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ピアノの詩人、フレデリック・ショパンは、天才モーツァルトに憧れていたそうです。30代半ばにして世を去ったモーツァルトの晩年は、貧困と病魔に苦しめられ、それは悲惨なものだったらしいのですが、彼はひたすら長調の明るい曲を書き続けました。曲だけを聴けば、それはそれはハッピーで、実際の彼がどれほどの苦しみの中にいたか、到底想像できないほどです。彼の、どっぷりとした暗い曲といえば、未完のままで終わった『レクイエム』ぐらいではないでしょうか。さて、そんな天才に憧れたショパンでしたが、彼はモーツァルトとは対照的な作曲家のように思えます。故郷であるポーランドが蜂起に失敗したと聞けば『革命』を書き(ラストの2小節はショパンの怒りの爆発、です)、恋人と別れちゃ暗い暗い曲を書く。きっと彼は、モーツァルトのようになりたかったんでしょうね。俗世界とはかけ離れたところで、音楽と触れ合っていたかった。でもショパンは、天才モーツァルトに比べてあまりにも人間的で、ある意味“普通の人”で、生涯、モーツァルトのようには生きられなかった。私は、吉原選手に憧れています。彼女のように強く生きたいと思い、優しくありたいと願い、誇り高くあろうと努力しています。でも、なかなか現実は厳しい。ついつい、自分を甘やかし、イライラを他人にぶつけ、自分を卑下して落ち込む毎日です。天才・モーツァルトのようにはなれなかったけれど、自身も立派な天才だったショパンとは違い、私には何の才能も無いけれど、でも、上を見ることだけは忘れずに頑張らなきゃいけないなあ・・・と、どうも最近仕事で落ち込む事の多い超凡人は、考えたりしています。 でも私たちにもいのちは無いか 空に向かういのちは無いか 映した空の青さのままに あろうと苦しむ小さな心 映した空の青さのように あろうと苦しむ小さな心 高田三郎合唱組曲『水のいのち』より「水たまり」
September 28, 2004
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今、TVを観ていたら『HEY×3』にウルフルズが出ていて、それでもってベースをジョン・B・チョッパーが弾いていたのでビックリした。一度バンドを脱退したはずけど、いつの間にやら(って言うか私が知らなかっただけ?)ヨリ戻ってたのねー。そう言えば、ウルフルズもここ数年聴いてない。「ガッツだぜ!」とか「あそぼう」とか好きだったなあ。それはさておき、昨夜の『ジャンクSPORTS』。中田久美さんはもちろんの事、竹下選手が出る、と言うんでワクワクしてその時を待っておりました。・・・・・・まぁ、メダリストの中にあっちゃ、一般的な見方からすれば“期待はずれ”のバレー選手が、そんなにフィーチャーされる事はないだろうなあと思っていたんですが、案の定だった、というか。選手村でナンパされたという話にはビックリ(危ないよー)ですが、国内でもW杯~OQTの、今思えば異常とも思えるほどの盛り上がりの中で、そして今、その余韻の中で、国内といえど彼女たちは結構怖い思いをしているんじゃないかと。実際東京のファン感謝デーでもヒヤリとする時がありましたしね。昨日の番組の中でも「困ったプレゼント」についての質問がありましたが、彼女たちも相当、困ったどころの騒ぎではないようなプレゼント(と言えるのかどうか・・・)を貰っているんでしょうねえ。さてさて、Vリーグ開幕まで1ヶ月。選手たちはそれぞれどのようにお過ごしでしょうか?トレーニングに精を出しているか、オフの真っ最中か・・・。ゆっくり休み、ゆっくり鍛える暇も、たった1月では無いのかもしれませんが、最大限有効に、その1ヶ月を費やしていただきたいと思います。栗原選手の、今期のイタリアリーグ・ヴィツェンツァ入りは無くなったようですね。うーん、彼女の進む道はいったいどこにあるのか。一体どこへ続いているのか。彼女に明るい道が拓けていることを祈ります。
September 27, 2004
