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森見 登美彦さんのファンタジーで、宵山万華鏡 京都・祇園祭の宵山で起きる、不思議な物語。・・・あら、赤いベベ着た嬢ちゃんが、金魚になっていってるわ・・・・「宵山姉妹」・・・バレエ教室で宵山の話を聞いた姉妹は、寄り道してはいけないと先生に注意されたものの、姉が動くカマキリがみたいと言い張ったため、宵山の人ごみの中へ・・・そして、赤い着物の少女達に見惚れたために、姉とはぐれてしまった妹は・・・「宵山金魚」・・・高校時代、巻き起こる珍事すべての隠れ張本人だった友人と、宵山の京都の街中で飲んでいた俺は、友人から祇園祭のルールや、保存会なるものにつて、まことしやかな話を聞かされるが、まさかそれが・・・・・「宵山劇場」・・・宵山当日、最後の追い込み作業を終えた<偽祇園祭を作るサークル・祇園祭司令部>に所属する俺は、寝不足のままコンビニのバイトに。こんな面倒なサークルに引っ張り込まれた経緯を思い出しながら、飲み物を売っていたが・・・・「宵山回廊」・・・宵山の日、知人に即されるて叔父を訪ねた女性は、叔父から、自分は<宵山>の一日ずっとを繰り返していると聞かされた。そして、15年前に宵山の夜に行方不明になった叔父の娘もまた、宵山にとどまっているというのだ・・・「宵山迷宮」・・・宵山の日からぬけれなくなった若い画廊主は、親しくしている画家もまた、宵山を繰り返していることを知る。そして、繰り返される宵山のなかで画廊主は、亡き父の遺品が、その原因だと知らされ・・・「宵山万華鏡」・・・先生に内緒で宵山の街へと繰り出した姉妹は、顔見知りの画廊主にカマキリの場所を尋ねた。画廊主は丁寧に教えてくれたのち、手を離さないよう彼女たちに注意した。そして、無事、カマキリ山を見ることができた姉妹が、来た道を戻ろうとしたとき、赤い浴衣の女の子達が現れ・・・姉はなぜか妹の手を離してしまった・・・・・・・・・・・・・・・・・・くるくると走り回る赤い浴衣の少女達。万華鏡の中でその姿は、重なり合い、繰り返し、裏と表が交差して、偽りが現とすり替わる。そうして、うっかり覗き込んだ憐れなものを、迷い、惑わし、拐かす。気をつけて、きをつけて、キヲツケテ・・・・でも、いったい何に?それが何か、気がついたものだけが、戻れるのかもしれないわね、お姉ちゃん・・・
2017年03月24日
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ジュリー・ハイジのコージーミステリーで、厨房のちいさな名探偵 <大統領の料理人>シリーズ第一弾!アンソニー賞受賞作。ホワイトハウスの厨房で働く、アシスタント・シェフのオリー(オリヴィア)は、あと二週間でほど退職するエグゼクティブ・シェフのヘンリーへのプレゼントを、昼休みのあいだに取りに行って戻ってきたとき、侵入者に出くわした!緊急事態に狼狽しながらも、シークレットサービスから逃げてくる男を、持っていたプレゼント(フライパン)で力いっぱい殴った!そして、倒れながらも、「大統領に警告しなければ・・・」という男の頭に、さらにフライパンを振り下ろし・・・ おかげで、侵入者は捕らえられたものの、フライパンは証拠品として持っていかれてしまった。おまけに、成り行きを知りたいのに、首を突っ込むな、さっさと厨房に戻るようにと言われたのだ。しかも、その後行われた事情聴取では、褒められるどころか、指示に従わなかったと、注意されることに。確かに、何もしないように言われたけども・・・ そして、不思議な事に、捕まったときのようすから、侵入者は、シークレットサービスのクレイグの知り合いで、クレイグは確かに彼をナヴィーン呼んだのに、そのことも否定されたうえに、夜のニュースで流されたのは、あきらかに加工されたの動画で・・・ ホワイトハウスのエグゼクティブ・シェフを目指すオリーが、謎の侵入者のことを調べるうちに、大統領の命を狙う国際的な手配犯から命を狙われることに!? なのに、厨房は忙しく、おまけにもう一人のエグゼクティブ候補で、テレビで人気料理人ローレンは、もう、自分が決まったかのような態度で、カメラスタッフを連れて撮影を始めるし・・・ 巻末にはとうぜんレシピも載っています。大統領の一日の食事です。おいしそうです。この本の悪いところは、読んでてお腹が空くことです。困ったことに読み進めれば進めるほど、何でもいいから口に入れてくなってしまいます。おかげで、プリングルス一箱空けてしまいました。じきに薄着の季節だというのに、またしても贅肉の元を腹に入れてしまったぁ!!どうしてくれるんだぁーー! まぁ、それはさておき、お話は、次期エグゼクティブ・シェフの席をめぐるゴタゴタと、犯罪者に追われるドキドキと、謎を解くワクワクがミックスして、大変楽しかったわ。最後には、いろんな意味でスッキリしたしね。
