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アマンダ・クイックのヒストリカルなロマンティック・ミステリーで真夜中まで待って ヴィレッジブックスから。19世紀のロンドン、一人の女霊媒師が殺された。彼女の持っていた日記を探しているアダムは、最後の降霊会の参加者の名簿に目をつけた。もしかしたら、この中の誰かが何か知っているかも・・・ 人気扇情小説家の未亡人ミセス・キャロライン・フォーダイスは、朝早くから訊ねてきた見知らぬ紳士を見て喜んだ。今書いている小説の悪役の風貌を表す言葉を思いつかず悩んでいる所に、ぴったりの男性が現れたのだから。彼はアダム・グローヴと名のり、私と彼の双方にとって<ゆゆしき重大事>があると言うが?? 夕べ行った降霊会の霊媒師が殺された話しを聞きながら、彼の服装や風貌をメモしていると、そのことを問いただされ、挙句に殺人の疑いまでかけられた! 何とか疑いは晴れたようだがしつこくメモの事を聞くので、自分の職業の話をしたら、 「書き留めたのは、あなたの小説のヒーローに利用するためだったと?」 「とんでもない ヒーローではありません。悪役です」キャロラインに悪役を振られた事が不愉快だったアダムは、彼女を見た瞬間から忘れられず、抗しがたい昂ぶりに我ながら愕いた。日記を探さなくてはならないのに、彼女の事が頭から離れない彼は、死んだ夫にまで嫉妬していた。その後、偶然再会した二人は、協力して日記を探すことになったが、再び女霊媒師が殺された。それも、キャロラインとアダムが降霊会に参加した晩に・・・そしてアダムの名前の入った時計が現場に落ちていた・・・未婚の若い女性にとってスキャンダルは致命的なものだった時代、逆に未亡人はとても自由な地位だったようです。 未亡人の振りをして、扇情小説を書いているキャロラインは、きちんと教育を受け自立した女性です。一方アダムは底辺から自力で這い上がりながらも、同じ境遇の子供たちを助ける心優しい部分を隠し持った男性で、女性と深い付き合いを好まず、結婚するつもりもなかったのですが、キャロラインに出会った途端に自分のルールがことごとく破られているのに気づきます。 悪役は滅び、ヒロインはヒーローと幸せになるのがお約束の小説の中で悪役を振られた彼は、自分の思いをなかなかキャロラインに伝える事ができませんが・・・ヒストリカルはやっぱり好きですねぇ。あの頃の衣装も好きだし・・・この類は時代背景と、その頃のファッションの流行を知ることができてとても嬉しい!
2007年11月30日
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伊丹 由宇さんのYAで、「YA!フロンティア」から。Ranmaru イラストは倣 学(ほう まなぶ)さん。竜を神につかさどる一族、緑竜族の若き首領、蘭丸は今13歳。「爽快学園」中学の1年生で、初めての学校生活を楽しんでいた。相部屋の北風とは寒いギャグを飛ばしあいながらも仲が良く、毎日が修学旅行のようだ。その北風はどうやら美人の日本史教師の麻由子先生に恋してるらしく、盗んだ教員名簿を見てはため息をついていた。 友人とのたわいない会話や、授業、そして師匠である木星丸との修行に明け暮れる日々に異変が起きたのは、あの男が来てからだった・・・転校生の闇太郎。彼は蘭丸と同じ13歳で、黒鬼族の次期首領だった。かれは「爽快学園」制圧へと乗り出し、やがては日本を、いや世界を不幸の暗雲で覆おうとしていた。「心」を信じ、人々を幸せに導く事を信条とする緑竜族と、黒鬼族の戦いがはじまった・・・!! 子供向けの「超人的能力者達の、世界の命運をかけたバトル・中学校編」ってところでしょうか?主人公の蘭丸はきれいな顔した13歳の男の子。敵役は13歳なのに巨漢でおっさんくさい闇太郎。二人の戦いの行方は? 続編がありそうです・・・作者は、食べる事がお好きなようで、作中、主人公達は、頻繁にいろんな物をせっせと食べていました。(読んでてお腹がすきます・・・)
2007年11月29日
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天野 頌子さんのファンタジックなミステリーで、、陰陽屋へようこそ 怪しげな陰陽師と中学生男子で妖狐のへっぽこコンビが事件を解決?「陰陽屋はじめました」・・・気落ちして歩く沢崎 瞬太と母みどりは最後の神頼みのごとくお稲荷さんにお願いにきていた。顔を上げると前方の古い4階建てのビルに「陰陽屋はじめました」の看板が。それはビルの地下のスナック後にできた、怪しげな陰陽師「阿部 祥明(あべのしょうめい)」の店だった。 最近、不幸続きの上、新し物好きの母は早速占ってもらうが、この陰陽師、なんでもかんでも悪霊のせいにする。 ・・・このインチキ陰陽師!!いいかげんな事ばかり!! 怒った瞬太はキツネ耳にふさふさ尻尾の正体を明かすが・・・「狐憑き疑惑」・・・ひょんな事から「陰陽屋」であるバイトする事となった瞬太は、キツネ耳、ふさふさ尻尾の童水干姿でお客を案内している。見た目は良いインチキ陰陽師の祥明も、白い狩衣に藍青の袴すがただ。 今日もホストのごとくにこやかに女性の手を取り恋愛相談を受けていた。そこに瞬太のクラスの委員長高坂が現れた。新聞部の取材だと言う。 そして小さな依頼人がやって来た。赤いランドセルの女の子だった。漫画で陰陽師のことを知った彼女の悩みは・・・ 「お父さんから悪い狐を追い払ってもらいたくて」「失せ物探し」・・・瞬太がきつね耳、童水干姿でバイトする陰陽屋に同級生の倉橋 怜と三井 春菜がやって来た。 二人に大晦日の狐の行列に誘われた瞬太は、春菜へのひそかな思いもあって行きたいが、過保護な両親は良い顔をしない・・・困っていると、祥明の友人の探しものを手伝う代わりに、狐の行列に祥明が保護者としてついてきてくれることに・・・「家出人探し」・・・前回の遺言状探しで顔を合わしたおばさんが娘を捜して欲しいとやって来た。16年前に妊娠してそのまま家を飛び出した杏子の行方は?そんな時委員長高坂が陰陽屋のスクープを狙ってるとの話しを聞く・・・まさか妖狐だってばれた???「キツネ取材日記」・・・新聞部の高坂君の日記です。前から気になっていた沢崎瞬太と同じクラスになった彼は瞬太の秘密を探ろうとするが・・・ハンサムなインチキ陰陽師と、勉強できない中学生妖狐のおかしなコンビが、いろんな事件を解決?します。児童書ではありませんが、小学校高学年ぐらいから十分楽しめる、ミステリーです。
2007年11月28日
