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光とミネラルと、そして清潔な水があれば。ヤサイの種をさっとまいての水栽培・・・スプラウト栽培っていいですよね。ヒトにとって手軽で新鮮な作物供給源と供給源となりえます。また最近ではスプラウトでしか摂れないスルフォラファンなんていうものもあるみたいですし。いろいろな培地が利用できますが、重要なのは 清潔 。いかにすれば、清潔なスプラウトが得られるのかを考えるのが栽培のポイントとなります。 そして栽培中に清潔さが保てるという条件さえ整えれば、いろいろな 培地で栽培を試してみるのも、おもしろいですよ。たとえば農業の「水耕栽培」では、水耕栽培の培地として、スポンジや砂・石・焼き物・おがくず・杉皮・モミガラなどといったさまざまな素材が使われています。その培地に水分とミネラル/鉱物があり、二酸化炭素と光があれば、植物は自ら光合成によって育っていきます。神経質にならなくとも、かたぐるしくかんがえなくとも、とりあえず清潔な水に留意すればだれにでも植物栽培はできるということにほかなりません。まずはスプラウト栽培を体験されることで、「植物の体を支えられるものであれば、植物の育つ培地は土でなくてもかまわない」という現実を体験されてみませんか〔ことがおこった場合でも、日光と汚染されていない水と鉱物があれば、なんとかなるということですね〕。 ただし。 ロシア由来の肥料原料となるカリ鉱石が不足し、中国由来の リン鉱石など、ミネラル/無機質の不足から、世界でも日本 でもその大切な肥料が高騰しています。来年はG7が開催され る外交の岸田首相には、友好国であるカナダや米国から[とり あえずロシア制裁しているあいだだけでも]特別枠で鉱石を 融通してもらいたいとおもう[こちら]のですけれども。 G20関連で インドネシアのインドネシアのジョコ大統領の 話はこちら。。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」kk
Oct 28, 2022

消えた下草ミステリー。自分だけしか管理していない庭のはずなのに、まるで何者かが無断で庭に入ってきて、あったはずの植物がなくなっている・・・なんて話なのですが、よろしかったら。。↓10年ほど前になくなった祖母が管理していた庭。そんな家の庭を 私/自分が管理しはじめて2年ほどたちました。樹木の伸びた枝の剪定に、下草刈りなどやっているうちにだんだんと庭に愛着がではじめ、庭の植栽や配置もわかってきた気になってきて、最近では あの樹をこちらに移し、こちらにはこんなお花を植え てみようか、ヤツデなんか植えても 映えるかもねなんて庭の改造までかんがえはじめてきたのですが・・・ 夏になって、↑の写真の玄関先から駐車場の映像をみたときに、ひとつの疑念が頭をよぎりました。それは自然木の門柱の、写真でみると右手にある馬酔木/あしびの木。その馬酔木の木の根元に生えていたはずの草が すっかり刈り取られた・・というか根ごと堀たてられてたかのように なくなってしまっていたこと。そう、馬酔木の根元が いつのまにやらまる見えというか、スカスカというかいわゆる裸地になっていたのです。前回の庭の剪定&草取りをしたときには、たしかにあった下草。管理時に草刈をしたわけでもなく、まして除草剤をまいたわけでもないのに忽然と消えてしまっている下草。いくども頭の中で記憶を思い返してみましたが、たしかにあったはずの、あの下草がないのです。名前は知らないけれど、ちょうどいい塩梅で存在したあの下草・・・そこで おかしいなあとは思いつつ しようがない、もう少し涼しくなってきたら、似た ような雰囲気のリュウノヒゲとか、いやいやもっと 葉の長い水仙とか、そんな植物を植えようかななどと考え始めていたのです。さてそして、そんな庭仕事の計画をあたためながら迎えた9月下旬。暑さもいくぶん峠をこしたところでまずは剪定からかかろうかなと、ひと月ぶりに実家の庭にやってきて、いつものように駐車場に車を停めて、ガーデニングの道具や衣装やらを玄関に運び込んだちょうどそのとき・・・玄関の内側から、馬酔木の木を見た瞬間に くだんの下草がなくなった理由が分かりました!そこに生えていたのは ヒガンバナ。馬酔木の根元、その場所には“葉見ず、花見ず” と形容されるヒガンバナ[こちらも]が咲いていたのです。 ※茎が伸んで花が咲くあいだは葉がなく、花が終わるころになって葉は伸びてくるので、花と葉はお互いを見ることが出来ないということです※ぁあ、あの下草は ヒガンバナだったのかぁ・・とおもわずクチにだしてつぶやいた自分。 一週間ほど前の9月の中旬には、わざわざ 山手のほうに出向いてヒガンバナの群生も見にいっているというのに! まるで気づけなかったんです。。そう、それは有名マジシャンのマジックにかけられたようなそんなこころもち・・といったところ。そして祖母の植栽って味があるなぁと、おもいましたね。ということで今回は、ガーデニングによって故人とのコミュニュケーションが成り立ったというおはなし[こちら]でした。お彼岸の季節の、ヒガンバナのはなしですから 余計に コミュニケーションもとりやすかったりして。ちなみにお花を確認してから、ひとつき ほどたった 昨日10月24日 の映像がこれ。 ヒガンバナ、ことしも 葉がでてきてくれました♪ 次回の庭管理は11月はじめ。♪ニルヴァーナ でも聞きながらヒガンバナの葉を鑑賞しましょう。「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」kk
Oct 24, 2022

