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■石臼を箸に刺す意味:だだをこねること。類語・関連語:石臼を針にする。石臼を楊枝に刺す。斧をといで針にする。豆腐をわらでつなぐ。解説:箸を石臼に刺せなどのように無理なことを言ったり強いたりするような場面で生まれた(であろう)言葉。パワハラ御用達。石臼は石で作った臼。石は厂(がけ)の下に落ちている石の象形文字。臼は地面に穴を掘ったり,木や石で作るうすの象形文字。箸は竹+者の形声文字。音符の者は集めるの意。食物を集めとる竹製のはしの意。刺は刀+朿の形声文字。音符の朿(シ)はとげの意。刀でとげのようにさすの意。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 31, 2015
■少壮気鋭意味:元気で若々しく意気盛んな様子。類語・関連語:少壮有為。新進気鋭。前途有望。a young and spirited / young and vigorous解説:エネルギーに満ち溢れた若い時代の輝く意気盛んな様子を描いた言葉。光あるところに影あり。この言葉の裏には,老いへの洞察がある。少壮は20歳から30歳の若者で血気盛んである人の意。武帝の秋風辞。「少壮幾時兮奈老何(少壮いくときぞ,おいをいかんせん)」。少壮の時はどれほど続くか(ほんの僅かの間である),間もなく老いてしまうのをどうしようか(どうすることもできない)。壮は士+爿の形声文字。士は男性の意。爿(ショウ)はながいの意。背の高い男性の意。転じてさかんの意。気鋭は意気込みが鋭いこと。気は米+气の形声文字。米はこめ粒のように小さいのの意。音符の气(キ)は,湧き上がる上昇気流の意。雲気・水蒸気の意。鋭は金+兌の形声文字。音符の兌(タイ,エイ)は分散するの意。ものを分ける金属,するどいの意。出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 30, 2015
■砂子長じて巌となる意味:永く栄えることを祝っていう言葉。類語・関連語:さざれ石の巌となる。解説:日本の古代の言葉。古代の日本人は小石が成長して岩になると考えた。現代人は大きな岩が砕けて砂になると考えている。それが正しいのだけど。まるで反対の発想だったのだ。砂が成長して岩になると考えるマインドには自然に対する敬意の大きさがある気がする。こういう言葉を生み出した昔の日本人って良いな。砂子(いさご)は小さな石,砂。直径2ミリ以下,16分の1ミリ以上の粒を砂という。砂は石+少の会意文字。小さく砕けた石粒の意。長は長髪の人の象形。巌は石の大きいもの。加工せず表面がごつごつしているもの。巌は山+厳の形声文字。音符の厳はきびしいの意。山を付してきびしい山,けわしい・いわおの意。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 29, 2015
■正真正銘意味:本物のこと。類語・関連語:真正真銘。True, genuine, authentic解説:これこそ正真正銘のなになにというと良い感じがする。本物,オリジナルに対する志向,敬意があるが故だろう。それでも分野によっては値段の安い模造品に食われたりする場合もある。量産品は銘を入れたりしないから安いわけだし,ハンドメイドは数が少なく銘があるゆえに値段も高い。字義どおりに行くと銘は金属に名前を刻んだものだから,刀などの金属製品が本来だ。革製品や楽器も銘(ブランド)は高いぞ。正真はまことなこと,いつわりでないこと。正は甲骨文は囗+止の会意文字。囗は国や村の象形。止は足の象形。他の国に向かってまっすぐ進撃するの意。征の原字。まっすぐ・ただしいの意は転用。真(眞)は匕+鼎の会意文字。匕(さじ)はさじの象形。鼎はかなえの象形。鼎に匙をさして物を詰めるさまから,詰めるの意。中身がいっぱいに詰まっていてほんもの,まことの意。篆文で眞になり,常用漢字の真は眞を簡略したもの。正銘は正しい銘がある,すなわち本物であるの意。銘は金+名の形声文字。音符の名(メイ)はなのるの意。金属に名を刻みつけるの意。出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 28, 2015
