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トレイシー・アン・ウォレンの、ヒストリカルロマンスです。 1816年7月ロンドン、バイオレットは祭壇の前で気を失いそうになっていた。式の直前に結婚を嫌がった双子の姉ジーネットに言いくるめられて、入れ替わったのは、きっと正気を失っていたからだ・・・ いくら姉の夫となるはずのエイドリアンに密かに思いを寄せていたからといって、社交的で難しい事の嫌いなジーネットと、勉強はできるが引っ込み思案な自分とは全然違うのに・・・ おまけに初夜のベッドで自分の純潔を疑われるとは・・・エイドリアンは友人からジーネットのよからぬ噂を聞き込んでいたため、彼女が処女だった事に愕いた。それと同時に、ぞんな噂を信じ彼女を傷つけた自分を恥じ、次こそは、彼女を楽しませようと心に誓う。 そんな二人の生活は、お互いが危惧していたよりずっと楽しいもので、このままの生活が続けばと思うが・・・エイドリアンの弟のキットが放校となり屋敷にやって来た頃から、少しずつ歯車が狂いだし、バイオレットとジーネットの嘘は別の疑いを招き皆の心を苛む・・・トリップ三部作の一作目で、双子の入れ替わり物です。賢いけれど引っ込み思案なバイオレットが一生懸命姉の振りをしながらも、本当の自分を愛して欲しいと苦悩するのはいじらしかったのですが、偽りのためにどんどん泥沼化していくのを読んでると、「だから、ささとい言っておしまい!!!」と叫びそうになりました。 エイドリアン君、君は公爵だし、裕福なのは判るけど、妻の衣服をあんまりだめにしないように・・・ネグリジェは2枚も破くは、ドレスは海水でだめにした挙句、洞窟で愛し合うためにの敷物代わりにするし・・・弟のキット君、結構兄ちゃん思いの良いやつです。お勉強はちょっと苦手だが、約束もちゃんと守るし、口も堅い。ただ、裸でかけっこはもう止めましょう・・・(それで放校になったしな・・・)次作は今回、我が儘でやりたい放題だったジーネットがヒロインです。普通今回のような役回りの場合、ヒロインになることは無いんですが、そこがトレイシーのすごいところ!!ジーネットが真実の愛に目覚めたとき、今回の事をどう思い返すか楽しみです。 最終話はバイオレットの友人の内気で目立たないイライザです。
2007年08月31日
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鯨 統一郎さんのYAです。 離婚届を持って、冷は8年前に自分と母を捨てて出て行った父に会いに行った。植物学者の父とは8年間会っていなかったが、今日行くことはちゃんと伝えてある。 「今日こそは、ケリをつける」そんな思いで訊ねたアパートで見たものは、胸に刃物を刺され、仰向けに倒れている父の姿だった!! 「ルビアン・・・・・・」 冷にそう言い残して父は息を引き取った・・・第一発見者で、おまけにうっかり胸の刃物を抜いてしまったために、警察には疑われるわ、父の葬儀に訳ありな美人や、ホームレスが現れるしで、父の死に関する謎は深まるばかり。おまけに母とけんかしてしまうし・・・ 学校の野草研究会の友人のおかげで、母とはなんとなく仲直りできたけど、その直後に怪しい銀行員が現れて・・・怪しい男や消えていくホームレス達、不審な動きをする父の同僚、製薬会社の思惑などが絡み合い、父を殺した犯人と「ルビアン」の謎は一向に解けないまま。 そして製薬会社を訪ねた直後に冷自信も襲われる。 しかし運良くジャーナリストの永田に助けられた。実は、彼の奥さんが冷の父と面識があり、彼自身がホームレスを取材していたため、事件に興味を持っており、おかげで何かと力を貸してくれるようになる。そして製薬会社の社長に関するある事実が判明する・・・!? 最後の最後に「ルビアン」の本当の意味がわかります。 そして其処には父から娘への思いが隠されています。 それと、このお話の中には野草・雑草と呼ばれるものがたくさん出てきます。野草研究会が選定した「庭の七花」や、「道の七花」、「道の七草」などは自分の目で本当に確認できますので、見つけてみるのも楽しいかも。
2007年08月30日
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レベッカ・ヨークのサスペンス&パラノーマル・ロマンスです。ムーン・シリーズの3作目で、主人公は1作目の主人公「ロス」の弟、アダムです。 スワンプ(沼沢地)にある私立パーク「ネイチャーズ・レフュージョン」のレンジャー長のアダム・マーシャルは夜のパークを徘徊していた。しかし、その姿は人ではなく狼だった・・・前任のレンジャー長が殺されたため、公園の持ち主のオースティン・バーネットが国立公園から引き抜いた、捜査能力の高いレンジャーは実はウェアウルフだったのです。闇の中、彼は嫌な匂いを感じた。匂いの元をたどると、そこでは複数の男女が怪しい煙を炊きながら裸で踊り、交わっていた・・・ 煙に朦朧としたアダムは思わず人の姿に戻ってしまったため、彼等に追われ発砲される。何とか逃げ出した彼は、翌朝同じ場所で一人の女性に出会う・・・サラ・ウエストンは製薬会社がリサーチ・プロジェクトのために借りてくれた家になんだか落ち着かなかった。纏わりつくような空気や、見えてしまう変な幻。古い悪夢と新しい悪夢、手招きする女性・・・ 気を取り直し、出かけたスワンプで、アダムに出会う。二人は出会ったときから、強烈に惹かれあいます。ウェアウルフの伴侶は生涯一人だけ。アダムは伴侶となる女性をみつけましたが・・・ 狼とその伴侶の結びつきや、求め方はとても激しく、自分の親たちの求め合う姿に不快さえ感じていたアダムですが、サラを見て感じる欲求に愕然とします。それに、自分を受け入れてくれるかどうか不安で、その事を否定しようとします。 そして彼女にも不思議な能力の秘密が・・・ そんな二人に危害を加えようとする、集団「クラン」。彼等は魔女の末裔で・・・人狼、魔女、幻視や夢見、超能力の対決など、ファンタジ―要素もたっぷりで、お気に入りのシリーズです。おまけにロスも、その妻ミーガンもちゃんと出てます(子供も生まれています)。 次回作は死んだと思っていた兄弟の話のようです(ロスもアダムも、自分達以外の兄弟は全部死んだと思っています)。自然保護の活動家で盗賊でもある彼は、もしかしてロスの一番仲のよかった兄かも・・ロスと、友人で刑事のジャックのお話です。
2007年08月29日
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菊地 秀行さんの青春ホラー作品集です。本が刊行されたのは2000年ですが、新作の一作を除きちょっと前(物によってはだいぶ前)の作品です。私にとっては、とてもノスタルジックでした。 「帰還」(91年4月) 1年2ヶ月ぶりに「西河」が帰ってきた!!あいつは去年の正月の3日、天現台の森でいなくなった。サッカーの練習のためのジャージやボールを残したまま・・・ かつて天現台の森は神隠しの起きる場所として知られていた・・・ しかし、帰ってきた西河は人が代わったようになっていた。完璧すぎる優等生に。 彼は本当に本物の西河なのか・・・ 疑問に思っていると、オカルト好きの生徒よりおかしな話しを聞く・・・「夏のうた」(90年10月) 今日から夏だ!!それはわかった。この島の人間はみんなわかるのだ。「好きなだけ遊ばせろ、どうせ・・・」「最後のチャンスだぞ」「今年で最後だものな」「言ってどうなるの」「「みんな、もうどうでもいいんだわ」 決まってしまっているある事についてみなが諦め、受け入れるしかないとわかっている中で、少年はこの夏にしかできない事をしようとする。 そして少年は美しい女性に出会う。白い帽子、白いスーツ。 二人は噴水広場のベンチで、一人分場所を空けて座る・・・夏の間・・・その間は埋まらないんだろうか・・・少年は女性に島を案内する・・・夏が終わるまで・・・「夕映えの女(ひと)」(86年春) その女(ひと)に関する最初の記憶は窓の色だった。夕日が街を朱に燃え上がらせる色。彼女は白いスーツに腰まである長い髪、大きな瞳をしていた・・・このアパートの新しい住人らしい。 その夜、白いスーツの女がぼくを訪ねてきた。 「あなたにお願いがあってきたのだけれど、別の人をあたるわ」 訳もわからず残されたぼくは何故か泣いていた・・・ この街は連続失踪事件ため脅かされていて、大家の娘は同じアパートの住人の一人を疑っていた。 