星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2023.05.23
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ポスターのプレゼントがありました。 ​ 「Nachos(ナチョス)」とビールでまずは一息。​

​ 「めくらやなぎ~」はタイトルは覚えていてもどの短編集に載っていたのかも内容もほぼ思い出せず、逆に新鮮な気持ちで下調べせずに映画館に行きました。シンガポールの映画館内は食べる事は出来ますが、アルコールの持ち込みは禁止されているので映画の前にビールで一息付くのも至福の時です。

​​  始まってすぐ​英語でしかも字幕が全くない事に気が付いて、これは理解のために集中しなきゃならないとちょっとトーンダウンの気持ちもありました。始まりのシーンは2011年の東北大震災からわずか数日後にその災害のテレビでの映像を魂が抜けたような状態で眺めている「コムラ」の妻「キョウコ」の姿で、その後キョウコはコムラの前から姿を消してしまいます。

 そして次に起こり得る大地震を防ぐためのミッションを受け登場した「カエル」とそのミッション遂行のために白羽の矢を当てられたコムラの同僚「カタギリ(ちょっと冴えない銀行員)」が登場し幻想シーンへと続きます。

 自分の英語力の問題もあって理解が難しい箇所も多々ありましたが現実と幻想の世界が交錯し淡々と続くストーリーは斬新な物があると思いました。そしてハッピーエンドの象徴のようにコムラとキョウコの飼い猫が最後に登場してほっとしました。

家に帰ってから ​​​
​作品を検索してみるとフランス、カナダ、オランダ、ルクセンブルク合作の映画で監督は「Pierre Folders(ピエール・フォルデ)」氏でした。原作は近々では1996年発行の短編集「レキシントンの幽霊」に収められ、米国では2002年の発行と東北大震災前なので今回の映画化では内容はかなり変わっているのかなとも思います。



 ところで映画館でクレジットタイトルが流れ館内が明るくなるとステージ上に2人の方が登場していました。シンガポールの出版元勤務の方と作家の方で「Haruki Murakami」についてトークが始まり驚きました。空腹に耐えられず私は席を立ってしまいましたが、かなりの数の方が残っていて、改めてシンガポールでの根強い村上春樹人気に自称ハルキストとしてはビール以上に至福の時を味わいました。









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最終更新日  2023.05.26 11:52:16
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