高温に遭うと花芽がつかないことがある。10月下旬にはいったとはいえ、日中のハウス内はいまだ最高で30度になる日もあった宮崎県平野部・・・そんな高温条件のなかで散見されるのが 1.作物の根の張りの悪さ 2.そのための生育徒長 に加えての 3.花着きの不良です。ということでお客様向けDМのブログ版となります。 なおトマト関係となってはおりますが、内容はキュウリやピーマンなどの果菜類全般に適用できますので よろしかったらご参考に。 ↓『高温に遭うと花芽がつかないことがある。』本圃に定植されたトマトやミニトマトの花芽がこない〔一段花がとぶ〕ケースが、増えています。この現象の原因は 育苗の期間や定植後に 高温に遭うことによっておこるものでいわゆる高温障害といわれるものです。この現象の起こるメカニズムですが、それは 育苗される場所や定植された場所の気温が上がる ↓ 気温が上がり続けて30度を超える ↓ 30度を超えた状態になると花粉の機能が低下 ↓ さらに温度があがる ↓ 35度以上になると、植物体内の糖分が不足してくる ↓ 花粉だけではなく、お花自体の機能が不全になる ↓ 受粉ができないといった経過をたどるからだといわれています。したがってトマトやミニトマトの花がつかないという高温障害を防ぐには、 ● 育苗場所の気温を30度以下に保つ ● 夜の気温を25度以下にすることが大切となります。さらにもうひとつ。植物体内の糖分を上げることも効果的な対策です。具体的には ● 糖分のはいった液肥の葉面散布をおこなう ● 液肥の濃度は薄め〔500倍程度〕を心がける ● 薄めであっても、回数を増やす〔5日おき〕ことで対処〔耐暑〕といった方法をとることで、症状を軽減することが可能になります。いじょう、今回は本圃に定植されたトマトやミニトマトの花芽がこない場合の対処法をおつたえしました。記事を読まれて心当りのあった方は、次回にこの耐暑法を試されてみはいかがでしょう。なんといっても高温の季節は、トマトやミニトマトをはじめとする果菜類の高価格時に重なることが多いもの。せっかくのお花なのですから、しっかりものにいたしましょう。 いわゆる温暖化の影響なのか・・・台風一過あとのせ っかくの高値の時期なのに、『2番から3番花まで全 部おちてしまった・・・なんてお話をお聞きすること も、悲しいかな毎年毎年増えてまいりました。。「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」kk
Oct 19, 2022

