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同じ頃に出た同じ筆者の新書と間違えて入手(笑)。カラヤン帝王の世紀1901年、つまり20世紀のはじめから2008年まで、淡々とカラヤン関連の出来事が羅列されている。これはいったい何なの??と最初は訝ったが、そのうち面白くなってきた。第二次大戦前後のできごと、はっきり言えばナチ台頭の萌芽から戦後処理までカラヤンの音楽史を絡めて記述されているし、指揮者の系譜として誰が生まれ死んだかということも記録してあって、クラシック音楽の中心地のできごとがよくわかった。関係ないようでいて、この100年史の最後は自分も生きてきた最近のこと。こうやって世界の動きを追っていると、自分の世界への無関心を認識し愕然とした。それにしても、音楽と社会は密接だわ・・・。
2008.04.30
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指揮:エリアフ・インバルソプラノ:澤畑恵美、大倉由紀枝、半田美和子メゾソプラノ:竹本節子、手嶋眞佐子テノール:福井敬バリトン:河野克典バス:成田眞合唱:晋友会合唱団児童合唱:NHK東京児童合唱団東京都交響楽団インバルだし、マーラーだし、何と言っても‘プリンシパル・コンダクター’就任記念だし、見知った(もちろん向こうは知らないだろうけど)顔の名だたる歌手の方々が揃うし・・・とお祭り気分でミューザ川崎へ向かう。私はミーハー傾向が多分にあるので、きっとすごく感動するに違いないと信じきっていた。そもそも、「千人の交響曲」がそんなに好きだったか??と聞かれると「うっ」と答えにつまる。なんでこんなにちょっと引いた表現をするかと言うと、会場はすごくブラヴォ万歳状態で、疎外感がいっぱいだったから。席が悪かったかな。合唱の横だもの。都響は健闘していて、在京のオケでいつも不満を抱きやすい金管は、バンダに至るまでスカッと響いていたし、弱音なのに合唱にかき消されないコンマスのソロには聞き惚れた。でも、量で押す合唱はいまいち。児童合唱もやっぱりそれほどではない。ソリストの歌手は女声陣はまずまずだったものの、男声はやっぱりちょっとね・・・。インバルは大層なポジションなのに、次に登場するのは3月だとか。もう合唱はいいから、他のマーラーで聴きたかったな。下は、今回の公演の記念品として出口でもらった写真(とボールペンが付いてた)。これはちょっとうれしかったかも。単純だわ。
2008.04.29
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今日、手帳を見ていて気付いた。新国立の「ラ・バヤデール」の予定が書いてない!?アトレの会報が届くとすぐにチケットを申し込んでいるので、忘れようがないと思っていた。それでチケットオフィスに「あのう・・・チケットは5/18が第一希望、5/20が第二希望だったんですが」と確認。(優先順位まで手帳に書いてある・・・)「お客様のご予約の記録はございません。」・・・忙しいといろんなミスがあるなあ。久しぶりにマトヴィエンコを見ようかなと思っていたけど、上階のすごく端っこの席しか空いてなかったので、行こうかどうか悶々としている。
2008.04.29
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帰省中。お天気だったので、両親と一緒にすっごく久しぶりに曹洞宗の大本山、永平寺に行った。家の前からバス1本。 10年位前に初詣に出かけたきりで、寒くない時期に行ったのは子どものころ以来!?参拝したいわけではなかったけど、鬱蒼とした森林に囲まれて、まさしく森林浴。新緑からもらえるエネルギーを吸収できて気持ちいい。 (上の写真は大晦日の除夜の鐘がNHKでよく放映される大梵鐘と、四天王の一人の多聞天)ここは、あの「ファンシィダンス」で主人公が修行するお寺のモデルになったところ。そう思うと、通り過ぎる若い雲水サンたちに優しい目を向けてしまう(笑)。勝手に妄想していたら、すごい勢いで雲水の1人が走ってきて、危うくぶつかりそうになった。時代も変わったなぁ。
2008.04.28
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実家に帰ってきて、昨日録画したビデオを見ていた。毎年見ようと思っていても、録画し忘れる年も多い。しばらく見ないうちに様相が変わったようで、アジア系が減って南米組が増えた。それになんだか力まかせの人や、テクニックの弱い人が目立った。コンクールが増えたせいかしら・・・。スペインの15歳のアレックス・マルティネス君と、日本の高田茜さんしか印象に残ってなかったが、2人ともスカラシップと賞を獲得してよかった。この2人は、上手下手ということでなく、観客の目を引き付けるという点で、出演者の中では圧倒的だった。15歳の彼を見ていると、そういうことってきっと先天的な才能なんだろうと思ってしまう。
2008.04.28
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DDD (ダンスダンスダンス) 2008年 06月号 [雑誌]薄くなって、ダンス一般の記事の割合が増えたなーと思っていると、最後にニコラ・ル・リッシュのインタビューが4ページ。(でも、インタビューは実質1ページ・・・)DDDには珍しく、突っ込んだ内容ではないのだけど、クレール・マリ・オスタへの愛の定着は認識した(笑)。舞台でのニコラの存在感を思い出し、5月の「ル・パルク」はルグリは2回、ニコラは1回観に行く予定なのだけど、あぁ・・・あともう1回追加しちゃおうかなと迷いだした。しっかりパブに乗せられている自分がちょっと情けない。
2008.04.27
