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民主党が与党になりました。予想できていたとはいえ、これほど劇的に自民党が大敗したのはちょっとしたドラマを見ているようで、昨夜は疲れているのに眠れない夜を過ごしました。総理総裁経験者や閣僚経験者が次々と落選していくのを見るにつけ、「日本人は“流れ”に弱い人種だ」と痛感しました。実は、落選をしてしまった自民党の古参議員のスタンスや実績、経歴には何ら変わりがないわけです。有権者の受け取り方が変わっただけのこと。しかも、「自民はいや! となると、民主しかない」という漠然とした「感覚」「感性」が投票行動の多くを支配したということになります。日本の国政を任せる人々を選ぶとき、当該の人物を見ず、「党」というもののイメージに基づいて「消去法」で選んでいいものなのか……。もちろん、民主党候補の中には有能で、以前から哲学のしっかりした人がたくさんいたとは思います。が、そうでない人も多かったのではないか。小沢さんに押されて、さしたる政治信条もなく、政策もない人が刺客として自民党対抗馬になり、思いも寄らず当選してしまったということはないのでしょうか。小選挙区で落選した、自民党の与謝野さん、町村さん、海部さんといった、そうそうたる面々に、政策や政治手腕で勝る人が当選したと言えるでしょうか。そんな疑問を持ちながら、きょう、来店してくださったお客さんに聞いてみました。「政権交代して、お商売に影響は出ませんか?」皆、口をそろえて「大変なことになる」とおっしゃいました。たまたまかもしれませんが、そのお客さまたちの業種が、「派遣」「土木」「建設(設計等関連業含む)」「たばこ」で、かなり影響が出る項目がマニフェストに書かれていたようです。自分なりに調べてみようと思いますが、「税金」「公共事業」といった、政府が直接関係する事柄や、自民党の政策を否定するための反論的な事柄についての政策から影響を受けるとのこと。きょうは、平均株価が200円上がったらしいけれど、政策が具体化すれば、関連する多くの企業の株価が下落すると思います。この不況下で……。しかも、バラマキの公約がたくさんあり、増税が必至という状況ですから、増税による社会不安と景気の冷え込みが株式市場に与える影響は大変なものになると思います。しかも、対米政策の矛盾と非現実性……。中米関係が密になる中、民主党が言っていることをそのまま実行しようとしたら、関係維持が難しいということは、素人でもわかる。が、懐刀があるというのなら、それはそれでいいのです。韓国やフィリピンの基地縮小が進む中、米軍基地をたくさん持つ日本の立場は、ますます強くなっています。それを盾にした外交交渉ができるとすれば、自民党政権下よりいい外交が実現するでしょう。ただし、霞ヶ関の役人の言いなりになっていては、同じ結果を招きますが。きょうは8月の最終日でした。2月と8月はどんな商売もよくないと言いますが、特に飲食店は悪い。休みが多いし、寒い、暑いせいで、人は外出を控え、食べ物に執着しなくなる。9月も侮れません。変な連休があります。10月は行楽のシーズンで、外食を控える傾向にあります。10月か11月には、新型インフルエンザの猛威が気になります。……、前途多難です。が、きょうもカレーはおいしかった。営業終了が待ち遠しい(カレーが食べたい)という毎日ですから、ちょっとしたことは気になりません。まずは、自分が納得したものを提供すること。それをいいと思ってくださるお客さんを大切にすること。より多くの人に、うちのカレーを食べていただくこと。いつも同じ味、同じインパクトを保てるよう努力すること。そんな基本的なことが第一で、それができなければ、どんな障害にも立ち向かえない。民主党政権による影響があるとしたら、それはそれで受け入れるしかないな、と思ったきょうの昼下がりでした。
2009.08.31
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大変な週末でした。ヘトヘトです。金曜日は突然接待を受けることになり、19時から寿司店でおいしい魚に舌鼓。土曜日も5時起きなので、アルコールはビールと酎ハイに抑え、およそ2時間の談笑が終了。そこまではよかったのですが、接待してくれた事務機屋さんの社長が「歌声が聞きたい」と。最近の歌は知らないし、眠いし、これ以上飲めないし、と辞退したのですが、どうしてもと、新地へ。キャバクラ崩れのような、ハデハデおねえちゃん(年齢は結構……)がカウンター内にずらりと並ぶスナックに連れていかれ、嵐のように歌いまくる別のグループからマイクを奪うことができず、1時間くらい経過したでしょうか。そろそろ翌日の営業が気になり出し、そわそわ。それに気づいた社長が店の子に指図して、マイクを奪ってくれました。ようやく、曲を入れ、ダイアナロスの歌を歌うことができたので、早々に帰ろうとしたのですが、同伴してきたおねえちゃんと社長が仲よしらしく、弾丸のような会話を始めてしまいました。帰る機会を逸して、店を出たのが午前様ちょっと前。地下鉄がなくなっていたし、JRは長い長い階段を上り下りしないといけないし、結構混んでいるので、歩いて帰ることに。30分近くかけて歩いて帰り、バタンキュー。翌朝は、少し寝坊して5時過ぎに起き、シャワーと身支度をしたあと、6時過ぎには店に入ることができました。土曜日は朝と昼のインターバルがないのですが、どうしても買い物をしておく必要があり、インターバルをとって10時過ぎに市場へ。11時過ぎに戻って昼の営業を開始したら、ポツポツとお客さんがいらっしゃるという状態だったので、ご飯は追い炊きせず、用意した分がなくなったら営業終了、と決めていました。土曜日は、営業後すぐに実家に戻る予定だったのです。投票のためです。諸事情があり、実家に住民票を置いているので、投票のためと、親の様子を見るために、選挙のときは必ず実家に戻ることにしているのです。そんな中、13時過ぎに後輩からメールが。相談事があるので、店に来ると。断るわけにもいかず、15時くらいまでしか時間が取れない旨を伝えて迎えることにしました。後輩がやってきたのが14時。相談事というのが結構厄介な問題で、適当にあしらうことができず、話を聞いたり、アドバイスしたりで、気がついたら16時を回ってしまっています。「とにかく、逐一報告して。その都度いい手段を考えるから」と話を切り上げ、後輩のその後の予定を聞くと、交通の便の悪い場所に出向くということだったので、車で送ることにして、店の後片付けを大車輪で済ませて家に戻り、帰省の支度をして再び店へ。後輩を送った時点で16時40分。実家には、15時に大阪を出ると伝えていたので、大急ぎで高速に乗り、スピードを上げて250kmの旅がスタートしました。幸い、高速1000円の混雑がなく、スムーズに実家に帰りつくことができました。時間は19時過ぎ。相当スピードを出していたようです。ビールと簡単な食事を済ませ、父と母の話を順番に聞き、眠りについたのが午前様過ぎ。翌朝は投票所に一番に行きたい母に起こされ(6時)、身支度を整え、投票所に行き、ついでに買い物に出かけた後食事をし、父の話、母の話を順番に聞いた後、少し休んで実家を出ました。途中GSと、SAに立ち寄ったので、15分ほどのロスがあったものの、白と黒のレクサスが快適な速度で走ってくれたので、後ろについて走っていた私はいいペースで250kmを走破できました。17時に一旦事務所へ戻ってメールチェックなどをした後店へ。カレーの仕込みが待っているのです。土曜の夜と日曜の朝、火入れができないので、ルーがどうなるか不安で、仕込みを最小限に抑えていたので、大量の仕込みをする必要があります。汗だくになりながら仕込みを済ませたのが20時過ぎ。ヘトヘトです。が、選挙報道を見なければなりません。洗濯機を2回回したら、テレビの前に陣取って、選挙の行方を見守りましょう。そんな、怒濤の週末でした。
2009.08.31
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本業で、大阪で人気の(もちろん実力がある)飲食店に月1回は取材に出向きます。客単価7000円を下らない、大阪屈指の人気店ばかりです。その店のオーナーシェフが口をそろえて言います。「この状況は異常です」と。何が異常なのかと聞くと、皆さん同じような傾向の回答を下さいます。その1:昨年秋のリーマンB.の破綻以来、おかしくなった。その2:春から初夏のインフルエンザがきいたその3:社用族がいなくなったということです。業績不振を数字に置き換えるとしたら、●ランチはこれまでの3割減●ディナーはこれまでの5割減ということらしいです(独自の情報とともに、はるあやさんから教えていただいた数字です)。が、わがカレー屋は、それどころではありません。人が歩いていないのです。できるなら、近く(出勤が目的)を歩く人々に、「金は使って初めてその価値がわかるのです」と諭してやりたい!天候不順が原因の、「給食需要」「出前需要」が多くなったということは私でも理解できます。が、それは、天候が安定すれば改善されるはず。お盆休み明けの需要減も想像ができます。でも、人は食べなければならない。単身者や偽物が嫌いな人は外食をするばずだし、その比率は一定していたはず。給料日から10日ほどは、飲食に使う金額が増えるという食いもん屋常識があてはまらない。景気の悪さが尋常ではないということでしょうか。人の気持ちがしぼんでしまっているのでしょうか。この状況は改善されるものなのでしょうか。次の選挙で、少しでも人々の心が安定し、おいしいものへの関心が高まればいいと思います。でないと、食文化はダメになる。もちろん、ほかの文化の幾つかも危なくなっています。政治不安は、さまざまな弊害をもたらすものです。
2009.08.27
