必ず注文するのが山菜そば。その度に写真に撮っていたので、時間軸で並べてみた。2006年6月11日は、山菜のてんぷらが丼からはみ出ている。春らしい。2006年9月23日は、ワカメが主体。ススタケも入っている。山菜そばとしてはつらい時期。2007年5月6日は、てんぷら大盛り。ワサビ葉のおひたしも絶品。2007年5月12日は、これまたてんぷらがたくさん。やはり春はおすすめ。2007年8月26日は、ワラビとススタケとイラクサ?山菜はまだ頑張っている。こうして記録をとってみると、季節によってトッピングに変化があることが分かる。こんなに注文していたのか。写真のない日もあるので実際はもっと食べている。だって、好きなんだもん。これからも食べに行くぞ、馬場島荘の山菜そば。
2007/08/28
中山の登山の翌日筋肉痛。いつもは一段抜かしの階段上りも、今日は一段ずつ踏んでいく。登山靴の軽量化をはかるために、トレイルランニング用の靴を探してみた。だいたい一万円台ですな。涼しい長袖シャツも欲しいところであるが、何を着ても汗ダラになるので、こちらは後回しでも構わない。近々山の店に行くことがあれば、さっそく靴を買ってみたい。試す山は?やはり、早月尾根でしょうか。この時期にタイムアタックしているサイトがいくつか。かくいうやまやろうも、昨年挑戦している。その手の人に言わせれば、上りで4時間超は遅いだろう。装備をもっと軽量化しても、今のやまやろうなら4時間を切るかどうかといったレベルだろう。毎週のように山行していれば、少しは変わってくるだろうが、そういうぜいたくな暮らしはなかなか出来ません。
2007/08/27
さる8月12日、13日の山行写真を更新しました。大まかなコースタイムもあるでよー。東面スラブの貴重な写真と、花や雷鳥をからめた作品も見てね。
2007/08/26

やまやろうは、中山が好きだ。といってもエミリでもなく、ゴンでもなく、競馬場でもない。馬場島の標高1255メートルの山である。登る山が決まらないときは、大概ここに向かう。今では東小糸谷コースが完成し、往復や周遊などさまざまな歩き方が楽しめる山となった。やまやろうは東小糸谷コースが好き。これまでのコースは、登り過ぎた。それに急坂である。今日も新コースをたどることにする。うちを出るのは遅くなった。登ろうかやめようかギリギリまで迷いつつ、サンデーモーニングを見ていたからだ。トレーニングと割り切り、登高時間が短くても文句を言わないことにする。11:32 立山川の河原道に駐車して出発。どれだけ早く登れるか試してみる。最初はゆっくりと歩き出す。15分ほどして脂肪燃焼系に切り替わった頃を見計らって、ぐいぐい高度を上げる。先週も登山したからか、足が軽い。心臓は苦しいがどんどん高度が上がる。景色が拓けたところで時折デジカメパチリ。ペースは落ちない。12:08 山頂。36分は自身の中山コースレコードである。もっと長く登っていたかった。2時間3時間もこのペースは無理だと思うけどね。山頂には、新しい案内図と記念撮影用の看板ができていた。夏にもかかわらず、剱岳はとてもよく見えた。視界の大きな割合を占める早月尾根の向こうには、ニードル、ドーム、マッチ箱ピークと特徴的な稜線が続く小窓尾根。大窓の並びには、池の平山、白ハゲ、赤ハゲ、赤谷山の連なる北方稜線。やまやろうは中山に何度も登頂しているが、ここまで明瞭に見渡せたのは、初めてかもしれない。そう思っていたら、剱に雲がかかりだす。この季節はそういうものだな。山頂には夫婦、単独男性など5、6人。予想以上に少ない。盛夏にはきつい山かも。酒が入って饒舌な男性の話を、付かず離れずの距離で聞いている。真っ黒ネコさんの知り合いと言っている。ナヌ!ネットを使っているとあらば、やまやろうをご存じでは?訊いてみたかったが、おくてのやまやろうはついに話しかけることができなかった。もう一人の男性はG会のI原さん(毛勝山の西北尾根に登山道を拓いた人)を知っているというし、やまやろうが会話に参加できるネタは十分にあったのだ。しかし、できなかった。うーん何しに登ってきたの。低山では人との交流が主ではないのかいな。ぐいと一息。飲み干した トマトジュースに 高い空12:47 一言も発しないまま下山開始。下りもコースレコードを狙う。他の人がそんなことをしているか知らないけれど。木の根に足を引っかければ、全身ヤブに突っ込んでいくような斜面でも、がつがつ走る。普段使わない筋肉を酷使するので、下りはなかなかきついトレーニングになる。13:04 写真も撮らずに一気に下山。楽しい時間はあっと言う間だ。もっと標高差のある山で同様のトレーニングをしてみたくなった。それにはまず靴の軽量化だな。馬場島へ移動して、汗だらけの身体を濡れタオルで拭う。馬場島荘でいつもの山菜そば(700円)を注文。季節に応じてトッピングは変化する。汗を流しながらゾルゾルー。何回も来ているので奥さんとは顔なじみ。が、「上○○窓会ですよね?」と声を掛けられる。惜しい!馬場島はキャンパー等でいっぱい。今度は家族連れで来て、やまやろうは中山でトレーニング、嫁さんとむすこは散策というスタイルで楽しむことにしよう。
2007/08/26

