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週刊ブックレビューでおなじみの方なのでずっと気にはなっていたのですが、この方の作品を読むのは初めてです。勝手に作っていたイメージとはかけ離れた作品で、正直言って難しい普段使い慣れない見かけない漢字やくどい表現が多く作品の内容は訳がわかりませんでした。くだけた分かりやすい部分が無いと言うわけでもないのですが。怖いものなのか、妖しいものなのか、不埒なものなのか、廃れたものなのか、私の想像力不足なのでしょうが。そういえば、明るい日の下で真昼に読んだのがいけなかったのかもしれません。何か怪しい気配のする夜明け前とか、風が騒ぐ荒れた夕暮れとか、悪夢から覚めて眠れなくなったしんとした夜半とか、そんな時、作中の作家の心理に近づけるのかも。うーん、やっぱり近づけないかも・・とにかく、他の作品も読んでみないと。ところで、キルリアンの意味も知らなかったのですが、Yahoo辞書で検索してみました。大辞泉によると‘キルリアン現象’について‘高周波電界中に置かれた生物体による放電現象。写真に撮影することができる。’とのこと。うーん、ますます分からなくなってしまったのでした。
2009年08月31日
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日本一空気の奇麗な田舎町で起きた少女殺人事件。犯人の顔を見たのに思い出せない4人の少女達。娘を失った母親の言葉に傷付けられ罪の意識を背負ったまま成長する少女達の苦悩が、それぞれによって事件の時効を目前に語られ、犯人を浮かび上がらせていきます。『告白』で引き込まれてしまい後味の悪い思いをしながらも、次回作に思わず期待してしまった人にはおすすめの後味の悪い作品です。フィクションの中のこととはいえ、無垢な心の少女達に過酷な試練を与えるのが腹立たしく、憤りを感じながらも、またしても引き込まれてしまう自分にため息ついてしまいました。もしこの次の作品も同じく子供が傷付き、告白による連作の形をとるならなら読まないかもしれませんが、とかいいながら期待してしまいます。
2009年08月29日
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今回のイベントは‘親子で楽しくむお話ライブ’ということで、おばさんが一人で行くのはどうかなぁと、それにたぶん時間的に無理かなぁと思ってたんですが、直前に行けるってことになって、息子の自転車を借りて大急ぎ。だって先着で整理券を配るっていうんだもの、限定270名だし焦りました。整理券配布の10分くらい前についたかな、もらった整理券が92番、人数少なくないか?と、ちょこっと不安になったけど、始まる直前に振り向いたらほぼ満員でした(と思った)。タマさんの手元が見える(客席から見て)左端に近い割と前の席に座りました。始まってすぐスピーカーに近すぎることに気付いて耳が不安でしたが、全体を通して割合優しい音だったのか私の調子が良かったのか、大丈夫でしたよ。最初は「万華鏡」。ふたりの背景に三角芳子さんの可愛い絵が映されて、子供達の頭の中ではいっぺんにファンタジックな世界が広がったのではないかしら。「うさぎの大脱走」を聴いてびっくり、これってジャズ?!良いなこれ、と発売されていることを知っていながら今まで手にしていなかったアルバムをこの瞬間購入しようと決めました。『SONGS FROM THE WORLD OF PETER RABBIT』前半は白、後半は黒、背景を邪魔しないすっきりした衣装がまた新しく新鮮に感じられましたよ。リズム・メロディ・ハーモニーという音の三要素を語るにはいささかお子様の年齢が低かったかもしれませんが、ミカさんの一所懸命伝えようとする様子が微笑ましかったです。しっかし、最近のお子様はしっかりハッキリしてますね。けどやっぱり子供らしい素直さや可愛さは不変ですけどね。演奏に解説にクイズに声の演技まで、大変でしたね。スピーカーの近くだったからかあるいはホール全体に聞こえていたのか、息切らしてましたね^^;ほんとお疲れ様でした。今まで聴き馴染んできた曲たちが違うシチュエーションで演奏されること、はじめの一瞬戸惑いましたが、これもアリかな面白いなと思いました。楽しめましたよ、思い切って行って良かった~同じ曲を聞いていても、いつも新鮮さを感じるふたりの演奏だけど、今日は特に新鮮でした。タマトミカの生演奏を聴くのは4月26日にシビックセンターで行われた「スプリングフェスティバル」以来です。 あの時は野外で、5月も近いと言うのにメチャクチャ風が強くて寒くって、空模様の怪しい日だったなぁと思い出す。そうそう久しぶりに自転車で行って、帰りの坂道で転んだっけ。。ていうか、今日も息子の自転車を借りて来る途中焦って転びました。転び慣れてるから大丈夫ですけどね。。
2009年08月22日