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300日待った選挙があと4日に迫りました。世論調査の結果は、民主が300議席超を予測させるものだったとか。政権交代確実、と言われています。それに異論はありません。少なくとも民主党が第一党になるでしょう。日本国民の選択ですから、仕方ありません。民主主義の基本は多数決ですし。が、多数派が「正しい」とか「安心」とはいえないことを理解しないといけないと思います。日本人はどこでどう間違ったのか、多数決で決まったことをイコール「正解」と思ってしまう癖があります。学校教育が悪かったのでしょうか。多数決で決まったことでも、「間違い」もあるし、国を余計に「不安」に陥れる結果を招くかもしれない。ゆえに、その危険性を危惧しながら、「その後」を見守る必要があるのです。が、日本人は、一度決まったことは「変えられない」とか「仕方ない」と思ってしまうのか、「その後」をきちんと見ようとしません。また、日本人は「大勢(たいせい)」に追随するのが好きです。個人にかかる「責任」が薄まるからでしょうか。「青信号 みんなで渡れば……」という感覚でしょうか。そういう日本人の性質を利用し、先導するのがマスコミです。マスコミに強く影響されるのは、中高年。今回の選挙戦では、ネットを活用したPR活動が盛んなようです。こちらは若い人を狙っている模様。ネットは他の政党批判が横行していて、マスコミを使ってではできない下品というか、醜いPR合戦の内容になっているのだとか。マニフェスト選挙などと言われて久しいですが、いつまでたってもその内容に「現実感」というものが見えないような気がします。本来「マニフェスト」は、政党の、政党としての存在意義を表明する声明であったはず。が、選挙ごとにコロコロ変わる政策を書き連ねるのが当たり前になっていて、それでは「選挙公約」「政権公約」と変わりがない。しかも、その内容には裏があるとしかいいようのない話ばかり。並べたてられる美辞麗句の裏に、根拠を見つけるのが難しい。なぜなら、裏に潜むのは、政党の理屈や都合だけだから、ではないかと思うのです。農政にしても、後期高齢者医療費の問題にしても、高速道路関連の政策にしても、結局は、関連団体の票集めと利権の獲得、国民受けする文言の羅列、マスコミにのりやすいフレーズの創作に終始しているようにしか思えない。国民のことを考えているとか、将来にわたって日本が必要とする農政や医療を真剣に考えているとは到底思えない。票が欲しいだけ。票の取れる団体を味方につけたいだけ。「政治家」という地位に固執しているだけの亡者です。「きれいごとを言っても、政治家であり続けなければ、何もできない」それは事実です。が、本当に国民のために何かをしようとしている政治家は、どれだけいるのでしょう。これまでの日本の政治を見ていて、その言葉を信じることができるでしょうか。そう憂いていても、今回の選挙でまたわけのわからない人物が政治家になり、ろくなこともせずに、金と利権にまみれていくのでしょう。忘れてはならないのは、民主党の中にはかつて自民党にいて、金や利権にまみれていた人物が多数いるということ。利権構造や、役人とのつながり方を熟知し、それに群がる人々ともいまだにつながっていて、再び利権を手にしたら、同じようなことをしかねないということです。日本の政官民の癒着構造は、そうたやすく変えられるものではないのでしょう。変えてくれる政党は、政治家は、いるのでしょうか。選挙人は、それを探す努力、嘘と真実を見極めるための努力、支持した人物が政治家になってからきちんと仕事をしているかを監視する努力、そうした努力をする義務があるのだと思う。それが、「投票権」という「権利」を持つ選挙人の責任です。さて、あと4日。できるだけ、多角的に情報収集しましょう。投票には絶対行きます。
2009.08.26
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300日待った選挙があと4日に迫りました。世論調査の結果は、民主が300議席超を予測させるものだったとか。政権交代確実、と言われています。それに異論はありません。少なくとも民主党が第一党になるでしょう。日本国民の選択ですから、仕方ありません。民主主義の基本は多数決ですし。が、多数派が「正しい」とか「安心」とはいえないことを理解しないといけないと思います。日本人はどこでどう間違ったのか、多数決で決まったことをイコール「正解」と思ってしまう癖があります。学校教育が悪かったのでしょうか。特に日本人は「大勢(たいせい)」に追随するのが好きです。個人にかかる「責任」が薄まるからでしょうか。「青信号 みんなで渡れば……」という感覚でしょうか。そういう日本人の性質を先導するのがマスコミです。マスコミに強く影響されるのは、中高年。今回の選挙戦では、ネットを活用したPR活動が盛んなようです。こちらは若い人を狙っている模様。ネットは他の政党批判が横行していて、マスコミを使ってではできない下品というか、醜い状況になっているのだとか。マニフェスト選挙などと言われて久しいですが、その内容には裏があるとしかいいようのない話ばかり。農政にしても、後期高齢者医療費の問題にしても、高速道路関連の政策にしても、結局は、関連団体の票集めと利権の獲得、国民受けする文言の羅列、マスコミにのりやすいフレーズの創作に終始しているようにしか思えない。国民のことを考えているとか、将来にわたって日本が必要とする農政や医療を真剣に考えているとは到底思えない。票が欲しいだけ。票の取れる団体を味方につけたいだけ。「政治家」という地位に固執しているだけの亡者です。「きれいごとを言っても、政治家であり続けなければ、何もできない」それは事実です。が、本当に国民のために何かをしようとしている政治家は、どれだけいるのでしょう。これまでの日本の政治を見ていて、その言葉を信じることができるでしょうか。そう憂いていても、今回の選挙でまたわけのわからない人物が政治家になり、ろくなこともせずに、金と利権にまみれていくのでしょう。忘れてはならないのは、民主党の中にはかつて自民党にいて、金や利権にまみれていた人物が多数いるということ。その構造や、役人とのつながり方を熟知し、それに群がる人々ともいまだにつながっていて、再び利権を手にしたら、同じようなことをしかねないということです。日本の政官民の構造は、そうたやすく変えられるものではないのでしょう。変えてくれる政党は、政治家は、いるのでしょうか。選挙人は、それを探す努力、嘘と真実を見極めるための努力、支持した人物が政治家になってからきちんと仕事をしているかを監視する努力、そうした努力をする義務があるのだと思う。それが、「投票権」という「権利」を持つ選挙人の責任です。さて、あと4日。できるだけ、多角的に情報収集しましょう。投票には絶対行きます。
2009.08.26
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きょうは給料日。なのに、客の入りがさっぱり。ポツ、ポツ、としか来店されないので、お客さんの方もたった一人で召し上がるのは気詰まりだろうと、申し訳なく思ってしまいます。そんな中、ちらっと外を見たときに視界に入った男性が、まっすぐ店に向かって歩いてこられます。「スペシャルをお願いします」来店のされ方、オーダーのされ方から、偶然店を見つけて立ち寄ったという感じではありませんでした。「チラシをご覧になったのか」「だれかの口コミなのか」と思い巡らしながら、寸胴のカレーを木べらで混ぜていると、どうも違和感を感じている自分を認識しました。「何かが違う……」そうです。そのお客さんは大阪臭がしないのです。大阪人独特の厚かましさというか、なれなれしさというか、主張というか……人が無意識のうちに放っている空気感が、大阪人のものとは違うのです。ほぼ食べ終わられたので、思い切って声をかけてみました。「チラシをご覧になって、お越しいただいたんですか?」「いえ」「だれかからお聞きになって?」「いえ」むむむ、です。じゃ、来店動機は……?まさか……「ブログで……」えっ! それは単にこのブログを見て、興味を持って来てみたということなのか、それとも…… 「『はるあや』です」“それとも”の方でした。びっくりしました。ブログ上で交流するようになって、2年ほどになるでしょうか。ここからもリンクを張らせていただいてるブロ友(勝手に言わせてもらいます)です。「今年じゅうには行ってみたいと思います」とおっしゃっていただいていましたが、まさかこんなに早くいらっしゃるとは……!初めてお会いしたはるあやさんは、お聞きした年齢にはとても見えない「好青年」という雰囲気の方で、お子さんが二人もいらっしゃり、家庭菜園を楽しんだり、粉もんにはまったり、オリジナルラーメンづくりに勤しんでいるという、ちょっとおやじ臭のするような日常を想像することは難しいというのが率直な感想でした(遠慮なしに、そういうことを言ってしまいました。すみません、はるあやさん)。ゆっくりお話がしたかったのですが、お子さんのお土産を買いに梅田に行かれ、そのまま静岡に戻られるということでしたので、無理にお引きとめするのもご迷惑だと思い、そのまま見送りました。帰り際にご当地のお土産をいただき、ちょっとしたお褒めの言葉をいただきました。「さすが営業マン。配慮が行き届いているなぁ」と感心するやら、うれしいやら、ありがたいやら。その後、食材を仕入れている卸屋さんや、ラジオ局の男前副部長が来てくださり、カレー談義に花を咲かせ、気持ちよく営業を終了しました。営業的にはさっぱりでしたが、心が活性化したせいか、充実した気分です。まだ仕込みが待っていますが、頑張ってやってきます。あ、市場に行かねばならぬのだった! しまった!ま、何とかなるでしょう。はるあやさん、暑い中ご来店いただき、ありがとうございます。「今度は」とおっしゃったお言葉、聞き逃しませんでした。またお会いできるときを楽しみにしています。店を始めたら、いろんな驚きが体験できます。うれしい驚きが満載です。こういう驚きの瞬間を大切にしたいから、頑張ってお店をやります。次はどなたにお会いできるのかしら……。
2009.08.25
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長梅雨の影響か、野菜の価格が高騰しています。が、天候に影響を受けて不作になった作物は、限定されているはず。のに、なぜかいま、野菜全体が値上がりしています。特にタマネギとニンジンがひどい。どちらも、昼のカレーに直接影響する食材。尋常じゃない値上がり方をしています。30%以上の高騰です。が、タマネギもニンジンも、うちには必要不可欠な食材だけに、何としても数量を確保したいので、「相見積もり」とか、「値切り」をして、八百屋さんとの関係を悪くしたくありません。ということで、八百屋さんの言い値で買っています。とはいえ、こんなに大幅な価格高騰には、それなりの対処を考えないと、それでなくても原価率の高いうちの商品は生きる道がありません。これ以上の天候不順や天災があった場合は、厳しい状況になると思いますが、できる限り、当初の食材構成で頑張ろうと思います。ま、いつまで続けられるか、やってみなければわかりません。耐えられるまで耐えて頑張ります。国産野菜が高いからといって、中国の野菜を安易に受け入れるなどということは、絶対したくないと思っています。だって、毎日自分が食べるものですから。カレー好きの方、夏の間にぜひおJ越しください。カレーはやっぱり夏の食べ物ですから。大阪市北区天満3-8-12「紀楽 朝昼亭
2009.08.24
