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先日のウィーン国立歌劇場の引っ越し公演と同じプロダクションなので、放送を機に今一度観てみた。あ・・・これは以前にもクラシカジャパンで見たことがあった。今頃思い出した。先日の引っ越し公演のときも、なんかデジャブだと思ったものだ。[出演]バルバラ・フリットリ(フィオルデリージ)アンゲリカ・キルヒシュラガー(ドラベッラ)モニカ・バチェッリ(デスピーナ)ミヒャエル・シャーデ(フェルランド)ボー・スコウフス(グリエルモ)アレッサンドロ・コルベッリ(ドン・アルフォンソ)[演出]ロベルト・デ・シモーネ[美術]マウロ・カロージ[指揮]リッカルド・ムーティ[演奏]ウィーン国立歌劇場管弦楽団及び同合唱団[収録]1996年アン・デア・ウィーン劇場同じプロダクションで、メインキャストの3人は同じとは言え、12年前の映像だとそれなりに印象が違う。歌手はこの1996年のときの方が勢いがあったと思う。比べてしまえば・・・ということで、先日も結構堪能したのだけど。公演のダルカンジェロもよかったのだが、スコウフスは役者度が上でさらに魅せる。シャーデは面変わりする(?)前のスマートでハンサムな風貌で、繊細なグリエルモに比べれば繊細なフェルランドが似合っていた。女性陣はあまり変わらないなあ。すばらしい。上野の文化会館では‘こじんまり’と思えた装置も、アン・デア・ウィーンならピッタリだった。
2008.10.31
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コンサートもいいけど、盛りをすぎないうちに(失礼!)ナタリー・デセイの全幕のオペラを日本で観たいと思っていた。やっと!という気持ち。http://news.pia.jp/pia/news.do?newsCd=2008102900032010年に「トリノ王立歌劇場」(テアトロ・レッジョ)が初来日公演し、『椿姫』にナタリー・デセイやマシュー・ポレンザーニ、『ラ・ボエーム』にはバルバラ・フリットリやジュゼッペ・フィリアノーティが登場する。音楽監督はジャナンドレア・ノセダ。今月、3回も彼の公演に通ったご褒美かな♪
2008.10.30
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またまた、ノセダだった・・・。今日はアンスネスのラフマニノフがお目当てだったのだが、今月は3回も彼の指揮でN響を聴くことになった。ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18レスピーギ:ブルレスカ op.59ラフマニノフ(レスピーギ編曲) :5つの練習曲「音の絵」(アンコール)ドビュッシー:前奏曲集第1集より第7曲「西風のみたもの」指揮 ジャナンドレア・ノセダ出演 レイフ・オヴェ・アンスネス(Pf)ラフマニノフの3番から2番に変更になってたけど、この2番も結構好き。(決して‘のだめ’の真一クンが弾いていたからではありません・・・。)アンスネスは確実な打鍵でありながら、豊饒さも感じさせる弾きっぷりで、好感度高い。私は弾き崩すタイプのピアニストは嫌いだし、かといって面白みのないほどきっちり弾いていただいても(誰とは言わないけど)退屈してしまう。アンスネスの最近も評判を耳にし、久々に足を運んだのだけど、私好みの演奏だった。(決してイケメンだからではない。。。)こんな演奏を聴けるのならP席じゃない方がよかったな。あっという間に完売だったところを、ひょんなことから譲っていただき、やっと聴きにこれたので文句は言えないが。こんどのNHKの放映でまた聴いてみよう。ノセダはP席で聴くには熱すぎる。声を出す指揮者は多いが、「クワッ」とか「ハッ」とかだけでなく、最後の「音の絵」では「ウゥーッ!」とか大声で唸っていた。弦の首席は大変だろう。その身振りと、挙句の果ては外見(どことは言わないけど)まで師匠のゲルギエフに似てきたノセダ。紡ぎだす音に‘色’を感じるのも似てる。ラフマニノフの「音の絵」は、ムソルグスキーの「展覧会の絵」をラヴェルに編曲させてその成功に味をしめたクーゼビッキーが、レスピーギに編曲を依頼したものだとか。結果は、聴衆もクーゼビッキーもラフマニノフも落胆したらしい。今月はN響と「展覧会の絵」も演奏したノセダのプログラミングは興味深い。「音の絵」もノセダのオペラティックな棒にかかると結構面白いが、もともとは地味目な曲で、あながちレスピーギのせいで人気が出なかったとも思えないところはある。
2008.10.29
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映画(「帝国オーケストラ」)の試写会に行くはずだったが、チケットを譲ってもらったので、かねがね興味があったこのコンサートに向かう。[出演]エルヴェ・ニケ(Cond)、ル・コンセール・スピリテュエル・ダンドリュー:戦争の描写・ヘンデル:組曲《水上の音楽》第1組曲 HWV348/第2組曲 HWV349・ヘンデル:《合奏協奏曲》第4番op.3-4、第5番op.3-5からの抜粋・ヘンデル:組曲《水上の音楽》第3組曲 HWV350・ヘンデル:組曲《王宮の花火の音楽》HWV351[アンコール]・ヘンデル:組曲《王宮の花火の音楽》HWV351より「歓喜:アレグロ」大人数&大音量のフランス・バロック音楽ということで(身もふたもない?)前評判の高かったコンサート。《水上の音楽》も《王宮の花火の音楽》も豪奢に演奏するのが似合うと思うので、楽しみだった。演奏直前に楽器を持ってオケのメンバーが現れると、んん?見たことない楽器がある・・・。あまりバロック音楽のコンサートには行かないので、古楽器はほとんど知らない。あの薙刀みたいな大きな管楽器は何???パンフによると2人配置されてたのはコントラバスーン。でも・・・よく見かけるのはああいう形状ぢゃなかったと思ふ。トランペットもホルンもオーボエも、今使われている楽器と違ったけど、パンフに説明があったので納得。古楽器そのままかと思ったけど、そこは妥協的措置をほどこしての復刻版の楽器なのだとか。管楽器はすべて立って演奏される。トランペットとホルンは右手で楽器を保持し、左手を腰に添える‘オーセンィック’なポーズでかっこいい。1つ納得したことがあって、以前CDで《水上の音楽》を聴いたとき、金管のあまりの音程にあきれてしまったのだけど、今回もまさしくなかなかの音程(!)で聴かせてくれた。そしたら、パンフに「バロック時代には演奏家も聴衆も金管楽器の音程に関してコンセンサスを持っていたのではないか」という意見が載っていた。なるほどねー。自分で音程を作り出す楽器だし、時代を遡れば、こういうものだったのかもねーと妙に納得した次第。あまりに大らかで、ある意味イケイケな演奏で楽しかった。ただ、いつものコンサートと違ってイベント的に自分でとらえていたと思うし、そういう祝祭的な演目でもあったと思う。
2008.10.28