今日のお出かけはどこへ?むすこが歩けて涼めるところ、近間なら尚良し。前々からやまやろうが行きたいと思っていた場所がある。杉沢の沢スギである。入善町にある天然記念物。海岸沿いにある、湧水地帯に生える天然の杉林である。杉林なんて日本中にあるように思えるが、実は天然林はごくわずかにしか存在しないのだそうだ。魚津の大明神山の尾根標高2070mが最高点らしいが、それ以上の標高で見たことがあるのでおそらく調査結果が古いのだろう。自然館の中の資料を見て事前学習。貴重な自然であることを理解。館内から扉を開けると、遊歩道に直接つながっている。木道歩きが始まる。むすこも安心して歩ける。樹木で日差しが遮られ、とても涼しい。沢スギ林内をぐるりと巡るように道がつけられている。むすこは見る物すべてに興味があり、あっちへ行ったりこっちへ行ったり。かと思えばスタスタ先に進んだり。とても刺激になっているようだ。湧水が集まり、せせらぎを作っている。透明度は高い。一年を通して同じ水温だそうで、今の季節は冷たさを感じる13℃ほど。でかい巻き貝がごろごろ。肝心の沢スギはというと、よく分からない。3年前の台風で3分の1に被害があったようだ。それで減ったからか。スギ以外の樹木も沢山生えていて、ジャングルのようだ。やまやろうはついつい山菜を探してしまう。小一時間、ゆっくりと散策を楽しんだ。お土産は、サクラスイーツのチーズケーキ。もちろんカットで。自宅で、ブラックコーヒーとともに頂きました。
2007/08/25
アマチュア無線の開局申請が終わった。昼休み中に郵便局に行って、収入印紙を買って、簡易書留で投函した。講習会から申請までにお金がかなりかかった。それで日常生活の何かの役に立つかというと、「?」である。登山で無線は、積極的に使うものではない。救助を求める最後の手段である。そういう使い方だけを想定しているともったいないので、ウチから誰かに向かって通信し合うこともしてみたい。これで新たな趣味の世界が広がるかもしれない。登山ばかりでは、人生の幅が厚くならないではないか。ひとつの分野を深く掘り下げることも面白いことではあるが、世の中には登山よりも楽しいことがあるかもしれない。仕事でも趣味でも、自分の向き不向きというものがある。趣味のことをいえば、登山では、自分は大したことはできなさそうだから、写真でステップアップしてみたい。小さな賞を獲ったこともあることから、人とは違った何かがあるのだと思う。
2007/08/24
むむー、アマチュア無線の開局申請が、まだである。昨夜思い立って、深夜に申請書類に記入した。ずるずる引き延ばしても意味がないので、一気に片づけてしまいたくなったのだ。申請書の記入例など見ていても、何を書いているかチンプンカンプンであったのだが、何度も何度も読み返しているうちに内容を把握した。それで記入すべき箇所は書き終わった。あとは収入印紙を買って貼って投函するだけとなった。今日は嫁さんに印紙を買ってきて欲しいと依頼していたが、連絡の不備があって、明日以降自分で買いに行くことになった。これで1ヶ月待てば、コースサインが送られてくることになるはずである。コールサインは何になるか、気になるところ。北陸総合通信局によれば、8月15日現在で「JF9MMQ」まで登録されている。このまま進めば、MN☆になるかな。読みやすい、覚えやすいコールサインが希望であるが、先着順なので自分の力ではどうにもならない。トランシーバーはG会所有のもので申請する。個人で持っていても使わないでしょ。でもねーチラシなど見ていると、格好いいものばかりである。G会所有の最新機種よりも軽くて小さい。見ているだけで欲しくなる。しかしそれこそ、宝の持ち腐れだな。やめよう。ガマンガマン。
2007/08/23
最近の振る舞いからの方程式。1/細かく切った梨をお皿に盛ってむすこに渡すと、上手につまんで口に運ぶ。食いしん坊なので次々食べていくが、最後のひと切れは残す。ながめてからゆっくり口に入れ、なめては出してなかなか食べない。「早く食べられ」とせかすと、前歯で少しかじってまた眺めている。大人と同じ楽しみ方を知っているようだ。2/むすこは細長い積み木をうまく立てた際に、もみじ手をパチパチ叩いて、自分を褒めている。積み木を倒してしまったら、再び立ててまたパチパチ。「できた、うれしい」という感情と、拍手の動作がきちんと連動しているようだ。3/寝かしつけは主に嫁さんが担当している。むすこは抱っこされて寝床に向かうが、その際、もみじ手をひらひらさせて「バイバーイ」してくれる。毎朝の出社見送りではやらないので、バイバーイは寝る合図と思っているようだ。にこにこ笑顔と常にセット。うちに帰るのが楽しみな毎日である。
2007/08/22

G会夏合宿のスライドができあがる。キタムラから受け取り、はやる気持ちを抑えて帰宅する。一足先に食事の終わったむすこを風呂に入れてから、じっくり一枚一枚スライドを確認していく。厳しめに見ると、概して、自分で思っていたほど良い出来ではなかった。露出がオーバー気味だ。補正はしたのだが、それを上回る光量があったようだ。雪渓と緑という相反する露出を一枚に収めるのは、なかなか大変なのかな(カメラが)。残雪期なら雪面が主体なので、そこに露出を合わせるだけなので、設定は容易である。今の時期は、カメラの性能も加味しないといけないようだ。とはいうものの、kiss5でもEOS 7sでも露出性能に大きな差はないと思うのだが。それに、コントラストがきつめだ。コダックはそういう傾向があると知っていたが、今回使ったフジでも現れた。自分の思っていた色味と異なる。これならば、一年中コダックを使った方が、自分の中ではしっくり来そうだ。今回のフィルム選択は賭けが含まれていたので、こういうことも想定できた。まあ勉強になったということで納得しよう。スライドは、デジカメのマクロ撮影で全てデジタルデータに変換した。あとは編集してブログに載せるだけであるが、枚数があるので時間を必要としている。取捨選択もあるので、夏合宿の更新は数日かかると思う。
2007/08/21