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カレー屋を始めて8週間がたちました。天候不順、長梅雨、猛暑、不況、お盆休みと、飲食店にとっては極めてうれしくない幾多の事象を乗り越えて、何とか過ごしてきました。その間に店にいらしたお客さんは延べ数百人。目標には遠く及ばな数字ですが、きのうまで素人だった私がつくったカレーを食べてくださった方が数百人もいるという事実は、大変なことだと思います。最近は、リピートのお客さんと、だれかから聞いてやってきた、というお客さんがほとんどになりました。「だれかから聞いた」というのは、その多くが同じ会社の後輩や先輩のようです。口コミのキーワードは「この店のカレー、辛いらしいよ」が最も多いようで、「お肉がゴロゴロ入っている」というのもちらほらあります。「名物は、『佐賀牛スペシャルカレー』らしい」と言っていた人がいましたが、別に「名物」にしているわけではありません。でも、「1日限定10食」にしているので、どうしても、「名物」的な見え方になるのでしょう。オーダーが多い日には、早々にSOLD OUTになってしまいますので、「本日は売り切れました」とお伝えせざるを得ず、そんなときは、がっかりされると同時に余計に「食べたい」感が増すのかもしれません。スペシャルをたくさん用意したいとは思っているのですが、本店のはからいによって特別に分けてもらっているだけに、入荷の増量が極めて難しい状況です。(今後もしばらくは、「売り切れました」と言う日があると思います。悪しからずご了承ください)先日、黒毛和牛のレギュラーカレー、その次にスペシャルカレーを召し上がったお客さんが、三たび来店され、「きょうは黒毛和牛をもらおう」とおっしゃったので、ちょっと気になっていました。半分以上食べられたあたりで、「いかがですか? スペシャルとレギュラー、食べ比べてごらんになって」と思い切って聞いてみました。「あ、ボクは、黒毛の方が好きだな。失礼な言い方になるかもしれないけれど、スペシャルは、口に入れた瞬間“おいしい”と思った。でも、途中から少しずつ飽きてくるような気がする。この黒毛は、最後まで飽きないし、何よりあっさりしていて食べやすい。肉と一緒に食べると、肉の旨味を引き立てているように思うし、ルーの旨味も増す、そんな気がします」とおっしゃいました。それと、こんなことも。「スペシャルは結構胃に重かったけれど、こっちはカレーを食べた感がないほど内臓にやさしいと思います。また食べたくなる感じです」人の味覚はそれぞれ違いますから、「スペシャルの方がおいしい」と断言される方もいらっしゃいますが、私としては、黒毛和牛のレギュラーカレーを評価してもらう方がよりうれしいのです。なぜなら、ルーには油脂や肉類、小麦粉を入れないので、タマネギが生み出すとろみと甘味、スパイスのキレ、じっくり煮込んだことによる全体のまとまり感は、「奇跡」というしかないほどの偶然から生まれたもので、これは、私以外にはつくれないと確信しているからです。食べた瞬間「おいしい」と思えるカレーをつくりたいなら、ラードやバターを加え、小麦粉でまとめればいいのです。事実、スペシャルカレーは、佐賀牛を入れて煮込みますから、肉の脂が溶け出し、甘味と旨味をルーに与えると同時に、全体をほどよくまとめてくれます。レギュラーと同様小麦粉は使っていませんが、脂によってまとまったルーは、驚くほどの旨味があります。ゴロゴロッと入った肉も柔らかくておいしい。食べたお客さんは、それなりに満足されます(確認したお客さんの話ですが)。が、再び食べたいと思うかどうか、というと微妙です。リピートには時間がかかります。が、レギュラーカレーは、またすぐに食べたくなる、とおっしゃいます。「クセになる味」「クセになる辛さ」らしいです。スペシャルのリピーターはわずかですが、レギュラーのリピーターはかなり多い。最もリピートしてくださっている方で6回。5回の方も数人いらっしゃいます。4~2回の方となると、数えられないくらいです。わずか8週間で。ありがたいことです。量は多めですが、スパイスを惜し気もなく使ったヘルシーなルーですから、内臓にもいいし、メタボを気にする必要もありません。カレー好きの人にはぜひ召し上がっていただきたいと思っています。ほかでは決して食べられないカレーです。手間も暇もかかっています。辛いカレーが大好きという方には少し物足りないかもしれない辛さですが、一般的なカレーで十分という方にはちょっと辛いくらいです。こんなカレーですが……。大阪市北区天満3-8-12「紀楽 朝昼亭」
2009.08.22
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意味不明な事件を見つけました(またしても「夕刊フジ」ですが)。犯罪となった行為も意味不明なら、供述内容も全く理解不能。「婚約者とダブった…」女子高生の口に指つっこみ男 電車内で女子高生の口の中に指を突っ込んだ大学3年の男(37)が警視庁東京湾岸署に逮捕された。不可解な行動の理由は? 事件の顛末を捜査関係者に聞いた。 --口に指を? 「今月6日午前11時45分ごろのことですね。東京臨海高速鉄道の新木場駅で停車中の大崎行き電車内で、男が左隣に座っていた16歳の女子高生の口に突然、指を突っ込んだ。奥までは入れていませんが、女子高生は唇の中に軽傷を負いました」 --すぐに捕まった? 「そばに座っていた男性が犯行を目撃して男を捕まえようとしたら逃げ出した。追いかけた男性が駅員に連絡し、男が駅の改札を出たところを駅員が取り押さえました」 --なぜ、こんなことを 「『20代の時に婚約者にふられた』と言っています。それと他人の口に指を突っ込むのがどう結びつくのか分からないが、『彼女と被害者がダブる』というようなことも口走っていました」 --余罪は? 「実はこの沿線で同じような被害届が7件出ているんです。ほかにも被害が何件があるようです。本人も『ほかにもやった』と言っておりますので、関連を捜査中です」 --痴漢と同じ扱いになるのですか 「難しいところですねぇ。でも、わいせつ目的とはいえない。逮捕容疑は傷害です。お尻やおっぱいを触ったりしたわけではないのでね」 --どんな男ですか 「ふつうのまじめそうな青年。独身で家族と同居しています。企業で働いたり留学した後、今年の春から大学に入り直していました」【夕刊フジ 2009年8月20日】意味不明な行為を犯罪として立件し、罪に問うのは大変難しいことがわかります。もし仮に、この女子高生がケガをしていなかったら、傷害罪に問うのは無理だし、痴漢とか、威力業務妨害とか、名誉毀損とか、婦女暴行とか……どんな罪状にも問えないような、ヘンテコリンな行為ですが、やられた方はたまったものじゃない。いきなり口に指を突っ込まれる……不快極まりない!指が汚れている可能性がある(私はこの可能性が高いと思っています。指を自分のモノで汚し……皆までは言いますまい)。(それにしても、37の男が、20代の失恋に10年以上たっても執着しているとは……。よほどプライドが傷つけられたのでしょうか。それとも、それ以来一度も女性とつき合った経験がないので、思い出に浸って生きているのか……)「そばに座っていた男性」がいなかったら、女子高生は驚きと怒りを抱いたままどうすることもできなかったでしょう。被害者としては、防ぎようがない。ごく普通に生活することにさえ、注意が必要なのでしょうか。「法律」不在の法治国家になってしまったのでしょうか、日本は。少なくとも、「犯罪」に対する意識が極めて薄れていることは確かだと思います。「政治不信の時代には犯罪が増える」歴史が物語る事実が、具現化しているということでしょうか。
2009.08.20
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この猛暑の真夏(立秋を過ぎたので、暦の上では秋ですが)に、インフルエンザが猛威を奮っている。インフルエンザウィルスは、湿度と温度が高くなると、活動を休止するものだ。が、今回流行している新型インフルエンザ(H1N1)は、夏の暑い盛りでも全くひるむ様子がない。しかも、沖縄や大阪といった、蒸し暑い地域で特に感染者数を伸ばしている。一説には、エアコンによって、冷たくて乾燥した環境がつくられているのがいけないということのようだが、断定はできないらしい。8月に入ってからの感染者は6万人に達すると言われている。5月から7月下旬くらいまでの感染者数が4千人超だから、その勢いは火を見るより明らかだ(数字はアバウト。正確な数字をつかむことができませんでした)。しかも、死亡者も数名だが出ている。甲子園の高校野球もプロ野球(日ハム)も、新型インフルエンザに振り回されている。舛添厚生労働大臣は、「本格的な流行が始まった」という宣言をした。秋から来るであろうと言われていた第2波が、第1波に飲み込まれて、このままよどみなく感染拡大を続けるかもしれない。この状況は何を意味するのだろうか。5月の時点でも言っていたが、「新型インフルエンザは、未知の生物であり、予測不能な進化を遂げる」という予想が当たった。だれも免疫を持たないという事実は、爆発的感染拡大の可能性を意味する。「夏場」というシーズンに対する安心感が、感染拡大を促進させた。「喉元過ぎれば」体質の日本人の弱点をついて、ウィルスが勢力を伸ばした。「弱毒性」という言葉を妄信し、このウィルスを甘く見たしっぺ返しとなった。タミフル耐性を持つウィルスの存在が確認されている。ワクチンは確実に足りない(輸入は、諸外国の批判があるので難しい)。医療機関ができる治療には限界があるのが事実。致死率が0.5%と発表(WHO)されているが、分母が増えればバカにできない数字。では、感染拡大を阻止するためには、どうしたらいいのだろうか。日本人に決定的に欠けている感覚「人に移さない」という意識を徹底して持つ必要がある。日本人は、「人から移りたくない」という意識を異様に強く持ち、あれこれ対処しようとするが、自分が少しでもおかしかったら、直ちに外出を控え、医療機関に相談し、受診するという当たり前の行動ができる人は少ない。「感染症」が蔓延するという「社会不安」は、「経済」に大打撃を与える。「株価」という直接的な要素への影響もさることながら、「購買意欲」の低下による消費の停滞は、「生産」「卸売り」「小売り」「物流」など、多くの分野における企業や事業者の死活問題となる。衆院選の陰に隠れて余り報道されないが、沖縄と近畿地区では間違いなく感染が拡大しているので、その地域の居住者と、その地域に出入りいする人々はくれぐれも注意してもらいたい。「人に移さない」この意識の徹底しか、感染拡大を防ぐ道はないのだ。
2009.08.19
