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ルピシアの「ひらき」は、梅、桃、杏の香りのする紅茶です。白い煎り米と赤いあられが紅白の梅を表しています。春の先駆けといったお茶です。 桜とうぐいすの小さなおまんじゅうと、春を味わうことにします。 ルピシアの桜の紅茶の中でも一番華やかなお茶が、さくらベリーです。木いちご、いちご、桜の香りがします。木いちごといちごは香料ですが、薔薇の花びら、ローズレッドが入っていて、お茶をいれるときからテンションが上がります。抹茶ハーベストのサンドクッキーと。あっさりしたサンドクッキーです。 もみじまんじゅうといえば秋のイメージですが、さくら餡のものを、いちごの紅茶と。ルピシアのティーバッグの「いちご」、ストロベリーリーフが入っています。
February 28, 2023
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デスバード家の当主マイルズが、急性胃腸炎で死去しました。 その日、家政婦は古風な衣装の怪しい女性を目撃していました。その女性は存在しないドアの向こうへ消えていきます。 伯父の死に疑問を持ったマークは、埋葬された遺体を発掘しようとしますが、遺体も消えていました。 マークと親しい編集者のスティーヴンズも、未発表の犯罪小説原稿につけられた資料、殺人犯の写真を見て驚愕します。名前も写真も妻のものだったのです。 何ともホラーな状況で始まるカーの『火刑法廷』。初段から引き込まれます。 魔女か悪霊のしわざかとも思われる状況ですが、きちんと本格ミステリーとしての種明かしがついてきます。が、そこで終わらない…のでした。 『火刑法廷』は、17世紀フランスで行われた裁判で、いわゆる「魔女裁判」。対象は毒殺者、魔女とみなされた者でした。被告は拷問の末ギロチンで処刑され、死体は火で焼かれました。 トリックも動機もきちんと組み立てられています。納得したところで、エピローグへ。エピローグがなければ意外性もある本格派ミステリー。最後まで読むと…。ここが賛否両論分かれるところです。 参照元:ジョン・ディクスン・カー 加賀山卓朗・訳『火刑法廷』早川書房
February 27, 2023
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宜…ギ 花札の短冊で「あのよろし」と読める字がありますが、正しくは「あかよろし」で、「明らかによろしい」という意味です。 現在「よろしい」は仮名書きでにしますが、漢字にするなら常用漢字外の読みで「宜しい」になります。大体は「○○さんによろしくね」「宜しくお伝えください」という形で使います。 「よろしい」は、やや時代がかった言い方で、普通に使われるのは「よい」になりますね。 昔は、「よし」と「よろし」ははっきり使い分けられていました。「よし」が、積極的に優れていることを認めるのに対して、「よろし」は「悪くない・まあいいか」くらいの消極的な言葉でした。それぞれ反対語は「あし」「わろし」です。 よし…好し、良し、善し。 ①立派だ。上等だ。 ②きれいだ。美しい。 ③優れている。賢い。 ④高貴だ。身分が高く、教養がある。 ⑤上手だ。 ⑥豊かだ。幸せだ。 ⑦感じが良い。快い。好ましい。 ⑧適当だ。ふさわしい。都合が良い。 ⑨親しい。 よろし…宜し。 ①まずまずだ。悪くない。 ②好ましい ③ふさわしい。適当だ。 ④普通だ。ありふれている。 「よし」は、褒め言葉オンパレードです。
February 25, 2023
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自分の影に襲われる、本物の魔法使いに会う、姿見に宿る姫が転生する…などなど、あり得ない体験をした人たちが話を聞いてもらいにバー〝strawberry hill〟へやってきます。 そこで待っているのは、不思議な話を高額で買うという男と、氷のような美しさの助手。 客たちが話す謎めいた話は、助手によって現実的な解決が与えられてしまいます。 太田忠司の連作短編集『奇談蒐集家』です。 一見不思議な現象を、助手の氷坂はいとも簡単に現実的に解釈します。推理は的確で、客も納得せざるをえません。「幽霊見たり枯れ尾花」というところでしょうか。 奇談ではないことが奇談になってしまうのは、受け手の客が余り気が回らない人だったり、感受性が強すぎたり、先入観があるから。 幻想の霧を払われた現実を知り、安心する客、戦慄する客も。 そして最終章。バーの存在も奇談蒐集家も助手も、陽炎のように揺らいで…。本格推理に、不思議の味がついたビターな短編集です。 2月24日は太田忠司氏の誕生日です。 参照元:太田忠司『奇談蒐集家』創元推理文庫