■諍い果てての乳切木(いさかいはててのちぎりぎ)意味:時機に遅れて役に立たないこと。類語・関連語:喧嘩過ぎての棒乳切。解説:喧嘩の時に道具がなく,終わったところに持って来るという平和な話。役には立たないけど被害は少なくて済む。争は二つのパーツからなる会意文字。一つのパーツは上下から手で引き合うの意。もう一つのパーツは力の文字の変形。力を入れて引き合う,あらそうの意。果は木に実がなる形の象形文字。なしとげるの意は転用。乳切木はものを担ぐための棒で両端が太く中央が細くなった棒。喧嘩の時にも持ち出す。乳は爪+子+乙の会意文字。爪は手を下に向けてものを掴む形の象形文字。乙は乳房の象形文字。子に乳を向ける形からちちを飲ませるの意。切は刀+七の形声文字。音符の七は縦横に切りつけるの意。七を7の意に使うようになって,切るの意味には七に刀を加えて区別した。木は大地を覆う木の象形文字。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 27, 2015
■精進潔斎意味:肉食を断ち身を清める。類語・関連語:斎戒沐浴。六根清浄。purify onself by abstaining from fish and meat解説:実際に頭や心がとっちらかった状態を整理するやり方としても効果がありそう。精進は肉食せず菜食し一所懸命に努力すること。精は米+青の形声文字。音符の青はすみきっているの意。きれいについた米,澄んだ心。進はしんにょう+隹の会意文字。隹(とり)は鳥の象形。鳥の飛ぶさまからすすむの意。潔斎は神事・法会などの前に酒や肉食などを慎み沐浴するなどして心身を清める。ものいみ。潔は水+右側の文字(音符のケツ)の形声文字。ケツは穢れを取り除いて清めるの意。斎は示+斉の形声文字。音符の斉はととのえるの意。心身を清めととのえて神につかえる,ものいみするの意。出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 26, 2015
■生き馬の目を抜く意味:事をなし,利を得るのに抜け目なく素早いさま。類語・関連語:生き牛の目を抉(くじ)る。 Catch a weasel asleep / a big city where sharp (cutthroat) practices are common解説:馬の目は大きくてキュートなので,あの目をぱっと抜きとってしまうくらいの手際の良さを言う言葉だ。でも良い意味ではなくて油断も隙もないとか,ずる賢いとか,そんなニュアンスで使うことが多い。都会は生き馬の目を抜くような,という言い方をされることがある。田舎は生き馬の目を抜くようなことはないのか。そんなことはなかろうに。生き馬は生きている馬。生は草木が地上に生じたさまの象形文字。馬はうまの象形。目は人の目の象形。抜(拔)は手+友の形声文字。音符の友は犬をはりつけにしたさまの象形文字。災害を取り除くの意。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 25, 2015
■小人閑居意味:徳のない人間は暇になるとよくないことをする。類語・関連語:The devil finds work for idle hands. 小人閑居して不全をなす。解説:この言葉の出所は大学。小人=徳・器量の乏しい人間は忙しくしているほうが良いのである。だって暇になると悪いことをする,というのだから。ま,自分の場合を見れば,良い事はしていなわな。不徳の己だからこそ仕事がないといけないのだな。ありがたいことじゃ。小人は徳・器量のない人物。小はちいさな点の象形文字。人は横から見た人の象形。閑居は暇でいること。閑は門+木の会意文字。門の間に木を置き,他からの侵入を防ぐ,しきりの意。居は尸+古の形声文字。尸は腰かける人の象形文字。音符の古はしっかりするの意。しっかり座る→いるの意。不善はよくないこと。不は花のめしべの象形ではなぶさの意。否定の助詞は借用。善は(言言)+羊の会意文字。言のダブルは原告と被告の発言の意。羊を神のいけにえとして両者が良い結論を求めるさまからよいの意。出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 24, 2015