登山専門誌「岳人」9月号に、やまやろうの写真が採用されたのは、すでに紹介した。それをG会員にも今夜の集会で教えたわけだ。現物を持参しなかったのが悔やまれる。投稿の写真と山行内容を見て、G会に興味を持つ人が現れ、ゆくゆくは入会してくれないかなという願いがこめられている。やまやろうのホームページでも、G会の紹介ページがある。これも同様に入会者募集を目的としている。ちなみにG会(正式名称)をググッてみると、5番目にやまやろうのサイトが引っかかる。おおぉ!「G会」でググッても8番目に出ましたよ。何でよ?こうやって認知度を高めようとしているのだが、問い合わせメールはまだ一件も来ていない。迷惑メールにまぎれて消してしまったのかもしれないが、その確率はかなり低そうだ。まだまだアピールが足りないのかしら。
2007/08/20

お盆最後の休みは、日帰り登山とする。そこそこ登りがいのある山を探したところ、瀬戸蔵山(1320m)を見つけた。余裕があれば、隣の大品山(1404m)にも足を伸ばすつもりで、立山山麓家族旅行村を目指す。9:10 535m 山野スポーツセンター前を出発。バンガロー地区を抜けると、登山道の案内板があり、その右手の林道を進む。百間滑と龍神の滝への案内が出たら、一旦道を外れて下降する。9:41 680m 百間滑。これはすごい。中生代の砂岩・礫岩の岩盤をなめるようにして、清冽な水がとうとうと流れている。見た目にも涼しい風景。沢登りをしてみたくなる。道は左岸についていて、徐々に高度を上げる。9:57 770m 龍神の滝(たつがみのたき)ビューポイント。沢から離れた高台である。樹間に白い筋が見える。もっと近づけるのかと思っていた。涼める場所は過ぎてしまい、あとは瀬戸蔵山山頂まで汗を流し続けることになる。スギ林の中の階段を一段一段踏みしめる。ウェア上下はぐしょぐしょだ。水飲みは控えめにしていく。時折現れる「瀬戸蔵山○km」のキロポストが、登頂の励みになる。標高1000m付近からブナ林に変わり、登山道は明るくなる。10:46 1250m 瀬戸蔵山山頂。数名の登山者は、ゴンドラ駅からやってきたのだろう。とても軽装で、ジーパンなんか履いていたり。やまやろう一人汗だくになっているのは、少し場違いな感じがした。ようやく水をググイと飲む。大した標高差ではないが、体力は使った。暑さと発汗が原因だろう。11:03 十分に休憩したら、大品山へ向かう。往路下山はつまらないので、大品山を経由して、粟巣野スキー場へ下る周遊コースをたどることにする。ブナ林の中を気持ち良く歩く。11:29 1345m 大品山山頂。すでに登頂者がいて座る場所がないので、歩いてすぐの山頂広場へ移動する。持参したのは、水とシリアルのみ。昼食ではなく行動食だな。腹が落ち着いたら写真を撮る。大きなダケカンバが何本も生えている。ダケカンバといえば、枝や幹をくねらせながら、山の斜面に小さくへばりついているイメージがあったが、安定した場所だったらすっくと立ち上がるのである。11:52 粟巣野へ向けて先に進む。鍬崎山への登山道との分岐に、看板が立っているので左に。このルートは、今年1月に登ってきた。所々見覚えのある地形が出てくる。概して急勾配、だからスキーが走るのである。12:21 975m 北電の巡視路と合流。道はなだらかに、ほぼ水平になる。ヨシナの大斜面を見つけて、思わず道草。うほー幾らでも採れますわい。13:00 975m 貯水池。コンクリの道をたどり、イタドリをかきわけ、山道を下れば導水管が現れる。あとは管に沿って標高を下げるだけとなる。途中、導水管は沢をまたぐ。管に沿って作業道が付けられており、横断できるのであるが、下を見ると、股の間がもぞもぞとしてしまう。沢は樋状になっていて興味深い。13:32 875m 導水管と分かれて山道に入る。ここで単独男性登山者が休憩している。今からカラ杉谷へ向かうという。話をすると、写真撮影というわけではなさそうだし、特に何かあるという場所でもなさそう。件の人の大型ザックはパンパン、手すりにはバールが立てかけてある。変な人だ、と思いながらその場を離れたら、はたと理解。佐々成政の埋蔵金探しか!!!信じている人が未だに存在することにビックリだ。雲行きが怪しくなってきた。上空がゴロゴロ鳴っている。粟巣野ゲレンデの端に道が付いていると初めて知った。どんどん下る。13:50 640m 車道に合流。粟巣野のロッジ群を抜け、ウェルサンピアを通過する頃から雨がばらばら降ってきた。小走りで車に急ぐ。14:06 565m 駐車場に到着。程なく激しい雷雨。そこかしこの山稜に、雷がドカンドカン落ちている。うまいタイミングで下山してきたものだ。帰路はワイパーを最速にしても前が見えないほどの豪雨となった。
2007/08/19
夏祭りだそうで、駐車場に屋台やテントが並ぶ。やまやろう家は、昼食がわりにどんと焼き、こさかの焼き鳥、あんばやしを買う。むすこは好き勝手にトコトコ歩いてしまうので、見守るのが大変。放っておくと道端の排水溝に落ちてしまいそうだ。望みのものを全て買い、帰宅。なんのせ暑くて暑くて、他に何か見ようとかという環境ではなかった。抽選会が予定されていたが、諦めた。屋台めしに発泡酒はセットでしょ。昼からくいくい。不足分は夏の定番素麺。めんつゆは飽きたので、ごまだれを作る。レシピは以下に。すりゴマ、麺つゆ、ゴマドレッシングを適量混ぜて、水で薄めてできあがり。これでちゃんとごまだれの味がする。うをー素麺に相過ぎだ!嫁さんと夢中でぞるぞる、3把が即売。また作ろう、皆さんも麺つゆに飽きたらお試しあれ。
2007/08/18