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キャサリン・ジョージのハーレクイン・ロマンス本で、恋咲くイタリア 「情熱のヴェネチア」の関連本でもあります。レンタカーのボンネットから突然蒸気が噴出した。おまけに携帯の電波は届いていない!イベント興行アシスタントのアビーはイタリアに姉夫婦を尋ねたついでに、あるオペラ歌手との契約にきていたが、彼の家に行く途中の山道で車が故障してしまった。そこに通りかかり、助けてくれたのはマックスで、彼はなんとオペラ歌手の異父兄だった。 契約書にサインを貰ったアビーを、彼は親切にも街を案内してくれると言う。お互いに惹かれあう二人はイギリスに戻った後も会う約束をする。しかしアビーは、ベッドに誘われるとパニックを起こし・・・ 「情熱のヴェネチア」のヒロイン、ローラの妹アビーが主人公です。彼女は7年前の不本意な体験のせいでセックスに対する恐怖心を持っています。彼女に思いを寄せるマックスは、辛抱強く彼女に接しますが・・・主人公達よりも、弟カップルの方がドラマティックでした・・・「情熱のヴェネチア」はコミックにもなっています。 情熱のヴェネチア
2007年11月27日
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M.J.ローズのロマンティック・サスペンスで、ヴィーナスの償い セックスセラピストのモーガンのシリーズ3作目です。 ペニーは大きな肘掛け椅子に座っていた・・・股をひろげ、ディルドーをもてあそびながら、こちらに微笑みかけて・・・そして小刻みに震え、嘔吐し・・・助けを呼ぼう・・・どうやって?彼女がどこに居るのかも分からないのに?多くの男性が見守る中、その悲劇は起こった。オンライン・ショーの最中にウェブカム・ガールが突然苦しみだし、死に至った。それは始まりに過ぎず・・・精神科医で、セックス・セラピストのモーガンは、インターネットポルノ中毒患者のセラピーを受け持っていた。パークイースト校の学校内における問題のある生徒達とのセッションと、担当患者のボブだ。彼らは皆、ウェブカム・ガールの殺人事件に影響を受けているようだった。そして事件を追っているのは、モーガンの恋人である殺人課のノア・ジョーダン刑事だった。 そして、今度はレズビアンショーを見せていた二人のウェブカム・ガールが狙われた・・・ノアとモーガンは刑事と秘守義務のある精神科医という関係上、事件に巻き込まれながらもお互いに話せないことを抱え込み、衝突し・・・おまけにモーガンは子役で舞台に立つ娘と喧嘩し、なかなか和解ができないでいる・・・そして犯人は更なる殺人を計画し、実行していく・・・愛する者に捧げるために・・・モーガンとノアのお話は一応今回で終わりだそうです。ただ、「バターフィールド・インスティテュート」を舞台とする可能性はあるそうなので、、彼らのその後が分かるかも・・・と期待しています。ポルノ産業をテーマにしたこのシリーズはは、ネット上で野放しにされているポルノ産業とそれにかかわる女性達、彼女達を食い物にする男達を描いています。そして何処にでも誰でもが陥りそうな闇が口をあけている事を教えてもくれます。前2作です。
2007年11月26日
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キスは媚薬のようにキム・ローレンスのハーレクイン・ロマンス本です。25歳の誕生日というのに何も予定のないフルーは、散歩中に逃げた愛犬を追いかけて私有地に入ってしまう。そこで、愛犬をにらみつけているアントニオ・ロチャスと出会った。彼はいなくなった娘を捜していたが、見知らぬ犬に吠えられ噛み付かれたのだ。 思いっきり不機嫌なアントニオと、愛犬を守ろうとするフルーがやり合っていると、叫び声が聞こえ・・・彼の娘のタニアが池で溺れていた!!娘を助けるために飛び込んだ彼を見て、フルーは自分も手伝おうと水の中に入る。タニアを救急車に乗せ、フルーも怪我をしていたので、アントニオと二人で病院へ行く途中、今日が誕生日だと話すと、「誕生日にはキスをするは決まりみたいなものだろう?」と言って彼はキスをしてきて・・・それは、自分の名前さえ忘れてしまうようなものだった・・・1年半前、流産した挙句婚約者に裏切られたフルーと、13歳になる子供が突如現れて困惑しながらも娘との絆を感じている、スペイン人の億万長者アントニオのお話。ほとんどが二人の痴話げんかです。勘違いと思い込みによる喧嘩は読んでてちょっとしんどい・・・
2007年11月25日
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ジェイン・ポーターのハーレクイン・ロマンス本です。結婚という名の悪夢 ハンサムな大スター、ウルフ・ケリックから仕事の依頼と聞かされ、出かけていったアレクサンドラは、愛人の振りをしてくれと言う彼の言葉に唖然とした。しかし、この契約を済ませば、助監督としての地位を約束すると言われ、契約してしまう。 スタイリストやメイクアップアーティスト達によって美しく変身した彼女を、ウルフは早速ディナーに連れていくが・・・ 彼はあまりにもセクシーで、おまけ私に触りすぎ!!モンタナから出てきて映画産業で名を挙げようとがんばっているアレクサンドラと、人妻で女優のジョイとの不倫の噂を断ち切るべく、アレクサンドラに愛人の振りを持ちかけるウルフのお話。 テーマも設定もキャラクターも結構いいのにあまりにも省略されすぎてると言うか、説明不足というか・・・なんで?がいっぱいの作品です・・・
2007年11月24日
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麗しき罪人 ジュリア・ジェイムズのハーレクイン・ロマンス本です。モデルのアンナは実業家レオ・マカリオスの宝石コレクションの写真をとるために雇われた4人のモデルの中の一人だったが、彼が自分に興味を抱いているのに気づいていた。そして、レオはあたりまえのように彼女に部屋に入ってきて、ベッドへと誘う。思わずキスを返してしまったものの、われに返った彼女はレオを部屋から追い出した。 翌日の撮影後、モデル仲間のジェニーの様子がおかしいので見に行くと、彼女はコレクションのルビーのブレスレットを盗み持っていた。ある国のシークとの関係で困った状況に陥って、どこかに身を隠したかったジュリーは逃亡資金となる物が欲しかったらしい。ケイラは彼女を説得し、返してくるからとブレスレットを預かったものの、すでに紛失騒ぎは知れ渡っており、おまけにポケットにブレスレットが入っていることをレオに知れてしまった。 「刑務所に行くか、無罪方面にしてもいいくらいに、君が僕を喜ばせるか、どっちがいい?」過去に裕福な男性と付き合い、裏切られた事のあるモデルのアンナと、裕福な実業家で、アンナを宝石泥棒と信じていながらも、彼女を求めるレオのお話。レオの従弟とモデル仲間の関係で聞かされた辛辣な言葉も二人の溝を広げます。そしてかくまったジェニーの事で、思いがけない事件に巻き込まれますが・・・結構面白かった。いろんな要素があって。特にジュリーがどうなったのかとても気になります。12月にはレオの従弟のマルコスとモデルのバネッサのお話があるそうです。ジュリーのその後は分かるんでしょうか?
