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はやみね かおるさんのミステリーで、ディリュージョン社の提供でお送りします 講談社タイガから、大人向けとして出版されています。就職試験の面接で、「あなたはどんな本を読まれますか?」の質問に、「本は読みません」と、胸を張って答えた(真実だから!)私は、面接官から、どうして本社を受験したのかと、聞かれるはめに。なぜなら、この<ディリュージョン社>は、物語を現実世界で体験できる新しいエンターティメント「メタブック」を提供する会社だからだが、そんなことも知らずに受けたことばばれてしまった私は、不合格を覚悟した。しかし、ただ一通届いた内定メールは、ディリュージョン社からのもので・・・ 就職浪人だけはしたくなかったため、ディリュージョン社に入社して新人エディターとなった森永 美月だが、初仕事でへまをやらかし、早々に配置転換意されることに。で、新しい職場はM0課。先輩の話では、M0課は本格ミステリーを扱う部署らしいが、本格って??普通のミステリーと、どう違うの??しかも、書いたメタブックが現実化する天才ライターもいるらしいが・・・・本を読まない新人エディター美月と、天才ライター(しかも金持ち!)手塚が組んだ最初の仕事は、元大学教授の別荘を舞台としたメタブック。しかし、なぜか探偵役の教授を狙った事件が相次いで・・・さて、主人公の美月ちゃん。どうも、宇宙まで壊しかねないモナミちゃんとの共通項が多すぎて、彼女の親戚か?と思うほど。おまけに過去の作品に登場したことがあるという・・・さて、どこに出ててたんだろうかと、いろいろ調べてみたならば、どうやら、まだ読んでないのに、なぜか一番上の子に貸したまんまの本に登場していることが判明。記憶になかったのは脳味噌がざるなせいではなかったとわかり、ちょっと安心。だた、この美月ちゃん、ヒロイン兼探偵役のはずなのに、そののあまりのヒロインらしからぬ所業および思考に、おばさん、ちょっとついてゆけず・・・笑うより前にあきれてしまい、楽しむってぇより、ちょっと疲れてしまっての読了でございました。
2017年08月20日
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「10年」をテーマに、人気作家五人が十年交差点 (新潮文庫) [ 中田 永一 ] 物語を紡いだアンソロジーです。「地球に磔にされた男」(中田 永一)・・・空から車が降ってくるという怪事件からしばらくたったころ、俺は、父の友人だった実相寺のじいさんの死を知らされた。実相寺の弁護士が言うには、蔵に残された研究機材や私物は、遺言で俺に遺されたそうだ。さっそく弁護士の車で、実相寺家の蔵へと向かった俺は、そこにあるコンピューターの奇妙なタイトルのファイルに気がつき・・・「白紙」(白河 三兎)・・・「十年後の自分」というテーマの作文を、白紙で出した女生徒に、担任である大塚はその理由を尋ねた。返ってきた答えは、「私の未来は真っ暗だから!」だった。しかも、彼女は、交際していた男子とも、最近わかれたという。心配なのと、やるべきことはちゃんとやったというアピールもかねて、家庭訪問をすることにした大塚だったが・・・「ひとつ、ふたつ」(岡崎 琢磨)・・・交際を始めて半年の恋人・一誠から、結婚を申し込まれた巴瑠の返事は、「・・・考えさせてください・・・」だった。一誠は、返事は又、今度でいいと言ってくれたが、明らかにがっかりしているようだった。一誠が、もうすこし、一緒の月日を過ごすまで待ってくれたなら、ふとしたきっかけで自分の体のことを打ち明けることもできたのに・・・ ターナー症候群。それが巴瑠の抱えている秘密だった・・・「君が忘れたとしても」(原田 ひ香)・・・整骨院に勤める結実子は、その日は残業もせずに、待ち合わせの場所へと向かった。10年前、甥っ子の壮馬から、「パパ、カノジョができたんだよ」と、教えられた結実子は、「よかったね」と応えたが、その後、そのカノジョから、とんでもないことを言い渡されることに・・・「一つ足りない」(畠中 恵)・・・中国の地で飢えと寒さに見舞われた九千坊河童とその一団は、海を渡って倭国へやって来た。倭国の河童とも上手くやっていくことができ、新しい住処を作り無事に西の地になじんでいくうちに、九千坊は西の地に広がった河童達から、河童の王と呼ばれるようになっていた。しかし、ある日突然、猿たちが河童を襲い始めた。しかも、猿たちは河童の秘薬の青玉を奪い、人の言葉を話せるようになったため、人間の武将に取り入って、味方につけていた!さて、どうする??「地球・・・」は、とんでもない状況ではじまったものの、気がつけば時空ヴァガボンドな展開後、なんとなくホッコリした感じで終わりました。まぁ、これはこれで、いい人生なんだろうねぇ。 何でわかんないのよ、このお馬鹿!彼女が抱えているのは、そんなありきたりなことではなく、もっと深刻で残酷なことだってわかれよぉ!と、読んでいる間中思っていたのが「白紙」です。 「ひとつ・・・」は、柔らかに紡がれる風景の中で、揺れ動く巴瑠さんのとまどいや、腹立たしさなどが丁寧に書かれており、彼女達の幸せな未来を、思わず期待してしまいました。 そして「君が・・・」 は・・・判らないではないのよ、再婚相手の子供があまりにもなついている、その子の亡き母の妹とは距離をおきたいという気持ちは。でもねぇ、それって、結局子供の反感を買うだけではないかと思うのよ。もしかして、子供だからら、しょせん何ヶ月か立ったら忘れるとでも思っていたのなら、子供の知性を馬鹿にしてるわ。そして、彼は忘れることなく、大人になったとき、親が断ち切った絆を、あえて親に繋ぎなおさせた上で、大好きだった叔母さんに会いにゆきます。 「一つ・・」は、万に千足りない九千坊親分のお話ですが、なんせ禰々子姐さんの活躍があまりに豪快で華々しく、サルの愚かな野望なんて、彼女の拳骨ひとつで雲散霧消します。お見事!
