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■魚の木に登るが如し意味:不可能なことをしようとする。類語・関連語:魚の水を離れたよう。説明:魚は水の中にいて,水を得た魚たり得る。水を離れて木に登るというのは全く魚の強味が活かせない状況だ。そりゃ無理だろう,という話。この言葉には愛がある。ただダメと言っているのではないから。得意技があるのにそれを全く活かせない環境で何かしようとする人に,見ていた人が評論する表現の場合など単にけなしているのとは違うニュアンスがある。魚はうおの象形。登は癶+豆の形声文字。癶(ハツ)は上向きの両足の象形。のぼるの意。音符の豆(トウ)は甲骨文では祭器を上にあげる両手の象形。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 30, 2015
■大同団結意味:大きな目的を果たすため意見の違いを超えて団結する。類語・関連語:小異を捨てて大同につく。Unite for a common purpose解説:意見の違いに着目するとまとまるのは難しい。大きな目的の元に意見や毛色の違いを超えて手を結び乗り切ろうというときに使う。危機が来ると大同団結する気運が高まる。大同は大勢が一つにまとまるの意。同は上下二つのつつの象形。同じ径のつつがあう・おなじの意。団結は人々が力を合わせ結びつくこと。団は囗+寸(專)の形声文字。音符の專(セン=ダン)は糸を糸巻に巻きつけるの意。囗は巡るの意。丸くなるように転がす,まるい・かたまりの意。常用漢字の団は團の省略体。結は糸+吉の形声文字。音符の吉(キツ)はしっかりしめるの意。糸をしっかりむすび合わせるの意。出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 29, 2015
■陰徳あれば陽報あり意味:人知れず善行を積んだ人にはよい報いが目に見えて現れる。類語・関連語:陰徳あれば必ず陽報あり。Secret acts of charity will one day be rewarded openly.説明:報いを得る目的で陰徳を積もうが,報いのことなど思いもよらない無垢な心で陰徳を積もうが,結果に変わりはない。真似事でも良いから陰徳を積むのが自分の得になると思えばモチベーションになるかも。陰徳は人に知れないように施す恩徳。陰はおおざと+今の形声文字。音符の今は含むの意。雲が太陽を覆い含みこむの意からくもり・かげの意。篆文は云を付し,雲に包まれるの意。徳は彳+右側の文字(音符のトク)の形声文字。トクはまっすぐな心の意。彳は行くの意。真っすぐな心で人生を歩むの意。陽徳ははっきりとあらわれる報い。陽はおおざと+昜の形声文字。音符の昜(ヨウ)は,日があがるの意。おおざとは丘の意。日の当たる側,ひなたの意。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 28, 2015
■相思相愛意味:互いに慕い合い,愛し合っていること。類語・関連語:be fell deeply in love with each other解説:相思も相愛も同じ意味。ダブルにして意味を強調するタイプの四文字熟語。恵まれすぎているので,勝手にやってください的である。相思はお互いに思い合う,愛し合うこと。相は木+目の会意文字。木の姿を見るの意。事物のすがたを見るの意。思は田+心の会意文字。頭脳(田の文字は子どもの脳の象形)と心でおもうの意。相愛は互いに愛し合うこと。愛は構成しているパーツのいわれが深い文字(説明になっとらん)。出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 27, 2015
■言わぬが花意味:はっきり言わないほうが差し障りがない。類語・関連語:Silence is more eloquent than words. 沈黙は金,雄弁は銀。Silence is golden.説明:ものを言わないことの価値の高さを称える言葉。この言葉にならってこれ以上書かない。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 26, 2015