February 24, 2023
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旨…シ、むね「趣旨」(物事の理由や目的)「その旨」(そのような内容)と使う「旨」の漢字は、常用漢字表外の読みで「旨(うま)い」と読みます。 食レポで「旨い、旨い!」と連呼されると、「おいしい」と言われるより食べたくなりますが…。 「旨い」のもとは、古語の「旨し(甘し、美し)=うまし」です。「うまし」…①おいしい ②都合がよい、具合がよい ③すばらしい、立派だ別に同じような意味を持つ「いし」という形容詞がありました。「いし」…①よい、好ましい、みごとだ ②けなげだ ③味がよい、うまい この「いし」は室町時代に、「お」がついて、女房詞(にょうぼうことば)の「おいしい」になり、現代語の「おいしい」につながりました。 現代では「うまい」…①味が好ましいので、もっと飲み食いしたくなる感じだ。 ②技術や、やり方が優れていて、好ましい結果を得られる様子だ。上手 ③得をすることが見込まれて、飛びつきたくなる感じだ。と、大体「うまし」と変わらない意味で使われます。「おいしい」…「うまい」のやや上品な言い方。ただし、「うまい」の②の意味には使われません。うまい汁を吸う(甘い汁を吸う)…自分の地位を利用したり他人の手柄に便乗して、苦労なく利益を得る。→この場合の「甘い」=「おいしい」の意味です。政界・ビジネス界でありがちな用語でしょうか。うまい(おいしい)話には気をつけよう…できすぎた話には裏があるので気をつけよう。→食べても太らないサプリ、絶対儲かる投資の話などなど世の中罠だらけ。おいしいところを横取りされた…自分の利益や手柄になるべき成果を横取りされた。→要領がいい上司や同僚に言えるかも。
February 22, 2023
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2月20日はメトロポリタン美術館開館の日です。 訪れる経験はおろか、展示されている美術品についての知識もないのですが、この美術館の名を聞くと原田マハの作品を思い出します。 原田マハはキュレーターの資格と経験も持つ小説家で、美術館、美術品が登場する作品を多く著しています。「マハ」のペンネームも、フランシスコ・ゴヤの「裸のマハ」「着衣のマハ」に由来します。メトロポリタン美術館 『ブリオッシュのある静物』 祖母のタマコさんが他界して5年、私はタマコさんの友人マサエさんに誘われてメトロポリタン美術館を訪ねます。 タマコさんが最期を迎えた部屋に飾られていたポスターはモランディの絵でした。そのモランディ展を見に来たのです。 人生最後までこう生きたいなと思わせられる生き方がありました。 絵画とか音楽とか文学…は、直接口に入るものではありませんが、人には必要な栄養素なのだと思います。 ジョルジョ・モランディは20世紀前半に活躍したイタリアの画家で、比較的小さいサイズの静物画に定評があります。激しい主張がない静謐さが独特です。 静寂に見えながら内に力を秘めた、そんな絵がタマコさんの生き方に重なります。 参照元:小説トリッパー編集部・編『20の短編小説』朝日文庫から 原田マハ『ブリオッシュのある静物』
February 20, 2023
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河津桜は満開を過ぎましたが、あと少し楽しめそうです。菜の花も満開。水仙も元気でした。さすがに花桃はまだつぼみ。春の花を買って帰りました。
February 19, 2023
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道子は、女学校を卒業して社会に出てから、慌ただしく縮こまった生活ばかりしてきたような気がします。 ある日、多摩川脇の草原に出た道子は、学生時代ランニングの選手だったことを思い出し、まっしぐらに走り出していました。 それからというもの、彼女は人目のない夜、銭湯に行くついでに走って帰ることにします。多摩川(2022年) 道子の行動は、当然家族の怪しむところとなります。心配する母、「よくよく屈託したんだろう」とおおらかな父。ふたりは道子をつけてみることにするのですが、後半の父母のやりとりが愉快でさわやかです。 かの子自身、世間から見たら突拍子もない奥さん、お母さんだったようです。縮こまった生活で凝った体をほぐすため、走り出す(実際のランニングでなく)こともあったでしょう。人類とは離れた、淋しいがしかも厳粛な世界に生きている感じがした。という道子の感覚は、かの子の実感でもあったでしょう。 長男である岡本太郎は、世間一般でいう母とは違って、かの子はいつまでも童女の心を持ち、自分の方が保護者であるような関係であったと言っています。しかし、そんな純粋なクリエイターの母を尊敬すると。 2月18日は岡本かの子の命日です。 引用および参照元:『岡本かの子全集5』ちくま文庫