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久々にFIVBのサイトを覗いたら、全日本女子ジュニアが中国のジュニアに3-1で勝ったというニュースが載っていました。ジュニアとは言え相手は中国ですよ奥さん!!!(誰?)やーめでたいめでたい。木村沙織選手はどこのポジションで出たのかな? 五輪後の疲労もあるからベンチかな?それにしたって中国に快勝、素晴らしいことです。全日本シニアの皆さんも喜んでいる事でしょう。・・・・・・って書いてから思い出した。今はもう「全日本シニアチーム」は存在しないんだよな・・・(ずーん←落ち込む音)。それはさておき、Vリーグの詳しい対戦カードが発表されましたね。私がハナッから観に行く予定を立てていたのは、(1) パイオニアの試合(2) 山形の試合(3) 決勝戦なのであります。が! 今年の山形はパイオニアの試合は、鶴岡市や酒田市で行われるんですね・・・(勿論山形市でもやるけど)。山形や米沢、天童は近いから行きやすいけど、鶴岡・酒田は遠いんですよね・・・。雪の多い時期でもあるし、鶴岡まで足を伸ばすか否か、考え中です。今期は、パイオニアのホーム中のホーム、天童での試合が無いのがちょっと残念ですが、天童の体育館は確かにちょっと・・・いやかなり狭いのでしょうがないかな・・・とも思います。いずれにせよ、V開幕が楽しみです。今期は・・・栗原選手の姿を観ることができないのが寂しいですが、なあに、まだ20歳。これから何度でも何年でも、彼女のプレーを観ることはできますよね。ファンの方には、やはりもの凄く残念だろうとは思いますが・・・。我らが“Bクイックの君”がどんな結論を出すのか。新聞記事によると、我々ファンにしてみれば希望の光明とでもいうべき文章が並んでおりましたが、まだまだそれを鵜呑みにするわけには参りません。彼女がどんな道を選ぼうと、私はそれを応援したいと思うし、もっともっと彼女のユニフォーム姿は観たいけれどもう充分観せて頂いた、という気もするし。でも本音を言えばやっぱり、もっともっと観たいと思うし。ただ、Vリーグ開幕まで1ヶ月ちょい。五輪に出場した12人の疲労・故障はもう大変なものがあるのは事実だと思うんですね・・・。この間のファン感謝デーひとつ取ってみても、辻選手は指を骨折してるし大村選手は手術した足をまだ引き摺ってるし、成田選手は腰をかなり痛めているらしいし、佐々木“レオ”選手だって、スパイクもサーブも練習せずにひたすら球拾いに徹していたということは、肩が良い調子とはいえないんでしょう。他の選手だってみんな似たり寄ったりのはずです。そんな中、満身創痍がユニフォームを着て歩いてるような吉原選手は、右肩(右腕?)が相当辛そうで・・・。第11回Vリーグは、『ベストで戦うVリーグ』というのがキャッチコピーらしいんですが、彼女たちにとっては、11月までに身体とも自分の“ベスト”に戻すには、これから一ヶ月、かなり辛い道のりが待っているような気がします。頑張れ、とはもう言えません。ただ、選手たちが精一杯やるのなら、私もただ、精一杯応援するだけです。
September 23, 2004
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アテネ五輪が終わってからというもの、PCを立ち上げてIEのアイコンをクリックする度にちょっと緊張していた私。どうしてかというと、私のパソコンのトップページはYahooにしているんですが、その画面の右側の、新着ニュースの欄を見るのが、私の習慣だったんですね。でも、アテネ五輪が終わってからは、そこを見るのが、正直、怖かった。私の尊敬してやまない、大好きな選手の名前と、そしてその名前の後ろに「ある漢字二文字」が並んでいるんじゃないか・・・それが怖かった。だから今日もパソコンを立ち上げて、新着ニュースの欄に“バレー”という文字を見つけたときは、心臓がでんぐり返りそうになりました。そして心臓をバクバクさせたままよくよく画面を見て、今度こそ本当にひっくり返りそうになりました。『栗原恵選手、NECを退社』えええええええええええええええっ!!!!!まさに青天の霹靂。イタリアからオファーが来たりしていたのは知っていたし、第10回Vリーグで、成績が伸びず、彼女が思い悩んでいたようだということも、TVを観たり雑誌を見たりして、ある程度は知っていた。しかしまさか、今、退社するとは・・・。