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バレエの雑誌って通勤電車の中で読みふけると違和感たっぷり(笑)。DANCE MAGAZINE (ダンスマガジン) 2008年 12月号 [雑誌]「椿姫」の特集が読み応えがある。だが、朝の通勤電車の中では、私は9月の東京バレエ団の「ジゼル」の巻頭特集にドップリ浸った。ルグリの写真を見てうっとり。髪が短くて若々しかったわ。ルグリのインタビューで「友佳理は『ジゼル』という作品はこうあるべきだというはっきりした考えを持っている。一方、領子はとても穏やかでオープン。」というコメントがあって、笑ってしまった。今回の友佳理さんのジゼルも悪くはなかったけど、誰が相手でも引かない彼女が目に浮かぶ。小出領子さんのインタビューの『ジゼル』に関するコメントも面白くて、ルグリからはいろいろ教えてもらって「細かすぎてごめんね」と言われ、マラーホフからは「そのときの感情によって、ぼくは違うリアクションをとる」と言われていたら、実際にリハーサルと本番では違った・・・なんて、どっちもらし過ぎてこれまたおかしかった。他に興味深かったのはリアプコと三浦雅士さんの対談。キエフからハンブルクへ移った経緯がよくわかった。リアプコはテクニックは確かだが、今ではロシアのダンサーだとは思えないほどノイマイヤーの薫陶の成果を感じる。「ニジンスキー」はとてもすばらしかったけど、あの当時彼のことをあまり知らなかったので、今一度見てみたいな。
2008.10.27
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今年の投資第二弾。風邪がいまだに治らなくて(実は夏からずっと続いてる!)、咳が出ないようにしっかり薬を飲んだら、1幕最後の囚人のお庭の散歩あたりから記憶が薄れてしまった。高いチケットだからと言って緊張感は続かない・・・。指揮:小澤征爾演出:オットー・シェンク美術:ギュンター・シュナイダー=シームセン衣裳:レオ・ベイ合唱指揮:トーマス・ラングフロレスタン:ロバート・ディーン=スミスレオノーレ:デボラ・ヴォイトドン・フェルナンド:アレクサンドル・モイシュクドン・ピツァロ:アルベルト・ドーメンロッコ:ヴァルター・フィンクマルツェリーネ:イルディコ・ライモンディヤキーノ:ペーター・イェロシッツ第1の囚人:ウォルフラム・デルントル第2の囚人:ヒロユキ・イジチ ウィーン国立歌劇場管弦楽団ウィーン国立歌劇場合唱団小澤さんはお元気そうだった。でも、ウィーン国立歌劇場管のオケとは言え、ところどころ危なっかしいところがあった。第二幕の第一音の弦の弱音で思わず涙ぐむほど感動したのに、次の金管の音で思いきり感動が覚める、とかいうような。歌手と合わないところが散見されたけど、歌手の方で合わせていたような。だからと言って、細部をどうのこうの言うようなレベルではもちろんなく、第二幕は思いきり最後のハッピーエンドに向けて盛り上がった。歌手は「コシ」ほどの、とびぬけた個人の力量もアンサンブルの妙も感じないが、フロレスタンのロバート・ディーン=スミスはなかなか通る声でよかった。第二幕の初めの彼は印象的だ。デボラ・ヴォイトは、強制的なダイエットの甲斐なくまた太ってきたようだが、もちろん以前ほどの巨体ではない。しかし、彼女の場合、声は体型との相関が高いようで、現在でももちろん声量はあるけどその‘張り’は依然ほどではないと思えた。しかし、そうは言ってもここでも総じて歌手のレベルは高く、オケとともに終盤に向けて盛り上がっていく。プロダクションは1970年以来のものだが、古さを感じない普遍性のあるものとも言えるが、ほんとに何の変哲もないので、オケも歌手も「コシ」ほどの完成度でないと、ウィーン国立歌劇場の引っ越し公演を観た、という醍醐味に欠ける。(まあ、贅沢な言い方かもしれない。でも、お金かけたもので・・・。)この日はウィーン国立歌劇場日本公演の通算100回の日だったようで、終演後は舞台上にオケのメンバーも乗っかり、ホーレンダー総裁・NBSの佐々木氏が恒例の鏡割りを行い、皆に樽酒をふるまっていた。舞台上方には「ウィーン国立歌劇場日本公演 祝通算100公演達成」の横断幕。オペラの感動もそこそこに、イベントとして盛り上がり、そこに小澤さんへの声援のようなものも多分にまじっていて、そういう総合体としてまずまずの日だった。
2008.10.26
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私としては、今年一番の投資(?)案件。単に今年の舞台通いの中で一番高いチケットだ、というだけだけど。ムーティがスカラを辞してから、もう彼が指揮するオペラを日本で観ることはないかのように思いこんでいたので、久々に期待でわくわく。(もちろん、ティーレマンの「マイスタージンガー」に未練はあるけど。)指揮:リッカルド・ムーティー演出:ロベルト・デ・シモーネ美術:マウロ・カロージ衣裳:オデッテ・ニコレッティ合唱指揮:トーマス・ラングフィオルディリージ:バルバラ・フリットリドラベッラ:アンゲリカ・キルヒシュラーガーグリエルモ:イルデブランド・ダルカンジェロフェッランド:ミヒャエル・シャーデデスピーナ:ラウラ・タトゥレスクドン・アルフォンソ:ナターレ・デ・カローリス ウィーン国立歌劇場管弦楽団ウィーン国立歌劇場合唱団ロベルト・デ・シモーネの演出は、今では珍しいくらいオーソドックスな演出。こういうのもたまにはいいなあ、と思う。(普通は逆かも)それもこれもやはりムーティの指揮が雄弁で、これだけ歌手が揃っているからこそ、歌手が正面向いて棒立ちで歌うのもいいかな、と思うのだ。ムーティは、記憶にあるヴェルディのオペラのときのようには振らない。それはお年のせいか(失礼!)、指揮の進化かわからないけど、モーツァルトに寄り添っているような感じ。レチタティーヴォになると、よりテンポが落ちるので、聴かせようとしているのがわかる。でも、パンフレットを読んでいたら、若かりし頃、カラヤンに「レチタティーヴォのところが遅い」と指摘されたと書いてあったので、もとからそうだったのかも。今度DVDで確かめてみよう。歌手は、今「コシ」を観るなら最高の布陣と思う。私は特にフリットリの歌い方が好き。ふわっとした高音への移行とか。ダルカンジェロは「美声だけど押し出しは強くない」と思っていたけど、なかなかどうして、今回のグリエルモは低音が響き渡る。(カザロヴァのカルメン・・・よく考えたら‘お堅そう’と思って、まだ先行予約とかしてないが、エスカミーリョのダルカンジェロをも一度聴いてみようかな、という気になってきた。)キルヒシュラーガーが多少声の艶が落ちたような気がしても、シャーデがちょっと不調のような感じがしても、もちろん聴きごたえは十分。デズピーナのラウラ・タトゥレスクもなかなか声が出ていたし、演技も現代的で達者だった。こうして揃うと、カローリスがやはり線が細いが、これくらい上品で哲学者的なドン・アルフォンソもありかと思う。ほんと、久々に充実した舞台だった。
2008.10.25