嫁さんの実家を後にする。魚津までの道すがら、高岡の古城公園動物園に寄り道する。何たってタダだし、そのまま帰るのはつまらなかったし。強烈な日差しを避けながら、駐車場から動物園へ向かう。ご機嫌ですな。まず目にしたのは、ニホンザルである。が、あまり興味がなさそうで、よそを向いている。次行きましょ。おうまさんだよー。トコトコ寄っていくので、これは気に入ったのかと思ったら、新しめの木の柵を触り出す。トゲあるよー、ウマ見てよー。フラミンゴは暑くて避難、隣のエミューはどうだ?これは気に入った様子、じっくり観察。マニアックな奴だ。他、インコやハトを良く眺めていた。鳥類が好きなのかもしれないな。むすこもやまやろうも汗だくになって巡った。10段ソフトを食べようと思っていたが、あまりの暑さに早く帰ることにした。涼しくなったらまた来よう。
2007/08/17

嫁さんの実家で、のんびり中。昼前から三人で、金沢フォーラスへ行ってみる。電車には間に合わないので、車で。ちょっと迷いつつも無事に立体駐車場に入れる。一階から順番に上がり、店内をくまなく見物。こんなハイカラな場所に来たのは、やまやろう久しぶり。むすこはカートに黙って乗っている。われわれにはちょっと若すぎる店もあるなあ。やまやろうは、雑貨屋で子供玩具を見るか、コロンビアを見るかくらいしかなかった。せっかくなので、コロンビアでポロシャツを購入。ちなみに、むすこにはギャップのキャップ(嫁さんのギャグだ)、嫁さんはバッグ(肩掛け袋)をそれぞれお買い上げ。お昼は、北海道発祥のスープカレー。マトンと野菜のスープカレー(1000円)である。辛さを0~100まで選べる。辛いものが苦手なやまやろうは、1とした(中辛で3)。それでも食事中汗をかきましたわ。カレーというよりも、鍋を食べているような気分になった。野菜などの具が大きく、スープが汁っぽいためだ。普通のカレーより胃にもたれないかもしれない。大変おいしいメニューであったが、むすこに持参のサンドイッチを渡す仕事が忙しく、味わう余裕はなかった。途中、フォーラスを抜け出して、リファーレのモンベルへ。ベビーキャリーを試してみたかったのだ。展示品が最後というほど、よく売れているそうだ。お値段も手ごろだし。お疲れ気味のむすこをスポッと乗せて担いでみたが、火のついたように泣き叫ぶ。店内とうろうろすると、むすこの絶叫が移動する。うをーいだめか。店員さんいわく、始めは慣れないそうで。すっかりグズグズになったむすこがいると、じっくり他の商品を見ることができない。富山に帰って好日で物色しよう。ベビーキャリーは再度検討。4時間半滞在したことになる。外出してこれほどのんびりしたことはないのではないか。最後はむすこは抱っこされたまま眠ってしまった。そうやね、疲れたもんね。一路帰宅。
2007/08/16

義父のうちに、短期交換留学生が、やってきた!ベルギー人のお嬢さん二人!!義父は一日、日本の文化、自然を案内する役割を担う。やまやろうは通訳?として同行する。まあ、日中は国際交流員が英語でやりとりしてくれたので、大いに助かった。17時、国際交流員は帰られた。ここからは我々だけで対応、あれー義父がいない。テレビで夕食までの時間稼ぎ。夜は、津幡町の倶利伽藍不動尊へ。ここの万灯会(まんとうえ)での灯籠流しを見に来たのだ。鏡のような池に、無数の灯籠が静かに流れる。境内にはろうそくが灯され、蛇行や円形に配置される。読経や鈴の音が響き、この世のものとは思えない雰囲気である。見ているだけで涼しくなった。ベルギー嬢からは、一日でかなり英語がうまくなったと言われた。そうだよね、段々と慣れていくものなのだ。しかし、慣れた頃にお別れが来る。大変刺激的な忘れがたい夏の一日となった。
2007/08/15
予定より一日早く下山したので、前倒しで嫁さんの実家へ帰省する(ダンナは帰省というのだろうか)。やまやろうは電車で追いかける。JRなんて、昨年の出張以来だろうか。魚津から富山駅まで30分、手すりにつかまっているだけで少し筋肉痛だ(普段は腕なんて持ち上げない)。その先ももう少し乗っている。今の夏電車って、涼しくないのね。昔は乗った瞬間強烈な冷房に汗を冷やされたものだが。駅まで嫁さんに迎えに来てもらい、おうちへ。むすこは少し見ないうちに、お兄ちゃんになったかと思うのは、親バカな証拠。抱きしめ頬ずり汗のリレー。むすこはイヤンイヤン。
2007/08/14

4:00 起床、5:22、出発。すぐに三の沢取り付きとなる。末端は雪渓が詰まっているが、壁からは離れている。壁の右端には滝がかかる。直登は不可能。シュルンドの下をくぐり、左手のガラガラルンゼを1ピッチほどフリーで登る。残置のボルトとハーケン、シュリンゲとカラビナがある。ここから懸垂できる。さて登攀路。右手の滝に向かってトラバースすることになるが、逆層のもろい岩質である。中間支点を取れそうな潅木は見あたらない。出始めの確保点すら見つけられない。悩みに悩んで、これ以上の登攀は無理と判断。残置を使って懸垂下降する。ただ帰るのは悔しいので、シュルンドの下から滝の撮影を試みる。雪渓の上からは分からないが、15~20メートルほどの高さがある。冷たい流れは、スプーンカットのシュルンドの下へ消える。末端の雪渓には穴が開いていたが、そこに落ちてしまったらどうなるのであろうか。想像もしたくない。真砂沢ロッジに戻り、成司さんに報告。幕営地を片づけて8:00に帰路につく。往路を素直に戻る。8:27 長次郎谷出合い。休憩がてら、写真撮影。登攀者以外の対象は、花である。岩をよじ上り、花に出来るだけ近づく。いろいろ構図を試してみるが、「いいのが撮れた」という確信には至らない。11:12 剱沢の詰所。昼食を兼ねて大休憩をとる。