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すてきな11連休・・・を楽しむ周囲の方々を尻目に、束の間の週末。ここのところ、ホントに睡眠時間を削っていたので、いつも眠かったが、やっと総睡眠時間(?)が追いついたようで、ようやく正気で聴けた。先日は、みんなが絶賛だったプティボンの、コンサートにおける‘イロモノ’ぶりにちょっと辟易気味だったので、実は内心「ランカトーレはもちっと大人しいといいなあ」と思いつつ紀尾井ホールへ向かう。私は結構コンサバなのかも。モーツァルト 魔笛より「愛の喜びは露と消え」ヴェルデイ リゴレットより「慕わしい人の名は」ドニゼッテイ 連隊の娘より「私は出発します」ロッシーニ(リスト編曲) ヴェネツィアの競艇「音楽の夜会」より第2曲(ピアノ)ロッシーニ 結婚手形より「この喜びをお伝えしたいのです」パイジェッロ ニーナ、または恋に狂った娘より「いとしい人が来る時」ドニゼッテイ 愛の妙薬より「これを受け取って」マスカーニ カヴァレリア・ルスティカーナより「アヴェ・マリア」ベッリーニ カプレーティ家とモンテッキ家より「おお、幾たびかあなたのために」リスト ‘ランメルモールのルチア’の回想(ピアノ)ベッリーニ 夢遊病の女より「親愛なる友よ~私にとって今日はなんと素晴らしい日」=アンコール=バーンスタイン キャンディードより「着飾ってきらびやかに」プッチーニ ジャンニ・スキッキより「私のお父さん」ガーシュイン ボーギーとベスより「サマータイム」アンディーチェ「口づけ」ピアノ:アントニーナ・グリマウドうん、いいじゃないの。低音から高音までむらなく伸びる声が魅力的。特に高音におけるパンチのある歌声が好み。アンコールの曲の方が驚きの連続だった。キャンディードのクネゴンデは、結構ランカトーレのキャラクターに合っていた。ガーシュインのサマータイムを歌うとは思わなかったので、うれしかった。ピアニストのミスタッチの多さはいまひとつ。
2008.04.26
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今年度の年俸交渉も無事終了し、ちょっとニッコリ顔♪で上野に向かう。■指揮:ロビン・ティチアーティ■アルマヴィーヴァ伯爵(Br):スティーブン・ガッド■アルマヴィーヴァ伯爵夫人(S):エイリン・ペレス■スザンナ(S):ジェニファー・オローリン■フィガロ(Br):アレックス・エスポジート ■ケルビーノ(S):ジュルジータ・アダモナイト■バルトロ(B):ブリンドリー・シェラット■マルチェリーナ(Ms):キャサリン・ゲルドナー■バジリオ(Br):パトリック・ヘンケンス■ドン・クルツィオ(T):ミハエル・ハイム■アントニオ(Bs):アダム・プラチェトカ■バルバリーナ(S):エレナ・モンティ■天使ケルビム:ラムセス・シグル管弦楽:エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団合唱団:フィルハーモニア・クワイア・ウィーン通奏低音・チェンバロ:ステファン・ゴットフリード 開演前から不思議な雰囲気が漂っていた。客席の方々の服装とか年齢層とか。‘ザルツブルク音楽祭’と冠が付くだけで変わる要素なのかも。これから活躍しそうな若手ではあるが、私は知らない歌手ばかり。指揮者も若い。出演者の知名度がなくても構わないのだが、この釈然としない気持は、きっとチケット代が噛み合っていないせい。あえてDVDを見ずに臨んだが、どうということない演出だと思った。すべては天使のいたずら?それでも一見の価値はあると途中までは思っていたが、4幕の冒頭の字幕にはびっくり!バルバリーナのアリアが「××なくしちゃったの」から始まる。そりゃそういう解釈が幅を利かせてるけど、そのまま字幕に出すの???意訳の多い字幕だったけど、やりすぎ。あと、変だなーと思ったのは、妙に客席から笑いが出ていたこと。歌手の動作や字幕で笑いが出るのだが、それが今回限りの要素ではなく「フィガロ」の通常のテキストの中にあるようなところで笑うのだ。なんかおかしい。‘ザルツブルク音楽祭’の名前にひかれて、通常は観に来ないような聴衆が多かったのか。それを予測したから「××なくしちゃったの」字幕だったのかしら・・・。
2008.04.25
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エルサレム生まれカイロ育ちのパレスチナ人エドワード・サイードと、ユダヤ人でイスラエル国籍、現在はベルリンを中心に活躍する指揮者バレンボイムの音楽と文学と社会についての対談集。音楽と社会対立するようで似通ったバックボーンの2人の対談は、視野がドメスティックな方に向いている私には甚だ刺激的。文学者(?)のサイードと音楽家のバレンボイムは、それぞれが携わる芸術の特性もあると思うけど、バレンボイムの方が芸術と自分と社会の関わりにおいて、あらゆる瞬間に考え続けているような気がした。もちろんこれは両者を比較するような対談ではないし、2人が同じ意見を持つ軸の方が多いのだけど。何を言いたいかっていうと、改めて「音楽って演じる側にとてつもない緊張を強いるんだな」と感じたということ。一瞬で消えていく音楽のさだめではあるけど。抽象論も多いなか面白く読めたのは、やはりワーグナーとバレンボイムとの関わりのところ。ユダヤ人でありながらベルリンでワーグナーを振ることの多いバレンボイム。それは純粋に音楽的な動機だろうけど、自分の中ではどう処理されてるのかなと考えたことがないと言えばうそになる。でもそれはやっぱりとても俗っぽい興味だったようで、バレンボイムのコメントを読んでちょっぴり反省。彼の伝記も読んでみようかなと思った。
2008.04.24