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夏に録画できなくなったまま、再生機能だけでしのいできたマイDVDレコーダー。ついに我慢できなくなったのと、録り溜め(&放置)してきたDVDメディアをファイナライズする作業が終了したので、新品に入れ替え。毎年修理しながら延命してきたけど、4年経ってない気がする。購入した家電量販店の人に言わせると「2~3年で壊れるもんです」。そういうものなんだ・・・。このサイクルなら、ブルーレイは次の機会にすることにした。まだ私には値ごろ感がない。DVDファイナライズに追われ、VHS→DVD移行まで手が回らなかったので、VHS機能付き(これも今回までだな)にしたら、数少ないその機種は録画端子が1つしかなかった。CATV(マンション単位で加入)とスカパーを入れてるので、両方録画できないと困るんだけど。結局、どちらかに切り替えるたびにつなぎ直すことになった(泣)。お店の人は「両方録画できる」と言ってたのに。カタログをちゃんとチェックしなかった方も悪いんだけど。機械にメチャ弱いので、自分でこれ以上解決できない。お店にまた相談してみよう・・・。今度はHDMIケーブルでちゃんとつないだし、画質がアップすることが当面の利点で、オペラやバレエの放送を録画する楽しみは増えた、かな。
2008.10.24
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年に数回あるが、平日の舞台通いはリスキー。ほんとは「ハイドン歌劇《騎士オルランド》」に行く気だったのに、そのための時間は残業で潰れた。。。疲れて帰宅した後、DVDレコーダーも録画機能が壊れてると知って友人が録ってくれた「REX~ウィーン警察シェパード犬刑事~」の最終回を見る。REX・・・超カワイイ。彼もシリーズがすすむに従って演技力をUPさせている。今回の放送の冒頭で、彼はソファでTVを見ている。飼い主のモーザーが掃除を手伝えと言っても知らんぷり。モーザーにTVのスイッチを切られても、自分でTVのリモコンのスイッチを入れてしまう。パンを買いに行った帰り、侵入者のあやしい雰囲気に立ちすくむREXの表情がビミョーでこれまたかわいい。その侵入者に麻酔銃(?)で撃たれたときの演技もさすがだ。もう最終回というのが悲しくて、どこかに情報がないかなあとか、DVDがあれば買うのに・・・とか検索していたら、モーザー刑事役のトビアス・モレッティの情報もひっかかってきた。ちょっとメタボな感じはするけど、イタリア系なセクシーさがイイわぁと思っていたところなので、レンタルで探そうかな。「アドベンチャーズ(2007)」「ヒトラーの建築家 アルベルト・シュペーア(2005)」「ギルティ(2004)」「ミス・ダイヤモンド2/M:D-2(2001)」・・・でも舞台の方が多いのよね。あれ?「ツァイーデ」「にせの女庭師」・・・ってDVDがある。モーツァルトのオペラだわ。歌手じゃないはず・・・あ、演出家(オーストリアの俳優)として紹介されてる。同じ人かなあ。ドイツ語ばかりで追究できず、気になって仕方ない。REXに始まり、モレッティのバイオグラフィで帰宅後の時間をほとんど使ってしまった。
2008.10.23
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あ、またノセダだわ。サラ・チャン目的だったので、忘れてた。以前、フィラデルフィア管のドキュメンタリー映画を見ていたら、ヴァイオリン奏者が「サラ・チャンが客演したとき、あぁ才能が違うんだ、と思った」とか言ってたのを思い出したのでチケットを取ったのだった。ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 作品26ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」(アンコール)チャイコフスキー:「くるみ割り人形」よりトレパーク指揮:ジャナンドレア・ノセダヴァイオリン:サラ・チャンサラ・チャンは情熱的。二胡のように微妙に音がゆれて、さんざん聞いたブルッフのVn協なのに、エキゾチックな趣きがする。演奏も魅力的だったが、エメラルド・グリーンの人魚のようなドレスがステキで、オペグラから目が離せなかった。「展覧会の絵」が題名のまま、歩きながら見た絵の印象で作曲されているのだとは知っていたが、10枚の絵がそれぞれどんな絵かイマジネーションできる演奏だった。ストーリー性を感じるというか。ノセダはオペラティックなので、そういう造形がお得意と思う。
2008.10.22
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「犠牲の先に夢がある~ロシア国立ペルミバレエ学校~」~2008年 ノルウェー ファクションフィルム/デンマーク DR制作~マリインスキーの若きバレリーナ、オクサーナ・スコリクが入団前、ペルミ・バレエ学校で厳しい練習に明け暮れた日々を追ったドキュメンタリー。人に教えてもらってこの番組を観たのだけど、バレエにフォーカスするというより、「夢を追い求めるために犠牲を厭わない」子どもを追っかけたというところ。バレエという世界の特殊性が、この芸術に興味を持たない人にはわかりにくいんじゃないかな。この取材内容に共感を持ちにくいだろうと想像する。そういう意味では、この一連の特集の他の日のテーマの方が、私ですらより関心がある。●シベリアの移動する遊牧民族における教育●ネット犯罪に狙われる子どもたち●イギリスで増えている10代の拒食症患者●ドイツのエリート教育の功罪登場するオクサーナは体型の美しいダンサーだと思ったが、15才のとき身長165センチで体重38キロだったという。それでも自分が下半身太りだと信じているところは、すでに病気っぽい。周囲の生徒たちとうまくいっていないのも、彼女自身のせいのように思える。(ドキュメンタリーの内容からは)だから、「追求する夢を持っているから苦労している」というように普遍的な事象として受け取れなかった。それでも今はマリインスキーの団員だそうで、まあよかったな、と思うのだが。
2008.10.21
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典型的な英雄物語。「エルリック・サーガ」の話が入り込んできていて(それに若干、観念的でもあるし)、何回も同じところを読みなおすほど困難に感じてきている。それに比して、このホークムーンシ・リーズの第1作はストレートに楽しめた。このシリーズは四部作なので、しばらくはまた浸れそうだ。新版も出ているが、表紙絵はこの旧版の天野喜孝さんのが断然雰囲気がある。
2008.10.20
