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■面目躍如意味:いかにもその人らしい特徴が表れ,世間の評価が高まるさま。類語・関連語:do justice to one's position as ~ /解説:活躍が認められて良かったね,という時に使う。しかしそういう良い時こそ勝って兜の緒を締めよの時である。面目の意味を広辞苑は「世間に対する名誉」としている。世間に対する名誉?この説明は今ひとつしっくり来ない。躍如はいきいきとした様子。躍は足+右側の文字の形声文字。右側の文字は音符のテキで,キジの意。キジのように高く速くおどるの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 31, 2013
■能ある鷹は爪隠す意味:実力がある者はやたらに表に出さない。類語・関連語:上手の鷹が爪隠す。能ある猫は爪隠す。Still waters run deep. 能なしの口たたき(反対語)解説:日本ではこういう言葉で自分ができる事を表に出すのは恥ずかしいことだという意識がある。しかし海外では違う場合があるようだ。あまり奥ゆかしくても相手に意が通じないのも困るし,あれができるこれができると言い立てるのも鬱陶しい。ここもナカとって中道がよろしいのではないかと存ずる。鷹は鳥+雁の形声文字。音符の雁(ヨウ)は,胸の所に鷹狩の鷹をあてるの意。鳥を付し,鷹狩のための鷹の意。爪は手を上からかぶせて下にあるものをつまみ持つ形の象形文字。つめの意。隠は邑(おおざと)+右側の文字の形声文字。右側の文字は音符のインで,まといかくすの意。隠された地点の意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 30, 2013
■無欲恬淡意味:欲がなくあっさりとしていて,何事にも執着しないこと。類語・関連語:雲心月性。unselfish解説:ストレスから自由になる心の境地。無欲恬淡の境地になりたいという思い自体がすでに欲である。難しいのだ。無欲は欲張らないの意。恬淡は心が安らかで物事に執着しないの意。恬は心+甘舌の形声文字。音符の甘舌(テン)は,あまいの意。物事に対して心の中で甘いと考える,満足に思う・安心するの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 29, 2013
■猫に小判意味:価値のあるものでも持つ人によっては全く役に立たない。類語・関連語:犬に論語。馬の耳に念仏。豚に真珠。馬の目に銭。casting pearls before swine解説:現代で生活していると小判は出てこないだろう。この言葉の時代性を感じる。時代ものになっても通用するところがこの格言の強さ。格言が次々生まれた時代もあっただろうに,今は過去の資産で間に合っているというのも寂しい。かといって作ってもなあ。猫はけものへん(犬)+苗の形声文字。苗はミョウとかビョウと読むので,そのように鳴く獣ということなのであろう(推測)。ミョウと鳴く犬という漢字を当てられたことを猫はどう感じるか。ちょっと知りたい。小判は1573年から江戸末期まで使われた薄い楕円形の金貨。現在の貨幣価値には換算しにくいようだ。理由は時代や米か賃金かなど何の値打ちで計るかによって変動があるから。一両というとけっこうな価値と感じるのは昔も今も変わらないと思うけど。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 28, 2013
■漫言放語意味:考えもなく思うままに言い散らかすこと。注)謙遜の言葉として使用することあり。類語・関連語:irresponsible remarks / indescreet remarks / ill-considered remark解説:漫言放語が起こるとき。驕り高ぶっているとき,酔っ払っているとき。怒り心頭の時。この他にもあるようだけど。漫言は深く考えないで言う言葉。似た言葉に慢言がある。こちらは驕り高ぶった言葉の意。漫は水+右側の文字(音符のマン)。右側の文字の意味はどこまでものびるの意。どこまでものびる広い水の意。転じて締りがない・みだりの意。放語は無責任に言い散らかすこと。放は右側の文字(とまた・ぼくにょう)+方の形声文字。音符の方は左右に広がるの意。しいて左右に広げる・はなすの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 27, 2013