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マックス:ペーター・ザイフェルトアガーテ:インガ・ニールセンカスパール:マッティ・サルミネンオットカール:チェイン・デヴィッドソンクーノー:ヴェルナー・グレシェルエンヒェン:マリン・ハルテリウス隠者:ラズロー・ポルガールキリアン:フォルカー・フォーゲザミエル:ラファエル・クラーメル、他チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団ニコラウス・アーノンクール(指揮)演出:ルート・ベルクハウス1999年2月9,11日 チューリヒ歌劇場でのライヴウェーバー: 歌劇(魔弾の射手)(DVD) ◆20%OFF!新国立で観た後、別のプロクションも観たくなって買ったまま積んどいたDVDを引っ張りだした。予習に観なくてよかった。演出が無国籍で近代的なのと、全体に暗い装置&衣裳なので、久々にこのオペラを観たら混乱したように思う。ザイフェルトとサルミネンの声に非常に満足。他では花嫁付添の4人の乙女が結構聴かせてくれた。演奏は、アーノンクールにしてはちょっと‘らしからぬ感じがした。
2008.04.23
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「魔弾の射手」の悪役ガスパールだったビャーニ・トール・クリスティンソン。いかにも‘悪’っぽい風貌で、それがいっそ捨てがたい(笑)と思っていた。「次に日本に来る予定は未定」とのことだった。今日、新日本フィルから送られてきた次シーズンの案内を見ていたら、9月に「薔薇の騎士」をやるようで、そのオックス男爵がビャーニだった。なあんだ、すぐに来るじゃないの。いや、彼が楽しみなわけではないが、アルミンクの振る「薔薇の騎士」に興味がある。あ、ハーディングも次のシーズンは新日本フィルで振るんだ。軸足を東フィルからちょっとずらそうかしら・・・。
2008.04.22
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友人と六本木のTOHOシネマズへ。DVDでは観たことがあったが、ゼッフィレッリの有名な演出を大画面で観れるとあって、かなりワクワクしていた。[指揮]ニコラ・ルイゾッティ[演出]フランコ・ゼッフィレッリ[出演]ミミ:アンジェラ・ゲオルギウムゼッタ:アインホア・アルテタロドルフォ:ラモン・ヴァルガスマルチェッロ:ルドビィク・テツィエールショナール:キン・ケルセンコルリーネ:オレン・グラドゥスブノア/アルチンドロ:ポール・プリシュやっぱり2幕が圧巻。カフェ・モミュスと雑踏が二層になっていて、その上下の階層それぞれで、たくさんの群衆がざわめいている。ゼッフィレッリがすごいと思うのは、あれだけの人数がいて、ひとりひとり動きが違うこと。ちゃんと雑踏に見える。新国立の「アイーダ」は、ご本人の監督がないと、どこかワンパターンな動作なところがあったが。今回ほど舞台裏が見えてよかったと思ったことはない。あのすごいセットがどうして数分で用意できるのか、そのプロセスをちゃんと見せてもらえて大満足!歌手はMETらしく豪勢。でも、主役2人はちょっと物足りない。それでも、もちろんブーイングするようなレベルではないと思ったので、ゲオルギウへのブーはなんだったんだろうと不思議。ライブビューではわからないけど、また声量が物足りなかったのか。映像で観たせいかもしれないけど、出会ったすぐあとにカフェ・モミュスでロドルフォにベタベタするミミに唖然とする。なんか積極的すぎ。それよか思いきりのいいムゼッタに改めて惚れぼれした。テツィエール(テジエ様?)が、いかにもおフランスの画家風でドキドキ。(もっとクールな役どころの方が素敵ではあるが・・・)うっとりと見てた。幕間には、METのアーカイブから、ゼッフィレッリ演出の過去の11作品のさわりも垣間見られて、このライブビューイングのお得感が増した。そしてルイゾッティの指揮は、思いきりドラマを作り上げていたと思う。「ラ・ボエーム」という‘泣かせましょう’旋律が好きではないのだけど、さすがにそんな感情がちょっとひっこんだ上演だった。
2008.04.21
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ウルビーノのヴィーナスを見て、その後は東京文化会館で「エフゲニー・オネーギン」。期待する歌手がいないとすぐに席のランクを落とすので、今日は5階1列目。指揮: 小澤征爾演出: ファルク・リヒター オネーギン : ダリボール・イェニス(バリトン)タチヤーナ : イリーナ・マタエワ(ソプラノ)※レンスキー : マリウス・ブレンチウ(テノール)オリガ : エレーナ・カッシアン(メゾ・ソプラノ)グレーミン公爵 : シュテファン・コツァン(バス)ラーリナ夫人 : ミハエラ・ウングレアヌ(メゾ・ソプラノ)フィリッピエヴナ : マルガレータ・ヒンターマイヤー(メゾ・ソプラノ)トリケ : ヘルムート・ヴィルトハーバー(テノール)ザレツキー : 北川辰彦(バス)隊長 : 桝貴志(バリトン)/他 演奏:東京のオペラの森管弦楽団合唱:東京のオペラの森合唱団「エフゲニー・オネーギン」は好きなオペラでもあり、気持ち評価は甘め。歌手は聴いたことない人ばかりと思っていたら、マターエワはマリインスキーの「オネーギン」でもタチヤーナだったし、カッシアンは藤原で「アドリアーナ・ルクヴルール」で女優役だった、とオペラ仲間に指摘された。すごいな。こんなに観ていても自分の頭の中に歌手のデータが収まらない私とはエライ違い。そう言われると、どっちも悪くなかった記憶が。なんとなく、イェニスとブレンチウも聴いたような気がする(汗)。歌手は総じてまあ良かった。だけど、一番気に入ったのはグレーミン公爵のシュテファン・コツァン。低音が朗々と響いていたが、見た目からして若く、役柄的には損だったかも。オペラ歌手の外見はとやかく言うものではないとは言え、やっぱり目がある限りは外見・容姿という要素はインパクト大きい。ええこの公爵様なら、あのオネーギンに血迷ったりしませんて(笑)。演出は素直なものだが、ずっと振り続ける雪とか、3幕の床が黒光りして舞踏会の黒&メタリックな色づかいが映えたこととか、視覚的に感性に訴えるものが多かった。メッセージは感じなくても、‘美しい’という要素はなかなかに惹きつける。オケは確かにこの3日間に聞いた国内オケの中では一番腕がいいんだな、と思う。小澤のドラマづくりも効いている。だけど、まあ寄せ集めた粗さは感じたし、総じて音が大きめだし、ソロの部分の上手さが際立って、歌手より表に出そうになるところがあったと思う。5階のよく見える席だった、というコストパフォーマンスもあって、まあ満足して帰路に付けた。※写真は、東京文化会館の前にあった「オネーギン」にちなんだモニュメント。芸大の学生さんが製作したものらしい。(発泡スチロール製)遠目には「西洋版金色夜叉(男女逆)」かと思った・・・。