2017年03月21日
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東川 篤哉さんのユーモア・ミステリーで、2時間ドラマにも 探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて なったものです。 橘 良太、31歳、独身。趣味はナシ。特技は寝ること。職業「なんでも屋」。依頼さえあれば。何でも引き受ける。犯罪以外は、なんでもだ・・・・・「名探偵、溝ノ口に現る」・・・勤め先のスーパーで、とんでもない誤発注をしたことが原因でくびになった俺は、地元にもどって小遣い稼ぎの仕事をしているうちに、「なんでも屋タチバナ」の看板を掲げることに。そして、季節は春。高額報酬(3時間で3万円!)に釣られて、依頼を引き受けた俺は、溝ノ口にある依頼人宅を訪ねた。聳えるような豪邸の応接室に通された俺が、その日依頼された仕事とは・・・・上半身裸で薔薇を咥え、窓辺でポーズをとるというもの!!!屈辱的な3時間が終わったとき、事件は起きた!依頼人の父で有名な画家が、豪邸のアトリエで撲殺されたのだ・・・ 画家の親子が住む家で、父親が撲殺された事件に巻き込まれた俺は、その後、子守りの依頼で訪れた綾羅木邸で、名探偵・綾羅木 孝三郎と、その娘・有紗(10歳)と知り合うことになるが、その有紗というのが・・・ 自称探偵の10歳の有紗と、彼女に犯人だと疑われている俺の凸凹コンビが事件を見事解決できるのか!?「名探偵、南武線に迷う」・・・孝三郎との待ち合わせ場所は、なんと有紗の通う名門私立小学校の前!そこに黒塗りベンツで乗りつけた孝三郎に、さっそく今回の依頼内容を聞く俺だったが・・・それは、有紗の<はじめてのおつかい>を、見守ること!しかし、有紗はその<おつかい>を、こともあろうか俺に押し付けるために電話してきた!おまけに、そのお使いのせいで、ある殺人事件に巻き込まれることに・・・・「名探偵、お屋敷で張り込む」・・・自宅兼<なんても屋タチバナ>を訪ねてきたのは、夫の浮気を疑う夫人で、彼女は、自分が留守にするから、その間、俺に夫を見張っていてほしいというのだ。自分達は母屋の隣の離れで生活しているから、夫が愛人を招きいれる可能性が高いからと。とうぜんながら引き受けることにした俺は、たまたま訪ねてきた有紗とともに、依頼人が指定した日に訪問するが・・・「名探偵、球場で足跡を探す」・・・草野球の助っ人として<溝ノ口ホルモンズ>に雇われた俺は、<新城ホッピーズ>のメンバーからは裏切り者とののしられ、チームメイトからは敵のスパイだとなじられと、散々な状態。しかも、ここ一発の場面で聞こえた有紗の言葉を信じたために、さらにひどい状態に・・・で、結局試合に負けたが、報酬は受け取り、俺は猛スピードでその場を後にするが、その途中、新城ホッピーの監督に声をかけられて・・・次の試合に雇われることに。しかし、結局その試合は、殺人事件が起きたため、行われることはなく・・・・うーむ・・・10歳でアリスルックすか・・・ちーっとばかし、きびしい気もせんではないが、でもまぁ、美少女ならば許しましょう。だって虚構空間においては、美少女はなにをしても許されるんです。もちろん美少年も!さてお話は、溝ノ口近辺で起きる殺人事件(陰湿な事件が起きても、そこは東川さん。なんだか明るく、軽ーーい感じでお話は進みます)を、親の前では猫っかぶり、威勢が良くて、生意気で、泣き虫だけど見事な蹴りを誇る10歳児・有紗ちゃんが、なんでも屋・良太を引き連れて、張り切ってウロウロしたあげく、見事解決に導いてくれます。もっとも、世間向け(警察向け?)には、良太が解決したことになっちゃうので、そこんところにゃぁ、はらをたてておりますが。まぁ、あのコナン君だって、毛利のおっちゃんの手柄にしてるんだから、そこんとこは我慢してもらいましょ。あと、有紗ちゃんのちょっと意外な鉄子ちゃんぶりも、可愛かったわ。
2017年03月17日
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アマンダ・クイックのヒストリカル・ロマンス夢見る赤毛の妖精 です。ブレード伯爵こと、サイモン・トラハーンは、23年前の出来事に関係する四人の男たちに復讐を誓っていた。特に一番罪深いのがファリンドン一族だ。そのため、ファリンドンの生活の核となっている娘・エミリーの趣味が詩だということを知ったサイモンは、それを利用して娘に近づくことにした。あいては過去に何らかのスキャンダルを起こしたらしい、24歳の令嬢だ。それほど世間知らずでもあるまい。サイモンは彼女を利用することに違和感を抱くことはなかった。 数ヶ月前から文通をつづけているS・A・トラハーンが、なんと隣人宅に客としてやってくる!エミリーは、抑えきれない興奮と同時に不安を感じていた。