軽く行動食で済ませたやまやろうは、撮影タイム。ライチョウ親子がひょっこり顔を出したので、ここぞとばかりにシャッターを押しまくる。もっと近づきたいが、相手を刺激してはいけない。ズームを利用して剱とともに。三脚が欲しいところだが、軽量化のため持ってきていない。12:06、出発。12:47 剱御前小舎。ちょっと缶ビール。14:35 雷鳥沢野営地。ゆっくりゆっくり歩いているが、今日中にバスに乗れそうだ。15:36 室堂ターミナル。高原バスの増発臨時便は定刻発車ではないので、来たら乗れる。爆睡。17:10 立山駅。さすがに下界は暑い。真砂沢ロッジの夜が恋しい。18:30 G会館到着。反省会をして解散。今回は目的の東面スラブを登攀することは叶わなかった。しかし、その全貌をこの目で見てきただけでも価値があるのかなと、気持ちを切り換えた。再挑戦する日がやってくることに期待したい。
2007/08/13

5:35 G会館を出発し、立山駅へ向かう。7:00発のケーブルカーに乗り、高原バスに揺られて室堂には8:00到着。警備隊に登山届を提出して建屋を出たら、克美さんにバッタリ。自然観察員で4日間入山されていたとのこと。8:24、我々3人は石畳を歩き出す。8:54 地獄谷経由で雷鳥沢野営地。平地のキャンパーみたいな格好の人が多い。称名川を渉り、雷鳥沢の登りに取りかかる。軽装登山者、重装登山者が相前後してゆらゆらと登っていく。日差しは強い。風通しのよいところで休憩をとりながら登高する。10:30 剱御前小舎。ここまでは日帰り登山者も含まれるので、大いににぎわう。水に浸かった缶ビールに心惹かれる。今日は取り付きまでなので、ゆっくり行っても充分間に合う。10:55出発。11:24 剱沢の警備隊詰所に到着。野営場管理所の大学生から、カルピスをごちそうになる。警備隊に声を掛けたが、知った人はいなかった。11:39、剱沢小屋には寄らずに、雪渓目指して下降する。右岸の道を下っていくとじきに雪渓が現れ、剱沢の流れが吸い込まれていく。チングルマが競うように咲き誇る。剱沢雪渓を右に回り込んで行くと、今回目指す東面スラブの終了点、マイナーピークが現れる(上部中央右側のつくつくのピーク)。雪渓は硬く締まっていて歩きやすいが、滑りやすい。アイゼンを付けるほどではない。長次郎谷の下流にある一の沢を通過する。13:04 真砂沢ロッジに到着。目の前には二の沢の流れ。ロッジの主人、佐伯成司さんにあいさつ。缶ビールをごちそうになりながら、東面スラブの状況をうかがう。今期は、警備隊の訓練以外誰も入っていないそうだ。だから沢の状態は分からないとのこと。ハシゴ谷乗越への道中から、東面スラブが見えるとのことで、荷物を置いて偵察することにする。13:50~15:46 偵察行動。20分ほど急坂を詰めて樹木の隙間から、三の沢と東面スラブを眺める。東面スラブは、なかなかの高度感である。三の沢の末端はここからでは見えなかった。今日中に出来るだけ三の沢を詰める予定であったが、明日に回すことにする。16:02 真砂沢の幕営地。三の沢は歩いてすぐなので、詰めてもここに泊まっても一緒という判断。まきに使う長さの揃ったダケカンバを支柱として、ツェルトを立てる。テントでなくても充分快適な一夜の宿となった。明るい時間に外で夕食をとり、チューハイでまどろむ。18:24 就寝。ダウンジャケットと雨具を着込み、個人ツェルトにくるまれば、寒くはない。雪渓から吹き下ろす風が気持ちよい。夜中に空を見上げたら、星々がこぼれ落ちそうであった。
2007/08/12
嫁さんがFMとやまで聴いた曲を気に入り、アマゾンでCDを買った。それが今日届くとあって、気になる様子。朝ポストを見たら、別の物が入っていた。アマチュア無線の免許だ!合格だぁ!!知ってたけどさ。次は開局申請が必要。盆明けですかな。明日からやまやろうは、G会の夏合宿であります。天気は良さそうなので、山行&写真が大いに楽しみです。
2007/08/11
今日、クロネコメール便で岳人が届く。嫁さんは不思議がっていたが、思い当たる事はひとつしかない。はやる気持ちを抑えて、ぺろぺろページをめくる。新岳人写真倶楽部のコーナー。うをー!!!やまやろうが撮影した写真が、掲載されているぅー。6枚しかないのだよ。全国の作品の中で6枚。8月号には掲載されていなかった。この時はかなりのショックであったが、自分が投稿したものと同じような山域・構図の作品が掲載されていたので、たぶん翌月に回されたのだなと気楽に考えていた。ていうか、掲載されるとかなり自信を持っていた。その通りになったわけだ。嬉しいねぇぇ。実家の母からたまたま電話があったので、宣伝した。買ってみるそうだ。同行したM本さんからもお祝いメールがさっそく届いた。店頭に並ぶのは来週の15日(富山は16日)だと思う。興味のある方は、本屋で手にとってみてください。掲載は145ページです。今度の夏合宿での撮影に、弾みがついた。今日キタムラでリバーサルフィルムを買ってきた。フジのベルビア三本。山の緑を撮るには、フジだな。GWは雪が多かったので、コダックにしたのだが。やまやろう個人的にはコダックが好き。フジは暗いと青かぶりが発生するから。今回フジにしたのは、ある種賭けみたいなところもある。掲載について嫁さんから質問。「これって投稿した人、全員のが載るんじゃないの?」え、そうなの!?全国から同時期に同じような山行写真が届く中で、選りすぐりの作品だけが紙面に掲載されるのではないのか(普通はそう考えるが)。誰でも載るのなら、ありがたみは薄れるなー。どうなんでしょう、東京新聞さん…。
2007/08/10

