Berkeley Audio Design(バークレー・オーディオ・デザイン) Alpha DAC
の比較試聴、ハッキリ言って非常に悩ましかったですね。購入となると、試聴会とは聴き方が変わってきてしまうんですよ。
B&W 802Dでは良くてもうちのシステムに組み込んだらそれが生きるかとか、瞬間良くても飽きずに聴けるのはどちらだとか、買った感があるのはどちらとか、音量による得意不得意はないかとか、音楽ジャンルの得意不得意とか、その他いろいろなことです。
QBD76とAlpha DACには定価で30万円弱の差がありますが、音だけならそれは全く感じないですね。
オーディオはやはり情報量で細かく聴いてナンボならAlpha DAC、聞き耳を立てる試聴という特殊な状況ではなく、日常に最高の音を求めるならQBD76。 DAC64Mk2とQBD76を自宅で比較した時に感じたこと
を、ここで再現しているような錯覚さえありました。あの時DAC64Mk2に思ったことを今QBD76で感じ、QBD76で思ったことをAlpha DACに感じる。。。
それでも条件を変えると一長一短で、1時間くらいは聴きながら悩んでたかな。日によって食べたいものが違うように、聴きたい音量もジャンルも違うもんなぁ。
機能的にはどっちもどっちなんです。Alpha DACのヴォリューム調整は便利だと思いますし、QBD76のUSB入力やBlutooth入力はあってもいいかという感じだし。(これが後々誤算だったことに気づくんですが)
即決できない時は、だいたい止めた方がいい時なんですけどね^^;
今回の悩みにあっさり決着付けたのはLIVE盤のディスクでした。
どれを聴いてもQBD76の方がスピーカーをよく鳴らすんです。DAC64Mk2もそうですね。臨場感? 現場感? とにかく鳴りっぷりがいい。こういう動きを今は大事にしたい。
冷めた見方をしてしまえば、使っているスピーカーはPass labs Rushmoreです。5555の802DでDAC比較すれば差は大きく感じても、所詮はDACの差なんて、個性的なRushmoreの手の中で踊るみたいなもの。 (おっと、DAC比較したことが元も子もなくなる^^)
それでもRushmoreが生きるのは、同じく動的なQBD76か。
ということで、 QBD76お買いあげ決定!
試聴させていただいた5555 HAL.3に注文して、早々に我が家に届き、既にシステムに組み込みました。今までメインだったDAC64Mk2の処遇は考え中。
QBD76のエージングは必要でしょうけど、今でも非常にいいですよ。2010年の音がします(爆
過去のDAC比較の試聴記を今回改めて読み返しました。自分で書いたからこそですが、非常に役立ちました。細かく書いておくもんですね。あ、同じこと思ってるとか、それは今回気付かなかったとか、その逆とか。
Blogも役立つもんです。
http://plaza.rakuten.co.jp/afublog/diary/200812020000/
http://plaza.rakuten.co.jp/afublog/diary/200812030000/
http://plaza.rakuten.co.jp/afublog/diary/200812040000/
http://plaza.rakuten.co.jp/afublog/diary/200903290000/
http://plaza.rakuten.co.jp/afublog/diary/200903300000/
個人的にはQBD76を選びました。
が、客観的にオーディオ耳で聴けばAlpha DACがよいと思います。おーでぃおオーディオしているのはAlpha DACです。上記DAC試聴会でも1番人気は頭一つ抜けてAlpha DACでした。音がはっきりしているので“比較に強い”とも言えます。
ただし、買うという行為を伴うと、どちらが売れるかというと、その立場は逆転するように思います。美人に人気は集まるけど、モテる子つきあいたい子は別、みたいな。
オーディオ商品として、難しくもおもしろいところです。
PR
Keyword Search
Category
Calendar