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そう、今月はまるで「指揮者で選ぶコンサート月間」なのだった。プレトニョフのイケイケな指揮を期待しつつオーチャードへ。指揮:ミハイル・プレトニョフチェロ:ルイジ・ピオヴァーノ■ ドヴォルザーク/スラブ舞曲集より■ ドヴォルザーク/チェロ協奏曲 ロ短調 op.104■ ショスタコーヴィチ/交響曲第9番 変ホ長調 op.70最初の出だしから「え?どうしちゃったの?」と思う。プレトニョフにしては遅い。まあいいんですけど。周囲では「これってアンコール用の曲だと思ってた」。そうではないと思うけど・・・コンサートが終わったような感じがするのは事実。「スラブ舞曲集‘より’ってどこをやるの?」パンフ見ればわかるとは言え、なんだかどうでもよさげな扱いだと思った。けどこれって、出版社の我々が雑誌の空きページを埋めるネタの‘埋めくさ’みたいだわ。チェロコンのチェロはあまり伸びがなく、第一楽章あたりは音が途切れて聞こえないところも。(ホール3階最後列のせい?)最終楽章ではやや持ち直した。アンコールは「赤とんぼ」。(作曲 山田耕作:編曲者不明・・・見てないがホールには掲示があったかもしれない)ソロで旋律を弾き、チェロパートの奏者がバックに付いた。チェロコンよりこっちのがよかった、というのが私の正直な感想。ショスタコの9番はあまり聞いたことがなかったけど、軽妙で面白い。戦勝記念と考えていた当時のソ連首脳が怒ったのもわかる気がする。「勝ったぞ~!」という気分には、全然合わないもの。命を懸けたシニカルさだわ、と変に感心していた。ファゴットのソロも頑張っていたし、チェロ・コンよりははるかによかったが、プレトニョフらしかったのかよくわからない。
2008.10.19
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ノセダは、来日したら必ず聴きにいくことにしている指揮者。なので、あまりプログラム内容を気にしなかったのだが、なんと昨日と同じショスタコのチェロコンが含まれていた。スメタナ / 交響詩「ハーコン・ヤール」作品16ショスタコーヴィチ / チェロ協奏曲 第1番 変ホ長調 作品107《アンコール》JSバッハ:無伴奏チェロソナタ組曲第2番より「サラマンド」メンデルスゾーン / 交響曲 第3番 イ短調 作品56「スコットランド」指揮:ジャナンドレア・ノセダチェロ:エンリコ・ディンドNHKホールの3階にまで音が十分に飛んでくるディンドのチェロは、かなり音量があるに違いない。えらくはっきり聞き取れる。ラフな弾きぶりが、昨日のモーザーとは趣が異なるが、こっちの方が好みかな。ただ、チェロと絡むホルンはいまいち。これは東響のが断然よかった。アンコールのバッハも情緒的。音量大きいけど細やかで、ようございました。ノセダは爆演型だと思っていたが、抑えめというか肩の力を抜いたような指揮だった。多少そろわないところはあったものの、詩情のある「スコットランド」には合っている。先日のソキエフとの公演以来、N響を見直している私が、「あぁやっぱりN響ってうまいんだ」(失礼!)と思うところが多々あった。弦や木管の音には聴きほれていてもさらにハッとするところがある。
2008.10.18
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キタエンコだけが目的だったので、いつものとおりP席。チェロコンをちゃんと聴くためには、舞台を前から見る席にすればよかった、とモーザーの演奏を聴きながら思った。指揮=ドミトリー・キタエンコチェロ=ヨハネス・モーザー シューベルト:イタリア風序曲 第1番 ニ長調 D.590ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲 第1番 変ホ長調 作品107(アンコール)バッハ:無伴奏チェロ・ソナタ第1番からサラバンドチャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ短調 作品64チェロのモーザーはNYフィル(withマゼール)と来日したらしいが、私は行ったんだっけ・・・?どっちにしても記憶がない。正確なテクニックだなあと思ったが、このチェロコンをそんなに聴いたことがなかったので、モーザーのテクニックなのか、この曲の特徴なのかよくわからずに全体に面白く聴いていた。ショスタコのシニカルさが表出していて興味深い。ホルン(首席のジョナサン・ハミル)との掛け合いがすばらしい。東響は金管が結構イイ。第三楽章のカデンツァもお見事。アンコールのバッハの無伴奏は、よく聴いている曲なのに、なぜか別の曲のような感じがした。鋭角な演奏だったせいかしら。後半が目的のチャイコ。キタエンコはこの曲を自家薬篭中のものとしている。彼の指揮から音が紡ぎだされていると感じる。東響もよく付いていって、コンミスの大谷さんがのけぞってヴァイオリンを弾きこなす姿が印象的。最終楽章の盛り上がりはすばらしかった。
2008.10.17
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なぜか社内で教えてくださる方があり(もちろん私のブログの存在は会社の人には教えてないのだけど)、社内でも「あの人はルグリのファン」として知られていたのね、とびっくり。すでにいろんなところで話題ではあったものの、料金を聞いてさすがに戸惑っている。ディナー付きで40,000円かあ。「行ったら感想を教えてね(私は行かないけど)。」ってあなた。ホテルのディナーショー形式だとしたら、一人でもOKなのかしら。すでにルグリの顔が浮かんで悶々としている。そんでもって毎日どうしようか考えてる。残酷だわ。ボーナス後の支払ならいいのに、とか貧乏くさい発想の私でした。
2008.10.16
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演出に関しての噂はとっくに耳に入っていて、事前の心構えはできてたけど。。。【トゥーランドット】イレーネ・テオリン【カラフ】ヴァルテル・フラッカーロ【リュー】浜田 理恵【ティムール】妻屋 秀和【アルトゥム皇帝】五郎部 俊朗【ピン】萩原 潤【パン】経種 廉彦【ポン】小貫 岩夫【官使】青山 貴【クラウン】ジーン・メニング【合 唱】新国立劇場合唱団【児童合唱】NHK東京児童合唱団【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団【指 揮】アントネッロ・アッレマンディ【演 出】ヘニング・ブロックハウス幕が上がっても、舞台上で無言でのパフィーマンスが続くのは辛かった。劇中劇だということはわかったけど、それでも結局何が起きているのか、わからない人がいただろうと思う。劇中劇なので、芝居の舞台は天井が低く奥行きが浅い。3階の私の席からは、小さな箱の中で歌い演技するのが、せせこましく感じた。でも、そんなことよりも何よりも、合唱と指揮とオケがすばらしかった。合唱はいつものレベルを発揮してくれたと思うし、オケは東フィルとは思えないほどの(!)金管の咆哮。アッレマンディの指揮の冴えがお見事。歌手はカラフのヴァルテル・フラッカーロとリューの浜田理恵がよかった。カラフはラクラク高音が出て力強く、ラ・スコーラよりよほどいい。ちょっと期待はずれだったのはトゥーランドットのイレーネ・テオリン。バイロイトのイゾルデとは思えない。演出はやはりリューの死の後の部分がわかりにくい。初めてオペラを見る友人が「トゥーランドットを観たい」というので、今回集中した3つの団体の中から新国立を勧めたのに、謝るはめになってしまった。「合唱がすばらしかったし、オケも頑張っていたでしょ?」と一応ゆっておいたが、彼女はもうオペラを観に行かないかも・・・。
