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生けにえなのか・・・そこにあるアリの世界。2013年分です。それから10年、いまだに つづいているものでよろしかったら、ご参考に。。↓ゆえあって、毎朝お水をお祀りする とある地主神さま。 話は、そんな地主神さまの お水の容器で おこる。 お水を取り替えたお水の容器の中に、最初のアリが浮かぶ。 その後、数時間おきに1匹づつ、新たなアリたちが浮かんでいく。 そう、 アリはつぎつぎに 水のなかに引き込まれていくのだ。のの 1日の終わりに、地主神さまのお水の中を覗きにいくと〔犠牲になった〕5・6匹のアリたちが、水面に浮かんでいることになる。 ● 水が苦手のはずではないのか ● なぜに容器の中に入り込むのか ● 水ではないと錯覚してしまうのか ● 抜け出せなくなった仲間に気づかないのか ● あるいは仲間を助けに来たというのか ● 巣では、毎日の犠牲に気づかないのか ● この危険な場所を迂回できないのか ● このエサや水集めのルートを 外せないのか などといった疑問が、脳裏に浮かんでは消える。そこには、活動期間のあいだ 雨の日を除いて日々繰り返される 彼女たち働きアリの世界/社会がある。 仮に、アリの〔冬と、雨の日を除いた〕活動期間を180日と した場合、6匹×180日で年間に約1000匹ちかい犠牲が でることになります。それでも続けられているというのは、な ぜなんでしょう〔もしか生贄だったり?〕。 溺れてしまうのは勘弁だけれど、できればアリになって調べ て見たい気もします/笑。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」ののe:i5
Aug 29, 2022

肥料不足なんだから、ここはひとつ。岸田文雄首相は23日、対ロ制裁を継続するように指示した・・というニュース関連で、7月5日の採録です。・・日本の肥料使用量は世界全体の0.5%にしか過ぎないという統計[2018年]もあるのですから、制裁参加に免じて何とかしてもらえそうな気がするのですけれどねー。ということで よろしかったら、ご参考に。↓世界的に 肥料の品不足と価格高騰がつづいています。 その原因は化成肥料の原料となる リン鉱石ならびにカリ鉱石の不足によるもの。 ちなみにこちらがリン鉱石。こちらがカリ鉱石由来のカリ肥料となります。 さて・・・・なぜに鉱石が不足&高騰してきたのかといえば、まずはやっぱり新型コロナウイルス蔓延の影響。採掘場での人手不足からはじまって、その後の巣籠り需要によるコンテナ船の不足や港湾作業の遅れなどの物量停滞、さらには原油の値上がりによる輸送コストの上昇といった要因があげられるのですが・・・・それに前後するかたちで ■ 中国による日本向け肥料輸出の制限 ■ ロシアのウクライナ侵攻による欧米日の制裁 ■ 制裁国に対するロシアの肥料輸出規制といった最近よくニュース報道される事象がおこったためであります。そこで先日開催された G7、先進国首脳会議です。このG7のメンバーのなかには、不足している原料鉱石を豊富にもってる国がある。そう リン鉱石の米国、そして カリ鉱石のカナダです。そこで、それを踏まえてのわが自民党総裁・岸田文雄首相へのお願いです[唐突ですけれど]。『G7のよしみ、今回は北大西洋条約機構(NATO)首脳会議にも出 席したのに加えアジアにおける数少ないロシア制裁にもわが日本 は組みしているのだから、せめてこの非常時のあいだだけでも、 我が国に鉱石/いしを融通していただけませんかね。バイデンさん、 トルドーさん、よろしく頼むよ』なんてかんじで[角さんふうに]申し入れていただきたい。もともと2000年以前は 米国とカナダの両国から鉱石ズを輸入していた過去のある日本なのだから、昔取った杵柄、それほど無茶なお願いであるともおもえないのですけれども。国民政党として国民のために働くとおっしゃっている岸田首相です。ここはひとつ日本の農業、ひいては日本国民の食のためにも、お骨折りよろしくおねがいいたします。ということで今回は、せっかくの外交の岸田、じょうずにつかわない手はない・・というおはなしでした。 ちなみにゼレンスキーさんとプーチン大統領に直接あって きたジョコ大統領のはなしはこちら。かっこよかったー。「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜」