February 18, 2023
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64歳までは健康保険の中に含まれる形で介護保険料を払ってきましたが、65歳からは別に払うことになりました。 振込用紙の金額を見てびっくりです。高いんですね。年金なんてほんの雀の涙なのに、介護保険はがっつり! いやあ、いつまでも介護保険のお世話にならず元気に暮らしたいと思っていましたが、払う額を見たら、遠慮なく使いたいわと思いました。
February 16, 2023
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東急ロイヤルクラブでデメルのアソートセットが当たりました。楽しみにいただきます。「デメル」はオーストリア、ウィーンの菓子舗。皇帝や貴族に召し抱えられた菓子職人たちが作りだしたお菓子だそうです。 クライネ・クーヘン(小さなケーキ)。フィグ(イチジク)とピスタチオ。もっと濃厚かと思いましたが、そうでもありません。生地に挟まれたイチジクとチェリーのコンポート?が効いています。お茶はトキオ、ベリーの香りがついた緑茶です。 ソリッドチョコレート。シンプルなミルクとセミスウィートのチョコです。カレル・チャペックのアールグレイと。ん…。ガーナ・チョコのほうがおいしい。チロル・チョコのほうがおいしい。馬鹿舌なんでしょうか。ちょっとショック。準チョコレートって感じです。 ココスツィーゲル。ココナッツラングドシャクッキーにヘーゼルナッツとチョコのクリームがサンドされています。これはおいしい。 お茶はフリューリ、ルピシアのマルシェ限定販売。紅茶・緑茶にハーブがブレンドされています。桃とジャスミンの香り。意外とすっきりまとまった味です。 かわいいアソートクッキーは、くせのない味です。デカフェのマスカットフレーバーの紅茶と。 フロレンティーナ・ナシュニッテン。フロランタンですかね。サブレの上にかかっているのは蜂蜜とバターをからめたヘーゼルナッツです。小ぶりで、バターが効き過ぎていないのがいい。 お茶はカシス・オレンジ。 チョコレートは、猫の舌型のチョコやトリュフ系のほうがおいしいのかもしれません。焼き菓子はどれも好みでした。特にピスタチオやヘーゼルの味が効いていておいしかった。 お値段はそれなりにするので、ご褒美スーツかな。
February 15, 2023
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作家として成功した峰岸のもとに、昔の恋人、知里子から連絡がありました。バレンタインの日にフレンチレストランで会いたいと。 知里子は大学時代のサークルの後輩でした。 食事もおいしく、峰岸の作品は全部読んでいるという知里子の作品評も、彼の耳に心地よく響きます。 そして、それから…。 東野圭吾の短編『十年目のバレンタイン』です。 題名の印象はロマンチックですが、東野作品がただのラブストーリーに終わるわけがない! 十年の歳月は、人の思いも立場も変えます。根っこのところにある性格は変わらないのでしょうが。 「おお、そう来たか」と思わされる香辛料のきいた短編です。 参照元:東野圭吾『素敵な日本人』光文社 から『十年目のバレンタイン』
February 14, 2023
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2月12日は「レトルトカレーの日」です。 世界初の市販用レトルトカレーは1968年2月12日に発売された「ボンカレー」です。賞味期限が長いのに保存料を含まないのは、密封、加圧+加熱して殺菌しているからです。 発想のきっかけは、アメリカの真空パックのソーセージだそうです。その技術をカレーに生かせないかと考えたのだそうです。 今では当たり前に出回っているレトルトカレーですが、初めに考えついた人はすごいですね。 有名店監修カレーやご当地カレーもよく見かけます。これは結構辛かった。 懐かしの味に会えるかな…? 進化して箱ごとレンチンできるようになったパッケージ。 懐かしのボンカレーにも、いろいろなバリエーションが出ています。
February 12, 2023
