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■天衣無縫 意味:人柄が天然の天真爛漫で飾り気がないさま。 類語・関連語:flowlessly without any trace of artifice, artlessness. 解説:誰かの自然に振る舞う姿に感銘を受け,自分も天真爛漫になろうとして即なれるものではない。それは持って生まれたものかも知れない。あるいは努力の結晶かも知れない。そこんとこを踏まえた上で,天真爛漫の真似を続ければ,人が見て天真爛漫に見えるかも知れない。しかし,それでどうなるってのか。努力して天真爛漫ふうになることによって,どうなるちゅうのか。そこを考えておかないと無駄な努力になるぞ。人の言うこと・すること,人工物のありようにを技巧こらしたあとがなく,自然で美しいこと。天衣は,天女が着る服のこと。縫い目がないらしい。天は人の頭部を大きく強調して示しす指事文字。うえ・いただき・そらの意。衣は,身体にまつわる衣服のえりもとの象形文字。ころもの意。縫は,糸+逢の形声文字。音符の逢(ホウ)は,あうの意。糸でぬい合わせるの意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 31, 2012
■棄てる神あれば拾う神あり 意味:世の中は様ざまだからくよくよすることはない。 類語・関連語:When one door is shut, another is opened. 解説:画家によって,よく使われる色と使われない色がある。これは色の問題ではない。画家の描こうとするビジョンの結果だ。拒絶する相手(神)もあれば,許諾する相手(神)もある。世の中は広いから,合う合わないがある。全部が同じ結論で,それが自分の最終価値ではない,ということ。棄は手+舎の形声文字。音符の舎(シャ)は射に通じ,はなすの意。手からはなす,すてるの意。神は示+申の形声文字。音符の甲は,いなびかりの象形で,天の神の意。拾は手+合の会意文字。手でものを合わせるの意から,ひろいあつめるの意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 30, 2012
■直往邁進 意味:ためらわずおそれずにまっすぐに進むこと。 類語・関連語:勇往邁進。音楽ではオルガン・ポイント(オルゲル・プンクト)。 解説:航行はこれ。目印をもとに,軌道がずれたら修正しながらまっしぐらに進む。目的は,目的地に着くため。途中であれやこれやと出来事が生じても,それで当初の目的が変わることはない。突発的な出来事に対応しても対応そのものは本来目的ではない。それを忘れず,行動する様子を表現したのがこの言葉。直往は,わきめもふらずまっすぐに行くこと。直は,上にまじないの印の十をつけた目の象形。まっすぐ見つめるの意。まっすぐであるの意。往はぎょうにんべん+右側の文字。右側の文字は,大いに行くの意。邁進は勇み立ってひたすら進むこと。邁はしんにゅう+萬の形声文字。音符の萬(マン=マイ)は,さそりの象形。さそりの尾のように遠くに伸びてゆくの意。進はしんにゅう+隹の会意文字。隹は,とりの象形。鳥の飛んでいくさまから,すすむの意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 29, 2012
■初心忘るべからず 意味:常に志した時の意気込みと謙虚さをもって事に当たらねばならない。 類語・関連語:Don't lose sight of your original goal. 解説:最初の気持ちはやる気があって,謙虚で,新鮮。しかし,時間が経って慣れて様子が分かると,あれやこれやと迷いが生じる。あるいは驕る。威張る。偉そうにする。それは違うだろうと。初心はどこへ行ったのかと。余計な迷いがなかった時の初心を思い出して,姿勢を立て直せという言葉。初心は,ビギナー,未熟,不慣れ,初めに思い立った心のこと。初は衣+刀の会意文字。衣はころも。刃物で衣服を裁断する意味から,それが衣服を作る手始めであるため,転じて,はじめの意となった。心は心臓の象形文字。こころの意。 忘は,心+亡の形声文字。音符の亡は,なくなるの意。心の中から記憶がなくなる,わすれるの意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 28, 2012