Aug 24, 2022

ミノムシ。逃げ足早し。。じーっと枝にぶら下がっているイメージのあるミノムシですが、意外に動きが早い。また その運動量に比例するようにじつに食欲もまた旺盛なのです。前回にひきつづいてよろしかったら。↓枝にじっとしてぶら下がっている・・・といったイメージの強いミノムシ。 ですが そんなミノムシたちを、たとえば動きのよくわかる透明なガラス製の花瓶のなかに放り込んでおくと・・ ものの10分もしないうちに しきりにうごきまわって、なかには瓶の外に逃げていってしまう強者もいるほどの行動をします。そんなミノムシたちですから 食欲も旺盛。 4月のはじめのサツキの新芽が食べられると、↑の写真のような葉が まだらなかんじに食害されてしまいます。 アップすると、こんなかんじ。動きの早い彼らですから、繁殖していた場所のはを食べ尽くすと、当然のことながら葉のあるとなりの枝に移動して、めしゃむしゃむしゃめしゃと、おなじような食害を繰り広げ、しまいには樹が枯れてしまうこともあるのです。 この枯れた部分にいたミノムシがこちら。 ざっと15匹ほど。いつになく寒かった今年、ツツジノグンバイやハダニなどは少なかったのですが、このミノムシの早すぎる繁殖ぶりには驚かされてしまいました[例年は梅雨明けに多いミノムシ被害はこちら]。・・・今年はどうも芽の萌きが遅いなあなどと思われている方がおられましたら、ミノムシがいないかどうか調べられたら良いかも。です。 寒いうちからオルトラン粒剤なども散布し散水もして 発生予防していたつもりなのですが、まんまとミノガし てしまいました。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」のの
Aug 23, 2022

ミノムシ、おそるべし。被害の甚大なサツキだけでなく、暑さにかまけて おざなりになっていた庭木の葉っぱをよくよく観察してみれば、アカメガシの垣根はもとより、はてにはオリーブなどにさえミノムシがぶら下がっている始末。これほどのミノムシ大量発生は経験がないといってよいほどの状態です。ということで、前回にひきつづきミノムシ編です。 ↓ミノムシ被害による葉っぱの消失状態に毎年毎年おちいってしまうサツキ[前回分はこちら]そこで 今年こそは喰わせてなるものか、と昨年の秋から最低でも月に一度は 対ミノムシパトロール&駆除を実施してきた成果か、最近ではムシの個体もめだってめっきりとすくなくなり[せいぜい2匹程度の発見率↓] これなら今年の夏にはきれいな姿の樹体を楽しめるな♪と、ことしの梅雨の中ごろまではそう思っていたのもつかのま、梅雨が明けるじぶんになったころから、あらためてサツキの葉ぶりをよくよく眺めて見てみれば、左の写真↓の サツキの中央部が、うすくなってきているのに気づかされたのです[左は全体、右は中央部のアップ]。 あれれ、おとついパトロールしたばかりでもあるのに腑に落ちない話だなと思いつつ、あらためてよくよく枝葉を調べてみれば・・なんだか小さいのが 1本のサツキを調べただけでも、こんなにいっぱいいたーっ。。。。 ということで今回は、成虫だけに気をつけて駆除していたとしても梅雨あけには、春に産み付けられた卵が孵化してたくさんのちっちゃい子どもミノムシにやられてしまう、ミノムシおそるべし・・というおはなしでした。いゃー、きづきませんでした。はて、どうしたものか・・・。 ちなみに1枚目の写真にもうつっていたのですが、 ちつちゃな個体は大きいミノ ムシにひっついてもいたのですねー。ツツジが やられてくやしいけれど、なんかかわいい。。 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜」
Aug 22, 2022