■家貧しくて孝子顕わる意味:貧しい家には孝行な子が出て家を助ける。類語・関連語:解説:家が貧しくないと孝子は顕れないのかというと,そんなことはない。辞書には,恵まれた家の子供が孝行でも目立たないが,貧乏だと孝行がはっきり分かると説明がある。同じように,どちらの家にも孝子も現れれば,バカ子も現れる。しかし,それではことわざにならないので,一つ取り上げてスポットを当てたわけだ。逆境にある時,それを助ける者が現れるという意味もある。家は宀+豕の会意文字。宀(ベン)は家の意。豕(シ)はぶたの意。ぶたなどの生贄を供える屋内の神聖なところ,そこを中心とするいえの意。貧は貝+分の形声文字。音符の分はわけるの意。財貨が分散して少なくなる,まずしいの意。孝子は孝行な子。孝は子+老の会意文字。老はとしよりの意。年寄をささえる子・親につくすの意。子は頭部が大きく手足のなよやかな乳児の象形。顕は金文は左側の文字+見の形声文字。左側の文字は日の下に糸が二つ並んだ構造。太陽のもとで,つまり日中に糸を見る=はっきりしているの意。見は時代が下がると頁に変化する。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 23, 2015
■情状酌量意味:刑事裁判で裁判官が被告人に有利な情状を酌(く)みとること。類語・関連語:make allowances for circumstances解説:緩くする,甘くすることを難しい表現で言った言葉。だから「情状酌量の余地なし」となるとホントにマジでどうしようもなく悪いということになる。情状は法律用語。刑の量定や起訴するかどうかの判断に際して考慮される諸事情。具体的には,性格,年齢,境遇,犯罪の軽重,行為の動機・目的,共犯者の有無,犯罪後の状況など広範にわたる。情は心+青の形声文字。音符の青(セイ)はまじりけのないあおの意。いつわりのない心,まことの意味。状は犬+爿の形声文字。音符の爿(ショウ)は,像=すがたの意。酌量は事情をくみ取って同情すること。元の意味は酒または米などを計算するの意。酌は酉+勺の形声文字。音符の勺(シャク)は,ひしゃくの意。酉(ユウ)は酒壺の意。酒を汲むの意。量は穀物を入れる袋の上に漏斗(じょうご)をつけた象形文字。出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 22, 2015
■阿波に吹く風は讃岐にも吹く意味:どこに行っても人情は変わらない。類語・関連語:解説:喜怒哀楽の感情は地域や人種が違っても共通するものがある,という言葉。ということは,共通するものはない,という立場からの言葉もあるはず。阿波に吹く風が讃岐にも吹くとは限らないというような。注意深い・慎重であることと,出会った相手との相性・恵まれるかそうでないか,にもよるのであろう。ある土地の風俗や習慣は他の土地にも移りやすい。また,上のすることは下も見習うようになるの意。阿波は今の徳島県。讃岐は今の香川県。共に四国。阿はおおざと+可の形声文字。音符の可(カ,ア)はかぎ型に曲がるの意。岡の曲がったところ,隈の意。波は水+皮の形声文字。音符の皮は毛皮の意。毛皮のように波打つ水,なみの意。讃は言+賛の形声文字。音符の賛はたたえるの意。岐は山+支の形声文字。音符の支はえだの意。山の枝道,わかれ道の意。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 21, 2015
■盛者必衰意味:ときめく者も必ず衰える。類語・関連語:栄枯盛衰。生者必滅。盛者必滅。All that prosper must decline.解説:平家物語「沙羅双樹の花の色,盛者必衰の理(ことわり)をあらはす」が有名。もともと仏教用語。盛んな者も必ず衰えるときがある。生きている者は死ぬ。世は無常。世は有為転変。盛者(しょうしゃ・しょうじゃ・せいしゃ)は勢い盛んな者。盛は皿+成の形声文字。音符の成はみたすの意。皿に農作物をみたして神への供え物とするの意。さかんの意は転じたもの。者は金文は台の上に柴を集め積んで火をたく形の象形文字。煮の原字。ものの意は借用。必衰は必ず衰えるの意。必は八+弋の会意文字。弋(ヨク)はくいの意。八は飾りの垂れた紐の象形。飾り紐で武器に締め付けた柄の意。かならずの意は借用。衰は草で作った雨具の象形でみのの意。出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 20, 2015
