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『攻撃のなにが左右する!?』 統一球によって投手力の差が拮抗し、余程良くない限り最早優劣の差が出にくいことが判明しました。それでは昨年のプロ野球界の明暗を分けたのは投手六ではなく、攻撃の方に遭ったということになります。それでは攻撃の部分のどこに明暗が分かれたのかを見ていきたいと思います。それではチーム成績を見ていきたいと思います。阪神 :.255 80本塁打 62盗塁118犠打336四球 884三振 出塁率.307 ISOP.099 482得点広島 :.245 52本塁打 65盗塁180犠打340四球 877三振 出塁率.305 ISOP. 079 439得点ヤクルト :.244 85本塁打 43盗塁171犠打430四球 877三振 出塁率.312 ISOP.099 484得点巨人 :.243 108本塁打106盗塁124犠打323四球1003三振 出塁率.298 ISOP.111 471得点横浜 :.239 78本塁打 31盗塁154犠打329四球1114三振 出塁率.296 ISOP.094 423得点中日 :.228 82本塁打 41盗塁164犠打423四球 988三振 出塁率.298 ISOP.102 419得点SB :.267 90本塁打180盗塁147犠打354四球 980三振 出塁率.323 ISOP.117 550得点西武 :.253 103本塁打 88盗塁158犠打408四球 940三振 出塁率.318 ISOP.113 571得点日本ハム :.251 86本塁打 88盗塁143犠打313四球1014三振 出塁率.304 ISOP.105 482得点オリックス:.248 76本塁打 49盗塁145犠打352四球 992三振 出塁率.307 ISOP.094 478得点東北楽天 :.245 53本塁打130盗塁151犠打307四球 912三振 出塁率.298 ISOP.078 432得点千葉ロッテ:.241 46本塁打101盗塁119犠打349四球 937三振 出塁率.301 ISOP.075 432得点 以上が12球団のチーム成績から見ていきたいと思います。まず勝つ上で重要なのが得点、いくら打率が高く、本塁打を多く打っていようとも得点できなければ意味がありません。ならばこの中のどの分野が高ければ最も得点に結び付けられるのかを見ていきたいと思います。今回は大変長くなったので次回にしたいと思います。【送料無料】マネー・ボール価格:798円(税込、送料別)
2012.01.30
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『川上憲伸』 昨日、川上が中日に復帰するというビックニュースが入りましたね。本人はまだメジャーを希望していたと思いますが、残念ながらオファーなしに終わり、中日と3000万円で契約するという話になったようですね(契約金は記事を参考にしました)。なので、ブレーブスを自由契約になった川上は今現在、どれほどの力量を持っているのか。果たして元中日のエースは輝きを取り戻せるのか見ていきたいと思います。3年間はブレーブスに所属していたので、リーグ別表記にしたいと思います。『2009』メジャー:32試合7勝12敗156.1回153被安打15被本塁打 105奪三振63四死球 防御率3.86 K/BB1.67『2010』メジャー:18試合1勝10敗 87.1回 98被安打10被本塁打 59奪三振33四死球 防御率5.15 K/BB1.793A : 5試合0勝 1敗 21.0回 26被安打 5被本塁打 22奪三振 6四死球 防御率4.29 K/BB3.67『2011』2A :16試合2勝 4敗 40.2回 56被安打 9被本塁打 32奪三振19四死球 防御率8.41 K/BB1.68 以上が3年間の成績となりました。元々故障がちな川上ではメジャーとなりますと、体調面で厳しいものがあったのも確かですね。現に2011年は右肩の状態が思わしくなく、手術も検討していたという報道も流れていました。ただし、それを差し引いても日本球界で比較的奪三振率が高かった持ち前の投球が、メジャーレベルでは中々できず、球威のなさも相まって少々役不足で物足りない成績ですね。K/BBも1.50を僅かに越える程度と、完全に通用していなかった面があります。 ただし、3Aでは少ない登板機会ながらもK/BBが3.50を越え、完全に格の違いを見せつけています。やはり日本のプロ野球はマートンの発言通り、4Aという位置づけなのかもしれませんね。しかし、気になる点としてはやはり右肩の状態、被本塁打率は年々悪化しており、球威の急激な低下が顕著に表れています。個人的な推測として、やはり故障がちな川上には2009年の先発での起用が大きく祟ったのではないでしょうか。中継ぎ起用だったとしたらもしかすると彼の野球人生も変わったのかもしれません。 結論としては、3Aレベルならば通用する実力を持っていることや日本球界の打者は長打力がないことから成績は残すことができるのではないかと思いますが、右肩の回復次第という極めてリスキーな投資ということになりそうですね。そういった意味では3000万円という格安契約は中々良いチョイスだったのではないでしょうか。『回復すれば』先発として活躍できると踏んでいます。お買い得度:B(リスキーだが、この契約なら納得)【送料無料】The Extra 2%: How Wall Street Strategies Took a Major League Baseball Team fr...価格:2,930円(税込、送料別)
2012.01.28
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『野村獲りはナイスチョイス』 では、広島の場合はどうでしょうか。まず、一番大事な先発陣ですが、実はDIPSが3点台な投手は前田健太とバリントンの二人くらいしかおらず、篠田は4.13と現代プロ野球では4番手や5番手としても正直不適格、福井に至っては5点台と散々な記録を残しています。私個人の意見ですが、正直福井はリリーフで起用した方が良いような気がするのですが・・・。3番手は大竹じゃないかという意見もあると思いますが、2年間も働けないでいる投手が年間通して投げることができるでしょうか?正直この投手は計算してはいけない投手で、活躍してくれればラッキー程度に思ないといけない存在であり、そう考えると肝心な部分に脆さがあります。ジオという計算できる投手がいたにもかかわらず、解雇してリリーフのミコライオを獲得したことはやはり不可解でなりません。これでは負ける可能性の方が大幅に高くなってしまいます。 そんな中、野村をドラフト一巡目で獲れたことは非常に大きなことではないかと思います。大学生時代も比較的安定した投球を残しており、すぐに先発3番手として起用したいところです。できれば、あまり無理はさせたくないところでしたが・・・、やはり大竹の復活を望むしかありませんね・・・。ただし、それ以外の先発候補も斎藤や今井などかなり心もとない投手陣で、いくら投手陣の実力が拮抗したとはいえ、先発陣がこれではいくらリリーフが良くとも先発が失点してしまえば、勝利確立は大幅に下がってしまいます。果たして安定した試合運びができるのか疑問視は残ります。【送料無料】The Extra 2%: How Wall Street Strategies Took a Major League Baseball Team fr...価格:2,930円(税込、送料別)