■濡れ手で粟意味:苦労せずに利益を得る喩え。類語・関連語:濡れ手で粟を掴む。濡れ手に粟。make an easy profit / get rich quick解説:頭を使った効率的な方法。辞書には苦労もせずに利益を掴むなんてどうなの,苦労しなくちゃ嘘だ的なニュアンスを感じる。自分でもそのように思っていた。しかし,粟を掴むのに手を濡らすのはコロンブスの卵的な発想で,素晴らしい。何かやるときは頭を使ったスマートな方法が良いという教訓である。濡れ手は水に濡れた手の意。濡は水+需の形声文字。音符の需はしなやか・やわらかの意。水を含んでしなやかになる・つややかになる・ぬれるの意。粟は身の垂れ下がった穀物の象形文字。五穀の一つでイネ科の一年生作物。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 26, 2013
■暴虎馮河意味:命知らずのすること。類語・関連語:血気の勇。匹夫の勇。猪突猛進。解説:ガッツがあるのは良いこと。しかし,後先を顧みず結果がどうなろうと構わないという思慮のない行動を取る者と自分は一線を画すという言葉。勇気ある行動をする者と一線を画すという意味ではない。暴虎は虎を手打ちするの意。馮河は黄河を歩いて渡ること。孔子のような君子は,その場の血気にはやって無謀な行動をして後悔しないような者とは行動を共にしないという話。暴は会意文字。動物の毛皮を割き開いて日に晒すの意から,日に当てる,荒々しいの意。虎はtigerの象形。馮は馬+左側の文字(音符のヒョウ)の形声文字。ヒョウは氷の象形で氷がひび割れるの意。馬が氷のひび割れのように速く走るの意。河は水+可の形声文字。音符の可はかぎの形に曲がるの意。もと曲がって流れる黄河の意から,一般の河川の意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 25, 2013
■逃がした魚は大きい 意味:手に入れそこなったものは実際よりも立派に思える。 類語・関連語:釣り落とした魚は大きい。逃げた魚は大きい。You should have seen the fish that I got away. 解説:パソコンで文書を作っていてセーブしなかったためにその文書が消えたとき。この言葉が浮かぶ。そうならないようにこまめなセーブを心がけようと思う。今年は釣り逃さないように基本の動作を省かないようにしよう。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 24, 2013
■粉骨砕身意味:力の限り努力すること。類語・関連語:do one's best.解説:目標に向かってこのような努力を続ければ,確かに物にならないはずはない気がする。努力不足は事がならない大きな要因かも知れない。努力不足とは時間の投入不足のことだ。だから大事なことに優先的に時間をかけるべきだ。実際は作業的なことに時間を費やしてしまうことがある。けっこうある。作業は頭を使わないけれど,しなければならない仕事なので,自分への言い訳にもなる。でも大事なのは理想に近づくための活動時間だ。粉骨は骨を粉にする=力の限り骨折ること。粉は,米+分の形声文字。音符の分はわけるの意。米を砕きわけたもの=粉の意。骨は上の部分の文字+月(肉)の会意文字。上の部分の文字は,ほねの象形。肉体の核となっているほねの意。砕身は,身を砕くほどに苦労する,一心に働くの意。砕は石+卆の形声文字。音符の卆は,完全に終わってしまうの意。石が形を失ってくだけるの意。身は人が身ごもった形の象形でみごもるの意。体の身の意は転じたもの。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 23, 2013
■七転び八起き 意味:人生の浮き沈みの激しいこと。失敗に屈せず奮起すること。 類語・関連語:失敗は成功の基。七下がり七上がり。七転八起。fail many times, but manage to get back on one's feet 解説:ふつう七回もコケない。一回二回はコケてもまたやろうと思うだろう。でも三回,四回。どうでしょう。あきらめるよ,普通。さらに五回,六回。まだやるか? そして七回。まだ続けるのはアホというか学ばないというか反省がないというか。そして八回目にうまくいく。凄いことだ。とうていできない。そのとうてい出来なないことをやると為せば成るになるんだろう。すごい根性としか言いようがない。起は,走+己の形声文字。音符の己(キ)は,ひざまずくの意。人が気を入れてひざまずき,たちあがるの意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 22, 2013