■有る時は米の飯意味:余裕があると贅沢をしがちである。類語・関連語:解説:米の飯が贅沢な食べ物だった時代に出来た言葉。その時代に比べると今は考えられないほど豊かで便利になっているのだねえ。有は月(肉)+又の形声文字。音符の又(ユウ)は,右手の象形文字。有の原字。時は日+寺の形声文字。音符の寺はゆくの意。進みゆく日,ときの意。米は象形文字。甲骨文は,横線と六点からなり,横線が穀物の穂の枝の部分,六点がその実を示す象形文字。飯は食+反の形声文字。音符の反はかえるの意。穀物を煮かえらせてつくっためしの意。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 19, 2015
■笑止千万意味:馬鹿げていて話にならない。類語・関連語:荒唐無稽。What a laugh解説:笑止千万といってあざ笑っているとそいつが後でやられるという筋書きの話がよくある。だから人前ではあまり使わない方が良い言葉。笑止はおかしいこと,笑うべきこと。広辞苑で笑止のこの意味は四番目に出るもので,最初は大変な事の意が出る。次に困ったことの意があり,三番目には気の毒なこと,同情すべきことの意が来る。これらに続いておかしいこと,笑うべきことの意が来る。笑止は当て字でもとは勝事。本来,普通でないことの意であった。笑は髪を長くした若い巫女(みこ)の象形文字。竹の部分は長い髪の象形が変化したもの。止は立ち止まる足の象形文字。止がとまるの意に専用されたため,あしの意には趾が使われるようになった。千万は名詞の下について程度の甚だしいことを強調する言葉。千は人+一の会意文字。人は多くのものの意。一はひとつの意。万は萬の略字として用いられてきた。萬はさそりの象形文字。10000は転用。出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 18, 2015
■蟻の穴から堤の崩れ意味:小さな問題が大きな損害を引き起こす元になる。類語・関連語:蟻の穴から堤も崩れる。千丈の堤も蟻穴(ぎけつ)より崩る。油断大敵。A little leak will sink a great ship. / The burrowing of an ant can undermine an embankment.解説:些細なことが致命的な損害を引き起こすことがある。だから油断するな,という意味。海洋訓練船では清掃を徹底しているという。その心は。いつも掃除していると水漏れ,油漏れなどの異常をすぐ発見できるから。掃除しないでゴミと汚れを放置しているとトラブルの芽が見えにくい。船舶における清掃は安全確保の狙いがある。工場も同様。オフィスも同様。韓非子が出典。堅固な堤防も蟻があけた小さな穴がもとで崩れる。そのようにごく僅かな手抜かりから取り返しのつかない大事に至る。用心が大事であることを警告する言葉。蟻は虫+義の形声文字。音符の義はぎざぎざのある刃物の意。ぎざぎざのある触角を持つありの意。穴は穴居生活の住居の象形文字。堤は土+是の形声文字。音符の是(ゼ)は,柄の長く突き出たさじの意。長く突き出たつつみの意。崩は山+朋の形声文字。音符の朋(ホウ)は,鳳の象形が変化したもの。鳳は,広がり散るの意。凡に通じる。山が広がり散る,くずれるの意。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 17, 2015