夕方突然に、岳友ぬまつちから電話が入る。カキを食べに来ないかとのお誘い。仕事を放っぽり出してすぐ帰る。嫁さんとむすこを連れて、市内のぬまつち家へ。うを!クーラーボックスにカキとサザエがごろんごろんではないか。炭火をおこし、その上に並べる。なんのせ数が多いから、少しずつ焼いていく。サザエは殻の中の汁がぶくぶくしてきたら、醤油をちょっと垂らして、割り箸でくるりんと巻き出す。先っぽの内臓まで食らいつく。あつあつ、うほーうめぇぇぇ!!内臓のほろ苦さと出口のこりこりがたまりません。一番搾りをギュイー!岩ガキは生でも、焼いても美味しい。レモン汁をかけてちゅるりっ!と口に入れる。潮の香りが広がる。貝殻に残った濃厚ミルクをずずりとすする。うはっ、んもうたまりません。上を向いて瞳を閉じて、旬の味を精一杯感じ取るしかあるまい。またもや、一番搾りをぎゅむぎゅむ。幸せなことに、これが何度も何度も繰り返されるのである。贅沢だ。焼きガキは味付けしなくても、海水が濃縮された塩味が効いてうまい。岩ガキというと生食を想像していたが、半生焼きにした方が、味が濃縮されるようだ。ぬまつちはそちらがお気に入りのようで、やまやろうもそちらが次第に好きになる。遠慮無くぱくぱく食べさせてもらった。うむー大満足。ぬまつち家に感謝するとともに、ぐずることなく大人しくしていたむすこにも、アリガトウと伝えたい。
2007/08/09

先日知った新潟娘を今日のお相手としてみる。名前は、八海山(酒やにか)。常温を片口に注ぐ。立山より黄色みがかっている。猪口でキュイ。濃厚な日本酒の香りが鼻を通り抜ける。と思ったら、それはすっと消えて、後味は極めてあっさり。飲んだ後のべたつきもなく、さわやか。しかしアルコール分はガツンと応える。飲みやすく、飲み応えのある酒だ。すなわち酔いやすい。晩酌にはうってつけの日本酒ではないか。立山は割合あっさりしていて、いつもはX合飲んでしまうが、八海山なら三分の二ほどで済みそうだ。これまで、立山一筋で通してきた硬派のやまやろうが、新潟娘に翻弄されつつある。弱ったなー。
2007/08/08
更新が遅れがちである。ネタがないということだ。それとADSLがつながりにくいということもある。むすこと風呂に入った後は、ひとりのんびりできる貴重な時間なのに、無為な待ち時間に拘束されるのが、とても腹立たしい。早々にあきらめて、カメラをいじる。今度の山行に持参するのは一眼レフだが、レンズはまだ迷っている。軽量化なら28-90mmのキット物レンズにすれば良いし、画質狙いなら17-40mmのLレンズである。ルート完登できないのであれば、風景撮影を楽しもうかなという気にもなる。広角レンズなら、被写界深度を生かして、手前にクライマーを置いた奥行きまでピントの合った「やまやろう好み」の写真が撮れる。いずれにしても、やまやろうがトップで登ることになるので、セカンド・サードを確保しながら写真を撮ることができるのか、そこは微妙なところ(腕が四本必要ですわ)。
2007/08/07
G会の集会があった。夏合宿についての話が主になったが、日本登山体系を読んだり、山域の情報を集めたりしていくと、自分達は今回のルートを完登できないのでは?という意見が出始める。登る前から登れないというのは、気持ちが後ろ向きで、チーフリーダーとしてはこころ穏やかではない。が、現状を冷静に観察すると、本当はそうなのかもしれない。やまやろうが楽天的で「行けるちゃよー」と根拠もなく考えているだけなのかも。力量もわきまえず突っ込んでいくのは、若者の特権。多少の失敗も許されることもあるだろう。しかし岩登りではこの進め方は通用しない。あくまでも安全第一である。それに、やまやろうは、若者ではない(分かってるよ)。当日は、アプローチからメンバーの行動を観察し、登れるかどうかを判断していく必要がある(もちろん自分自身も含まれる)。目標は高く掲げているが、実力がそれに対応できるか。こういうのって、実力の少し上のレベルを挑戦しないと、いつまでもステップアップしないと思う。かといって無理して何かあっても困るし、簡単過ぎても面白くないわけで、微妙なレベルが求められる。今回のルートは、どちらかというと上位のレベルである。登れるかどうかは、最終的には気持ちの問題となる。完登できると信じて、岩と向き合いたい。
2007/08/06

梅雨が明けた。お盆の夏合宿が1週間後に迫る。ちっとも山に登っていないので、勘を取り戻したい。近くて手頃な僧ヶ岳を目指した。宇奈月から烏帽子尾根登山口に回る。9:04 1210m 烏帽子登山口には、何台もの車が路肩に停まる。地元では人気の山なのだとよく分かる光景である。やまやろうは、1ヵ月超ぶりの登山なので、歩くペースがつかめない。12~14m/minの割合で飛ばす。すぐに汗が玉となって落ち、息が上がる。いやなんか疲れてきた。このままでは僧ヶ岳は届かないのではと心配になる。最近は、登山に対する体力、気力が落ち気味になってきていて、ある日気付いたらまったく登れない身体になっているのではと、とても怖い想像をしてしまう。以前のペースより遅くなっていたら、その兆候か。そうならないように、無意識に飛ばしていたのだ。オーバーヒート寸前だが、バテルかどうかは本人の気持ち次第。だめだと思ったら歩みが止まるわけで、今回はまずは宇奈月尾根の分岐までは歩き続けようと決めた。コース上でチェックポイントを決めて、そこまでは頑張ろうとしたわけだ。9:37 1505m 宇奈月尾根との分岐。出発から20分くらいしてから、身体が楽になった。汗が収まり、呼吸も楽にできる。炭水化物燃焼系から脂肪燃焼系に切り替わったようだ。体調の変化は劇的だ。