■善隣友好意味:隣国と友好的な関係を持つこと。類語・関連語:a good neighbor and friendship / 善隣外交。善隣之誼(よしみ)。遠交近攻(対義語)。解説:世界平和も善隣友好も理想を言う言葉。現実がそうなってないだけに,理想像として求められるのでこれらの言葉は無くならない。実現してたら,わざわざ言わんだろう。善隣は隣国と仲よくすること。善は(言+言)+羊の会意文字。(言+言)は原告と被告の発言の意。羊を神のいけにえとして両者がよい結論を求めるさま。隣は邑+右側の文字(音符のリン)の形声文字。リンは庶民の意。庶民が形づくる,となりの意。友好は国や団体など組織間の仲が良いこと。友は又+又の形声文字。音符の又(ユウ)は,右手の象形文字。手に手を取り合うともの意。好は女+子の会意文字。甲骨文は,母+子の会意文字。母親が子を抱くさまから,このましく,うつくしいの意。出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 25, 2015
■鰯の頭も信心から意味:イワシの頭のようなものでも信仰するとありがたく思える。類語・関連語:白紙も信心から。竹箒も五百羅漢(たけぼうきもごひゃくらかん)。Miracle are those who believe in them.説明:信仰心が働くと普通は何でもないものでも特別重要なものに見える人のありようを覚めた目で語った言葉。信心に凝りすぎて本当の信心を見失う「新人過ぎて極楽を通り越す」も同様の視点からの言葉だ。過ぎたるは及ばざるがごとし,である。衣食住に忙しいと信心を起こす暇がないという意味の「信心は徳の余り」もまた冷めた目で信心について語った言葉だ。鰯は魚+弱の形声文字。音符の弱(よわし)が読みになっている。信心は神仏を信仰して祈念すること。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 24, 2015
■千慮一失意味:たくさん考えていたら中には一つくらい思い違いや失策がある。類語・関連語:千慮の一失。知者一失。百慮一失。愚者一得・千慮一得(対義語)。解説:史記の言葉「智者も千慮に必ず一失あり,愚者も千慮に必ず一得あり」。智者と愚者で対比させている。智者に一失を,愚者に一得を与えているところが面白い。智者は賢い人。智は知と同じ。会意文字。甲骨文は矢+于+口。于はものをえぐるための刀の象形。矢や刀を添えて祈り,真意を知るさま。篆文は曰を付加し,知恵のある発言をする人の意に使う。千慮は考えを巡らすこと。慮は心+上の部分の文字(音符のロ)の形声文字。音符のロはくるっとめぐらすの意。心をめぐらせる,深く考えるの意。出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 23, 2015
■炒豆に花意味:あるはずのないことが実現する。類語・関連語:いり豆に花が咲く。枯れ木に花が咲く。雄猫が子を生む。説明:この言葉の解釈は二つある。一つは,あるはずのないことが実現する,めっにないこと,という可能性を認める肯定派。もう一つは,絶対にありえないことという否定派。炒り豆なので,炒り方が甘いと発芽して花が咲くことはあるかも知れない。だから完全否定として使うのなら,炒り豆より,雄猫が子を生むを選ぶほうが良い。枯れ木に花も炒り豆と同じく微妙で,100%ないとは言い切れない可能性が残る。ま,それはそれとしてこの言葉は喜ばしい話の時に似合う。「えっ,あの頑固者がうんと言ったのか,そいつはまさに炒り豆に花ってやつだね」みたいな。炒豆は大豆を炒ったもの。炒は火+少の形声文字。音符の少(ショウ)は小さな点の象形文字。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 22, 2015
■千里同風意味:天下がよく治まっている太平の世類語・関連語:万里同風。 解説:出典は「論衡」の「夫れ千里風を同じうせず」(遠隔の地にも近くにも同じ風が吹く)より。論衡(ろんこう)は後漢の書。後漢は25年~220年。この時代の中国で千里同風の意味合いは今日の意味とはちっとばかり違うことだろう。今は違うことが求められる時代。2000年ほど前は,同じことがよしとされる時代。当時の学説・習俗に対して独自の批判を加えた書。広い地域が同じ風俗であるの意もある。千里は非常に遠い距離の意。里は田+土の会意文字。田は整理された生産地の象形。土は土地神を祭るほこらの象形。田地・土地神のほこらのあるさとの意。同風は同じ風習の意。出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 21, 2015
