全6件 (6件中 1-6件目)
1

昨日は、雨が降っていた。私とステージ4の癌と戦うREIKAのライブは、そんな雨の中、予定通り開催された。ここ数日の彼女の病状を見ていると、とてもステージは無理だろうと思うことが多く、周囲からも、「中止にしたほうが、いいのでは」という声があがっていた。だけど、それに甘んじる彼女ではないことは誰もが知っていた。リハを終えた私たちは、ドレスに着替えた。私は黒、REIKAは豹柄。彼女は着替えるととたんに光を放ちだし水を得た魚のように生き生きとし始めた。そして私たちは、今日の成功をひたすら祈りオープンを迎えた。私たちの前に、CUT FLOWERS というバンドが、出演。いつもは4人らしいが今回はウォーレンとデイブのふたり。プラス、わがバンドのパーカッション ヘクターが参加。ウォーレンの歌声は伸びやかで心に響く、素敵な歌声だった。私は初対面だったが、わが教室の講師たちは、結婚式のゴスペルの仕事の際彼と共演することが、あるそうで、不思議な縁を感じた。いよいよ、オープニング。このオープニングはアシッドジャズ風にしたかったので、2コードで、時々キメを入れることにした。ラテン独特のおたけび?をいれて、次のマシュケナダに続く。マスカラを振りながらがんがん踊って歌う妹。私も、今回はスタンディングで激しく踊って弾くスタイル。妹の友人たちにとっては、(妹に比べたら当然)静かなイメージがあるようなので、かなり驚いたと、後でいろいろなひとからいわれた。激しい曲が続き、妹の休息のためにインストを一曲。この、WAVEは、私が自分主催のライブのときなど必ず、弾く曲。いわば、18番ってやつだ。以前ピアニストの岩崎大輔さんに習っていたとき、先生のライブでは、必ず「黒いオルフェ」が演奏されていた。どんなときも、誰と演奏するときも。私は、いつか自分も自分のテーマ曲を見つけてずっとそれを追求したいと、そのとき思った。その曲が自分にとっては、WAVEなのだ。私たちのインストが終わり、また激しい曲が続き、REIKAは自分が、癌であること、このライブが終わったら強い抗がん剤になり脱毛が始まること、長いロンドン生活、もう少しでビザが下りるというときに神様はすべてを奪っていったこと、などを語った。しかし彼女はこういった。「神様は私に、一つだけ、残してくれました。それは、歌うこと。」チャカカーンのスルーザファイヤーのイントロを弾くと、何人かのお客さんは、泣いていた。私は、弾きながら妹と私の音楽生活を振り返り、まったく別の方向を向いていた二人が、自然にひとつの方向をみつめるようになった、今、この瞬間を、すごいことだと思った。これが、数年前でも10年前でもだめだったろう。実際数年前一緒にしようとしたときは急にトラブルがあり帰国できなかったことがあったね。そのときは時期じゃ、なかったんだね。最後の曲は「Come With Me」というアシッドジャズだったので、お客さんは踊っていた。踊りながら泣いている人もいた。アンコールそしてサプライズでREIKAの誕生ケーキが出てきた。気が付くとDARKROOMの中は、超満員になっていた。皆、ひとつになってこのライブを見守り応援してくれた。このことは妹の心に強く焼きつき、今後の治療の大きな支えになったとこのとき。確信した。皆さん、本当に、ありがとう。
November 28, 2006
コメント(10)

気が付くとバンド生活も20年を過ぎている。中学生の頃オールディーズにあこがれて始めたのがきっかけだが、その後、ギターとピアノのユニット、レディースバンド ロックバンド、R&Bとファンクバンドネオアコースティックやフレンチポップのユニット、Jポップユニット、ジャズコンボバンド、ジャズビッグバンドなどを経て現在は去年から参加しているブルースバンドと最近はじめた、ラテンジャズバンド。バンドをやっていないときもあるがそのときは、かなりいろいろな音楽を聴きこんだ。先日はブルースバンドのライブだったが、ブルースといっても、3コードの循環だけでなく、その中に私が経験したすべての要素が含まれている気がする。20年以上続けている女性は私の周りには、あまりいないがこの年齢になると一緒にプレイする人たちもやはり20年、30年とやっている人たちで、ある程度は技術があるわけで、若い頃には味わえなかった感覚をライブのときに味わえる。先日のライブは、ギターが一人欠員していたが、自分なりに工夫してバッキングや、ソロを弾いた。このバンドでやり始めて数ヶ月は模索状態でしっくりきていなかったが最近はメンバーと意思の疎通ができてきて、やっていて心地よい。このバンドの前に入っていた人数が多いバンドでは、メンバーたちに技術や経験の差があり、編曲に不満もあり、ジレンマを抱えながら長い間すごしていた。「もっと自分を生かせる環境で思いっきりプレイしたい」と思っていることを口に出すのがおこがましく、「楽しいから」「お世話になっているから」と、自分をごまかして続けていたのかもしれない。そこを、思いきって、はなれてみて もっと厳しい環境に身をおいてよかったと、思う。ここ一年で自分のプレイも随分変わったし。さすがに前のメンバーたちとは顔を合わせにくくなったが何かを追求していく上でそういったことが生じるのは仕方がないことかもしれない。
November 24, 2006
コメント(6)
作成してくれたseichan0217に感謝。デジタルバランスのHPからも見ることができます。最近のレイカは抗がん剤が効かなくなってきたようで、痛みを訴えることが多くなってきた。日に日にやせていき顔も青白く、はかなげで消えていきそうにさえ感じる。彼女の計算か、それとも子供帰りしているのか「おねえちゃん、チーズケーキ食べたい。。。」と真夜中にかわいらしく言われお風呂上りにもかかわらず寒い中買いに走った私。母に話すと「もう、甘やかして....つっぱねなさい」といわれた。でも、これまで生きてきて、絶対甘えてこなかったし弱音もはかなかったので、せめて今は!!甘えていいよね!という結果になりました。
November 17, 2006
コメント(4)