2008.10.15
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「ぴあ」からお知らせがきて、今週末10/18にMETライブビューイングの「サロメ」(発売中)以外の演目チケットを発売するということだった。今シーズンは、1週間連続上演してくれるので、都合の良い日に当日券でもいいのだけど、そう言ってると結局行かなくなるような気がする。だとしたら、所詮それくらいの情熱ということなんだけど、それはそれであとでどうして行かなかったのかと空しくなったりもする。それに・・・アンケートに「早くに日程を発表してくれないから、他のコンサートとバッティングして観に行けないことがある」と何回もクレームを書いた記憶がある。私だけが思ったことではないだろうけど、ちゃんと年々運営が改善されているのだから、ここはこちらも反応せねば、と妙に律義な気持ち。それはそうと、今シーズンのMETライブビューの第一弾は「サロメ」で、現地上演はすでに進行中。カリタ・マッティラはフルヌードになったそうだ。でも、すでに放送されたライブビュー中継映像ではそれは写らなかったとか。例え欧米でフルヌード映像を流しても、日本ではもちろん写すわけがないとは思うのだけれど、男性の中にはガッカリする人も多いんだろうな。私はもちろんどうでもいい。というか、どっちかっていうとオペラ歌手の裸身はあまり見たくない(苦笑)。
2008.10.14
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もともとはカルメンはマリーナ・ドマシェンコ。「病気のため来日不可能」とかで(一説には手術後の回復がおもわしくないのだとか)、今日のカルメンは代役のユリア=モンゾンということになった。指揮 シリル・ディーデリッヒ演出 アルノー・ベルナールカルメン:ベアトリス・ユリア=モンゾンドン・ホセ:ルーベンス・ペリッツァーリエスカミーリョ:ミコワイ・ザラシンスキミカエラ:ブリギッテ・フール演奏 ローザンヌ歌劇場管弦楽団合唱 ローザンヌ歌劇場合唱団バレエ ルードラ・ベジャール・バレエ学校そんなにドマシェンコを楽しみにしてたわけではないので、別に代役でもまあいいか、と最初は思った。ベアトリス・ユリア=モンゾンという名前を聞くまでは。以前にユリア=モンゾンを聴いたときは、声量がないのと、声にクセがあるのが記憶に残っていた。今回はまた違うかもと思ったが、そんなに簡単には歌手の個性も変わらないものだ。特にカルメンは、低くて太い声でどちらかというと野卑なくらいのイメージを持ってしまっているので、お堅い感じだと何となくテンションが低くなる。ドン・ホセのルーベンス・ペリッツァーリ、エスカミーリョのミコワイ・ザラシンスキ、ミカエラのブリギッテ・フールがなかなかよく頑張っていたと思う。カルメンの歌手に違和感を感じたとはいえ、アンサンブルはまあまあだったのではないか。演出は・・・1階で観ればセンスのいいまとまりだったかもしれないが、5階で観ているとあまりに地味。なかでもひっつめ髪にした一層地味なカルメンは、群衆の中で探すのが困難だったので、今回はあまり楽しめなかった。文句言うくらいならもっと投資すべきなのかもしれないけど。バレエはルードラ・ベジャール・バレエ学校の生徒さんとか。酒場でのフラメンコと闘牛士役がそうかしら。キャスト表で知って、バレエシーンはオペグラを離せなかったが、生徒さんたちの個人名まではわからず残念。
2008.10.13
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N響を聴くのは1年に1回くらいになっている。NKKホールがあまり好きではないから、自然と足が遠のく。でも今回はサントリーホールだし、神尾さんを久しぶりに聴いてみようかなという気になった。チャイコフスキー国際コンクールで優勝したあとすぐは、飛びつくのがなんだかスノッブな感じがして聴きに行かなかったのだ。 リャードフ:魔法にかけられた湖 op. 62プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 op.63ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 op.47(アンコール)パガニーニ:カプリス第17番 変ホ長調 (ソリスト・アンコール)プロコフィエフ:交響曲第1番 ニ長調 op.25「古典的」から第3楽章 ガヴォット指揮:トゥガン・ソキエフヴァイオリン:神尾真由子管弦楽:NHK交響楽団ソキエフの指揮は初めて。リャードフは短い曲で、これまでのN響と違うなあと思いつつ、(少なくとも私には)よく掴めないまま終わる。プロコフィエフのVn協・・・神尾さん、すごく変容したと思った。私が彼女を聴いたのは数年前だから、そりゃ伸び盛りの彼女のことなので当然なのだが、とてもびっくりした!骨太な音も気に行ったが、何というかヴァイオリンが‘歌っている’。まるで女版ヴェンゲーロフ(誉め言葉ではない?)。低く腰をかがめて、ヴァイオリンを弾きこなす彼女を見て、これは今後目を離せないと思った。この後では、大曲ショスタコの5番と言えど、霞むのではないかと休憩前は思ったがそれは大きな間違い(うれしい誤算)で、N響らしからぬ(?)演奏だった。ここのオケって若い指揮者だと、何気に言うこと聞かない風情を醸し出していたものだが、しっかり統制された5番。ソキエフの功労なんだろうか。弦の重厚さと透明度もすばらしかったし、木管がもう美しくてハッとすることも多かった。迫力のある打楽器群。金管はホルンにはちょっと不満だが、トランペットとトロンボーンは、海外のオケのような強靭さを感じた。N響を見直した。(勝手に不当に評価を下げてしまってただけだとは思うけど・・・)ソキエフは来年トゥールーズ・キャピトル管と来日するらしいし、ウォッチしておこう。
2008.10.12
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内野さんがお目当て。シアタークリエは初めての劇場だった。まだ新しい。内野聖陽・・・エリオット(シビルの夫であり、アマンダの元夫)寺島しのぶ・・・アマンダ(ヴィクターの妻であり、エリオットの元妻)中嶋朋子・・・シビル(エリオットの新婦)橋本じゅん・・・ヴィクター(アマンダの新郎) 中澤聖子・・・ ルイーズ(アマンダ所有するパリのアパートのメイド)作・・・ノエル・カワード演出・・・ジョン・ケアード翻訳・・・松岡和子新婚旅行先で出会った2組の夫婦。その一方の夫とまた一方の妻は元夫婦で、再会後瞬く間にお互いをまだ愛していると気付き、手に手をとって駆け落ちする。その駆け落ち先のパリに、残された妻ともう片方の夫が共にやってきて・・・というストーリー。やけぼっくいに火が付いたのはエリオット(内野聖陽)とアマンダ(寺島しのぶ)。どちらも通常では考えられないほどエキセントリックで暴力的。しかし、ある意味すごくストレートに自分を表現できる2人。5年前もお互いの喧嘩が原因で離婚したのだった。