彼に会って見たくてたまらない気持ちと、彼が5年前に起きた<不幸な事件>を不愉快な形で耳にしてしまうかもしれないという恐怖に揺れ動くが、結局は自分の詩を深く理解し、感動的と評してくれる男性に会う機会を逃すまいと思ったのだが・・・父が屋敷も財産もすべてを失ったあげく自殺したため、その原因となった男たちに復讐するために東インドからイギリスに戻ってきたブレード伯爵・サイモンと、5年前におこした駆け落ち騒動のため、結婚をあきらめて、家族のための資産運用をしながら、詩作をしているエミリーのロマンス。野暮ったい麦わら帽子から鮮やかな赤毛が飛び出し、銀縁メガネをかけているているエミリーの姿に、サイモンはアッケにとられた。しかし、その瞳は知性と無邪気さが入り混じり、生き生きと輝いていて・・・ 友人達との集りに、突然現れたのがS・A・トラハーン氏だとわかった途端、取り乱し、失態を犯したエミリーだったが、何とか立ち直り、友人達への大事な報告も済ませることができた。しかし、その帰り道、またしてもサイモンが現れ・・・ いや、もう、しょっぱなから最低な父ちゃんと兄ちゃん達に、開いた口があんぐりと・・・・はぁ?なんだって?エミリーちゃんに事務的・管理的なことを全部押し付けて、自分らは遊びほうけてるってか?!しかも、それをえらそうに自慢するって、どういうことよ!信じらんない!!しかも、エミリーちゃんを家に縛り付けておくために父ちゃんのしたことときたら!サイモン君でなくとも地獄に送り込んでやりたいわ! まあ、そんな父ちゃんに較べれば、兄ちゃんのほうが幾分マシか?父ちゃんのすることを見て大きくなっただけだからねぇ。正しく導けば何とかなりそうだし・・・・ サイモン君に関しては、復讐だのなんだのといいながらも、結局は苦労したさびしんぼさんでありました。だもんで健気で、一見夢見る妖精キャラのくせに、現実的で賢いエミリーちゃんに、結局はいいように振り回されておりました・・・あぁ、でも、高次元の精神話はもういいわ・・・つかれちゃった・・・・
2017年03月06日
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アマンダ・クイックのパラノーマルなヒストリカル禁じられた秘薬を求めて ロマンスで、<アーケイン・ソサエティ>シリーズの一冊です。19世紀後半のロンドン。毒物を感知できる能力を持つルシンダは、彼女の能力を認めているスペラー警部に依頼され、しばしば警察の捜査に協力していた。その日も、不審な死を遂げた紳士の死が毒によるものだと明言した彼女は、その毒が、きわめて高度な技術を持つ者によって作り出されたものだということも警部に伝えた。しかし、その毒の材料の一つが、イギリスには一つしかないシダで、しかも彼女の温室にあったものだとは言わずにいた。そのシダは、数週間前に盗まれていて・・・・・ 鍵の掛かった部屋に出入りできる特殊能力を生かして、奇術師をしていたフレッチャーだが興行は上手くいかず、契約を打ち切られてしまう。そんな彼の元に、ジョーンズと名乗る男性が現れ、調査会社の相談役にならないかと誘われた。特殊能力を生かせるうえに、報酬も弾むといわれ・・・・アーケイン・ソサエティの中枢であるジョーンズ一族の一人、ケイレブと、優秀な植物学者を父に持ち、自らも植物の研究をしているルシンダのロマンス。超常的な問題を解決する調査会社を立ち上げたケイレブは、新たな依頼人であるルシンダに会いに行くことに。彼女の父は、一年半ほど前に友人を毒殺して自殺しており、その直後に彼女の婚約者も毒殺されたため、世間では彼女をルクレッツィアと呼ぶようになっていた。しかし、ルシンダはケイレブが噂から想像していたような女性ではなく、出会った途端に彼女に惹かれるものを感じた彼は、依頼の内容を聞く前から、その仕事をうけることにしていた。その依頼とは、彼女のシダが盗まれた一件で・・・ルシンダから、犯人と思われる男の容姿を聞いた途端、ケイレブにはそれが誰かわかった。ベイジル・ハルシー!!二ヶ月前の事件の犯人だ!前作のマッドサイエンス、再び!なんでしょう、おそらく・・・なんせ思いだせんのでな・・・ふっふっ・・・しかし、人付き合いの嫌いなはずのケイレブ君、けっこうおもろい兄ちゃんでした。怪物化した男たちから少年を救い、自分の頭の正常を保つために秘密の日記を解読し、若い娘に年寄り扱いされながらも、大事な女性を守らねばと、大忙し。なのに意を決してしたプロポーズは、全く相手に通じていないあたり、ほんと笑える。、そして査会社の名前はジョーンズ&ジョーンズとなりました。メデタシメデタシ。前作はこちら 2009/8月20日、2011年09月17日 に書いています
2017年03月01日
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