2012.01.26
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『統一球の恩恵受け、投手の実力差が拮抗』 戦力外通告、新外国人選手のデータ分析も一段落を迎えたので、今回からは趣向を変えて昨シーズンはどう動いたのかを本格的に見ていきたいと思います。その上で、広島のオフの補強や方針などを評価していきたいと考えている久々に広島の話題をこじつけてみましたが、まずは昨シーズンの分析を見ていきたいと思います。 まず、防御率やDIPSについて見ていきたいと思います。防御率とDIPSと順に書いていきたいと思います。中日:2.46 3.33 ヤクルト:3.36 3.63 巨人:2.61 3.34阪神:2.83 3.10 広島:3.22 3.48 横浜:3.87 3.95SB:2.32 3.00 日本ハム:2.68 3.17 西武:3.15 3.55オリ:3.33 3.30 楽天:2.85 3.29ロッテ:3.40 3.43 見ていただきますと分かる通り、防御率は守備により、若干の揺らぎが生じてはいるもののDIPSはどの球団も3点台を記録しています。つまり前田健太やバリントン、サファテ頼みの広島投手陣、投手陣が充実していたSB投手陣、故障者が続出したヤクルトの投手陣と評されてはいましたが、実態はそれほど大きな差が見られません。DIPSを見て分かる通り、実は12球団の投手陣の力量差は殆どないことが分かります。 これは恐らく統一球の影響で、それまで打ち込まれていた投手が統一球の恩恵を受けて抑えられるようになり、そこまで絶対的な力量を持たずとも抑えられるようになったことが挙げられます。例えば広島の青木高広、これまで優秀な守備陣をバックにしておきながらも被安打数は投球回数を上回っていたものの、今シーズンは被安打数が投球回数を下回り、被本塁打率も減少しています。他にはSBの岩崎が奪三振0の完封勝利を達成したことなどが実例で挙げられます。 つまり統一球によって力量や実力自体が殆ど変わらなくなり、拮抗したと考えられます。なので、多少脆弱な投手陣でも何とかなるということになりそうです。【送料無料】マネー・ボール価格:798円(税込、送料別)
2012.01.23
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『菊池和正』 続いて林同様日本ハムを戦力外になり、横浜と契約した菊池についてみていきたいと思います。中継ぎとして奮投した菊池ですが、林同様あっさりと戦力外通告を受け、衝撃を与えました。それでは彼の成績を見ていきたいと思います。『2009』一軍:58試合5勝2敗0S61.1回59被安打5被本塁打62奪三振13与四死球 防御率3.67 K/BB4.77『2010』一軍:17試合1勝1敗0S18.2回18被安打0被本塁打13奪三振 6与四死球 防御率1.45 K/BB2.17二軍:23試合1勝1敗3S19.2回28被安打7被本塁打14奪三振 7与四死球 防御率7.32 K/BB2.00『2011』二軍:38試合2勝2敗9S37.2回43被安打1被本塁打18奪三振 7与四死球 防御率2.87 K/BB2.56 以上が3年間の成績となりました。実は彼、まともな実績は2009年の成績のみで、それ以外は二軍での登板が殆どのようで、一発屋の印象を持ちます。過去の成績を振り返ってみても特別三振が取れるという訳でもなく、制球が良いというわけでもないみたいですね。 それでは肝心の彼の状態ですが、球威が元々ないのか札幌ドームでも0.73と高めの数字を記録しており、2010年は二軍では3.20とかなり悲惨な数字を記録しています。K/BBも二軍で最高2.50と高い数字を記録しているわけではなく、球威のなさからか被安打も年々増加傾向にあり、今年は統一球になって被本塁打率は減ってはいるものの、その分被安打率が高くなっているので、恐らく今までなら本塁打性の打球が二塁打になったということでしょう。 結論として、今の状態では2009年の輝きを取り戻すことは不可能に近く、一軍の戦力としても正直微妙かなという印象は否めませんでした。それでも技巧派への転身を図っているのか、2011年は制球力に工場が見えます。そのモデルチェンジが吉と出るか凶と出るか注目したいところですが、横浜の投手陣は意外と言えば失礼ですが、案外リリーフ陣の層は厚いのでチャンスはそう多くないと思われます。今年はラストチャンスのつもりで臨まなければないでしょう。お買い得度:D(復活は厳しい)【送料無料】The Extra 2%: How Wall Street Strategies Took a Major League Baseball Team fr...価格:2,930円(税込、送料別)
2012.01.21
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その前にレンジャーズの話ですが、何とダルビッシュ以外にも相手次第ではフィルダーの獲得にも乗り出すことが判明しました。限りなく0に近いような気もしますが、獲得できれば首位打者争いをしたヤングやキンスラー、ハミルトン、ベルトレ、ナポリ、クルーズら30本塁打前後を記録した強力打線にもう一枚とびぬけた1ピースが入ることになるので頼もしい限りです。 『林昌範』 最後は横浜となります。林と菊池は日本ハムを戦力外になり、横浜へ再契約を果たしました。二人とも中継ぎとして奮投し、優勝の原動力にもなった左右の両輪なだけに戦力外通告には驚かされました。どこまでやれるのか見ていきたいと思います。『2009』一軍:46試合3勝2敗0S46.0回35被安打3被本塁打42奪三振28与四死球 防御率3.33 K/BB1.50二軍: 8試合0勝0敗1S14.0回12被安打1被本塁打13奪三振 6与四死球 防御率3.21 K/BB2.17『2010』一軍:36試合2勝2敗0S30.2回20被安打3被本塁打25奪三振 9与四死球 防御率2.64 K/BB2.78二軍:18試合1勝1敗1S16.2回14被安打2被本塁打12奪三振 3与四死球 防御率2.70 K/BB4.00『2011』一軍: 5試合0勝0敗0S 4.0回10被安打0被本塁打 2奪三振 3与四死球 防御率13.50K/BB0.67二軍:34試合0勝3敗6S31.2回26被安打0被本塁打24奪三振14与四死球 防御率2.27 K/BB1.71 以上が3年間の成績となります。2011年の成績を除けば、十分に一軍の戦力としても起用できる能力を持った投手であることが分かるだけでなく、巨人時代に比べて投球の完成度自体に成長が見られます。巨人時代は抑えなどをこなしていた時期もありましたが、正直信頼度には欠けるタイプの投手で、そこまで絶対的な存在ではありませんでした。日本ハム移籍一年目もそういった成績で、中継ぎとしては重宝されるものの、特別重要な役割を担うといったことはありませんでしたが、2010年は確実に成長の跡が見られます。なので、1年悪かっただけで戦力外と言うのはいささか勿体ないような気がします。