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なんかね・・正直言って、表紙があまり読みたいと思う気持ちを起こさせない。読んでみて特別な楽しみを与えてくれるでもない。女子大学生ブリーダが魔女になる修行をする過程を描いたものなんだけど、パウロ・コエーリョの作品の中では私には読みにくかった『星の巡礼』に近いタイプの作品なので、読み始めてじきに読むのをストップしてしまったの。信仰心がないからかな。二人の師、魔術師と魔女。普通の人として見たとしたらどちらも好んで付き合いたくは無いタイプかも。図書館の返却期限が近づいたので思い切って先に読み進めてみたら、ブリーダを導く魔女というのがごく普通の女性と同じような感情を抱くことがわかって安心感を覚えたの。気持ちが軽くなったおかげでそこからは一気に読めた。ブリーダは魔女になるため森に暮らす魔術師を訪れ、魔術師はブリーダの師となる魔女へと導いてくれる。修行は過酷、というわけでもなさそうだけど、自分自身で切り開き力を磨いていくのはとても難しそう。理解できないこともないではなかったけど、分身の存在は素直に受け入れられた。ああ、今まで感じてきたのはそういうことか、と。読み終えてみて、読んで良かったと思う一冊でした。
2009年11月30日
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島原の乱から十何年か後の頃。大河に近くありながら水に恵まれない土地に生まれ暮らす百姓たちのあまりの貧しさに、何を食べても申し訳ないような気がして、食べる気持ちが萎えました。数日で立ち直ったので痩せるまでには至りませんでしたけども。筑後川の水を呼び込むため、命を含めた全てを捧げる決意を固めた5人の庄屋たちの思いに頭が下がります。たくさんの不満と葛藤とが善意で補われていくのが心地よかったです。真冬の水と戦う大工事。九州とはいえ相当な寒さとの戦いでもあるはずなのに、工事に携わる人々の熱意がそれを感じさせません。満足に食べていないはずなのに、湧き出る大きな力を感じます。いつ何事かが起きてもおかしくない状況に、不安と恐れと期待感とでページを捲る手にも力が入りました。犠牲の程がどうだったのかは、ここで書くとこれから読む人の気をそいでしまうのでやめておきます。
2009年11月28日
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ペ・ヨンジュン氏は文化人におなりなのね、と感じられる一冊でした。出演作の秘話的なものが少し織り込まれているのが、いらない部分とも思うし、ファンにはたまらない宝物でもあるのかもしれませんね。とても勉強になりました。
2009年11月26日
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子供目線の童話かな?って思うでしょ?ところが登場するのは、仕事だって恋だってちゃんとできる人なのに、ジョーハツする習性のある立派な大人世代のジョーハツくん。今は庭と水たまりつきで格安の古い一軒家に借家住まい。お歳は30歳前後くらいかしら?くすり草を採集しては薬草屋さんとハーブ屋さんに持ち込んで、その収入でささやかな暮らしをしてるジョーハツくんは、実は子供のころから水たまりを恐れてたりするのです。ジョーハツしないらしい、しずくのぴしゃんちゃんと出会って、一緒にゆるーい時を過ごすうちにお互いの中に通じるものがある事を知ります。薬草屋さんとハーブ屋さんも良い感じ。ほんの少し、胸がきゅっとするような、ゆっくりと大きな息が吐けるようなお話です。イラストもすてきです。
2009年11月12日
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犬の力 初っ端から残虐に血みどろで、若干ひるみました。。。我慢して読み進むと、それを招いたのは自分だとほのめかすわけです、麻薬捜査官アート・ケラーが。なので、この物語の主たるこの捜査官は良い人なのか悪いヤツなのか?と先ず思うわけです。時はそれからかなりと遡り、麻薬取締局やらアメリカとラテンアメリカの国々双方の麻薬組織だとか国の政とかそのほかいろんな都合がせめぎあい、熾烈な戦いが裏表で繰り広げられます。そしてラスト近くでやっと冒頭のシーンの原因がわかります。なかなかに個性的かつ魅力的な登場人物が盛りだくさん。おかげで誰が誰やらわからなくなり混乱しまくり、何度も前に戻り読み返し確認しないと状況がつかめなくなり、読んでるうちにだんだんページ数の多さが苦になってきたりもしました。削ってもいいんじゃないここ?と思うところが結構あってね。このチンピラがこうなる?この人がこうなっちゃう?そんな考えが何度かよぎりもしたのですけどね。でも、それぞれのキャラクターを別々の本に、それぞれを主人公にしたら良いのにとも思います。2週間丸々かかって読み終えましたが、かなりな面白さではありました。もう一回読んでもいいかな、って気もします。慌てて読んだらもったいないので時間に余裕があるときに、をおすすめします特に上巻で、四文字熟語が目立った気がしましたが、原書の方が慣用句めいた文になっているんでしょうかねぇ?そのほか、個人的にタイムリーなことでいろいろと勉強になりました。
2009年11月11日
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