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私は、結構なマンガ好きだったりもする。そんなにあれもこれもとは読まないし、月刊誌、と呼ばれるものは全然買っていないけど、それでもハマるとコミックを全巻揃えてしまったりする。私が本当に小さいころから連載が始まって、今も続いている『有閑倶楽部』、『エロイカより愛をこめて』という作品は全巻揃っているし、TVドラマ化される前に口コミで知って、その後揃えた『家裁の人』もある。あとは、『BANANA FISH』も、ご多分に漏れずどっぷりハマり、物語のラストでは滂沱の涙を流したクチだ。そんな私が最近ハマッているのは、浦沢直樹氏の作品。『MONSTER』や、連載中の『20世紀少年』と言う作品。はっきり言って、この二作品は、ヘボい映画を遥かに凌駕する!!・・・と、思っている。いや、ヘボくない映画だって、しっぽを巻いて逃げ出すような、絵の迫力、物語の構成力、クライマックスへ向けて読み手をゾクゾクさせる求心力が、この二作品には備わっているような気がする。読んでいると、音が聞こえてくる。映像が頭の中に浮かぶ。こんな経験を、一冊500円やそこらの「マンガ本」で味わえるなんて、ホントお得。『MONSTER』は、ヨーロッパを舞台に、一人の医師と、「悪魔」の戦いを描いたもの。『20世紀少年』は、日本が舞台。地球を救おうとした人間達の物語。・・・・・・こうやって書くと、宗教色が強いの?? SFなの?? それとも環境問題??と、思われる方も多いと思う。私も最初はそうだった。でも違うんですよ、これが。とにかく一度は手にとってみることをお勧めします。ジェットコースター並みのスリルと、推理小説を読んでいる時のようなワクワク感や不思議感、映画を観ているようなスケールのでかさ、それからなぜか、人情噺を聞いている時のような、ジンワリした感動も味わえますよ。ホントお勧め。
March 29, 2004
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あの日の朝、TVをつけた瞬間に、「いかりや長介さん死去」のニュースをやっていて、あの時、なんだかものすごく寂しくて悲しい気持ちになった。昨夜TVをつけたら、いかりや長介さんの追悼番組をやっていて、そこでは懐かしいドリフのコントと、今まで見たことのないような、志村けんの寂しい笑顔。私の年齢は、ドリフからちょうど「ひょうきん族」に移行する年代、というのかな。だいぶ前にドリフからは離れたし、離れる前だって、そんなに、「土曜8時はTVの前!!」って言うほど、大好きだったわけでもなかった。ここ数年は、ドリフの番組をやっていても、ふーんって感じで、別に見る気も起きなかった。なのにこの寂しさはなんだろう。昨日の番組では、いかりやさんの遺影が飾られて、周りには白菊の花が飾られていた。アナウンサーと、ドリフのメンバー(仲本工事さんは欠席だった)は喪服を着ていた。もう、これ以上無いってくらいの、ベタベタの追悼番組。ベタベタで、あまりにベタベタすぎて、まるでコントみたいで、今にも遺影の後ろから三角の布をおデコにつけた“長さん”が出てくるんじゃないかと思った。出てこないのが、不思議でしょうがなかった。結局最後まで番組を観て、それからもっと寂しくなった。だって長さんがでてこないんだもん。まるで、オチの無いコントを見せられたようだ。そんな大ファンだったわけでもないし、ここんとこ何年もずうっとドリフのことなんか忘れていたし、ましてや一度も会った事のない人なのに、何でこんなに寂しいんだろう。謹んで、ご冥福をお祈り申し上げます。
March 28, 2004
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バレーボール・全日本女子が、中国遠征を前に、代表選手を15人に絞り込んだ、というニュース。今回代表から外れた選手は、鈴木洋美選手、荒木絵里香選手、宝来麻紀子選手で、話題の15歳・狩野舞子選手は代表に残ったそうだ。ということは、現段階では、セッター・・・辻選手、竹下選手、レフト・・・佐々木選手、栗原選手、大山選手、大村選手、成田選手ライト・・・高橋選手、木村選手、有田選手センター・・・吉原選手、杉山選手、大友選手、狩野選手、リベロ・・・佐野選手が残っているのかな?以下、素人の勝手な推測を書かせていただきます。最終予選本番までに、代表から外される選手は、あと3人。W杯の時は、最後の12人は、セッター2人、センター3人(大村選手もセンターだった)、レフト3人、ライト1人、リベロ1人、それからブロッカーとレシーバー(ピンチサーバー)・・・というラインナップだったと思う。そこから考えると、まぁセッター2人は確定だろうなと思う。センターは、4人のうち3人に絞り込むだろうけど、まぁ吉原・杉山両選手は当確として、あとの2人プラス大村選手で、もうひとつの椅子を争うことになるんだと思う(大村選手はリーグではレフトだけど、全日本ではセンター)。ライトは、高橋選手でこれまた当確だと思うし、なんだかんだ言ったって、リベロは佐野選手だろう。で、レフトは栗原・大山・佐々木の三選手で、おそらく当確。さあ、空いてる椅子はあと2つ。成田選手はレシーブがいいし、15歳の狩野選手だって、センターでありながらレシーブが巧いらしい。大友選手の高さも魅力的。木村選手はW杯の時、相手がエジプトとはいえサービスエースを取った実績がある。有田選手の持ち味、実力が今ひとつわからないんだけど、ここで荒木選手が外れて、まだ残っているということは、やはり日本代表として何か光るものがあるんだろうと思う。うーーーーーん、わからん!!!!!大村選手だって、センターではなくレフトとして全日本に残るかもしれないし。柳本監督の采配やいかに、ですね。でも、正直、宝来・鈴木両選手が代表から外れたのは、ああ・・・やっぱり・・・という思いもありますが、それでも寂しいし、残念ですね。勿論、勝つため、強いチームを作るため、しょうがないのはわかるんですが、それでもやっぱり残念。鈴木選手。故障に泣いて泣いて泣いて。どれほど無念だろうと思う。でも、ふたりとも、まだ4年後のオリンピックに間に合う年齢。その頃は若手実力派が大勢いるから・・・・・・なんて、諦めないでほしい。確かに、4年後には、大山選手や栗原選手が中堅となって、狩野選手が大型新人として台頭してくるだろうけども、でも、それでも諦めずに上を目指してほしいと思う。だって、4年後の宝来・鈴木選手よりもまだ年上なのに、キッチリ全日本のユニフォームを背負ってる選手だっているんだから。黒鷲旗まで、最終予選まで、あと1ヶ月。ファイト!
March 27, 2004
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成徳高校、負けてしまいましたね・・・。今年は、『三連覇』がかかっていたみたいですが、惜しくも準優勝。もちろん、準優勝だってたいした成績だと思うのですが、「大山姉妹」のあとを引き継いだ選手達にとっては、「優勝」と「準優勝」の差は大きかっただろうと思います。相当悔しいだろうな・・・。木村沙織選手は、怪我の具合も気になるところですが、すぐに全日本合宿に合流するんだろうと思います。大山加奈選手と顔を合わせるのが、ちょっと辛くはないだろうか。精一杯戦ったんだから、胸をはって会えるだろうか。「全日本」に戻って、すぐに気持ちの切り替えが出来るだろうか。老婆心ながら、色々と思いを馳せてしまいます。ところで、ウチの地元高校は、見事に第2回戦で玉砕しました。ええ、それは見事な砕けっぷりで。でも、精一杯戦ってました。天晴れでした。
March 26, 2004
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なんとかかんとか、書類提出終了。バンザーイ!!・・・と、ゆっくりする暇も無く、明日からは新年度の準備に追われます。忙しい忙しいと言いつつ、最近『100の質問』にハマりつつあります。暇を見つけてはネチネチ回答集を埋めている日々・・・。暗いなあ。でも良かったら見てやってください。そんでもって、面白い『100の質問』があったら、教えていただけると嬉しいっす。ああ・・・・・・とりあえず、書類が締め切りに間に合ってよかった!!いつかギリギリアウトにならないよう、来年度からは計画的に進めるぞ!!(と、決意を新たにするものの、その決意が1ヶ月も持たないのだった)
March 25, 2004
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書いても書いても終わらない。睡眠不足でお肌はガタガタ、月のクレーター状態よ。普段カラダを使う仕事ばかりしているので、こうやって年度末に、怒涛か伝説のビッグウェンズデーかっていうくらいに、カキカキ書き物仕事ばかりが押し寄せてくると、もう見ただけでゲップが出そうになる。・・・・・・こんなに溜め込む自分がいけないんだけどさ。私の場合、手で書くよりこうやってキーボードを打った方が早い。書類の数々だって、パソコンで作成することができればどんなにいいか。ところがどっこい、『フロッピーなどに保存すると改ざんの恐れがあるので、黒ペンまたは青ペンで記入すること。また、訂正の場合は修正液等を使わず、訂正印を押印すること。』と、「指導要録作成の手引き」にはしっかり書いてある。・・・・・・21世紀なのに・・・・・・(涙)まぁね、子どもに関するいろいろな記録ですから。プライバシーの侵害とかにもかかわってくる問題だから、当り前なんだけどね・・・。ああ!! 来年度は、絶対計画的に進めるぞ!!(と、毎年思っているのだが、同じ事を繰り返している大バカ野郎)それにしても、春は別れの季節。子どもたちと別れたばかりだというのに、ウチの幼稚園からも先生が一人異動されることに。もちろん、同じ町の中の幼稚園に異動されるわけだし、しょっちゅう研修や会議で会うし、別に今生の別れってわけじゃないんだけど、やっぱり寂しいなあ。31日には離任式があって、1日には新しい先生が転任してくる。そうすると、もう寂しいとか言ってられない。1週間もすると子ども達(新入園児も)がやってくるし。ああ・・・・・・怒涛だ・・・・・・。少しホッとする時間、しんみりする時間がほしいなあと思うのは、贅沢というものなのかなあ。
March 24, 2004