記事によれば10月13日付で退社と言うことなので、あと2~3週間ですか。理由は、NECのバレーが必ずしも自分に合っていないと言うことと、海外も視野に入れていきたいということらしいのですが、とりあえずは、休養しながら今後の道を考えたいということらしいですね。ビックリしつつも、なんか彼女らしい、という気がします。可愛いルックスに似合わず、コートの中ではかなりキツイ目をする栗原選手。彼女は、バレーが好きで好きで大好きで、苦しみも喜びも、すべてバレーの中に見つけ出してしまうような、これからそんな選手になっていくような、そんな気がしていました。・・・しかし・・・NECやめるのか!しつこいけど本当にビックリしたもんで。栗原選手の目指しているバレースタイルってどんなんでしょうね。彼女本人にしかわからないとは思いますが、NEC・・・と言うか、葛和総監督は、あまりトレーニングに時間を割くタイプの指導者ではないと言うのは、どこかで読んだ事があります。一方栗原選手は、と言えば、Vリーグの頃から比べて明らかに体重も筋力もアップしていますよね。太腿なんてもの凄く太くなっているし。あれはやはり、トレーニングの賜物なんでしょう。彼女の目指しているバレーが「パワーバレー」なのだとしたら、NECのバレーとはやはり一線を画するものがあるのかもしれません。・・・まぁ、すべて素人の憶測ですが。栗原選手が国内に移籍しようともイタリアで勝負をかけようとも、ここ2~3年が彼女の飛躍の年になることは間違いないんでしょうね。でも私がいちばん心配なのは、栗原選手には、佐野選手や熊前選手と同じ思いだけはさせないで欲しい、ということです。有望な若手なんだから甘やかしたっていいじゃないか、ということじゃありません。自分のバレーを探して、自分のバレーをしたくて、バレーが好きで、跳ぼうとしている選手から、ボールやコートやネットを奪わないで欲しい、と思います。国際大会のコートは、5つの輪が冠されたコートは、そこで共に戦った仲間たちは、栗原恵と言う若干20歳の選手に、跳ぶ勇気を与えてくれたのでしょうか。彼女には跳んで、跳んで、大きく羽ばたいてほしい。そして4年後、また5つの輪が冠されたコートに立つ彼女を応援したいと願っています。東京・ファン感謝デーの最後に、選手たちとハイタッチさせてもらうことができました。選手たちも疲れてて大変なのになあと思いつつも、やはり嬉しかった。私が当たったのは、栗原・辻・竹下選手。ニコニコ笑ってた栗原選手は予想以上に背が高くて、細くて、可愛い女の子でした。あの、笑顔の可愛い真っ直ぐな選手が、どうかこのまますくすくと伸びていってくれますように。
September 22, 2004
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「ファン感謝デー」から2日経ったというのに寂しさは募るばかりです。自分がこんなに女々しい人間だとは思っておりませんでした。でもね。「このチームのままもっと戦えればいいのに」と言うような後ろ向きな寂しさじゃないんですよ。例えて言えば、花火大会の、最後の一発が打ち上げられて、空で大きくぱあっと花開いて、そしてそれが消えていき、煙だけが漂っている時の寂しさ、とでも言うんでしょうか(解りづらいぞ)。2003~2004年の全日本女子は、夜空に大きな花火を打ち上げて、その花火と言ったらもう一生忘れられないくらいでっかくて綺麗で・・・でも消えていってしまったけど、その花火の火の粉は夜空のあちこちにきっと残っていて、そしていつかまたそれが集まって、もっともっとでっかくて綺麗な花火を打ち上げてくれるはずだ、なーんて柄にもなくロマンチックな事を考えちゃったりしてるんだねこれが!(ああ足の裏がかゆい)私の足の裏はさておき、一昨日から2日間、やはり思うのは吉原キャプテンの事だったりします。彼女の進退問題についても、考えれば考えるほど眠れなくなり、でも決めるのは彼女だし・・・とクヨクヨ思い悩んじゃったりするものですが、今日はとりあえず、キャプテンとしての彼女について。以前より雑誌のインタビューその他を読むと、各選手がキャプテンのその闘志や練習への取り組み方、そして牽引力に驚嘆し、そして賛辞を贈っている文章が並んでいました。