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衆議院選が公示(国事行為/告示は地方選挙の場合の用語)された。各党の党首は、思い思いの場所で第一声を挙げたようだ。いずれの声も、虚しいばかりの文言を並べていた。党のスローガンも、駆け出しのコピーライターが考えたような短絡以上の短絡的表現だった。それとも、業界の重鎮が「夢の中で啓示があった」とかなんとか言って、政党をいいくるめたとしか思えない。「輝け! 日本」って……。この選挙、多分民主が議席を伸ばし、第一党になるのだと思うが、連立を打診しているとされる社民党とは、政策の交わらない部分が多い。政権与党になるには、相当の頑張りが必要だと思う。が、民主党から出馬する議員の発言がパッとしない。「政権交代」をスローガンにしているが、強さも、安定感も、安心感もない。マニフェストが手に入らないので、細かな部分を批判したり、賛同したりできないのがつらいが(ダウンロードするしかないか…)、マスコミが伝えるところでは、核心をつき、眼の前が明るくなるような政策は出ていないように思う。マニフェストを訂正するというような失態があったので、まだまだ党内が一致団結していないのだと思うが、それにしても頼りない。自民党に何もいいところがないのに、一気に突き崩す能力や勢いがない。歯がゆいばかりだ。それにしても、自民党の古参議員はうっとうしい。演説冒頭で、皆決まって、「今回の選挙は、大変厳しいものになってきております」と言う。国民には関係がない。支援者のみに訴えたいなら、後援会の講演で言えばいい。「助けてください。皆様のお力で、私を何とか勝たせてください」と。続けて、「しかし、これまでの実績、経験、ご支援の声を礎に、精一杯頑張ってまいります」だって。勝手にすればいいのだ。そんな、泣き言のような文言は一切省いて、政策、しかも、古参でないと打と出せないような斬新でかつ老獪な政策をぶち上げればいいのだ。それができないのは、これまでもそんなことをせずとも当選してきたからだ。道路1本、橋1本つければ、どこかに銅像が建つという地方都市では、お涙頂戴の「大変厳しい選挙」が効いてくるのかもしれない。が、そんな時代は終わったと思わなければならない。今回の選挙では、大量の「浮動票」が動くはずだ。イベント好きの若い子は、ネットとか携帯で「選挙に行こう」運動をしたり、投票そのものへの意見交換をしたりして、投票に行かなければ話題についていけないような世界をつくることだろう。自民も民主も、いまのままでは弱過ぎる。それはそうと、ネットアンケートが届いた。「衆議院選挙に関するアンケート」というのが。何問目かに、「だれに投票しますか?」と、当該選挙区の候補者の名前が掲出されている設問があったので、それ以降は答えなかった。法律(公選法)で禁じられているはずだ。だれかに投票予定候補者を公表するという行為は。無神経なアンケートを取るものだと思ったが、依頼主がわかったら、ひっくり返るような事実が裏側にあるかもしれない、と興味を持った。何のためのアンケートか、何に利用しようというのか、だれがそれを知りたいのか。「政権交代」はつまり、巨大な「利権の移譲」にほかならない。政治家も、役人も、役所も、政権を狙う野党(民主党)も、またとない宝石を巡って、この2週間弱の間、醜い争いが繰り広げられる。選挙権のある人間は、権利としてではなく義務として、その当事者にならねばならない。経済成長をしていた時代とは違って、国政はいまや、自分の生活や未来、子どもや孫の将来に直結したものだから。それにしても、「政治家」が小粒になった。日本全土で人材不足というのが実感できる、今回の選挙戦だ。
2009.08.18
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変な事件が起きた。というより、事件自体はそう珍しいことではないかもしれないが、供述が何ともおかしくて、理解しがたい。帝京大生が女子大生監禁=包丁突き付け自宅に半日-別れ話、容疑で逮捕・警視庁 自宅マンションに交際していた女子大学生(20)を約12時間監禁したとして、警視庁日野署は17日までに、逮捕監禁容疑で、東京都八王子市大塚、帝京大学文学部4年内海広大容疑者(23)を逮捕した。 同署によると、容疑を認め、「きれいな別れ方をしようと思ったが、応じてくれなかった」と供述している。 逮捕容疑は9日午後11時半ごろ、同容疑者宅で別れ話をした後、帰宅しようとした女子大生に馬乗りになり、背中などに包丁(刃渡り約17センチ)を突き付け、「帰れると思っているのか。おまえを殺すことしか考えていない」と脅迫。約12時間にわたって監禁した疑い。 【時事通信 8月17日13時32分】別れ話を切り出した方が、話に応じない相手を監禁するなんて、あり得るのだろうか。この帝京大生の言う「きれいな別れ方」って何だろう。男「別れよう」女「なぜ?」男「キミにオレは相応しくない。君にはもっともっといい奴がいる。オレは、 キミが幸せになるのを願っている」女「何を言うの? 私はアナタが好きよ。愛しているわ。アナタのいない毎日なんて 考えられない」男「しばらくはつらいかもしれないが、そのうち、キミの前に素晴らしいヤツが あらわれるさ」女「あなたはどうするの?」男「きっと、ずっと恋愛なんてできないと思う。キミを失ったオレはヌケガラさ」女「じゃ、別れなきゃいい」男「ダメなんだ。オレはキミを愛しているからこそ、いま別れようとしているんだ。 わかってくれ。きょうのこのひとときが、いい思い出になる日がきっと来るから」女「……もう何を言ってもダメなのね。わかった。アナタの言うとおりにする」男「オレはいつもキミの幸せを願っているから、つらいことや悲しいことがあったら、 いつでも連絡をくれたらいい」女「……ありがとう、ありがとう。アナタのこと、忘れないわ」そんな別れ話を成立させようとしていたのだろうか。あり得ないと思うが、あり得ないことを考える若い人が多いのも事実で、これよりももっと劇的でロマンティックな台詞や場面を妄想していたのかもしれない。マンガである。が、現実と妄想を区別する能力が極めて低い人種がいる。最近は、「若い人」とは言い切れないのがつらい。おじんも、おやじも、にいちゃんも、変な妄想の中で無意味なプライドをかざす。根拠のない自信に裏打ちされて、「自分は選ばれた人間」「自分は成功する」「自分は思いどおりの人生を歩める」」「自分がはモテる」「自分は無敵だ」などと、あり得ないような全能観をいつの間にか獲得している。まして、この事件の当事者はまだ23歳。女との別れなど、これから先幾度となく経験し、その都度思いどおりにならないような展開に戸惑ったり悩んだりするはずで、そのことが理解できていれば、刑事事件など起こさないはずだ。コミュニケーション能力の低下が言われて久しいが、シミュレーション能力、問題解決力、説得力、判断力、分析力……社会生活に不可欠なそれらの能力のすべてが低下しているように思えてならない。それにしても……大学(日本における最高学府)生が引き起こしたにしては、余りにも不可思議でお粗末な事件……。大学生に限らず、公務員、教員、医師、政治家、裁判官など、そのありようを世間から厳しく求められ、そのことをきちんと自覚しなければならない立場の人が荒れまくっている国、それが日本なのだと実感する。
2009.08.17
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世間では、ここ数日間、「お盆休み」というものに浮かれていたようです。高速道路は大渋滞、海やプール、観光地はそれなりに賑わっていたと思います。得意先の中には、前週の土曜日から10日近く休むメーカーもあるし、また、需要に対応するための増産体制を敷くので、休むのは週末だけという小さなメーカーもありました。景気がいいのか悪いのか、よくわからないお盆休みでした。そんなお盆休みが間もなく終わります。私はというと、お休みは1日も取れませんでした。店の休みは、きょう1日ありましたけど。周囲の先輩飲食店のアドバイスを聞いて、14日から16日までお休みを取ろうと思っていたのですが、仕込みは毎日あるし、車で動くのも大変そうなので、どうせ家でゴロゴロするか、決算の書類を整えるか、いつもはできない大物の洗濯を何度もするか、行きたいと思いつつ行けなかった神社を訪れて参拝するか、といった、余り生産性のないことに時間を使ってしまいそうだったので、仕込みがてら店を開けることを検討してみました。13日に来られたお客さんが、「お盆休みはない」とおっしゃったし、しかもそのお客さんは、開店から7週間で5回も来店してくださっているいわゆる常連さんと言える人なので、その人に来ていただくだけでもいいか、と、通常通り営業することにしました。かくして14日は、そのお客さんと2度目の来店の方などが、15日は、地域の地主さんと、ご近所のマンションの管理人さんなどがいらっしゃいました。商売になるほどの売上にはなりませんでしたが、店が忙しくない分、いろんなお話ができて、それはそれでよかったと思います。ご近所のマンションの管理人さんがおっしゃるには、「朝、いつも外をきれいに掃除している人がママさんじゃないか、って妻が言うんです」見られているものです。私は、仕込みが終わってから開店までに時間があると、暇に飽かせて箒を持って、外をよく履いています。文字通り、向こう三軒両隣を。7時前のことですから、人に見られているとは全く思い至っていませんでした。「ママさん、若いきれいな人だから、一度行ってみたらって言われて来ました」管理人さんの奥様は、よほど遠目に私をご覧になったようで、「若い」と「きれい」ははずされましたが、朝早くから地域のことを気にかけ、関心を持たれて観察をされているようです。管理人さんとも少し雑談をしました。地域の地主さんも、快くプライベートな話をしてくださいました。家でゴロゴロしているよりは、よほど有意義だったと思います。どうせ、午前中と夕方には、店に出ないといけないのですから、その時間を活用しただけのこと。きょうはきょうで、明日のための手間のかかる仕込みがありました。というわけで、お盆休みは1日も取れませんでした。もっとも、お盆休みであれ、通常の休日であれ、取れるわけはないのですが。この暑さの元では、ルーへの火入れは日に2回は必要ですし、営業日ではできない大掛かりな掃除は休日にするしかありませんし。開店から7週間余り、1日も休んでいないというのが現実ですし、そのことは、いまは大したことではありません。が、これがあとどれくらい続くのかと考えると、ちょっとゲンナリします。仕込みの仕方、ルーの保存の仕方を考えないと(とはいっても、物理的にはいまの状態を維持するのが精一杯ですが)、旅行などもってのほか、風邪で熱も出せないのです。実は、本業を開業した20年以上前からお盆休みは取ったことがありません。G.W.も、クリスマスも。辛うじてお正月だけは、大晦日から1月2日までの3日間を死守しましたが。というわけで、明日から盆明けという特殊な日々(お金が動いた後、体力を使った後、暑さが続くなど)の始まりであり、新たな1週間です。新しいチラシを上手に配布しつつ、新たなお客さまの来店と定着を願って、頑張ってカレーをつくります!!カレー好きの方はどうぞこちらへ。大阪市北区天満3-8-12「紀楽」06-6356-7072
2009.08.16