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府中郷土の森博物館でお土産に買ってきた梅のお菓子をご紹介します。 和菓子のお土産といえばおまんじゅう。というわけで、梅まんじゅう。酸味が効いています。 お茶はルピシアの「フリューリ」。紅茶と緑茶に花の香りがする不思議なお茶です。フリュ-リは、フランス語で「花が咲く」という意味だそうです。 同じくお土産に買った梅クッキー。昔なつかしい(子供が小さい頃は作りました)手作りクッキーで、材料も家庭で作る時に使うようなものしか入っていません。ほとんどプレーンなクッキーですが、見た目で梅気分が楽しめます。 お茶は「うめヴェール」で、こちらはしっかり梅の香りがする緑茶です。 春一番にほかの花に先駆けて咲く梅は、「花の兄」と言います。まだ春にはほど遠い寒さですが、梅の花が咲くと、これから春が確実に来るのだと期待が持てます。2月10日の雪
February 11, 2023
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佐橋紅(さばしこう) 府中市郷土の森博物館で梅まつりが始まりました。博物館と言っても本館内だけでなく、庭園と昔の建物の復元ゾーンが見所です。 あじさいの季節に来たことがあるのですが、梅見は初めてでした。早咲きの梅が見頃で、中咲きの梅は咲き始めといったところでした。冬至梅八重寒梅八重野梅(やばい)満開の佐橋紅がきれいでした。ひときわ濃い紅は鹿児島紅です。遠くからでも目立ちます。新茶青。中咲きなので見頃はこれから。花の形がくっきりと整っています。塒出錦(とやでにしき)咲き始め。月影もこれから。 福寿草が顔を出していました。博物館の奥、多摩川沿いにはロウバイの並木道(ロウバイの小径)があります。旧越智家宅。水車や民家が復元されています。旧府中町役場。 郵便物取扱所 中には雛人形が飾られていました。 小学校。中は村野四郎記念館になっています。 臥龍梅(がりょうばい) 仙台市にある天然記念物「朝鮮うめ」の子孫だそうです。枝が地を這うように伸び、龍のように見えることからこの名前になったそうです。 見頃は2月中旬ごろ、梅まつりは3月12日までです。 結構広い梅園なので全部回ると時間がかかります。段差が多いのですが、車いすで回れるルートが表示されています。 JR南武線府中本町駅、分倍河原駅、同じく京王線分倍河原駅、西武多摩川線の是政駅からいずれも徒歩20分と遠目ですが、バスの便もあります。 *写真は2月8日撮影です。
February 10, 2023
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加納朋子の短編『シンデレラのお城』は、厳密にはミステリーではなく不思議なお話。 不都合なく独身できてしまったミノさんと私は、親や会社の上司を納得させるため偽装結婚に踏み切ります。 ミノさんは最愛の婚約者、瑞樹を亡くし、ミノさんにしか見えない彼女と住んでいました。 一緒に暮らすうち、私にも瑞樹の存在が感じられるようになり…。 私とミノさんがそれぞれ引きずってきた悲しい過去が幽霊?の存在によって浄化されようとします。他人には感じられなくても確かに存在する霊は、人の心が創り出すもの。 生者と死者の境目は、壁のような堅固なものではなく、レースのカーテンのようなものかと思えました。 最後のほうで、題名の意味がわかります。ラストは想定外。この展開は怖い。不思議な話というより、怖い話かもしれません。 参照元:加納朋子『モノレールねこ』文藝春秋社 から『シンデレラのお城』
February 10, 2023
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2月8日は突っ張り棒の日だそうです。 何気なく使っていますが、突っ張り棒がなければ不便ですね。これを考えた人、天才かと。 棚の目隠しに、のれんに。 太くて長い突っ張り棒で、通常のカーテンを吊っています。かなりの重量に耐えられるもの。
February 8, 2023
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川崎市から検診のおしらせが来ていました。 …65歳、70歳、75歳…と、5歳毎に骨密度測定の補助があります。今まで受けたことがなかったのですが、さすがに65歳になったので、受けてきました。 よかった!平均値以上の骨密度でした。次回は数年後の検診で大丈夫だそうです。 家でごろごろしているのが好きな私なので、戸外に出ざるを得ない、歩かざるを得ない今の仕事をできる歳まですることにします。カルシウムも摂ってね。 母に、骨粗鬆症で痛い思いをさせてしまったのが悔いです。無知でした。 60代のときは検査で何ともなかったのに、と言っていました。体操教室に通ったり、毎日庭仕事で太陽を浴びていたのに。 70代のとき検診を勧めればよかった、という悔いばかり残ります。 繰り返しの検診、大事です。