思えば、我が家は外国人との交流が多かった。父の仕事の関係で沖縄に住んでいたからである。当時は、日本に変換して3年ほどだったので、「外人住宅」と呼ばれる建物も多く、私たちはそこで生活していた。努力型の父はコツコツとラジオの英会話講座で独学し、積極的に外国人と交流を持っていた。妹を見ていると、その頃の父を思い出す。10代では相当反抗的で父を見る目が尋常ではなく冷たかったのに、父の死後20年たって、今、改めて父のやりたかった「英語を全うする」夢を、彼女がかなえようとしているのである。そんな彼女が病気で帰国し、先月から一緒に住むようになり、自然と私も外国人と交流するようになった。今回の新しいバンドも、パーカッションがガーナ人、ベースがイギリス人、と国際色豊かである。何度か練習を重ね、今回のライブのバンド名を考えるにあたり、「いろいろな人種、ジャンル、個性の融合」ということで、「BANDA MESCATA」という名前に決定した。BANDAは、バンド MESCATAはミックスというスペイン語。ベースのティムのアイデアだ。今回の曲目はボサノバ、サンバ、アシッドジャズ、ソウル、ロック、ジャズ、とひとつのジャンルではないし、ラテンが多いので、ぴったりなネーミングだと思うがいかがだろうか。ライブは、11月26日福岡市の親不孝通り、モスバーガー前のバッカス館8Fの、外人バー「ダークルーム」より、18時半より行われる。ドアーチャージ1000円、要ドリンクオーダー。もう1バンド出演する。お近くの方はぜひいらしてください。「ブログを見た」と、声をかけてね。
November 13, 2006
コメント(2)
自己の、スクールのほかに、専門学校主催のピアノ教室をカルチャーセンターで教えているのだが、そこにシャンソンが大好きな60~70才?の喫茶店経営をされている男性がこられている。自己流で今までやってきたらしく、いつも自由な奏法。どちらかというと、たどたどしい場面も多く、それを見守り彼のプライドを傷つけないようさりげなくアドバイスするレッスンだったのだが、今年の夏彼はフレンチポップのコンテストを受けると、はりきっていた。Iさんは、独特の雰囲気があり歌はめちゃめちゃ上手いので、ピアノは、歌をサポートする伴奏ができれば案外いけるんじゃないかと思い、応援していたら、予選を通過。なんと全国大会へ行かれた。先日のレッスンで、その曲を弾かれたのだが、ピアノが上手くなってる!!びっくりした。Iさんは、「本選では、フランス人がたくさんいて、あがって失敗した。悔しかった!」とおっしゃっていた。しかし、明らかに一皮向けていた。味わいある、渋い、大人のピアノだった。やっぱり、人前には出るべきだ。ほかの生徒にも勧めようっと。
November 8, 2006
コメント(2)
ロンドンから帰国した癌治療中の妹は、あまり体調がよくないみたい。仕事や友人と話してるときはのときは楽しそうにしてるんだけどときおりきつそうな表情が気になる。しかし絶対にきついといわない性格。帰国して引越しの荷物を片付けたり、お世話になった友人たちにお礼のメールをしていたが、その量が半端じゃないしあまりにも時間がかかって疲れているようだったので「もっと短い言葉でもいいんじゃないか」と口を出したほどだった。先日はかなり苦しんでいたので背中と足裏をマッサージしたらだいぶ楽になったらしい。普通の人と同じように接したほうがいいようで、やはり普通ではない今の状態。病気だからとわがままをゆるし、甘やかしているという声もあるが、全力で守ってあげられるのはやはり家族ではないだろうか。今、彼女と生活をともにし、冷静に状態をみつめ、助言をしたり黙って手を差し伸べるのが私の役目だって気がする。
November 4, 2006
コメント(2)
全6件 (6件中 1-6件目)
1
![]()

![]()