この投手ならば例え構想外だったとしても編成上手な日本ハムとしてはトレードの駒として十分使える存在だったような気がしてなりません。 ただし、一つ気になる点としては球威に陰りが見え始めているのかなと感じる点です。2009年は力押しの投球で、K/BBが低い代わりに被本塁打率は0.58と低めの水準でしたが、2010年は0.88とほぼ1の水準を記録するなど広い札幌ドームにしてはかなり高い数字を記録しています。つまり技巧派への転身1年目は成功したものの、研究されたとも考えられます。ただ奪三振率や二軍の被安打率などを見た限りでは特別変化が見られないだけに単に調子が悪いだけだろうなと感じます。 それだけに林をこうもあっさり解雇したのは何か別の理由があったのではないかなと邪推してしまいます。フロントと揉めたのか、はたまた栗山色を出したいがためにそれまでの梨田色を一掃したかったのか・・・。結局、横浜は真田の抜けた穴をあっさりと埋めることに成功し、手厚いリリーフ陣に更なる一枚が加わったという結果となったのではないでしょうか。ただし、試合数を見ても分かるようにあまりタフネスというタイプではなく、40試合前後を目処に起用すべき投手なので扱いには注意が必要です。お買い得度:S(かなりお買い得な補強)【送料無料】マネー・ボール価格:798円(税込、送料別)
2012.01.20
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今回も戦力外通告を受けて入団した選手を紹介していきますが、その前にダルビッシュがレンジャーズと契約合意し、入団が決まりました!これで、レンジャーズはエースウィルソンの代役の補強に成功しましたね!レンジャーズ期待の投手、フェリスと共にウィルソンよりも良い成績を残してくれるように期待したいと思います。これまで流出ばっかのレンジャーズに明るい話題が入りました。さあ、ダルビッシュの年俸が予想外に低かったので次はフィルダーに行くのか注目したいと思います。 『水田圭介』 それでは本題に戻り、中日を戦力外となってヤクルトに入団した水田についてみていきたいと思います。水田は西武時代からそうですが、ファームではそこそこの成績で一軍に推せる材料が少なく、更に野手が厚いチームに所属しているため、選手層に泣かされて中々一軍出場が叶いませんでした。一軍の実績があまりない選手ですが、やはり二遊間を守れるところが魅力的な選手なのかこれで4球団目となります。そんな彼の成績を見ていきたいと思います。『2009』一軍:19試合.125 0本塁打 0打点2盗塁1盗塁死 3三振 1四死球0併殺打二軍:55試合.286 7本塁打26打点4盗塁1盗塁死30三振16四死球1併殺打 ミート力5.37 選球眼.533 ISOP.242『2010』二軍:79試合.263 3本塁打16打点1盗塁6盗塁死41三振26四死球5併殺打 ミート力4.63 選球眼.634 ISOP.116『2011』一軍:14試合.133 0本塁打 0打点0盗塁0盗塁死 1三振 0四死球0併殺打二軍:47試合.260 3本塁打17打点3盗塁1盗塁死26三振18四死球0併殺打 ミート力3.85 選球眼.692 ISOP.140 以上が3年間の成績となります。2009年こそ期待させる成績を残しているものの、それ以降の成績やこれ以前の過去2年間を遡ってみてもさほど大した成績は残せておらず、これでは解雇されても致し方ないかなと感じさせます。打撃内容を見ていきますと、どうも嫌らしい選手への転身を図っているのかは分かりませんが、選球眼が高くなり、以前にも増してより見ていくようになっています。ただし、思い切りの良さがなくなってしまうのかミート力はそれに反して下落傾向を見せています。恐らく2009年のようにミート力と選球眼がバランス良くなることこそ、彼が最も成績を残す条件なのかなと思います。これは日本人野手にも言えることですが、変に繋ぎやゴロを打つことを意識した打撃に固執しすぎではないでしょうか。特に俊足選手などがそれに陥りやすく、東出、鈴木や福地などはそれをあまりにも意識過ぎて広島では芽が出ず、今正に赤松がそれをしようとしています。本来の自分の打撃の根幹を揺るがすような転身は逆効果ではないのかと感じます。ISOPを見る限り、水田はそういったタイプだとは到底思えません。なので、持ち前の長打力を重視した打撃を見せた方がこの統一球時代には希少価値な存在だけにチャンスを与えられるのではないでしょうか。 このままでは、いくら二遊間を守れる選手とはいえ、足もそれほど速くなさそうですし、守備要員としては失策が多く、守備得点もそれほど高くはないだけにかなり厳しいのではないでしょうか。しかもヤクルトの二塁手は田中浩康、遊撃手には川島や川端、山田と人材が揃っているので、ひょっとするとファームのバックアップとしての役割を見込んでの獲得ではないかと邪推してしまいます。今季はラストチャンスのつもりで猛アピールが必要でしょう。お買い得度:D(まずは自分の打撃スタイルをもう一度見つめ直すことが先決)【送料無料】マネー・ボール価格:798円(税込、送料別)
2012.01.19
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『捕手流動体制』 続いてオリックスを見ていきたいと思います。これまでSB、日本ハム、西武の三球団は、それぞれSBが細川、山崎の交替制、日本ハムは大野、鶴岡の交替制、西武の場合は炭谷をメインとし、星と上本がサブと違いこそありますが、規定打席に到達していない上に二番手捕手がそこそこ出番があったので、大まかに併用制と称してきました。ところが今回のオリックスは実に7名もの捕手が一軍出場を果たしており、そしていずれも200打席に到達していないという布陣です。つまり、併用制というわけではなく、手当たり次第に起用して言った流動体制だといえます。即ち特別これといった捕手が存在せず、実験的なシーズンだったのではないでしょうか。果たしてそんな流動体制の捕手陣の数字はどうなのか見ていきたいと思います。投手陣DIPS:3.30 年間予想失点:475失点伊藤失点抑止率:3.40 年間予想失点:490失点 リード得点:- 15点鈴木失点抑止率:3.17 年間予想失点:457失点 リード得点:+ 18点斎藤失点抑止率:3.65 年間予想失点:527失点 リード得点:- 52点前田失点抑止率:4.27 年間予想失点:615失点 リード得点:-140点日高失点抑止率:4.17 年間予想失点:601失点 リード得点:-126点辻 失点抑止率:3.85 年間予想失点:555失点 リード得点:- 80点横山失点抑止率:2.19 年間予想失点:315失点 リード得点:+160点 以上が7名の結果です。鈴木以外の捕手は軒並みマイナスを記録しており、その鈴木も打撃面でのマイナスによって貢献ポイントを吐きだしている現状であり、伊藤も打撃に長けているわけでも肩に長けているわけでもないだけに完全に正捕手を任せる人材が枯渇している印象を受けます。また、岡田監督になって出番がめっきり減ったかつての正捕手日高は「リードが悪い」と評されている通り、かなり悪い点数をはじき出しているので恐らくその通りなのではないかなと感じます。ただ、今年こそ打撃不振に陥ったとはいえ、売りの打撃を活かすために野手としてのコンバートということも考える必要があるのではないでしょうか。それとは反対に岡田監督が就任してから出番を増した鈴木は「リードが良い」と評されているとおり、まとまった出場試合数をこなした捕手の中で最も良好な数字を記録しています。ただし、リード以外の打撃面や肩、捕球面ではマイナスを記録しているだけにやはり彼をメイン捕手として起用するのは厳しい印象を受けます。 今季は若手の伊藤を正捕手に据えたいという考えのようですが、広島ファンの私としては正直彼のどこが良いかが見えず、基本的には鈴木をメイン敷いた方が良いような気がしますが、彼のようなタイプは控えにいてこそ持ち味が出るタイプなだけにトレードで実績のある捕手を獲得するやドラフトで優秀な捕手を上位指名することも検討した方が良いのではないでしょうか。【送料無料】The Extra 2%: How Wall Street Strategies Took a Major League Baseball Team fr...価格:2,930円(税込、送料別)