いろんな憶測や噂の中、ぼくは怪しい噂のある廃ビルへと向かう・・・あるものを手に・・・「薔薇戦争」(86年夏) ドレ-の「薔薇戦争」 それは彼のために書かれた物なのかもしれない。彼の名は蘭麻。薔薇に囲まれた大邸宅に住む美少年。転校してきた僕が演劇部に入った日、部長と共に彼の家を訪ねたとき、庭の中に白いドレスの娘を見た。しかし彼女は家の住人ではないという。そしてその直後、薔薇が枯れた・・・ しばらくすると、街から行方不明者が続出し、主役を盗られた蘭麻は新しい薔薇園へぼくを誘う・・・「青い旅路」(86年秋) その日変なものを二つ見た。一つはトラックに載せられた変な機械と箱。それは別荘の住人の物のようだ。そして煉瓦色のワンピースの女。 もう一つは竜神沼に浮かぶ紋章つきの棺桶と、其処から出て来たとしか思えない白いワンピースの女。月のような美人だった。 それからしばらくすると、奇妙な事件が街で起こり始めた。貧血症になる者が増えたのだ。ほとんどは輸血と安静でなおったが・・・一人だけは治らなかった・・・「白い国から」(87年冬) 17歳の転入生の冬の雪夜ような深い瞳に、私は動揺する。この少女は、私より年上なのではないか・・・ 授業の後、彼女に家庭訪問と、かつてあった事件を話をしているとき、黒い陰が雪に浮かぶ・・・黒い帽子を被った黒ずくめの男・・・そして古い劇場でよみがえる記憶・・・あの二人の少年は・・・自分はいったい・・・「大海」(新作) 一人っきりだ!!その絶対的な孤独につぶされそうになる!何をしてもそれは消える事が無かった・・・それは、はるか昔、すでに滅びた文明のシャトルに乗った、二度と地球に帰れない男の苦悩と恐怖だった。なぜ、俺が・・・菊地さんは「リリス」や「バンパイアハンターD」などが好きで一時せっせと読んでました。この本に載っているのは、若い人たちにはジェネレーションギャップを感じるものかもしれません。パソコンではなく、でかい箱のコンピューターだし、番長なんて存在するし、携帯電話なんて最後のお話以外はまったく存在しない時代のお話です。でも、おばさん達にとってはこの時代こそが青春時代だったんですよ。 ノスタルジーに浸りながら吸血鬼を愛する少女に戻りましょう・・・こちらは同じ作家のYAです。やっぱり吸血鬼物です
2007年08月28日
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エリン・マッカーシ-のスイート・ロマンスです。ローリ・フォスター推薦ですので、内容は当然のごとく、とてもホットです。 3ヶ月前にアカディア・インレット・ホスピタルにやって来た整形外科医のヒューストンは、おっちょこちょいの研修医ジョージィーに、頭を悩ませていた。なぜなら、しょっちゅう物を落とす彼女が魅力的なお尻を突き出して、落とした物を拾う姿を見るたびに、よからぬ想像をしてしまい、それを抑えるのに苦労していたためで、今現在もそれがおきていた。 彼の目の前に突き出されたお尻、おまけに薄すぎるスクラブ(外科用医療着)をすかしてパンティの両側に着いたキスマークのプリントが見えている・・・試練だな・・・・研修医のジョージーはヒューストンの近くにいるだけで、持っているものを片っ端から落としてしまう「ドクター・ヘイズ誘発性医療器具落下症候群」に陥っていた。友人のサラに言わせると「性的緊張」らしいけど・・・ 彼の目つきもなんだか気になるし・・・ でもまさか、あんな魅力的な彼が身長152センチの余分な脂肪が15キロ付いた自分なんかに興味を示すとは思えないし・・・日々の試練に耐えれなくなったヒューストンはジョージーに一晩限りの関係を持ちかけますが・・・ でも、玄関先で、まだドアが開いてるっていうのに彼女を上半身裸にするこたァ無いでしょ・・・15歳のときに出て行った父親が母に対して暴力をふるっていたため、無口で人との付き合いに距離を置き、結婚には向かないし、するつもりも無かった男性と、15歳のとき亡くなった父に医者になると誓った、自分のスタイルに自信の無い、おしゃべりでドジでキュートな女性とのラブロマンスです。無口でクールを気取ってる割にはヒューストン君する事が結構お茶目!!彼女のキスマークプリントのパンティを脱がしたとたんに、ポケットに入れてしまいます。「これはもらっておく」 ・・・パンツ無しで帰れってか・・・ おまけに鮫に襲われて病院に運ばれて麻酔を打たれているときに、他にも人がいるにもかかわらず「サーフパンツは君が脱がせて」だの「ぼくの裸を見た」などと言い、専門医を呼びにいってる間には、朦朧としながらも、彼女に彼のものを口で可愛がってもらってるのを想像しています。 ・・・ERの中なんですけど・・・ もちろん立っちゃってるもんで、あわててブランケットをもう一枚かけてもらってたけどさ・・・とにかく笑えて、どきどきできる、ちょっと(だいぶか?)エッチなラブストーリーです。ジョージーちゃん、SEXの後で疲れたのはわかりますが、大股を開いて寝そべるのはさすがに・・・ ヒューストン君、せっかく閉じたんだから、開けなおさないの!!
2007年08月27日
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田中 芳樹さんのYA文庫です。ヴィクトリア朝怪奇冒険譚シリーズの第一弾で、「髑髏城の花嫁」「水晶宮の死神」と続きます。1907年、81歳になったエドモント・ニーダムは、67歳になる姪のメープルに勧められて、50年前に遭遇した不思議な事件について筆をとる。 そうあれは、1857年6月の事・・・スコットランド地方の沖、月蝕島の近くで氷山に閉じ込められた帆船が現れた事から始まる。 その前年、クリミア戦争から帰ってきた私は姪のメープルと共にミューザー良書倶楽部の社員として職を得る。 ある日、大物作家ディケンズとアンデルセンの世話を頼まれる。担当が怪我をしたためだが、おもり役としてメープルも一緒だった・・・ おもりの相手はディケンズの10人ほどいる子どもではなくて、アンデルセン先生だと着いてすぐに気づくが。大物作家は7月1日にはスコットランドのアバディーンにいて、フォックス号の出航を見送りたいと言うので、早速旅の手配をするが、着いた先で財布を落としたアンデルセンが切り紙細工の大道芸人に変貌したり、ケブラー内親王事件のメアリー・ベイカーに出会ったりと色々大変。 おまけに月蝕島の領主ゴードン大佐と揉め事まで起こして・・・ そうこうするうちに、「北方通信」のマクミラン記者にそそのかされるような形で月蝕島へと向かう事となったが・・・面白かったですー!おまけに、相変わらずとても詳しく調べておられて、この時代のちょっとした歴史本です!!一気に1850年ごろのイギリス通になれます。関係年表や、周辺地図も載っており、もちろん参考資料の量も半端じゃぁありません! アンデルセン先生がよかったですねぇ。ニーダム君もさすがクリミア戦争の生き残りだけあってやるときゃやるし、その姪のメープルちゃんもさすが!!次巻が楽しみ!!こちらもとても面白かった(一応子供向けです)
2007年08月26日
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岩井 志麻子さんの怖気たつお話です。馬場 弘恵(ばば ひろえ)は医者の妻で3人の子持ちだが、ふとしたきっかけで応募した小説が文学賞の大賞を取り、担当の編集者もつくようになる。 若い三浦という青年だった。 弘恵は彼に恋をする。 そして、プロの小説家として、しばらくどこかに篭もって小説を書きたいと言って家族を説得しウィークリーマンションを借りる。毎日小説を書きながら様子を覗きに来る三浦君を待つ生活をはじめるために・・・そのマンションから見えるモルタル2階建てのアパートの住人を観察しているうちに彼等をモデルに彼女は小説を書いてみようと思い立つ。三浦君も賛成してくれたし・・・「虚空の鳥」 101号室の大柄で地味な女をかってに「カヨ」と名付け、隣の女、102号室の「ユリ」との話を書く・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 隣に越してきたユリという女を見たときカヨはときめいた。女だって美人が好きなのだ。二人jは次第に仲良くなるが、ユリの「ひも」のシュンにより事態は変わる・・・暗い過去と見えない小鳥に話しかける女と、今の罪を持ち、それに脅える女との、壊れかけた花園の腐った匂いのする中でつかの間の甘く暗い日々は儚くて・・・「散らない花」 202号室の女、色気は無いけど整った顔立ちのかさかさに乾いた女・・・ ・・・ ・・・ 吉井 静香は、不愉快だった。