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絵本、なんですが確かに、だいたいみんなの知ってる『うらしまたろう』なのですが登場するものたちの姿も景色も一般的な『うらしまたろう』のイメージとは随分違う、青系と黄系の色で描かれた絵そして、えーっ!そうなのー?と驚くラスト『うらしまたろう』のお話をはじめてお子様に読み聞かせるのには躊躇しますがまず、一般的な普通の絵本を馴染ませてからこういう表現もあるのよ、と世界を広げてあげるのにとても良い一冊かと思います
2009年08月21日
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次にどの本を読もうか選ぶきっかけといえば、お気に入り作家の新刊、何かの賞を取った作品、ベストセラー、新聞の書評、知人のオススメ・・いろいろありますが、最近の私は未知谷( http://www.michitani.com/ )という出版社に興味を持っています。不思議な会社名だなと感じましたが、HPを訪れてみるとやはりこだわりの命名のようですね。リストを見てみると個性的な本たちがいっぱい。正直言って今まであまり手に取らなかったタイプのものも多そうですが、ちょっと首を突っ込んでみたくなるそんな誘惑に捕われている最中です。しばらく町田純さんの作品を読んで(ながめて)みようと思い、まずは『ヤンとカワカマス』から。登場するのはネコのヤンとカワカマス。草原の一軒家に住むヤンを訪ねてくるカワカマスとのなんとものんびりした、たとえ危機的状況に見舞われたりしているのだとしてもあくまでのんびりとしたお話です。ドアを開けたら、そこにとんがって突っ立っていた訪問者(?)は魚だった(!?)っていうその姿が、読み終えても思い浮かべる度笑えます。挿絵は鉛筆画でしょうか、実にスッキリした絵なのに、ヤンの体の柔らかさとか毛の一本一本の揺らぎ、風のそよぎや、ほんのりと季節の香りまでもが感じられるようです。ところで、カワカマス。描かれている絵がちっともマスっぽくなくて先が尖がっているのでなんだかサヨリみたいだと思ってたんですが、カワマスじゃなくてカワカマス、カマスだったんだ!読み終わっても気付かずに思い切り読み違って勘違いしていた自分が笑えます。
2009年08月20日
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韓国ドラマ『花より男子』の中でジフ(類)が、チャンディ(つくし)の傍で読んでいた詩 オルマ トゥイ、カットゥン ナル オフ、 ナヌン タンシネゲ マルハゴ シポッチヨ. タンシヌル サランハンダゴ. クロッケ ウェチゴ シポッチヨ. クゲ タエヨ.なんとなく、記憶のどこかが反応したような気がしましたが、みつけましたMarguerite Durasの『C'est tout』の韓国語版だったのね「C'est tout」はlivedoorで自動翻訳すると「It is all」http://translate.livedoor.com/french/Infoseekで自動翻訳すると「それは、すべてです」http://translation.infoseek.co.jp/?ac=Text&lng=frGoogleで自動翻訳すると「クゲ タエヨ」http://translate.google.com/?hl=ja&sl=fr&tl=en#マルグリット・デュラスは、レオン・カーフェイが出ていた映画『愛人/ラマン』の原作者だったのね、なるほどそれで記憶のどこかが反応したのかと納得『C'est tout』の日本語版タイトルは『これで、おしまい』その11ページにありました 1996年3月に喉頭癌で亡くなったマルグリット・デュラスの最後の作品です日記であり、詩であり、回想の手記でもあり病床にあっても書くという叫びの手段を行使し続けた人死へと向かう女流作家の意地や焦り、後悔と懺悔、恐怖と苦しみ、懐柔と安らぎ、プライドと愛それらが混じりあい、彼女の人生を個性的な作品として織りあげようとしているようです読み終わるとまた繰り返し最初から、そしてまた最初から読んでしまいます
2009年08月19日
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「木は旅が好き」「鶴」「あのひとの棲む国」「鄙ぶりの唄」「疎開児童も」「お休みどころ」「店の名」「時代おくれ」「倚りかからず」「笑う能力」「ピカソのぎょろ目」「苦しみの日々 哀しみの日々」「マザー・テレサの瞳」「水の星」「ある一行」数位ヶ月前、古本屋さんの105円コーナーで見つけたなんてこと、1050円じゃなくて105円だなんて・・・私が生かさなくてはいけない、と連れ帰る(もちろん105円払って)枕元に置き、就寝前、目覚めの時、手に取り一篇ずつ大切に眺めるように読む散文詩というのかしら、堅苦しさは全然感じず私、どちらかというと詩にはあまり親しまないほうですが、すんなり馴染みます何度か読み返していくうちに、一篇一篇が形や動きを伴ってきますはたからみれば嘲笑の時代おくれけれど進んで選びとった時代おくれ もっともっと遅れたい「時代おくれ」のここのとこ、この方のイメージが立ち上がってくるようでしたこの日に読むにも相応しい一冊かと思います