脂肪燃焼系になったら、水があればいくらでも歩ける気持ちになってくる。事実、その後は疲れ知らずで山頂まで行くことになる。山のセオリーでは、登山開始30分はゆっくり登るというのがある。これは脂肪燃焼系に切り換える時間帯なのだ。自分の身体に心を向けていると、変化が分かって面白いですよ。分岐の先では登山道と旧鉱山道に分かれる。昨秋にも使った旧鉱山道に迷わず進路を取る。なぜか。山腹の道なので風通しが良い、下草が少ない、道がぬかるんでいない、黒部の山々の眺望が楽しめる、高山植物が多い、などなど。登山道はこの逆です。旧鉱山道を選ぶのは当然でしょう。ただし、トラロープが張られているので、やまやろうは行けとは言いません。10:09 1660m 仏ヶ平。着いて息をのむ。ニッコウキスゲとシモツケソウのお花畑が広がっている。ピンクの海に点在するオレンジの島。これは見事だ。ニッコウキスゲがまだ楽しめるとは思っていなかったので、来て良かった。写真は山頂を踏んでから撮ることにして、先を急ぐ。10:22 1755m 僧ヶ岳山頂(1855m)。1時間18分で到達。昨秋は同じコースで1時間27分だったので、体力は維持されているのだろう。安心した。これで夏合宿を自信を持って対応できる。周辺はガスが多く、駒ヶ岳方面の稜線が見える程度。人はいない。普通この時間帯なら駒ヶ岳を狙うだろうが、タイムの短さに満足して、向かう気にならなかった。仏ヶ平で休憩する。団塊世代グループの宴会の騒々しさを避けて、平の端に腰を下ろす。昼食は買って来なかった。軽食で何とかなるかと思い。バナナとスナック菓子で済ます。ゴロリと寝ころぶと、雲がプワーと流れていく。のんびりと雲を眺めるなんていつぶりだろうか、心が洗われる。落ち着いたら、デジカメで花々をばしばし撮っていく。アスペクト比を4:3から3:2にした。これは35mmフィルムカメラの縦横比。一眼レフで慣れている方で、作品を狙う。フィルム代がかからないので、シャッターは気軽に押しています。構図も余り決めない。それではレベルアップしないのでだめなんだけれど。11:08 1660m 仏ヶ平を後にする。同じく鉱山道で。下山は何も考えずにひたすら足を動かし続ける。緊張感が解けたのか、道から足を踏み外したり、尻餅をついたりした。歪んだ姿勢でデスクワークを続けていたので、身体の左右のバランスが崩れているのだろう。11:40 1500m 宇奈月尾根との分岐。この手前で、グループ登山者の一人から、「僧ヶ岳はあとどれくらいですかね?」と尋ねられる。これって一番困る質問なんです。「私はあと何年生きられますか?」と同義。「人それぞれ」と回答するしかない。12:07 1210m 泥っぽい道にうんざりしていたら林道に到着した。沢水で登山靴をきれいにして下山する。昼食をとっていないので、地鉄宇奈月駅の駅そばを食べる。盛りそばで620円は高いな。ブランクのあったやまやろうにとっては、久しぶりの山行でとても気分が刷新された。体力は落ちているわけでもないようなので、このままの気分で夏合宿に移行したい。
2007/08/05

午前中に所用を済ませて、午後から富山市中心部へ向かう。マンゾクスポーツにチューンナップを依頼していたスキー板を引き取る。滑走面には、数十センチの縦キズが無惨に刻まれていたが、それがきれいに元に戻っている、さすがだ。その分、基本料金に上乗せされたのは仕方がない。これで07-08シーズンは、バンバンテレマークスキーが楽しめますわ。雪があればの話だが。昨日からじゃんとこい魚津まつり。中日の今夜は、海上花火大会。日中激しい通り雨が降ったり、台風の残り風もあったりして、開催できるのか少し心配していたが、カーラジオから開催が報じられていた。夕食をとって支度をしていたら、どーんと花火が上がる。急げ~。うちから数十秒歩けば、海岸線の自転車道に出る。すでに人が並ぶ。すぐそばの海上から、ぽんしゅぽん、パン、どーん、パリパリとつんからばんから花火が上がる。いやー迫力ありますわな。空気が響いている。これほどのそばから花火を見るのが初めてのむすこは大丈夫か?とおそるおそる顔をのぞくと、おちょぼ口を半開きにし、目ん玉は瞬きひとつしないで、色の付いた夜空を見上げていた。なんだ平気やにか、安心した。堤防に腰を下ろして、むすこはあぐらにはめ込む。が、むすこはすぐに飽きてしまったようだ。しきりに下りたがる。かといって歩かせようとしても、「うひぃーん」と拒否反応を示す。どうすらいいのよ。小学生くらいの子供に追い抜かされた途端に歩き始めた。何かのスイッチが入ったようにスタスタと進み、親の手もふりほどく。首根っこのTシャツをつまんで、暴走を制御した。花火を背景にむすこの写真を撮ったが、フラッシュを使うと花火がしょぼくなるし、花火モード(そういうのが実在する)を使うと花火は写るが人物は真っ黒だ。デジカメにもできないことがあるようで。
2007/08/04