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いよいよ春高開幕!!コチキャラの特別番組とか、木村沙織選手の密着番組などなどが放送される中、地元ローカル局では、地元代表の試合が放送されました。結果は、『2-1で初戦突破』。わーいわーい!!やったーーーー!!成徳高校あたりを応援されている方にしてみれば、初戦突破したくらいでなにを喜んでんだ、と思われるでしょうが、なんせ弱いチームでしたんで、初戦突破が14年ぶりなんですよ。これはね、地元にとっちゃあまさしく“快挙”なわけです。その高校はコチキャラ高でもありまして(コチキャラ高で、今年春高に出場できたのは6高だけだそうですね)、来て下さったコーチは西本哲雄さん。これについては、3月6日の日記に、くどくどと書いてあるんですけど、本当に感動したし、頑張れ!!と思いました。あの頑張っていた子たちが目標に掲げていたのが、『初戦突破』で、それは小さい目標だけれども、でも、彼女達がその目標を叶えられたということが、本当に嬉しいです。ホント良かったねー!!いや実際、昨秋からW杯やVリーグを見慣れた目には、ぶっちゃけ、お粗末なゲームではありました。スパイクが弓なりだし、ブロックのタイミングは滅茶苦茶だし、ジャンプサーブと言ったって、あんまり(ほとんど?)威力ないし。はっきり言って、強いチームと対戦したら、1セットどころかダブルスコア、トリプルスコア(なんて言葉はないけど)にされてしまうような実力しかないと思います。身体も小さいし。でも、目標は「第2回戦突破」。『目標は優勝』なんて、まさかそんなに高い目標は掲げられないけど、ひっそりと、でも確実に目標に向かって、頑張ってほしい。西本さん、昨日の試合観に来てくれたかな・・・。
March 20, 2004
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今日、ウチの幼稚園では『修了式』でした。『卒園式』ではなく、学校幼稚園の場合『修了式』と言います。今年の修了児は、年少・年中時の2年間、私が担任した子どもたち。幼稚園では、3年保育の場合、3年ぶっ通しでひとりの先生が担任するということはほとんどありません。子どもは、“染まりやすい”から、ひとつの色に染まってしまわないように、色々な人(先生)と接し、いろいろな“色”があることを知るため、1年ないし2年で担任を変えるわけですが。正直、年少・年中と担任して、年長になる時に担任を外れるのは、相当辛いです。だったら、年少の1年で担任を外れた方が、それはそれで寂しいけど、傷は浅い。年長さんってね、いちばん可愛い盛りなんですよ。私たちから見れば。年少さんはみんな可愛い。でもそれは、「小さくて可愛い」ということもあるんです。たとえが悪いかもしれないけど、ヒヨコが群れてピヨピヨしている可愛らしさ、とでもいうのかな。でも、年中さんの終わりから年長さんにかけては、子どもたち一人一人の「個性が可愛く」なるんです。あの子はこんなところが可愛い、この子のこういうところが可愛い・・・という具合に。それは、長く見てきたから、ということもあるのかもしれませんが、それだけじゃない。6歳くらいになると、それぞれの「個性」が育ってきますから、それぞれの可愛らしさも違ってくるんです。そして、その可愛らしさは、とても深い。あの子達の担任を離れてから、もう1年。担任を離れた・・・と言っても、学年1クラスずつしかない小さな幼稚園。毎日顔を合わせてはいましたが。正直、いまだに、こんなにあの子たちが私にとって「可愛い存在」だったとは、思いませんでした。お母さんたちが流すのは、感激の涙。大きくなったね、という喜びの涙。私たちのは・・・もちろん、感激の涙なんだけど、それだけじゃない。寂しい。ものすごく寂しい。4月から、あの子たちがいなくなると思うと、ものすごく寂しい。どうせ隣の小学校(しかも渡り廊下で連結されている)に行くんだけど、それでも寂しい。決して良い子たちじゃありませんでした。暴れん坊だし(年中の時に園のガラスを3枚も割った)、言うこと聞かないし、どっちかというとおバカの部類に入る子が多かったし、すぐいじけるし。でも、笑顔が可愛くて、頑張り屋で、優しくて、無邪気で、とにかく本当に良い子たちでした。矛盾してるけど。どうか、あの子たちの進む道が、いつも拓けていますように。あの子たちが、幸せになれますように。あの子たちの夢が叶いますように。あの子たちが素晴らしい友達や、大好きな人と巡り会えますように。どうか幸せに、幸せな小学生になって、中学生になって、大人になって、年をとって、いつか幸せに、幸せに死を迎えられますように。それだけをひたすら願います。
March 19, 2004
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以前はよく、自宅に午後3時ごろに保護者から電話がかかってきた(らしい)。「○○先生はお帰りですか?」という内容の電話。あのなあ・・・・・・(脱力)。どうやら、世の中には「幼稚園の先生は子どもが帰ったら仕事が終わり!」と思っている方もいらっしゃるらしい。まぁどの仕事だって忙しいのは一緒で、その例に漏れず、幼稚園の先生だって忙しいんだ!!ということを訴えたくなる今日この頃。私たちの幼稚園の場合、朝出勤したらまず掃除と打ち合わせ。30~40分後には子どもたちが登園してきて、降園後は掃除やその日の反省、それから次の日の準備やら、壁面構成(幼稚園や保育園の部屋の壁には可愛いウサギさんやらクマさんやらが貼ってあるでしょ? 季節に応じて変えなきゃいけないし、結構大変なのだ)やらをやっていると、あっという間にあたりが暗くなる。ひどい時にはフクロウが鳴く(ウチの園は田舎にある)。その他、毎週「週指導案」は書いて提出しなきゃならないし(当然家にお持ち帰りだ)、行事が近づきゃ土日出勤当り前(もちろんタダ働き)、その他金曜日には砂場の消毒やら、畑や花壇のの整備やら倉庫の整理やら、んもう誰かなんとかして!!状態。またまたその他、教材費やら視聴覚費やらの会計簿もあるし、「学級経営誌」と言われる子どもたち個人個人の記録簿もある。年度末には「指導要録」という、これまた個人個人の記録も提出しなけりゃならない(しかもコイツは20年保存だ)。年度末といえば、来年度の準備もある。「教育課程」も「教育目標」も作らなきゃならない。教材も準備しなくちゃならない。そんでもってオマケに、子どもや保護者のことで悩んだりすると、土日もどよ~んとした気持ちでちっとも休んだ気がしない。お昼は子ども達がいるわけだから、当然「昼休み」なんて素敵なものは幼稚園には存在しない。子ども達が帰った後、一応休憩時間は設けられているものの、のん気に休憩していたらあとが大変なことになるので、そんなもん、あって無きが如し。よっぽど体調でも悪くない限り、午後3時には帰れませんがな。夏休みだって冬休みだって春休みだって、休んでいるのは子どもたちだけですがな。「いいですねえ、先生方は長い休みがあって」と、のん気におっしゃるお母さん!!お願いわかって、それは違うのよ~。
March 18, 2004
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パイオニアの吉原知子選手、佐々木みき選手がいよいよ全日本合宿に合流したそうだ。今頃はスイッチも完全に切り替わり、夜のミーティングの真っ最中だろうか。全日本の男子も、いよいよ合宿開始。とうとうこの時が来たか・・・という感じだね。サッカーが負けてしまったり、高橋尚子選手が選考漏れしたり、昨日の予選DAYに続き、今日も各ニュースは「五輪」関係が多かったんじゃないだろうか。サッカーは、とにもかくにもあと2戦、死ぬ気で頑張って、そして勝ってほしい。マラソンは・・・・・・。個人的には、この結果で良かったんじゃないか、と思ってる。いくら高橋選手に実力があっても、それを証明してくれなくちゃ意味がない。ここはやっぱり、選考レースで頑張った選手達が切符を手にするのが、一番良かったんだと思う。勿論、オリンピックに行くからには、メダルを獲ってしい。前回、高橋選手が金メダルを獲っているから、今回も期待は高いだろう。高橋選手が選ばれなかった事で、もし、3名の選手のうち誰もメダルを獲れなかったら、協会も、選手達も、それはそれは叩かれる事だろうと思う。“ホラ、やっぱりQちゃんじゃなきゃダメだったんだ”なんて、言われると思う。個人競技だからこそ、そのプレッシャー、その重圧は、大変なものがあるだろう。でも、選手達は、そんなのきっと覚悟の事。そんなプレッシャー撥ね退けて、自分の走りを貫いてほしい。そして、勝ってほしい。それから、高橋選手。きっと、悔しくて情けなくて、辛くて、もうどうしようもない時間を過ごしているんじゃないだろうか。「後悔してない」と言っていたけど、ホントはきっと、ほんのちょっとは後悔してるはず。走らなかった事ではなく、自分の決断に。年齢的にも、最後の五輪だったかもしれない。その大事な切符を、獲りに行くのではなく、ヒラヒラと自分の頭の上に落ちてくるのを待ってしまった、そう決断してしまったことを、悔やんでいるだろうと思う。獲りに行って獲れなかったのと、ただ待っていて獲れなかったのでは、悔しさも違うと思うから。だから、もし、高橋選手が本当に実力があるとしたなら、国内ナンバーワンなんだとしたら、いつか絶対、見返してほしい。走りを見せてほしい。ゴールテープを切ってほしい。正直、「走らない高橋尚子選手は選ばれるべきではない」とずっと思っていたし、今でもそれでいいと思っているけど、それでも、≪高橋尚子・落選≫のニュースを知った時には、寂しかった。記者会見のニュースを見ながら、何とも言えない気持ちになった。本当に、あなたがナンバーワンだとしたなら、絶対見返してほしい。それから、切符を手にした3人には、「自分は高橋尚子より実力があるんだ」という誇りでもって、頑張って、そして勝ってほしい。
March 15, 2004
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マラソンだったり、サッカーだったり、まさに「五輪予選DAY」の今日。もうね、TVに釘付けですわ・・・(現在も)。釘付け、と言いつつ、『ジャンクSPORTS』もちょこちょこチェックしながら観てたんだけど。野球の東尾さんや、サッカーの武田さんが、駆け引き・・・というか、相手への「威嚇」について話してた。どのスポーツにもあるのねーと思いつつ、思い出したのは天才セッター・中田久美さん。彼女は、国際試合で相手チームの若いセンタープレイヤーを威嚇し、戦意喪失させた事があるそうだ。恐るべし。(これもこの番組内で言っていたんだっけかな)ああ・・・・・・サッカーが気になって書けん!!さすがに今日はこの辺で!!