■大悟徹底 意味:悟りきること。 類語・関連語: 解説:私欲や迷いを離れ,その状態を続けること。そういう考えが浮かんだら,断ち切ること。私欲や迷いは絶え間なく生まれてくるもの。そのことを認めながら,それに囚われないこと。心の境地をいう。大悟は,大いなる悟りのこと。悟は,心+吾の形声文字。音符の吾(ゴ)は,明るくなるの意で,心が明るくなる・さとるの意。徹底は,ある一つの思想・態度などですべての面を貫くこと。徹は,ぎょうにんべん+育+攴の会意文字。事が最後のかたづけにまで行く,とおす・とどくの意。底は广+氏の下に一がある文字からなる形声文字。氏の下に一のある文字は音符でテイ,そこの意。家屋の基底部の意から,そこ・底部にいたるの意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 27, 2012
■先んずれば人を制す 意味:人より先に事を行えば優位に立てる。 類語・関連語:先手必勝。早い者勝ち。機先を制する。First come, first served. 解説:この言葉には後がある。先んずれば即ち人を制し,後るれば則ち人の制する所と為る。死ぬか生きるかという戦いの場での言葉。日常生活でこの言葉をモットーにしていたら,周りから見るとちょっと困った人になりそう。ビジネスで交渉する場面では適用されそう。先は儿+之の会意文字。儿は,人の象形。之は足あとの象形が変化したもの。人の頭部よりもさきに踏み出した足あとのさまから,人よりもさきだつの意。制は,(余分なものを)そぎ,おさえるの意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 26, 2012
■漱石枕流 意味:負け惜しみが強いこと。 類語・関連語:石に漱(くちすす)ぎ流れに枕(まくら)す。case of sour grapes. 牽強付会。 解説:夏目漱石の漱石は,中国の古典に由来する。晋の時代の話。孫楚(そんそ)という負けず嫌いが,本当は「石を枕にして川の流れで口を漱(すす)ぐ」と言いたいところを間違えて「石で漱ぎ,流れに枕す」と言ってしまった。しかし,その間違いを認めず,「石で歯を磨き,汚れた話を聞いた耳を清めるために川の流れを枕にする」と言い張った故事から。「漱石」は夏目がペンネームに採用した。「枕流」は湯布院の亀の井別荘が離れの名前に採用した。枕流亭。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 25, 2012
■贅沢三昧 意味:贅沢を思うままにすること。 類語・関連語:live in luxury / indulge in luxury / be extravagant. 解説:衣食住に過剰な金をかけることに対する非難の言葉。贅沢とは「必要以上に金をかけること。分に過ぎたおごり」の意。贅は貝+敖の会意文字。敖(ゴウ)は,気ままに遊び回るの意。金品を気ままに扱うの意となる。沢は,水+尺の形声文字。音符の尺は,つぎつぎにたぐり寄せるの意。水や湿気が,次から次へと続く,さわ・うるおう・つやの意。三昧(サンマイ・ザンマイ)は良い意味と悪い意味がある。良い方は,一心不乱に何かに集中すること。悪い方は,むやみやたらにするさまのこと。贅沢をむやみやたらにするのは良くない方の意味で使っている。読書三昧は,良い意味で使う。三昧は,梵語samadhiの音訳で,心が統一され,安定した状態のことを言う。こちらの境地の三昧になるのが理想的。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 23, 2012
■七転八起 意味:何度失敗しても屈せず,起ち上がって奮闘すること。 類語・関連語:七転び八起き。always manages to get back on one's feet. 捲土重来。 解説:簡単には諦めない精神。二度三度うまくいかないともうダメだと思いがち。それで見切るのか,なおも試みるのか,そこは判断。自分にとって大事なことなら諦めるな,という言葉。何度も失敗すると周りの理解や支持もなくなる。自分でもこれで行けるのかと思う。やめて別のことをやったほうが良いのではないか,と理性が言う。どうする? ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 21, 2012
■暗がりから牛を引き出す 意味:物の判別がつかない。動作が鈍い。 類語・関連語:やみから牛を引き出す。闇夜の牛。It is ill to drive black hogs in the dark. 解説:生きている牛と日ごろ接することがない。だから,暗がりから牛を引き出すなんてことの難しさは今一つピンと来ない。もちろん闇夜の黒牛は黒に黒だから見つけにくいのは想像できる。牛を飼っている人が発した言葉と思うが,よほど突然の牛にびっくりしたのだろう。暗は日+音の形声文字。音符の音は,くもるの意。くもりのために太陽に光りがない,くらいの意。牛は角のあるうしの象形文字。引は,指示文字。弓に縦棒を添え,ひいて張り伸ばした弓を示す。ひくの意。出はあし(止)がくぼみから出るさまにかたどった象形文字。でるの意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 20, 2012