■芋の煮えたも御存じない意味:世間知らず,常識不足,迂闊さを揶揄する言葉。類語・関連語:。説明:会話の中で「へえ,芋の煮えたも御存じない」と使う。何も知らんな,甘ちゃんだなと相手をバカにする表現。実際,芋をちょうど良い具合に煮るには経験がいるので,そう言われたら「はあ,ご存じないスね」とボケるしかない。しかし言われるとカチンと来るだろうな。それだけ相手をバカにする効果を持つ表現だ。この言葉のどこに毒があるのかというと,たぶん「御存じない」という箇所だろう。馬鹿丁寧な言い方を取り込むと毒を盛る効果があるということだ。芋は艸+于の形声文字。音符の于(ウ)は,誇らしげに言うの意。掘り出してこりゃどうだと人に言いふらしたくなるほど大きくなっている根=いもの意。煮は火+者の形声文字。音符の者は煮の原字。者は台上に柴を集め積んで火を炊く形の象形文字。にるの意。ものの意は借用。御は之繞(しんにょう)+卩+午の形声文字。音符の午は,杵の形をした神体の象形文字。卩(セツ)はひざまずく形の象形文字。神の前に進み出てひざまずき,神を迎えるの意。存は在+子の形声文字。在はあるの意。子はひとすじにつなぎとめるの意。そのままある状態につなぎとめておく,たもつの意。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 20, 2015
■先憂後楽意味:天下の憂いごとへの対応を優先し,自分の楽しみは後回しにする。類語・関連語:。 解説:天下国家を扱う政治家の心構えを説いた中国の言葉。先天下之憂而憂,後天下之楽而楽。「天下の憂えに先だちて憂え,天下の楽しみに後(おく)れて楽しむ」。後楽園の名称の元になった言葉。政治家はこの心構えであっても,選挙民が今楽後憂だったり,今楽後楽だったりすると,政治家は選挙に落ちる。どうすれば良いのかな。憂は夊+上の部分の文字(音符のユウ=うれえるの意)の形声文字。後楽は,政治家が人々の楽しみに遅れて楽しむこと。樂はどんぐりを付けたくぬぎ,または鈴の象形。音楽の意から転じてたのしいの意。出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 19, 2015
■韋編三度断つ意味:読書に熱心なこと。類語・関連語:韋編三絶。説明:孔子は晩年に易経を熱心に繰り返し読んだため,綴じ紐が三度も切れたという故事から来た言葉。当時の書物は,竹簡だった。札状の竹に墨で文字を書いてあり,なめし皮の紐で綴じていた。その革紐が擦り切れた,という話。本がばらばらになるくらいページを繰ったわけだ。それだけ繰り返し行う,ということが大事なんだな。できないのは修練が足らないだけの話。難しいことは考えず,繰り返しあるのみ。韋編は書物の綴じ紐。韋はなめし皮の意。韋は舛+口の会意文字。舛は向きが異なる足の象形。口は場所の意。ある場所から別の方向に歩むさまからそむくの意。なめし皮の意は借用。編は糸+扁の形声文字。音符の扁(ヘン)は,札の意。糸で竹の札を編むの意。断は左側の文字+斤の会意文字。左側の文字は,つながる糸の意。斤は斧の象形。つながりを断つの意。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 18, 2015
■千万無量意味:はかりしれないほど多い。類語・関連語:無量無数。無量無辺。 解説:単に多いというより千万無量という言葉を使う方がとてつもなく多いという感覚が伝わる。千万無量という表現が過大だと感じれば,多いというより数字で示すのも良いかも知れない。例えば平均がこれこれあるいはこれまでの数字はこれこれ,それに対して本件についてはこれだけの数字だ,と言う。すると単に多い,少ないというより手がかりになる数字があるぶん信頼性が高まる。千万は数量がきわめて多いこと。無量は量がはかり知れないほど多いこと。無はもと舞と同じく人が舞う姿の象形文字。借用してないの意の仮借文字。量は穀物を入れる袋の上に漏斗をつけた形の象形文字。はかるの意。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 17, 2015
■衣鉢を継ぐ意味:弟子が師から思想,学問,宗教,芸術などを引き継ぐこと。類語・関連語:免許皆伝。説明:あの時に聞いたなという確たる記憶がない言葉。日常会話では出てこない。テレビのナレーションでは出て来るかも。大事なことが継承されるのを衣鉢に象徴した。衣鉢が仏教界以外の世界では日常的なものではないから,縁遠くなる。衣鉢(イハツ,エハツ)は仏教修行者の大事な持ち物。3種類の袈裟と托鉢用の鉢。3種類の袈裟とは,僧伽梨(そうかり),鬱多羅僧(うったらそう),安陀会(あんだえ)。実に奥が深い。禅宗では師の僧が弟子に真理を伝えることを衣鉢を伝えるという。ここから衣鉢は宗教・芸術の奥義や前人の事業・業績などを表現するようになった。継は糸に糸をつなぐ形の象形文字。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 16, 2015