March 14, 2004
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私は、自分が本が好きで、それで幼稚園の先生をしているもんだから、子ども達にもいい絵本を読んであげたい、って思う事が多い。「絵本」や「童話」って言うと、「子どもが読むもの」、ひどいのになると「子どもだましの話」なんて言われたり、思われたりする事が多くて、あんまり大人がわざわざ手に取ることって少ないかもしれないけど・・・・・・いいんだよ!!絵本!!(力説)ほんとうにいい絵本は、大人が読んでも感動するし、子どもが大きくなった時、記憶に残っている絵本っていうのは、「ほんとうにいい絵本」だけだと思う。実際、自分がそうだしね。楽しい絵本、わくわくする絵本、ほのぼのとする絵本、勇気が湧いてくる絵本・・・いい絵本は数あるけど、ぶっちゃけ、読み聞かせの時に困るのが、「泣ける絵本」。よく、俳優さんが、悲しいシーンを演じる時、自分が号泣してしまっては観る側が冷めてしまうから、自分は抑えて抑えて、そして観る側を泣かす・・・と言うのがあるらしいんだけど、まさにそれ。泣かないように、でも感情を込めて読むのって難しいんだよね。絵本には、結構『死』をテーマにしたり、モチーフにしたりしたものも多くて、当然ながらそれらは「泣ける」。海外の絵本だと、『わすれられないおくりもの』が有名だし、あと、死を迎える祖母と孫娘の最後の一日を描いた『ぶたばあちゃん』は、はじめに自分ひとりで読んだ時、オイオイと泣いてしまった。どちらの作品も「死」を描いてるんだけど、死とは決して終わりじゃないんだよ、って、「思い出」についてあたたかく語ってくれる。あとは、やるせない系だと有名な『ごんぎつね』、『やさしいライオン』などなど。どうにもならないことって、悔いてもまにあわないことって、あるんだよね。それから、私がいちばん好きなのは、斎藤隆介さんの絵本。滝平二郎さんの絵と相まって、とても感動的。『モチモチの木』や『花さき山』のように、「本当の勇気」や「優しい心」を描いて、ほのぼのと感動する絵本もあれば、「自己犠牲」について正面から描いた『八郎』もある。大男の八郎が住む村が、荒れ狂う海に襲われる。その時初めて八郎は、自分がなぜ大きく生まれてきたのかを悟る・・・その瞬間の八郎の叫びは、本当に体が震えるような感覚に襲われる。それから、『ベロ出しチョンマ』と『ふき』。・・・・・・すいません。この二作品については、いまだに読み聞かせが出来ません。泣かずにいられないんだよ、だって。チョンマ。本当の名前は長松。江戸時代の、貧しい農家の子で、いつもお腹をすかせている。チョンマのお父が一揆をおこして、チョンマの一家ははりつけにされる。痛みと恐怖で泣く妹を慰めるために、チョンマはベロを出してヘンな顔をして妹を笑わせ、そして死んでいく。ふき。きこりの子で、お父が仕事に行ってる間は、山の大男と遊んでいる。でも、青鬼が村を襲って、青鬼に戦いを挑んだお父は殺されてしまう。小さいふきは、ひとりで敵討ちに出かける。でも、雪崩が青鬼もろともふきを呑み込んで・・・。大男は、春になるたび、ふきのとうを見るたび、ふきを思っておろろんおろろん泣く。どちらも、私が幼稚園に通っていた頃、『先生』に読んでもらった本だ。小さかったから、当時は話の内容は完全には理解できなかっただろうと思う。でも、「記憶」にはしっかり残っている。友達には優しくしなさい、勇気を持ちなさい、って、言葉で言っても伝わらない事が、一冊の絵本で伝わる時がある。小さいからまだわからない、じゃなくて、小さいからこそ「ほんもの」に触れさせることって、大切だと思うんだよね。この間、『ないたあかおに』を読んだんだけど、クライマックスに向かうにしたがって、子ども達の表情が変わっていったのがわかった。身じろぎひとつしないんだよ、3歳児が。読み終わっても、言葉ひとつ発しないんだよ、3歳の子どもが。青鬼の勇気とか、優しさとか、ましてや「自己犠牲」なんて、子ども達にはわからないと思う。でも、頭よりももっと深いところで、子どもたちは何かを感じたと思う。これからも、いい絵本を読んであげたいな。それから、いつか『ベロ出しチョンマ』や『ふき』を読んであげられるようになりたい。
March 13, 2004
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今日も読売新聞ネタ。2003年の、国際試合の賞金の配当額が発表されたようですね。女子は、吉原選手と高橋みゆき選手が最高額で50万、控えの選手が20万、だそうで。高い、と見るのか、安い、と見るのか。スポーツマネーの事はよくわかりませんが、何ヶ月も合宿して、日の丸背負って、プレッシャー背負って戦って、あれだけの試合をして、この金額・・・というのは、ちょっと少ないような気もしますが、仕方ないんでしょうね、このご時世だし。それにしても、W杯の時の、選手のあのプレー、あの気迫を思うと、格闘技のように「ファイトマネー」という言葉が浮かんできてしまいますねえ。ひとつ疑問なのが、竹下選手のこと。ほとんど全試合トスを上げつづけても、「最高額」ではないんだよね。いや、吉原・高橋両選手が「最高額」を貰えるということに対してはまったくやぶさかではないけども、竹下選手だってその仲間入りをしてもいいんじゃ?・・・って、ちょっと思いました。何に使うのかなあ。パーッと使い切るのか、貯めるのか。まあ人の財布を心配してもしょうがないですが。今日は、ちょっと・・・イヤかなりヘコむ出来事があって、落ち込んでいる私です。仕事関係なんですけどね。書くと長くなるし、なんかもう疲れちゃって書く気力も無い、という状態なので、また今度吐き出させてもらいます。ハイ。
March 12, 2004
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今日はやたら暖かい一日だったなあ・・・。おかげで幼稚園の子ども達は園庭に出っぱなし。うう、花粉症が辛い。ところで、読売新聞オンラインを見たら、全日本女子が都城市から歓迎&激励の花束を受け取っていた。大村加奈子選手が副主将なんだ・・・と、ちょっとビックリ。(別に、大村選手がふさわしくないとかそういう意味ではなくて)W杯の時から副主将なのかなあ。もし、副主将がいるとしたら辻選手なんだと思っていたけど、よく考えたら辻選手は最初の合宿から入っていたわけではなかったから、そうすると最年長選手は大村選手か、レオってことになるしね。それに今現在、辻選手は入替戦のためチームに戻っているだろうし。まぁ辻選手を除けば、本当の最年長者は成田選手、ということになるんだろうけど、でもここはW杯に出場した大村選手で、ってことになるだろう。それとも、暫定的な副主将なんだろうか。都城の合宿には、吉原選手もレオも参加していないようだし。いずれにせよ、きっちりチームを作って、「東洋の魔女」としてアテネに行ってほしい、と願うばかりですが。それにしても、パイオニアの両選手は一体今どこにいるんでしょうかね。多分、山形でトレーニングしながら休養してるんだと思いますが。あれだけ頑張って、気合を入れて優勝したんだから、切り替えもそのぶん大変でしょう。来週には、全日本の顔になったふたりを見れるかな。楽しみです。
March 11, 2004
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昨日の日記に『晩鐘』という小説について書いて、一夜明けた今日、あの少年が帰ってくる、というニュースを知った。知って、あの時の夜のニュース・・・「容疑者は中学生」と報道した、NHKのアナウンサーの顔や声を思い出した。神戸の、連続児童殺傷事件の、あの少年。彼は今ではもう「少年」ではない。成人して、立派な青年になっているはずだ。あれから7年。二人も殺して、7年。彼は社会に帰ってくる。殺された子ども達の、子ども達の家族の皆さん、友達や隣近所の方のことを考えたら、7年は「たった7年」だろうと思う。少年にとっては、どんな7年だったんだろう。長かったのか、あっという間だったのか。でも、彼がこれからあと50年生きるとして、その50年は、これまでの7年とは比べものにならないほど、果てしなく長く、辛い道が延々と続いているはずだ。仕方が無い。彼は、人の命を奪ったんだから。彼は、一生自分の罪の重さに苦しまなければならないし、償いつづけなければならないし、悔やみつづけなければならない。あと50年、そうし続けることが、「少年」である彼に課せられた罰だと思う。でも、それでも、彼には生き抜いてほしい。人生って捨てたもんじゃないな、って思える瞬間に、これから何度でも出会ってほしい。生まれてからたったの十数年で、あんなに闇を抱えて、絶望してしまった彼に、本当の意味での、人間としての「幸せ」を味わってほしい。そう願ってしまうのは、私が第三者だからなのかな。アマちゃんだからかな。酷いことをしたと思う。一生罪を背負って生きるべきだとも思う。でも、生まれつき闇を背負ってこの世に誕生してくる子どもなんていない。