2017年08月18日
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ジョン・クラッセンの、帽子をめぐるちょっとシュールなみつけてん 絵本第三弾!訳はもちろん長谷川 義史さん! (はじめにな) ぼうし みつけてん ふたりで ぼうし みつけてん。 いっしょに みつけてん。 でも、ぼうし ひとつやな。 ぼくら ふたりやのになぁ。 どや にあう? うん かっこええで。 なぁ ぼくはどう? ええんちゃう。 ふたりで見つけた一つのぼうし。いっそ見つけんかったことにしようと話はついたはずなんですが、かめさんのうちのひとりは、ぼうしが気になってしょうがないようす。なんせあの目線!思わず笑っちゃうほど、しらを切りながらも、帽子を見つめるその視線!ほんと、気になるんだねぇ。でもねぇ、かめさん、それを手に入れたら、きっともうふたりで一緒にはいれないよ?どうすんの?と、思っていたら・・・大切なのは、はなんでしょう?ステキなものを手にいれること?それとも・・・?? <ほしいもの>を諦めるのではなく、<ほんとに大事なもの>を手放さない道を選んだかめさんのおはなしでした。シリーズ一覧 2012/10月26日、12月16日に、英語バージョン は、2012/10月30日、12月21日にそれぞれ書いています。もちろん英語バージョンも予約中 いつ届くかは、わかりませんが・・・・
2017年08月16日
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<暮らしの実用シリーズ>の一冊です。手作り収納百科 決定版 ときどき現れるプチ木工熱が発生したため、借りた本です。DIY収納アイデア実例/棚作り/ボックス収納/ガーデン収納/暮らしの収納/DIYの基本おばさんでも、がんばれば一日で作れそうな簡単なものから、手の込んだものまでいろいろと載っております。困ったことに、見ているうちに、簡単な小屋ぐらいなら、作れそうな気分になってしまうあたりは、身の程を知らない脳みそのなせる業。いや、実際は大変なんだけど、まぁ、そんな気になってしまうほど、製作者さん達は手軽に作られているように見えるのよ。建築学科を出た旦那は、「いや、俺だって、コレぐらいはつくれるわ」と、言いますが、ほんとかどうか・・・なんせ、旦那の単位のいくつか(図面やイラスト系)は、私がとったようなもんだしな。それでも、我が家にはけっこう工具がそろっているので、そんなに言うなら、スリッパ用のラックでも作ってもらおうかしらん?
2017年08月11日
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東川 篤哉さんのミステリーで、「魔法使いは完全魔法使いと刑事たちの夏 犯罪の夢を見るか?」の続編になります。「魔法使いとすり替えられた写真」・・・芸能事務所の女社長が、所属タレントの密会写真を世に出さないためにとった方法とは・・・殺人と写真のすり替え!そして、その事件がおきたのは、魔法使いマリィを家政婦として自宅に住まわせている、刑事・聡介のいる八王子署管内!とうぜん、聡介憧れの椿木 綾乃警部とともに、捜査は開始されるが・・・「魔法使いと死者からの伝言」・・・勢力拡大中の工務店社長を訪ねたのは、社長の新居を設計した、新進気鋭の建築家。しかし、建築家には社長に対する積年の恨みがあり・・・で、起きた事件はやはりはり八王子署管内。古色蒼然とした西洋屋敷・小山田邸の若旦那にして刑事の聡介が職場に到着すると、なんと憧れの<椿姫>は、有給休暇をとってプールだという。しかもそのプールには、建築家だけでなく、マリィまでいて・・・「魔法使いと妻に捧げる犯罪」・・・中堅だが、過去にスマッシュヒットがあるだけの推理作家が、我が家の困窮状態に気がついたとき、その解決策として思いついたのが・・・裕福な親戚の殺害だった。しかも、アリバイを作ったうえで、女装までして!もちろん事件が起きるのは八王子署管内。市長選に盛り上がる父と家政婦の会話についていけない刑事・聡介は、憧れの椿木警部の呼び出され、喜びいさんで現場へと駆けつけるが・・・「魔法使いと傘の問題」・・・紳士用品店の店主が、ある雨の日に見た光景は、遠い親戚で、学生時代からの友人でもあるビルのオーナーと、思いを寄せる女性が相合傘で歩く姿で・・・それから三日後、店主は、ビルの立替の話でやって来たオーナーを突発的に殺してしまう。もちろん場所は八王子署管内。近所のガキどもから幽霊屋敷と揶揄される古式ゆかしいオンボロ西洋建築・小山田邸に住む刑事・聡介は、死体が発見された河川敷へと向かうが、着いたとたんに椿木警部の怒りの声が・・・魔法で犯人が自白し、魔法で犯人を足止めし、魔法で犯人を洗濯機に突っ込み、魔法によって犯人を天井まで吹っ飛ばすことにより事件解決、犯人逮捕。その何よりの原因は、小山田君と綾乃ちゃんコンビが、犯人に逃げらまくっていたせいです。あんた達、いいかげんに学習しなさいよ!!でないと、この本をミステリーと認めて良いのか判らなくなってしまうでしょ! さて、次作が出たら・・やっぱり読むんだろうか・・・読むんだろうな・・・・・前作はこれ 2012年11月12日 に書いています。