2007年11月23日
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屈辱に満ちた再会 ヘレン・ビアンチンのハーレクイン・ロマンス本です。3年前、ケイラは過去に暗い噂のある実業家デュアルドと恋に落ち、父親の反対を押し切って結婚したが、結婚式の3日後に彼女の母が亡くなり、父親はそれをケイラの結婚のせいにした。おまけに結婚は父の会社の乗っ取りのために仕組まれた事だと言い放った。 失意の中、離婚し、実家に戻ったケイラだが、父の事業は破綻し、父は自ら命を絶った。その後残された膨大な借金を、弟と力を合わせて返済していたが、ある日、やけになった弟がギャンブルに手を出し、暴力沙汰に巻き込まれた・・・。弟は、デュアルドに助けを求めるようにケイラに頼むが・・・。 彼はすべての借金の返済と、弟の学費を出すことを申し出てくれた。私がもう一度、彼と結婚する事を条件に・・・これは復讐なのかもしれない・・・3日で破綻した結婚相手と再婚したケイラと、過去に暗い噂があるが、今はやり手の実業家のデュアルドのお話。 どこの世界に、借金チャラにして、結婚する復讐があるのさ・・・愛人にしたり、いかがわしい場所で働かせたりするのならまだしも・・・結婚して、すき放題お金使わせる復讐はありえません!!わかんない主人公にいらいらしました・・・
2007年11月23日
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森 真沙子さんの妖しく怖い短編集です。妖花一夜契・・・命こそ絶ゆとも絶えめ定めなき世の常ならぬ仲の契りを・・・・・「睡蓮の宿」・・・密やかに不倫を楽しむ人妻が、家族旅行の宿で交わりしは・・・「竜胆杯(りんどうはい)を傾けて」・・・ソムリエが密かに名付けた「青衣女人」その人は妖しく美しい奈落への入り口・・・「冬躑躅(ふゆつつじ)」・・・燃えるような紅葉の見えるその部屋で、繰り広げられる淫靡な愛の寸劇・・・「有楽(うらく)椿」・・・かつて愛した人が病に伏している・・・彼女の病室で会ったのは、過去の彼女にそっくりな彼女の姪で・・・「聖母の花」・・・水仙の咲く庭で落ちた男と病んだ女の生み出す妖しい狂気・・・美しい母娘の白い肌の幻・・・「桜変(おうへん)」・・・旅先で手に入れた面の誘いし狂気は桜と共に淫靡な夜を誘発し・・・「木蓮忌(もくれんき)」・・・木恋と書いたあの人の、戻る日をただ待っている・・・水に取り込まれたあの場所から彼が戻ってくるのを・・・花を見るために、そして私に会いに・・・花を題材とした妖しく幻想的な愛と狂気のお話が7編。人の想いと妖しげな物が交差したときに生み出される落ちていくような感覚は愉しい・・・
2007年11月22日
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花嫁の胸騒ぎ リー・ウィルキンソンのハーレクイン・ロマンス本です。アンティークショップのバイヤー、ベラミーは骨董品の買い付けの帰り道、人気のない道でパンクのためのタイヤ交換に手間取っていると、黒いレンジローバーが・・・降りてきたのは6年間彼女が忘れる事のできなかった男性「ジョエル」!たった一度見かけただけで、その名前しか知らなかった彼と再び出会えるなんて、これは運命に違いない! おまけに酷い霧のため、近場のホテルで、一つのベットで過ごす事に!すばらしい一夜の後、目がさめると彼は居らず、ベラミーは自分が「一晩のお愉しみ」でしかなかった事にショックを覚える。 そして再会・・・友人のマイケルに結婚を申し込まれている所に、彼の義兄として現れたジョエル・・・私に軽蔑の目を向けて・・・昔、一目で恋に落ちた、通りすがりの男性に再会し、運命の恋だと舞い上がるベラミーと、思惑があり彼女に近づいたとしか思えないジョエルのお話。ベラミーのあまりのお馬鹿ぶりにちょっとげんなり・・・これを純真で純粋ととるか、お馬鹿で考え無しと、とるかは人それぞれなんでしょうが・・・
2007年11月22日
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サラ・モーガンのハーレクイン・ロマンス本で、砂漠に忘れた恋 砂漠の国のスルタン物です。 手はずは整った。 タズカシュのスルタンであるタリクは、彼女がパーティに来るのを待っていた。美しいファラが、遅刻して入ってきた。彼女は注目を浴びるのが好きな浮ついた娘だが父親の会社の株を20%所有している。その株を手に入れるためには彼女と結婚するしかない。40日たったら離婚するが・・・それまでは楽しめるだろう・・・彼がここに居る!かつて18だった私を愛人にしようとした男。愚かにも、彼に愛されていると勘違いし、夢を抱いていた私の心を引き裂いたタリクが。 彼はあの頃嫌がってた結婚を申し込んできた・・・何のために?何故私がそれを受け入れると思うのだろう・・・厩舎で働き、子供たちのアニマルセラピーを手伝う生活と、社交界で華やかなパーティやショーに出ている生活の二つの顔を持つアビーと、彼女の父親の会社を乗っ取るために彼女と結婚し、40日後に離婚しようと考えているスルタンのタリクのお話。攫うようにして彼女を自分の国に連れてきたタリクはすぐに結婚を了承してくれると思い込んでいたため、彼女が逃げ出した時、ショックを受け、一人で探しに行きます。見つけた彼女に、互いをよく知るための2週間の猶予を取り付けますが・・・傲慢なスルタンのお相手は、たいてい命令される事を良しとしない女性です。ま、でないと面白くないんだけれど・・・そして彼らのほとんどが最後の最後まで愛を認めません。これもまたお約束のように・・・楽天ブックスの画像が出ません・・・ダウンロードの分は出るのに、何故???
2007年11月21日
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シャノン・マッケナの官能ロマンチィック・サスペンスです。夜の扉を家の鍵がない!最悪なデートの締めくくりは不愉快な相手の目の前で鍵を探すことだった。おまけに、この馬鹿男はいかがわしいモテルに行こうと誘ってくる!!合鍵を持っている友人のエレインに電話をしたら、「秘密のマーク」とデートの最中だったが、鍵屋を調べててもらい、連絡をとる。どんどん態度が悪くなる相手に抵抗していると、「その人を離せ」 太い声。 あっという間に馬鹿男を追っ払ってくれた声の主は淫らな夢から現れたような男だった。 危ない男・・・彼は鍵屋で、部屋の鍵をあけてくれたが、料金は要らないから「キス」が欲しいと言う・・・タトゥーを入れて革の服できめた、バッドボーイ・タイプの狼に惚れやすいという欠点のせいで、過去に散々な目に会ったアビーは、今の生活を守るためにも鍵屋のザン・ダンカンには絶対近寄るまいと思うが、惹かれる気持ちは抑えられず、彼に秘部を舐められるのを想像しながら自慰行為にふけってしまう・・・あの女性は襲われたばかりだ。もし真剣に付き合いたいと思うなら、あせらず事を運ばないと。しかし、彼女のことを考えてると、妄想はよくあるポルノのようになっていく・・・鍵屋とセクシーな美女の情事という・・・続きはシャワーを浴びながらにしよう・・・熱い湯と泡だらけの手があったほうがいい・・・鍵屋を副業として営むコンピューター・コンサルタントのザンと、過去の恋人達のせいで散々な目に会い、今度はまじめな恋人が欲しいと願ってるのにまたもや悪い狼みたいなザンに惹かれてしまう美術館職員のアビーが巻き込まれる強盗殺人事件の官能サスペンスです。お互い、一目で相手に惹かれた二人は、ある不幸な事件をきっかけにベッドをともにしますが、悪質な犯罪者は二人を罠にはめるべく、着々と準備をすすめていて・・・P240から、P280まで、中休憩は有るけどエロティックなシーンが延々と続きます・・・息が詰まりそうなほど・・・内容は恥ずかしくてかけません・・・ ザンは兄と、二人の弟、そして妹が一人居ますが、シリーズになる可能性があるので楽しみです。(兄弟全員格闘系・・妹も!)シャノン・マッケナの他の作品。シリーズ物です。