子どもから先に、社会や大人や親を、憎んだり恨んだり、負の感情を抱くなんて事はありえない。子どもが闇を背負っているとしたら、それは「背負わされた」もので、子どもが「負の感情を抱いて」いるのだとしたら、それは「抱かされた」ものだと思うから。私は以前、養護施設に勤めていた。家庭の事情で、親と一緒に暮らす事の出来ない、2歳から18歳までの子どもが生活する(そこから幼稚園や学校に通う)施設だ。家庭の事情と言えば聞こえはいいが、要するに、離婚して、父親も母親も子どもが要らなくなったり、あとは今世間を散々騒がせている“虐待”家庭がほとんどだった。虐待を受けたきた子どもたちは一様に「凍りついた目」と呼ばれる能面の表情をしていた。恐ろしいほど痩せ細った子、背中にアイロンの跡がある子、自分の髪を抜きつづける子、生きる事を放棄するかのように成長を止めた子など、「大人の身勝手の犠牲者」である彼らの姿。同情なんて言葉じゃ表現できない。同情すら出来ないほどの、想像を絶する無残さ、痛ましさだった。「虐待の連鎖」という言葉があって、それは“虐待をする親も虐待を受けてきたケースが多い”という事だけれど、だから、“親を責めるだけでは解決しない”という事だけれど、それでも、子ども達のあの姿をみたら、彼らの親を憎んでしまう。でも、ある子が、私たちの目を盗んで、自分より小さい子に自分が親からされた事と同じ事をしているのを知ったとき、「小さい子には優しくしてね」といくら話しても、「小さい頃に優しく」された経験の無い子には、「優しくする」ってどんなことかわからないんだ、と言う事を知ったとき、まるで、こちらの言葉がわからないみたいに、きょとんとした表情で「どうしてやっちゃいけないの?」とあの子が言った時、誰を責めて、誰を憎んでいいのかわからなくなった。荒んだ表情で言われたのなら、まだいい。あの子の顔は、「どうしていじめてはいけないのか、全然理解が出来ない」顔だった。もし、もし、もし仮に、絶対こんな事あってほしくはないけれど、あの子がこれから誰かを傷つけ、法に問われる事があったとして、法は、社会は、あの子を責めるんだろうか。責める事が出来るんだろうか。あの子だけが責められるんだろうか。「少年」は、虐待を受けてきたわけではないけれど、「優しさ」や「あたたかさ」がしっかり伝わってさえいれば、せめて、あんな惨い事件は起こさなかったはずだ。「優しさ」や「あたたかさ」が足りない小さい子どもは、いろいろな方法でSOSを発信する。誰かがそれに気づいてあげてさえいれば。今、私は幼稚園に勤めていて、幼稚園は、各家庭から子どもたちが通ってくるわけだが、じゃあ家庭の子どもたちがみんな幸せなのかと聞かれたら、はっきりYESとは答えられない。勿論、虐待は受けていない。「それなりに」ちゃんと育てられている。それでも、SOSを発信しつづけている子は沢山いる。どうか、子ども達のSOSが親に届き、間違っても、SOSが闇に飲み込まれてしまわないように。私に出来るのは、祈る事と、SOSを伝えていく事だけだ。
March 10, 2004
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私の好きな小説家のひとりに、乃南アサ氏がいる。時々、「・・・あれ?」って思う作品に出くわさない事も無いけど、心にズガァァァァンと突き刺さる作品も多いなあ。一番最初に読んだのは、『ボクの町』だったと思う。いわゆる“今ドキの若者”が警察官になって、その成長物語、みたいなものだったと思う。今、ドラマで『め組の大吾』という消防士物語をやってるけれども、それと似たものがあるかも。ドラマは観ていないのでわからないんだけど、少なくとも『ボクの町』の主人公・新米警察官の聖大は、真面目でもなく情熱に溢れてもいない、という点では、大吾とは相容れないものがあるかもしれない。その他、乃南アサ氏は『凍える牙』で直木賞を取っていて、これも面白い。『涙』も結構良い。でも私が一番好きなのは、『風紋』、そして『晩鐘』という小説。『風紋』と『晩鐘』は、別々に読んでも大丈夫なつくりにはなっているけれど、でも出来れば、『風紋』→『晩鐘』の順に読むのをお勧めしたい。ただし、この3冊(ハードカバー、『晩鐘』の方は上下巻に分かれている)をどんどんどんと積むと、めまいを起こして倒れそうになるほど分厚いので、読むときには相当気合を入れてかからないと大変かもしれない。「相当気合を入れてかからないと」と書いたが、別な意味においても、この小説は「気合を入れて読まないと」いけない作品のような気がする。『風紋』そして『晩鐘』という作品は、ひとつの殺人事件から始まった、さまざまな人の心の流れや人生、周りに及ぼすものや、及ぼされるもの、受けた傷や癒される傷、血を流しつづける傷・・・そんなものが丁寧に描かれている作品だから。17歳の真裕子の母親がある日殺される。母親を殺したのは不倫相手。そしてその相手は、真裕子がよく知り、心を許していた人間だった。真裕子の家庭は決して円満ではなかったから、真裕子は家族を憎み、家族はお互い傷つけあい、真裕子の目は「凍った月のように」なってしまう。ここまでが『風紋』。加害者側の家族の事も描かれていたが、焦点は被害者遺族の心の動きだったように思う。勿論、こんな簡単に端折れる話ではないけど、この長い小説のラストは、重苦しい気持ちになりつつも、真裕子がどうにかこれから前向きに生きていけるんじゃないか・・・そんな事を読み手が思えるような終わり方で、重苦しい気持ちになりつつも、ちょっとホッとしたものだった。でも、そんなかすかな安堵感のようなものが滅茶苦茶に打ち砕かれるのが、続編の『晩鐘』。『風紋』から数年後、OLになった真裕子は、表面上は明るく過ごしているが、ちょっとしたことで傷口からは血が噴出し、家族を傷つけ、傷つけられ、実は一歩も前に進めないでいる。そして、『晩鐘』にはもうひとり主人公がいる。真裕子とは対極にいる人間・・・彼女の母親を殺した加害者の息子、大輔。『晩鐘』において、今度こそ、真裕子は自分が支え、支えられる人を見つけ、一歩を踏み出す事が出来るようになる。家族を赦す事は当分できなくても、少なくとも、鉈を振るうように傷つけあう事はもう無いだろう、と思わせられ、心底ホッとする。では、もうひとりの主人公、大輔はどうだったのか。事件時、まだ幼かった大輔は、妹とともに祖父母宅に預けられる。そして、事件の事は本人にも隠され、母親とも離れて成長する。でも、いつか真実を知る時がくる。事件のあと、どんどん荒んでゆく母親を憎み、蔑むようになる。大輔は、決して「良い子」ではない。裏表のはげしい、かなり嫌な子ども・・・いや、少年でありながら、彼はいわゆる“子ども”ですらない。物語の終盤、大輔は父親と対面する。ある「犯罪」をおかした大輔は、ある言葉を父親に投げかける。服役して、「もう罪を償った」はずの父親に、重くて重くて、とても背負う事なんて出来ない、背負ったら潰されてしまうくらい重い十字架を括り付ける。多分、父親はこれから一生、前向きに生きていく事は出来ない。もうきっと、一歩も前に進めない。罪を犯した息子から投げつけられた、凍りつくような言葉。「僕は人殺しの子どもだから」その悲しさ、やるせなさ。私は、読了後しばらく涙が止まらなかった。大輔は少年だから、いくらでも更生の機会は与えられる。でも、彼はきっともう“生きる”ことは出来ない。自分で死を選ぶか、「生きる屍」として人生を終えるか。そもそも彼には、“生きる”ってどんな事なのかわからない。彼の人生は、彼の魂は、きっと永遠に救われる事は無い。物語の途中で、ある人が彼に言う。「君が悪いんじゃない。誰も君を責めてなんかいない」そんな事は大輔にだってわかってる。でも、その言葉は大輔にとっても、読み手側にとっても、ひどく空虚だ。何とか彼を、彼の魂を救いたい。この小説を読み進めるうちに、多くの人がそう思うんじゃないだろうか。でもそれは、きっと叶わない。こんなやるせなく痛く悲しい物語もそう無いんじゃないだろうか。「人は人を殺しちゃいけません」「そんな事をしたらみんなが不幸になります」この小説のテーマは至ってシンプルだ。シンプルでストレートで、分り切っている事なのに、どうしてこんなに胸に突き刺さるんだろう。こんな時代だからこそ、多くの人に読んでもらいたい小説だと思う。読み進める作業は、かなり辛いけれども。
March 9, 2004