2012.01.18
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『木下達生』 続いて、中日を戦力外になってヤクルトに入団した木下についてみていきたいと思います。木下は日本ハムに入団して初勝利を果たし、順調な滑り出しを見せたものの、そのあとは故障に悩まされて戦力外通告になり、一度中日に拾われましたが、昨オフに再び戦力外通告を受けました。しかし、それでも拾う球団があるということはそれなりの魅力があるのでしょう。それをデータで見ていきたいと思います。『2009』二軍:1試合0勝0敗0S 1回 1被安打0被本塁打0奪三振 1与四死球 防御率0.00 K/BB ・・・『2010』二軍:22試合1勝1敗0S36回38被安打5被本塁打22奪三振27与四死球 防御率5.50 K/BB0.81『2011』一軍: 1試合0勝0敗0S 1回 0被安打0被本塁打 1奪三振 2与四死球 防御率0.00 K/BB0.50二軍:19試合4勝0敗0S60.2回59被安打2被本塁打44奪三振20与四死球 防御率2.82 K/BB2.20 以上が3年間の成績となりました。このデータだけでは何とも見えないので、過去に遡って調べてみましたが、正直故障が多くて良く分かりませんでした。ただ、今年に関しては良い数字を残しているだけに中日以外の球団ならばもう少し様子を見てみようと考えたのではないでしょうか。いずれにせよ、この段階ではまだ何も見えません。こんなにすぐに戦力外にするのならば何のために獲得したのかが不明ですね・・・。お買い得度:?(この段階では何も見えず)【送料無料】データで読む常識をくつがえす野球価格:1,470円(税込、送料別)
2012.01.17
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『阿部健太』 続いては阪神を戦力外になり、ヤクルトへ入団した阿部について見ていきたいと思います。阿部は近鉄時代、将来のエース候補として期待されましたが、中々一軍に定着することができず、一二軍を行き来する中継ぎ投手といった役割を果たしてきました。2010年、2011年と一軍での登板がなく、戦力外通告を受けました。それでは3年間の成績を見ていきたいと思います。『2009』一軍:19試合0勝1敗0S33回 39被安打2被本塁打24奪三振14与四死球 防御率3.27 K/BB1.71二軍: 8試合1勝2敗0S20.2回27被安打1被本塁打11奪三振 8与四死球 防御率4.79 K/BB1.38『2010』二軍:19試合1勝1敗0S24.2回24被安打3被本塁打22奪三振11与四死球 防御率4.01 K/BB2.00『2011』二軍:28試合0勝1敗2S30.1回31被安打1被本塁打20奪三振11与四死球 防御率2.67 K/BB1.82 以上が3年間の成績となります。正直、将来のエース候補と期待された割には投球内容が平凡と言わざるをえません。まず第一に挙げられる特徴として、K/BBの低さがあります。2.00が最高とかなり低く、素材としての特徴自体が奪三振も制球も良くないというかなり低レベルな内容です。球威も2011年こそ良かったものの、良かったり悪かったりを繰り返しており、全体的に波があります。これは即ち、球が来ている来ていないというシーズンがはっきりしており、この投手は中継ぎタイプではないということを示しているのではないでしょうか。 結論としては、私がスカウトならば恐らく推薦はしないかなと思います。ただ、今まで彼の適正ではないポジションで投げてきているのではないかと感じるだけに一度先発として投げさせてみるのも面白いかもしれません。ただ全体的な評価としては、この能力ではかなり厳しいのではないかと感じざるをえませんでした。お買い得度:D(戦力になれるか微妙)【送料無料】マネー・ボール価格:798円(税込、送料別)
2012.01.16
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『レニエル・ピント』 続いて、ソフトバンクが獲得したピント投手について見ていきたいと思います。ピントは今年こそ所属球団がなく、ウインターリーグのみの登板だったもののフロリダ(マイアミに移転)・マーリンズで主に中継ぎとして多い年は73試合に投げるなどメジャー実績は十分の左腕投手です。ただし、所属球団がなかっただけにひょっとすると力が落ちているのかもしれません。なので、データ分析を見ていきたいと思います。 まず、第一に挙げられる点として投球の完成度が高くない点にあります。メジャーなので大目に見ないといけませんが、K/BBは1.50を切ることが殆どとさほど良くありません。問題なのは直近の2010年の3Aでも1.41に終わるなどかなり厳しい数字です。しかし、日本のプロ野球は統一球によってかなり悩まされているだけにサファテやバリントンらのように球威のある投手は買いの状況です。その観点からピントを見ていきますと、3Aは0.34とかなり低く、メジャーでも0.54と良好の数字を叩き出しているなど、これはかなり球威があると見て良いでしょう。ただ一つ気になる点として、ゴロ/フライの比率が2010年になってフライが完全にゴロを上回るなど徐々に飛ばされるようになっているだけに実戦経験がない1年を過ごしただけに少し気になる材料です。また、ソフトバンクの外野陣はさほど守備が良いわけではないだけに本塁打は少ないとはいえ、二塁打などを打たれやすいというところもマイナス材料となるかもしれません。 結論として、被本塁打率がかなり低く、日本人打者相手ならば力押しが可能なのではないかと思わせる一方で、K/BBがあまりにも低すぎる点やフライを打たれだしている点、ソフトバンクの外野守備がさほど良くない点などを考慮するとどう転ぶのかかなり難しい投手なのではないかなと思います。なので、メジャー実績がある割にはひょっとすると微妙な成績に終わる可能性が高いかもしれません。選手評価:B(強みと弱みが存在)【送料無料】The Extra 2%: How Wall Street Strategies Took a Major League Baseball Team fr...価格:2,930円(税込、送料別)
2012.01.15