2007年11月20日
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「しゃばけ」シリーズでお馴染みの畠中 恵さんのつくもがみ貸します 新作で、古道具屋謙損料屋出雲屋のお紅と清次の「姉弟もどき」が繰り広げるお江戸人情ミステリー?11月24日のスペシャルドラマで「しゃばけ」が放映されます。一太郎を演じる手越祐也くん(NEWS)も愉しみ!! ねぇ、あんた。口をきく古き品物、付喪神を借りてみたくないかい? 私や仲間を手にとってみたくないかい? なら、出雲屋へ足を運ばにゃあなるまいて。我らはその店にいるんだ。 出雲屋はお紅と清次という姉弟がやっている、深川の古道具屋兼損料屋だ。 だから日々我ら付喪神も、姉弟のために、人に貸し出されてやっている。 だから、御身我らを借りなさい。「利休鼠」・・鍋に布団に着物にあげくはふんどしまで、様々な品を、幾ばくかで貸してくれる、損料屋を古道具屋と兼業している出雲屋の清次が受けた相談は、足が生えて逃げた鼠の根付の捜索?!「裏葉柳」・・・幽霊を退けるお札が借りたい?青磁の香炉に取り付いた霊、裏葉柳も居るこの店にそんな在庫はありゃしない。おまけに最近ひいきにしてくれる、新しい料理屋「鶴屋」には、死んだ女が化けて出る?「秘色」・・・なじみの「鶴屋」に、雅号を「蘇芳」とする男が現れた?まさか姉のお紅の探し人?消えた香炉「蘇芳」はどこに?付喪神達を貸し出して、情報収集してみるが・・・??「似せ紫」・・・今、明かされるお紅と「蘇芳」の関係と、すべての経緯。そして、清次の想いは・・・「蘇芳」・・・彼が帰ってきた?!なのにすぐにお紅に会いにはこず、おまけのどこかで行方知れず?清次の想いはどこに向かう?長崎屋の付喪神達とは一味違う彼らは、人と話すを良しとせず、そのくせ、清次やお紅を助けてやってるのは我らだと、変な自身を持っていて、とても楽しく、この先も気になります。話のタイトルはすべて色の名で、タイトルページにはその色が使われるという、ちょっと嬉しい作りになっています。
2007年11月19日
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涙で別れた過去 ペニー・ジョーダンのハーレクイン・ロマンス本です。夫カルロが亡くなり、夫の事業の負債のため、資産のほとんどが無くなった。残されたのは9歳になる双子の子供たちだけ・・・しかし、夫は多くのものを彼女に与えてくれた・・・傷付いた貧しい娘を受け入れ、愛と援助により心を癒し、自尊心、独立心を与えてくれ、健全に愛を受け取り与える能力も・・・彼は夫以上の存在だった・・・ガブリエルはサーシャと双子の子供達を見ていた。激しい嫌悪に顔がゆがむ。彼女は体と引き換えに買った生活が崩壊しどんな気持ちでいるのか。僕はカルロに双子の後見人になるように頼まれた。それはふしだらなあの女から、子供たちを守って欲しいという事だろう。母のように僕を捨てたサーシャから。 彼女は僕のものだった。僕は彼女に金を使い、彼女は僕に身体を提供する。僕が飽きるまで。そのはずだった。なのに・・・突然何も言わずにいなくなり、挙句に僕の又従弟で40も年上のカルロと結婚した・・・彼女は僕に借りがある。僕はそれを返してもらう!サーシャは、幼い頃の不幸な家庭環境のため、ひたすら愛し、愛される事を強く求め、夢見る少女だった17歳のとき、ガブリエルと出会いたちまち恋に落ちた。しかし、彼が人を愛する事ができないし、君みたいな女の子供も要らないと言ったため、彼のもとを飛び出し、40歳も年上の彼の又従弟のカルロと結婚し、双子の母となります。一方、お金のために自分を捨てた母親や、養父母に虐げられた事により、愛なんて物は存在しないと思い、自分には人を愛するなんて感情は無いと信じている、ガブリエルは、10年前に自分の元を去ったサーシャを今も許せずにいます。彼は、サーシャを、お金に卑しいふしだらな女だと思い込むことで、彼女に去られた悲しみや苦しみを、憎しみに変換していますが、彼女の子供への愛情をまのあたりにして、戸惑い、悩みます。 間違えたのは、僕のほうなのか?・・・・・傲慢なイタリアの資産家男性と、イギリス女性のロマンスですが、10年も恨みに思うなよ・・・と、思ってしまうのは、私だけ?ま、愛を認めた途端の態度の変わりようは笑えましたが・・・10月発売のハーレクイン・ロマンス8冊が、来ました。返却期日が迫ってる本が後6冊もあるのに・・・がんばろう・・・
2007年11月18日
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カナダの脚本家ジェイムズ・W・ニコルの描くミッドナイト・キャブ サスペンス・ミステリーです。19歳になったウォーカー・デヴローの最初の記憶は、3歳のときの母の言葉と、金網にしがみついている自分だった。そして、そこにそのまま置き去りにされた。 里親で、今では養父母となったデヴロー夫妻や6人もの姉妹や3人の義兄に見送られ、トロントに向かう彼は、あの街こそ実母を探す手がかりの場所だと思っていた。一枚の写真と、一通の手紙、それが置き去りにされた彼の持っていた唯一の手がかりで、手紙はトロントから出されたものと考えられたから。とりあえず住む所をきめ、仕事として夜勤のタクシー運転手の職を得たウォーカーは、車椅子に乗った、年上で美人の配車係クリスタと親しくなる。そして、彼女に自分の持つ手がかりの写真と手紙を見せた直後、部屋に空き巣が入り、なぜかその二つだけが盗まれる。不信を感じながらも、写真から得た手がかりで向かった岬で、止めていたクリスタの車に火がつけられた! 誰かが、僕たちの邪魔をしている?ボビーはネズミの国の支配者、勘違いしたネズミは吊るされる・・・ボビーはゲイではないけれど、練り歯磨きをディマルコの尻に注入したい・・・ボビーはゲイではないから、相手が女の子にならなけりゃ・・・合間に挟み込まれるように書かれるボビーのお話しと、ウォーカーの話がリンクしたとき事件は思いもよらぬ方へと進んでいきます。そして彼の身にも危険が迫り・・・!最後50ページはドキドキもんでした!ラジオドラマとして書かれた物を本にしたので、書いたのは脚本家で、この先も、本を書くかはわからず、もしかして、「これ一冊だけ」ってこともあるかもしれないレアな作家です。しかし本としての評価は高く2003年度のアーサー・エリス賞最優秀処女長編賞を受賞、2004年度のCWAにも最優秀長編賞にノミネートされました。とにかく、すごく、おもしろかった!!