2008.04.20
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今日は8時間寝ることができた。眠気を感じずに行動できる。ネイルサロンでジェルを付け替え、それでも時間があったので国立西洋美術館へ。ティツィアーノの妖艶なヴィーナスが気になってはいたけど、これまで観に行く時間がなかったもの。「古代からルネサンス、美の女神の系譜」がサブタイトルだったことに、入館する段になってやっと気付く。あ、「ヴィーナスの系譜」展だったんだ。古代からルネサンス、バロックに至るまでのヴィーナスを主題にした作品が展示され、ティツィアーノのヴィーナスはその目玉という位置づけ。ヴィーナスはもとはギリシア神話の女神アフロディテ、さらにその由来はメソポタミアのイシュタル神とも言われているらしい。ヴィーナスは鍛冶神ウルカヌスの妻でありながら軍神マルスの愛人でもあり、絶世の美少年アドニスにも恋をする、というステキな女性。そういうシーンをモチーフにした作品ばかりで、春らしくなまめいて、元気がでた(笑)。ティツィアーノの‘ウルビーノのヴィーナス’は、当時の室内の様子を背景に描かれた珍しいヴィーナス。現実の女性をモデルにしたかのようなみずみずしさがある。、解説が付けられているメインの展示物はすべてヴィーナスがらみだが、なぜかキケロの書簡集がさりげに展示されていた。古代ローマ時代の作品も多々あったから違和感はないが、どこがヴィーナスつながり?と不思議に思った。先日読んだ「ローマ人の物語」の中で、キケロが追放されてぐだぐだ泣き事を並べていた際の書簡が多数収められた、あの書簡集なのかしら?グッズ売り場に、あのバッグのキタムラが今回の展覧会のために作ったオリジナルグッズが売られていて、このつながりも不思議だった・・・。
2008.04.20
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この1週間というもの毎日2-3時間の睡眠だったので、7時間寝たくらいでは眠気が止まらない。ときどき気を失う「アイーダ」になってしまった。アイーダ(エチオピアの王女):キャサリン・ネーグルスタッドアモナスロ(エチオピア王):ヤチェック・シュトラウホエジプト王(アムネリスの父):コンスタンティン・スフィリスアムネリス(エジプトの王女):イルディコ・セーニラダメス(エジプトの司令官):ヤン・ヴァチックラムフィス(祭司長):ダニロ・リゴザ巫女:ウルリケ・ピヒラー=シュテフェン指揮:ウォルフガング・ボージッチ演出:ペーター・コンヴィチュニー管弦楽:東京都交響楽団合唱:東京オペラシンガーズ、栗友会合唱団幕が上がる。室内劇のように、ここで上記の7人のキャストのみが入れ替わり立ち替わり、あるいは集合してドラマがすすんでいく。すごくスケールの大きい装置を必要とするアイーダを室内劇にしてしまうところは新鮮、と言いたいところだけど、どこかで観たような気も。圧巻は、戦勝の場で、行進もなくバレエもなく、ひたすら上層階級(国王とアムネリスと祭司長)がバカ騒ぎするところ。そこに血まみれのラダメスが現れる。メッセージ性もこれくらいのわかりやすさだとありがたい。が、その程度のメッセージならここまでいじくらなくても、とも思う。2幕の最後で狭い室内を形成していた3方の壁が倒れる。バックには合唱団と金管の一部が着席して演奏している。3階から見ていると舞台をはさんで前と後ろから音楽が発せられ、戦勝の興奮は高まった。でも、これが何を意味するのかしら・・・?3幕のフィナーレで、またしても壁が開き、都会の夜景がバックに映しだされる。そこに歩いて行くアイーダとラダメス。新しい世界への旅立ち?ぼーっと見ていたら、電車が動いていた(!)ので、動画だとわかった。渋谷に仕掛けたライブカメラだったりして。都響は思ったよりよかった。何より(日本のオケにしては)金管が充実していて、安心して聞いていられた。歌手はアイーダとアモナスロ以外は苦しい。でも話題のキャサリン・ネーグルスタッドも、声の質がいまひとつ好きではない。第一声を聴いて、「ちょっと変わった声ね」と思った。カウンターテナーみたいといおうか。ときどきそう思うときがあるものの、表現力はあって、アイーダとして存在感があったと思う。カーテンコールにコンビチュニーが出てきて、ブーイングにうれしそう(?)。すんなりブラヴォのみの反応だったら、きっと逆に理解されていないと思ったに違いない。そう思う限り、今後もオペラをいじくるんだろうな・・。いつも思うことだけど、コンビチュニーに小学生を連れてくる親がいて不思議だ。
2008.04.19