■千変万化意味:変化きわまりないこと。類語・関連語:ever-changing / shifting / kaleidoscopic 変幻自在。動揺流転。一本調子・千篇一律・十年一日(対義語)。 解説:同じことの繰り返しがなく多様な変化ぶりに驚きをもって語る時にフィットする言葉。同じパターンの繰り返しになりがちで,それはどうにかしなくてはいかんと考えている向きには刺激的な言葉。で,どうすれば良いのかは分からないのだけれど。千は人+一の会意文字。人は多くのもの。一はひとつ。合わせると1,000の意。変は俗字。篆文は(糸言糸)+攴の会意文字。(糸言糸)は続くの意。攴(ボク)はうつの意。連続するものをたち切ってかえるの意。万化はいろいろに変化すること。化は左右の人が点対称になるような形に置かれた指事文字。人の変化=人の死のさま=かわるの意。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 15, 2015
■井の中の蛙大海を知らず意味:世間知らず。類語・関連語:井の中の蛙。The frog in the well does not know the ocean.説明:出所は荘子。「井蛙は以て海を語る可からずとは,虚に拘(とらわ)るれば也」。考えや知識が狭くて,もっと広い世界があることを知らない。狭い見識(しかし本人はそれに気付いていない)。他人事ではないことを忘れてはいけない,自戒の言葉。井はいげたの象形文字。井桁とは,井戸のふちを木で井の形に組んだもの。今はそんな井戸がないから,ああ,あれかという実感が持てないよね。蛙は虫+圭の形声文字。音符の圭(ケイ)はかえるの鳴き声の擬声語。篆文は黽+圭。黽(ベン)はかえるの象形文字。大海は大きな海。知は矢+口の会意文字。矢を添えて祈りの言葉を唱え神意をしる=しる,の意。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 14, 2015
■千篇一律意味:物事が一様で変化がなく,面白みがない。類語・関連語:一本調子。千篇一体。千変万化・変幻自在(対義語)。 解説:もとは多くの詩編がみな同じ調子で作られていること。同じ調子が二回,三回続くと,聞き手にまたかという感じさせてしまう。一本調子だな,と。退屈だな,と。これは避けたい。少しずつ変化させて千篇千律まで行かずとも,千篇五百律くらいは行けると退屈さは感じさせないだろう。は詩や文章を数える語。篇は丈+扁の形声文字。音符の扁(ヘン)は,ふだの意。文字を書きつけるための竹製の札の意。書物の意。一律は変化のない同じ調子。律は彳+聿の会意文字。彳(テキ)は,人の行く道の意。聿(イツ)は,卜辞(ぼくじ,占いの文字)を亀甲に刻みつけるための道具の象形。人が行くべき道として刻みつけられている言葉,掟の意。音の高さの意もある。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 13, 2015
■命の洗濯意味:日ごろの苦労から解放されて気ままに楽しむこと。類語・関連語:命の土用干し。recreation説明:レクレーションのこと。仕事でくたびれてきたところに命の洗濯をしてぱりっとした気分で仕事に励もうという趣旨なんだな。確かに仕事をすれば衣類も汚れるし,心も疲れる。洗濯が必要だ。命は口+令の会意文字。令はいいつけるの意。口を付し令との発音の違いを示す。洗濯は心にたまったつらい思いを忘れ去りさっぱりした気持ちになること。洗は水+先の形声文字。音符の先は,あらうの意。水で洗う。濯は水+右側の文字(音符のテキ)の形声文字。テキはおどりあがるの意。水中から衣類をあげるようにして洗うの意。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 12, 2015
■善男善女意味:信仰深い人々。一般大衆。類語・関連語: 善男信女。Pious people / men and women解説:仏教信者のこと。キリスト教会に通う人に使っては趣旨が違うことになる。しかし,使っても違和感がなく通用しそう。それほど宗教の意味合いが薄れ,紳士淑女のように人々のことをいう表現として溶け込んでいる。善男は仏教に帰依した在俗の男子,良家の子息。善は(言言)+羊の会意文字。(言言)は原告と被告の発言。羊を神の生贄として両者が良い結論を求めるの意。女は両手を重ねひざまずく女性の象形。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 11, 2015