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『若手捕手陣の力量は如何に?』 続いて西武の捕手陣についてみていきたいと思います。西武の捕手陣は正捕手だった細川が抜けたことで、若手の炭谷が正捕手の座に座り、スタメンマスクをかぶり続けました。また、二番手、三番手捕手には一軍出場の経験がほとんどなく、巨人から移籍した星、打力に定評があるものの、捕手以外の出場が多かった上本が務め、かなり未知数な陣容であったことが分かります(ちなみに上本は途中から西口と多くバッテリーを組むようになったようです)。それでは実際に見ていきたいと思います。投手陣DIPS:3.55 年間予想失点:511失点炭谷失点抑止率:3.58 年間予想失点:516失点 リード得点:- 5点星孝失点抑止率:3.89 年間予想失点:560失点 リード得点:-49点上本失点抑止率:3.52 年間予想失点:507失点 リード得点: 4点 以上が3人の結果となりました。上本以外はマイナスを記録しているなどやはり一軍の捕手としての出場経験が少ない陣容ではあまり投手陣を助けることはできていないようですね。3人とも打撃が良いという訳でもなく、誰を正捕手にするのかは正直決め手に欠ける印象があります。ドラフトで新人選手を補強すると言ったことも必要かもしれませんね。今後もしばらく併用制が続くのではないでしょうか。【送料無料】マネー・ボール価格:798円(税込、送料別)
2012.01.14
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『大野と鶴岡の違い』 続いて日本ハムのデータが取れたので、見ていきたいと思います。日本ハムの捕手陣は大野と鶴岡の併用制を敷いており、打席数もさほど変わらないなど日替わりで出場しているようです。ただ、どちらも決め手に欠けるきらいがあり、今後もこの体制が続きそうです。それでは見ていきたいと思います。投手陣DIPS:3.17 年間予想失点:456失点大野失点抑止率:3.04 年間予想失点:437失点 リード得点: 19点鶴岡失点抑止率:3.30 年間予想失点:475失点 リード得点:- 19点今成失点抑止率:4.44 年間予想失点:639失点 リード得点;-183点 広島ファンの勝手なイメージで、今までリードは鶴岡の方が良いのかなと思っていましたが、意外にも大野の方が良い数字を叩き出しました。しかも大野の場合、鶴岡の方がダルビッシュと組む回数が多かったにもかかわらず、プラスを計上しています。盗塁阻止率も唯一3割を越す.323を記録しており、例年一定して3割を記録しているだけにこれならばゆくゆくは正捕手を任せられる存在だとは思います。ただ、日本プロ野球界の捕手に言いたいことですがもう少し打撃面での貢献も欲しいところですね。 鶴岡はダルビッシュと多く組んだものの、リード得点ではマイナスを記録しています。原因として挙げられるものが本塁打と外野フライで、大野に比べてイニング数が少ないにもかかわらず、被本塁打数は大野と変わらない数字を記録し、外野フライの比率は大野よりも高いなどがあります。 今までの点数を振り返ってみて思うこととして、日本プロ野球界では『リードというものは経験を物を言う』という格言があるものの、必ずしも経験のある捕手が高い数字を記録するわけではないみたいです。そういった意味で、次回はあまり多くの経験を積んでいない捕手が集う西武を見ていくことになりますが、果たしてどのような数字を記録するのか注目したいと思います。【送料無料】勝てる組織づくりの教科書価格:920円(税込、送料別)
2012.01.13
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『ジョン・バウカー』 今日、巨人とSBが新外国人選手の獲得を発表しました。報道によりますと、巨人はバウカー外野手、SBはピント投手とのことです。それではまずバウカー外野手から見ていきたいと思います。 この選手、近年は3Aとメジャーを行き来する最近日本プロ野球界が好んで獲得するタイプの選手であり、2008年には10本塁打を放ち、2010年や2011年もメジャーでプレーするなどメジャーでの実績もまずまずあります。それでは成績を見ていきたいと思います。 まず、この外国人選手の長打力ですが、3Aでは2009年に.254、2010年に.253、2011年に.176と高い数字は残してはいますが、圧倒的というわけではなさそうです。ただし、メジャーで本格的に出場していた時のISOPは.118、.152とそれなりの長打力を見せているだけに日本で言うところの『ファームの帝王』ではないことは救いです。ミート力ですが4.55と5.76とまあ平均的と言え、メジャーでも2010年に4.58を記録するなど特別優れてもいないですが、かと言って悪いわけでもなさそうです。次に選球眼ですが、201年に.300、2011年に.370と低い水準を記録し、メジャーでも2010年に.424とそれほど見ていくタイプではなさそうです。即ち、球を当てる力はありますが、打頃の球かどうかの見極めに弱いタイプだということになります。特別長打力も高いわけではないだけに少々日本の野球に苦しむことになりそうかなと感じます。 次に守備走塁ですが、主に若いころは一塁手でしたが、徐々に外野を任せられるようになり、最近は主に中堅、右翼を守るようです。UZRでは丁度±0前後を推移しており、特別破綻はないようです。ちなみに左翼手としてのUZRは常にプラスを計上しているなど守備はまずまずのものを持っています。巨人では恐らく左翼手を守ることが予想されていることも追い風で、ラミレスがもたらしていた守備での損失を一気に埋めてくれる可能性もあります。走塁面ではマイナスを計上しているものの、特別悪いというわけではありません。ただ、盗塁数も少ないだけに足を売りにすることはなさそうです。 データ上の分析の結論としては、能力自体は長打力、守備力、走力は破綻のない者を持ってはいますが、特別売りにするものがないので面白みに欠ける選手です。しかも打撃の根幹となる部分にやや不安が残り、しかも巨人は大田を育成する計画や豊富な外野手陣も控えているだけに序盤で結果を残さないと殆ど出番がなくなってしまう可能性もなくはありません。私の印象としては少々面白みに欠ける選手だなと言う印象は拭えませんでした。選手評価:C(少々パフォーマンス不足で、苦しいか)【送料無料】マネー・ボール価格:798円(税込、送料別)
2012.01.12