土曜日に出かける当ても無く好きでもない歌手のラジオを聞いている34歳の自分にうんざりしている。「こんなにきれいなのに、誰も直接ふれてくれない。こんなに可愛いのに、男は見て通り過ぎるだけ」 そんな想いの中静香は二人の女の事を思い出す。チンクシャのくせにいつも特定の彼がいた留美と、太っていて愚図でいじめられていた典子。その二人のその後は・・・「いずれ檸檬はは月になり」 203号室の比較的若い夫婦 誤送された封書の名前を使おう。酒井 芳子、月を捜しているような女・・・ ・・・ ・・・ 人口の月をつくり月が二つある××市に夫の転勤でついていくことになった。 ××市、それは日本に近いけれど日本ではない異国。怪奇と混乱と狂気に満ちた場所・・・その街で芳子は怪異に染まりゆき・・・「黒い風の虎落笛(もがりぶえ)」 201号室の色気も何も無い干からびたおばあさんと、103号室の中年過ぎても「女」執着して諦めきれない、いくつになっても「女」で勝負しようとする女を親子にして書いてやろう・・・ ・・・ ・・・ アパートの経営者であるみえ子は最近物忘れが多くなってきたのが気になるが、忘れたいのに舞い戻ってきた娘の仁美にはうんざりしていた。そしてその夫はなんと65歳の自分を誘惑してきたのだった・・・そして娘はあんたを殺そうとしていると告げる・・・最後はすべての狂気に幕引きを・・・人間の隠しているのに、隙をうかがうようにして顔を出すよどんだ腐臭のする泥のようなものが ぞろり と現れた瞬間の恐怖というか怖気というか・・・岩井志麻子さんのお話はそんな怖さがあります。熱いのでちょっと怖い話でもと思って借りてきたものの1冊でした。
2007年08月25日
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コニー・メイスンのヒストリカル・ロマンスです。この作者のお話はとても官能的です。男性は精力絶倫!お邪魔な愛人、気の強いヒロインはお約束!! 舞台は11世紀、征服王ウィリアムの時代。サクソン人の領主の娘リアンナは14歳にして征服王の騎士ライアンとの結婚を命じられる。彼女は結婚後すぐに夫によって修道院へ送られる。5年間、修道院で夫に見放された妻として屈辱的な生活を強いられた彼女は、ノルマン人と夫に更に強い憎悪を抱く。その間の彼女の慰めは、元許婚のエドリックとのささやかな会話のみだった・・・ライアンは幼く、反抗的だった妻が、修道院での5年間で従順な大人の女性に成長しているのを期待して、彼女を迎えに行くが・・・ あまりにも美しく成長していた妻は男と密会していた罰で鞭で打たれていた! 修道院長の仕打ちに怒りながらも疑惑は心に広がっていく・・・「真夜中に会っていたのは誰だ?」「もし、結婚の誓いを破っているのがわかったらすぐこの壁の中へ送り返してやる!」魅惑的な妻にあまりにも心惹かれるライアンは、すでに彼女の愛を誰かが勝ち取っているかもしれないと思うだけで腹が立ち、辛辣な言葉を彼女にぶつける。そして彼女が会っていたのが元許婚のエドリックだと気づいたとき嫉妬と怒りと欲望が彼をさいなむ・・・ リアンナは自分を修道院に押し込んでおいて、愛人と楽しんでいたような男、それも親兄弟の敵のノルマン人の男に、心惹かれるものかと思いながらも、彼のたくましい身体や魅力的な容貌、そして溶けてしまいそうになる愛撫に心乱されます。 そんな時エドリックがライアンを毒殺するよう持ちかけてきますが・・・中世物のせいでしょうか、「お慈悲を」「慈悲など約束できぬ」なんて会話をベットの上でしています。 しかしライアン君、笑うくらい絶倫で性技に長けているようです。19歳のバージンが、あっという間に何も考えられなくなり、反応するのは仕方ないな・・・ なんと、6ページです。最初の交わりに割かれたページは。すぐ引き続き2回目に突入だし・・・そのまま一緒にお風呂に入るし・・・ 読んでて周りに人がいると、思わず本を隠したくなるような箇所が何箇所か・・・こちらも、とても官能的でした
2007年08月24日
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ようやく読めたオーエン・コルファーのファンタジーです。ようやく「オパールの策略」と、話がつながりました。父親の変化に戸惑いながらも、なんか嬉しそうな彼ですが・・・ 悪の天才少年アルテミスは、盗んだ妖精のテクノロジーを使い、人間界では5年は先を行くスーパーコンピュータ「Cキューブ」を作り上げる。それを手にアメリカのいかがわしい過去を持ちマフィアとの関係も噂されるビジネスマン、スピロと会うが、彼に裏をかかれ、Cキューブを盗られ、バトラーが銃弾に倒れる。 とっさの機転でバトラーを冷凍保存し、かつて一度バトラーを治してくれたエルフのホーリーの手を借りるために策を練った。 うまく妖精たちを説き伏せ、何とか回復したもののバトラーは10年以上歳をとってしまった。そして、それは彼のボディーガードとしての能力にも影響を与えて・・・ Cキューブは妖精界を危機に落とし入れる可能性の高いため、それを取り返すために妖精たちの協力を得ることができたが、それは全部済んだ後、妖精に関する記憶をすべて消すという約束付きであった。 一方、スピロは、Cキューブが、アルテミスでないと起動させられないことを知り、彼を誘拐しようともくろむ。そして送り込まれたのが メタルマン(銃を持ち歩く)のローファーズ・マガイアとモンキー(達しにくいところに入り込む)のモー・ディジェンスの二人。しかし、モーは実はかつてアルテミスといっしょに行動していたドワーフのマルチ・ディガムズだった。 アルテミスはマルチの協力を得、バトラーの妹ジュリエットや、妖精たちと共にCキューブ奪還作戦を開始する!!ちょっといい子になってしまったアルテミスですが、やっぱり彼は彼です。したたかで抜け目無く、すべてを欺くために策を練ります。 一方のスピロも13歳の子どもに負けるわけにはいかないので、ありとあらゆる手を使います。あくまでも、人間の範囲として。 そして、妖精たちのテクノロジーさえ欺くアルテミスには脱帽です。
2007年08月24日
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新堂 冬樹さんのファンタジック・青春小説・・・・・・です?一応恋する青年のお話なのでカテゴリ的にはロマンスに入れますが・・・・・・・・あきお(27歳・昆虫ショップ「ムシムシワールド」勤務)は、髪をブラシでとかし、勝負服のなんちゃってNBAのユニフォームシャツを着ていそいそとお出かけ・・・しようと思ったら田舎のかあちゃんから電話が。 何かと世話を焼きたがる心配性の母を子離れさせようと「彼女に会いに行く!」「ぼくに好意ば持ってくれとる。ぼくも彼女の事が好きたい」と言うが、向かった先はアイドルみーちゅん(高鳥美千)のサイン会???妄想街道激走でアイドルみーちゅんと脳内恋愛モード突入!! 見栄っ張りで、ほんとの自分をごまかして、プライド守るために言い訳だらけの嘘つきまくり!! 「捨てる神あれば拾う神あり」なんて彼には無い!!ただ、ただ、捨てる神のみ!!ようやくできかかった彼女の写メでオナニー中にやっぱりかあちゃんから電話がかかってきて、その声聞いたとたんに、いったりして・・・哀れとしか言いようが無い・・・作者も結構虫好きみたい・・・こんな本出してるし
2007年08月23日