サツキが丸坊主にされるまえに。梅雨から夏の時分には、ひと雨ごとにぐいぐい伸びる枝葉とか下草とかに気をとられて、ついつい疎かになってしまうサツキの様子見。葉がなくなって丸坊主にされた 昨年・一昨年の 苦い思いを胸に今年はひまを見つけては駆除してきましたが、そんなに気をつけていたとしてもやっぱりお盆前後には発生してしまうミノムシ被害。ということで、ご参考までに よろしかったら。 ↓『サツキを丸坊主にした犯人は/2018年6月分』じとじとと小雨が降りつづいた長い梅雨もおわって、ひと月あまり。晴れ渡った青空のもとで、早朝の涼しいうちに事務所の剪定でもやろうか・・と、道具をもってお盆前の樹木の伸びを確認していたら 列に植えられているサツキに、葉がなくなって丸坊主になりかかっている部分を発見[映像↑の左の映像が被害個所・右は健常部分]。しまった油断した・・・とおもったときには大発生しているあの虫、ミノガの仕業です。 ミノガとは もちろんミノムシ。葉や枝を食べた残りくずで 幼虫の作る巣が、ワラ製の雨具である蓑/ミノ[こなきじじいが着ているアレです]に 似ているためにミノムシとよばれるようになったのであろうという、あの虫です。 いったいどのくらいいればこんなに丸坊主にされるのだろうと、ためしに被害個所の1本当たりの1センチ以上の大きさのムシを、ひとつふたつと枝から引き剥がしといったところ、約30匹くらいのミノムシを捕獲しました。 農業用の害虫図鑑をひも解けば、 発生は年1回・梅雨あけに新成虫が現れるとされていますので、6月の中旬以降につぎつぎと孵化した幼虫が2月弱あまりでおおきいものは3センチ強に育ったことになります。そしてこのミノムシ。 特筆すべきは、その防除の厄介さです。なんせ防水性に富んだミノを持つ。たとえ薬剤を散布したとしても安全なミノのなかに逃げ込んしまうのでなかなか薬効がないのです。さらには汎用性な食性も武器ということであり、75種の庭木や樹木で発生し、ときにはヒマワリなども食害するというからビックリですよね。ということで、お庭の手入れが趣味のあなた。梅雨明けてひと月のいま。お庭の一角に丸坊主になりかかっている株はありませんか。もし存在/したとしたら、対処は いま。充分に生長して被害が広範囲に広がらないいまのうちに、せっせとミノをみつけて捕獲してまいりましょう。ということで今回は、梅雨明けの爽やかなサツキの新緑を丸坊主にした犯人は局所に大量発生するミノムシだった というお話でした。 身の回りにある 手ごろなものでも、ミノを作るミノムシ。 色とりどりの毛糸クズのなかに、蓑をはずしたミノムシを 入れて毛糸のミノを作らせる・・なん遊びも以前は流行って ましたよね。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」kk
Aug 20, 2022

遭遇しちゃったのかも・・・な話。長田峡[こちら]の駐車場から峡谷の下流のほうの遊歩道にでて、大人ふたりが ぎりぎり並んで歩けるくらいの道幅を、張り出した枝に頭をぶつけないように注意を払いつつ同行者とふたり、右手に峡谷を見ながら上流の方向へ歩く。歩を進めると、かなりな下に見えていた川面が次第にうえに せりあがってくるのがわかる。そうこうしているうちに 峡谷をせき止めている堰/せきが姿をあらわしごうごうという音を立てながら堰を乗り越える清流の生み出す水しぶきが、あたり一面を ひんやりとした空間へと 変化させる。堰の上流は せき止められた水で 満ち満ち・・・上流のほうへといくほどに、堰からの落水のつくりだす水音は遠のいて、あたりを静寂が包みはじめる。 水の生み出す、こんな動と静の対比を、しばし目をつむって身体全体で感じていたちょうど、そのとき。関係者以外は立ち入り禁止となっているはずの 鎖のかけられている川の上流方向から なにものかが近寄ってくる気配をかんじた。右手には川面、左には用水。大人ひとりがやっと通れるほどの川面と用水に挟まれた小径の向こうから音もなく歩いてこられたのは、洗濯したてであるような作業服の上下をきこしめしたご老人。白髪の短髪で眼鏡をかけておられる。その方がうやうやしい態度で、両手でなにやら四角い籠をおしいただくような格好をしながら 歩いてこられている。見た目で推し量る年の割には しっかりとした足取り。