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今日、朝っぱらから、私の心には戦慄が走りました。『NEWS、世界最終予選のイメージキャラクターに!!』・・・・・・・・・・・・・・・・・・そう、そうですか。まぁいいか・・・・・・・・・・・・曲に関して言えば、なかなか良かったし・・・。どうにかこうにか気持ちを立て直し、ヨロヨロと(朝っぱらから)PCを立ち上げ、ネットでスポーツ新聞の記事をチェック。その内容の一部を、ここに引用させていただこう。【吉原さんは試合中、ぶっちゃけ怖い顔をしている。真剣そのものの吉原さんに、試合中にピースサインみたいなものをやってもらうことで、会場の雰囲気がよくなると思うので、お願いしようかな】・・・皆様、準備はよろしいでしょうか。ではご一緒に。さあ大きく息を吸ってーーーー!!バーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーカ!!!!!!!もう、バカとしか言いようがありません。馬鹿、などと漢字に変換するのも惜しいほど、どうしようもないバカ。怖くて悪かったな!!吉原選手はその怖いところがいいんだよ!!だからこそ決まった時の笑顔が最高だし、勝ったときの笑顔や涙が最高なんだよ!!この子たちは、今まで真剣に何かをした事があるんだろうか。いや、ジャニーズは厳しい世界と聞く。そのジャニーズでレコードデビューできたんだから、それなりにプロ根性もある、才能のある子たちなんだろう、きっと。だから、今はわけがわからない発言をしてもしょうがない。これから学んで、傷ついたり挫折したりして、成長していくんだから。・・・・・・と、頭では考えるんですが、どうにもこうにも腹が立つ。彼らが幼くて、「真剣勝負」という言葉の意味を知らないのは、ある意味しょうがないのかもしれない。だったら周りの大人が教えるべきじゃないだろうか。心の中にまで、それを植え付ける事は無理としても、公の場で言っていいこと、悪いことについて、もっときちんと知らせるべきじゃないんだろうか。だって今、どんなにバレーボールの事を知らなくても、ちょっと調べればわかるはずだ。日本のバレーボールが、今どういう状態なのか。もし、アテネ行きを逃したら・・・いや、アテネでも、それなりの成績を収めないと、日本のバレーボールがどうなってしまうのか。シドニーへの切符を逃した選手たちが、ここ数年をどんな思いで過ごしてきたのか。吉原選手が、今現在まで、一体どんな選手人生を送ってきたのか。そして、それらをほんのちょっとでも知ったら、上記のような発言は、たとえ口が腐っても言えないはず。バレーボールの事はわからない、知らない、ではすまされない。だって、「バレーボールに関する大事な仕事」を請け負ったんだから。記者会見に臨み、それくらいはちゃんと知識として頭に入れ、選手たちの思いを心で考える事は絶対必要なはず。NEWSというアイドルグループがそれをできないとしても、周りの大人がちゃんと知らせるべき。それは、プロとしての義務だと思う。(その仕事をしてお金を貰う以上、プロなんでしょう)ああもう、今更、怖いんじゃなくて気迫なんだよ!!とか、真剣勝負の試合中にピースなんてできるかボケ!!とか、1年間山にこもって修行してこいバカ!!・・・とか言う気力はありませんが(言ってんじゃん)、ただ願わくば、吉原選手をはじめとする全日本の選手が、今朝の新聞を読みませんように。・・・・・・まあ仮に吉原選手が新聞を読んで、仮にNEWSから直々に上記のような内容をお願いされたとして、彼女の取る行動は次のうちどれでしょう。A 「いいですよ」と鼻で笑い、立ち去る(しかし当然実行せず)B 無言で睨みつけるC 「真剣勝負なんです!お断りします!」と毅然とはねのけるD NEWSのメンバーを全員コートに入れ、必殺クイックを顔面にくらわすう~~~ん、A~Cが理想だけど、今の私の心情的には、Dを希望したいですね。・・・・・・いずれにせよ、間違ってもその瞬間だけはその場に居合わせたくはありませんが。誰だって本当の恐怖は味わいたくないですからね(笑)。とはいうものの、まさか周りの大人がNEWSの奇天烈なお願いを阻止してくれるものと思っておりますが。ああそれにしても・・・・・・NEWSか!!(落胆)
March 8, 2004
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TV観戦しました。『Vリーグ男子決勝』。昔も今も、“どっちかっていうとバレーボールは女子が好き”な私ですが、女子とは違った迫力に惹き込まれました。決勝は、「サントリー VS JT」で、5連覇に王手のかかったサントリーと、レギュラーラウンド1位通過のJTの対決。昨日の試合がフルセットで、昨日負けたJTが優勝するためには3-0か3-1の試合展開が必要・・・って、女子決勝とまったく同じパターン。でも、結果は女子のように逆転ならず、サントリーのストレート勝ちでしたが。とりあえず、サントリー5連覇おめでとう!!サントリーからは、山村選手と津曲選手と19歳の越川選手が全日本入りなんだよね。女子同様、休みも優勝の余韻に浸る時間も無く合宿に入るんだろうけど、どうか頑張ってほしいものです。女子よりも、「アテネへの門」は狭く厳しいけど、最後まで諦めずに突き進んでほしいと思います。話は戻って、男子Vリーグ。ベテラン・ジルソン選手のサーブは、ありゃ反則だと思いました。あんなもんはっきり言って凶器です。だいたい音が違う。もし、道を歩いていてあんなもんがぶっ飛んできたら、間違いなく逃げます。でも、あの迫力(ルックス&プレー)とは反して、色男系の声してるんですね、ジルソン。温和そうだし。女子の「誰かさん」と一緒で、コートに入ると人が変わるタイプでしょうか。試合後、アナウンサーに「膝が痛かったみたいですね」と聞かれ、「フルイダカラネ」とにこやかに答えたジルソン、天晴れです。それから、同じくベテラン・荻野選手の涙。グッと来ましたねえ。ジルソンといい荻野選手といい、ベテランの意地や頑張り、努力が一気に昇華された瞬間を見たような気がしました。そうそう、アナウンサーといえば、全日本に選ばれている越川選手にインタビューした時、女子決勝後の吉原選手へのインタビューの時のように、全日本話を持ち出すんじゃないかと思ってヒヤヒヤしましたが。でも、ひとつ気になったのがJTのサベリエフ選手。・・・・・・なんか、ひとりでこの世の不幸を一身に背負ったような顔でプレーしてらっしゃいましたが・・・・・・・あれは、ああいう顔なんでしょうか。それとも性格なんでしょうか。もうちっと感情出してもいいんじゃないの?と思いました。ひとつと言いつつ、もうひとつ気になったのが、解説のガイチさん。NHKっていうか、JVAっていうか、酷なことするなあ・・・と思いました。先週までひたすら優勝を狙っていて、負けて、昨日は、せめて3位までに!!と思って試合して、そして負けたチームの選手に、優勝決定戦の解説をさせるとは・・・。心なしか声のトーンも低かったし、ちょっと気の毒に思いました。それにしても男子の試合は男子の試合で面白いものですね。迫力ありつつ、それなりにラリーもあるし。女子を見慣れた目には、ブロックがバンバン決まるのが面白い。決まらないまでも、しっかり相手コートに戻るし。その他、(反則名がわからない)3回以上ボールに触っちゃったとか、バックアタック時にアタックラインを踏んじゃったとか、後衛の選手がブロックしちゃったとか、女子の試合ではあんまりお目にかからない反則も見れて、面白かった・・・・と言っちゃ語弊がありますが、実際珍しいもの見ちゃった、という感じです。「後衛の選手がブロック」については、それだけ気合が入ってるというか、“勝ち”に行ってる、ということなんでしょうね。でもホント、面白かったです。女子の場合、私は「パイオニア」のファンだけれども、男子にはとりわけご贔屓のチームがあるわけではないので、純粋に試合を楽しめました。
March 7, 2004
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最終予選もいいけど春高もね!!(ここは、おせちもいいけどカレーもね、風に読むのが正しい)というわけではないけど、数年ぶりに自分のバレー熱が再燃した事もありつつ、近くの町の高校が春高出場を決めた、ということもあって、目下のところ3月20日の春高開幕を心待ちにしている私です。その高校は、コチキャラで西本哲雄さんが半年間コーチをしたらしい。西本哲雄・・・名前は知ってるけど、どんな選手だったのかは全然わからない。ミュンヘン五輪の金メダリストで、センタープレイヤーだったということくらいしか。ミュンヘン、といえば名セッターの故・猫田さんが有名だけど、猫田さんのトスを打って、メダルを獲った人、ということになるのかな。(西本さんはそのあとのモントリオールにも出場しているので、柳本現全日本監督のトスも打ったということになるよね)どんな人なのかなあとネットで調べてみた。現役時代は猫田さんとともにJTに所属。JTのコーチや監督を務めたこともあるそうだ。1990年には、全日本のコーチもやっているので、吉原選手をコーチングしたこともある・・・ということになる(90年というと、まだ吉原選手は控えだったが)。ふうん、結構すごい経歴なのね・・・と、無知まるだしの私。今日、地元の地方TV局で、その高校が西本コーチのもと、春高の切符を手に入れるまでのドキュメント番組が放送された。まったくの素人ながら、TVでW杯を観戦して、生でVリーグを観戦したばかりの目には、はじめ、彼女たちのプレーは相当稚拙なものに映ってしまった。