■百薬之長 意味:酒の良い面にスポットライトを当てた表現。 類語・関連語:Sake is the best of all medicines. 解説:酒は百薬の長と言いながら飲み過ぎないようにするのが大変難しい。良薬の処方は難しい。百薬は多くの薬の意。薬は艸+樂の形声文字。音符の樂は,おさめるの意。病気をおわらせる草=くすりの意。長は首領,優れるの意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 21, 2013
■遠火で手を焙る 意味:効果がない。 類語・関連語:二階から目薬。灯明で尻を焙る。 解説:最近は焚き火を見なくなって残念だが,あれは近くに行くととても暖かい。しかしちょっと火から離れると火の明かりばかりチラチラしてちっとも暖かくない。火から離れたところで暖など取れない。そこで火の遠くで暖を取れるというようなアホな方法を(提案する馬鹿がいますが)このような言葉で柔らかく駄目出しする。エレガントな言葉だ。遠火は遠方で燃えている火。火は燃え立つ炎の象形。焙るは火に当てて温め乾かすの意。焙は火+右側の文字からなる形声文字。右側の文字はふっくらとしているの意の音符。火を当てて物をふっくらとさせる,あぶるの意。炙という字もある。肉+火の会意文字。肉を火の上に置き,あぶるの意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 20, 2013
■破邪顕正 意味:誤った見解を打ち破り,正しい見解を打ち出すこと。 類語・関連語:勧善懲悪。 解説:固定観念とか思い込みとかを拭い去って,偏見なくものごとを見ることが大事だよという言葉。ほんと,大事なことだ。破邪は誤った狷介を打ち破ること。破は石+皮の形声文字。音符の皮は波の意。くだける波のように石が砕ける,やぶれるの意。邪はこざとへん(邑)+牙の形声文字。もとは地名を表す文字だったが,時代を経て斜め・正しくないの意。顕正は正しい真理を表し示すこと。顕は左の文字+見の形声文字。左の文字は太陽のもとでの糸の意。日中,糸を見るの意から,はっきりしているの意。見は変化して現在の頁になった。正は口+止の会意文字。口は国やむらの象形文字。止は足の象形文字。他の国に向かってまっすぐ進撃するの意。征の原字。まっすぐ・ただしいの意は後に出てきた意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 19, 2013
■天下は回り持ち 意味:貴賤貧富の運命はいつまでも固定したものではなく循環する。 類語・関連語:世は回り持ち。栄枯盛衰。塞翁が馬。by turns 解説:良いことも悪いことも巡り巡って来る。良いことばかりもないし悪いことばかりもない。だから楽観しすぎるな,悲観しすぎるな,中庸中道であれという言葉。天下は世界の意。回り持ちは,順々に受け持つ,まわりまわって自分のものになるの意。回はものの回転する様子の象形文字。めぐるの意。持は手+寺の形声文字。音符の寺はたちどまるの意。手の中にとどめおく,もつの意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 18, 2013
■天下泰平 意味:安穏無事でのんびりしている様子。 類語・関連語:天下太平。The world is at peace now. 解説:天下泰平であればこれほど望ましいことはない。でも天下は広いのでどこかで困ったことがあり,どこかで争いがある。でも人は世の中が平和であれば良いなという思いを込めてこの言葉を作ったのだろう。せめて心の中は天下泰平のおだやかで落ち着いた気持ちでいたい。天下は世界の意。泰平(太平)は,世の中が穏やかなこと。太はニ+大の形声文字。大きい上にも大きい,はなはだの意。平は水の平面に浮く水草の象形文字。たいらの意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 17, 2013