ヤケド虫の罠。。南国の宮崎もようやく夏が終り、刺す虫の被害も少なくなってきてガーデニングや農作業が快適になってきました。が。掃除などしているときに気づく、一本の草。あれれ、あんなに大きかったっけ・・・などと思いつつ、身体がついつい勝手に動いちゃって抜いたのはいいんだけれど、あとになって 指のあいだなどが腫れてくるなんてことが多々あります。そんな腫れをもたらす一見アリのような、そんな虫被害のおはなしです。[抜いた草の種類がちがうにもかかわらず]昨日もやられちゃったもので昨年分を掲載しつつ おおいに反省中。↓事務所でお祀りしている地主神さまの碑の周りに植えているジャノヒゲ[リュウノヒゲ]のなかから、 花穂のついた草が伸びて着ていたので、 素手だったのだけれど、ついつい反射的に手が伸びて、その草を抜いた まさにそのとき、花穂に触れた右手の そこかしこに感じたにピリリと走った感触。。花穂にアリでもいたのだろうと考えて、いつもどうりのアリ対策として、熱さを感じている部分に ガムテープを貼り付けては剥がすという アリの針を抜く作業を繰り返したのち、水道の水で手首を洗ってアリ被害にあったときの薬を塗布したところその後しばらくして 患部がヤケドでも負ったように腫れてきました。で、一週間経過した本日の右手の様子がこちら。 薬剤を塗り続け、一週間経過してもこんなかんじですからね。35度ちかい気温のなかの、ただでさえ汗ばむ季節のなかであるのに加え、患部のピリビリとし、しかも肌が突っ張るような感触には おおいに閉口させられましたよ。そうですこの症状はアリではなくアオバアリガタハネカクシ通称ヤケド虫[宮崎では毒虫とも]による被害だったのです。アリだとおもって対処[アリ被害はこちら]したのも、回復が遅れた要因でしょうけれど、あの花を抜くとき花のなかにはいなかったと思ったのですけれど、まだ小さい個体がいた・・ということなのでしょうね~。成虫でも6ミリほどの細い体で、網戸をすり抜けて、戸内に侵入し、電灯の明かりを飛び回って、落ちてきて、灯りのしたにいるヒトの 首元やら胸元やらに侵入して刺したり、 戸外の自販機の明かりに集まり、飲料を求めてやってきたヒトの素肌の部分を刺したりすることのおおいアオバアリガタハネカクシが、昼間に ひょっと抜いたお花にいたとは まったく注意不足なことで ありました。 ちなみに そのとき抜いた お花が こちら。 本日も 痒みをかんじるたびにお薬を塗布しているのですが、完治するのには、あと10日ほどはかかりそうです。ということで今回は、 気になる場所に生えていてひょっと抜きたくなる草であっても注意が必要な場合もある・・・というおはなしでした。それにしてものアリガタハネカクシ。ぜんぜんありがたくないのに、この名まえはないだろぉぉぉぉぉ。 ちょっと調べただけでも・・・ やけど虫は、卵・幼虫・蛹・成虫のいずれも「ペデリン」 という有害物質を体内に持っており、人の体に止まった ときに払い落としたりすると、体液が糸のように付着し、 そこが数時間後に発赤し水ぶくれになる。症状はかゆみ を感じた後、やけどしたときのような痛みに変わる。 目に入ると激しい痛みがあり、結膜炎、角膜炎、虹彩炎 を起こす・・などとありますから、夏のいまの時期には とくに注意が必要なようですね。「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Oct 18, 2022

30年目に。成ったアボガド。「やりましたね、課長。」「ああ。やっとだ。」「ながかったですね。」「ああ。やっとだもの。」「何年かかりましたか、正確には」「30年。30年だ。」「でかくなりましたよねー」「ああ、30回目の春、30回の夏・30回の秋・29回の冬だ。」「ご報告されますか。」「うん。まっておられるからな。」「本日仕事明けなら、ご一緒できますが」「おお。それはありがとう。甘木・元主任も喜ばれるよ。」「では、お花でもかってきましょう。」「すまんね。領収はもらっといてくれ。あとで精算する。」「では、17時すぎに。」「よし。線香は手元にあるから。なっ。」------なーんていうふうな会話があったのかもしれないな と、ついつい妄想しちゃったのは、2010年の地方新聞に掲載されたこの写真付きの記事。。 そうなんです ↑ 宮崎の植物園に露地植えされたアボガドの樹に、植えられて30年後にはじめてアボガドの実がなったというニュースを 目にした時です。いまとなっては当時の状況は想像するしかないわけではありますが、このプロジェクトを計画された方は きっとうれしいでしょうね~。ということで今回は、前回のアボガドの発芽の話[こちら]関連として、2010年の宮崎県の植物園からのニュースをもとにした創作妄想の回となりました。 そんな植物園や試験場の職場の気分をあらわした回は こちら。 お茶と茶試験場に関する話ですが、よろしかったら。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」のの
Oct 16, 2022

アボガド、ほんとに発芽した。食したあとのアボガドの種の部分を、半分だけ土に埋めて半信半疑で待つこと 40日あまり・・・。 種の真ん中部分が割れてきたので、ここから芽がでてくるのかなとおもっていたら、真ん中ではない端っこの部分から発芽♪ いや~、あきらめずに待ったかいがありました。ということで、寒くなる時期でもあるのでお部屋のなかでそだてるべく、可愛くデコレーション。ということで アボガドでびゅー です。鉢土の表面には焼き物の土をならべてみました。 すみません、追加で もう一枚。。 この調子で大きく育てて、いずれは庭におろそうと画策してます。 さてさて何年かかりますやら。 ちなみに世界一とはいいませんが、世界的に有名に なったアボガトといえば これ。 パールジャムのアルバムに使用されたこのアボガト くんではないかなと。「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜
Oct 13, 2022