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うちの店の前には、女子寮があります。学校も年齢も出身地もさまざまで、大阪で就学することを目的にしている女生徒が住んでいます。高校生を見かけたことがあります。30歳前後の女性もいます。およそ100室に住む女性たちは、「就学」という目的だけで「同じ屋根の下」に住んでいるということになります。が、トイレも、シャワー室も、厨房も、食堂も共同で使います。もちろん、トイレ、シャワー室、厨房は自分の部屋に近いところで3~5人くらいが共同で使うようですから、100室以上にいる他の居住者すべてを知る機会は少ないでしょうし、食堂にしても、利用時間がまちまちですから、顔を合わせる人の数は余りないかもしれません。今朝(8時過ぎ)、その寮の前にたたずむ女の子がいました。携帯でメールをしているのか、通話をしているのかわかりませんが、とにかく常に携帯の液晶を眺めています。時折、インターホンを鳴らしているようですが、管理人(チューターと呼ぶらしいです)さんはお盆休みで、インターホンに応えてくれる人はいません。そうして30分くらいいたでしょうか。私は、外に掃除に出たのを機に、声をかけました。「お友達が出てこない?」「え?」私は、寮の前で、寮に住む友達と待ち合わせをしているのだと思ったのです。が、寮の住人が起きてくれず、待ちぼうけを食わされているのだと。「管理人さんがいないので、インターホンにも出てくれないでしょう」「はい」「店で待ってたら? 暑いでしょう」「あ、でも、だれか出てきたら、その人に言って……」「きょうは、8時前に一人出てきただけで、だれも出入りしてないよ」「マジですか?」お盆でみんな帰省しているのです。「店から見ていて、だれか出てきてら、声をかけてあげるから」「すみません」かくして彼女は私の店に。よく聞くと、カードキー(玄関と自室共通)を所持し忘れて出たらしく、朝出たのか、前夜出たのかはわかりませんでしたが、彼女もきょう帰省する予定だと聞かされました。お茶を出し、少し話をしたあと、こんな時間だし、食堂も閉鎖されているようなので、お腹がすいているだろうと、「朝ご飯、食べる?」と言うと、彼女の顔がにわかに明るくなりました。「『朝カレー』というメニューならすぐできるけど、それでいい?」「はい」「ちょっと辛いけど、辛いのは大丈夫?」「辛いの、好きです」というわけで、『朝カレー』を供しました。「おいしい」「辛いでしょう?」「辛いけど、おいしいです」彼女はパクついていました。が、寮から人が出てくる気配もなく。「○興産(寮の事業主)の電話番号知ってる?」「はい」「電話して、事情を話したら? 多分、開けに来てくれると思うよ」「あ、マジですか?」「きのうも、チューターさんの変わりに、寮を見に来てたから」彼女は○興産に電話をしました。もう一度電話をし直していたので、多分警備会社か、専門部署にかけ直すように言われたのだと思いました。電話を切った彼女に「来てくれるって?」「はい、30分くらいかかるって言われました」「えらいかかるね。じゃ、ゆっくりカレー食べて待ってればいい」「はい」30分より少しかかりましたが、警備会社の車が到着するまでの時間、彼女はずっと携帯の画面を見ていました。メールをしているのか、ゲームをしているのかはわかりませんでしたが、少なくとも私と積極的に会話することはありませんでした。「来たみたいよ」警備会社の車を見つけて、すぐさま私は彼女に伝えました。「あ、じゃ」彼女が自分の食べた食器を見たので、「いいよ、そのままで」「また今度、お金持ってきます」「そんなことはいいから、気をつけて実家に帰ってね」彼女は振り向くこともなく、警備会社の担当者の元に走っていきました。彼女は18~20歳の専門学校に通う女性です。私が自分(彼女の年齢のときの)と彼女の違いを感じた点は、1.○興産に対処法を聞いてみるという手段を考えなかった2.見知らぬ人間の「店においで」という誘いに、余りにも安易に応じた3.代金の問題を無視して、飲食店で何かを食べた4.礼を言わなかったま、それは表面上(表現上)のことで、彼女の心の中には大きな感謝や謝意があったのかもしれません。そのことは、その場では、あるいは彼女以外の人間にはわからないものだと思います。でも、人間社会のコミュニケーションは、言葉がベースになります。思いを言葉に変換する訓練は、常にしておかなければならないと思うのです。携帯メールに綴られているのは「言葉」ではない。「記号」だと思います。だれもが、メール上で使う文字や熟語や絵文字といった「形」をやり取りしているだけで、決して自分の心や考えを表現し得るものではないと。もし私が悪い人間で、彼女が店に入り、お茶を出した時点で料金設定をしていた…、出した『朝カレー』に法外な値段をつけて請求した…、それ以外の何かを要求した…、ということがあったら、彼女はどうしたでしょう。こんなに情報があふれているのに、彼女は余りにも無防備でした(私が善良だと感じたというのなら、彼女には見る目があったということですが)。こんな場合は、もっともっと警戒心を持ってもいいはず。また、皆が私のように優しい人間ばかりだと思ったら、えらいことになると思っておいてほしいと思いました(私のせいで、変な犯罪に巻き込まれないことを祈るばかりです)。日本人が、こんなふうになったのはいつからでしょうか。ファミコンゲームなど、人ではなく、機械と対戦するような遊びが広まったときからでしょうか。政治が国民を見なくなったときからでしょうか(国民が何も信じられなくなった)。教育の何かが間違っていたのでしょうか。いえ、それらの問題以上に、「家庭」だと思います。親が子どもにきちんと教えなくなった。教える自信がなくなったのです。価値観が崩壊したからです。なぜか……、その親の価値観が崩壊したからです。終戦時に10代後半から20代後半くらいの世代の人は、国家や、生活や、人生に対する価値観を修復することができなかった。それが、子にも、その子にも受け継がれてしまったのだと思います。年代にすると、80歳前後、60歳前後、40前半~30代でしょうか。オレオレ詐欺を初め、危うい犯罪に巻き込まれたり、うまい話に騙されたり、知らぬ間に保証人などの責任を負わされたりすることが多くないでしょうか。何にしても、日本のコミュニティは、そろそろしっかりしなければならない時代に来ているな、と実感した朝でした。
2009.08.15
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私は飲んべえではありません。決して。(顔が酒豪のように見えるとの指摘は何度となく受けていますが、事実無根です。……私の「酒豪」の基準としては)若いときといえば、30歳くらいまでは特別な行事(忘年会、正月、慰安旅行など)以外はほとんど飲みませんでした。ほぼ毎日飲むようになったのは、ここ10年くらいのことですが、量は大したことありませんでした。ちょっと酒量が増えるようになったのが5年くらい前から。とはいえ、強いお酒ではなく、比較的飲みやすい酎ハイとか焼酎の何とか割とかを飲む程度で、焼酎の合計量は1日1合から多いときで2合ほどでしょうか。1年半前からは、毎日飲まなくなりました。昨年秋に膵臓を悪くしてから酒量はグンと減り、店をやるようになってからは、週末のお楽しみになっていました。とはいえ、お酒は嫌いな方ではないので、お酒の話題になると気になります。“飲んべえ率”女性が上…20代前半では男性を逆転 過去1年間に1回以上飲酒した人の割合(飲酒率)は、20代前半では女性が男性を上回ることが14日、厚労省研究班の調査で分かった。同年代の女性は、アルコール依存症につながる多量飲酒の割合も増加、研究班は「飲酒問題の深刻化が危惧される」としている。 全体の飲酒率は男性83.1%、女性60.9%で、6年前の前回調査から各2.2ポイント、0.9ポイント下がった。 男女とも40代以下を中心に飲酒率が下がったが、20代前半の女性は80%から90.4%に上昇。同年代の男性は90.4%から83.5%に下がり、男女が逆転した。草食系が増えた若い男性は、お酒でも女性に負ける!?【夕刊フジ 2009年8月14日】若い女性の飲酒が増えた理由……肉食系が増えた、つまり、男性化していると考えるのは早計かもしれませんが、確実に言えるのは、「飲酒」についての既成概念が変化したということでしょうか。「女性が酒を飲む」しかも、「外で飲む」ということについては、少し前まではそれなりのうしろめたさがついて回ったと思います。全面的に許されるとしたら、ビジネススーツを身にまとったキャリアウーマンが会社の上司や同僚と一緒に、あるいは、得意先の接待で酒を飲む場合のように、「仕事」に絡めた行為であるときだけだったかもしれません。20代前半の女性というと、「キャリアウーマン」にはほど遠いでしょうし、「仕事」の一環というシチュエーションは考えづらい。少し前なら、ショッピングや映画、美術鑑賞といった、自分を高めるための何かに時間を使っていたのに、いまは酒に浸ることで怠惰や不勉強から目を背けようとしているかのような印象を持ちます。お酒は、世の中の不条理や鬱憤を全身に受けなければならない中年からの楽しみというか、プライベートタイムを彩る一アイテムであるべきだと思います。酒を飲んだところで何も解決しません。が、ひととき、ふんわりいい気持ちになることで、「よし、あしたも頑張ろう」と言い聞かせることができる、魔法の水なのかもしれません。ゆえに、酒量の調整もできるし、毎日飲んでも依存症や大きな病気を誘引したりすることは少ないのではないかと思います。若い女性となると……難しいでしょう。飲む理由がないのですから、やめる理由も、自制する理由もないはず。ただ、覚えておいていただきたいと思います。女性は、男性より肝臓の働きが鈍く、たくさんのアルコールを一気に分解するのが難しい。少量なら毎日飲んでも問題ありませんが、大量の飲酒は肝臓病や中毒症状を呈することになります。まずは、自分の適量を知ること。体調が悪いとき、いいときの両方の。次に、酒量の調節をする心の強さ(冷静さ)を常に持つこと。できれば、毎日飲まないこと。若いときの酒の常用は余りいいものではないと思います。酒はさまざまな失敗を引き起こします。年を取ってからなら笑い話で済むことも、若い女性にとっては人生を変えるほどの事件に発展する可能性があります。くれぐれも気をつけてください。……人に言う前に、気をつけよっと。
2009.08.14
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ブロ友といっていいのかわかりませんが(Mamaさん、スペさん失礼な印象を与えたら済みません)、お二人の方が店を訪ねてきてくださいました。私がお二人とブログを通じて知り合ったのが昨年末。お二人同士は何年も前からお知り合いだったようですので、私よりずっと長いブロ友です。ブログを通じてお互いの生活や考え方、子育て論を熟知し合うとても親しい友人のようでありながら、顔を合わせたことがないという不思議な関係。ネットの世界がなければあり得ない関係性だと思います。まずはスペさんが汗だくになって到着されました。ほかのお客さんがいらしたので、余り親し気に話すとお客さんに失礼かな、と思いながら、前回手みやげ(卵。店で出しているもの)を入れてお渡ししたタッパーを返してくださったとき、中に、小さなかごと卵のような物体を見つけ、思わず声を出してしまいました。「何か、入っています」「卵のお礼に卵を」スペさんらしい、楽しい返礼をいただいたにもかかわらず、「昔の人ですね」と無礼な言葉を吐いてしまって…。昔、近所のおばさんが「おかず、つくり過ぎてしまったから、食べて」とお鉢に入れた肉じゃがやら、ポテトサラダやらを持ってきてくれたとき、母親が必ず「いま、お鉢を洗って返しますので、ちょっと待ってください」と、きれいにお鉢を洗い、その中にお菓子やら果物やらを入れて返していたのを思い出したのでした。最近はこうしたご近所とのやり取りがないので、懐かしかっただけなのですが…。スペさん、済みません。。。お土産は、「ごまたまご」という逆さ言葉になった、かわいいお菓子でした。黒ゴマのペーストを黒ごまの餡で包み、カステラとホワイトチョコレートでコーティングしたもの。甘いものは余りいただかないのですが、うずら卵と鶏卵の間くらいの大きさがほどよくて、思わずパクつきました。黒ごまの風味が香ばしくて、焼酎のアテにもなるな、と思いました(酒呑)。スペさんがカレーを食べ終わっても、Protea Mamaさんは到着されません。「ほんとにいらっしゃるのかな」スペさんがおっしゃるので、「前回もそうでしたが、お客さんが引けたころ、多分1時過ぎにいらっしゃると思いますよ」かくしてMamaさんは1時過ぎにいらっしゃいました。