■座右之銘意味:常に身近に備えて戒めとする格言。類語・関連語:one's motto.解説:自分の座右の銘は一期一会だという人がいた。一期一会を知らなかったので調べたことがある。座右の銘は何ですかという質問に備え,何か選んでおく必要がある。座右はかたわら,そばの意。座はたれ+坐の形声文字。音符の坐(ザ)は,すわるの意。家屋の中のすわる場所の意。右は口+又の形声文字。音符の又(ユウ)は,みぎ手の象形。口は祈りのことばの意。神の助けの意。銘は金+名の形声文字。音符の名は,なのるの意。金属に名を刻みつけるの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 19, 2012
■昨日は昨日,今日は今日意味:状況は日々変わる。類語・関連語:昔は昔,今は今。解説:昨日のミスでいつまでも思い悩むな,切り替えて今日に臨めという励ましの言葉と解釈しよう。昨は,日+乍の形声文字。音符の乍(サク)は,いくの意。行ってしまった時,きのうの意。日は太陽の象形。おひさまのひの意。今は,ある物をすっぽりおおい含むさまを示す指示文字。いまの意味は転じたもの。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 18, 2012
■行雲流水 意味:一点の執着なく,物に応じ事に従って行動すること。 類語・関連語:上善如水。 解説:行雲は空を行く雲。流水は流れる水。人は思い考える存在で,雲や水とは違う。だからそもそも無理な話。それでもこの言葉があり,修行僧を雲水というのは,かくありたやという願いがあるから。行は,十字路の象形文字。みち・いくの意。雲は雨+云の形声文字。音符の云(ウン)は,雲の回転するさま。流は水と右側の部分を合わせた会意文字。右側の部分は,子が羊水と共に急に生まれ出るさまの字。水がながれゆくという意。水は流れる水の象形。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 17, 2012
■風が吹けば桶屋が儲かる 意味:思わぬ結果が生じること。あるいは,あてにならない期待をすること。 類語・関連語:守株待兔(しゅしゅたいと)=待ちぼうけ 解説:風が吹くと桶屋が儲かる間には,それなりの過程がある。ふむ,なるほどと聞かせる過程だ。だから落語になるんだけど。しかし,考えてみると,非現実的なつながり方で,そんな話のつなぎ方で良いのなら,何でも言えるわい,というところにも面白さがある。ユーロの動きに憂慮する。突然,無関係のダジャレ。風は虫+凡の形声文字。音符の凡(ボン=フウ)は,風をはらむ帆の象形。かぜの意。虫は風雲に乗るたつの意。虫と凡でかぜの意となる。吹は,口+欠の会意文字。欠は,大きく口をあけた人の象形。ふくの意。桶は木+甬の形声文字。音符の(トウ=ヨウ)は,中が空洞になっている鐘の柄の象形。中が空洞の木器,おけの意。屋は尸+至の会意文字。尸は居の省略形で,すまいの意。至はいたるの意。人がいたるいえの意。儲は,人と諸の形声文字。音符の諸は,貯に通じ,たくわえておくの意。人を付し,あとつぎとして備えおく人,世継ぎの君=太子の意となる。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 16, 2012
■傾蓋知己 意味:初対面で気が合う者同士。 類語・関連語:合縁奇縁。傾蓋故(こ)の如し。 解説:めったにないラッキーな出会いのこと。蓋は人力車のカサのこと。車に乗っている者同士が身を寄せ合うと車が傾いてカサが傾くことを言っている。傾は人+頃の形声文字。音符の頃(ケイ)は,かたむくの意。頃が,ころの意味になったので人を付して区別した。蓋は草冠+その下の部分からなる形声文字。下の部分の文字は音符のコウで,おおうの意。草を編んで作ったおおいの意。知己は自分の心を良く知っている人,親友。知は,口+矢の会意文字。口はいのる言葉の意。矢はやの意。矢を添えて祈り,神意を知ることからしるの意。己は象形文字。人のひざまづく形に似た三本の横の平行線を持ち,その両端に糸を巻き,中の横線を支点とする糸巻きの象形。紀の原字で,糸すじをわける器具の意味を表した。借りて,おのれ・つちのとの意を表す。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 15, 2012