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ジュリア・クインのヒストリカ・ロマンスです。ソフィーはペンウッド伯爵の娘だが、庶子のため被後見人として屋敷に住んでいた。やがて伯爵は二人の連れ子を連れたアラミンタと結婚するが、アラミンタは露骨にソフィーを嫌い追い出そうとしたり、自分の子どもに意地悪させたりします。伯爵が亡くなると女中のような扱いをし、遺産が残されていることさえ話しませんでした。 ブリジャートン家の仮面舞踏会の日、昔から家にいる女中達のおかげで少しの間だけ舞踏会に参加できることになりました。だだし、12時には必ずお屋敷を出てかえってくること・・・ ソフィーは舞踏会でとても素敵な人に出会い、彼が今社交界で有名な花婿候補ベネディクト・ブリジャートンだと気づきます。二人は親密なときを過ごし、彼はもう一度会いたいと言ってくれますが、庶子である自分には、夢をみることはできないと思うソフィーは自分の名前さえ明かせません。そして時計は12時を告げ彼女は慌てて帰っていきました。彼の手に紋章入りの手袋を残して・・・おもいっきり「シンデレラ」です!!死んでしまった父親、意地悪な継母、その二人の連れ子、手袋を片手に彼女を探そうとする貴族の子息・・・ しかしそう簡単にめでたしめでたしにはなりません。ソフィーが舞踏会に紛れ込み、しかも自分の娘の相手にと思っている男性の関心を引いた事に気づいたアラミンタに屋敷を追い出されてしまいます。 2年後に二人が再会したとき髪が短くなり(売った)、やせてしまった彼女にベネディクトは気づきませんでした。 それでもソフィーと一緒にいたいと思うようになった彼は自分の母の家に彼女を雇ってもらいますが・・・ ベネディクト君は風邪が治ったとたんに裸で池で泳いだり、愛人になるように彼女に迫ったりするくせに、変にロマンチストでしたねぇ。でもソファに付いた処女出血の跡をクッションで隠すのはどうかと・・・ あと彼の母親のヴァイオレットがよかった!後半彼女のおかげで胸がスッとします。 合間に入る「ホイッスルダウンの社交界新聞」の謎の作者も気になります。
2007年08月22日
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スチュアート・ヒルのファンタジーです。北の小国「アイスマーク」の姫シリンは森で狩りの途中にウェアウルフと出会う。いまにも殺されんばかりの時見せた誇り高さと魂の強さにより殺されずにすみ、なおかつ彼等が知性を持ち人語を話すことを知る。そして彼が捕まった時彼女が助けたことでウェアウルフの王グリシュマクと盟友となる。 アイスマークは大国ポリポントスの脅威にさらされており、冬至の日それが現実になった。 父王が命をかけ先伐隊を倒し時間を稼いでくれたおかげで、街の人々は逃げおおせたが、このままでは生き残る道は無いと考えるシリンは、森でであった魔女の息子オスカンとともにウェアウルフの助けを借り今まで敵対していた者達と同盟を結ぶべく旅立つ。 ヴァンパイヤ達との同盟や、今まで知らなかった種族「ユキヒョウ」との新たな友情、森の王達との交流によって小国は徐々に力をつけるが・・・あまりに帝国兵軍は巨大で・・・ 心躍る冒険ストーリはあまりにもドラマティックでありました。気の強い14歳になったばかりの姫は女王となりありとあらゆる責務を負います。それを助けるのは彼女の教師であり学者マジョーレと魔女の息子のオスカン、そして友となったグリシュマク。血の宮殿に赴き、世界の中心へと向かう彼等は常に死と隣り合わせにありながらも誇り高さと真実の言葉と魂の強さで見方を増やしていきます。 そして帝国軍との対決・・・ すでに映画化が決まっているそうですが、それもうなずけるすばらしさ!! ただ、何かと「もののけ姫」を対比した宣伝文句にはちょっと疑問が・・・
2007年08月21日
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キューバの児童書です。文はジャーナリストにして作家のホルヘ・ティモシー、絵はキューバでもっとも有名なイラストレーターの一人であるエドゥアルド・ムニョス・バック、翻訳は『ヤンのいた島』の沢村 凛です。ウサギじいさんが、孫娘に贈る『行動するときのひとつの道しるべ』を、愛情こめて書き連ねたお話です。強制もせず、押し付けもせず、孫娘がどのように受け取ろうと、すべてを受け入れる姿勢で書いてあり、その一歩引いた視点がかえって心に響く言葉となっています。そしてその内容はあまりにも広く深いものになっています。 「がばいばあちゃん」が生きていくための知恵とユーモアを現すなら、こちらは「どう生きていくか」という生き方の質を良くする為の知恵といったところでしょうか。 子どもだけでなく、大人も、そして子どもを持つ親にも読んで欲しい作品です。 沢村 凛さんの本です。
2007年08月20日
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ハーレクインの真夏の恋の物語です。4つお話が入って厚さは3冊分弱、お値段は2冊分しない、内容さえ気に入ればとってもお得!!な本です。 今回は残りの2話ジル・バーネット「思いがけない夏」 と ダイアナ・パーマー「初恋にさよなら」を。『思いがけない夏』 女手一つで二人の娘を育てているキャサリンは、休暇を終えたばかりの秘書に彼女自身も休暇を取る必要があると言われる。もう何年も子ども達と旅行なんてしていないと気づいたキャサリンは「悪い母親」と書いた金槌で殴られたような気がした彼女は、かつて自分が過ごして楽しかった島のサマーハウスを借りて、そこで娘と過ごすことを決める。不機嫌な娘達と島に着いた日、雨の中風に飛ばされた傘を追って走っていると、そこに昔愛した男性マイケルが立っていて・・・ 30年前にキャサリンの父親と軍の徴兵によって引き離された恋人達のお話です。50歳と47歳というのは、今まで読んだロマンス物の主人公としては、最高齢かもしれない・・・ だからこそ彼等は残りの時間を考えてしまうのかもしれません。「また30年待つのはいやなんだ」とマイケルは叫びますが、残された日々は愛する人と一緒がいいと思うのは若い人達より強いかもしれません。 40を過ぎて後、10代の時の恋人に再会したら、それも相手が一人身と知ったら・・・どうなるんでしょうねぇ・・・ 10代の頃の恋人と結婚してそのまんま今に至る私としては皆目想像つかん・・・ ところでマイケル君・・・50歳でしょ・・・あんまり無茶はしないほうが・・・ぎっくり腰とかさ・・・なったらどうすんのよ・・・夕方から夜中にかけて6回って・・・はぁ・・・ なお、1話目から3話目までは同じ島の同じサマーハウスを舞台としています。時間的には3話目、2話目、1話目となります。『初恋にさよなら』 ダナは、有刺鉄線に絡まって動けないところをハンクに助けられた。女嫌いを公言しているがハンクはダナとならいろんな話をし、何かと親切にしてくれる。そんなハンクにダナは17のときから恋していた。でもハンクは10年前に自分を裏ぎり出て行った妻をまだ愛していた・・・ 判っているだけにダナは父の遺言状の話をハンクに言い出せなかった。父の死後一ヶ月以内に彼と結婚しなければ牧場を相続できないなんて・・・。 36歳のばつ1男性が22歳のバージンを誘惑しては、ほったらかすというとんでもないお話。そこにはちゃんと愛が隠れているんですがそれに気がつくのは彼女をとことん傷つけて出ていかせた後で、おまけに元妻によって仲直りもできない状態に追い込まれます。ま、自業自得のような気もしますが・・・ 「愛していない!」と言い切ったんですから・・・このお話は「サマーシズラー2001 真夏の恋の物語」に収録されていたお話でダイアナ・パーマーの「テキサスの恋」の中の一つです。
2007年08月19日
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畠中 恵さんの「しゃばけ」シリーズ第六弾。今回のお話は五つです。『鬼と小鬼』 火事の煙を吸い込んでしまい、気が付くと三途の川に?若だんなと鳴屋の賽の河原の珍道中!! 兄やの煎じ薬は、冥府の鬼も頭を抱え悲鳴をあげる・・・『ちんぷんかん』 広徳寺の寛朝のただ一人の弟子「秋英」さん、初めての面談は、妖の相談にかこつけた、縁結びのお願いだった?!相手は若だんなの異母兄の松之助! 所作の綺麗な秋英さんは算術も得意であられます・・・『男ぶり』 若だんなのおっかさん、おたえ様の結婚前の恋話!!「どうして、おとっつぁんと婚礼をあげたの?」質問する息子に、父とは違う男性との縁談話を持ち出して、「すっかり夢中になっちまって」と母は言う・・・?恋しい男に持ちかけられた謎解きを、恋のライバルと一緒に手伝うが・・・ 女性はいつの時代でも甘い言葉に弱いもの・・・おとっつぁんはスゴイ!!『今昔』 若だんなが式神に襲われた!!どこぞの不埒な陰陽師のしわざか?!そいつはなんと兄松之助の縁談話の相手の家に出入りしていた!若だんなを守るため、貧乏神まで巻き込んで、妖軍団の捕り物帳! 鳴屋が「ひょうたん」の水を手に式神相手に大活躍!!『はるがいくよ』 兄の松之助の縁談がとうとう決まり、兄は独立して出て行くという・・・寂しく思う若だんなに幼馴染までもが菓子修行に行くという・・・そして「桜」の「花びら」も・・・ ちょっと切ない別れの春でした。去り行く者と置いていかれる者の寂しさが心にしみます・・・