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数か月準備してきたプロジェクトのプレゼンが終了し、無事予算を獲得。一気に力が抜けた。ここのところの睡眠不足が祟りもうろうとしてきたので、残業しないで会社を後にした。でも・・・そうだ!先週末に行けなかった「魔弾の射手」に行こう!と思い立ち、初台で下車。自宅と勤務先の間の路線の途中に新国立劇場があるっていうのも、こういうときは便利ではある。【指 揮】ダン・エッティンガー【演 出】マティアス・フォン・シュテークマン【オットカール侯爵】大島幾雄【クーノー】平野忠彦【アガーテ】エディット・ハッラー 【エンヒェン】ユリア・バウアー【カスパール】ビャーニ・トール・クリスティンソン【マックス】アルフォンス・エーベルツ【隠者】妻屋秀和 【キリアン】山下浩司【花嫁に付き添う四人の乙女】鈴木愛美、田島千愛、高橋絵理、中村真紀【ザミエル】池田直樹【合唱指揮】三澤洋史【合 唱】新国立劇場合唱団【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団音楽でなく「隠者」の芝居から始まるなんて違和感がある。それに、この段階では、「隠者」も悶々として頼りなさげ。違和感があったのはこの始まり方と、PAを使ったザミエルのセリフのところ。そこだけ音の聞こえ方が違うので、やっぱり唐突。ドイツの森の暗くて深~い感じがよく出ている装置は悪くはなかったが、衣裳は(特に鹿の角が肩から生えている侯爵の衣裳)ははなはだ好みでない。オーソドックスという範囲の演出だけど、最後に「隠者」と「ザミエル」を対比したのはアニメチックなくらい安易だと思う。歌手はあまりインパクトなかった。今後誰がどう入れ替わって上演されても、今日のキャストがよかったなとは思わないだろう。アガーテとエンヒェン役への拍手が多かったが、それも今日のキャストの中ではそうかな、と思うレベル。エッティンガーがザクザクとリズムを刻んでいくのが音楽に合っていると思うが、東フィルのホルンにはまたしてもガックリ。いけないな。眠いと評価がキビシくなってしまう。1幕ではあやうく意識が遠のきはじめたし。でも、この演目は音楽が好き。もっと上演されればいいのに。そう言えば生で聴いたのは、数年前の演奏会形式が最後。メモをひっくり返したら、2001年の東フィルのオペラコンチェルタンテシリーズだった。ザイフェルトの存在感が(声も)大きかったな。チョン・ミョンフン指揮でマックスはペーター・ザイフェルト、カスパールがアルベルト・ドーメン、アガーテはマリア・シュニッツァー。このキャストでもう一度聴きたい。
2008.04.18
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ジュゼッペ・ジャコミーニが体調不良で「オテロ」に出演できなくなり、代わりにエルネスト・グリザレスが出るが払い戻しも受け付ける、とのメッセージが留守電に入っていた。残念。次の機会があるといいけど・・・。
2008.04.17
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【ベルリオーズ】幻想交響曲op.14【ワーグナー】楽劇「トリスタンとイゾルデ」から前奏曲と愛の死【ラヴェル】ボレロ(アンコール)【シューベルト】劇音楽「ロザムンデ」から間奏曲第3番【日本古謡(J.P.ベントゥス編)】さくら【ビゼー】「アルルの女」第2組曲からファランドールこの曲順は間違いかと思ったら、ホントに「幻想」から始まった。ケント・ナガノは、どちらかというと淡々と指揮するというか、余計なことをあまりしない指揮者だと思っていた。いや、もちろんパッションは感じるのだけど、やはりなんとなく日本人的。あけっぴろげでない情熱、みたいな。でも「幻想」は結構テンポをゆらしていて、へぇ~と思う。それに大編成だけあって‘壮麗’。でもド派手じゃない。そういった特質は「トリスタンとイゾルデ」の「愛の死」と、アンコールの「ロザムンデ」によく出ていた。オケは木管・金管が立派。うれしくなってしまうくらい。
2008.04.16
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カエサルの後継者、オクタヴィアヌスの治世=パクス・ロマーナ形成の時代を述べた3冊。なんか、カエサルシリーズの6冊に比べると、テンションが落ちる。武人出身の天才風雲児のカエサルに比べ、オクタヴィアヌスってば慎重派。そのせいか、彼を中心に取り上げた書物や映像作品というものにお目にかかったことはほとんどない。この本の作者の塩野七生ですら、ちょっと距離を置いたかのような描写をしている。あぁ、でもいろいろ参考になることはあるなぁ・・・。何に、とは言わないが。1つの時代が終わったので、そろそろ古代ローマへのマイ・ブームも終わりにしようかと思っている。
2008.04.15
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眠い。結局は2時間ほど仮眠したものの、ときどきTVに見入ったものの、ずーっと仕事をし、朝6時半に家を出て職場に向かった。あぁ、働きものだったんだ、私って。(単にコワイものがいろいろあるだけだけど。)そして今日は、昨日録画した「リンリー警部」第二話を見た。ほんとにスカパー様にはお世話になりっぱなし。貴族な警部は、プロポーズしたのに振りむいてもらえなかった女性に未練たらたらで、階級の気取りなんか感じない。イギリス英語がわかったら、発音の違いなんかでビミョーなところがあるんだろうか。労働者階級出者の部下の女性巡査部長が、言動の1つ1つで「あなたと私は違うのよ」と表現しているところも、興味深い。早く、警部の実家のマナーハウスを映してほしい。(確か原作ではそういうシーンがあったはず・・・)
2008.04.14
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今日は新国立「魔弾の射手」の予定だったのに行けなかった。なんと日曜なのに仕事三昧。オペラを犠牲にして仕事するって、年に3回とない出来事。来週の大きなプレゼンの準備ができてないのでビビっている。すべては自分のせい。自宅PCに向かい、半泣きでプレゼン資料を作っていると、当たり前だがときどきイヤ気がさす。そんなに集中力はない。そんなとき、録り溜めた映像を見たりしている。で、今日はNHK地上波で4月からはじまった「太王四神記」をニ話分見た。洋の東西を問わず、こういう王侯貴族大河ロマン(?)みたいなドラマが好き。おぉ、久々にヨン様主演。「冬ソナ」は見なかった(流行りすぎるものは何だかイヤ・・・)のに、そのあと映画「スキャンダル」を見て、ちょっとセクシィと思ったりした。あれから5年。でも、まだ第二話ではヨン様、もとい高句麗の王子様タムドクの少年時代なので、彼は出てこないのだが。四神(朱雀、白虎、青龍、玄武)も登場し、ローマのあとは東アジアなテイストがちょっと心地よかったりしている。