2017年08月05日
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「クリスマスに、ゴーストストーリーを語る」ミステリアス・クリスマス 7つの怖い夜ばなし という、イギリスの古い習慣にもとづき、人気作家7人が綴った恐怖と幻想の短編集。翻訳は安藤 紀子さん。「スナップドラゴン」・・・クリスマス・イブの夜、家族と祝う予定のないトッドに付き合って、町をうろついていたベンだったが、窓越しに幸せそうな家族を見るたびに、くだらないいたずらを仕掛けるドットにうんざりしていた。でも、ある大きな家にいたずらを仕掛けたとき、トッドが足を怪我してしまい、仕方なく二人はその家に助けを求めることに・・・「クリスマスを我が家で」・・・クリスマスを我が家で迎えるために、雨風が吹きすさぶ中、ヒッチハイクしていたビリーは、寒さで震えていた。そのとき、一台のトラックが彼の目の前にとまり、太いしゃがれた声が「乗りてえのか?」と聞いてきた。嫌な予感がしたものの、乗せてもらうことにしたビリーだったが・・・「果たされた約束」・・・クリスマス・パーティに招待された母のために、甘やかされてわがままな弟ケニーの面倒を見ることにしたデイヴィッドだが、真夜中、母が帰ってくる前にケニーが起きてしまい、ダダをこね始めたので・・・・「暗い雲におおわれて」・・・あと二週間でクリスマスだけど、わたしの心は一向に弾まなかった。元気いっぱいだったお母さんが、9月にウイルス性の病気にかかってから、ずっと具合が悪いままだからだ。そんな暗い気分のわたしは、帰り道の大通りのはずれにある画廊に、新しい絵が掛かっているのを見た途端・・・「狩人の館」・・・激痛の後に聞こえた銃声・・・狩りの最中に、仲間に誤って撃たれたことに気づいた俺は、立ち上がって仲間に声をかけようとしたが、そこには仲間の姿はなく、呼びかけても返事はなかった。仕方なく深い雪の中を歩きはじめると、やがて大きな池と、その辺に立つ壮大な山荘に行き着き・・・「ベッキーの人形」・・・問題のある子どものための学校の校長が語り始めた話とは、校長がまだ子供のころの話で、彼にあまり興味のなかった両親によって、クリスマスシーズンになるたびに、預けられていた北部の親戚の家で起きたことだった。その家の娘ベッキーには、裕福な名付け親がいて、毎年クリスマスには素晴らしい贈り物を贈ってくれていたが、それがねたましくて仕方がなかった彼は・・・「思い出は炎のなかに」・・・お母さんが突然出て行ったあげくに離婚となったため、意気消沈していたお父さんが、新しい仕事を見つけた。それは学校として改装済みのシーダー屋敷を、クリスマスのあいだだけ、お年寄りのために開ける間の管理人として雇われたのだ。さっそく二人で引っ越しをし、お年寄り達とも仲良くなったある日、わたしはクリスマスのプレゼントを買いに出かけたが・・・夏なのにクリスマス本・・・。いや、怖い話しだし、気分的に涼しくなれるんじゃないかナーーーなんて思って借りてきた本です。イギリスの怖い話って、「真夜中の図書館」シリーズもそうだけど、子供が主役でも、身も蓋もない結末が多くってけっこう怖いのよ。日本の怪談だと、最後はなんとか無事助かるってぇのが多いんだけどね。さて、全部面白かったんですが、個人的に好きなのは「クリスマスを我が家で」 ちょっとサイコな雰囲気ですが、じつは・・・な感じが良かったのよ。あと、映像化したら怖そうなのは「果たされた約束」でしょうねぇ。おばさんだって、あんなのに追っかけられたくないもん。「思い出は・・・」は、唯一つ、ちょとホノボノした感じでした。対象年齢は。怖い話の好きな小学校高学年から、中学生ぐらいでしょうか。でも、大人も十分に楽しめますので、良かったら親子でどうぞ。
2017年08月01日
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