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『石井義人』 続いて同じく巨人に入団した石井について見ていきたいと思います。石井は横浜時代から巧打ぶりには定評がありましたが、特別俊足ではなく、守備も上手くない上に長打力もあまりないため、打撃で結果を残しても中々スタメンに定着というところまでは行かず、今年ついに戦力外通告を受けました。それでも規定打席に到達したシーズンは首位打者争いに割って入った時期もあるなど力はあることは確かであり、その力はまだ健在なのか見ていきたいと思います。『2009』一軍:125試合.300 6本塁打39打点3盗塁2盗塁死30四球73三振7併殺打 ミート力5.25 選球眼.410 ISOP.107『2010』一軍: 98試合.293 6本塁打22打点0盗塁0盗塁死31四球35三振5併殺打 ミート力6.34 選球眼.886 ISOP.117二軍: 9試合.306 1本塁打 3打点1盗塁0盗塁死 3四球 5三振0併殺打 ミート力7.20 選球眼.600 ISOP.138『2011』一軍: 12試合.105 0本塁打 1打点0盗塁0盗塁死 1四球 6三振0併殺打 ミート力3.17 選球眼.167 ISOP.000二軍: 79試合.318 3本塁打22打点3盗塁0盗塁死48四球31三振3併殺打 ミート力7.52 選球眼1.54 ISOP.098 以上が成績となります。巧打者として評価されている石井ですが、以外にもミート力はそこまで高いという訳ではなく、それが.300を打ったかと思えば違う都市には.254といった数字を叩き出してしまう要因ではないかと思われます。しかし、近年は選球眼が引き上がっており、球の見極め能力が向上しているだけに打率も安定していく余地があります。ただし、近年守っているポジションは一塁と三塁という打撃に比重を置く分野であり、やはりレギュラーを任せるには少々物足りなさが残ります。それでも打率を稼ぐことができ、守ろうと思えば二塁もこなせる選手なだけに代打や代役スタメンなど起用の幅は非常に広い選手なだけにできれば広島に来て欲しかったと今でも思います・・・。全く・・・、うちは三塁手のレギュラーがいないのだから彼が来れば目処がつきそうだったものを・・・。お買い得度:S(スタメン起用も可能)【送料無料】マネー・ボール価格:798円(税込、送料別)
2012.01.11
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『中谷仁』 それでは次に楽天を戦力外になり、巨人に入団した中谷について見ていきたいと思います。中谷は阪神では芽が出なかったものの、楽天へ移籍して3番手捕手として地味ながらも2位への躍進に貢献しました。それではデータ分析についてみていきたいと思います。『2009』一軍:55試合.200 3本塁打14打点0盗塁1盗塁死12四球33三振5併殺打 ミート力3.03 選球眼.364 ISOP.100二軍:20試合.371 3本塁打 5打点1盗塁3盗塁死 3四球 6三振0併殺打 ミート力5.83 選球眼.500 ISOP.315『2010』一軍:11試合.067 0本塁打 0打点0盗塁0盗塁死 1四球 3三振0併殺打 ミート力5.00 選球眼.333 ISOP.000二軍:28試合.220 1本塁打 2打点0盗塁0盗塁死 5四球19三振2併殺打 ミート力2.16 選球眼.263 ISOP.170『2011』一軍:11試合.091 1本塁打 2打点0盗塁0盗塁死 0四球 9三振0併殺打 ミート力2.44 選球眼.000 ISOP.136二軍:27試合.293 0本塁打 7打点1盗塁0盗塁死 3四球11三振0併殺打 ミート力3.73 選球眼.273 ISOP.024 以上が3年間の成績になります。捕手にしては中々のパンチ力を秘め、それなりの長打は見込める選手のようです。ただ、ミート力が4.00弱で推移し、選球眼も大体.300前後を行き来するなど打撃の根幹は脆弱と言わざるをえません。ただ、この選手は捕手なだけに違う部分で評価されるのかもしれません。恐らく鶴岡が抜けた穴を中谷で穴埋めしようと考えたのだと推測できます。なので、評価はリード得点を見てからしてみたいと思いますが、鶴岡が抜けても捕手は実松や加藤、若手期待株として河野や鬼屋敷などがいるだけに結構余剰気味な気は否めません。また、少ない出場機会ながら常に捕逸する部分があり、捕球面ではさほど良くないのかもしれません。別の球団に入団した方が活躍できる幅が広かったのではと思ってしまいますが・・・。【送料無料】The Extra 2%: How Wall Street Strategies Took a Major League Baseball Team fr...価格:2,930円(税込、送料別)
2012.01.10
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『レンジャーズか!?』 黒田が広島に断りを申し入れ、メジャーに残留する旨を伝えたそうです。実はレンジャーズも獲得に向かっているらしく、まさか私が応援している2球団同士が争奪戦になるとは思ってもみませんでした・・・。ただ、決まったからには是非レンジャーズに来てください!
2012.01.09
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『FA細川の影響は如何に!?』 続いてパリーグに目を向けてみたいと思います。日本一に輝いたSBは西武の正捕手細川をFAによって獲得しました。細川といえばあの野村監督がリードに長けた捕手と評するなどリード面での評判が高く、更に強肩であることから現在のプロ野球界で最も捕手らしい捕手と言えるのではないでしょうか。このFA移籍に伴い、それまでの正捕手候補であった山崎や田上らが控えに回り、捕手陣の地盤が表面上では固まり、投手陣も軒並み良好な数字を示しています。それでは細川が与えた影響はどれほどのものだったのか見ていきたいと思います。投手陣DIPS:3.00 年間予想失点:432細川失点抑止率:2.68 年間予想失点:386失点 リード得点: 46点山崎失点抑止率:3.02 年間予想失点:435失点 リード得点:- 3点田上失点抑止率:2.35 年間予想失点:339失点 リード得点: 93点高谷失点抑止率:5.02 年間予想失点:722失点 リード得点:-290点 正捕手細川のリード得点は46点と良好な数字を記録し、確かにリードに長けた捕手という評価通りの数字を記録しています。ただし、打撃貢献数では-13点を叩き出しているだけにもう少し打撃での貢献が欲しいところですね。 そして、意外なのが細川のライバルと評されていた田上、彼の評判は長打力が売りだが弱肩でリードも拙い部分があり、捕手としては物足りないという見方が多いものの、リード得点ではSB捕手陣NO.1のリード得点を叩き出しているなどギャップがかなり激しいものがあります。以前、松中か多村かという記事が掲載しましたが、ここまでリード得点が良く、更に長打力も兼ね備えているのならば田上を人的補償として獲得するのもありかもしれませんね。西武は現在正捕手不在なだけに外れていたのならば是非お薦めです。 ただし、昨年は投手陣の力量が高かったのか内野フライが他球団よりも数多く計上されています。和田や杉内、ホールトンと力のある投手らが抜けた今季はどうリードするのか注目してみていきたいですね。【送料無料】マネー・ボール価格:798円(税込、送料別)
2012.01.08