セリフに勢いがあるし、最初から最後まで笑い通しの喜劇。演出を担当するジョン・ケアードは、この作品を語る時、『虚栄心』がはがれた時に人はどういう行動を取るのか?と問いかけるのだが、あまり笑ってばかりいると、作者と演出家が提示しているメッセージを受け取らずに終わりそう。男と女は本音でぶつかり合わないと、真に向かい合えないということかしら・・・。内野さんの存在感と芸達者なところは、より一層高まったような気がする。それにテンポがいいし、声に色気がある。寺島しのぶさんは、これまであまり興味を持ったことがなかったけど、自己チューで傲慢でいながら、それがために却って可愛気のある女性を演じてグッド。すごく面白い芝居だったし、観やすい劇場だったが、まだチケットが残っているとは不思議。芝居そのものではないことで「へえ~」と感心したこともあった。女性トイレが混むのはどこの劇場でも同じだが、係員が「最後列はここです!(←ここまではよくある。) あと8分くらいでご案内できる見込みです!」と私の後ろで叫んでいたこと(笑)。すごいな、日本人の短気さにここまで対応するのか。先日の平成中村座の女性トイレで、係りの人が「今並べば約10分でご案内できます!」と叫んでいたのといい勝負だ。あっちはお昼の時間込みで20分の休憩だったから、わからなくもなかったけどね。
2008.10.11
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リヒテルと私図書館で通りすがりに目にとまった。著者は通訳で、後には部分的にリヒテルの付き人的な役割まで担っている。その付き合いは27年に及ぶとか。だから、‘巨匠の知らざれる素顔’がそこかしこに出てくる。いかにも芸術の巨匠にありがちなエキセントリックなエピソードが多いのだけど、一方でその陰にある巨匠の繊細さも魅力的に映る。そういった意味でもちろん一般人の私には面白いことこの上ない。その中でも、日本人として興味深かった事実は2つ。●リヒテルがヤマハのピアノを愛用していたこと。それはヤマハの専属の調律師がお気に入りだったことが大きい。その上にヤマハは、リヒテルの来日に備えて2年前から1台のピアノを弾き込んで音をつくりあげ、そのピアノは冷暖房付きの特別な運搬車で、公演スケジュールに沿って日本全国を綿密なダイヤで運ばれるとか。また、練習用には、各地の宿泊ホテルの部屋に小さめのグランドピアノが運び込まれる。(マエストロは、海外では練習用のピアノの確保に苦労していたとのこと。)●日本の興行元がまた偉いのだ。昔は新芸術家協会、その後はジャパン・アーツが日本ではリヒテルを招聘している。海外では‘キャンセル魔’で通っているリヒテルが日本では全くキャンセルしないのが海外の興業元の関心事だったとか。上記のようにヤマハと連動し、ホテルでの練習のためにリヒテルの部屋の上下左右の部屋は全部スタッフで押さえるとか、リヒテルが突然舞台に恐怖を示した時(!)にはかかりつけのフランスの医師を即日来日させて彼をなだめ、最後にはコンサートで担当者が譜めくりまで行うのだ。この細心の気配りは全く日本人ならではだと思うし、また一方で、自分が興行元でも同じくらいはやるよなあ、といつも仕事で要求されることを思うと頷けてしまう。そして、リヒテルはこうした日本人的な気配りが大好きだったようだ。リヒテルについて書かれたのに、妙なことに感心し、また面白かった。
2008.10.10
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アニメ版の「のだめカンタービレ巴里編」が始まった。実写の方がいいな~と思いながら、それでもちゃんと見た。コミックのまんまだから、どうという感想はないけど、同じ絵でも‘音’が付く。(当たり前か・・・)パリ到着記念でのだめがラヴェルの「鏡」を弾くところで、その音にキラキラ感があってよかった。あ、でもターニャのピアノは特に妖艶ではなかったなあ。ささいなことだけど気になってちょっとイヤなのが、‘ちびまるこ’の登場人物のように、人物の顔に縦線が何本も走って顔色が変わったことを表すこと。コミックで読んでいるときは気にならなかったのに、なんだかお手軽な感情表現だと感じる。きっとこんなこと言いながら、来週も見るでしょう。
2008.10.09
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「仮面舞踏会」はしばらく生で観てなかったので、久々に聴きたくなり、文化会館へ向かう。指揮:クーン・ケッセル 演出:プラーメン・カルターロフ リッカルド:カメン・チャネフレナート:キリル・マノロフアメーリア:マリアナ・ツヴェトコヴァウルリカ:エレーナ・チャブダロヴァ=イサオスカル:テオドラ・チュクルスカシルヴァーノ:ストイル・ゲルギエフサミュエル:アンゲル・フリストフトム:ディミター・スタンチェフ判事:ミロスラフ・アンドレエフアメーリアの召使:スラヴィ・マノフソフィア国立歌劇場管弦楽団ソフィア国立歌劇場合唱団5階隅の私のところまで、歌手の声が朗々と響いてくる。この声量はすばらしい。声が大きいというだけでなく、コシがあるというか、しんのある強い声。これがほとんどのキャストがこうなのだから、さすがだ。だけど皆、一様に暗めの声で、はやり中欧らしく独特の趣き。主役3人はもちろんそろって立派な声だったが、高音がところどころ揺れるのも同じ。後半は、リッカルドのカメン・チャネフは結構持ち直し、伸びやかな声を披露していたと思う。反対派貴族のサミュエルとトム役の2人も低音がすばらしくよく響き、低い声に弱い私はうっとりした。装置が寂しかったとか、オケが力まかせだったことは、予定していた(?)範疇だったので、まあよしとしておこう。
2008.10.08
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めずらしく試写会チケットをもらえた。以前劇団四季の舞台を見て、完成度の高いステージだったことが記憶に残ってて、映画も行こうと以前から心を決めてた。監督:フィリダ・ロイド出演:メリル・ストリープ、アマンダ・セイフライド、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド、ドミニク・クーパー 他試写会の招待状を受け取るまで、実はキャストは知らなかった。なんて豪華な。ネタバレもくそもなく、これだけミュージカルがヒットすると、ストーリーは周知のとおり。「ギリシャの小島を舞台に、20歳の花嫁ソフィの結婚式前日から当日までの物語」なんだけど、母のドナはシングルマザーで、ソフィの父親候補は3人いて、当人たちにも真相はわからない。ソフィは自分が何者かはっきり知りたくて、3人のパパ(かもしれない男)をママのドナに内緒で結婚式に招待する。ドナがメリル・ストリープで、ソフィがアマンダ・セイフライド。3人の父がピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルドってのがイケテル。ピアース・ブロスナンは007の面影もまだあってかっこいい(笑)し、コリン・ファースは少々中年っぽいなったことと体型(と顔の輪郭)のくずれが悲しいが、それは役作りかもしれなく、そうは言ってもステキなのだった。舞台では味わえないロケした風景の明媚さ!も魅力の1つ。こんな島のホテルならヴァカンスに行きたい。そして、実はすごく感心し感動したのは音楽。あの伝説のポップグループ、 ABBAの大ヒットナンバーに乗せてつづられるわけで、劇団四季では思わず周囲の人たちとスタンディングして踊ってしまったりしたくらいノリノリなナンバーばかり。それがライブではないのに、音質がすごく良くて、サウンドがキラキラしている。いいナンバーだな~と改めて思う。帰りの電車の中でタイトル曲の「マンマ・ミーア」とか「ダンシング・クイーン」とかを口ずさんでしまって、我ながらちょっと恥ずかしかった。きっとこの映画に興味がない人が見ても楽しくなる映画だと思う。■公式サイトURL : http://www.mamma-mia-movie.jp/ ■公開表記 : 1/30(金)全国ロードショー