2008.04.13
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ソプラノ:パトリシア・プティボンピアノ :マチェイ・ピクルスキ ◆アーン「クロリスに」「懐疑の人」「葡萄摘みの3日間」「彼女の館のとりこになったとき」◆コープランド 歌曲集「アメリカの古い歌」第2集より「シオンの庭」「小さな馬たち」「チリガリン・チョウ」「河にて」◆ロザンタール「フィド、フィド」「動物園の年寄りラクダ」◆バーバー「この輝ける夜に、きっと」◆アメリカ民謡「私の愛しい人は黒髪」◆プーランク「ヴィオロン」「愛の小径」◆コレ「ラバ引きたちの人生」◆オブラドルス「花嫁はおちびさん」◆トゥリーナ「あなたの青い眼」◆ファリャ「七つのスペイン民謡」より「ムーア人の布地」「子守唄」◆モーツァルト「フィガロの結婚」よりバルバリーナのカヴァティーナ「失くしてしまったの」スザンナのアリア「早くおいで、美しい歓びよ」◆サティ「ブロンズの彫像」「ダフェネオ」◆アブルケル「愛してる」~アンコール~日本古謡「さくら さくら」オッフェンバック「ホフマン物語」よりオランピアのアリアカントルーブ 「オーベルヌの歌」より「羊飼いの娘よ、私を愛してるなら」ファリャ「アストゥリアーナ」アブルケル「愛してる」エンタイメント性あふれる舞台だった。むむ、知らない曲ばかり・・・とコンサート前は不安がよぎったが、なかなか楽しい。マラカスやらぶらさがった小さな鉄琴みたいなもの(なんというのかしら?)や、砂のはいった筒・・・小道具のような打楽器を効果的に使いながら歌う。ときどき(メモを見ながらだが)日本語のコメントやギャグ(?!)もはいるので、サービス精神もいっぱいある人なんだろう。でも、ステキなロングドレス姿とアメリカの曲はなんだかちょっと印象がちぐはくな気がした。好みとしては、プーランクやコレの曲がよかった。やはりフランスものと相性がいいんだろうか。本人は陽性な雰囲気だが、声そのものはそうでもないので雰囲気のある歌唱の方が合うと思う。私は生でははじめて聞いたのだけど、お隣にいた人たちはそうでもなかったようで「声が低くなった」と嘆くことしきり。でも、後半やアンコール曲を聴く限り、高い声が出ないわけではなさそうなのでちょっと太めのまろやかな声で声域が広いのだと思う。最後の「愛してる(ジュテーム)」という曲は超絶技巧の必要な華やかな曲だったが、これも小道具で巨大ポスターを抱えていた。それを広げると、徳永英明!対抗した男性ピアニストが持ち出してきたポスターは柴咲コウ!いいですけど。アンコールは本編よりさらにすばらしかった。「さくら さくら」は心に染みた。そして「ホフマン物語」のオランピアのアリアは圧巻。こんなのを聴いてしまうと、お笑いのあるこじゃれたコンサートもいいけど、全幕で聴きたいものだと切に思ってしまった。
2008.04.12
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「東京のオペラの森」は、今年でオペラ制作を中止すると発表された。今回の「エフゲニー・オネーギン」が最後。「最初からオペラ制作は4年の予定だった」とか。それは初耳。音楽祭は続くようだけど、オペラがなくなるなら、私の参加率は下がるかも。
2008.04.11
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最近はネット上で最低限の活動しかできてないので、ニュースに気付くのは遅い。パバロッティが2006年のトリノ冬季五輪開会式で歌った際に、「口パク」をしていたことが明らかにされた。やっぱりねーと思う。体調の悪さは周知の事実だったし、コンサートでの歌唱もキツかったし、あの閉会式での歌いっぷりはあやしかった。「‘口パク’じゃないかしら?」と疑う私に、友人はすごく怒っていたのを覚えている。でも、まあ不自然な感じではあったし、あまりに瑕疵がなさすぎてオカシイとも思った。今頃この件を自身の著作で明らかにした指揮者に、賛否両論の意見が交わされている。いい加減な私はまたしても「まあ、いいんじゃないの」と思う。ホントにそんなことをしなければ、明らかにされることすらなかったわけだから。
2008.04.10
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NHK衛星第二で第2シリーズを1日に4話づつ放送し、今日が最終回。残業して帰ってからこんなの見てるから、ここのところ睡眠不足なのだけど、TV番組って(特にアニメは)受け身でいいから、疲れているとついついハマる。この少女趣味なアニメがなんで気に入ったかというと、お約束どおりの美男美女のオンパレードと、主人公の少女をひたすら愛するイケメンな王サマという、女性が誰でもあこがれそうな設定に拠るところは大きい。それでも、私が子どもだった頃より変わったなーと思うのは、女の子が強くなったこと。なんでもこれは「セーラームーン」以来の傾向らしいが、「セーラームーン」は単に強い女の子だっただけで、男の子を従えたりしなかった。いまや、イケメンな王サマは涙なんか流しちゃう。一方、主人公は女性ながら、国試(中国の古代の科挙みたいなもの)を通って官吏になることを実現し、次々と行政上の問題を解決していく。名残惜しいので、レンタルDVDで第1シリーズの初めから借り始めた。当面はマイ・ブームかな。
