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「為せば成る、為さねば成らぬ何事も…(ナセルはアラブの大統領なり)」とは、昔はよく言ったものだが、私はこの言葉が大好きである。9代米沢藩主、上杉鷹山の名言であるのだが、日本ではそれほど知名的な人物ではないのであるが、彼の有名なアメリカ大統領の、ジョン・F・ケネディが最も尊敬していた人物であったとも記されている。上杉鷹山の政治家としての手腕は、歴史書を紐解いて読んでみると良く解る。藩士・農民など、一切の身分を問わず学問を学ばせ、飢饉に備えて非常食の普及や藩士・農民へ倹約の奨励など民生対策にも力を注ぎ、天明の大飢饉の際には、一人の餓死者も出さずに乗り切り、破綻寸前の藩財政を建て直し借債を完済した偉大な藩主であったのである。鷹山の凄いところは、今日の政治家がするような、「ブレーンに政策を丸投げする」というようなことはせず、自らが中心になって動き、途中で挫折することなく最後まで成し遂げたところにあるのである。語弊になるが、何事につけ「当たり前のことを当たり前にやらない」ことが常套手段のようになっている今日、「汗水たらして働く」という言葉にどれほどの人が共感するだろうか。むしろ、「手を抜く・楽をする」という言葉に魅了される人の方が多いのではなかろうか。このような時代だからこそ、鷹山の名言が光り輝いてくるのであろう。「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは、人の為さぬなりけり」努力に勝るものは何もないのである。一生涯、私の「座右の銘」である。
2006年08月30日
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今の時期に取り上げるのも季節外れというものだが、確か、ヨハン・シュトラウスのピアノ曲に「春の声」というのがあった。 瞼を閉じて、身体を休めジックリと聞いていると、そのうちだんだん眠くなって寝てしまうので、幾らか緊張気味に聞いていると、決まったようにある情景が浮かんでくるのである。 そのシーンとは、「雪解けの音」「小川のせせらぎの音」「小鳥たちのさえずり」「生き物たちが土の中から這い出してくる音」などなどである。 自分が東北育ちの所為か、「春」と言うとキーワードは「雪解け」であり、このシーンは絶対外せないのである。 モーツァルトではないが、リラクゼーションにはもってこいの曲なのである。 余談であるが、サラリーマンをしていた頃、お昼を食べによく行くお店があったが、そこのお店の名前が「春夏冬」というものであった。 四季のうち「秋」の文字だけが抜けていて、何故かしっくりこないのである。 お店の人に聞くのも癪なので、よくよく考えてみたのだが、… 恐らく商売人がよくやる「験担ぎ」(アキナイ)というものなのであろうか。 日本列島もいよいよ、その癪の種である「秋の声」が聞こえ始めようとしている今日この頃である。
2006年08月29日
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「灯台下暗し」という諺をご存知であろうか。「おいら岬の灯台守は、妻と二人で、沖ゆく船の…」と歌われて、船の安全航行の一助となって岬や港に立っている灯台のそれである。「手近なところがわかりにくい」という意味で使われているのであるが、この灯台が、実は灯台違いで江戸時代から常用されていたものであったとは、小生恥かしながら最近まで露知らず、内心忸怩たるものがある。昔、電気が無かった頃部屋に明かりを灯すために、皿に油を満たし燃やした、所謂「灯明台」のことを指していたのである。灯台の下は受け皿が邪魔をして、薄暗くなる。現在の灯台も遠方を照らしているため、真下は真っ暗である。現代風に岬のものと解釈し使用しても全然違和感がないのであるが、誤解とみなす論者もいるそうである。如何なものであろうか。私流に屁理屈を言わせてもらえば、「弘法も筆の誤り」「猿も木から落ちる」という諺があるが、それぞれ訓練次第では「弘法も木から落ちる」「猿も筆の誤り」が定着しても、ちっとも可笑しくは無いのである。
2006年08月20日
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今年の夏は天候が定まらず、台風や雷雨がとても多く鬱陶しい日々が続いている。世界的な異常気象の一環なんだろうか。とういわけで、皆様如何お過ごしですか!きょうはお盆の日曜日とあって、特に何することもなく家で骨休みといったところでしたが、ごろ寝のついでに脇にあった「知恵蔵」を覗きこんでいたら、面白いことを発見した。巻末の付録に「世界の国旗」があったのでそれを眺めていたら、模様が日本の国旗(白地に赤い「日の丸」)とそっくりの国旗が2カ国もあったのである。東南アジアの「バングラデシュ」とオセアニアの「パラオ」という国がそれ。緑地に赤丸の「バングラデシュ」、青地に黄丸の「パラオ」といった具合である。また、インパクトの強い変り種としては、模様がない緑一色の「リビア」国旗や形が「ほぼ正方形の「バチカン」、三角形が2つ縦に連なった「ネパール」国旗などなど。時間が許せば、国旗に象徴される「国家の理念や国民性」などについて多面的に調べてみたい気もする今日この頃なのである。
2006年08月13日
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ここ数日の暑さと好天気に恵まれ、わが家のベランダには又してもハイビスカスが一輪、花を咲かせた。今回のものは濃いピンク色で蕾が5~6個ついているので、まだ少し先へいっての開花も楽しめそうである。ハワイアンミュージックを聴きながらこの花を見ていると、ワイキキに広がる紺碧の美しい海や、まじかに見えるダイヤモンドヘッドが瞼に浮かんでくるのである。南国ムード満点のこの花は、ただ残念なことに開花したその日のうちに萎んでしまう。美しいイメージを残しておこうと、毎回デジカメを取り出しては下手な趣向を凝らし、パチパチ撮って保存している。前回咲いたハワイアンイエローも本当に綺麗だったのだが、開花後あっという間にで萎んでしまった。ああ~、なんてもったいない! ただただ残念である。「佳人薄命」ではないが、花の世界でも「美しいものは短命」という宿命が課せられているようである。
2006年08月05日
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