かわいいなと思ったお花は意外にも。宮崎県でも、鹿児島県よりの小林市をドライブ中に9月22日前後に 沿道でみつけた 植え込みのしたから顔を覗かせている お花の花茎。たとえば クロッカスとか、そんなかんじに見受けられてどんな葉しているのかな と思って、植えこみのしたを探しても ただ 花茎があるのみ。もっと成長のはやい個体はないかな・・・とおもって、日当たりのよい 別の場所を探したらありました・ありました。その正体は花のある時期に葉はなく、葉のある時期には花がないという ヒガンバナでした。植え込みの下からでてきている&開花したあとのお花のイメージや咲いている場所が[自分のなかでは]強烈すぎるので、連想できなかったのですがなかなかにかわいいお花でもあるのだなと 再認識。。 有毒ということで、田んぼの畦に植えられたり お墓のそばに植えられたりしているイメージの ヒガンバナ。食べるとしんじゃう/彼岸にいく こともあるということから、こういう名前が付 けられているという説もあるのですね。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Oct 11, 2022

小さくてよかった。昨日まではすっと真っ直ぐにのびていたはずのユーカリの樹の幹。今日の午後の水やり時にみたら、まっすぐだったはずの幹になんだかコブ状のものができているのを発見!あらら病気になっちゃったのかな、はたまた折れちゃったのかな・・なんて心配しつつよくよく見れば ユーカリの樹の幹にできていた その塊状の物体は、ユーカリの樹の色に擬態した、事務所の庭に棲みついているアマガエルでした。 色もそっくりですが、ユーカリの樹皮のザラツきぐあいまで再現したような、この変身ぶりやお見事!!何食わぬ顔でお昼寝しつつ、南国の去り行く夏の終わりを楽しんいるふうでした。 日中のひなたには まだまだ30度超えになる ここ宮崎とはいえ、さすがに秋。 もうしばらくすると姿を見せなくなって[冬眠明けの来春までのあいだ]しばしの別れ となりそうです。 もしも。アマガエルが ヒグマくらいの大きになる生き物 だとしたら、 “ あれ これは何だろう ” なんて思っ て近づいたり、あるいは なにも気づかずに近くにいたら ヒトなんて バクゥゥゥゥと 一飲みにされちゃうんです よ、きっと。 小さい生き物でありがとう・・なんておも いつつ、その人懐っこいさまを楽しませてもらっております。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜
Oct 7, 2022

田をかえせ・・という声が聞こえる。 前回のつづきとして・・一つ目・三本指で泥田から上半身を出している妖怪「泥田坊 」。鳥山石燕の「今昔百鬼拾遺」に描かれている妖怪です。こんなおはなしが伝わっております。 北国で、寒暑風雨を問わず耕作に勤しんできた農民。それから年々収穫が増え、人並みに暮らせるようになりつつあったときに病にかかり、これからというときに死んでしまう。農夫には子供があった。けれどこの息子が親に似ず横着者で、せっかくの田畑を放り出し、酒に溺れたために遂にはそれを手放さなくてはならなくなった。その田を手に入れた地主は「いい田が手に入った」と喜んだ。しかし、夜にその田を見廻っていると、田のなかから突然一つ目三つ指の妖怪が現れ、「田をかえせ、田をかえせ」 と 恨めし気な叫び声をあげるもので あった。というお話です。う~ん、確かに手塩にかけた農地をかってに手放されたわけですから、それは悲しかったことでしょう。そう思う気持ちが妖怪に変化するのもわかる気がするというものです。しかし、です。この泥田坊のお話、ほかにも解釈があるのをご存知ですか。そちらの話しでは・・・じつは、死んだ農民と泥田坊にはなんの関係なく、泥田坊は耕作されていない田畑に出現する、ある種の精霊みたいなものであるというお話しになります。その解釈のもとになっているのが、泥田坊の発する「田をかえせ」。これ、おわかりになりますか?クワなどで田の土を起こすことを、「土をかえす」とも表現しますよね。それなんです。下のものを上にする「ひっくり返す」という解釈。つまり妖怪泥田坊は「田をおこして、土の中に空気をいれろ 」といっているわけです。土の物理性を改善することで植物の生育を良くしようとする、その坊の姿勢にはいち農業関係者として、畏敬の念を抱かずにはおられません。さて、プラ鉢の通気性をよくすること から連続してご紹介してまいりました、土の物理性の改善に関するお話。おもいあたることがございましたら、すここしづつでも試されてくだされば幸いです。 農家は 田畑にはいって なんぼ。よく管理されたされた田畑はじつに 気持ちの良いものです。「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」kk
Oct 3, 2022
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