「トモさんがいるから安心して戦える」「トモさんは全日本の宝」「トモさんの人間力は素晴らしい」などなど。それらの言葉から感じられるのは、尊敬、敬意、そして畏れ。カリスマ性を持つ人間へと向けられる最大限の尊敬には、畏れをも伴う事が多いような気がします。でも実際、生でこの目で見たキャプテンとメンバーは。吉原選手のファンです、と観客が告白するたびに、メンバーから冷かされ突っつかれるキャプテン。デジカメで不意打ちに撮ったキャプテンの変な顔。それを回し見して大爆笑するメンバーと、笑いながらむくれるキャプテン。「吉原選手の若さの秘訣はなんですか?」という観客からの質問(しかしスゴイ質問だ・・・)に、「酒と男!」と声を揃えてでかい声で答えるメンバーと慌てまくるキャプテン。そこには、尊敬も、ましてや畏怖などこれっぽっちも存在しませんでした。でも、エキシビジョンマッチの第2セット、キャプテンがコートに入ってサーブを打った時、このチームの素晴らしさがなんとなくわかったような気がしました。肩を痛めているらしいキャプテンは、エンドラインぎりぎりから、まるで中学生が打つようなへなちょこアンダーを打ったのですが、それでも、彼女がコートにいるだけで、コートの中に一本芯が通ったように見えました。本気の試合ではなく、「闘将」「鬼神」と呼ばれたキャプテンも終始ニコニコ笑っているようなゲームでしたが、それでも、ピリッとした空気が流れました。現に、彼女のサーブは(へなちょこであるにもかかわらず)4本続き、全日本は3点連続ポイント。選手たちは、「トモさんがいるだけで安心して戦える」ように、のびのびとして見えました。ファンの欲目でしょうか。でもそれだけではないような気がします。そして、最後の挨拶。昨日の日記にも書きましたが、今になって思い出すと、本当に、本当に感動的な光景でした。色々なスポ根マンガや、ドラマや映画があるけれど、こんな・・・ある意味「ベタ」なシーン、誰も描かないだろうし誰も撮らないだろうと思えるほどの光景だったと思います。でも、彼女たちは本気でした。心からの、本当の気持ちで手を繋ぎ、自分たちを率いたキャプテンを見つめていた。「ベタ」でもないしクサくもない、素晴らしい姿でした。それで、思ったんです。尊敬され、崇められ、そして畏怖されるひとというのは、世の中に結構いるのかもしれません。でも、尊敬され、そして慕われ愛されるひとというのは、もしかしたらとても少ないのかもしれない。34歳。バレー界では大ベテランの域に入っても、一般社会で言ったらまだまだ中堅どころ、といった年齢です。その彼女が、あれだけ尊敬され、そして愛されている。凄いことだし、素晴らしいことだと思います。でも、キャプテンひとりの、それは凄さでも素晴らしさでもない。肩肘張って精一杯突っ走ろうとしていたであろう彼女の、時には肩の力を抜いて笑わせてあげて、三枚目的な部分を引き出したのは、誰でもないメンバーたちだったんでしょうから。バレー選手として最高の技術と闘志と、そして牽引車として最高の求心力を発揮した、素晴らしい、そして愛すべき(おちょくりがいのある?)キャプテン。こんな人はきっともう現れないだろうな・・・と思いつつ、彼女が突っ走ってきたこの1年半のために、きっと誰かがそれを受け継いで、そして走り抜いてほしい、と願ってしまう。そして、ファン感謝デーの最後にキャプテンを見つめる選手たちのその目に、「いつかきっと必ず」という確信を持つ事ができたのが、とても嬉しいです。いつかきっと。日の丸をつけた選手たちの目の中に、ひとつひとつのプレーのどこかに、“吉原選手”がいる限り、彼女はコートの中に立ち続ける。そんな気がします。
September 21, 2004