■教えるは学ぶの半ば 意味:人に教えるのは,半分は自分が学ぶことになる。 類語・関連語:教学は相長ず。Teaching others teaches yourself. 解説:学ぼうと思うならその分野の本を書け,という言葉も見たことがある。そういう類の言葉。教える機会は学ぶ機会と思って積極的に引き受けよ,ということ。教は孝+右側の文字からなる形声文字。音符の孝(キョウ)は,教える者と習う若者とのまじわりの意。右側の文字は,鞭打つの意。スパルタ教育。学は,三つのパーツからなる形声文字。教える人が学ぶ人を向上させる交わりの場である建物,がっこうの意。半は,八+牛の会意文字。八は分けるの意。牛はうしの象形。牛のように大きなものを二つにわけるの意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 14, 2012
■空空漠漠 意味:漠然としてとらえどころがないこと。 類語・関連語:vast, boundless, vague 解説:空漠を強調した言葉。さえぎるものなく広がるさまという意味もある。空漠とは,何もなくて広いこと。あるいは,つかみどころがなく要領を得ないことの意。良い意味で使うこともできれば,焦点が合わないピンボケという批判的な意味で使うこともできる。空漠たる何かを前にして,希望が持てるのか,虚脱感に襲われるのか。希望が持てれば良い意味で。絶望的になれば良い意味では使えない。前者だと前途洋洋を使うだろう。空は穴+工の形声文字。音符の工は,のみなどの工具でつらぬくの意。つらぬいた穴の意味から,むなしいの意。転じてそらの意。工は,広いの意で,広い穴,そらの意味という解釈もある。漠は,水+莫の形声文字。音符の漠(バク)は,ないの意。水のない原,さばくの意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 13, 2012
■海老で鯛を釣る 意味:小さな投資で大きな利益を得る。 類語・関連語:throw a sprat to catch a mackerel(小魚でサバを釣る),Throw a sprat to catch a whole.(小魚で鯨をとる) 解説:海老も鯛も高級魚だと解釈するとこの言葉の意味が分からない。本来は安価な小エビで高価な鯛をとるという投資対効果の良さを強調した言葉。都合が良すぎるという批判的な意味も感じられる。エビがなぜ海老という字になるのか,なぜ老の字があてられたのか,ちょっと不思議。海は水+毎の形声文字。音符の毎(マイ=カイ)は,くらいの意。広く深く暗いうみの意。老は腰を曲げてつえをつく老人の形の象形文字。年寄の意。鯛は魚+周の形声文字。釣は金+勺の形声文字。音符の勺(シャク)は,物をすくいあげたひしゃくの象形で,すくいあげるの意。魚をつりあげる金属製の釣針の意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 12, 2012
■起死回生 意味:だめなものを立ち直らせること。 類語・関連語:捲土重来(けんどじゅうらい)。capable of revivining the dead. back from the brink of defeat. a chance to recover. 解説:好き好んでたいへんまずい状態になっているわけではない。だが,実際にはそうなってしまうことがある。誰が見てもまずい状況。その中から何とかトントンまで戻し,さらにはプラスのレベルまで返すこと。とても大事な能力だ。起死は,瀕死の病人を生き返らせること。滅亡・崩壊の危機を救い,事態を好転させること。起は走+己の形声文字。音符の己(キ)は,ひざまづくの意。人が気を入れてひざまづき,たちあがるの意。死は歹+ヒ(人)の会意文字。歹(ガツ)は,白骨の象形。ひざまずく人の前に横たわる死体の意味から,しぬの意。字義の点で復旧復興と同じ構造。 回生は生き返ること。回は,ものの回転するさまにかたどった象形文字。めぐるの意。生は草木が地上に生じてきたさまにかたどった象形文字。はえる,いきるの意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 11, 2012