2007年08月18日
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ハーレクインの真夏の恋の物語です。4つお話が入って厚さは3冊分弱、お値段は2冊分しない、内容さえ気に入ればとってもお得!!な本です。 2作目はスーザン・ウイッグスの「愛に満ちた時間」です。ミッチェル(ミッチ)は、契約した海洋学者ドクター・ガスベルが到着するのを待っていた。彼はドクターが中年の男性だとばかり思っていたが現れたのは赤いミニドレスにハイヒールの若く美しい女性ロージーでした。仕事人間で島のゆったりした時間になじめずにいたミッチと、破産寸前で住むところも無くなったけどポジティブなロージーはお互いに惹かれながらも相手のペースにいらいらします。雨の日、外に調査にいけないロージーは屋根裏部屋で、昔の貴婦人の衣装を見つけます。その美しさに嬉しくなった彼女はそれを着て、同じく見つけたレコードをかけて躍ります。そこをニックに見つかり・・・1ヶ月後には別れる事を承知している二人はお互いにこのまま1ヶ月に終わりがこなければいいと思いますが、そのことについて話し合う勇気が出ません。そして残りの日はどんどん少なくなっていき・・・ シーク並みの愛の達人っていったいどれくらいのものを言うんでしょうか・・・ っていうか、シークは愛の手管の達人であると言う確信はどっから沸いてくるんだか・・・
2007年08月17日
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チャーリー・フレッチャーのファンタジーです。校外学習で自然史博物館に来ていたジョージはクラスメイトの嫌がらせと教師にしかられた腹いせに、博物館の石壁のドラゴンを殴りつけた。それはあっけなく壊れてしまい、ジョージは仕方なくその壊れたかけらをポケットに入れる。すると、背後で無気味な音が・・・・・ そこには本来動くはずの無い石壁の翼手竜が壁から身体を引き剥がし、うつろな目でジョージをにらんでいた・・・ 逃げるしかない!! 必死で逃げるジョージに更なる追っ手が現れた。ビルの雨どいの3匹のサラマンダーだった。4匹の怪物に追われながらジョージは自分以外には誰にも怪物たちが見えていないことに気づく・・・ 追い詰められもうだめだと思ったとき頭の上で音がした。『パーン!』『バン!バン!バン!』ブロンズ像の砲兵(ガナー)が助けてくれたのだった。『自分が何をおっぱじめたのかも、わかってないのかよ?』何が起こったのかまったく理解していないジョージにガナーが言った『今は選ぶんだ』『さあ、行くか、とどまるか?生きるか、死ぬか?』スピットとタイントに分けられる彫像たち、「グリント」と呼ばれる少女イーディ、ジョージを追い詰める歩きつづける定めを負った不気味な男ウォーカーとワタリガラス・・・ スフィンクスに質問し、ディクショナリーに教えを請い、修道士にヒントをもらい、壊してから24時間以内に彫像を壊した償いをストーンハートにしなければ、元の世界に戻れない事が判ったジョージはイーディ、ガナーと一緒にストーンハートを探すが・・・面白いんです!!3部作の1作目で、すでに2009年の映画化が決定しているそうです。 作者はもともとテレビの脚本を書いていただけあって、読んでいても頭の中でその場面が鮮やかに思い浮かべることができますし、章の多くに時計が描いてあり、残り12時間になったときからは残り時間も書いてあります。タイムリミットまであと○時間○○分なんて、まるでドラマの「24」みたいにはらはらします。 お話は完結してません。2巻が待ちどおしい・・・
2007年08月17日
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ハーレクインの真夏の恋の物語です。4つのお話が入って厚さは3冊分弱、お値段は2冊分しない、内容さえ気に入ればとってもお得!!な本です。一話目はデビー・マッコーマーの「二人だけの楽園」友人メアリー・ジェーンの夫の仕事を兼ねたサマーハウスでの1ヶ月のバカンスに誘われたべスと息子のポールはさまざまな計画を立てて楽しみにしていました。しかし肝心のメアリー・ジェーンの夫の思いがけない怪我のため、代わりに見ず知らずの男性と、その娘が来る事になったと連絡が・・・やって来たのは気難しそうな男性ジョンと変わった色に髪の毛を染めた生意気な少女ニッキーでした。最初は険悪な雰囲気だった2つの家族もだんだん打ち解けていき一緒にいろんなことを楽しむようになっていきます。そして子ども達は双方の親が惹かれあっているのに気づき、いろいろおせっかいを焼き、なかなか先に進もうとしない二人に手を貸そうとします。15歳の男の子のいる未亡人と、12歳の女の子のいる離婚したやもめ男性との恋物語です。それぞれが伴侶との別れに傷ついており、また、その子ども達も失われたものを補おうとして心痛めていますが、共同生活の中で今まで気づかなかったことにいろいろ気づかされ相手を理解し、受け入れることを学びます。 子どもって大人が思ってる以上に大人に気を使い、我慢をし、そして多くのことに気がついていても気づいていない振りをするのが上手です。子どもの時自分もそうだったのに、大人になったら忘れてしまっていたりするんですね・・・ 残りの話もおいおい書いていきます・・・
2007年08月16日
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タニス・リーのファンタジー「ヴェヌスの秘録」第3弾 互いに反目しあうバルバロン家とスコルピア家。『死の島』の土地を巡る両家の争いは血で血を洗う悲劇を生んだ。17歳の画工の甥ロレンツォと婚約者のいるスコルピア家の令嬢メラルダの愚かで純粋な恋は侍女ユーニケとバルバロン家のアンドレアの策略によって引き裂かれ、メラルダの婚約者キアラ卿にロレンツォは殺されメラルダは恐ろしい仕打ちを受け、挙句自らラグーナに身を投げた・・・ 時が過ぎ・・・キアラ卿が、怪死をとげる。その影に見える金髪の美貌の青年シルヴィオ。彼はまたバルバロン家のアンドレアやその娘のベアトリクサの周りにも姿を見せる・・・そして侍女ユーニケもまた不可思議なで無残な死に方をする。シルヴィオの狙いは何なのか・・・彼の正体は?ベアトリクサは人とは考えられない不可思議なシルヴィオに戸惑いながらも心惹かれていきます。この巻はとてもたくさんの人々の愛の物語です。何組もの現世では報われなかったり死に別れてしまった男女の切ない思いが渦巻き、その中で生まれた少年の魂の話です。時代的には2巻3巻1巻の順番です。今回少し話がつながりましたがそれでもこの話がどこにいくのかわかりません・・・4巻で終了らしいのですが・・・1・2巻です
2007年08月16日
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ケイト・ハーディのハーレクインロマンス本です。上級研修医のヴィッキーは仕事での成功・出世を望んでいたため結婚・出産についてはあきらめていた。差別意識がまだのこる中、両方を望むのは無理だと判っていたから・・・ そんな想いの彼女の前に新しい顧問医としてジェイクが現れた。出会った瞬間お互いに強く惹かれあう二人ですが、その動揺の為小さな溝ができます。 彼女の『男性と深い関係にならない』という思いと、彼の『同僚と付き合わない』という主義と彼女が貴族だという気後れからなかなか溝は埋まりません。ようやく二人の間の溝が埋まり互いの愛情に確信をもてたとき、彼女の身体に異変が・・・検査の結果彼女は頭に爆弾を抱えていることが判明します・・・シリーズ最終話です。お兄さんたちも子どもが生まれたり、奥さんが妊娠したりと幸せそうです。そして相変わらず妹思いですし・・・ 自分が病気になったとき、それも介護が必要になるかもしれないと判った時、愛する人との関係をどうするか・・・考えさせられますね・・・歳も歳だしな・・・ 自分が介護するほうなら一緒にいたいと思うけど、される方になるとしたら・・・ 相手に離れて欲しいと思うかもしれない・・・ 難しいよなぁ・・・ お話はハッピーエンドですけどねお兄さんたちのお話 蛇足ですが・・・ヴィッキーが昔「月明かりで海から上る階段ができる」シーンのあるロマンス本を読んだと言ってました。有名な話なんでしょうか?それとも同日発売の『月への階段を上って』に関連してるんでしょうか・・・?