■鶴の脛切るべからず 意味:ものにはそれぞれ持ち前の性質があるから徒に人の手を加えてはいけない。 類語・関連語:鴨の足は継ぐべからず。 解説:この言葉どおりにしていたら世の中進歩はないではないかという意見もあるだろう。確かにそうだ。ただ何でも人が手を加えれば良いということでもなかろう。今は環境負荷の軽減を考える時代なので,できるだけ自然のままにという意味では良い方向にある。鶴は鳥+左側の文字の形声文字。左側の文字は音符のコクで,高くいたるの意。その声や飛び方が高くて天にまでも至る鳥,つるの意。脛は膝から下,踝(くるぶし)から上の部分。脛は肉+右の部分の文字(音符のケイ)の形声文字。ケイは力強くてまっすぐの意。肉体の中で力強くまっすぐな部分,すねの意。切は刀+七の形声文字。音符の七は,縦横にきりつけるさま。七がsevenの意を表すようになって,刀を加えて区別した。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 16, 2013
■胆大心小 意味:大胆だが注意は細かい。 類語・関連語:胆大心細。 解説:リーダーの資質を一言で言うとこうなる,という言葉。胆大は,肝が太いこと。豪胆,大胆の意。心小は心が狹いという意味ではなくて,小さいところまで心配りが効くの意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 15, 2013
■治にいて乱を忘れず 意味:いつでも万一の時の用意を怠らない。 類語・関連語:常在戦場。油断大敵。 解説:易経の言葉。「君子は安にして危を忘れず,存にして亡を忘れず,治にいて乱を忘れず」。主語は君子で明確である。匹夫はついこれを忘れるわけだ(笑い)。治は水+台の形声文字。音符の台はおさめるの意。水をおさめるところから一般に治めるの意。乱は乙+舌の形声文字。音符の舌(ラン)はみだれるの意。乙は乱れた糸の端の象形。忘は心+亡の形声文字。音符の亡は,なくなるの意。心の中から記憶がなくなる,わすれるの意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 14, 2013
■大は小を兼ねる 意味:大きものは小さいものの代わりにも使える。 類語・関連語:A large thing will serve for a small one. / The greater embraces the less. 杓子は耳掻きにならず(反対語)。 解説:大は小を兼ねると思って大きめの物を買う。するとちょっと大きいのでもう少し中ぶりのやつが欲しくなって買う。このくり返しで物が増えていく。大は小を兼ねる,と言い切るより,大は小を兼ねることもある,くらいにしておいたほうが現実的な気がする。大は両手両足を伸びやかにした人の象形文字。小はちいさな点の象形文字。兼は又+禾禾(二つで一文字,レキ)の会意文字。又は手の象形。禾禾は,並んで植えられている稲の意。並んだ稲をあわせて手に掴むさまから,かねるの意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 13, 2013
■大言壮語 意味:実力以上の大きなことを言うこと。 類語・関連語:big talk / boast 解説:自分を叱咤激励する目的で,ひとり大言壮語してみるというのはどうだろうか。元気になるより白けるかもな。大言壮語できるのは一種の躁状態ではないか。鬱が入って内省的になったら大言壮語など馬鹿くさくてやっとれんだろう。でも自分を不当に攻めたりダメだと思うのも良くない。大言壮語と過度な内省の中間ゾーンあたりでほっこり佇んでいるのが自然だろう。すなわち中庸中道だ。大言は分不相応に大きなことを言う,高慢な言葉,豪語の意。壮語は大きなことを言う,意気盛んな言葉の意。壮は士+左側の文字の形声文字。士は男性の意。左側の文字は音符のショウで,ながいの意。背丈の高い男,転じて盛んの意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。2013/1/12 < >
January 12, 2013
■損して得取る 意味:損をしたようで実は大いに得をする。 類語・関連語:一文吝(お)しみの百知らず。損をして利を見よ。Lose a dime and win a dollar. / Sometimes the best gain is to lose. 解説:選択するとき損をするほうを選ぶという言葉を聞いたことがある。しかもなるほどと納得したりなんかして。その言葉や納得の底にあるのは,この言葉の精神なのだろう。お先にどうぞの精神。残り物に福があるの精神。競争,ナンバー1ばかりではない世界がある。ほっとするね。損は益がなくなる,利を失うの意。損はてへん+隕の会意文字。隕(イン)は,おちるの意。手で落とすから,減らす・損なうの意となる。取は又+耳の会意文字。戦争で殺した敵の左耳を切り取り首級の代わりに集めたところから,とらえる・とるの意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 11, 2013