2008.04.09
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やっと案内が届いた。ルグリと友佳理さんの組合せかあ・・・。複雑な気持ち。でも、やっぱりしっかり観に行こう。今年は夏休みが取れそうにないので、これくらいの楽しみがほしいものだし。
2008.04.08
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エリザベス・ジョージのミステリが好きなので、「リンリー警部」シリーズのTVドラマ化されたものを楽しみにしていた。いよいよミステリチャンネルでシリーズ放映開始。出演者ナサニエル・パーカー(トーマス・リンリー警部)、シャロン・スモール(バーバラ・ヘイバース巡査部長) 他原作エリザベス・ジョージ「リンリー警部シリーズ」伯爵の称号を持つリンリー警部と労働者階級出身の女性巡査部長のコンビ。アメリカ人作家でなければ、つまりイギリス人だと逆にありえない設定。ただ、主役のリンリー警部とヘンドリックス巡査部長のイメージは結構小説と違った。本格的ミステりーなのと、イギリス上流階級の生活の描写が興味深かったけど、以前読んだ内容を忘れかけているので、改めて読んでみようと思う。
2008.04.07
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[指揮]ジェームズ・レヴァイン[演出]ディーター・ドルン[出演]イゾルデ:デボラ・ヴォイトブランゲーネ:ミケーレ・デ・ヤングトリスタン:ロバート・ディーン・スミスクルヴェルナル:アイケ・ヴィルム・シュルテマルケ王:マッティ・サルミネン主役級の歌手には満足。今回のシーズンではロバート・ディーン・スミスで4人目のトリスタンだが、彼が代役に納まってよかった。このドアップ・音量でいまいちなトリスタンを聞きたくないし。彼の風貌は一昔前の宍戸錠をちょっと思い起こさせたけど、背も低くないし、太り過ぎてないし、イケメンではないもののアップにしても苦しゅうない(笑)。声も良く出ていたし、英雄っぽくてなかなか気に行った。あまり褒めてないように聞こえるかもしれないが、ワーグナー歌手にしては貴重だと言いたい。キャスティング担当のスタッフが、「METでこの役を歌えるのは世界でも10人くらい。いつも彼らがどこで何してるか把握している。(要はすぐに代役に呼び出せるように。)」と言っていた。今回のように、代役ハントに成功すると、その成果は大いにあったと思う!デボラ・ヴォイトはメインの歌手の中でも一段とブラヴォを浴びていたが、それだけのことはあったと思う。急なトリスタンの変更で、4人のうち誰ともリハーサルはしなかったとか。「今日キスする相手はあの人」と確認しとかないと間違えたら大変だ、とジョークを言っていたが、本番のみで主役って張れるもんなんだろうか。あの濃ゆいラブシーンがぶっつけとは流石だ(と変なところに感心する。)2人の従者であるミケーレ・デ・ヤングとアイケ・ヴィルム・シュルテもうまいなあと聴いていた。今回の特徴はカメラワーク。マルチスクリーンで遠景と近景が画面分割して映る。これまで、人物に寄り過ぎて撮影しすぎると思っていたし、かといって遠くから撮影されても映像の醍醐味は感じないので、まあよかったのではないだろうか。(でも、人によっては賛否両論だろうな。)演出・装置としては取りたてて言うべきことはない。でも、シンプルで動きの少ない舞台なので、歌手の顔の表情や感情表現が巧みでないと退屈する。R・D・スミスもヴォイトも役者のようで、このライブビューイングでは、棒立ちで歌ったり、能面のような表情の歌手はやれないな、と思ってしまった。なお、インタビュアーはスーザン・グラハムだった。的を得た質問で、こちらも知りたかったことを聞き出してくれてありがたかった。
2008.04.06
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一、将軍江戸を去る(しょうぐんえどをさる)徳川慶喜 三津五郎 高橋伊勢守 彌十郎 宇佐見常三郎 巳之助 間宮金八郎 宗之助 天野八郎 亀 蔵 山岡鉄太郎 橋之助二、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)武蔵坊弁慶 仁左衛門 富樫左衛門 勘三郎 亀井六郎 友右衛門 片岡八郎 権十郎 駿河次郎 高麗蔵 常陸坊海尊 團 蔵 源義経 玉三郎三、浮かれ心中(うかれしんじゅう)栄次郎 勘三郎 おすず 時 蔵 大工清六 橋之助 三浦屋帚木 七之助 お琴 梅 枝 番頭吾平 亀 蔵 佐野準之助 彌十郎 太助 三津五郎 伊勢屋太右衛門 彦三郎久々に歌舞伎座へ。お目当てはすごい組合せの「勧進帳」。そういう人は多いのか、「勧進帳」後は帰った人も。「将軍江戸を去る」は、徳川慶喜が江戸を去る最後の一晩の微妙な心理劇として秀逸。ほんとに江戸を出る、最後の一歩のあたりで息を飲んでしまった。いよいよお待ちかねの「勧進帳」。はじめて配役を見たときに仁左衛門が弁慶をやるのか!、とびっくりしたのも当然かも。東京で演じるのは21年ぶりとか。その次に玉三郎が義経っていうのもありなの?と思い、最後に勘三郎が富樫って・・・???と思ったものだった。観た感想としては、まさしく事前に感じたとおり。今日は2階1列目中央という、(職場の同僚の奮闘による)すばらしくVIPな席で花道もよく見える。仁左衛門サマは、目元に涼やかな色気を感じる弁慶で、オペグラでUPで見続けてしまう。玉三郎の義経はやっぱり女性的な感じがした。ただ、勧進帳での義経は最後以外はほとんど動かないので、なんだかもったいない。富樫の勘三郎は、違和感があったのは事実。義経&弁慶の主従関係に感涙しそうになる富樫が、顔を上げて涙をこらえるところがあるのだけど、演技がマンガチックなので、客席から思わず笑いがもれていた。もっと端正な動作の方が、山伏姿の面々との対比が鮮やかになると思うのだけど。すごいな・・・と思ったのは「勧進帳」でほとんど出ずっぱりだった勘三郎が、15分の休憩後、「浮かれ心中」の主役の栄次郎として、また出ずっぱりになったこと。宙乗りもあるとのことだったし、面白そうだったが、咳が止まらなくなり(まだ完治しない)、この演目の途中で歌舞伎座を出た。華やかで盛りだくさんの今月の演目だった。