2007年08月15日
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スコットリンチのファンタジーです。映画化も決定されています。 舞台は水の都カモール。政治的には公爵を頂点に貴族が権力を握っているが、街の半分は貧民街で数々の犯罪組織がありそれを大ボス(カパ)が仕切っている。そしてカパは公爵と秘密に協定を結び裏での権力を握っていた。 ロック・ラモーラを頭とする悪党紳士団は、けちなこそ泥集団と思われていたが、実は貴族だけを相手にする希代の詐欺師「カモールの刺」で、密かに仲間と一緒に大胆不敵なコン・ゲームを行っていた。 ロックたちが新しいゲームを始めたころ、灰色王と呼ばれる正体不明の凶賊が動き始める・・・一人、また一人と犯罪集団の頭が殺されていき・・・・ 生まれながらに人を欺き嘘を真実と思わせる天才詐欺師ロック・ラモーラと、戦斧の使い手で学問に秀でているジャン、双子で女好き・なんでもそつなくこなすカーロとガルド、ちびのバグの5人の悪党紳士団の仕掛けるコン・ゲーム、灰色王ののあまりにも陰惨な手口、「カモールの刺」を追う公爵の「蜘蛛」・・・ とにかく面白かった!!幕間に昔の話しやエピソードを交えながら、展開していく話しの面白さ、プロットの巧妙さ、友情・陰謀・復讐・策略・錬金術に魔導師と、全部そろっています!! 読み終わって外装の絵を見た時、彼等のもう戻ることの無い時を垣間見たようでちょっと切なくなりましたが・・・作者は大のゲーム好きで特にファイナルファンタジー6(向こうでは3らしい)の大ファンで、主人公の名前もそこから来たものらしいです。(FFはしたこと無いんでよく知らないんです・・・)
2007年08月14日
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オランダの児童文学。作者はサングラスをはずさない謎の作家パウル・ヴァン・ローンで、この「ホラーバス」のシリーズでオランダ児童文学賞を受賞。ヨーロッパで大人気をほこり映画化もされています(日本ではDVDの発売のみ) 時刻は夕方の6時、あたりはだんだん暗くなる中子ども読書週間の特別企画ホラーバスツァーに4年A組全員参加ではじまります・・・バスのボディには幽霊、骸骨、変な化け物そして「ホラーバス」の文字・・・運転手は骸骨のマスクを被ったクノッヘン、案内人は物語作家オノバルでバスの中にはテーブルの上に8つの品物と肘掛け椅子があった。作家はそれら9つの物と自分自身にまつわる全部で10の話しをすると言う・・・絵のキャンパス、模型キットの箱、ペンキのはげた木彫りの人魚、ベビーフォン、ろうそくが12本立ってあるケーキ、草の生えた栽培トレー、泥のついた長靴、輪になったロープ、革張りの大きな肘掛け椅子・・・それらの由来に基づく恐ろしい話しを作家はしていく・・・ そして最後に自分自身の思い出を話してツァーを終わると言うが・・・2冊で一つのお話しです。一つ一つのお話しも面白く、スプラッターではなく日常に潜む陰の中に蠢く異質なものや怪異についての話しは怖い話しの大好きな子どもたちにぴったり!!9月には3・4巻が12月5・6巻が発売予定 6巻でシーズン1が終了らしい。それぞれホラーバスに乗り込んだ子どもたちが怖い話しを聞き、体験するお話しです。 こちらはDVDです。
2007年08月13日
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ルーシーモンローのハーレクインロマンス本です。3部作の1作目で今回は次男のトマソ君のお話しです。かつて彼が身分を隠し大学に通っていた時家政婦をしていたマギーを今度はナニー(乳母)として雇います。彼女が再婚相手にふさわしい女性かどうか見極めるためで、亡くなった妻のように子供をかまわず、責任を放棄するくせに贅沢だけは好むような妻はもう欲しくなかったのです。マギーは彼女のベッドに子供たちがもぐりこんできたために、仕方なく主寝室のベッドで寝ることにします。部屋の持ち主で、まだ会ったことの無いプリンスは明日まで帰ってこないからシーツを代え、ベッドを整えていれば判らないだろうと思ったのです。そして眠っていると、かつて愛していて今も忘れられないトムがベッドにやってきて彼女にキスします。夢だと思いそのままキスに答え、気が付くとバージンをささげていました。呆然とするマギーがトムとトマソ王子が同じ人物だと気づくのに時間はかかりませんでした。 何かと都合がいいからと結婚を迫るトマソに、愛の無い結婚をするのがいやなマギーは抵抗しますが、子供たちの愛情や期待を利用されるような形で受け入れるしかなくなってしまいます。おまけにベッドでの相性はとても良いし・・・愛を信じてないくせに妻には見た目の華やかさや、洗練された装いなどではなく中身のほうが大事だと気づいた男性と、自分に自信が無く、ただ彼と彼の子供達を愛している女性とのシンデレラストーリーです。 が、 彼の鈍さにはあきれてしまいます・・・自分の中にある愛に気づくのに時間がかかりすぎ・・・気づかないよりは良いけどね・・・2作目はトマソ君の異母弟マルチェッロ君のお話しらしい・・・
2007年08月13日
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ダイナ・マコール(別名シャロン・サラ)のサスペンスです。CIAの潜入捜査官スレイドの元に美しい女性が訪ねてきます。彼女は昔付き合っていた女性(フェリシティ)の妹メイシーで姉が殺され父親が撃たれ、エヴァンが誘拐されたと言います。自分には関係のないことだと言うスレイドに彼女はエヴァンはあなたの息子だと伝える。付き合っていたとき妊娠していたフェリシティは確かに中絶したといったのにそれは遺産を相続させないと父親に脅されたためについた嘘だった。そして彼の電話に残されたメッセージを思い出す。「わたしが失ったものをおまえも失うだろう」相手はコロンビアの麻薬王だと思われる。数週間前彼は麻薬王の息子を射殺した。その復讐のために息子が連れ去られたらしい。しかし自分でさえ知らなかった息子の存在をなぜ知っていたのか・・・スレイドは美しく成長したメイシーに惹かれながらも裏切った女性の妹だと言うことにこだわってしまい、素直になれません。メイシーは初恋の相手だった彼に相手にしてもらえないと思いながらも思いを募らせます。 息子を殺され復讐を誓う父と、会ったことのない息子を取り戻すために戦う父の壮絶なお話しですが、ハードボイルドの作家ではないので戦闘シーンはあっさりしてます。ただどちらの父も子供への深い愛があり、それゆえの行動をそれぞれの立場で行います。娘に嘘をつかせ、子供を父親から引き離し、事実を孫に教えた娘を勘当したもう一人の父の愛のない行動とつい比較してしまいます。FBIとCIAの縄張り意識とか麻薬王のちょっと無茶な脱獄方法とか、いろいろ楽しめました。
2007年08月12日
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リズ・リグビーのミステリーです。 生まれて間もない息子を亡くしたルーシーは夫も家族も置いて単身ニューヨークへ行きました。そして3年後投資銀行家としてキャリアの階段を上る彼女の元に最愛の父親の死を知らせる電話が。それも息子の命日の2日後に殺されたらしい。なぜ父は殺されなければならなかったの?悲しみと疑問を胸に故郷へ彼女は帰ります。最後の別れのような父からの留守番電話のメッセージ、新しい靴、折れたかかと・・・そして記憶・・・母の狂気・・・繰り返される子供の死・・・ルーシーの母は彼女が幼い頃に狂気に取りつかれた・・・息子を、ルーシーの弟を亡くしてすぐのことだった。 そしてレッカー車・・・狂気の母を病院へ連れ去り、父が最後に目撃された時乗っていて、父の家に誰かが侵入するたびに目撃してししまう車・・・それに載っている若い髭面の男・・・人の記憶がいかに曖昧で思い込みや刷り込みでできているのか、自分で作り上げてしまっているものなのか・・・ちょっと長いお話しでおまけに主人公はちょっと自分勝手な人で勝手な思い込みや決め付けをするので中ほどぐらいまでは読んでてしんどいかもしれませんが、だんだん謎が絡み合い、いろんな事実が出てきだすと、とても面白くなってきてラスト80ページなんて言葉にもできません!! ・・・したらネタばらしだしな・・・ こちらはミシェル・リードのハーレクインロマンス本です。新しく買収した会社に来たエンリコは早まる鼓動を抑えられません。3年前自分を裏切った美しいフレイヤがこちらに向かって歩いてくるのを見つけたためです。そしてもう一度彼は驚きます。彼女が2歳になる子供を連れていたから・・・。「この子は僕の子だ」!!!頭の上からいきなり言われたフレイアはびっくりします。最も会いたくない相手が目の前にいたのですから。傲慢で人の話しを聞かない最低男の彼は彼女の話しを聞かず自分を裏切ったと決め付けて荷物のように放り出したのだから・・・とにかくエンリコは徹底的にフレイヤを追い詰めていきます。逃げられないように。再会して子供がいるのがわかった時点で即行結婚を決めていたんですから行動もすばやい。仕事を取り上げ脅迫し誘惑して彼女を自分のそばに置こうとします。ただ時々もしかしたら裏切った相手(エンリコの従弟のルカ)の子供かもしれないという思いが頭をよぎり彼を苦しめます。やきもち焼きにもほどがある!!独占欲も強すぎるし!おまけに信用しないし簡単に決め付けるし!やってることはセクハラに(その日の下着の色なんか聞くんじゃない!おまけに彼女に口でしてもらってるのを思い出しながらなんて!)不当解雇に窃盗(家の鍵を勝手に取るな!)とどめに脅迫!! でも まぁ そこまでするほどの 愛って ある意味感動モンかもしれない・・・