■先手必勝 意味:先手を取った側が必ず有利になる。 類語・関連語:先制攻撃。先発制人。拙速は巧遅より可なり。 解説:昔からの言い伝えで今でも使われる言葉だから,真理なのだろう。もちろん例外はあるわけで。二番手のほうが安全でよかったりすることもある。でもやはり最初にチャレンジして失敗することもあるけど成功したら,その人には先手必勝を証明した栄誉が与えられる。この言葉が生き残っているということは証明した人がずっと出続けているという証だ。こう考えると思い切る気持ちなるね。先手は人よりも先に行うこと。それによって有利な地位を占めること。必勝は文字通り必ず勝つの意。ただし先の話なのであくまで気持ちレベル。必は八+戈の会意文字。戈は杭の意。八は飾りの垂れた紐の意。飾り紐を武器に締め付けた柄の意(あらら)。かならずの意は転用。勝は力+朕の形声文字。音符の朕は,上に向かって上げるの意。力を入れて上げ,持ちこたえるの意。victoryや勝るの意は転用(あらら)。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 10, 2013
■井蛙は以て海を語る可からず 意味:理解できない相手に話をしてもムダだ。 類語・関連語:人を見て法を説け。井魚は与に大を語る可からず。 解説:理解できない人の例に井戸にいた蛙が取り上げられてしまい,思慮深い井戸蛙にとってはとんだ迷惑な話かも知れない。井戸蛙だから話しかけることさえムダだと言われるのだから。だから,今日の言葉のように決め付けるのではなく,人を見て法を説くというほうが良いね。井蛙は井の中の蛙の意。見聞が狹いの意。蛙は虫+圭の形声文字。音符の圭(ケイ)は,蛙の鳴き声の擬声語。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 9, 2013
■水天彷彿 意味:遠い海上などの水と空とが続いていて見分けのつかないこと。 類語・関連語:水天髣髴。水天一色。水天一碧。 解説:人生の見通しも水天彷彿,神頼み。水天は水と空。水に映る天。水は流れる水の象形。天は人の頭部を大きく強調して示し,いただき・そらの意を表す指事文字。彷彿・髣髴は,はっきりと識別できないさま・ほのか・かすかの意。よく似ている・ありありと思い浮かぶさまの意もある。彷は彳+方の形声文字。似かよう・はっきりと見分けにくいの意。彿は彳+弗の形声文字。似かよう・かすかの意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 8, 2013
■柔よく剛を制す 意味:温柔な者がかえって剛強な者に勝つことができる。 類語・関連語:柳に雪折れなし。To a hard anvil, a feather hammer. 解説:剛強なものは強そうに見える。しかし実は柔らかいもののほうがしなやかで強いという。ガツンと当たりがきつい強さより,自分に当たる衝撃を逃がすしなやかさで持ちこたえるほうが生き残れるという点では強い。作用反作用の法則で見ても,外からかかる強い力に対して同様に対応しようとすると同じだけの強い力が必要だ。しかし,外からの力をふぃーと受け流せば,対抗するためのムダな力は不要だ。合気道の精神。柔は木+矛の会意文字。矛はほこの意。矛の柄にできる,折れないしなやかな木から,やわらかいの意。剛は岡+刀の形声文字。音符の岡(コウ)は,つよいの意。つよい刀の意からたちきる・つよいの意。制は刀+未の会意文字。未は,枝の重なる木の象形。余分な枝をそぎおさえるの意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 7, 2013