サーブレシーブはお見合い、スパイクはすっぽ抜け、足が動かない、声が出ていない・・・何度も西本コーチの檄が飛ぶ。コーチが指導したのは、技術的なものよりも、精神面の事。何度も何度も怒鳴られて、泣きながら練習していくうち、いつの間にか彼女たちは、自分たちからコートの中央に集まって、声を掛け合うようになっていった。力のあるチームと戦うには筋力をつけなければ・・・ということで、ペットボトルに砂を詰め、筋力トレーニングも始めた。(公立高校なので、トレーニングマシンなどは無い)ジャンプサーブの練習もはじめた。番組の終盤、コートの中の彼女たちは、はじめの頃とはまったく別のプレイヤーだった。1本決まるとコートの中を駆け回り、ミスをしても声を掛け合い、走って跳んでボールに喰らいつき、チャンスボールは必ずものにし、そして春高出場を決めた。彼女たちも、西本コーチも、みんな泣いていた。正直、全国大会で1勝を上げるのは難しいだろうと思う。でも、変わったあとの、彼女たちはとっても素敵だった。ちょっと感動してしまったよ。本当に頑張ってほしいな。さて。いよいよ今日から、本格的に合宿始動ですね、全日本女子。我らがキャプテンは、ここ2日ですっかりスイッチを切り替えていることでしょう。個人的には、佐野選手が心配です。東レを辞めて、規定により他のチームに所属できず、当然試合にも出られない、実戦経験の無い4ヶ月。筋トレは積んできたけれど、ボールにはあまりさわれなかった4ヶ月。彼女は、失業手当を受けながら、全日本に帯同するそうだ。東レを辞めたことにどんな事情があったのか、それは本人とチームサイドのみが知る事だからなんとも言えない。もしかしたら、佐野選手が我儘だったのかもしれないし、チームが強硬だったのかもしれない。けれど、でも、どんな理由があるにせよ、現に全日本に選ばれ、日の丸を背負って戦う選手に対して、W杯であれだけのプレーを見せてくれた選手に対して、あんまりな対応じゃないだろうか、JVAさんよ。『特例』って言葉があるじゃない。今、ここで使わないで、どこで使うのさ。せめて、4ヶ月、彼女がバレーボールをできる環境を与えてほしかった。あれでしょ? そんな優遇措置をしたら、また“規約違反”を起こす選手が増えるから、しなかったんでしょ?でも、現にあなたたちは、今度の全日本にも佐野選手を選んでる。しかも、リベロは今のところ彼女ただひとり。あなたたちのやってることは無茶苦茶で、まるで、馬に餌も水も与えず働かせようとしているみたいだ。・・・・・・なんて思ったんですけどね。ここは一番、佐野選手には一日も早くボール勘を取り戻してもらって、頑張ってほしい。最後の12人に残れるように。
March 6, 2004
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ドリカムの『沈没船のモンキーガール』とか、中森明菜の『難破船』とかいう歌があったけど、まさに今の私は、日本海溝よりも深く深く沈み込んでいる沈没船だ。理由は・・・・・・昨日の日記の通り、である。今日も、私はそれなりに頑張ったんじゃないかと思う。もともと、昨日の日記の主役であり、私の悩みの主役であるU君は、ひどい偏食だった。いや、今もひどい偏食だ。食べるものといえば、インスタント食品やファストフード、お菓子類。ザッツオール。ご飯類で食べるのは、ふりかけご飯やハンバーグ、ウインナ、卵焼き。ザッツオール。野菜?お魚? そんなものを食べるなんて、彼の辞書には載ってなかった。そして、のべつだらだらとおやつを食べていたため、入園してすぐの歯科検診では、なんと12本もの虫歯が見つかった。そんな食生活を送っていたため、3歳にして身体はぶよぶよ。でも、うちの幼稚園は「完全給食」だ。完全給食・・・・・・つまり、ご飯(パン・麺類)、お味噌汁、おかず2~3品、牛乳などが出る。当然、食べられるわけがない。で、当然、登園拒否。彼の負担を減らそうと、嫌いなもの・・・ほとんどのものが嫌いなわけだが・・・をほんの少しに減らして(もやしのおひたしだったら1本とか。もう極限)みたりもした。でもダメ。まったくダメ。ぜんぜん食べない。なんでダメなのか。理由はひとつ。『家庭で一切食べさせていないものを幼稚園で食べられるわけがない』。お母さん、お家でも、少しずつでいいので、食べられるようになるといいですね。幼稚園でも量を少なくしてますので、もうちょっと頑張りましょう。何度言っても、家庭の協力は得られないまま、彼は泣き続ける。そしてあろうことか、帰りの車の中でむしゃむしゃとポテトチップを頬張るU君を発見。(給食を食べていないんだから、お腹がすくのは当然だ)お母さん、おやつを少し減らしてみましょう。お腹が空いていれば、ご飯も食べるようになるかもしれませんよ。これまた何度言ってもダメ。もしかすると、私もしつこく言いすぎたのかもしれない。お母さんはもう嫌になっちゃったのか、とうとうお父さんが登場。「まだ3歳なのに、無理やり食べさせる事はないんじゃないですか。」「無理やりではありません。ただ、食事は子どもの成長に大切です。インスタントではなく、いろいろな食品を食べられるようにならないと」「そんなのは小学校に入ってからでもいいでしょう」「3歳で出来ないものは、7歳になっても出来ませんよ」「どうして幼稚園に行きたくないと泣くんですか」「給食が大きいと思います。お家でも協力していただけませんか」「本当に給食だけが理由ですか」「では、なにが理由だと思われますか?」「わからないから聞いているんです」「・・・・・・先ほども申し上げましたように、給食が原因だと思います。他にも野菜嫌いのお子さんは沢山います。でも、みんな頑張って食べています。嫌いなものが3つ4つならいいんですが、U君はちょっと多いようなので、配膳の量をギリギリまで減らしています。」「減らしているとしても、負担は大きいんじゃないですか」「・・・他に、頑張って食べている子がいる以上、U君だけ食べなくていいよ、ということは出来ません」これを、この一連の流れ・・・お母さんに協力依頼→ダメ→またお願いする→ダメ→あんまりしつこくされたのでお母さんがもう嫌になる→お父さん登場→平行線→お母さんに協力依頼・・・を、4月からもう何回となく繰り返している。U君の問題は、昨日書いた問題、食事の問題、その他諸々に渡っていて、今のところまったく、進歩が見られない。3月になって、もうすぐ進級、という今、クラスで泣いているのは我が子ただひとり。どうしてうちの子だけが泣いている?自分たちの育て方に問題があったんじゃ・・・と思うのは、とっても辛い作業かもしれない。子どものために悩んだりするのは、とっても苦しくて辛いこと。それはわかる。でも、だからといってその悩みを放棄して、すべて「幼稚園のせい」「先生のせい」と言い切ってしまうのはどうなのよ。“責任転嫁”それは、一番楽な作業だ。U君の両親はそれに逃げ込んでいるとしか、私には思えない。4月からずっと、言い方がまずかったのかなとか、散々悩んだ。どうしたらこの子が食べられるようになるのか、泣かなくなるのか、どうしたら家庭でも食べさせてくれるか、本当に考えた。それは、この仕事をしていれば当然しなければいけない事だと思う。でも、考えているのは、悩んでいるのは私だけ。一番肝心の、U君の両親は何も考えていない。考える事を放棄している。楽な道・・・「先生が悪い」「幼稚園のせい」という言葉に逃げ込んで。ちょっとね、疲れました。現在、彼が泣いているのは昨日の日記で書いたようなことが理由なんだけど、今朝また、彼のお父さんに言われました。「先生、また給食無理強いしてるんじゃないんですか」「先生の態度が変わったから、また突然泣くようになったんじゃないんですか」もうね、腹立つとか悲しいとか通り越して、力が抜けました。私の言葉は、この人たちには届かない。「抱っこしてあげてください。甘えさせてあげてください」とお願いしただけなのに、返ってきた言葉はこれだ。私の事が嫌いならそれでいい。でも、現に子どもが泣いている。責任転嫁してる場合じゃないんだよ。仕事柄、暗い顔をしているわけにもいかず、元気にしていたら、子どもたちが帰ってからなんだか力が抜けてしまった。とにかく疲れた。U君は相変わらずおやつ三昧で、まだ箸も満足に持てない。困難な事、嫌な事にぶつかると、泣いて我を通そうとする。それなのに、九九や字のお勉強はパパとしっかりやっている。お父さん、お母さん。そんなことはあとでいいんです。今やってほしいのは・・・・・・もう、言っても無駄なのかな。本当に疲れた。4月からずっと、何度も喉もとまで出かかった言葉がある。「どうしてここに入園させたんですか?給食があるのはわかっていたでしょう」「そんなにここや私が嫌なら、退園されたらいかがですか?」でも絶対言えない。これからも絶対言わない。言ったら、負けてしまうような気がする。U君のご両親に、ではなく、自分に。この仕事を選んだ自分に。自分のプライドに。今日も、喉もと・・・いや、舌の上まで出かかった言葉。でも、これは戦いだ。わかってもらうまで、戦いつづけよう。今は・・・ちょっと疲れちゃったけど、幸い明日と明後日は休みだ。そしてもひとつ幸いに、私は回復力が強いほうだ。負けるのは嫌だ。絶対嫌だ。全日本の合宿が始まって、久しぶりに、日の丸のついたジャージを着た吉原選手の姿を観た。疲れているはずなのに、スッキリした顔をしていた。彼女も、ずっと自分と、自分のプライドと戦ってきたのかな。今も戦っているのかな。「負けたくない」って、相手チームに対してだけじゃなくて、もっとこう、心の中にある何かに向かって戦いつづけてきたのかな。彼女のそれは、私のとなんか比べものにならないほど大きなものなのに、彼女はずっと“勝ち”つづけて、そして晴れ晴れとした顔をしている。私も頑張ろう。勝ちつづけよう。今日の日記は、ひたすら愚痴に終始してしまいました。お目汚し、申し訳ありません。