「Mamaさん、お気づきかもしれませんが、スペさんです」と私が言うと、驚きの声とともに互いに挨拶をされ、すぐにお子さんの話に突入されました。それから3時間近く、途切れることなくあふれ出る話題に驚いたり、感心したり、笑ったりと、休む間もなくお話に興じました。16時前にお二人が帰られた後、食べたくてうずうずしていたカレーを食し、片付けをして事務所に戻ったら、前日の寝不足(午前様になったので、3時間弱しか眠っていませんでした)がきいたのか、ウトウトしてしまいました。そこへ、ラジオの原稿の催促の電話。本業のこと、忘れてました。「1時間くらい眠らせてよ」とつぶやきながら原稿をつくり、さて、ちょっと眠ろうか、と思ったところへ再来週取材予定のイタリア料理店からFAXが入り、すぐさまのチェックを余儀なくされました。支払いの伝票整理や、前日納品した印刷物のサンプルをファイリングしたりといった雑用をこなし、ようやく体があいたのが20時。食事もせずに眠ってしまいました。23時に目覚めたとき、とても気分がスッキリしていました。多分、日ごろ余り人と話さないので、3時間近くおしゃべりができたことで精神のクリーニングになったのだと思います。「子育て」という私にとって未知の領域のお話が多かったのですが、それはそれでとても楽しくてためになりました。Mamaさん、スペさん、またいらしてください。大阪近辺のブロ友の皆様、うちを面会の場として使っていただいて、カレーを囲んで楽しい話に花を咲かせてください。ちょっとした話のアテを用意しておきますゆえ。こんなカレーです。朝はこんなカレーもあります。土曜日は朝からどちらも召し上がっていただけます。大阪市北区天満3-8-12「紀楽」06-6356-7072
2009.08.13
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梅雨が明けたというのに、しつこく雨が降ります。しかも、湿気がすごい。大阪だけなのかもしれませんが、不快指数がものすごく高い毎日です。東北では、いまだに梅雨が明けず、日照時間の少なさが問題になっています。農作物への影響も懸念されるところ。九州、中国、さらに関西でも、大規模な水害に見舞われました。いずれも死者が出るほどの深刻なものです。その上、未明の地震。今年は、天災の年なのかもしれません。南海、東南海、東海地震に対する注意と備えがいよいよリアルなものとなってきました。天候、気象が不順な状態は、飲食店の売上に大きな影響を与えます。「出前」をするような店は別として、うちのように「カレー」などという食べ物は、「カラッと暑い」という条件の元で売れる傾向があり、雨の日やジメジメした日には、客足が遠のくのが明白です。うちの店は6月下旬にオープンしましたが、6月の間はよかったのです。さほど暑くなく、雨も降らず、湿度が高い日もありませんでした。が、7月に入ってから、おかしなことになりました。雨の降り方が変。梅雨らしくずっと降っているわけではなく、降ったと思ったら晴れて、晴れたと思ったら雨が降って来る。湿度が高い。8月に入ってからも、おかしな状態が続いています。これで、インフルエンザの大流行で、メキシコのように飲食店に対する営業停止命令なんかが出たりすると、えらいことです。O-157も怖い。……えらいときに飲食店をやることに決めたものです。最低。先輩飲食店の経営者は、「悪いときに始める方がいいですよ。いいときに始めたら、落ちたときがつらい。いまほど悪い時代はそうそうないから、よくなることが楽しみ。悪いときにいろいろなノウハウを身につければいいんです」と言います。そのとおりだと思いますが、この状態が長く続くと、体力がいつまで持つのか不安です……。しかも、間もなくお盆休み。営業日数が減ってしまいます。あー大変。せめて明日と明後日の二日間、いろんな人に来てもらいたいものです。お近くの人は、ぜひ。大阪市北区天満3-8-12「紀楽」06-6356-7072国産黒毛和牛の特製カレー 800円
2009.08.11
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昨日(日曜日)の朝、5時台のテレビのニュースを見るとはなしに見ていたとき、驚きの用語が眼に飛び込んできました。天気予報のコーナーで。「兵庫北部 雨時々止む」そんな用語、ありましたっけ。「雨時々くもり」ではなかったのか……。ま、「雨がやむ」ことが「くもり」とか「晴れ」とかと限定した状態を意味するわけはないので、単に雨が止むなら、それでいいとは思うのですが……、結構違和感がありました。で、調べてみると、同じように思って調べた人の話を見つけました。天気予報の「雨時々止む」とは? ラジオの天気予報で、「雨時々止む」という馴染みの薄い言葉を聞いた。「のち」「時々」「一時」などは天気予報でよく使われるが、前後に「晴れ」「雨」「くもり」などの現象名があるのが普通ではないか。「雨時々止む」には、不自然さを感じる。気象庁のホームページによれば、「時々」は現象が断続的に起こり、その現象の発現期間の合計時間が12時間未満(24時間予報の場合)のときに使う。すなわち、「雨時々止む」とは、「1日のうち12時間未満は雨が止んでいる」という意味になる。断続的に降ったり止んだりするならば、雲が多いはずで、「雨時々くもり」としてもよさそうなものだ。ただ、ややこしいことに全天(自分から見える空、360度全て)の8割を雲が覆っていても天気は「晴れ」と表現されるのだ。つまり、「雨時々晴れ」の可能性も捨て切れないわけだ。しかし、それならば「雨時々晴れかくもり」とすればよいのではないか。気象庁の天気相談所に電話をすることにした。「天気予報の『雨時々止む』とはどういうことでしょうか?」「お天気の基本は雨で、時々雨は止むという意味です」「えっ! えーと、そうではなくて、『雨時々くもり』との違いは何でしょうか?」「は~、詳しい者に替わります」ここから電話の保留音が約3分。長い。しばらくすると別の男性が出た。「お待たせしました。それは、天気コード302に対応してテロッパーで『雨時々止む』と表示されるのです」「はっ?」天気コードとは、天気に対応して100から450の数字で表され、放送局などへのデータ配信に使用されるとのこと。例えば、「晴れ」は100、「雨」は300で、なんとその数、全351種類。中には、「雪時々止む」なんてのもある。「イコール『雨時々くもり』と考えても良いでしょうか?」「問題はありませんが、『くもり時々雨』との違いを明確にするため、現在は『雨時々くもり』は使用していません」意外なことだが、天気コード対応表に「雨時々晴れ」はあるのに、「雨時々くもり」は無い。ではなぜ、「雨時々止む」という表現に違和感を感じてしまうのか。「放送局での最終的な表現方法までへの拘束力はありませんから、あまり使われていないのが現状です。ですから、この『止む』という言い回しが浸透しないのでしょう」日本晴れの如き、納得の回答とはいかなかったが、皆さんも「時々」は注意して天気予報を聞いてみてください。【Excite 小ネタ/吉田ジョージ】「雨時々止む」そう言われれば、ズバリ、の言い回し。「晴れ」「くもり」「雨」しかないのがおかしい。グレーゾーンを言い表す(というか、グレーゾーンを排除する)文言であることに間違いはありません。でも……やっぱり違和感があります。ほかに言い方はないのでしょうか。「雨時々小降り」「雨しばし大降り」「雨しばしば小雨」何にしても、随分長い間改革されてこなかった気象情報の表現をもっとわかりやすい用語に変革させるべき時期に来ているのかもしれません。「雨時々止む」……おかしな感じです。
2009.08.10
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1週間近く逃亡した挙げ句、出頭して、逮捕されました。「自首」ではありません。よって、量刑に影響は与えません。それにしても、なぜ、覚せい剤を常用しなければならなかったのか、一向に理解できません。のりピーは、「清純派」と言われていました。が、素顔は決してそうではなかったと思います。父親はヤクザ、弟もヤクザ。夫から薦められて覚せい剤に手を染めたと自白しているらしいですが、それはどうなのか……。今回の覚せい剤騒動に弟が直接関与している可能性は低いらいしですが、身辺には、覚せい剤が当たり前のようにあったということなのかもしれません。しかし……、覚せい剤が必要な生活って、どういうものかのでしょうか。「息子を知人に預けている」と言っていたのりピーですが、その「知人」というのが夫の愛人だそうで。のりピーは、芸能活動の裏側で、そのイメージとは全く違う行動を夫や知人との間で展開していたようです。「清純派」というレッテルが重荷になったのでしょうか。いえ、もともと清純とはかけ離れた人物だったのでしょう。芸能界で売るために、その面立ちや年齢、声、しぐさなどから、「清純派」に仕立てられただけのこと。本当は、ヤクザな女の子だったのでしょう。芸能人の多くはそのことを知っていたようです。警視庁(の関係庁舎)に出頭したときに同行した「社長」の存在も気になりますが、逃走期間が短いですから、社長ものりピーも大した罪にはならないでしょう。懲役1年6ヵ月、執行猶予4年もしくは5年くらいでしょうか。が、そんな量刑で済んだとしても、芸能活動を再開するにはかなりのハードルがあると思います。のりピーは、だめでしょう。だって、偽りが多過ぎた。再び以前のイメージを取り戻すことはできない。「芸能界は魑魅魍魎」、そんな言葉が浮かんでくる事件でした。38歳にもなって、わきまえのない。(新興宗教の信者だという噂もあったりして、それと今回の犯罪が関係あるのかはわかりませんが、入手ルートをたどれば、いろいろなものが発覚するような……、いずれにしても、何か裏があるのは間違いないと思います)覚せい剤がすぐ近くにある風景……ぞっとします。
2009.08.09