2007年08月11日
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トリッシュ・モーリのハーレクインロマンス本です。父(ロレンス)の具合が悪く会いたがっていると連絡を受けたゼインは9年ぶりにオーストラリアに帰ってきました。しかし帰ってきた彼の見たものはすでに亡くなった父とそのそばに座る美しい女性ルビーでした。ゼインはルビーを父の愛人と決め付け、お金目当ての女だと嫌悪しながらも強烈に惹かれます。一方ルビーは父親を捨てて出て行ったゼインを軽蔑し、また過去に男性に怖い目に遭わされた経験が後押しして、彼と関わりを持たないですむようゼインの勘違いを利用します。ルビーは成功した宝飾デザイナーで、実家は有名老舗ホテル、二人の姉はホテルチェーンのオーナーと中東国の首長とそれぞれ結婚しておりお金には興味がなかったんですけどね。彼とかかわるのが怖いルビーは会社を辞めようとしますがロレンスの遺言で会社の株の45%を相続する事となり辞めるわけに行かなくなってしまいます。仕方なく協力関係を結ぶことにした二人でしたが・・・お約束のようなお邪魔虫がいたり、日本人の使用人「キヨヒト」や父親の残した箱にまつわる秘密、養殖真珠についての話しがありと、いろんな意味で楽しめました。もちろん出てきたアクセサリーにもね。真珠の驚くほど長いネックレスってどれ位の長さなんでしょう?首から下げ、手に巻きつけ胸のふくらみにも巻きつけて・・・男性自信にももちろん巻き付けました・・・いっぺんにじゃぁないけどね水平線に昇る月・・・浅瀬に射す月光が伸び月への階段となる・・・綺麗でしょうねぇ・・・お姉さんたちのお話し これも一応関連話
2007年08月10日
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サンドラ・マートンのハーレクインロマンス本です。シリーズ物の完結でナイト三兄弟の末っ子アレキサンダーのお話です。アレキサンダー(アレックス)の所に何年も前に辞めた「局」からに連絡があり証人の保護をして欲しいとのこと。それはマフィアの愛人で仕事を手伝っていたらしい美しい女性カーラでした。彼女は身を隠し偽名を使い本屋で働いていたが、その部屋はすでに盗聴され、監視カメラも設置してあった。アレックスは彼女がシャワーを浴びているところに押し入り、「君を助けたい」といって連れ出し自分の保護下に置こうとしますが・・・ナイト三兄弟は全員思い込みが激しく人の話を聞きません。アレックスも、彼女を支配し手元に置くことに頭がいっぱいでカーラの話しを聞こうともしません。カーラにしたら、裸のときに押し入られ、やたらと触るわはキスするは、挙句にトイレにまで付いて来るアレックスはいやらしい暴漢としか思えませんが、いかんせん見た目の良い男性ですから心惹かれたりもします。それにどう考えてもジェンナーロ(マフィアのボス)が自分を殺させるはずがないのに言っても信じてもらえません。結局、話しを聞かないことで彼女を失いますが、未練いっぱい恨みもいっぱいの彼は会いに行くのでした・・・裸でいるところにきて、スエットスーツだけを着せて連れまわしたくせに、身体検査って・・・意味ないじゃん・・・てゆうか・・・どこ触ってるのさ・・・アレックス君・・・職権乱用でしょ・・・長男キャメロン君のお話し 次男のマシュー君のお話し話しを聞かないし信用しない彼等はいったん愛する女性を失います。取りもどしに行きますけどね。
2007年08月09日
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アマンダ・ブラウニングのハーレクインロマンス本です。会社のお金を盗んだ弟と、家族を救うため父親ほども年の離れた男性と結婚せざるをえなくなったサマンサは、愛する恋人と別れる決心をします。彼女が身を切られる思いで別れを切り出そうとしたとき、彼(ランサム)はなんと彼女にプロポーズします。心がバラバラになりそうな思いでそれを断った彼女はあえて彼に憎まれるように仕向けます。6年後結婚した男性が病気で亡くなり未亡人となった彼女は知人の家でランサムと再会します。真実を知られまいとする女性と、真実を探り出そうとする男性のどちらの思いも切なく、ただ原因を作った馬鹿な弟にただただ腹が立ちますね・・・彼がオーストラリアの牧場に追いやられるだけですんだ事を考えるとネ・・・救いは仕方なく結婚した相手がとてもいい人だったと言うぐらいでしょうかね・・・お互いまだ愛していることを相手に悟られないように辛辣なやり取りをします。そうしながらも互いの間に流れる性的な緊張感が高まるんですが・・・う~ん・・・疲れるだろうな・・・そんな状況って・・・ま、ハッピーエンドはお約束 こちらはジャクリン・バードのハーレクインロマンス本です。7年前、19歳だったソフィは実業家で大人の男性マックスと知り合います。自分なんか相手にされないと思いながらも彼に恋した彼女は、マックスが誘いをかけてきたため彼に夢中になり、バージンをささげます。夢を見たのは2日間だけ。手ひどい裏切りにあいます。一方マックスは自分が病気だとわかり心惹かれるソフィとベットを共にしなければ、手に入れなければこの先自分の人生がないような気持ちで彼女を誘い、プロポーズまでします。なのに病気を知った彼女にあっさり捨てられてしまいます。この二人の勘違いがすべての発端、おまけにやたらと中の良いマックスの義理の姉が絡んで泥沼状態が7年後に勃発いたします。復讐好きのシチリア人の男性のお話です。今回彼は自分を捨てた彼女の実家の不都合を利用して彼女を愛人にして飽きたら捨ててやろうと思って彼女に近づきます。未練も独占欲もいっぱいの彼は彼女を手に入れますが・・・とにかく嫉妬深く、傲慢な彼はある意味魅力的ですが・・・たまには素直にならないとね・・・愛する人を失いそうになるまで素直になれないのは問題ですが、終わり良ければすべて良しということで・・・
2007年08月08日
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ハーレクインロマンスです身体だけの関係と割り切って職場のボスであるルークと付き合っていたニコールですが、彼に対して愛情を感じていると気づいてしまいます。かつて夫の裏切りで離婚したことのある彼女はもう傷つきたくないため、いっそ関係を終わらそうと思うのにルークはそれを認めません。体調が悪い上に、偽の婚約者の役をさせられたりとニコールは大変な思いをしますが・・・ボスとのロマンス物の定番ですが、独身主義の男性と付き合っている女性の切ないお話です。ルーク君、元気ですねぇ・・・短時間に3回ですって・・・常にいつでもコンドームを持ち歩いてるのって良いのか悪いのかわかんなくなりますね・・・あんまり準備が良すぎるのもさ・・・こちらはYAです 人に危害を及ぼす悪霊、邪霊の集まる場所「御塚」その御塚を守り悪霊・邪霊を退治する「鬼導師」の家に生まれた「童問 保」12歳クラスメートを守るため、ちょっと怖いけど「鬼導師」デビュー!!ちょっと厳しいおばあちゃんや、明るいお母さん、市役所勤めのお父さん(普段はぱっとしないお父さんだけど・・・)、やたらと愛想のいい女の幽霊にはげまされ感得できた不動明王がちんちんぐらいの大きさだってやるときゃやります!!マンガの「結界師」とか好きなら楽しく読める?!