2009年08月15日
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絵本なのに・・読み終えた瞬間、四字熟語とかニュース映像でみたシーンとかがいくつか浮かびました。しばらくの間、最後のページを閉じることも忘れもの思いに落ちていました。分かりやすい絵とお話、お子さまが楽しいと思う遊びの部分もちゃんとある、なのに大人も唸らせる。ページ数も言葉も少ないのに、動きや遠くから聞こえるどよめきのようなものをふと思う。タイプは違うけれど、和田誠さんの『おさる日記』を読んだ時の驚きを思い出しました。
2009年08月10日
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なぜ?の部分が解決されるまでには至りませんが、たくさんの知らなかったことを知ることができ、納得のいったことがたくさんありました。重いテーマですが、それを忘れるくらい軽快なおふたりの言葉のやりとりに時に涙し、笑みがこぼれさえしました。辛淑玉さんの丁寧な解説もあり、とても読みやすかったです。新聞の新刊紹介欄の解説に誘われて読みました。立場や思いに関係なく読んでおいてもらいたい種類の一冊です。
2009年08月09日
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恩田陸、本多孝好、今江祥智、二階堂黎人、阿刀田高、いしいしんじ、柴崎友香、朱川湊人、篠田節子、山本一力、大道珠貴、市川拓司、山崎洋子、有栖川有栖、梨本香歩、石田衣良、内海隆一郎、三崎亜記。18人の作家さんが本をテーマに書いたショートストーリー集です。この本そのものを開いた瞬間、小学校の副読本の感触を思い出しました。なんだろう、紙の手触りかなぁ、それとも文字の並び具合?表紙のデザインもそうかなぁ。とにかくそのおかげで気負いを感じずに読めた気がします。全部を読んでみて今イメージしてみると、そう、サクマドロップをクリスタルの皿に全部開けたみた時を思い浮かべてみて下さい。いろんな色があって、きれいで素敵、どれから味わおうか、どれも美味しそう。いろんな作家の作品があってどれも面白そうなこの作品集。でも18作もあれば似たものもあるし、一度に読んでしまったら、それぞれの個性がぼやけてしまう。一つずつとは言わないけれど、一日に2つか3つ。大事に味わいながら読むのが良いと思います。全てが好みと言うわけではないですが、途中で読むのを止めるほどのページ数では無し、どの作品も最後まで読めばそれなりに思うところのあるお話です。
2009年08月03日
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2001年4月に韓国で発売されたJiNさんのアルバム『nocturne』の歌詞訳を4年ぶりに見直してみましたhttp://plaza.rakuten.co.jp/14june/2008
2009年08月02日
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「囮たちの掟」と「時をこえる風」の短編2作。2作しかなくても短編集というのかどうか・・・「時をこえる風」は中編くらいありますが。「時をこえる風」はフレデリク・フォーサイスにしてはめずらしいラブストーリーとのことで読んでみました。西部開拓時代、リトルビッグホーンにおけるカスター将軍率いる騎兵隊とネイティヴ・アメリカンの激しい攻防、手に汗を握るほどではないながら、結果はわかっていながらも、結構勢いつけて読み進みました。それはそれで興味深く読んでいたのですが、お話が生き残りの白人青年ベンとシャイアン族の娘‘ささやく風’とのラブストーリーに向かってくると途中から頭の中が‘?’でいっぱいになりました。出会いからはじまっているのですから、恋愛が盛り上がる過程をもっと描くべきと思うのですが。それは良いとしても、逃避行を始めたふたりに‘いずこにもおわす精霊’の命が告げられるあたりから、なんだか期待していた色と違うなぁと感じはじめるとともに、意外な展開にあたふたしている自分がいました。リンダの属す世界が生々しくてそれ以前とその後の話を心情的にどうも上手くつなげられなくて、困惑したまま読み終えました。最終的に言わんとしていることはわかったつもりなんですが。今まで知らなかったタイプの愛のお話ではあります。ハーレクインロマンス的なものを期待していたわけではないので、珍しいものを読ませてもらったと言うことで、それなりにアリ、ということで。ページ数では存在感の小さかった「囮たちの掟」のほうはかなり面白かったですよ、私としては。
2009年08月01日
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