立ち入り禁止の上流から あの足場の悪い細い径を無事に歩いてこられたのだから、これはこの道の通行に慣れた現地の水利組合の方なのかな・・・などとおもいをめぐらせつつ、なにせ狭い通路であるので こちらが避けねば危ないとおもい、足元をみて道の端に寄って、こんにちは と声をかけながら、われわれ二人は 道をゆずった。こんな場面と径の状況には 手馴れたご様子のご老人はしっかりとした声で、こんにちはと返事を返され,狭い径の幅など意に介さぬ様子で なにごともともなかったように すっとすれちがって道先に歩をすすめられた。しかし。そのとき。 自分は見たのだ。すれちがった、そのご老人がうやうやしくおしいただく竹籠のなかには 和装の男の赤ちゃんがいるのを。これは妖しい。あまりにも奇妙。こんな危険な、一歩間違えれば 冷たい川や堰や峡谷に転落する可能性がおおいにあるせまい道を、赤子がはいった籠を押し頂きながら、立ち入り禁止の道のほうからやってくるご老人がいるなんて。そんな不審を感じたのは、私のうしろにいた同行者も同じらしく、このご老人はいったい何者なんだといったかんじで[いろいろなことを想像しつつ]ゆっくりと振り返った私の顔を怪訝そうな顔でみつめている。そして。さらに 私が驚かされたのは、同行者のうしろ。振り返った私の視界から、すれちがったはずの ご老人、赤子のはいった籠を もっていたはずの ご老人の姿が視界から消えていたのだ。たしかにすれちがって数メートル先には、遊歩道にいる自分たちからは死角となる、直角にまがった峡谷の駐車場へとつながる上りの階段がある。まちがいなくその階段は存在するのだけれども、ただしかし籠を抱えたご老人が それほど素早く移動とは思えないほどの時間しかたっていなかったはずであるのに、あるべきはずの後ろ姿が 振り返った私には確認できないのだ。これは階段方面を見に行ったほうがいいのかなと思いつつ、そのとき はっと気づいて、前方を見た。ここでやっと立ち入り禁止の場所にかけられているはずの鎖、鎖の存在に気がついのだ[鎖は下から2枚目の写真に写っています]。視界に入ったのは、しっかりと左右の手すりに かけられたままになっている鎖。籠を抱えて両手がふさがっているはずのご老人は、どうやって この鎖をかけられた場所をすっと通過できたというのか。おもいだそうとしても思い出せない。 私の頭のなかでは、すれちがったときの、竹籠のなかの赤ちゃんの穏やかな笑い顔しか思い出せないのです。後になって考えても理解できないことだらけの、不思議で不可思議な、いまから8年ほど前の、夏の長田峡での体験でした。 このご老人と赤子の二人連れには、なんとも品の ある気高さみたいなものを感じました。水の精霊 というか自然神という性格を持つ[こちら]ものも カッパと称するというのであれば・・・おふたり こそが 沖水川のカッパであらせられたのかも。。 とにもかくにも、こちらは最上級の敬意をもって 接したのもよかったな と思う今日この頃。 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜」のの
Aug 19, 2022

川遊びにはもってこい的な。先日ご紹介した見晴らしの良すぎるトイレ[こちら]は梶山地区に近い矢ケ淵公園にあります。 そのトイレから沖水川の方向を見た景色がこちら。 川には 石造りの小ぶりなメガネ橋がかかっており そのメガネ橋の上から 逆にトイレの方向をみた映像が こちら。こちらが公園の表札というか標柱。のどかなかんじで なかなかのものなんですよ。 こちらが 橋の上に引き返して沖水川の下流をみた風景。左手の淵は なかなか深そうな色合いをしています。同じく橋の上から、反対側の沖水川の上流をみた風景が こちら。 橋の真下部分には 6角柱からなる台場があります。子どものころに日常的に川遊びをやってきた経験のある、ちょっと泳げるヒトであれば、下の右の写真の 岩の出っ張りが絶好の飛び込み台であることがわかりますでしょう。この部分はむかしから[江戸時代はもとより]、夏場は 涼を求めてやってくる 近在の子供たちの 恰好の遊び場だったことでしょう。 そしてちょっとやんちゃな男の子たちであれば昭和になってできたという橋の上からのダイブなど日常茶飯事、川の色から推し量ると、橋の上からのダイブには絶好なポイントでありそうです。ただ。