March 5, 2004
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今日は雪。私の住んでいる地域は、東北とは名ばかりの雪の少ない地域だけれど、それでも結構降ったから、『パイオニア』のある山形・天童市は相当な雪景色が広がっている事だろう。(天童は、山形県の中でも雪の少ない地域らしいが・・・試合を観に行った時の降雪量には、かなりビックリした。あれで少ない方なの!?)全日本の合宿が始まる今日、降ったのが雨でなくて雪でよかった。昨日まで結構暖かかったのに、急に寒くなって雪が降るあたり、「さあ、気合入れていこう!!」って空から言われているようで、いいじゃないですか。夕方のニュースで、合宿の様子がちょっと放送されていたけど、映っているのは案の定というか、19歳コンビ・・・とはもう言えないんだよね、19歳が4人もいるから。19歳の、大山・栗原両選手と、“話題の”狩野選手。果たして、吉原選手や佐々木“レオ“選手は、今日から合宿に参加したのかなあ。しただろうな、やっぱり。今日は、ちょっとブルーなことがあって落ち込んでいる私です。まぁこの性格だから、すぐに復活しますが。幼稚園の先生をやっていると、仕事に関する悩みのほとんどは子どもの事か、保護者の事だったりします。幼稚園に来ている子どもというのは、当然、生まれてまだ3~6年しか経っていないんです。動物だったら、まだまだぺったりお母さんに抱っこされている時期です。『幼稚園に上がったから』って、子どもがすぐに“おとな”になるわけがない。まだまだお母さんに抱っこしてほしいし、ぬくもりがほしいし、「お兄ちゃん・お姉ちゃん」になるのはもっとずっと先のこと。お母さんは赤ちゃんの世話で忙しいから、僕は我慢しよう。我慢して、“お兄ちゃん”していれば、ママは誉めてくれる。頭では“お兄ちゃん”になろう、とわかっていても、心はそこまで育っていない。無理な我慢が、いつかきっとキレる時がくる。そのサインは、危険信号はもうずっと前から出てた。だから、私は言い続けた。お母さん、まだまだ“お兄ちゃん”ができる年齢ではないですよ。もっともっと、赤ちゃんが寝てからでもいいから、甘えさせてあげてください。抱っこをたくさんしてあげてください・・・・・・でも、お母さんはしてくれなかった。結果、“お兄ちゃん”はとうとうキレた。朝、突然「幼稚園に行かない!!」と大泣きした。当然だ。ただでさえ「お母さん」が不足してカラカラの状態になっているのに、どうしてこれ以上お母さんと離れて幼稚園に行かなくちゃならない?お母さんは言った。突然、こんな風になるのは幼稚園の責任だ、と。泣いているこの子が可哀想、ではなく、「またいつまでも泣かれると困る」とまで言った。(彼は、入園当初も2ヶ月泣いたのだった)でもねお母さん。今、泣きながら私に抱っこされているこの子は、私の首にしっかり腕を回して、ぺったりほっぺをつけて抱かれているでしょう?本当に幼稚園が嫌で泣いている子は、こんな抱かれ方はしませんよ。また、同じ事を言った。「抱っこしてあげてください。」でもきっと、あの家のお父さんやお母さんには、私の言葉は届かない。あの子の涙は届かない。誰にだって相性はあるし、多分、彼らにとって私は「相性の悪い先生」なんだろう。「相性の悪い先生」に何を言われても、受け入れたくない気持ちはわかる。でも、事はひとりの人間のことなんだ。お兄ちゃんをもう一度赤ちゃんに引き戻すのは面倒くさい。大変だ。せっかくここまで大きくなったのに。先生はそんなこと言うけど、そんな暇なんてない。そこまではっきりとは言わなかったけど、お母さんの表情がそれを物語っていた。ねえお母さん、頼むよ。私、なんべんも言ってきたでしょう? こうなる前に、サインが出てるって、もう何回も言ったでしょう?お願いだから、私の話を受け入れてほしい。私がしてほしいのは、ただひとつ。あなたの子どもを、あなたにもっともっと甘えさせてあげてほしい。「泣きながら登園すると、先生が面倒くさいんでしょ」と思っているだろうけど、私のためじゃない。あなたの子どものために。どうかお願い。・・・・・・幼稚園の先生をしていると、はっきり言ってこんな事ばかりです。まったく割に合わない!! 給料安いし!!親はなんでもかんでも「教育委員会」に訴えりゃいいと思ってるし!!それでも、辞めようとか辞めたいとか思わないのは何でなんでしょうかね。とりあえず、明日もあの子は泣いてくるでしょう。明日も、頑張ります。
March 4, 2004
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全日本の選手は、今頃荷作りの真っ最中かな・・・。いや、もう荷作りは終わって、ゆっくり過ごしているのかな。吉原選手は温泉かな?明日からは、全日本の合宿。それぞれのチームの顔から、日の丸を背負ったひとつのチームの顔へとみんな変わっていくんだろうな。そして、5月には最高の試合を見せてくれることを、期待してます。それから、全日本に選ばれていない選手たちも、5月の黒鷲旗で、最高のパフォーマンスを見せてくれること、期待してます。さて、話は変わるんだけど、最近まったく映画を観ていないことに気づいた・・・。WOWOWで録ったビデオは山と積んであるのに(遅かれ早かれ床が抜けるだろう)、なんだかとにかく最近、夜になると眠くて眠くて仕方がない。・・・誰だトシだなんて言ってるのは!!(被害妄想。やっぱりトシか?)春眠暁を覚えず、ってやつだろうか。以前の日記で、「私は、自分の好きな本しか読まない天邪鬼」だと書いたが、映画についてもまったく同じことが言えるから困ってしまう。好きな映画は何十回も・・・それこそ、『ニュー・シネマ・パラダイス』のように何十回、というのは少ないけど、十何回、数回、繰り返し観た、という映画を数え上げたら切りがない。その代わり、“話題の映画”“観客動員数”という言葉には反応が鈍い。まったく困ったちゃんだなあと自分でも思う。もともと、映画を好きになったのは、子どもの頃、日曜の夜だったかな?NHK教育でやっていた「名画劇場」を親と一緒に観たのがきっかけだったと思う。『カサブランカ』とか『哀愁』とか、『ローマの休日』『第三の男』『ライムライト』とか、モノクロの映画が多かったけど、ナンだろうなあ、ストーリーは当時よくわかんなくても、子ども心に、女優さんの美しさとか、音楽の美しさとか、ものすごく感動した覚えがある。そのあと、高校生くらいになった時、レンタルビデオ屋さんが多くなってきて、昔TVで観た古い映画を今度はわざわざ借りてきて観たりして、それがきっかけだったのかなあ。やっぱり、子どもの頃にしっかり刷り込まれたものって、大きいと思う。子どもだからわかんないから子供だまし、じゃなくて、子どもだからこそいいものを見せたりする事って大事だと思う。絵本だって、本当にいいものは大人が見たって感動するんだから。だから、私にとって、子どもの頃、いわゆる『名画』と触れるきっかけがあったというのは幸運な事だったのかなあとも思う。でも、あの頃・・・小さい頃観たきりで、それっきり観ていない映画があって、レンタル屋さんにもなくて、ちょっと観たいなあと思っている映画があるんだけど。やっぱりモノクロで、かなり古い映画。『かくも長き不在』っていうんだけど。確か、ヒロインは戦争未亡人(時代背景からして第2次世界大戦)。片田舎で、酒場だかホテルだかを切り盛りしてて、言い寄ってくる男もいたりするけど、やっぱり夫が忘れられない。ところがそこに、死んだはずの夫にそっくりな男がやってくる。しかもその男は記憶喪失。男はそこにしばらく滞在することになって、男の世話を焼いたりしているうち、ヒロインは男が夫に違いない、と疑うようになる。で、やがて男が去る時がきて、ふたりは思い出にダンスを踊る。男が夫だという事に確信を持ったヒロインは、去っていく男の後ろ姿に、夫の名前を叫ぶ。名前を叫ばれ、一瞬記憶が甦った男・・・いや、夫は、ヒロインの声を戦争時代の敵の声と錯覚し、恐怖から道に走り出て、車にはねられてしまう。一命は取り留めたものの、夫の記憶はもうそれ以上甦ることなく、傷が癒えると、夫は再び去っていく。「きっと必ずまた帰ってくるわ・・・」と、見送るヒロイン。こんな話だったと思う。私は当然まだガキンチョで、初恋もまだだったけれど、なんて切ない話なんだ!!と思った記憶があるんだよなあ。ああ観たいなあ。誰か知りませんか? 『かくも長き不在』。