2007年11月17日
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加納 朋子さんのYAで、講談社の「ミステリーランド」ぐるぐる猿と歌う鳥 から出ています。このシリーズはミステリーファンなら誰でも知っている方々が子供向けに書き下ろした作品で、子供だけに読ますなんて絶対もったいない!!俺の名前は高見 森。森と書いてシンと読む。5歳ぐらいの頃、仲良くなった女の子がいた。赤いワンピースを着た、「あや」は親に外に出てはいけないと言われていたらしいが、俺と二人で共謀して、ベランダから脱出して、一緒に戦隊ごっこをして遊んだ。そして事件が起こった。 ある日俺たちの遊び場所に変な男がいた。そいつは、あやが帰った後、俺の跡をついてきて、車で連れ去ろうとした!それに気づいたあやが大声を出し、相手の男に向かっていってくれたため、俺は攫われずに済んだが、その後、あやの家族はすぐに引っ越した・・・そしてその家には「あや」なんて女の子はいなかったと誰もが言った・・・俺は今、小学校5年、東京から北九州に引っ越してきた。父親の転勤で。隣は「ココちゃん」なんて母親に呼ばれてる同じ年の佐久間 心、斜め裏には美少女のくせに宇宙一訛ってる十時 あや、裏には世話焼きの新6年生竹本 篤樹を筆頭に竹本5兄弟がいる。そして、なんだかわかんない奴「パック」がいた。最初、パックは心の兄弟かと思っていたが、どうもそうでは無いらしい。ひょんなことから体育館の屋根に登った俺は、社宅全体の屋根に尻尾が蚊取り線香みたいにぐるぐる渦巻いた猿の絵が描いてあるのを見た。「なんだ、ありゃあ」楽しかったですぅ 皆で夜にこっそり、いたずらしたり、ばれないように空家に忍び込んだり、野イチゴ摘んだりグミをとって食べたり、がたがたの下り坂を自転車で「あー」といいながら下りていったり・・・自由人の「パック」と、子供たちと一緒に自分自身も子供にかえったような気分でした。このシリーズは、他にも「綾辻 行人」「有栖川 有栖」「山口 雅也」「二階堂 黎人」「西澤 保彦」「田中 芳樹」「小野 不由美」などなど多数の方々が書かれています。ご興味のある方はこちらを。http://shop.kodansha.jp/bc/books/topics/mystery_land/
2007年11月16日
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舞台女優でもあるローランス・タルデューの恋愛小説で すべては消えゆくのだから 「プリンス・モーリス恋愛小説賞」及び「アラン=フルニエ賞」受賞作品。「ヴァンサン、私はもうすぐ死ぬの、会いに来て、もう一度だけ会いに来て」 子供が書いたような、震える鉛筆の筆跡。とても読みづらいちっぽけな字で彼女の名前が、ジュヌヴィエーヴと書かれている手紙。 どうして彼女は暗黙の契約を破る?僕が臆病者で、死と過去に、そう、僕たちの過去におびえていると解っているのに・・・15年前のあの時からすべてに蓋をして、僕の人生から無かった物にしていたのに・・・つらい事を呼び起こさず、そっとしておいて何が悪い?それでも彼女の元にとる物もとらず向かっている・・・いろんなことを思い出しながら・・・であった頃や一緒に行った旅行、そして・・・・15年前、8歳になる娘のクララの失踪事件がおき、それがきっかけとなり離婚したヴァンサンとジュヌヴィエーヴ。そして今、彼女は死に瀕していて、彼に会いに来てと頼んでいます。どうしても最後に会って話をしたいと。そして彼は車を飛ばして彼女の元に駆けつけます。思い出したくないことを、思い出さなければならず、閉じ込めた苦しみに、また苦しまされるとわかっていながら・・・あまりにも淡々と書かれた150ページ足らずのお話ですが、追い詰められたような切なさと、死と、再生のための苦しみが胸を詰まらせます。
2007年11月15日
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エリザベス・ローウェルの「ロッキング・M牧場の伝説」をいつかあの丘の果てに 描いたヒストリカル・ロマンスです。ジャナ・ウェイランドは、先住民の反乱分子グループに捕まった男が逃げ出すのを見ていた。「左に行って!」ジャナの心の声が聞こえたのか、男は彼女の意図する方向へと逃げていく。彼女は先住民達に見つからないよう自分の形跡を消しながら男が進んだ方向と交わるコースへと向かった。仲のいい野生馬のゼブラの助けを借りて、傷ついた男を自分の秘密の谷へと連れて行くが、途中気が付いた男はジャナを少年と思い込み、ジャナのことを「坊主」と呼ぶ。父が死んでから、5年間一人で生活してきた彼女は、長い布で胸のふくらみをつぶし、父の残した服を着、長い髪を編んで帽子の中にたくし込んでいた。性別を間違えられるのは余計な危険から身を守るにもありがたかったが、なぜかこの男には、女だと気づいて欲しいと思った・・・伝説のように語られる野生馬「ルシファー」を捕まえ、牧場で繁殖用の種馬にしようと、ユタにやって来たタイレル・マッケンジーは、ルシファーに近づこうとしている所を先住民達に捕まってしまった。何とか逃げ出したが、裸のうえ傷だらけで動けない所を、澄んだグレーの瞳の少年に助けられた。彼は、野生馬を友達に持ち、治療の知識もあり、先住民達を欺く知恵も持っていた。 そして・・・土ぼこりで汚れてはいるがこの少年の顔は・・・とても美しい。欲望に近い衝撃が身体を貫く。少年にこんな反応を示すなんて、俺はどうなってるんだ?マッド・ジャックの金、野生馬の群れ、先住民達の遺跡など、これまでのロッキング・M牧場の話の中で出てきた伝説の物語で、牧場を開いたタイと、ジャナが主人公です。種馬にするため野生馬「ルシファー」を捕まえに来た、成功したら「シルクのレディ」を妻に貰う夢を持つタイと、父が死んでから5年間一人で生活し、先住民からは「炎の影(ソンプラ)」と呼ばれ「魔女(ブルジャ)」だと思われているジャナの恋は一筋縄では行きません。 まずタイが彼女を少年だと思いこみ、女性だとわかるとだまされた事を怒り、誘惑し、彼女が処女であったために呆然とし、罠に囚われたような気になります。そのたびに暴言を吐くため、最初から彼に惹かれていたジャナは深く傷付きます。彼女を傷つけている事に気づいていないタイはさらに暴言を吐きますが・・・あんまりタイのような男性は好きではありません・・・どっちかと言うと「ケース」の方がお気に入りの私としては次は彼のお話がいいな ロッキング・M牧場の現在の主ルークが主人公のお話。親友の妹「カーラ」に思いを寄せながらも彼女を拒絶します。
2007年11月14日
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コニー・ブロックウェイのヒストリカルな、純白の似合う季節に ロマンティック・コメディで、RITA賞受賞作品です。「愛しています、アガサ。結婚してください。今日、今すぐ。私と一緒にフランスへ行きましょう」 迷うミス・アガサを励まし、そそのかし、結婚を承諾させ、彼女が後に残した列車の切符を手に入れたレッティ・ポッツは行き先の表示に目を走らせた。「ノーサンバーランド州、リトル・バイドウェルか・・・」 仕事を奪われ、下宿に火を付けられ、持ち物も焼失してしまった劇場歌手兼女優のレッティはニックの元に行くか、彼から逃げるしかなかった。 ニックの所になんか、絶対に戻らない!彼女は愛犬のファギンを抱え、切符に印刷されたホームの番号を捜す。リトル・バイドウェルの駅では、有名なウエディング・プランナー「レディ・アガサ」を出迎える人々が、サー・エリオットと一緒に待っていて、列車から降りてきたレッティをレディ・アガサと勘違いして大歓迎した。 少しの間、彼女のふりをして、隙を見てめぼしい物を持って逃げようと考えていたレッティだが、信頼され、手厚くもてなされているうちに彼らを傷つけたくないという思いが芽生え、何より、治安判事のサー・エリオットに恋してしまった!一方、彼女の微笑みに一目で心奪われたエリオットは、彼女の素性を怪しみながらも、彼女に惹かれていく自分を楽しんでもいた。戦争によって、礼儀正しが、感情を表に表さなくなった治安判事で、ナイトの称号を持つサー・エリオットと、劇場歌手兼女優で、空いた時にはニックの詐欺の片棒を担いでいたレッティのコメディチックな恋のお話です。結構笑えました!壁を這う蔦をよじ登るレッティが、エリオットに見つかったシーンとか、クロッケーの試合のエリザベスとの対戦とか・・・ブロックウェイの前作の「薔薇の狩人三部作」とは趣が異なりますが、RITA賞受賞作にはずれはない! 「薔薇の狩人」3部作です。