February 7, 2023
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藤子・F・不二雄先生にとってSFは、S(すこし)F(ふしぎな)物語なのだそうです。 辻村深月の『凍りのくじら』は、藤子先生を敬愛する写真家の父と娘のお話。辻村深月自身も藤子先生のファンだそうで、各章のタイトルが、ドラえもんのひみつ道具の名前になっています。藤子先生像(藤子・F・不二雄ミュージアム庭) 不治の病が判明した父が、母と私((理帆子)の前から姿を消してから5年、母も入院しています。 高校生の私は、進学校の中ではやや顔立ちが派手、放課後の遊び仲間の中では頭がよすぎて、異質な存在にならないように行動していました。 生活感と現実感が希薄な私は、「S(すこし)F(不在)」。 ある日図書館で、3年生の別所あきらに写真のモデルになってほしいと頼まれ、運命の歯車が動き始めます。どこでもドア(藤子・F・不二雄ミュージアム庭) 別所と話をしていると、理帆子の中で何かが溶けていきます。学校の友だち、放課後の遊び仲間、元カレ、そして口を利かない郁也という少年との出会いが理帆子の心を変えていきます。 登場人物は脇役も皆キャラが立っていますが、理帆子のことを大好きで、ストレートに行動する美也子がいとおしく思えました。郁也の家政婦さんは、お茶目で、郁也への愛に溢れる、まるでドラえもん。父からもらったテキオー灯の光を世界に届けたいから、私は写真を撮っている。 「S(すこし)F(非凡)」ですが「S(すごく)F(普遍)」な愛情の物語です。 引用および参照元:辻村深月『凍りのくじら』講談社文庫
February 7, 2023
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木の枝などにわずかに残った雪を「友待つ雪」と言います。 源氏物語『若菜・上』に、源氏と女三宮が歌を贈答する場面があります。梅の枝につけた文が、源氏から宮へ贈られ、源氏は外の景色を見ています。友待つ雪のほのかに残れる上に、うち散り添ふ空を眺めたまへり。 心は紫の上のもとにありながら、承知せざるをえなかった高貴な女三宮との婚礼でした。具合が悪く…と言い訳しながら、女三宮を訪れず、紫の上の居室から手紙を送る源氏。 その背景が、わずかに残る雪に空から舞い散る雪の風景です。「友待つ雪」とは何とも趣のある言い方です。 参照元:幸運社・著『四季のことば ポケット辞典』PHP文庫
February 5, 2023
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横浜、馬車道にある神奈川県立歴史博物館は、建物自体が明治時代の貴重な西洋建築です。元は横浜正金銀行本店でした。ドイツ近代建築の影響を受け、明治37年に建設されました。昭和44年には国の重要文化財に指定されています。 2日に、みなとみらい線の馬車道駅から伊勢佐木町方面へ抜ける馬車道を歩いてきました。 江戸時代、横浜港が開港し、外国人居留地が置かれたところから、馬車道の歴史が始まります。当時外国人がこの道を馬車で往来したのが珍しかったので、「馬車道」の名がつきました。損保ジャパン横浜馬車道ビル。旧川崎銀行横浜支店。東京藝術大学大学院の馬車道校舎。建物自体が芸術です。伊勢佐木町方面へ。この先は伊勢佐木町です。吉田橋を渡ったところ。旧吉田橋。鉄橋の形は、現在の吉田橋のデザインにも生かされています。横浜指路教会。関内から馬車道駅へ戻ります。関内ホール。ここに、日本最初のガス灯と英国国会議事堂と同じ形のガス灯が展示されています。上左:英国国会議事堂にあるのと同じ形のガス灯。上右:日本初のガス灯。下の写真から当時のガス灯の様子がわかります。横浜には、「日本初」がいっぱいです。横浜は、多くのものの発祥の地であり、写真もその一つ。狩野派の絵師から写真に転向した下岡蓮杖が、日本初の写真家と言われます。上左:アイスクリーム発祥を記念した母子像。上右:街路樹発祥の記念碑。 歴史博物館の展示を見て帰ってきました。
February 4, 2023