2008.10.07
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NBS-NEWSが届いた。演奏会形式のカサロヴァの「カルメン」・・・全然認識なかった。3月に別の予定を入れるところだった。危ない危ない。3/14,21 サントリーホールカルメン:ヴェッセローナ・カサロヴァドン・ホセ:ロベルト・サッカミカエラ:ヴェロニカ・カンジェミエスカミーリョ:イルデブランド・ダルカンジェロでも、やっぱり演奏会形式にしては高いなー。佐々木氏の「起承転々」が連載終了で、以後不定期な掲載になるとのこと。論調に賛成するかどうかは別として、結構楽しみにしてたのに。高齢でしんどいとのことだったけど、NBSの佐々木さんだからこそできる企画も多かったと思うので、健康に気をつけて頂きたいもの。
2008.10.06
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シアタートラムでの野田の前作「THE BEE」がとても気に入ったので、今回も通う。芝居のスペースとしては、これくらいの規模がイイ感じ。[作・演出] 野田秀樹[共同脚本] コリン・ティーバン[囃子] 田中傳左衛門 [笛] 福原友裕[出演] 精神科医/葵:野田秀樹女:キャサリン・ハンター署長/頭中将:グリンン・プリチャード源氏/検察官:ハリー・ゴストロウ ※英語上演(日本語字幕付)幼児2人を殺した現代に生きる女性が、能の「海人」や「源氏物語」の六条御息所、夕顔らの多重人格を帯びる。そうしたことによって、不倫の果ての女性の苦悩が、くっきりと浮かびあがる様がお見事。それはこれらの女性を1人で演じ分けた、キャサリン・ハンターの演技力によるところも大きい。野田秀樹はその女性の精神鑑定をする医師とともに、女性の意識の中で葵の上も演じるのだが、彼の演じる女性はステレオタイプ的だわと思う反面、女性の怖さはいつもすごく出ている。歌舞伎の女形が男性だからこそ出せる色気と同じように、女性でない方が女性の本質は表現できるものかも。野田秀樹の演出するオペラも歌舞伎もいまいち、と私は思っているが、そういうものに取材して現代に投影させると、中世から面々と受け継がれてきて今につながるものを感じさせて面白い。単に昔も今も人間は変わらないものだ、と言っているだけのような気もするが。そういえば今年は「源氏物語千年紀」だった。単なる偶然だと野田は言っているが、観客の一人としては源氏物語をまた読みたくなった。谷崎潤一郎とか円地文子の訳だけでなく、瀬戸内寂聴のを読んだら視点が変わってまた面白い、とすすめられたので、そのうち・・・とは思っている。能の方はとんと疎く、ここに出てくる「海人」も初めて知ったくらい。予習してれば、もっと芝居のわかりが良かったかも。難解というのではないけど、あまり説明しないいつもの舞台づくり。ふうん・・・と思ったのは、パンフレットに寄せた役者さんたちのコメントを見てみな一様に「最初はとまどった」と書いていること。でも、彼らの文章を読んでいると、その文章を書いた時点では、彼らですら野田ワールドをすっきり理解して演じてない気がするんだけど。今回は全編英語で演じられ、2本の字幕の装置が舞台上に立っていた。その前で芝居をするので、結構見にくかった。英国風の発音がくっきりしていて聞き取りやすいとはいえ、字幕が見えるともっと助かる。
2008.10.05
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この日のチケットはあっと言う間に売り切れた。結構高いし、もういいやと思っていたら、急遽譲ってくれる人がいてラッキー。 大 序 鶴ヶ岡社頭兜改めの場 二段目 桃井館力弥上使の場 同 松切りの場 三段目 足利館表門進物の場 同 松の間刃傷の場 八段目 道行旅路の嫁入 九段目 山科閑居の場 加古川本蔵:仁左衛門 大星由良之助/桃井若狭之助:橋之助 顔世御前/お石:孝太郎 塩冶判官/大星力弥(九段目):勘太郎 小浪:七之助 足利直義/大星力弥(二段目):新悟 高師直:彌十郎 戸無瀬:勘三郎 お目当ては仁左衛門サマだけど、今回の彼は超シブイ。あぁカッコイイなあと思ったのは、九段目で、虚無僧姿で網笠をかぶって屋敷の外にずっと立っているその姿。顔は見えないのに、そして時々尺八を吹くだけなのに、佇まいがただ美しくて、屋敷内やそのすぐ外で、嫁に貰うの貰わないだの、死ぬの死なないなどああやこうやあるのに、彼の方に目が行ってしまう。思ったよりすごい迫力だと思ったのは橋之助で、若狭之助の血の気の多さがよく現われていて、花道にすごい勢いで飛び出してきたときには圧倒された。こういうの、彼はうまいなあと思う。勘三郎はコミカルな場面に、より‘らしさ’が出ていたし、七之助は楚々として一途な小浪にぴったりだった。けど、他の若手の印象は今一つ弱い。仁左衛門・橋之助に強烈に惹きつけられてしまったので、どうしても仕方ないけど。あまり歌舞伎を観に行かない私は、このCプロだと「二段目」「三段目の進物の場」「八段目」はこれまで観たことがない。(覚えてない、ってこともあるかも・・・)この「二段目」や「三段目進物の場」をカットされると、なんで加古川本蔵があんなに大星家に嫌われるのかよくわからないから、なかなか興味深かった。「三段目松の間刃傷の場」はもちろん刃傷沙汰の有名なシーン。この中村座は昔の芝居小屋さながらの大きさなので(収容人数800人くらいかな)、どこにいても舞台にすごく近い。歌舞伎座では大向こうの方々に近い3階後方が定席なので、歌舞伎ならではの様式美を今日はことさら強く感じる。あの裃(かもしも)という装束は、日本人の体形を補って舞台上に大きな面積で役者を視認させるし、その場に2人の重要人物が対峙していると、必ず舞台を斜線でよぎるような構図を裃によって作られるので、あぁ美しいなと感じる。ベジャールが参っちゃうのはわかる。バレエとしては、この演目に取材した「ザ・カブキ」があまり好きではないのだけれど、やっぱり11月に観に行こうかなあ・・・、でもチケットはもう取りづらいだろうな・・・と考えてしまった。何にしても、小さな小屋で、細部までしげしげと眺めることができ、今まで気付かなかったことも発見して、大変面白かった。