■犬も歩けば棒に当たる意味:物事を行う者は時に禍にあう。やってみると思わぬ幸いにあう。類語・関連語: The dogs that trots about find a bone. / Even dog ha s his day. / If you are too forward, you are likely to meet with disaster.説明:正反対の二つの解釈がある。もともとは禍に遭うという意味だった。それが反対の意味で使われるようになった。今みんなはどちらの意味で使っているのだろう。後者かな。棒は木+奉の形声文字。音符の奉(ホウ)は,ささげ持つの意。ささげ持つ木,ぼうの意。当(當)は,田+尚の形声文字。音符の尚(トウ)は,ねがうの意。田の実りを願って事にあたるの意。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 10, 2015
■前途洋洋意味:将来が明るく希望に満ちて広がっている。類語・関連語: have a bright future / with a bright future / a promissing young person 前途有望。前程万里。前途有為。前途遼遠・前途多難(対義語)。解説:新年度の始まりの季節柄,全国各地でひっぱりだこだったことだろう。分からないことに対して希望を持つのか恐れを持つのか。あれもこれもやるもよし。このときは失敗しても他に影響がないように隔壁を作っておくことが大事。ひとつに狙いを定め勢力投入もよし。この時は燃え尽きないようにする工夫が大事。洋洋たる前途には機会も脅威もある。まずはこの一年生き延びるのが大事。前途はゆくて・将来。洋洋は広々と広がったさま。同じ意味の文字を重ねた強調表現。洋は水+羊の形声文字。音符の羊は大きいの意。大きい水,海よりも大きな水域。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 9, 2015
■犬の遠吠え意味:臆病な者が陰で虚勢を張ったり他人を攻撃すること。類語・関連語: Dogs that bark at a distance bite not at hand.。説明:英語では吠える犬は噛まないとなっている。確かに黙って近くに来てが噛みつくのは困る。かといって,見えない所から遠吠え攻撃してくるのも五月蠅い。だから犬の遠吠えだと言って片づけるのが大人の対処なのだろう。そのための言葉。遠吠えは,犬やオオカミが遠くまで聞こえるような長く引いた声で吠えること。また,比喩的に弱者が相手に直接向かわず遠くからののしることの意。遠はしんにょう+袁の形声文字。音符の袁(エン)はとおざかるの意。しんにょうは行くの意。合わせて遠くに行くの意。吠は口+犬の会意文字。犬と口で犬が吠えるの意。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 8, 2015
■前途多難意味:これからの行く手に困難が多いこと。類語・関連語: 前途遼遠。暗雲低迷。前途洋洋・前途有望・前程万里(対義語)。解説:前の途には多くの難儀がある(ありそう)とそのまま読み進めると意味が汲める四文字熟語。ものごとすべてスタートが良くて,間が良くて,おしまいが良ければ,それこそすべて良し。しかし,なかなかそうは問屋が卸さないのが現実。顎の一つも撫でながら,さて,どう対応しますかな,と余裕を持つのが大事。前途はゆくて・ゆくすえ。途はしんにょう+余の形声文字。音符の余はのびるの意。どこまでも伸びているみちの意。多難は災難・困難が多いこと。多は夕+夕の会意文字。夕は肉の象形。量が多いの意。難は左の文字+隹の会意文字。左の文字は火などのわざわいにあって祈る巫女の象形文字。隹はとりの象形文字。災いに出くわして鳥を供えて祈る。かたい・わざわいの意。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 7, 2015
■犬の川端歩き意味:金銭を持たず店頭をぶらつくこと。類語・関連語:犬の子のただ歩き。説明:この言葉を作った人は,川っぷちを歩く犬の様子を見てこの言葉が浮かんだのだろう。昔は放し飼いや野良の犬も多かったから,一人で散歩している犬もよく見かけた。立ち止まったり臭いを嗅いだりまた歩き出したりする様子をこの言葉にまとめた。何も得られるものがないではないか,という意味を込めて。もっとも犬に言わせれば人には分からない臭いが川端の道にはたくさんあって,近隣の情報収集になっているというのかも知れない。などと考えてしまうと格言は生まれない。この言葉は,ウインドショッピングの意味以外に,いくら歩き回っても(奔走しても)得られるものが何もない場合にも使う。犬は耳を立てた犬の象形文字。川端は川のほとり。川は流れる水,かわの象形文字。端は立+右側の文字(音符のタン)の形声文字。立はまっすぐ立つの意。タンは何物にも汚されていない物事のはじめの意。まっすぐ・はじめの意。歩は左右の足の跡の象形文字。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 6, 2015