■城孤社鼠意味:権力者の側にいて排除が困難な奸臣。類語・関連語:君側之奸。禝狐社鼠(しょくこしゃそ)。解説:城に住む狐(キツネ),ほこらに巣食う鼠(ネズミ)は,除こうとすると城やほこらを損なう恐れがあるので容易に手を出せない。転じて主君のそばにいる悪臣のたとえ。当然,悪臣は人を困らせるのだから,悪い。そういう悪臣を傍らに置く主君はどうなの? 主君の役割も大変だ。頼りになる側近と思っていたら,実は・・・てなこともありうるわけだし。大勢の部下がわずかな数の悪臣どもに大変な苦労を強いられていたり。主君が判断を誤らないようにするには,どういう統治方法を採ればいいのだろう。この四文字熟語は古い中国の歴史書が出典のようだけど,現代でも似たような問題は生き続けているのではなかろうか。ということは,決定打となる答えはない,ということか。城は土+成の形声文字。音符の成は安定するの意。土は望楼の象形。望楼があり,土を盛り上げ,人を入れて安定させる城の意。狐は犬+瓜の形声文字。音符の瓜(カ)は,ひさごの意。頭部が小さく後尾の大きく膨らんだひさご(ひょうたん)型をしたきつねの意。社は示+土の形声文字。音符の土(ド,シャ)は,農民が共同で祭る農耕地の神の意。土がつちの意に使われるようになったので示を付けて区別した。転じて集合団体の意。鼠は歯をむき出した尾の長いねずみの象形文字。出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 16, 2015
■上意下達意味:上の者の意志や命令を下意の者に通じさせること。類語・関連語:上命下達。下意上達(反対語)。Communicate the wishes of the ruler to those under him / pass the word down解説:いつもうまくいくとは限らない四文字熟語。上に政策あれば下に対策ありとも言う。この言葉も反対語の下意上達も,ともに不可能に近いことを理想とするたいへん挑戦的な四文字熟語である。上意は上位の者(ruler / leader)の意向(wishes / will / orders )。意は心+音の会意文字。苧とは人の言葉とならないおとの意。言葉になる前の思いの意。武士がいた時代は,主君の命令,将軍の命令の意。下達は,下の者に通すこと。達はしんにょう+(羊+大)の形声文字。(羊+大)の形声文字は生まれて七か月くらいの小羊の意。のびやかに跳ね回る小羊=伸びやかに進むの意。出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 15, 2015
■過ちは好む所にあり意味:過ちは好きなことをやっているときに起りがちである。類語・関連語:河童の川流れ。猿も木から落ちる。好きな事には騙され易い。善く游(およ)ぐ者は溺れ善く騎(の)る者は堕(お)つ。解説:得意なことなので気を抜くから失敗するということなのか。好きなことに時間を費やし過ぎることを戒めるのか。どちらにしろ,得意だから好きだからといって油断してはならないよという警句として理解したい。好は女+子の会意文字。母親が子を抱くさまから,このましく,うつくしいの意。所は戸+斤の会意文字。戸は入口のとの象形。斤はおのの象形。斧などを置いた入口の戸の意からところの意になったか(由来は判然としてないらしい)。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 14, 2015
■順風満帆意味:全ての事が順調に進む。類語・関連語:万事如意。一路平安。解説:全てが上手くいく。素晴らしいことだ。しかし,ま,滅多にないことだわ。もし順風満帆の状態になったら,何か不吉な事が起きるはずと怖くなるんじゃないか。順風は帆船がよく進む追い風,物事が順調に進むの意。順は頁+川の形声文字。音符の川はかわの意。頁は人の頭部を強調した象形文字。かしらの意。川の流れるように事態の流れに任せる顔になる,従うの意。満帆はいっぱいに張った帆。満は水+右側の文字(音符のマン,のびるの意)の形声文字。水が容器一杯に伸び広がる,みちるの意。帆は巾+凡の形声文字。音符の凡は,帆の象形文字。凡は帆の意だったが,後に「すべて」の意に使われるようになったので巾をつけて区別した。出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 13, 2015