2007年08月07日
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ミステリーYA!のホラー・ミステリーです。赤い海,赤い夕日、あたりの景色までぼんやりと赤に染まる中一人の少女がいなくなる・・・いなくなった「衣良」を捜していた未佳子はふと思う・・・この黄昏が、衣良を食べてしまったのだ。だから今日は特別に、海も夕日も赤いのだ。これは衣良の血の色だ・・・そこへ美しい少女「渚」が現れる。彼女は夏休みだとゆうのに転向生だという。そしてまた一人・・・おびえた少女「碧」がいなくなる・・・夏の夕闇に捕らえられ、その赤色の中で夢を見つづけているようなお話でした。少女たちの同性に対する想い、見てしまった少女同士のくちづけ、ただ一人の男性と彼に対する感情、恐怖、確信・・・耽美で幻想的な雰囲気の漂う空間で夏の夜を過ごしたい女の子と、その世界を覗いて見たい男の子にぜひ読んで欲しいです。最近YA(ヤングアダルト)関連の本がたくさん出ています。ここ3~5年ぐらい前からでしょうか・・・中高校生が対象のものですが、大人が読んでも十分面白いものが多いです。ミステリーYA!(理論社)http://www.rironsha.co.jp/Mystery_YA/講談社YA!ENTERTAINMENThttp://shop.kodansha.jp/bc/books/ya-enter/YA!フロンティア(岩崎書店)http://www.iwasakishoten.co.jp/products/series_338_1.htmlなどがあります。結構好きで読んでるんです これは子供向けの楽しい怪盗物です。ファントムこと有瀬 七海(あるせ ななみ)小学生と、担任教師で伯父で師匠であるダークネスこと垣内 九曜(かきうち くよう)の泥棒だらけの世界選手権第4弾!!今回の優勝商品はなんと「黄金の羅針盤」!!ライバルの「スマイル」や、憧れの優花(ゆうか)ちゃん、なにかとお騒がせなシャルロットを交え順調に勝ち進んでいきますが・・・主人公は、万里眼(まりがん)という物の中まで見通す能力を持っています。それをつかって危機を脱出したり、宝を探したりします。すでに4巻目って事は結構人気が有る証拠!カラフル文庫です。蛇足ですが・・・「黄金の羅針盤」と言えばやっぱライラちゃんでしょう・・・来年春映画がロードショーされるらしいし・・・日本語吹き替えのオーディションをやっていたけど決まったのかしら・・・ 結構読むの大変だったけど面白かった! 最後ちょっと切なかったけどね・・・
2007年08月06日
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シャロン・サラのちょっとオカルトティックなラブサスペンスです。事故で両親を亡くし,自らも昏睡状態だったガブリエルは朦朧とする意識の中で「助けて・・・怖い・・・」という声を聞きます。退院後もその声は頭の中で聞こえ続け、それだけではなく夢の中で殺人事件を目撃します。おまけに犯人は刺を取った赤い薔薇(ガブリエルの亡き母が好きだった花)を1輪現場に残していました。その事件が本当に起こっていたことに気づいた彼は悩み、精神科医の知人に相談します。そして霊能者でこれまでも警察の捜査に協力してきたローラに出会います。頭の中に聞こえる声、霊能力者,予知夢やESP、霊の気配などオカルト的な要素をちりばめた作品でした。ただ・・・なんとなく予想していたとおりの展開で,予想していたとおりの終わり方だったのでちょっと物足りなかったところはありますが、面白かったです。(出会ったとたんにその相手とのベッドシーンを予知してしまう霊能力って・・・ある意味困る・・・)こちらは ケイ・フーパーのロマンティックサスペンスです。地方劇団の芝居「ラプンツェル」の主役に応募してきたララは、実は証人保護プログラムにより他人となってこの町に越してきたのでした。その彼女の周りで不信な事件が続発します。同じように王子役に応募してきたデボンに戸惑いながら惹かれていきますが・・・ララの飼い猫のチンが大活躍でした。とにかく賢く猫らしくなくおまけに会話の成り立つ変な猫ですがキューピットの役まで見事にこなしました。ただね・・・暗殺者をやたらと「彼」って断定した言い方を繰り返されるとね・・・普通はしないでしょう・・・誰かわかってないときに・・・繰り返される「彼」のおかげで先が読めちゃったのが残念でした。(裏を読もうとする人間なんです・・・)続編がありそうです。たぶんFBIの捜査官と誰かの舞踏会の出てくるお話っぽいです。今回「ラプンツェル」だったから、「シンデレラ」あたりでしょうか・・・仕掛け人は次回も「サイ」です。まったく関係ないですがとても誤植が多い本でした・・・見つけただけで3箇所ララという主人公の名前のせいだとは思いますが・・・p92ふララら(ふらふら)p246ポケットかララロッピー(ポケットからフロッピー)p274それかララァイル(それからファイル) 他にも探したらあるかも・・・最後のなんてどう発音するんだろう・・・
2007年08月05日
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ソフィー・キンセラのキュートでユーモアたっぷりのシンデレラ・ラブストーリーです。主人公のエマは、はじめての出張の帰りの飛行機が乱気流に遭遇したときパニックに陥り、隣に座っていた男性にありとあらゆる自分の秘密をしゃべってしまいます。BFに体重をごまかしてることや、上司のコップを割ったのを隠していること、穿いてるTバッグの下着が食い込んでいること、挙句の果てにはBFとGスポットを探してくたくたになった話まで1時間ほど話していたら飛行機は無事到着。二度と会わない相手だからと安心していたら後日なんと会社の創設者として現れます。彼(ジャック)はエマの話しを全部覚えているようで,何かとそのことをほのめかします。でもジャックにもなにやら秘密があるようで飛行機でいっしょだったことは内緒にしてくれと頼まれます。 エマの秘密はとてもたくさんありますが,どれも同性としてはとても共感できるというか笑えるというか・・・秘密を聞いたほうのジャックは彼女のことを全部わかってるつもりになってますが手痛い失敗をします。(女性の意見にはちゃんと耳を傾けましょう!!)最後までドタバタが続きどうなるものかと思いますが、まあ最後はお約束のハッピーエンドで終わります。表紙は「おおた うに」さんでとってもかわいいんです。彼女の描く女の子って大好きなんです。睫毛バシバシでぷっくりした唇で・・・同じ作者の本です イラストはやっぱりうにさんです。結構若い子でも読めると思います。中学生ぐらいから十分楽しんで読めるんじゃないかな・・・ うにさんの本です
2007年08月04日
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ホラー・アクションです。第3巻でシーズン1の終了です。今回は父親との再会や吸血鬼との対決、2で出てきたメグとの対決など盛りだくさんです。悪霊よりも生きてる人間のほうがある意味怖いかも・・・と思えるようなお話もあります。シーズン2に続けるために話は完結しておりません。次シーズンではサムとあの悪魔の関係やディーンの苦悩などドラマティックな展開になるそうですが読めるのはいつになるのでしょう・・・とりあえずはまずはDVDなんだろうな・・・ 8月10日に出るらしい・・・あとがきにサム役のジャレッド君の身長が載っていました。193センチだそうで・・・185センチのジェンセン君が小柄に見えるわけだわ・・・ディーン役のジェンセン君はこんなのにも出てます。 ちょっと女好きな役です・・・やっぱり・・・
2007年08月03日
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「NIGHT TALES」シリーズの第2弾 ロマンティックサスペンスです。敏腕検事補のデボラがスラム街で襲われたとき助けてくれた仮面の黒づくめの男は巷でで囁かれている謎の正義の味方「ネメシス」でした。数日後デボラはパーティーで実業家で元刑事のゲイジと出会い、強く彼に惹かれますがネメシスのことも気になります。二人の男性を同時に思ってしまったことに彼女は悩みますが・・・Xメンみたいなヒーローです。そこにいるのに見えない存在になれます。囮捜査中大怪我を負い何ヶ月も昏睡状態だった彼が目覚めたときに消えることができるようになっていて、おまけに親代わりの伯父夫婦が亡くなり遺産を受け継いだ彼は新しく違う人生を歩むこととなります。影の顔持ちながら・・・デボラはシリーズ1作目のヒロイン「シーラ」の妹です。あの頃散々姉に心配かけてた彼女も社会人となり今は亡き両親(母は刑事,父は弁護士でした)のためにも日夜法と正義を信じて働いています。シーラと夫となったボイドも少し出てきます。子供も3人いて幸せそうでした。真夜中にささやく唇第一弾です ラジオの人気DJのシーラの元に脅迫電話がかかってきたため警察の護衛がつくことになりますが,そのうちの一人のボイド君は実は彼女の声の大ファンで、彼女の声をうっとりした顔で聞くのをいつも同僚にからかわれていたので私情も思いっきり絡んでの彼女のガードが始まります。
2007年08月02日
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2003年出版されたものが新しく文庫化されていました。ヒストリカル・ロマンスです。12年前に勘当された伯爵の次男のジョンは3ヶ月以内に結婚することを条件に亡くなった父の財産を相続します。一方、遠い親戚で伯爵の世話になっていたカサンドラは厄介物(スクラップ)扱いされていたため,このままでは屋敷を追い出されると思っていました。カサンドラが自分の身の振り方をジョンに訊ねると、彼は花嫁・彼女はすむところを求めているから自分と結婚すればいいと言ってその場でプロポーズします。もちろん追い出されたくないカサンドラはその場で了承します。ジョンの姉たちの目論みや,12年前の事件とその間のジョンの生活の謎、伯爵夫人になることでの立場の逆転などが絡み合い,その中で利便上結婚した二人はお互いに惹かれていることに気づき始めます。ヒストリカルのヒロインは平凡ではできません。女性が抑圧され、自己意思を無視されがちな時代にヒロインを張ろうと思うと、たとえ見た目は平凡であろうと必ず突拍子もないところを持っています。カサンドラも個性的な服装や髪型、行動でジョンや周りの人々を驚かしていきます。 ま・だからヒストリカルって結構好きなんですけどね。 どちらのヒロインも意志が強く、冒険を怖がらず勇敢です。また、コマンチ族の彼も女王陛下の道化師もタイプはぜんぜん違うけどどっちも好きです。
2007年08月01日
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