2008.04.05
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新年度になって、仕事は一段落するかと思いきや、仕事範囲と抱えるメンバーが増えたので、やっぱり忙しい。お昼休みにまで打合せがセッティングされ、9to21時の間はほとんど席に戻れない。とばすと持たないかも。ところで、たった今、二期会「ワルキューレ」の放送を見終わった。映像だと声量は気にならないけど、歌い方のクセとかははっきりする。残響効果がはたらきにくいせいか。ジークムントの成田勝美さんとフリッカの小山由美さん。しゃくり上げるような歌い方のときがあって、すごく気になった。あのウスバカゲロウの羽のようなのを付けたワルキューレも、UPで見ると不気味。最近は4階や5階でしか舞台を見ないので、こうやってTVで見ると新鮮というか、アラが見えて仕方ない。思ったより早い時期の放映だったので、どうも生の舞台と比べて辛辣になっていけないな・・・。
2008.04.04
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残業に嫌気がさして、ちょっと休憩がてら書店に行き、ようやく『DDD 5月号』をゲット。なんたって、オフィスの周囲には書店がいっぱいある土地柄。月刊化されてうれしかったけど、ダンスが全般的に好きなわけでは(特にストリート・ダンスとか)ないので、なんだかバレエ以外のダンス比重が高くなった気がして少々つまらない。今月は特にそうだなーと思いながら、最後まで一気にページをめくったら、「きゃん」と思わず声を出した。「永久保存版!パリ・オペラ座連続特集vol.1 マニュエル・ルグリ」どこが永久保存版なのかわからないけど、今月号から順に8人のエトワールが登場するのだとか。もっと早く入手すればよかった。そういえば内容はもうあちこちのブログで紹介されていたから特には触れないけど、それでも全文ちゃんと読めてよかった。インタビューのコメントには、通訳やライターの手が入っているとは言え、彼のコメントにあふれる人生とバレエへの真摯な姿勢がとても好き。引退後のことを聞かれ、「パリ・オペラ座で28年間踊ってきたわけだし、辞めても何かできる力が僕にはあると思う」と答えたところはそのとおり!と思った。バレエにしろ何にしろ、短いキャリアをあちこちで少しづつ積み上げる(積み上がるのか?っていうのもあるけど)人って信用できない。バレエ・ダンサーよりは息長く仕事をしないといけない一般ピープルな私は、まじめに働かなくちゃ!と休憩を終えてまた残業タイムに突入することにした。
2008.04.03
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これで最終話。だんだんとオクタヴィアヌスが、‘らしさ’を発揮してきた。クレオパトラが、円満に会談した後、自殺したくなったほどの威圧と怜悧。居丈高だった彼の母親も、いまや優しく見えるほど。結局オクタヴィアヌスが主人公だったのかしら。「ローマ人の物語」を読んでおいてよかった。なんでさんざん戦役をしておいていまさら‘凱旋式’なのかとか、称号としてもっとエラソーなものもあるのに‘第一の市民’と呼ばれることを選択したのか、などはTVドラマを見ている限りではわからない。軍人であるより政治家として優秀だったオクタヴィアヌスには、彼について書かれた伝記などは少ないようで、彼が主人公の映画なども観たことはないから、なかなか貴重。それにしても、エジプトのシーンが多いこのvol.11は映像が鮮やかで、セットや衣裳にかなりのコストをかけたであろうことがいままでになく実感できた。R15なのは殺人シーンがリアルだからか。それよかR18的なな性的描写が多くて、やはり生々しくリアルなんだけど。結構興味を持って見続けたシリーズで、こうなったらパックス・ロマーナの頃までストーリーを続けてくれればいいのにと思う。
2008.04.02
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この11~13巻で、カエサルは軍とともにルビコン河を越え、政敵ポンペイウスを倒し、覇権を握るも、14人の元老院議員に殺害される。そして、後継者に指名されたオクタヴィアヌスと、カエサルの右腕だったアントニウスがぶつかり、アクティウムの海戦で決着がつく。実を言うとTVドラマ「ROMA」は、あまりにナチュラルにこれらの激動の時代が描かれているために、TVを見ながら何かしていないと気のすまない私は、何がきっかけでポンペイウスが劣勢になったのかとか、どうしてオクタヴィアヌスとアントニウスが争うことになったのかとかがつかめなかった。塩野さんの著書みたいに、繰り返して強調されないと理解できないこともある。特に西洋史の詳細が頭に入っているわけではない日本人にとっては。、著者の塩野さんは、ちょっと主張から離れて当時の風習や考え方を説明してくれるところがあるが、それがあって「あぁ、ドラマのあのシーンにはそういう意味があったんだなー」とか思う。そういうことが何回もあるので、もしかして欧米人には、日本の源平の争い並みに浸透している歴史的事実の一連なのかも、と思ってしまった。13巻までのところでは、ついにバトンをタッチされたオクタヴィアヌスの、若さに似合わぬ冷徹ぶりがそろそろ明らかになってきて、TVドラマと同期した展開だけにこの先が楽しみになってきた。
2008.04.01
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