■牛は牛づれ馬は馬づれ 意味:似た者同士。 類語・関連語:同類相求む。煮た者夫婦。類は友を呼ぶ。Birds of a feather flock together. 解説:牛づれと馬づれの「づれ」の意味が昔からよくわからなくて気になっている言葉。煮た者同士のことをいう言葉だ。ただ,どこか「ま,あの二人だからこんなことになってもしょうがないわねえ」みたいに,ちょっと困った連中を扱うときに使われる感じがする。上流階級の婚姻などの場合には使わないだろう。破れ鍋に綴じ蓋みたいなもんだ。「牛は角のあるうしの象形。馬も馬の形の象形。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 10, 2012
■怪力乱神 意味:超常現象。 類語・関連語:魑魅魍魎(ちみもうりょう)。妖怪変化(ようかいへんげ)。 解説:怪力乱神は,怪力と乱神の組み合わせではなくて,怪+力+乱+神である。孔子は,怪なこと,力,乱れたこと,神がかりについては語らなかったという。怪は心+土+又の形声文字。土は土地の神の象形。音符の又(ユウ)は,右手の象形。触れてはいけない土地の神の上に右手を置き,異常な心理状態となる,あやしむの意。力は力強い腕のかたちの象形文字。ちからの意。乱は,乙+舌の形声文字。音符の舌(ラン)は,みだれるの意。乙は乱れた糸の端の象形でみだれるの意。神はネ(示すへん)+申の形声文字。音符の申は,いなびかりの象形で天の神の意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 9, 2012
■いざ鎌倉 意味:大事の起こった場合。 類語・関連語: 解説:さあ大変,かけつけねばという時に使う言葉。謡曲の「鉢木」から語られるようになった言葉。鉢の木は,鉢植えの木のこと。謡曲「鉢木」は旅の僧,貧乏暮らしをしている武士が主人公。意外性があり,しかも感動的な話だ。粗筋を知りたくばインターネット等で調べるとよろしかろうぞ。鎌は,金+兼の形声文字。音符の兼は稲などを集め,手にするの意。稲などを手に握り集めて刈るためのかまの意。倉は,穀物をしまうためのくらの意味の象形文字。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 8, 2012
■益者三友 意味:交わって利益となる三種の友人。正直な友・誠ある友・博識な友。 類語・関連語:損者三友(反対語)=体裁ぶる人・誠意のない人・口先だけ巧みで心のねじけた人。 解説:この言葉ひとつで,自分には益者三友があるか,ということと,自分は益者三友たりうるか,という二つの問いかけができる。自分は三損友のほうに近いと感じれば,それはきっと正しい(かも知れない)。益は,皿に物を大きく盛り上げた象形文字で,ます・あふれるの意。者は,台上にしばを集め積んで火をたく形の象形文字で,にるの意。煮の原字。ものの意味は借りたもの。三は三本の横線で数のみっつの意味を表す指事文字。友は又+又の形声文字。音符の又(ユウ)は,右手の象形。手に手を取り合う「とも」の意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 5, 2012
■禍は口から 意味:ものを言うときは慎重に。 類語・関連語:口は禍の門。One's own words often bring the greatest misfortune. 解説:言葉によって人は生きている。物事も存在する。日本は言霊の国である。よい言葉を使うことが大事である。禍は,しめすへん+咼の形声文字。音符の咼(カ)は,けずられ,ゆがむの意。神のくだすわざわいの意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 4, 2012
■竜の髭を撫で虎の尾を踏む 意味:非常に大きな危険を冒すこと。 類語・関連語: 解説:何か大事な目的があって,達成するために危険を冒す時のセリフ。虎の尾を踏むのが危険なことは分かるけど,竜の髭に触るのは,虎の尾を踏むに等しい危険なこととは知らなかった。竜は,頭部に辛のかざりをつけたへびの形の象形文字でりゅうの意。龍は竜の変形。髭は,髟+此の形声文字。髟は長+彡の会意文字。長はながいの意。彡は長く流れる髪の象形。音符の此(シ)は,觜に通じ,くちばしの意。くちの上のひげの意を表す。撫は手へん+無の形声文字。音符の無は,おおいかぶせるの意。手をおおいかぶせて,なでるの意。虎は,とらの象形。尾は尸+毛の会意文字。尸は獣のしりの象形が変化したもの。毛を付して,毛のあるしっぽの意。踏は足+沓の形声文字。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 2, 2012
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