宮崎在で、学校の水泳の授業は こういった川でやってきた自分の体験からいえば、この矢ケ淵は なかなか気難しい難物な淵 であるように思われます。・・・そう 数年に一度くらいは、おおきな水難事故がおこっても不思議ではない場所に思えます。なんといってもここは 川。プールとちがって 流れがあるのがあたりまえの場所ですものね。そういったいわゆる “魔の射す場所” であるようにも、十二分に感じられる場所だと思うんですよ、この矢ケ淵は。そういった感触を妖魔にたとえるとするならば、カッパが数匹はいる・・といった表現になる気もします。ということで今回は見晴らしの良いトイレのあると同時に江戸時代にカッパが撃たれたという話[こちら]の残る梶原地区に近い矢ケ淵公園と、そこを流れる沖水川のご紹介でした。 一昨年だったか、おもしろく見たロシア映画の『ゴーゴリ』。 健気だった登場人物[というか妖魔というか]であった“水の精” なんかが川底にいるようなそんなロケーションにもおもえる場 所でもありそうで。「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜」のの
Aug 17, 2022

川のそばの見晴らしの良いトイレが、じつは・・・。暑気払い と称して憑かれたようにカッパ話を続けていますが、またまたそんなはなし。ただ、ゆえあってこの写真撮ってからは5年ほど現地に行っておりませんので2022年現在の現況はちがっているかもしれません。ということで、よろしかったら。 ↓男女別に分かれた、見晴らしの良い開放的なトイレ室、2つから成る建物。 トイレの上の屋根は切妻ふうになっております。 そしてこのトイレの特長は なんといっても、その立地条件。 見ようによっては、大草原の小さな家ふうにこんなかんじで 見晴らしのよい川辺りの芝生のなかに建ってます。晴れた日のドライブ中に立ち寄って用をたすには、もってこい。みたいな そんな爽快な トイレです。しかしですね。この草はらの脇を沖水川が流れるこのトイレのある場所、じつはこのあたりが、三股町梶山。そう、文政年間に侍の上村休助がカッパを銃で射止めた[こちら]というその梶山地区といってもよい場所であるのです。 当時はこのあたりがどんな様子であったのか・・・興味がつきないトイレではあります。まあ、そしておもうんです。カッパの話は別にしても、昼間はよいのですが・・・真夜中にこんな広い草っぱらのひとけのない場所にあるトイレで用をたすのは、ちょっと勇気がいるかもねって。 トイレにはいってドアを閉めたとたんに、川の方向から水しぶ きの音が聞こえたりとか、びちゃぴちゃなんて まるで水掻き のあるような足音がちかづいてきて、ドアをノックなんかされ ちゃったひには・・・いったいどうしたらよいのでしょうね。 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜」のの
Aug 12, 2022

閻魔さまでもなかろうに。「嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる」と、むかしはよくいわれたものですが、そんな話を連想させられたのが、くだんの 都城の島津伝承館でおこなわれていたカッパの手の展示をみたときでした。そんな カッパはなしまだ続きます。 ↓カッパに取られるものといえば、ヒトの肛門にあるとされた想像上の玉である「尻子玉」であるのが普通なのです。しかし、前回 ご紹介した「島津伝承館で公開されたカッパの手足の入った箱」の 説明書きには尻子玉とは別の、ある意味意外ともいえるものがとられると書いてありました。 それは・・・シタ。 なんと、ヒトの舌だというのです。その説明書きの解説を見た瞬間に、“閻魔さまでもなかろうに”って、ついついつツッコミいれてしまいましたよ/笑。それにしても今も昔も猛暑の夏。たまらない暑さに耐えかね、清流の流れに涼を求めたくなるのは、誰しも同じ。そんな川遊びにでかけたヒトを見ては舌を抜く河童/カッパが沖水川の水系にいたとしたら、そして そのようなたちのわるい悪さを繰り返していたのだとしたならば、それは上村休助さん[こちら]ならずとも〔祟られるかもとは思いつつも〕ズドンと鉄砲で撃ちたくもなりますわな。などと、箱の説明文を見た わたしは思ってしまいましたよ。川で見かけた不思議なモグラのはなしにつづく。 失神したときに舌が丸まってしまうという話は、格闘技の世界では よく耳にする話です。昔の方は、水でおぼれて失神したヒトの、そ んな舌の状態を見て、「河童に舌を抜かれた」なんてことを想像し たものかもしれませんね。。「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜」のの