2007年11月13日
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クリスティーナ・ドットのヒストリカル・ロマンスで、異国の子爵と月の令嬢 家庭教師シリーズの第1弾です。ラスキン子爵未亡人アドーナは、異国で育った孫達のために、イギリスの上流社会のマナーや勉強を教えるための家庭教師として秀麗家庭教師学院のシャーロット・ダルランプル嬢を雇った。彼女は「ミス・ブリス(きちんと先生)」と呼ばれる優秀な家庭教師だった。父の亡き後母が引き継いだ会社の金が横領されているようだとの親戚の手紙と、ある事情によって、砂漠の民の生活からイギリスに戻ってきたウィンターと子供たち(ロビーとリーラ)だが、セレミニア王室の人々や、ヴィクトリア女王も来臨するパーティを3ヵ月後に控え、赤毛で美人で、礼儀にうるさい家庭教師がやってきた。彼女は子供たちとすぐに打ち解け、仲良くなり、言葉巧みに導いていく。それに怒った顔の可愛い事!すべてにおいて合格だ!はだし!長髪!耳にイヤリングまで!!おまけに不躾で失礼な態度!サリー州に戻ってきただけでも難儀な事だと思っていたのに、この自信にあふれた美しく、そして憎らしい人は、やたらと私を誘惑しようとする・・・15歳で家を飛び出し、砂漠で生活していたため、部族の指導者の教え「本当の男は女を愛さず、女は男を愛する事によってのみ幸せになれる」を、信じているウインターと、不本意な婚約から逃げ出し、自立した生活を送ってきたシャーロットのお話です。 人目のあるところでキスするだけでスキャンダルになった時代で、その場合男性よりも女性のほうが責められる事が多かったようです。(付き添いも無しに男性と二人っきりになる事自体、はしたない事とされていました) そんな中、ウィンターはみなのいる前でキスするは、触るはで、シャーロットを結婚に追い込もうとしますが・・・ 家庭教師シリーズということで、次は人一倍成功に執着するパメラでしょうか?彼女はケリッチ卿の所に子供の面倒を見に行きますが???
2007年11月12日
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大倉 崇裕さんのYAで、落語をモチーフとしたオチケン! ミステリーです。「幽霊寿限無」・・・タイムマシンがあったらな。最近よくそう思う越智は私立大学「学同院」の新入生だが、入学早々落とした学生証を岸に拾われたのが運の尽き、名前が越智 健一だと言うだけで落語研究会に入れられてしまった。タイムマシンがあれば、学生証を財布にしまうよう、自分自身に注意してやるのに・・・。 オチケンの部員は上級生の岸と中村との3人だけで、3人切ったら廃部となる規則のため、部室を持たない公認直前の3倶楽部「折り紙の会」「釣竿会」「お笑い研究会」は、「落ち研」を廃部に追い込まんと機会を狙っていた。 おまけに部室には40年前に自殺した部員の幽霊が出て、落語を語るという・・・「寿限無、寿限無、五劫の擦り切れ、海砂利水魚の・・・・」誰もいない部室で転寝している越智の耳に聞こえてきた寿限無・・・カセットは動いていない・・・校内放送のスピーカーは壊れている・・・幽霊?・・・叫びながら部室を飛び出す!!「馬術部の醜聞」・・・無くなった部室の使用申請書が見つからずこのままでは部室を取り上げられる「落ち研」に、学校一の権力、勢力を誇る馬術部が、部員の喫煙ビデオの撮影者探しを依頼してきた!うまく解決すれば、申請書の件も何とかなる?さわやか青年中村と、聞き込みに行く越智だが・・・「落語ってミステリー!?」 出版社のウエブサイトに連載されたエッセイです。 「寿限無」「時そば」「長屋の花見」「看板の一(ピン)」「胴乱の幸助」などの落語を取り入れたミステリーです。それぞれの作品についての内容もわかり易く書いてあるので、落語を聞いたことの無い人も、大好きな人にもぜひ読んで欲しい!!
2007年11月11日
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リディア・ジョイスのヒストリカルなラブ・サスペンスです。水の都の仮面 許してなるものか!長年友人だと思っていたデ・リント!あの卑劣な男は、いくらぼくが娼婦に産ませた庶子とはいえ、まだ13歳にしかならない娘をレイプしたくせに、娘の方から誘ってきたと証言した!おまけに馬車に細工をしてぼくを殺そうとした!幸い軽い怪我で済んだが・・・・・とりあえず死んだ事にして、復讐の機会を練ることにしよう・・・サラ・コナリーは、レディ・メリルの付き添い役としてヴェニスを訪れていた。困った事にレディの息子のデ・リントも一緒に・・・彼は私をいたぶって楽しんでいるようだ・・・他には、デ・リントの姪と遠縁の娘が二人一緒だったが、誰もそのことには気づいていない・・・そんなサラを見つめる男がいた。あの「あばたの女」だ!娘の乳母があの女に呼び出されたために娘が襲われた!あの女も復讐の対象だ!デ・リントの愛人に情けをかける必要はない! 夜、サラが自分の寝室に戻ると、仮面とドレスが置いてあり、場所だけを書いた手紙が置いてあった・・・何故?・・・何のために・・・娘の復讐を誓うセバスチャンと、底辺の生活からようやく這い上がったサラの愛と復讐の物語です。サラをデ・リントの愛人だと思い込んだため、彼女を誘惑し、それをデ・リントに見せつける事を目論見ますが・・・最近ヴェニスが舞台の小説を結構読んでます。タニス・リーや、スコット・リンチなどファンタジーがほとんどですが・・・独特の雰囲気がありますねぇ、あの都市は・・・しかし、セバスチャンがペンとインクでサラの全身に模様を描きながら快感へ導く場面の倒錯的なエロティズムにはドキドキしましたわ・・・
2007年11月10日
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ダイアナ・パーマーのちょっとヒストリカルな・ロマンス物で、初恋は秘めやかに 1920年代が舞台です。夫の元を飛び出して8ヶ月。レイシーは大叔母から相続した屋敷で開くパーティーの喧騒の中、夫コールとの関係について考えていた。8年前に母の友人のマリオンに引き取られたときから、彼女の息子で4つ年上のコールに恋していた。報われない想いだと思っていたが、彼が出征する日、「待っていてくれ」と言い、キスしてくれた・・・しかし戦争から帰ってきた彼は、私に触れようともせず・・・そしてベンのいたずら・・・私とコールを一晩納屋に閉じ込めたため、コールは私と結婚せざるおえなくなった・・・彼との交わりは一度っきり・・・彼は私に触れさせようとはせず、終わると出て行った・・・痛みと悲しさでただ泣くしかなかったあの晩から、彼は私をもっと避けるようになり、家を飛び出しても追ってきてはくれなかった・・・彼女が出て行ったことにより、ぼくのプライドは粉々になった。世界に色がなくなり、彼女が恋しかった・・・二度と彼女を傷つけることの無いよう、彼女を遠ざけてきた・・・あの晩のように抑制を失わないように・・・「一緒に戻ろう」戦争によってもたらされた、ある秘密によって、コールはレイシーを求めながらも遠ざけています。もし真実を言ったら完全に彼女を失うかもしれないという恐怖のために、打ち明ける事ができず、また、彼にとって魔法のようなひとときだった晩が彼女にとっては苦痛以外のなにものでもなかったという事実が彼の心を苛みます。お話は、コールの妹のケイティーとコールの友人ターク、コールの弟のベンと、幼馴染のフェイのお話も並行して描いています。そして最後に、その後の彼らや子供たちについて少し触れていますが、これはブレイク・ワーデルのためと、思えます・・・(誰も全部は納めきれなかったというワーデル君の持ち物って・・・ちょっと気になる・・・)