■全知全能意味: こんなことでもよく知り,どんなことでもひょく行う神の能力。類語・関連語: Almighty God / God almighty / the Almighty / omniscient and omipotent 完全無欠。十全十美。無知無能(対義語)。解説: コンピュータが目指しているものはこの四文字熟語に近いかそのものだろう。全知は完全無欠の知恵。全は入+工の会意文字。入は入口の象形。工は工具の象形。入口のある倉庫などに工具を保管するところから,たもつ・まっとうするの意。知は口+矢の会意文字。口は祈る言葉の意。矢はやの意。矢を添えて祈り神意を知る。全能は何事もできないことがないこと。熊は尾を振り上げ大きな口を開けたくまの象形。能力としてできるの意は借用。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 5, 2015
■何時も月夜に米の飯意味:毎晩明るい月夜で,毎日米の飯が食べられれば,こんな幸せなことはない。類語・関連語:。説明:ところが実際はそうはいかないという話。何かしら不足があり不都合があり邪魔がある現実に対して,理想を述べたもの。何時もは常にの意。何は人が肩に担う形の象形。荷の原字。金文は人+可の形声文字。なにの意は借用。時は日+寺の形声文字。音符の寺(ジ)は行くの意。進みゆく日,ときの意。月はつきの欠けた形の象形文字。米は横線と六点からなる象形文字。横線が穀物の穂の枝,六点が実の部分を示す象形文字。飯は食+反の形声文字。音符の反はnかえるの意。穀物を煮えかえらせて作っためしの意。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 4, 2015
■前代未聞意味:これまで聞いたことがないようなこと。類語・関連語:空前絶後。 Unprecedented / unheard-of / unparalleled in history解説:人の長い歴史でマジで前代未聞の事などそうそうあるものではない。というわけで何かが起こったことに対して,なんとまああきれた話であることだと感想を述べるような文脈で用いられることのほうが多い。前代は前の時代。代は人+弋の形声文字。音符の弋(ヨク)は,二本の木を交差させて作ったくいの象形文字。人が互い違いになる,かわるの意。未聞はまだ聞いたことがないこと。聞は耳+門の形声文字。音符の門は問うの意。尋ねてきくの意。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 3, 2015
■いつまでもあると思うな親と金意味:親も金もいつまでも存在し続けるわけではない。類語・関連語:。説明:いつまでも(何時迄も)は永久にの意。親の命は限られているし,金は使えば減る。親は見+左側の文字(音符のシン)の形声文字。シンは進み至るの意。進んで目をかける親しむの意。自分に対して誰よりも進んで目をかけてくれる存在=親は年を取ると親子の関係も変化する。年齢に応じて意識を変えないとお互いに困るよ,という先人のお言葉。自立しなさいという戒め。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 2, 2015
■戦戦兢兢意味:(何かが起こりそうで)びくびくしている。類語・関連語:小心翼々。戦戦恐恐。解説:同じ状況でも落ち着いた人と戦々兢々の人といたりする。この違いはどこから来るのか。気質の違いか。胆力の違いか。気質も胆力もない人が戦々兢々と反対の平常心を持つにはどうすれば良いのか。それが気になる。というようなことを考えさせる言葉だ。戦戦はおそれおののく・おそれつつしむ。戦は戈+單の形声文字。音符の單は弾き弓の象形文字。戈はほこの象形。兢兢は恐れつつしむ・びくびく。兢は克+克の会意文字。克は重い兜をつけた人の象形。その二人が並び争うの意。現代表記では恐を使う。◆出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
April 1, 2015
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