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4人の子を育てるわが家は喧騒の日々。子どもは机から飛び降りる、障子の桟を壊す…は日常でした。次男は金魚入れの大甕に逆落としになってもがき、三男は犬の食べ残しを食べ、長女は鶏小屋で鶏糞にまみれて這い回るという有様。 そんな日々の中、5歳4ヶ月の次男が高熱を出し、けいれんを起こします。往診した医師に入院を勧められ、日本脳炎の診断が下ります。危篤の事態を乗り切り次男は意識を取り戻しますが、後遺症で反応がなく、流動食しか口にできなくなってしまいました。のび太・画「実り」 40日、50日、オルゴールをかけてふたりで聴いているうち、60日目に次男は笑顔を見せました。そのまま太古のもののような幽玄な微笑であった。 私は考えます。このままの次郎が誕生したとしても、1万年の生命の流れの悠久に思い比べれば何のことがあろう。太郎の幸福と次郎の幸福と、いや地上のもろもろの幸福とに軽重があろうか? 檀一雄の短編集『花筐』(はなかたみ)に収録された『誕生』は、自伝的小説。障がいを負ってしまった息子の再生の時を描きます。 檀一雄に障がいのあるお子さんがいたことは事実ですが、檀ふみさんによると、檀氏は家に居着かず子育ては母上がひとりが奮闘されていたそうです。 ですが、檀氏の〝障がいがあろうがなかろうが、その子の幸福に軽重はない〟という言葉は心にとめておきたいことです。 誰もが同じ幸福感を手にできるように、私たちは努力しなくてはなりません。それは、一方的に健常と言われる人が、障がい者のために我慢して、障がい者だけを幸福にすることでもありません。 檀一雄は太宰治、尾崎一雄、井伏鱒二らと同時代に活躍した小説家・料理家・作詞家です。『花筐』は処女作品集。「最後の無頼派」と言われました。女優、入江杏子とは愛人関係にあり、自宅を出て同棲していた時期もあります。 2月3日は檀一雄の誕生日です。 引用及び参照元:檀一雄『花筐』光文社文庫
February 3, 2023
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二か領用水沿いの河津桜が咲いていました。毎年の約束を、今年も守ってくれました。
February 2, 2023
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近年は、バレンタインに自分へのご褒美チョコを買うのも珍しくありません。と、言い訳しつつチョコを手にしてしまいます。 左:ゴティバのゴールドコレクションから、カレ72%ダーク、レディノアⅡ、クール。いつもよりちょっとバークなチョコを。右:ルピシアの「カシス・オレンジ」お湯を注いだ瞬間オレンジのいい香りがします。カシスは余り感じられません。 カシスオレンジの紅茶とチョコレートでゆったりと過ごす時間は最高です。 ブルーベリーが一粒ずつ包まれたごく小粒のチョコ。酸味と甘味のバランスがちょうどいい。 大野屋さんという、(スーパーマーケットも展開する会社です)東急スクエアにある食品店のお勧めです。全国からおいしいもの、体にいいものを集めて置いています。 紅茶はマリアージュフレールの「アールグレイインペリアル」ダージリンをベースにしたアールグレイです。マリアージュフレールの中で1番好きなお茶。 森永から、午後の紅茶とコラボしたお菓子が発売されるのですが、ストレートティーのベイクドショコラを見つけました。お茶はルピシアの「ロゼ・ロワイヤル」です。
February 2, 2023
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おもふことみなましぐらに二月来ぬ 三橋鷹女 二月には、とがった、鋭い、直線的なイメージがあります。刺すような寒さ、ぴんと張った空気のせいでしょうか。 二月の別名はいろいろありますが、「如月(きさらぎ)」が一番有名でしょう。「如月」は中国の二月を表す漢字で、「きさらぎ」と読ませるのは、日本の古来から使われてきた言葉を宛てたものです。 「きさらぎ」の由来にはいろいろな説があります。「寒さから、衣をさらに重ねて着る」から「きさらぎ」になったなどです。大倉山梅園 三月 旧暦二月は今のほぼ三月に当たり、梅の花の咲く月なので、「梅見月」の別名もあります。梅はほかの花に先駆けて咲く花なので「初花月」というきれいな名も。 「雪消月(ゆききえづき、ゆきけしづき)」も三月と考えるとわかります。 陰暦二月は春の半ばになり、「仲春」「中の春」「仲の月」の呼び方もあります。 「令月」は二月の別名でもありますが、ほかに「何をするにもよい月。めでたい月。」という意味もあります。 中国では、冬至を含む月(旧暦十一月)に北斗七星の取っての先が真下(北の方向)を指します。そこで、十一月を十二支のはじめをとって「健子月」と呼びました。十二月が「健丑月」翌一月が「健寅月」そして二月は「健卯月(けんぼうつき、けんうづき)」になります。 今日から二月です。 引用元:三橋鷹女『現代俳句の世界11』朝日文庫
February 1, 2023
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