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東京のファン感謝デー、行ってきました。会場に着いたのは、イベントが始まる30分前、しかも座席はスタンドということで、当然の事ながらあまりいい席には恵まれませんでしたが、視力だけには自信のある私、目をひん剥いて観て参りました。イベントの進行そのものは決して誉められたものじゃありませんでした。DJ(二人もいる。ひとりはW杯やOQTの時の人)はウルサイし、エキシビジョンマッチが始まるまで、2時間も観客参加型ゲームが延々続いていたので、さすがに飽きてしまいました・・・。選手たちも飽きていたようで・・・と言っちゃ語弊がありますか。リラックスモードで、デジカメでお互いの写真を撮ったり、床に座ってお喋りしたりふざけあったりしながらのんびり過ごしていました。なんていうか、本当に仲の良い11人でした(木村選手は不参加)。このチームが今日で終わるなんて、楽しそうにケタケタ笑う選手たちの顔を見ていたらとても信じられないくらいでした。でも。エキシビジョンマッチが始まった時、やっぱりこのチームはもう終わったんだな・・・と思いました。ユニフォームを着ていても、日の丸を背負っていても。OQTの時のような戦闘集団は、アテネのコートで緊張で顔を強張らせていたチームは、そして、最後の中国戦でOQTの時の顔を取り戻したあのチームは、もう居ませんでした。昨日を待たずとも、中国戦の最後のボールが落ちたその瞬間、あのチームは・・・私があんなに魅せられた戦闘集団は、終わったんだと思います。寂しくて、やっぱり悲しいけれど、でも今は、お疲れさまでした、という思いです。戦う事から開放された11人は、とても楽しそうでした。11人の最後の時間を最大限、楽しんでいるように見えました。湿っぽい空気は一切無く、みんな終始ニコニコ笑っていました。「ファン感謝デー」ではあるけれども、11人が同じユニフォームを着る最後の時間を、誰よりも自分たちが惜しんでいるように感じられました。最後に監督と吉原選手から挨拶がありました。監督が「今日をもってこのチームは解散します」と言ったとき、会場の空気が一瞬シンと凍ったような気がしました。わかりきっていたことだけれど。もう戦う事の無い11人。それを今さっき、この目で見たけれど。それでも、寂しかった。そしてそのあと、吉原選手がマイクに近づき話し始めると、自然と選手たちがキャプテンを取り囲み、彼女を見つめて手を繋ぎました。「五輪ではいい成績を残せなかったけれど、このチームのチームワークはどこにも負けません」と誇り高く言い切ったキャプテンの顔を、穏やかな優しい顔で、選手たちが手を繋いだまま見つめていました。本当にいいチームでした。11人のあの時のあの空気を、上手く形容する言葉が見つかりません。「絆」?「信頼」?・・・どれも当たっているようで、違う気もする。最高のチームの最後を、この目で見ることができて、本当に良かったと思っています。最高のチームの、最高の選手たち。そして、最高のキャプテン。あなたたちを観続けてきてよかった。素敵な素晴らしい時間を、今まで本当にありがとう。
September 20, 2004
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いやはや、大車輪の1週間でした・・・。運動会を2週間後に控え、準備におおわらわのところへ持ってきて、実習生が入ってる上に(担当になると指導やなにやらあるのでござります)、運動会のすぐあとに控えている研究会に向けてのレジュメ作り(指導計画だのその他事務的なこと諸々)もあったりなんかして、もう忙しいのなんのって。例年ならば、休日出勤するからいいや~なんて、呑気に構えている部分もあったりするんだけど、今年はそうはいかない。何故って・・・・・・・「全日本女子バレー・ファン感謝DAY IN 東京」に行けることになったからなのです!!パンパカパ~~~~~ン(ファンファーレが高らかに鳴り響く)。行けることになった・・・というか、とりあえず自分の身体の事は無視して無理矢理行くというか。長距離日帰りのひとり強行軍で、3連休の中日とは言え、その前後日は(当然ながら)休日出勤。10月下旬までノンストップで突っ走ることになりそうです。でももし、過労でぶっ倒れそうになったら、あの“Bクイック”を思い出します。「からだを動かすのは心」ですから。とりあえず今は、生の彼女たち(TV放映が決まったらしいですが、田舎の悲しさよ、オンエアがあるかどうかはまだわからない)に会える事がとても嬉しいし、楽しみです。・・・・・・・とは言うものの、座席はスタンド自由席。地方者の悲しさよ、早朝から並ぶなんてこともできませんから、座席には恵まれないでしょうね、きっと。でもそれでもいいんです。『NumberPLUS』にはじまり、『VS』、こちらでは今日発売になった『週刊文春』。いいチーム、素晴らしいチーム、最高の選手たち、彼女たちと一緒だったからここまで頑張れた・・・そんな言葉ばかりがずらりと並んでいる雑誌たちでした。“彼女たち”が終わるのを、この目で見て来たいと思います。晩鐘を、この耳で聞いてきたいと思います。そして、「はじまり」を見つけてきたいと思っています。この日記を書いている今頃、大阪ではイベントの真っ最中ですね。彼女たちは、笑っているでしょうか。