Aug 9, 2022

カッパを撃った男のはなし。2014年分のリンク先及び内容を一部変更して再掲載です。 暑気払いに よろしかったら。↓前回は、長い年月をかけて沖水川がつくり出した長田峡をご紹介しました。そして、この長田峡の周辺では、 ● 沖水川周辺では、河童は “がぐれ” と よばれていること ● その がぐれ に関するはなしが 伝承されているというお話を、すこしばかりさせていただいたのです。そんなことを考えながら毎年夏が近づくたびに涼を求めて長田峡の周辺に通っていたのですが・・・本年[注・2014年]の4月末に 寝耳に水のビッグニュースがとびこんできました。なんとそれは、「都城市にある都城島津伝承館にて4月19日から6月22日までの間、江戸時代に三股町の川岸で銃殺されたカッパの手足が初公開される」というもの 。← 注・2014年です。その都城島津伝承館によるカッパの手足の写真 こちら 。そしてこの展示に関する新聞記事が こちら となります。この新聞記事にはありませんが、じっさいにの会場ではもっと詳しい謂われが、この手足とともに伝わっており、その添付文書によれば 文政年間、侍の上村休助が現在の三股町梶山でカッパを銃で射止 めた後、急病になったが、 友人の大川原世則が修験者にまじない を頼み回復。世則は休助からお礼にカッパの両手足をもらい、 一対を同家に献上したと記されていたのです。カッパの手足が本物か否かももちろん気になります。が、それよりも重大なのは、 ● 事件に関する前後の詳細が残っている ● 関係する人物の氏名がわかっている ● 撃った場所が特定できることだとおもいます。そうなんですよ、とかく “正確性を欠く伝承ばなし” として伝えられることばかりの、カッパというUMAの存在が、このような文章という形としてはっきりと残っているのがすごいなと、でかけていった都城島津伝承館でカッパの手足を眺めながら私は思いました。そしてなんといっても感嘆するのは撃ったという上村休助さんです。見かけたカッパをいきなり[だと思う]撃つって、すごく豪胆ですねっ。そのごの祟りなど怖くなかったのか、あるいはもとより鉄砲に精通されていて反射的に引き金をひいたのか。 そのあたり、会えるものなら本人に会って話を聞いてみたいものです。まあ、よぽどカッパが悪さしてたのかしらん・・と思いもしますが。 ちなみに 添付文書にあるカッパの撃たれた 三股町梶山。 この場所は深山なのかと思えば、これがさにあらず。なんと 先日ご紹介した長田峡よりも かなりな下流にあるんですよ。 ・・ということはですよ、沖水川の上流にあたる長田峡や、 そのもっと上流には いまでも カッパ/がぐれ が いて くれるかも って思ってしまいますよね、UMA好きなら。「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜」のの
Aug 3, 2022

涼を求めてカッパもでそうな長田峡へ。2014年分です。カッパ関連[初回はこちら]ということで。↓ひさしぶりにクマゼミが騒がしくなった15日朝。気温が体温よりも熱くなりそうな気配だったので、涼を求めて三股町の長田峡へ行った。 都城から北郷に抜ける33号線にのり、この案内板が見えるとそこが長田峡。この峡谷は、鰐塚山地南斜面のシラスや溶結凝灰岩の層からなる日南層群(7千万年前~2千6百万年前)の台地を、沖水川が侵食してつくりだした峡谷なのです。 車を駐車場に置き、その駐車場からせいぜい10段ほど階段を降りるだけで すぐに深山の趣きを感じられるのが、この渓谷の最大の魅力なのです[東京の等々力渓谷の立地を連想させられますね]。お薦めは下流側から。 