■過ちては改むるに憚ること勿れ意味:間違った時は気おくれすることなく改めるべし。類語・関連語:過ちて改めざる是を過ちと謂う。過ちをかざる勿れ。It is never too late to mend.解説:論語の言葉。間違ったなと気づいたら,すぐ修正。時間を置くほど修正しにくくなるものだから。過ちは失敗のこと。過はしんにょう+咼の形声文字。音符の咼(カ)は,遠方に過ぎゆく,度を超すの意。則は刀+貝の会意文字。貝の部分は鼎(かなえ)の象形文字。昔,鼎に刀で重要な法律を刻んだことから,のりの意。改は攵(=攴)+己の形声文字。音符の己は,かしこまるの意。かしこまるように仕向ける,あらたまるの意。憚は心+單の形声文字。音符の單(タン)は,はじき弓の象形。困難をはじいて,忌み嫌うの意。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 12, 2015
■醇風美俗意味:人情に厚く美しい風俗。類語・関連語:良風美俗。解説:西洋文化が高度でアジア・アフリカの文化が西洋のそれより劣るという見方は,当然,アジア・アフリカは取っていない。にもかかわらず,卑小な個人の話で恐縮だが,自分の中に西洋=欧米=進歩的=文化的に高度という思い込みがある。それだけでなく,さらにスケールの小さな話になるが旧帝国大学が旧新制二期校よりも全ての点において高度であるという思い込みがある。だから混乱してしまってレヴィ=ストロースの野生の思考だとか,冷たい社会・熱い社会だかも翻訳を読みもせず分かりもしないくせにフンとか思ったりする。これも思い込み。自分の理想像がよく分かってないうえ,比較対象とするものを理解できていないまま思い込む。われながら恐ろしいことだ。リアリズムはどこにあるのか。醇風は人情の厚い風俗。醇は酉+享の形声文字。音符の享(トン,ジュン)は厚みがあるの意。こくのある酒の意。美俗はよい風俗。美は羊+大の会意文字。大きくて立派な羊。うまい・うつくしいの意。俗は人+谷の形声文字。音符の谷(コク,ゾク)は,たにの意。人が谷のように限られた型の中にいる,ならわしの意。出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 11, 2015
■危うきこと累卵の如し意味:危険な状態。類語・関連語:累卵の危うき。解説:今の卵はパックに入って割れにくいからピンと来ないけど,パックなしで籠とか箱に卵を重ねた所を想像してみると,危ないんじゃないのこれはというリアリティが感じられるはず。二段はまだしも三段以上に積み重ねられた卵,割れたらどうするのよ状態。そんな無防備に近い危険な状況を表す言葉。リスクを低減するため卵の場合は緩衝機能を持つパックに入れた。では他の場合で累卵状態のものがあればどうするか。手をこまねいているのではなく断固,処置をするべきだ。危はク+厄の形声文字。音符の厄は,ひざまずくの意。クも人がひざまずく象形。不安定にひざまずくさまから,あやういの意。累卵は卵を積み重ねること。崩れやすくきわめて危険な状態のたとえ。累は糸+田の形声文字。音符の田(もとは三つのムの字を下二つの上に重ねた文字)は,かさねるの意。糸を順序良く重ねる。卵はたまごの象形。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 10, 2015
■出処進退意味:今の地位に止まるか辞めるかという身の振り方。類語・関連語:去就進退。用行舎蔵(ようこうしゃぞう)。Resign or remain in office / the course of action解説:タイミングを間違うと面白くない決断とアクションの例。それだけ難しいということ。出処は出て仕えることと退いて野にいること。仕官することとしないことの意。出は足(止)がくぼみ(凵)から出るさまの象形文字。処は几+夂の会意文字。几(キ)は机の象形。夂(チ)は下向きの足の象形。遅れていくの意。進退は職務上の去就。身の処置。進はしんにょう+隹の会意文字。隹(とり)は鳥の象形文字。鳥が飛んでいくさまから,すすむの意。出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 9, 2015