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うち(カレー屋)のお客さんは、ほとんど食べ残すということがありません。残されるときは、「ごめん、ルーが多かったので残します」とか、「きょうは二日酔いで胃の調子が悪いので、ちょっと残す」とか、声をかけてくれます。カウンターだけという店の構造が影響しているのだとは思いますが、お皿を引くときに、ご飯もルーも大量に残っていて、「辛(から)かったのかな」とか、「量が多かったのかな」と思案したという経験がほとんどないのです。用があって本店に行ったとき、オーナーから呼び止められて、説教されました。「あなたのカレーは辛い。あなたの店で食べたうちのお客さんのほとんどがこれ(指でバッテンをつくって)って言ってる。辛くないカレーはつくれないのか。お客さんの意見を素直に聞いて改善してもいいのではないか」という趣旨でした。私は答えませんでした。「反発するなら仕方ないが、プロの意見は聞きなさい」と、怖い顔で言われました。後日、どうしてこんなことを言われたのかを、奥さんから聞かされました。どうやら、うちに食べにきたお客さん(年配男性)が、本店に怒鳴り込んだらしいのです。「あのカレーはあんた(オーナー)がつくってるのか! あんな辛いカレーは失敗作だ!」と言ったそうです。本店で食事をしているときの、和やかな雰囲気の中で言ったのではなく、単に怒鳴り込みに行ったようです。それを聞いたとき、シメた! と思いました。と同時に、この事件を受けたオーナーの言葉が信じられませんでした。「プロ」と自称(どこかのサーファーみたいに)するなら、どうして、「見上げたもんだ! わざわざ大の男を怒鳴り込みに来させるほど記憶に残るカレーをつくったあなたはすごい! おいしくないという客がいれば、必ずおいしいという客がいるもの。自分の感覚を信じておいしいカレーをつくって、ファンをどんどん増やしなさい!」と言ってくれなかったのかと、とても残念でした。普通、おいしくないとか、自分の味覚に合わないものを食べた(食べさせられた)とき、「これは趣味じゃない」「もう二度と来ない」と、次の訪問をやめるくらいなもので、その場で文句を言ったり、後で怒鳴り込んだりするなど、考えも及ばないという人がほとんどだと思います。食べ物とはそういうもの。人それぞれ味覚や好みが違うことを自覚していて、「自分は全くおいしいとは思わないこんなものでも、好きな人がいるのだな」と理解できているから、自分の好みや感覚を店に押しつけることは不毛だと暗黙のうちに了解しているのだと思います。ほとんどの飲食店はそれを見越して、一見客を次々に取り込んで何とか回せるメニュー構成を考えます。焼き魚、揚げ物、炒め物、麺類……。昼の飲食店が5~7品ラインアップするのは、そういうことだと思います。でも、うちはカレーのみ。単品メニューという危険な冒険をしている私にとって、店にも、周囲にも何も言わずに来なくなるお客さんが一番怖いのです。「辛い」でも「量が多い」でも「肉がゴロゴロ」でも何でもいいから、人の口の端に上るキーワードがあることが重要です。「怒鳴り込む」という行動を起こさせるほどインパクトのあるカレーをつくって売っているという事実は、プロなら賞賛してくれてしかるべき、と私は思いました。実際、そんなに辛くないのです。ほかの、辛いカレー屋のカレーを食べつけている人は、「もう少し辛くても大丈夫だよ」と言います。うちのカレーの辛さの基準は、私が「おいしい」と思うころあいです。だから、ブレることはありません。自分が辛過ぎると思ったら、辛味の香辛料を調節して、ちょうどいいレベルをキープできます。が、自分の好みではない辛さを維持しようとすると、必ずブレます。もちろん、材料の重量管理はしています。が、タマネギなどの材料の味に左右される部分も大きく、また、気温、湿度、食べる人の体調(汗をかくとかかかないとか)にもひどく影響されます。重量以上に、香り、味、見た目といった、感覚的な部分を駆使してカレーをつくっています。しかも、家庭では決してできない手間隙の掛け方、贅沢な香辛料の使い方で。最近、来店されたお客さん同士の会話の中で、「ここのカレーは辛いらしいよ」「スペシャルカレーは食べごたえあるって」と、口コミの存在を感じさせる言葉がよく登場します。「口コミ」に必要なのは、前出の「キーワード」です。怒鳴り込む人がいれば、開店から6週間しかたっていないのに、既に5回も来てくださっているお客さんもいるのです。そのことを知らずに、「辛くないカレーもつくって、2種類売れば?」と言ってくるオーナーとその奥さんの言葉は、信じられない。私が逆の立場なら絶対言わない言葉です。そんなわけで、ある人には辛く、ある人にはウケるカレーをつくっています。興味のある方はぜひ大阪市北区天満3-8-12「紀楽」へ。
2009.08.08
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20年来の知人と会いました。友人と言うにはちょっとはばかられる人で、年は8歳ほど上、一流商社を自ら退職し、商社で扱っていた商材をそのまま商社から引き継いで、それを受け入れてくれた会社に入って活躍。昨年、その会社も辞して自分で法人をつくってしまったという人物で、私とは全く違う世界を生きてきただけに、話も結構面白いのです。ビール3本、チリのワイン(フル)を2本開けたことまでは覚えているのですが、次の記憶は、京都のとある駅に自分の乗った電車がとまっている、というシーンです。車内アナウンスで、「この電車、次の駅まで」と言っていて、しかも、「最終電車」だと。おかしい! 店を出た時間から計算すると、2時間以上たっているのです。で、この場所? 京都から出ることさえしていない……。行って、帰ったのです。きっと。ひょっとしたら、2周ほどしてるかも。何にしても、電車がなくなったので、タクシーで帰るしかなく。駅前にとまっていたタクシーに乗って、ふと気になることがあり、鞄から財布を取り出すと……お金がない! 万札があったはずなのに!スリ? それとも食事代を私が出したということ?食事代は1万円もしません。な、なんでお金がないのです!カードが使えるかしら、と車内を見回してみると……ない! 「カード可」という文字も、クレジット会社のシールも……。慌てて携帯で京都と大阪の間に家がある知人に電話をし、泊めてくれないかと交渉。幸いにもOKだったので、もしカード不可なら、この友人に立て替えてもらおうということにして、運転手に行き先変更を申し出ました。ラッキーなことに、カードが使えたので、カードで支払いをし、無事知人宅へ。朝、眼が覚めたら、6時前。急いで顔を洗って身支度をし、朝の電車に飛び乗りました。何とか6時過ぎに店に出ることができたので、7時の開店には間に合いました。よかったぁ……。京都の夜は記憶の彼方に消え去り、万札も消え去り、タクシー代も消え去り、睡眠時間も消え去り、さんざんでした。やっぱり……夜のお酒は控えねば……。あ、そんなことをしている間に、一つ年を取ってしまったという何とも虚しい物語でした。。
2009.08.07
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来週、世間ではお盆のお休みを取るようです。そんな人々を相手にカレー屋を営む私も、お休みを取る予定です。周辺の先輩飲食店に聞くと、「14~16日」の3連休が最も多いようです。「3日だけですか?」メーカー系は1週間まるまる休んだりします。もちろんラインを停止する効率を考えてのことで、不景気ゆえの措置であることは理解しています。が、一般企業でも、結構前後を休む企業が多いはずです。事実、うちの店に食品を入れてくれている卸屋さんは、12日から休みます。少なくとも13日くらいから休む企業が多いと思っていました。「13日もお休みでしょう? 17日も休む会社、あるでしょうし」私が言うと、「一斉に休むのは、14日から。13日はお客さん、意外に多いよ」かくして、私も13日は営業することにしました。そこで必要なのは、ルーと肉の仕込みのことです。ルーは、単体でお客さんに出せるようになるまで4日間かかります。この暑さですから、毎日2回の火入れは欠かせません。もちろん、冷蔵庫に入れば毎日火入れする必要はなくなります。が、直径33cmの寸胴が入る冷蔵庫などないわけでして。17日においしく食べられるルーをつくるろうとするなら、14日の仕込みになります。火曜日に供する分は、15日に仕込みます。両方を多めに仕込んでおけば、16日の仕込みは不要ですが、火入れが必要です。仕込みがあれば、店に行きますから、火入れはついでにできます。つまり、休みなどあってもなくても同じこと、ということです。店を開けてから6週間になりますが、1日も休めていません。1週間くらい休暇を取る決意をすれば、最初の3日間は何もしないで済みます。でも、休み前にルーが余ったときは、どう処分するかを検討する余地があります。ご飯しかり、お肉しかり。総選挙のときに3日間くらい休んで、実家への帰省や免許の切り替えなどを一気に済ませてしまおうと思っているのです。お盆は何をしようとしても混雑するので、タイムラグを設けて。仕込みの量とタイミング……、当分悩むことになりそうです。あぁ、お盆休み……。
2009.08.06
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「自称」「プロサーファー」の夫が覚せい剤所持で逮捕され、酒井法子さんが失踪中です。テレビのニュースで、「自称」と言われていたのが気になったのですが、どうやら、プロサーファーの協会には登録されていないとのことで、本物の「プロ」サーファーではないようです。目撃情報によると(諸説あって、どれが正しいのかわかりませんが)、夫が警官から職務質問され、3人の警官に取り囲まれた時点で、夫はのりピーを携帯で呼んだようです。そこにかけつけたのりピーの前で、夫が所持品検査をされました。そのとき、のりピーがなぜか泣き崩れたといいます。その後、自分にも所持品検査の手が及びそうになって、姿を消したとか、警官が夫を連行しようとしたとき、「子どもを人に預けているので」と行動を別にしたとか、いろいろ言われています。いずれにしても、夫は逮捕され、のりピーは姿を消しました。所属事務所のサンミュージックも、夫の両親も、「連絡が取れない」として、警察に捜索願を出したのだとか。電源がOFFになっていたのりピーの携帯が一瞬ONになり、それが山梨県だったということで、山梨にはのりピーの実家があったとか、富士山の樹海に向かっているのではないかなど、さまざまな憶測を呼んでいるようです。そもそも、なぜのりピーは失踪しなければならなかったのでしょうか。理由を揣摩憶測すれば、1.夫の逮捕で騒ぐマスコミから逃れるため2.夫とは既に離婚するつもりでいたので、これを機に決別することを事務所や夫の両親に知らしめるため3.自分も覚せい剤を使っていたので、自分に捜査が及ぶのを恐れたため4.自分と子どもの行く末を悲観し、前後不覚に陥った5.周囲の支援者に申し訳ないと思い、合わせる顔がないと姿を消した6.芸能人としての未来はないと悲観して……夫が所持していた覚せい剤の入手ルートに、のりピーの関係者がかかわっているとか、のりピー自身が何らかの役割を果たしたというのなら、事は深刻にならざるを得ないと思います。元祖(に近い)「ママドル」として、芸能界で生きていく道は断たれるでしょう。今回の失踪については、何か大きな裏事情があるような気がします。サンミュージックの社長は「最悪の事態を避けるためにも」という言葉を使っていました。「最悪」とは……「自殺」を意味するのでしょうか。そんなに深刻な事態になっているとしたら……。何にしても、無事な姿を再び見られることを期待するばかりです。芸能界ばかりが生きる道ではないし、子どもを道連れにするのは覚せい剤にかかわるより罪が重い。それにしても、芸能界の薬物汚染はとどまるところを知らない。性懲りもない連中ばかりがいる場所なのでしょうね。
2009.08.05