March 3, 2004
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狩野舞子選手の代表入りが、新聞やニュースで結構大きく取り上げられていてビックリ。とは言うものの、12名に絞り込む時には、W杯の時と3名までしか替えられない上、12名のうち、10代の選手が6人全員選ばれるというのは考えられないので、協会がどう言おうと、今回の人選は“北京を狙っての若手教育”の意味合いは強いと思うのよ。今度の最終予選の出場国を見ても、日本はほぼ確実にオリンピックに行けるはずだし、だったら、吉原選手が現役でいるうちに、若手の教育を→そして北京オリンピック出場を、って狙いがあるんだと思う。協会の思惑がどうであろうと構わない。というか、長期的な見通しで18名を選んだのなら、それはそれで構わない、とも思う。今の全日本女子は確かに強いけど、この強さは普遍的なものじゃない。今がピークの選手も多いだろうし、北京までには現役を退く選手も出てくるだろう。今のメンバーのまま、北京を戦うのは不可能と言ってもいいくらいだと思う。だったら、“強さ”のある今のうちに、若手にその強さを伝授しておいてもらおう、と考えるのは、決して間違っちゃいない。最終予選で、最悪、韓国とロシアとイタリアに負けても、日本はオリンピックに行ける。でも、そんなエコノミーな切符の手に入れかたは、選手は決して満足しないはず。W杯で、あの戦い方をした選手たちは、そんな切符の取り方を自分たちがするのを許さないだろう。彼女たちが狙っているのは、「特上席の切符」、すなわち、“全勝でアテネ”だと思う。「ロシアとイタリアに勝つ気?馬鹿じゃないの!?」ってまた言われるだろう。いや確実に言われる。そして実際、ロシアに勝つのは常識的に考えて難しいだろう。でも、あの選手たちは、「特上席の切符」だけを狙って、木曜日から練習を始めるんだろうな。もしかしたら、ひとりふたりは、「特上じゃなくても・・・上くらいで・・・」なんて思ってる選手もいるかもしれない。って言うか、今まではそういう選手が多かったのかもしれない。それを、「特上じゃなきゃダメなんだ、意味がないんだ」というところまで引き上げたのが、吉原選手なんじゃないだろうか。だから、彼女が“居る”うちに、「特上席の切符の取り方」や、「特上席の座りごこち」を、若い選手たちが知ったり、味わったりできるようにするのは、決してまずい事だとは思わない。・・・・・・まぁ、吉原“ツアーコンダクター”が、ヘトヘトになってしまうのはやむを得ないかもしれないけど・・・。でも、頑張ってもらいましょう!!内心、本当にちょっと休んでもらいたい気持ちはあるけど、吉原選手にしか出来ない仕事が待っているから。吉原選手は、前に何度も書いたけど、「やれる・やれない」じゃなくて「やる」人だと思うから。自分の、最後の夢に向かって、挑戦してほしい。・・・・・・ところで、温水選手が辞退(体調不良?)したということは、控えのセッターは辻さんで決定ということだよね?入れ替え戦はいいのか、茂原アルカス!!・・・という気がしないでもないけど、“控えのキャプテン”として、彼女が居てくれるのは嬉しいですね。でも・・・18名中、セッターが2人(木村選手も入れれば3名だけど)しかいないって一体・・・。そう、そして、どういうわけかバレーボールの試合といえばアイドルの歌と踊りが憑き物・・・いや、付きもの。『V6』の「MUSIC FOR THE PEAPLE」からはじまったのかな?あとは『SPEED』やら『嵐』やら『モー娘。』、それから『NEWS』。昔はテーマソングだけだったような気がするんだけどなあ・・・。W杯’92の、森高千里の「ファイト!」って曲は良かった。で、そのあとV6が出てきたり、嵐が出てきたりしたんだけど、私的にはそんなに嫌な感情は抱かなかった(ような覚えがある)。ただ、去年のNEWSには心底ムカつく時があった(ファンの皆様すみませんね)。なぜムカついたのかというと、「こわっぱどもカメラの前でだけ応援してるふりしてんのが見え見えなんじゃーーーー!!」という理由からです。ハイ。「そりゃバレーに興味ないヤツもいるだろう。そりゃしょうがない。でも仕事なんだからキッチリやれ!!新人とはいえプロだろーが!!」と思うわけです。ハイ。「そんなんだから吉原選手を怖い怖いとしか形容できないんだよ!! 確かに試合中はかなり怖いけど、“気迫”とか別の言葉で形容しろよ!!」と感じるわけです。ハイ。ああそれなのに、悲しいかな、♪NEWS!奇跡起こせ~♪のメロディが聞こえてくると、パブロフの犬並みの条件反射で涙腺が緩み、ジーンとしてしまう自分がいる・・・。そして、気が付けば携帯の着メロ2ダウンロードまでしてしまった自分がいる・・・。違う!違うのよ!!決してこわっぱどもが好きなんじゃないのよ!!ああ、もしかしたら。大嫌いな上司の息子と、偶然恋仲になってしまうというのはこんな気持ちなのかしら・・・(ぜんぜん違うだろう)。
March 2, 2004
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悲しいとき~。嬉しくて今日は眠れないとかなんとか言ってたくせに、夜のスポーツニュースを待つ間にグースカ眠ってしまい、はっと目が覚めた瞬間にアナウンサーが底意地の悪そうな笑みを浮かべて(私にはそう見えた)「それではまた明日」と言っているのを観たとき~。ああもう!!畜生!!○×※△■◎!!!(←幼稚園の先生として不適格な発言が続く)でもいいんだ。いいんですよ。とりあえず今でもものすごく嬉しいから。選手は、今日のお昼頃山形に凱旋したみたいですね。天童駅って小さいんだけど、物凄い人で溢れかえったんだろうなあ。今日は優勝祝勝会かしら。明日からは、少しゆっくりできるかな。ゆっくり・・・・・・とは言っても、黒鷲まで2ヶ月しかないし、またトレーニングと練習の日々のはじまりかな。ところで、ウチで取ってる新聞は讀賣(別にG党ではないんだけど)なんだけど、紙面の扱いが大きくてビックリ。仕事帰りには、わざわざ遠くのコンビにまで出かけて、スポーツ新聞を全紙勝って、車の中で片っ端からめくって、「チッ、記事小せえなあ・・・日刊スポーツに至っては載ってねーじゃんかよー」と、やさぐれながら日刊スポーツ新聞を閉じた瞬間、裏一面にどどーんとパイオニアの勝利記事を発見し、これまたビックリ。そんでもって、帰宅してパソコンを開いて、「狩野舞子選手代表入り!!」のニュースにまたまたビックリ。・・・・・・15歳か・・・・・・(遠い目)。多分、最後の12名には残らないだろうし、いわゆる“明日を担う若手に勉強を”ってことなんだろうし、なんで日本バレー正念場の今、わざわざ勉強させなきゃいけないのって言ったら、そりゃ、吉原選手が現役でいる「今」しかないから、ってことなんだろうけども・・・。でもなあ、勿論まだ15歳だし伸びしろは限りなくあるんだろうけども、もっとこう、実戦的な選手を選んでほしかった・・・っていうのはありますね、正直。イヤもしかしたら、彼女は15歳にして、高さOrパワーOrテクニックのある、バリバリのセンタープレイヤーなのかもしれませんけども。・・・っていうか、限られた18名の中に入ったんだから、そういう選手だろうとは思うけれども。いや、そうであってほしい。昨日の日記で、6日から合宿・・・なんて書いたけど、4日からだったんですね、合宿。って、もうあと3日しかないじゃん!!吉原選手もレオも、正直もうちょっと休みたいだろうな。インタビューでも言っていたもんね。今日が祝勝会で、そしたらもう、山形にいられるのはあと2日しかない。身体を休めるどころか、もう山形は大フィーバーで、それどころじゃないだろうし。合宿の途中で、ちょっとは帰ってこれたりもするだろうけど、でももうその時には、パイオニアの他のチームメイトとは違う、別の目標を掲げてる。そしてそれが、夏の終わりまで続く。なんか切ないし、辛いなあ。ああやって、誰がなんといおうと最高のチームワークで優勝したあとだからこそ、ゆっくり余韻に浸る間もなく次に向けてスタートダッシュをかけなきゃいけないというのは、なにより本人たちが寂しいだろうと思う。優勝だけを考えて突っ走ってきたのに、ゴールテープ切ったのに、そこにすぐまたスタートラインが引かれてあった、みたいな感じだろうなと思う。でも。それでも、あの人たちは、スタートラインにつくと思う。一瞬で、表情をがらりと変えて、闘志をまた奮い立たせて、走り出すと思う。内心、なにかを抱えていたとしても、きっと、表情やプレーにはまったく出さない。なぜかって、あの人たちは、トップアスリートだから。それをすることがどんなに大変でも、どんなに辛くても、それをすることに誇りを持てる、そして自分の糧にすることのできる、一流の人たちだと思うから。
March 1, 2004
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