September 17, 2004
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『Number・アテネオリンピック増刊号』は、ビデオともどもしばらく封印です(笑)。観始めると(読み始めると)、まるで取り憑かれたように止まらなくなってしまうので・・・。OQT後、吉原選手は、ほかの選手たちが「メダルを獲りたい」と口にする中、ひとり「メダルに“挑戦したい”」という言葉を使っていましたよね。祭りが終わり、『Number』のインタビューを読んだ今になって思えば、吉原選手はきっと、自分たちのチームがメダルを獲れる確率は限りなくゼロに近い、と思っていたんじゃないでしょうか。彼女の“挑戦”は、メダルに対してのものじゃなく、メダルを獲るような強豪国への挑戦、だったような気がします。勿論、目指すものはメダル。メダルを目指して、それ以外は信じず、彼女は先頭切って走ってきました。理想を追い求めてモチベーションを高く持ちつづけるのと、誰よりも誰よりも“現実”を知った上で、誰よりもモチベーションを高く持ちつづけるのとでは、課せられる精神力がまったく違う。本当に、吉原選手は大変だったんだな、辛かっただろうな、苦しかっただろうな・・・。でも、最後の中国戦で、チームは明日に繋がるプレーをすることができて、メダルにはやっぱり手が届かなかったけれど、彼女の1年半は報われたのかな。彼女は、他の誰もが彼女の為し得たことを最大限に評価したとしても、彼女自身が、キャプテンとしての仕事を全うすることができた、と思えることができたかな・・・。そんなことを、ちょっと思いました。協会には、彼女の提言を厳粛に受け止めてほしい、と思います。強豪・中国やロシアでさえ、五輪にはベテランを呼び戻した。「若手育成」という言葉は現実逃避・・・。考えてみれば当然なんですよね。今、勝てないチームが将来勝てるわけがないんですから。やっと繋がった歴史を、また断ち切るようなことは二度とあってはならない。正直、北京でもメダルは難しいのかもしれません。強豪国は今よりもっともっと力をつけてくるでしょうし、中国に至ってはなんたって究極のホームゲームになるわけですから。それにきっと、北京では、センターエース・趙蕊蕊もアテネのリベンジに燃えることでしょう。日本は、アテネを経験したベテランを入れても、もしかしたら歯が立たないのかもしれません。でも、それでも、シドニーの轍はもう二度と踏まないでほしいと思います。4年後、吉原イズムを引き継いだ選手たちが、ひとりでも多くコートの中にいることを願って。4年後、今度こそ本当に、メダルに挑戦できるチームになっていることを祈って。
September 11, 2004
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私は不精者なので、録ったビデオにインデックスを貼り付けるでもなく、ケースに入れてデンと積んでおく、という悪い癖がある。それで、今朝なぜか早く目が覚めてしまったので、ビデオに何が入っているのかを確かめ、インデックスを貼り付ける・・・という作業に取り掛かったのでありますが。つい、しばらくの間は封印していたはずの『アテネオリンピック・女子バレーボール準々決勝・日本VS中国』のビデオをデッキに入れちゃったもんだからもう大変。・・・朝っぱらから(しかも出勤前)グシグシグシグシ泣いてしまう、という異常事態に陥ってしまったのでした。でもね。木曜日ってかなり体力的にもエンプティ状態で、いつもならヘロヘロヨロヨロしながら職場に向かうものなのですが、さすがかの人のBクイックは効きました。心のど真ん中、剛速球ストレート。