毎日むすこの世話で頑張っている嫁さんをねぎらう目的で、ワインを買う。そうそう安物に手を出すわけにはいかない。なんのせねぎらいですから。間違ってもスクリューキャップではイケマセン。輸入ワインコーナーで物色。でも、ワインの善し悪し、価格の高低の理由は、トンと分からない。ここは財布の中身と好みで決めるしかないのだ。立山酒店は、昔はワインを3本1000円で販売していた。独身時代は大変お世話になったが、今はやっていない。1本単位で購入。どこの国のワインでも構わないのだが、何かの雑誌で米国産ワインはあなどれないという内容を読んでいたので、カリフォルニアワインを手に取った。そして自分のためには、八海山。やまやろうは、立山固定で飲み続けていたのであるが、ある雑誌(ダンチュー)に、読者アンケートで好きな酒ナンバーワンに選ばれていたのが、八海山であった。八海山といっても種類は数多くある。それらを確認しないままに八海山というラベルが貼ってあるだけで買ってもいいのか大いに悩んだが、買わないよりは失敗しても買った方が自分の身になると思い(ネタになるともいう)、ワインと共にレジに運んだ。店のpopにまんまとはまったわけだ。精確に言うと、はまったふりをしているわけだ。酒好きなやまやろうならば、本やネットで十分に調べて、八海山の「清酒」は、このブランドの中でも人気なグレードなのか、おいしいグレードなのかを確かめると思う。あえて何も調べないことで、期待感を楽しんでいる。2000円でワクワク・ドキドキが感じられるなら安いものやにか。宝くじより安いぞ。必ず当たる(酔える)し。今夜は嫁さんとワインで乾杯した。珍しく嫁さんも進んで飲んだ(こんな事を書くと怒られそうだが)。まぁたまには飲みたいこともあるわねー、今日はアホみたく暑かったし。399円で夫婦の会話がいつになく盛り上がったし、食事が楽しかった(いつもが楽しくないというわけではない)。たまの週末には、こういう大人の過ごし方をしてもいいわね~。値段を書いてしまったな。自分の酒には2000円出して、嫁さんのワインには399円か…。いや本当は1000円くらい出そうかなとも思っていたのだが、八海山で2000円出してしまったから、ワインにお金をかけられなかった。また別の機会に、高級ワインを飲みましょう。
2007/08/03
またもや魚津図書館の新刊。石原千秋著、「未来形の読書術」、ちくまプリマー新書。読者は、本をどういうふうに読めばよいのかを説明した本であるが、引用文が小難しいので、全体的に難しい印象を受ける(著者の文は、平易である)。厚みは薄いが、一回通読しただけでは理解するのに時間がかかり、すんなり頭に入って来ない。そんな中でも、やまやろうの心に留まる一文があった(著者の言いたいこと-主題文-からは、ずれている)。引用する。若いということは、いまの自分に満足していないということでなければならない。いまの自分に満足している若者は現実にへたり込んだ精神的な「老人」である。精神的な「若者」は、いつもいまの自分に不満を抱えている。だから、理想の自分へ「成長」しようともがくものである。日々の生活がマンネリ気味のやまやろうにとっては、がーんとショックな一文だ。今自分は、精神的に「老化進行中」なのかもしれない。心のどこかに「今のままでいいわ」という思いが、なくはなかったのである。実は不満だらけで、今のままでよいとは思っていないのだ。あきらめと投げやりが少々混ざっていて、本心ではない。どうすればよいのだろう。もっと自分に素直になればよいのか。何にでも挑戦して、興味のあることは、「どうせ何やっても同じ」と思わないで、まずはやってみることが大事なのだろう。やまやろうの身近な話題に当てはめると、kiss5の後にkiss7を買うのではなく、本格的に写真をやりたいのであれば、7sを買えということだな。悩んでいる暇があったら、買ってしまえ!でも、吝嗇ながで今のカメラを大事に使い続けます。著者の伝えたいことから、かなり飛躍した結論になっているが、それもまたアリ(本の読み方は、読者に委ねられている)なのである。
2007/08/02
すっかり読書づいたやまやろう。今日も退社後に魚津図書館に立ち寄る。まずは新刊コーナーを覗く。新鮮な情報を得たいもので。2冊手に取る。うち1冊は、空海に関する本。弘法大師空海!なつかしやこの響き。実はやまやろうは、学生時代、仏教にはまっていたことがある。特に、空海の真言密教に強く惹かれた。仏教関係の資料を耽読し、般若心経の意味を調べた(暗記はできなかった)。そして卒業前の春休み、自転車で四国八十八箇所巡りに行った!コースは、一番霊場からの順打ち。ガイドブックとツーリングマップを参考に寺を探し、読経と納経を行った。各寺で必ず写真を撮っていたのは、カメラ好きの片鱗か(APSだけど)。連日雨で巡礼はまさに苦行であった。そしてジーンズでロードレーサーをこぐか普通。あの時はちょっと頭がおかしかったから、格好を気にすることはなかったのだ。でも、一本しかないジーンズを履き続けていたので、自分でも臭いが気になったぞ。途中、24番札所の最御崎寺で、フリーライターの取材を受けた。何のために霊場を巡るかなど、夜中まで語り通した。後にそれはアエラの特集となった。そうです、やまやろうは全国誌に名前が出たことがあるがです(高橋尚子が表紙の号)。自転車にテントを積んでいたので基本はキャンプ。でも連日の雨で毎日というわけにはいかなかった。飯は、昼に讃岐うどん、夜に袋ラーメン。毎日讃岐うどん以外ろくなものを食べていなかったので、栄養不足となり、足がむくんでしまった。そういう時はみかんを食べた。エネルギー源としてうどんを食べていたつもりであったが、うどんにはグルテン(タンパク質)が含まれているんだよね。自転車をこいで1週間経たないうちに太股がむきむきになった(実話)。8日間で43番札所の明石寺までたどり着く。ほぼ半分というところで、心が揺らいだ。公衆電話での実家への定期更新時に、友人からの連絡が入っていたと知る。卒業式も近かったし、帰ることにした。また自転車で巡ることを約束して。あれから数年経つが、まだ巡礼を果たしていない。後半が白い納経帳を大事に保存しているので、歳を重ねたとしても、いつかは、必ず巡りたい。
2007/08/01
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