■七難八苦 意味:ありとあらゆる苦労。 類語・関連語:艱難辛苦。四苦八苦。千辛万苦。 a series of misortunes 解説:世の中の大変な苦痛を4文字でカバーする言葉。7つの難,8つの苦の内容は考え方によって異同があるものの,いずれもまことにそうだと納得できる。人の心は楽よりも苦のほうで落ち着くのであろうか。七難は仏教でいう7つの災難。例えば火難・水難・羅刹難・王難・鬼難・枷鎖難・怨賊難。七は指事文字。縦横に切りつけたさまから切の原字。7の意は転用。難は左側の部分+隹の会意文字。左側の部分は,火などの災いに遭って祈る巫女の象形。隹は鳥の象形。災いに出くわして鳥を供えて祈るさまから,かたい・わざわいの意。八苦は仏教でいう人生上の八種類の苦難。生・老・病・死の四苦に愛別離(あいべつり)・怨憎会(おんぞうえ)・求不得(ぐふとく)・五陰盛(ごおんじょう)をプラスしたもの。八は二つに分かれているものの象形文字。わかれるの意。8の意味は転用。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 6, 2013
■囁き千里意味:秘密は漏れやすい。類語・関連語:ささやき八丁。こそこそ三里。解説:囁き千里,だから大事なことはお口にチャックと続けるととても良い教訓になる。囁は口+聶の形声文字。音符の聶(ショウ)は,耳を寄せるの意。耳を寄せてささやく・ひそかにののしるの意。千里は非常に遠い距離の意。千は人+一の会意文字。人は多くのものの意。一はひとつの意。合わせて数の1,000の意。里は田+土の会意文字。田は整理された生産地の象形文字。土は土地神を祀るほこらの象形文字。田地・土地神のほこらのあるさとの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 5, 2013
■才色兼備 意味:才能とルックスの良さの両方を備えていること。 類語・関連語:beauty and brains / 文武両道。 解説:魅力がある女性は才色兼備である。才色は女性の才知と美しい美貌の意。才は川の氾濫をせき止めるために建てられた良質のキの象形。もともと備わっている良い性質の意。色は男女の情愛を表す象形文字。兼備は二つ以上のものを兼ね備える意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 4, 2013
■犬馬の齢 意味:無能のまま老いる。 類語・関連語:犬馬の年。馬齢。 解説:自分の年齢の言い方。日本語は深いな。今年も犬馬の年を重ねよう。犬馬は犬と馬の意。犬や馬のように人に使役されるもの,転じて自分のことをへりくだっていう。犬は耳を立てた犬の象形文字。馬は馬の象形文字。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 3, 2013
■五穀豊穣 意味:全ての穀物が豊かに実ること。 類語・関連語:豊年豊作。豊年満作。 解説:新しい年に相応しい四文字熟語。豊かな年になりますように。五穀は人が常食とする5種の穀物。米・麦・粟(あわ)・豆・黍(きび)・稗(ひえ)。五穀は「いつつのたなつもの」とか「いつくさのたなつもの」とも読む。五はニ+メの指事文字。二は天地。メは交差を示し,天地間に交互に作用する5つの元素(木・火・土・金・水)の意から数の五の意。穀は禾+それ意外の文字(音符のコク)からなる形声文字。音符のコク(殻)は,中味のない外皮,からの意。からを被ったもみ,穀物の意。豊穣は穀物が豊かに実ること。豊は甘酒を盛るためのたかつきの象形。礼を執り行うときのたかつきの意。穣は禾+襄の形声文字。音符の襄(ジョウ)は,中にたくさん詰め込むの意。稲のもみが膨らんで,たくさんつく,ゆたかの意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 2, 2013
■苦は楽の種 意味:現在の苦労は後日の幸福のもととなる。 類語・関連語:No cross, no crown. / No pain, no gain. 解説:物事を明るく捉える見本になるような言葉のひとつ。苦は苦しみ,悩み,心配の意。今の苦しみ・悩み・心配ごとは後になると楽しいことに結実する(と考える)。素晴らしい。ただ,楽は苦の種という言葉もあるので,油断できない。楽はどんぐりをつけたくぬぎ,または鈴の象形文字。音楽の意味から転じて,楽しいの意。種は禾+重の形声文字。禾はいねの意。音符の重は,heavyの意。稲の重い部分=たねの意。 ◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
January 1, 2013
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