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ストーカーから殺傷事件に発展するケースが相次いでいる。殺傷は論外だが、昔から、一方的に好きになった相手のあとをつけたり、電話帳で電話番号を調べたり、退社(下校)時に待ち伏せしたり、というようなことはあったと思う。かくいう私も体育館のドアの隙間から、大好きな先輩が部活に励む姿を盗み見したり、下校時に偶然を装って後ろをついて歩いたりした。が、相手に「疑念」「不審」を持たれるようなことはしなかった。なぜか。相手が好きだから。嫌われたくないから。自分が他人からされたらいやなことはできなかったから。最近のストーカー事件には、こうした「配慮」が全くない。自分の思いだけで突き進んでしまう。そこに、大好きな「相手」の存在はないに等しい。あるとしたら、自分の妄想の中にいる相手だけだ。どうして、こうなってしまったのだろう。人間関係が「希薄」になったことに起因すると思う。親と子の関係が第一。親が子に、親としての威厳を持った言動ができなくなった。「友達のような仲良し親子」などと、マスコミがもてはやし、洋服や家、旅行商品など、親子で消費したり、共有したりする商品が発売された。「友達」とはどういう状態だろうか。親は子に遠慮する。親は子どものときに体験した、友達と良好な関係を築くために必要だった遠慮を再現するが、子は親に一切遠慮しない。子は、外の友達には遠慮するが、「親は気を許せる相手」と判断し、親を親とも思わない態度を取る。子は親に対して常に尊敬と緊張を感じて生きていなければならない。親は人間として、先人として、威厳ある態度を子に示さなければならない。親と子との関係性は、社会生活における人間関係に必要な距離感や優劣、相手への遠慮や配慮などに反映される基準となる。核家族という、最小単位の生活しか経験していないと、祖父母や親戚に対する微妙な緊張感(肉親であるのに、親とは明確に違う存在であるがゆえの)や感情を持つことなく幼少期を過ごすことになる。さらに、地域社会が子を育むということをやめてしまったため、子どもは、「叱られる」機会や、「教わる」機会、「教えを乞う」機会を与えられずに育った。学校はさらにひどい。教師が生徒に遠慮する。体罰が禁止され、言葉はクレームの対象となり、事なかれ主義の教師は口をつぐむ。子どもは、友達同士でも心を明かさない。なぜなら、うっかり秘密や、だれかの悪口でも吐露しようものなら、学校の裏サイトやプロフ上で暴露されてしまう。子どもは、現実とバーチャルという表裏の関係にある人間関係を常に意識する必要に迫られているのだ。親と子、地域と子、教師と子、子と子……すべての関係において、関係が希薄になってしまっている。しかも、子ども(に限らず。子どもに等しい大人も)は相手との関係性を希薄に保つ方が楽なこともわかっているのだ。「無関心」「無関係」「無感動」でいられたら、気持ちが揺れることも、心が傷つくことも、やきもきすることもなく、平穏でいられる……と勘違いしている。それが平穏であるわけがない。自らが考え、苦しみ、何かを理解し、理解を心のあり方へと昇華させて初めて平穏が得られるという、当たり前のことがわかっていない。そうやって、心を鍛えずに大人になった人間は、「好き」「気に入った」という基本的な感情さえも、持て余すことになる。自分でもコントロールできないほど思いを募らせ、濃厚に、より濃厚になり、異常なまでに相手に執着する。そのときには、相手の存在はもうそこにはない。結局、濃厚になったのは、自分への思い――自分が相手を思っているという感情を何とかしたいという思い――であって、相手との関係性において何かを構築しようという感情ではない。執着も、相手への執着ではなく、「こんなにキミを思っているボクを無視するなんて許さない」「ボクをバカにするな」という、自分に対する執着でしかない。帰結するのは、私の持論である「前頭前野」の欠陥だ。12歳までに鍛えるべき前頭前野が未発達な人間が、こうした事件を起こす。問題なのは、前頭前野が未発達な人間はうじゃうじゃいることだ。ということは、そのだれもが、ストーカー殺傷事件を起こす可能性があるのだ。よほどの「踏みとどまる理由」がない限り、わりと簡単に事件の当事者になるかもしれないと思う。まず必要なのは、「前頭前野が未発達」だと自覚させること、自覚したら、「犯罪」を常に意識して生きること、「犯罪」に踏み出しそうになった、こういう人種の歯止めになるような機関を設けること。忘れてはならないのは、自分も前頭前野未発達人間である可能性があること、また、いつ、自分が被害者になるかわからないという怖い世の中に生きていると自覚すること。あな恐ろしや。
2009.08.04
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41歳男が21歳の女性に交際を断られ、ストーカー行為を繰り返した挙げ句、女性の祖母と女性を殺傷するという事件が起きた。交際断られ、刃物を準備…2女性殺傷で供述 東京都港区西新橋の民家で3日朝、無職鈴木芳江さん(78)が殺害され、孫の江尻美保さん(21)が重体になった殺傷事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された千葉市美浜区、会社員林貢二容疑者(41)が警視庁愛宕署の調べに対し、「江尻さんに交際を断られ、腹が立って殺そうと思った」と供述していることがわかった。同署幹部が明らかにした。 発表によると、林容疑者は3日午前8時55分頃、鈴木さん方を訪れ、鈴木さんを1階で刃物で刺し、2階にいた江尻さんを襲った。江尻さんは就寝中だったとみられる。2人はいずれも首などを刺され、鈴木さんは失血死。屋内からは血の付いた果物ナイフと包丁、鉄製のハンマーが見つかった。 同署幹部によると、江尻さんが勤めていた耳かきサービス専門店では今年4月、男が江尻さんに交際を求め、断られた直後に出入り禁止になるトラブルがあった。男はそれ以降、江尻さんに付きまとい、 執拗 ( しつよう ) にメールを出していたという。江尻さんが110番した7月19日も、帰宅途中の新橋駅で、男が江尻さんを待ち伏せており、江尻さんは最寄りのコンビニ店に駆け込んで携帯から110番したという。 同署は携帯電話の履歴などから、この男が林容疑者とみている。【読売新聞 2009年8月3日】41歳にもなって、交際を断られたぐらいで殺人者になるとは……。こいつは、女性との交際経験がないのではないだろうか。以前から思っていた。「耳かき」は危ない、と。「耳かき」という行為は、家族の間でも極めて限定的なものだ。小さな子どもの耳を母親が、恋人(男性)の耳を恋人(女性)が、夫の耳を妻がかくくらいで、そのほかの関係性の中で行われるのは極めて限定的ではないだろうか。耳には神経が集まっていて、そこを刺激されると、「耳あかを取る」という目的を超えた快感が得られ、感情が高まるものだ。こういうことをアカの他人にやってもらってはいけない。しかも、こいつのように、人(女性)の心を推し量るとか、思いやるとかということと無縁の世界に生きてきた(揣摩憶測)男にとっては極めて危険な行為だと思う。果たしてこいつも、相手に間違った恋愛感情を抱いたのだろう。が、施術する方は「仕事」であり、「金の元」でしかない。その感覚や心のギャップに金輪際気づくことがない人種を相手に、若くてかわいい女性が無謀な行為を行ったということになるのだろう。怖い世の中だ。交際を断るのも命がけ、ということなのだろうか。21歳の、これから輝かしい未来が待っていると想像できる女性が、親といってもいいくらい年の離れた中年男の無体な申し出を断ることに恐怖を覚える世の中というのは……。この男の「プライド」がどうやって形成されたのか知りたい。こうした類の事件を未然に防ぐ方法を早く見つけなければ、ますます被害者が増えるだろう。教育、矯正教育、治療、隔離、投獄……。いずれにしても、身近に不安が転がっている世の中になってしまったと痛感させられる事件だ。
2009.08.03
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私は、体はイカツい割に、「首(本当の首以外)」が細いという身体的欠陥を有しています。「手首」「足首」を初め、「細くくびれた部分」と定義される「首」――膝下と膝上、肘周辺、肩、指など――が、異様に細いのです。脂肪がないので、何かにぶつけたときの痛さったら…。そんな私のもっぱらの悩みは、右手首が痛いことです。力があるので、無理して使ってしまったのだと思うのですが、リストを使うと、結構痛い。“「腰」は体の「要」”とよく言いますが、“「手首」は、日常作業の「要」”だと実感しました。何をするにも不自由です。痛さをこらえれば、何ということはないのですが、これ以上症状を悪化させると、病院通いを余儀なくされるハメになるのではないかとひやひやものです。力こぶが大きくなった話は昨日書きましたが、それほどの力仕事を強いているという環境では、細くて弱い「首」にしわ寄せが行くわけです。右手首が痛い。湿布を張るべきだと思います。が、湿布の匂いをさせたまま、飲食店の営業を続けるわけにはいきません。究極の際は、休業も視野に入れつつ、数日間は様子を見たいと思います。少なくとも、腱鞘炎にならないように。なってしまったときのことを考えると、悲惨なものがありますので。きょうも、日曜日なのに、仕込みに4時間以上かかりました。手首が悲鳴を上げています。でも、そんな苦労の末にできたカレーは、そこいらのものとは絶対違います。というわけで、興味のある方はぜひ。大阪市北区天満3-8-12「紀楽」
2009.08.02
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もともと、筋肉がつきやすい体質です。「アブスライダー」で腹筋を鍛えようと思ったら、すぐに肩と腕に筋肉がついて、ノースリーブが着られなくなったとか、ウォーキングをしてスリムになろうと思ったら、ふくらはぎと太ももに筋肉がついて、逆にゴツくなってしまったとか、胸の筋肉を鍛えて、バストアップ(上に上げるではなく、大きく)しようとしたら、大胸筋が発達して脂肪を絞ってしまった(小さくなった)とか、思惑と正反対の結果を得てしまった経験は、枚挙にいとまがないほど。今回も、小さな店ながら、女一人でやりくりしている「細腕繁盛記」的なイメージ構築を目指していたのに……。腕が太くなってしまいました。力こぶなど、男性(本格的な運動経験のない若い人)と比べても遜色がないほど。20kg近くある寸胴を毎日持ち運びしているし、炊飯器やジャーの大きさも、家庭のそれとは比べ物にならないくらい大きいし、タマネギ1ケースは10kgあるし、お米は30kg単位で届くし、水の入ったピッチャーは2kgですが、お客さんがいらっしゃるたびに持ち上げて水を注ぐわけで、鉄アレイを上げ下げしているのと変わりない。ま、そんなこんなで、腕がごっつくなってしまいました。「か細い女が一人で頑張っている」というイメージを振りまくことは、もはや不可能です。太もももがっちりしてきました。そのうち、首もしっかりしてくるはず(スポーツをしていたころはものすごく太かったのです。最近ようやく細くなってきたのに…)。いやな感じです。筋肉が増えると基礎代謝が増えるので、汗かきになったり、体温が高くなったり、血圧が高くなったり(もともと低血圧なので、高くなる方がいいのですが)……、「か細い美女」のイメージの逆へ突き進んでいる感が強い。これが、周囲から「おばはんじゃない、おやじだ」と言われるゆえんです。ものすごい力こぶ……。しかも、コクコク動かすことができるのです。いやな感じです。
2009.08.01
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