■雨降って地固まる意味:もめ事や困難なことが起こった後,かえって物事がうまく収まること。類語・関連語:諍い果てての契り。After a storm comes a calm. / A storm will clear the air.解説:元は,ふわふわした土も雨が降ると締まって固くなることから来た言葉。茶筒もトントンと揺さぶったほうが中の茶が締まる。トラブルがあったからといってマイナスばかりではないと考えるときに都合が良い言葉。地は土+也の形声文字。音符の也(ヤ,チ)は,蛇の象形。うねうねしたさま。うねうねと連なる土地の意。固は囗+古の形声文字。囗は城郭のかこいの意。音符の古はかたいの意。城郭の固い守りの意。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 8, 2015
■出藍之誉意味:弟子が師匠を超えて優れたと(周りに)言われること。類語・関連語:。解説:弟子の態度によってこの言葉を師匠が許容できるかどうか決まる。それは師匠の度量もあろうし弟子の姿勢もあろう。見極めるのは見る側の器量だ,ということ。出藍の意は,「藍(あい)より出て藍より青し」(藍から採った青色より,もとの藍より青さが際立つの意)。荀子の勧学「青取之於青於藍」より。これはちょっと考えてみるとその通りの話。青の素子を含んだものを濃縮したら濃くなる。当たり前です。しかし,その当たり前がなかなかできない。なかなかできないものを当たり前のようにやった見せた所に凄さがある。例えばの話。タンタンタンタン。たったこれだけの四分音符。スイングして音に出来ますか。いや,四分音符など言って悪かった。笛でピーヒャラで聞き手の心を浮き立たせますか。いや,悪かった。リズム,いや,音の切れはしで「おおおおっ」と感じさせますか。これができる人って,センスなんだろうか,それとも精進なんだろうか。(その答えは「環境」だったりする。なぜって世界中に散らばった日本人がその地その地でその地のリズムを身に付けているから)。出は足(止)がくぼみ(凹)から出るさまにかたどり,でるの意。藍は艸+監の形声文字。新漢語林は引いてみると「○○の形声文字」で解説があっさり終わっている場合がある。藍もその場合。じゃあ監はどうなんだと。監はこれまで紹介したように臣+人+皿なわけだ。ああ,そうだったと。誉は言+與の形声文字。音符の與(ヨ)は何だと。これは手を寄せ合って物をあげるの意だと。言を付して,言葉で人を持ち上げる,ほめるの意だと。そうなる。出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 7, 2015
■雨晴れて笠を忘る意味:苦しい時が去ると,その時期に受けた恩を忘れる。類語・関連語:咽元過ぎれば熱さを忘れる。暑さ忘れて陰忘る。病治りて医師(くすし)忘れる。解説:雨が降っていると傘,傘となる。雨がやむと地下鉄の放送で,傘の忘れ物が多くなっていると注意がある。その時必要なものが大事で,用を足せば不要となる。人が果たす役割も同じことが言える。でも人そのものは違う。大切な人は,いつもなくてはならない存在。晴は日+青の形声文字。音符の青はすみきっているの意。空が澄み切って日が見える,はれるの意。笠は竹+立の形声文字。音符の立は,たつの意。柄がなくて安定していて置いても倒れないかさの意(傘はさしかさの象形)。忘は心+亡の形声文字。音符の亡は,なくなるの意。心の中から記憶がなくなる,わすれるの意。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 6, 2015
■酒池肉林意味:酒や肉が豊富で豪奢を極めた酒宴。類語・関連語:。解説:いまの時代は,ちょっとゴージャスな宴会にも使ったりする。でもこの言葉が出来た当初は贅沢の度合が違っていた。この言葉の出典は史記(殷本記)。「酒を以て池とし,肉を懸けて林と為す」より。殷王朝の紂王(ちゅうおう)の宴会のさま。酒は水+酉の形声文字。音符の酉(ユウ,シュ)は,酒壺の象形。水を付してさけの意。池は水+也の形声文字。音符の也(ヤ,チ)は,曲がりくねるの意。曲がりくねった形の水たまり,いけ・ほりの意。肉林は肉の林。宴席などで肉がたくさんあって豪奢なさまの意。肉は切った肉の象形文字。林は木+木の会意文字。木が並び立つさまから,はやしの意。林を音符に含む形声文字(淋,霖=ともにながあめの意)には,ある時空間を長くひとり占めにするの意がある。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 5, 2015