ところで、この平成中村座、場所がよくわからなかったのは私だけ?浅草寺境内って言っても本堂裏の向かって左奥。仲見世通りは10時台でもすでに激混みで、スタスタと歩けず、すご~く時間がかかった。席に着いたのは、幕前の人形による案内が終わったときで、まさしくギリギリ。上演時間とか休憩とかは、会場に小さく掲示されている以外には事前アナウンスはなかった。最初の20分休憩でみなさんお昼食べちゃう。以後、それ以上に長い休憩はないから。ということはどこかで(売店でもいいけど)、食事を仕入れて席に持ち込んでおかないと食べ損ねる。まあ800人くらいの臨時小屋なら仕方ないとは思うけど、世間へのインフォメーションの発信がすごく少ないと思った。特にNETでの情報収集に慣れてる身には、事前情報発信配慮がないと、かなりうろたえる。今回は「梅」席ねらいだったけど、今日会場でパンフをチェックしたら、それは2階端の席だけで、ほとんどは「竹」席。なぜ、最初の段階で自分では手に入らなかったのかを自覚した一瞬。PS.中村座の前に「浅草奥山風景」と銘打った江戸の町並みが再現されていて、飲食店や工芸品などが販売されている。タイムスリップしたようで、ここも面白かった。http://www.e-asakusa.jp/event/sensouji50th/pam_okuyama.pdf
2008.10.04
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サントリーホールでも同じ公演をやるということが、このチケットを購入したあと発表され、早まらなければよかったなと思いつつ、それでも行ったことのないホールに興味があったので買い替えなかった。でも荻窪は遠かった・・・。誰かにとって遠くても、他の誰かにとっては近いのだけど。フルート:エマニュエル・パユ オーストラリア室内管弦楽団ヴィヴァルディ:フルート協奏曲集op.10-2 ト短調《夜》武満徹:弦楽オーケストラのための 《死と再生》(映画『黒い雨』より)ヴィヴァルディ/フルート協奏曲集op.10-3 ニ長調《ごしきひわ》ヴィヴァルディ/フルート協奏曲集op.10-1 ヘ長調《海の嵐》 ~~~~~~~~~~ヴィヴァルディ/フルート協奏曲集op.10-5ベルト/フラトレスベートーヴェン(トネッティ編)/弦楽四重奏曲第11番 へ短調 op.95「セリオーソ」(弦楽合奏版) (アンコール)クライスラー:愛の悲しみウォルトン:弦楽のためのソナタ 第4楽章パユの出る他のコンサートは、スケジュールが合わないか、あっと言うまに売り切れ、今秋はこれが唯一のパユ様の出るコンサート。前半は、ヴィヴァルディの有名な協奏曲で、久々に聴けてうれしい。ただ、あの超絶テクを感じる曲ではないので、物足りないとも言える。今回は私にはあまりなじみのないオーストラリア室内管と共演。もちろんソリストにパユを持ってきたのは集客のためだと思うが、それは成功したのではないだろうか。私はパユ目当てだったし、もちろんそうだろうと思える人が多数。だって公演の後半に「もうパユは出ないの?」と係りの人に聞いている失礼なオバサマもいらしたくらい。プログラムは発表されてるでしょう?パユは相変わらず華麗な音を聴かせてくれたけど、ある意味想定内。だけど、このオーストラリア室内管が結構めっけものだったというわけ。歯切れのいい音楽を、スタンディングのままという独自なスタイルで演奏する。指揮者を特におかないけど、アイコンタクトでもバッチリ!ベートーヴェンも現代曲もどちらも、前かがみで聴いてしまう。新鮮なのに、温かみも感じる。実際、これを書きながら、買ったばかりのこの組合せのCDを聴いているのだけど、同じように感じている。ところで、この杉並公会堂、私のアクセスラインからすると自宅からも職場からも行きにくく、おまけに駅からも遠い。ちょっとへばった。だけど、音の響きはなかなか気に入った。もともとそういうことに詳しくないし、うるさくもないんだけど、響き過ぎずデッドすぎず、音の消えていき方というか吸収され方がイイ感じなのだ。案内を読んでいたら、スタインウェイ、ベーゼンドルファー、ベヒシュタインのピアノを3つとも備えているとか。「公会堂」という名前にしなければよかったのに、と思った。
2008.10.03
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巻が出た頃は忙しかったので、つい先延ばしにしてきて、続く5巻とともに今回思い切って購入。 思い切らなくても(笑)、清水玲子さんの作品は大好きなので、いつかは絶対買うんだけど。主人公の薪(まき)さんもまた好み。頭がすごく良くて、人好きしなくて、それでいて美形ってのはまさしくタイプなのだった。まあそれはさておき、4巻はそれまでの1巻~3巻よりグロテスク度が低くて、取っつきやすい。それに美人の監察医三好先生と青木くんの関係も、大人らしいほのぼのさ(?)が出ていて、薪さんも絡んで今後の展開が面白しろくなりそう。でも・・・この4巻収録の「特別編」はなかなかで、「薪さんたら薪さんたら薪さんたら~~~」と呻いてしまうほど。このタイトル‘秘密’にふさわしい私生活。続く5巻も、事件は対してエグくはなかったが、三好先生がちょっとイヤな女になってて、それはがっかり。でも、彼女のプライド(死ぬことより、自分の無能さをデキル男~ちょっと惚れてる~に指摘される方が泣ける)ってのは、よ~くわかる。三好先生に共感して涙が出てきた。三好先生をはさむ三角関係(にはならないかもしれないけど)的な要素が出てきて、余計この作品が面白くなってきたと思う。
2008.10.02
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会社帰りにタワーレコードにて手に入れた。出遅れたかと思ったけど、最近部数が豊富になった気がする。11月に新国立でシーズン幕開けとして上演される「アラジン」が特集。だから表紙も八幡さんと小野さん。9月初めのビントレーのトークショーに行けなかったので、特集はうれしい。でも、きっと同じころにインタビューしたんだろうな。「アラジンと魔法のランプ」は日本ではアラビアの物語だと認識されているけど、イギリスでは中国を舞台にしたものと受け止められている。だから今回は、アラビアの雰囲気を作品に加え、アラジンとその母は中国からの移民という設定にしたのだとか。日本の常識が世界の常識ではないのね・・・。原作でもそうだ、とおっしゃっているところを見ると「アラビアン・ナイト」の中で設定が中国なんだろう。でも、ディズニー・アニメはアラブが舞台だったぞ。これって、それぞれの国によって、どこがエキゾチックな国になるかということでなんだろうか。キャスティングされたダンサーについては、まずアラジンを決めてからパートナーを組み合わせたかのような口ぶり。結構、八幡さんを褒めているので、彼の日も見たくなった。私は確か山本隆之さんの日に行くことにしてた。迷うなー。
2008.10.01
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