幅10メートルほどの川の流れに沿って設けられている遊歩道を、上流に向かってのぼっていくと、数分もしないうちに川の様子が荒々しく変化します。ののの 堰[せき]です。 この9メートルほどの堰から、ごうごうと勢いよく流れ落ちる大量の水。この水のつくり出す水しぶきが、ひやっとした清涼感をつくり出します。ののの その堰の上流では、堰の下とはまたちがった表情を見せてゆったりと流れる沖水川。ワサビが自生したり清流にしか棲まないといわれているカワネズミがいるという、流れる水そのものの清らかさ。この汚染されていない水の存在もまた、この峡谷の魅力なのです。つづく。 沖水川周辺では、河童は“がぐれ”とよばれています。その がぐれ。2枚目・右上の写真の 川岸の平らになった岩の あたりに座っていそうな、そんな気がしてしまいます。「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜」のの
Aug 2, 2022

山中を「ホイホイ」と鳴いてまわる もののけ もいて。H宮崎県にいるといわれる多種多様なカッパ[こちら]のはなしのつづきです。そんなカッパの 春に山から下り田の神となり稲作の準備から田植えを見守り 稲の収獲が終ると秋から冬の間は山の神となり豊穣を恵むというような、ある意味 田の神というか山の神というか〔あえていうならば神道が始まる以前の〕自然神といった趣の存在のカッパと似ている存在として 宮崎県の中央部でしられている もののけがいます。 名前は カリコボウズ。しかし、このカリコボウズ。河童に似た生活行動をとるとはいったもののカッパのような明快な姿というものはない・・というのがカッパとの違い。なんともややこしい、そんなカリコボウズについて伝承ですが・・・地元で山仕事をするときには、このカリコボウズに 塩や米・焼酎を供えて山仕事の成就を祈るのが慣習とされています。うっかりとして、これを怠ると怒ったカリコボウズが、人を驚かせたり、家をガタガタと揺すったりするとされています。また、あるときは山中で「ホイホイ」と鳴いてまわったりしたかとおもえば、あるときは山中でいきなり聞こえる人の話し声をたてたり、また、山での大きな物音〔たとえば大木が倒れるような音〕をたてることなども しられています。そしてここからで大切なのですが、山仕事をしていない地元の方でも、このブログを読まれているあなたであっても、このカリコボウズに気をつけねばならない時期があるのです。それはお彼岸。そう、カリコボウズが春の彼岸になると川へ、秋の彼岸になると山へ移動するとされる、その時期です。この移動中に、カリコボウズを見にいった者は病気になってしまったり、さらにはこれを遮る者は死んでしまったりしたものもあるという言い伝えもあるのですから穏かではありません。また、そのお彼岸の、カリコボウズの移動の通り道に、うっかり家を建ててしまった場合などには、建てた家に穴を開けられてしまうとまでいわれています。ということなので、ますます「カリコボウズ」の姿がわからなくなる・・というわけなのですね。ということでカリコボウズ。その正体は、精霊であるとか、新種の動物やその動物から生まれた幻想・あるいは妖怪または古代の忘れ去られた神などといった諸説があるのですが、 ● お彼岸に川と山を移動すること。 ● 古来よりの山仕事にまつわる祭事にかかわっていること。 ● 山の自然を破壊するものに、いたずらを仕掛けること。 と いう生活行動様式をおこなう ということはわかっているものの、カッパとちがって 残念ながら その姿は特定されていない・・・というお話でした。 カリコボウズのいるといわれている宮崎県の中央の山間部。 かの地では他県でいわれるところの 天狗倒しとか、山の神 信仰であるとか、カッパとか 動物の生態とかの不思議な事 象をすべてを アバウトにカリコボウズの仕業としている感 もおおいにある・・とも おもわれます。「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜」のの
Aug 1, 2022
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