星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2022.04.09
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テーマ: 読書(8636)




 文庫本を物色していると百田尚樹著「新版 日本国紀」が目に止まりました。「上・下」2冊の「上」は第一章「古代~大和政権誕生」から第七章「幕末」までで最初の数ページを立ち読みしました。

 「序にかえて」に『日本ほど素晴らしい歴史を持っている国はありません。神話とともに成立し、以来二千年近く、一つの国が続いた例は世界のどこにもありません。これ自体が奇跡といえるほどです』と書かれていてグッと惹かれました。

 続いて第一章の初めに『・・しかも古事記も日本書紀もただの作り話ではありません。そこここに考古学的な裏付けのある話がちりばめられているのです』とあり、ちょうど「記紀」のことを自分なりにもっと知りたいと思っていたので、ここまで読んでこの本を買いました。

 そして昨年10月に放送された「ブラタモリ」の「淡路島」の回も思い出しました。神話の中でイザナキとイザナミが初めて国生みをした場所が「淡路島」で、なぜ「淡路島」なのかを地理的、考古学的に説明をしていて随分納得したのを覚えています。

​ 下記は同じく10月に日記に書いた内容です。

最初は国生みがうまく行かず高天原の神々と相談した結果「大八島国(おおやしまくに)」を
イザナミは出産します。その8つのうちの最初の1つが「淡道之穂之挟別島(あわぢのほのさわけのしま)」現在の「淡路島」です。「何故淡路島?」と思いましたが、本の中では特に説明はなかったので疑問はそのままになっていましたが、先週の「ブラタモリ」でかなり解明してくれました。

​​​​
①大阪湾に蓋をするように位置する淡路島が外敵から大和朝廷を護る要塞の役割となっていたこと。

②地殻変動によって出来た淡路島を囲む海が4つの異なった海域を持つため魚の種類が非常に多く、
 大和朝廷の食糧基地になっていたこと。

③淡路島では優れた造船技術があり、弥生時代に既に朝鮮半島から鉄製品を作る最先端の技術を輸入し矢じりや小刀などが造られていたこと。

③淡路島の伊弉諾(イザナギ)神宮の「陽の道しるべ」で夏至、冬至、春分・秋分の日の「日の出」や「日没」の方角が日本を代表する諏訪大社、出雲大社、伊勢神宮など日本を代表する神社や神宮と直線状の位置にあることが証明されていること。

​​ ​​「日本国紀」は読みやすい文体で書かれていて「序にかえて」の締めくくりに『ヒストリーという言葉はストーリーと同じ語源とされています。つまり歴史とは物語です。本書は日本人の物語、いや私たちの物語なのです」とあり、百田尚樹氏自身の大胆な解釈も加えられているようで「上」を読み終えて「下」を買いに行く日が今から楽しみです。
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最終更新日  2022.05.07 15:09:10
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