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『山崎武司』 続いては楽天を戦力外になり、古巣中日への移籍が決まった山崎について見ていきたいと思います。山崎と言えばやはりスラッガーというイメージですが、野村監督の指導によってようやく素質が開花したのではないかと思わせるばかりに打ちまくりましたね。ただ、今年は不振に終わり、楽天から戦力外通告を受けた後、中日が獲得を発表して古巣に復帰という形になりました。それでは成績を見ていきたいと思います。『2009』一軍:142試合.246 39本塁打107打点3盗塁0盗塁死67四球114三振 23併殺打 ミート力4.70 選球眼.588 ISOP.269『2010』一軍:141試合.239 28本塁打 93打点1盗塁0盗塁死45四球147三振 10併殺打 ミート力3.67 選球眼.306 ISOP.207『2011』一軍:102試合.229 11本塁打 48打点0盗塁1盗塁死28四球 89三振 10併殺打 ミート力4.07 選球眼.315 ISOP.138※二軍の成績は除外しました。 以上が3年間の成績です。さすがに2009年、2010年は楽天の4番を打っていただけあって立派な数字を残しています。しかし、打率が年々下降しているのも確かであり、特に選球眼が.300に下降しているのが分かります。ミート力も3.00を前後する推移になり、打撃の根幹となる部分に陰りが見え始めているのも事実です。更に中日にはブランコもいるため、中々レギュラーで出場というわけにはいかないかもしれません。ただ、中日には右の代打候補が少ないだけに山崎にはここ一番の代打として活躍できるかもしれません。お買い得度:C(最後の一花を咲かせたい)【送料無料】勝てる組織づくりの教科書価格:920円(税込、送料別)
2012.01.07
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『定岡卓磨』 それでは続いてロッテを戦力外になった定岡について見ていきたいと思います。その前に中島がNYYと交渉決裂、西武に残留することが決まりましたね。やはり控えの控えとしての扱いに不満だったのかもしれませんね。ただ、マリナーズと合意した岩隈が一昨年に比べて大きく評価を落としており、今年マイナー契約でマリナーズに入団した川崎が鳴かず飛ばずならば、例えFAを取得したとしても見向きされなくなる危険性があるだけにとりあえず契約を結んでチャンスをつかんでいく方が良かったような気もしますが・・・。 それでは話を戻して定岡に行きたいと思います。ただ、この選手もどんな選手なのかが不明で、分かることは外野手ということぐらいです。なので、成績を見ながら見ていきたいと思います。『2009』二軍:62試合.241 5本塁打20打点2盗塁0盗塁死19四球54三振11併殺打 ミート力3.00 選球眼.352 ISOP.129『2010』二軍:73試合.22910本塁打28打点2盗塁2盗塁死14四球63三振 3併殺打 ミート力3.75 選球眼.222 ISOP.182『2011』二軍:84試合.235 5本塁打24打点5盗塁1盗塁死19四球69三振 4併殺打 ミート力4.38 選球眼.275 ISOP.086 以上が3年間の成績となりました。どうやら長打力が持ち味の選手のようですね。ただ、打撃の基礎となる部分が壊滅的な数字を記録し、特に近年は当てに行く傾向が更に強まり、今年はそれが顕著に出た格好となり、長打力も影を潜めたところが大きなマイナスポイントと言えます。また、ロッテの外野手選考は基本的に走塁、守備力に重きを置いた構成なだけにこの手のタイプはあまり評価されないのではないかと思われます。これらの部分が絡んだ結果、多くの出場機会を与えられながらも解雇という方向へ進んだのでしょう。 ただ、やはり長打に魅力があると踏んで楽天は獲得に向かったのでしょう。しかし、楽天はあまりこういったタイプを育てられておらず、定岡を育てられるかという疑問は拭えません。それでもミート力には成長が見えるだけにもう一度自分の持ち味を思い出させてあげた上でこのミート力を維持し、成長していけるのならば買いなのではないでしょうか。しかし、このペースだと後4、5年はかかりそうな気がしますが・・・、どこまで面倒を見てくれるのかがポイントでしょうね(広島に来れば?)。お買い得度:D(長打魅力も成長ペース遅く、油断許さず)【送料無料】マネー・ボール価格:798円(税込、送料別)
2012.01.06
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『久々に広島の情報が!』 久々に広島の情報が出たので、書いてみたいと思います。広島の苑田スカウト部長が、明治大学の上本内野手を上位候補としてリストアップしたそうです。上本は阪神に所属する上本の弟で、兄と同じく走守が持ち味の内野手で、線が細いのが課題だそうです。他にも駒大の白崎という内野手もリストアップということで、今年は内野手の獲得を目指しているのかもしれませんね。そこで今回、彼ら二人をデータ分析してみたいと思います。 まず上本、彼の最大の問題は打撃です。ミート力は通算で4.43と低く、上昇傾向も見受けられません。ただし選球眼は良く、春秋で良かったり悪かったりを繰り返していたものの、昨年に関しては安定してきているなど成長を感じ、通算でも.909とかなり高い数字を記録しています。つまり、球の見極めはできるものの、それをジャストミートできていないということです。ミート力に向上の兆しが見えれば、上位で指名される存在になるのではないでしょうか。 次に白崎、パワーが売りの選手との評判ですが、ISOPは.023とスラッガーとは程遠い成績を記録しています。ただし、二部では4本塁打を記録してはいるものの、二部のISOPは.183と二部大学レベルの数字としては低いと言わざるを得ないだけにやはりそこまで注目される長打は持ち合わせていないのではないでしょうか。ミート力は通算で4.25と低く、成長傾向が見られません。選球眼もさほど良くはなく、正直ドラフト候補としては苦しいのではないでしょうか。 以上が二人のデータ分析となります。特に上本はポスト東出として面白い存在なので、マークしてみても面白いのではないでしょうか。【送料無料】The Extra 2%: How Wall Street Strategies Took a Major League Baseball Team fr...価格:2,930円(税込、送料別)
2012.01.05
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『稲田直人』 続いては横浜を戦力外になり、楽天への移籍が決まった稲田について見ていきたいと思います。稲田は日本ハムに指名された社会人内野手で、様々なポジションを守れるユーティリティープレーヤーであり、野手の層が薄い球団ならば重宝されます。しかし、一旦層が厚くなると重要がなくなり、放出されてしまうというのがユーティリティー選手の宿命といえるでしょう。横浜へ移籍したものの、親会社が代わって新監督になり、心機一転という形で戦力外通告を受けました。そうなった時に割を食いやすいのもこういうタイプの宿命でしょう。それでは成績を見ていきたいと思います。『2009』一軍:65試合.277 0本塁打 7打点1盗塁0盗塁死2四球 7三振1併殺打 ミート力9.29 選球眼.286二軍: 1試合.000 0本塁打 0打点0盗塁0盗塁死0四球 0三振0併殺打 ミート力・・・・ 選球眼・・・・『2010』一軍:22試合.286 0本塁打 1打点1盗塁1盗塁死2四球 3三振0併殺打 ミート力7.00 選球眼.333二軍:48試合.328 2本塁打13打点1盗塁0盗塁死6四球23三振3併殺打 ミート力5.57 選球眼.261『2011』一軍:61試合.238 0本塁打 2打点0盗塁0盗塁死0四球11三振0併殺打 ミート力3.82 選球眼.000二軍:14試合.182 0本塁打 1打点1盗塁0盗塁死3四球 4三振2併殺打 ミート力11.0 選球眼.750 以上が3年間の成績です(1本も本塁打を打ったことがないとのことなのでISOPは省かせていただきました)。