2007年11月09日
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スーザン・アンダーセンのギャンブラーとショーガールの恋のお話! ジャクソンはバーに入ってきたターゲットを見た。彼女を誘惑して家の中に入り込むには、さほど苦労することはないだろう。金目当てで父と結婚した女から、自分の物を取り返すためならどんな事でもするつもりだった。35歳!トリーナ・マコールは、ダンサー仲間にバーで誕生日を祝ってもらっていた。厭味な若いダンサーの言葉に気分を害しているとき、偶然知り合った男性に朝食デートに誘われる。友人のカーリーはにやにやしながら「あれこそまさしくバースディプレゼントよ」 鮮やかなスカイブルーの瞳、195センチほどの身長に引き締まった身体、170センチ以上ある自分がはじめて小さく感じられた・・・彼はプロのポーカープレーヤーで、彼といると、自分が情熱的で奔放に振舞うことに気づいたトリーナは、今まで余り好きではなかったSEXも、彼とならうまくいくかもしれないと思い・・・疎遠にしていた父の再婚相手が持っているレアなサインボールを取りもどすために彼女に接触してきたギャンブラーのジョンソンと、再婚相手の病気のために貯金をはたいてしまった35歳のショーガール、トリーナのお話。想像と違い、正直で親切なトリーナの人柄に戸惑いながらも彼女に惹かれていくジョンソンは、だんだん自分のついている嘘がつらくなっていきますが・・・私としては脇役のエレン(60歳)と、マック(50代)の関係のほうがおもしろかった・・・1年半前にエレンに一目ぼれをしたマックは彼女に欲望と恋心を募らせながらも、会うと失礼な言葉しか言えず落ち込む日々。ようやく一大決心をして仲直りをしに花束を持って彼女の家を訊ねたが、頭の中が妄想で暴走しだし、言った言葉が「俺はSEXはまっすぐ突き上げるのがいい!」・・・エレンさん真っ赤になって怒る・・・当然だわな・・・しかし、マックはめげずに彼女を食事に誘い・・・壮年の恋って、先が見えてるだけに無駄な時間を過ごすのを良しとしないというか、10代の若者のように突っ走るというか・・・関連のお話があるようです。カーリーと警備員のウルフガング・ジョーンズでしょうか?楽しみ!!
2007年11月08日
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ジェニファー・ドネリーのヒストリカル・ロマンスであり、薔薇の宿命(下) 切り裂きジャックの出てくるミステリーでもあります。下巻を。新天地ニューヨークで、競売にかけられていた叔父の店を、借金を返済し、手を入れ、商売を軌道に乗せたフィオナは、アメリカに渡るときに知り合ったニックの具合が悪いのを知り、自分の家に引き取る。彼は、自分は男性しか愛せず、そして梅毒にかかっていると彼女に告白する。そして、自分の家族との確執も・・・いつしかニックはフィオナ達を本当の家族以上に家族として愛していると気づく。そして彼女を異性として愛してくれる男性も現れた。大富豪のウィリアム・マクレーン。彼女は彼を愛していると思い込もうとするが・・・ミリーと離婚したジョーは、フィオナの行方を捜し、もしかしたらアメリカに渡ったかもしれないと考え、新しい商売を軌道に乗せたら旅費をためてニューヨークに渡ろうと決心する。そして知人の助けもありアメリカに渡るが、フィオナの結婚に関する新聞記事に愕然となリ、イギリスに帰る。10年後、父親殺害の犯人達への復讐のチャンスがついに巡ってきた。ロンドンに戻った彼女を待ち受けていたものは・・・最後までハラハラしながら読みました。若さゆえの過ちと希望と絶望、そして殺人事件と復讐にサクセス・ストーリーと愛がぎっしり詰まってます。
2007年11月07日
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ジェニファー・ドネリー のヒストリカル・ロマンスであり、薔薇の宿命(上) 切り裂きジャックも出てくるミステリーでもあります。1888年のロンドン、切り裂きジャックの事件が続く中、茶葉工場で働く17歳のフィオナは、両親や弟妹達と、貧しいながらも幸せに暮らしていた。彼女には愛する恋人ジョーと、彼と店を持つ夢があリ、その夢に向かい二人で貯金していた。 あと一年ぐらいで、目標額になる・・・そしたら結婚して、店を開いて・・・子供を持ち、店をチェーン展開して・・・二人の夢は希望に満ちていた。しかし、ジョーが青果を手広く商っている商店に引き抜かれ、フィィオナの父が事故でなくなった頃から歯車が狂いだし、ジョーは商人の娘ミリーの策にはまりフィオナと別れることとなり、母と幼い妹、そして16歳の弟チャーリーまでも失ってしまう。 そして父の事故は組合活動を嫌がる雇い主が仕組んだものと知り、そのために身の危険を感じた彼女は残された幼い弟を連れて叔父のいるアメリカに渡る・・・少女フィオナの活動的でアイデアに富んだサクセスストーリーと、陰惨な切り裂きジャックの事件を絡ませ、とてもおもしろいです。上下巻合わせると1100ページと大変長い作品ですが、史実と虚実を織り交ぜ当時の世界観や経済観もよくわかります。下巻は今度・・・ 薔薇の宿命(下)
2007年11月06日
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新津きよみさんのYAで、「ミステリーYA!」から出ています。ユアボイス Your Voice falling in Love: The Attraction of his voice「ああ・・・ぼく、伸。その・・・用事はないんだけど、なんとなく声が聞きたかったから・・・・」「試験、どうだった?里菜のことだから心配してないけどね。ずっと・・・」「伸です。いますぐ窓を開けて・・・・・今夜は満月だよ。・・・きれいなお月さま・・・」繰り返し、繰り返し、彼の声を聞く。存在しない肉体・・・携帯の留守番電話に残された声・・・目を閉じて聞く・・・目を開けたとき、彼はそこにいない・・・2年前に殺された・・・犯人はまだ捕まっていない・・・その伸と同じ声を聞いた・・・夜のコンビニで・・・声の主は中学生のようだった・・・そして、彼は里菜が美術教師として勤務する中学校にいた・・・3年生の五十嵐 薫・・・彼は伸の声とは別に、特殊な能力を持っていた・・・もしかしたら・・・彼の力があれば・・・2年前に恋人が殺されその犯人を見つけたいと願う美術教師、岡 里菜(おかりな)と、絵の中に入って描いている情景が見えるという特殊な能力を持つ少年、薫は、彼の美術部入部によって親しくなるが、恋愛がらみの変な噂が立ってしまう。薫の従妹、珠緒はそんな二人を嫉妬し、心配するが・・・それと同時に自分の進路と将来を考えはじめる。特殊能力系ミステリーなYAで、一種のサイコメトラーな能力で事件のを解決します。しかし14,5の頃って何考えてたかなぁ・・・とりあえず近所の公立高校受験する事は考えてたけど・・・今の私を見たら、あの頃の私はどう思うんだろう・・・(なんか、ものすごーく説教されそうな気がする・・・)