■雨が降ろうが槍が降ろうが意味:どんなことがあっても。類語・関連語:。By all means / no matter what (happens) / come hell or high water解説:現実に雨は降る。槍が降ることはまずない。しかし,小説の中では違う。魚や蛭が降ることもある。だから,この言葉が大げさだとか法螺だとか思って侮ってはならない。何としてもやるぞという意志の強さは認めなければならない。雨は天の雲から水滴がしたたり落ちる象形文字。降はおおざと+夅(コウ)は,下向きの足二歩でくだるの意。段をくだるの意。槍は木+倉の形声文字。音符の倉は傷つくの意。傷つけるやりの意。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 4, 2015
■首鼠両端意味:迷っていて決心がつかないこと。類語・関連語:右顧左眄。狐疑逡巡。遅疑逡巡。解説:行こうか行くまいか,買おうか買うまいか,言おうか言うまいか,右に行こうか戻ろうか,迷って決心がつかないさまを表す言葉。まったく,その通りだな。一日にしていい狐疑逡巡の回数は10回までとか決めたほうが良い。しかし10回でホントに良いのか悪いのか。ここでも狐疑逡巡が始まる。自分は狐疑逡巡の人でもあった。でもあったというのは,狷介固陋であるなと思っていたからなんだけど。曲亭馬琴作・葛飾北斎画の読本「椿説弓張月」に出て来る言葉。首鼠は穴から首を出して窺う鼠の意。躊躇と首鼠の音が似ていることから,躊躇両端だったという説もある。また,首鼠は進退の意という説もある。首は目と髪を強調した頭の形の象形文字。両端は二心(ふたごころ)の意。鼠は歯をむき出した尾の長い鼠の象形文字。両ははかりの二つの重りの象形文字。ふたつの意。端は立+耑の形声文字。立はまっすぐたつの意。音符の耑(タン)は,何ものにも汚されていない物事のはじめの意。まっすぐ・はじめの意。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 3, 2015
■網の目に風とまる意味:ありえないこと。類語・関連語:雨の夜にも星。蚊帳の目に風たまる。解説:類語に蚊帳の目に風たまるというのがある。子供のころ蚊帳を釣って寝ていた。その時の経験から言うと,蚊帳の目で風が止まって中は暑い。だから網の目で風の流れは止まるのだな。網戸でもそう。網戸をどけて開け放った窓と網戸が一枚あるのとでは風の通りが違う。だから網の目に風とまるの意味を「あり得ないこと,不可能なこと」とことわざ辞典ではしているけれども,そうとも言い切れない例がある。そのためか,辞典には「常識的にはありえないこともごくまれにはある」と断りが入っている。蚊帳問題や網戸問題は,ごくまれにある常識的にあり得ないこと,の部類なのだ。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 2, 2015
■取捨選択意味:不用なものは捨て,必要なものを選ぶこと。類語・関連語:取捨分別。selection / choice解説:選ぶことは選ばないことでもある。取るか捨てるかを選択する。文字通りである。取捨は取ることと捨てること。必要なものを取り,不用なものを捨てる。取は又+耳の会意文字。戦争で殺した敵の左耳を切り取り首級の代わりとして集めたのが起こり。捨は手+舎の形声文字。音符の舎は,放すの意。手から離す,すてるの意。選択は選ぶこと。選はしんにょう+巽の形声文字。音符の巽(ソン)は,二人が並んでステップを踏む舞の象形。ステップの整った舞のさまから,ととのえる・えらぶの意。択は手+尺の形声文字。音符の尺は(エキ)は,つぎつぎに現れるものの中から選び出すの意。手を付して,手で選び取るの意。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 1, 2015
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