やはり、非力なタイプで長打力は期待できないタイプです。彼の成績の中で一番目を引くのはミート力の高さにあります。今年こそ低かったものの、5.00以上のミート力を維持しており、当てる技術は備わった選手です。ただし、ミート力に反して選球眼が壊滅的な数字を記録し、球を見極めことはできず、糞ボールだろうが何でもかんでも当てに行くタイプの打者であることが分かります。当然それでは打率が安定せず、数字はその年の運に左右されやすくなり、それが打率の極端な揺れを示しています。ただし、この選手の売りはどこでも守れるユーティリティー性なので、あまり打撃の評価はしても意味がないかもしれません。ただ、代わりにレギュラーを務められるかどうかはその年の運に左右されやすいタイプで、特別足にも優れているわけではなさそうですし、個人的には微妙な印象を受けます。 結論としてはカープの井生を左にしたような印象を受けます。ただ、井生に比べると出塁する能力に欠け、今年も一軍では一塁しか守っていないところなどを踏まえると、個人的にはあまり買いと言える程の選手かどうかは微妙な気はします。入団した楽天には松井、高須、内村に加え、若手有望株の枡田などが控えているチーム状況で、わざわざ獲得した意図も正直分かりかねます。お買い得度:D(全てが微妙)【送料無料】マネー・ボール価格:798円(税込、送料別)
2012.01.04
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『加藤大輔』 続いては楽天へ移ります。まずはオリックスを戦力外となり、楽天への入団が決まった加藤大輔です。加藤はかつて155キロの直球を記録するなど剛腕ぶりで鳴らし、ストッパーを務めましたが、今年は一軍登板なしに終わり、自ら申し出て自由契約となりました。かつてのストッパーは輝きを取り戻せるか見ていきたいと思います。『2009』一軍:48試合4勝4敗13S51.2回58被安打5被本塁打53奪三振18与四死球 防御率5.23 K/BB2.94『2010』一軍:20試合1勝0敗 0S25.1回17被安打3被本塁打15奪三振11与四死球 防御率3.91 K/BB1.36二軍:32試合2勝3敗 7S34.2回39被安打2被本塁打37奪三振 6与四死球 防御率2.86 K/BB6.17『2011』二軍:23試合2勝2敗 0S27.1回22被安打1被本塁打22奪三振 9与四死球 防御率3.95 K/BB2.44 以上が3年間の成績となりました。まず、第一に挙げられる点は球威の低下が激しいということです。一軍での被本塁打率は2008年からい見ていきますと、それぞれ.857.871、1.065とかなり高く、恐らく今の彼は直球でグイグイ押すことができない投球なのではないかなと推測できます。K/BBも2008年から下降曲線を辿り、典型的な下り坂であることがはっきりと分かります。かつての投球ができず、かといってこれといったモデルチェンジもできていないところを見ると、正直かなり厳しいのではないかなと思います。ただ、唯一の光明としては二軍での与四死球率が下がってきており、技巧派への転身を図っているのかと感じる点です。果たしてそれが一軍で通用するのか・・・と言いたいところですが、通用しなければ今季限りと言うことになりそうなので、本当にラストチャンスではないかと感じます。お買い得度:D(明らかに下り坂である)【送料無料】マネー・ボール価格:798円(税込、送料別)
2012.01.03
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『高橋信二』 それではオリックス最後の選手として、巨人を自由契約となった高橋信二内野手のデータ分析をしていきたいと思います。かつては日本ハムの正捕手として26本塁打放つなどのスラッガーぶりを見せていましたが、故障してからは一塁手に転向してからは巧打ぶりが目立ち、長打は激減したものの3割を記録しました。しかし、故障してからは中々試合出場に恵まれず、巨人へ移籍しましたがそこでも出番はなく、自ら自由契約を申し出ました。続いてはデータ分析していきたいと思います。『2009』一軍:134試合.309 8本塁打75打点7盗塁2盗塁死35四球78三振16併殺打 ミート力6.51 選球眼.449 RCAA 4.00点 ISOP.095『2010』一軍: 70試合.244 3本塁打31打点0盗塁0盗塁死23四球34三振 4併殺打 ミート力7.18 選球眼.676 RCAA-8.28点 ISOP.061 二軍: 5試合.385 1本塁打 6打点0盗塁0盗塁死 0四球 2三振 0併殺打 ミート力6.50 選球眼.000 ISOP.307『2011』一軍: 27試合.182 0本塁打 3打点0盗塁1盗塁死 4四球 8三振 0併殺打 ミート力5.50 選球眼.500 RCAA-2.41点ISOP.045二軍: 51試合.360 7本塁打29打点1盗塁0盗塁死12四球14三振 4併殺打 ミート力8.93 選球眼.857 ISOP.256 以上が3年間の成績です。ミート力がまずまず高く、選球眼も.500以上をキープするなど打撃の根幹に衰えは見られず、しっかりしています。なので、ただ単に出場試合数の少なさや不運が重なっているだけなのではないかと感じます。ちなみに今年は二軍で長打力を発揮し、ISOPが.256を記録するなど持ち味だった長打に復活傾向が見られます。ただこの選手、元々それほど打撃での貢献が高い選手ではなく、3割を打った年でもRCAAは4点と少なめで、一塁専門選手にしては長打の少なさが否めません。また、守備もゴールデングラブ賞を受賞したものの、守備得点は-10点と守備は悪い選手なので、守備でもあまり大きな貢献ができません。なのでレギュラーとしてではなく、バックアップとして起用した場合に初めて価値のある選手と言えそうです。ただし、バックアップ要員としては守れるポジションが一塁しかなく、バックアップ選手としては使い勝手の悪さがネックですね。 結論としては今回拾われたのオリックスという球団は李大浩を確保したものの、他に打撃に長けた選手がおらず、高橋信二の獲得は良い選択だったのではないでしょうか。二軍では長打力を発揮しているだけに元々持っている長打力が再び発揮すれば楽しみですね。ただ、余程のことがない限りしばらくは控えという扱いになりそうですが、まあ出来れば捕手としても出場できるのであればもっと需要が高まりそうですが。お買い得度:B(代役スタメンもありだが、使い勝手が悪い)【送料無料】The Extra 2%: How Wall Street Strategies Took a Major League Baseball Team fr...価格:2,930円(税込、送料別)
2012.01.02
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