2007年11月05日
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シルクの闇に咲く花 ノーラ・ロバーツのロマンティック・サスペンスで、人気シリーズ〈NIGHT TALES〉第3弾!前作は「真夜中にささやく唇」「夜は甘き薫りを」心に傷を持った少女はやがて優秀で冷静な警官となった・・・一人の男が路上で殺された。彼はアルシアの情報屋だった。目撃者の一人はコルトという名の探偵で、どうやら被害者は彼と話している所を撃たれたらしい。友人の娘で家出した13歳の少女エリザベスを捜しに来たコルトは、ある売春婦の手紙から、少女が自主制作ポルノを撮っている男達に監禁されていると考えていた。そして、売春婦のヒモだった男を見つけて、話しをきこうとした途端に、そいつが殺されたのだった。アルシアとコルトはボイド警部の命令で組んで捜査にあたる事となったが、コルトはアルシアに惹かれている事を隠そうとはせず、出会って間がないにもかかわらず結婚さえほのめかし始め・・・そして、暴力的なポルノ映画を撮る男達に囚われた13歳の少女はどこに・・・NIGHT TALESの第3弾!今回は前2作にも出てきたアルシアと、ボイドの友人で探偵のコルトが主人公!彼女の悲しい生い立ちと強さの奥の優しさや弱さまでも愛するコルト君に拍手!! 前作です。1作目のシーラの妹デボラと、不思議な能力を持つゲイジが主人公
2007年11月04日
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スーザン・アンダーセンのノンストップ・ロマンスでスウィートハートは甘くない ラズベリーブックスからでています。ヴェロニカは、バー<ホンキー・トンク>に戻ってきた。ここは彼女の父の店で、後に姉のクリスタルがオーナーをしていたが、その姉が殺され、一人残された姪のリジーのために帰ってきたのだった。 とりあえず、新しいバーテン兼マネージャーに、挨拶しようと思い店に入ると、客のセクハラに怒ったウエイトレスが辞めるところだった。仕方なく変わりのウエイトレスが見つかるまでバーで働くことにしたが、ツンツンに立てた金髪で横暴なバーテンダーのクーパーは彼女に厭味ばかりを言う。おまけに彼はクリスタルの家の屋根裏に住んでいた!あんな奴と同居?!クーパーの頭から「白雪姫」のようなヴェロニカが離れようとしない・・・姉に似たド派手で性欲過剰な女を想像していたのに・・・しかし自分以外の人間に毛ほどのおもいやりもかけないところは姉と一緒だ!リジーをひと月もほったらかして・・・ 彼は、異父弟で、リジーの父親であるエディの濡れ衣を晴らすために、この町に来ていた。そして、エディとの関係を隠してバーテンダーとして働き、いろいろと探っていたのだが、いまだめぼしいものは見つけていなかった。そしてヴェロニカ、リジー、クーパーの奇妙な共同生活が始まり、クーパーはヴェロニカが、思い込んでいたような人間ではなく、子供好きの、まじめで優しい人と知るにつれ、惹かれる気持ちを抑える事ができなくなっていき・・・BOB(バッテリー=オペレーティッドボーイフレンド)にさえヤキモチをやき、ちょっと触れただけで体中触られて誘惑されたような大騒ぎをし、キスした挙句に・・・「裸になれ、いますぐ」!!!「子供時代を乗り越えるために、人は一生を費やす」 最初に書いてある言葉です。子供時代のいやな思い出から逃げるために故郷を出たヴェロニカと、母の望むような人間になれない自分を、それでも愛して欲しいと切に願うクーパーの心の成長の話でもあります。が、そんな事は考えず、ホットでスリリングなお話を単純に楽しむほうが私としては性にあってます。
2007年11月03日
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バーバラ・フリーシーのラブ・サスペンスです。めぐり逢う絆 ERの実習医ナタリーはテレビで話題の本の内容を聞いて愕然とした。それは彼女が大学生のとき寮で起きたルームメイトで親友のエミリーの転落死亡事故とあまりにも酷似していた。愕き、本を買って来た彼女の前に、エミリーの兄で、かつてナンシーの恋人だったコールが患者として現れた。彼から受けた仕打ちを思い出し、おもわず他の医者に彼の治療を頼み、その場を逃げ出した彼女だったが、翌日なぜかコールは彼女の部屋を尋ねてきた。・・・本の事かもしれない・・・いったい誰が、何故あの事件のことを書いたのか知りたいナタリーとコールは作家のサイン会に出かけるが、そこで、やはり同じ学生寮にいたローラに出会う。彼女も本を読んで作者が誰か知りたいと思っていた。しかし、彼らを見た途端、作家は逃げるようにいなくなり・・・そして本にはナタリーと思われる人物が被害者を突き落としたと書かれていて、実話に基づいたものだと報道される・・・!10年前の大学の学生寮で起きた事件をめぐり、窮地に陥るナタリーと、怪しい行動をとる夫を信じられなくなっているローラ、いまだに昔好きだった男に未練のある美しいマディソンの3人が、協力し、作家を捜し、ナタリーの疑いを晴らそうとします。それぞれ、過去の恋人、夫、自分になびかなかった男とかかわりながら真相に向かっていきますが・・・怪しい人間が何人かいて、誰もが怪しく見えるんです。そして故意にリークされるさまざまな事に悪意が感じられ、いったい誰が?と、ドキドキしながら読めます。でも、学生時代の友情って良いよなぁ・・・結局いまだに続いてる友人って、高校のときの友人がほとんどだわ・・・
2007年11月02日
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ジュリー・ガーウッドのヒストリカル・ロマンスです。太陽に魅せられた花嫁 イングランドの貴族バロン・ジェイミソンは、収めるべき税金を使い込み、払わなかったため、国王の怒りをかい、4人いる娘のうち2人をスコットランドの貴族と結婚させるよう命じられる。しかも相手の一人はなんと最初の妻を殺したと噂される男だった。 城や領地を取り仕切り、あらゆる実務をこなしてくれる美しく賢いお気に入りの末娘ジェイミーを嫁にやりたくないバロンは、彼女を隠しておこうとするが、彼女を心から心配する調馬頭のお節介のためにうまくいかず、スコットランドのクランであるアレックとダニエルが選んだのは末娘のジェイミーと、すぐ上のメアリーだった。その日のうちに結婚式を挙げ、スコットランドに向かうといわれ仕方なくついていくジェイミー達ですが、彼らの物を扱うような態度に腹をたて、侮辱されたとなげきます。しかし、アレックはすでに彼女に魅せられ、からかい、怒らせては喜んでおり、すぐにでも完全に自分の物にしたくて策を巡らします。完全に冷え切った彼女が温まれるものは彼の身体しかないように追い詰めて・・・アレックの城に着いた後も、イングランド人とスコットランド人の考え方や習慣の違いに戸惑い怒るジェイミーですが、持ち前の優しさと度胸のよさで、周りになじんでいきます。しかし、彼女の命を狙う何者かの手が忍び寄り・・・ハイランダー(スコットランドの高地に住む人々を指すらしい・・・)物のヒストリカルです。シーク物と張り合うほど彼らも独特です。彼らにとっての大事な扱いと、よそから入ってきた彼女達の大事な扱いのギャップはあまりにも大きく、どちらがどれだけ歩み寄るか、妥協していく過程もおもしろく読めます。作者はヒストリカルも、コンテンポラリーもかいていますが、どちらも面白い!!
2007年11月01日
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