もう、一気にガソリン満タン(泣いたけど)。頑張れました、ありがとう。う~ん、「からだを動かすのは心だ!」とは、“Bクイックの君”の言われた名言ですが、まさにそのとおりなんだな、と実感しました。・・・私が単細胞過ぎるのかな。仕事帰りは本屋に回ってプラプラするのが私の些細な楽しみだったりするわけですが、スポーツコーナーにはアテネオリンピック特集雑誌が何誌も山と積まれていて、それを片っ端からパラパラパラパラ捲っていたら、そこに“Bクイックの君”の名前を発見。「おおっ!?」と思いページを開き、しばし立ち読み・・・・・・本屋で、涙が溢れてくるのを堪える、という経験をするのは、これで二度目です。一度目はまだローティーンだった頃、宮沢賢治の『よだかの星』を読んだときです。涙を堪えて雑誌を引っ掴んでレジへ行き、お金を払い、自分の車へ戻り、雑誌を開き、周りが暗くなってきたことをいいことに泣きながら読みました。今はまだ頭の中がぐしゃぐしゃで、文面を思い出すと泣けてくるので、マトモな感想は書けそうにありません。でもひとつだけ言えるのは、このチームを好きになれて、応援できて、本当によかった、ということです。優しくて強い“Bクイックの君”を好きになれた自分は、世界一の幸せ者だ、ということです。インタビューの最後の、痛烈な協会批判。キャプテンマークを背負っていた時には絶対に言えなかった、この人の怒り・・・いや違うな、悔しさ? そんな言葉じゃ言い切れない。なんだろう。「悲鳴」というのが一番相応しいような気がする。バレーを奪われ、日本を追われた上に、五輪間際になってイタリアから呼び戻され、それなのにそのあと7年間も国際舞台から追われた、吉原知子というセンタープレイヤー。自分の実力や、バレーに対する思いや取り組みや、そんなものとはまったく関係のない物差しでいつも計られ、ふるいにかけられ、切り捨てられて来た「悲劇のプレーヤー」の、悲鳴。この人のバレー人生は誰がどう見たって「悲劇」の連続だ。なんでこんな思いまでして続けるの?・・・と、もし私が彼女に近しい立場だったとしたなら、何度も言っていることだろうと思う。それなのに、強くて優しいこの人には全然「悲劇」という言葉が似合わない。この人はきっと、自分の軌跡をそうは思っていないだろうし、そう思われることを嫌うだろう、と思う。この人はきっと、その言葉を打ち消して、そして悲鳴を飲み込んできた。ずっと。短い言葉、短い文面ではあったけれど、あれは何年も何年も何年も、彼女の心の中に溜め込まれた悲鳴だ。この人が言う「今を真摯に生きていれば、必ず次に繋がる」という言葉。ありきたりな言葉だけれど、この人が言うと重い。この人が言うなら絶対そうだと信じられる。だから頑張ろうと思える。この人の「次」がどんな形であれ、どんな道であれ、それは光り輝き、栄光と幸せに満ちたものであることを心から願い、そして必ずそうであると信じる。信じたい。・・・・・・あーあ、中国戦が終わって2週間、やっと気持ちが落ち着いてきたところだったのになあ。またグラグラ揺れ動いちゃったよ、もう!!やっぱりこれは、今朝、ビデオの封印が解かれちゃったせいなのかな。
September 9, 2004
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ハッキリ言って、私は運動が苦手だ。いわゆる「運痴」と呼ばれる部類に入る人間だ。走れば遅いし、じゃあ長距離はいいのかと言えばスタミナは無いし、泳ぐには泳げるけど泳ぐというより浮いてる、漂ってると言ったほうが当たってるし、ウインタースポーツをやれば周りの人のご迷惑状態、じゃあ球技はどうだってんでソフトやテニスをやればホームラン、卓球やバレーをやればボールがあさっての方に飛んで行く、鉄棒をやれば、その姿たるやまるでナマケモノ・・・と、まるでイイとこ無し。身体を動かすのは決して嫌いではないんだけど、そんなこんなで子供時代・学生時代は、『運動会』『体育祭』と名のつく行事の度に、不謹慎ながらも「・・・なにか大事件がおきて中止にならないかな・・・」と悶々としていたりもした。そんな運痴ちゃんが、何をどう血迷ったか幼稚園の先生なんかやっているもんだから、大っっっ嫌いだった「運動会」と、イヤでも毎年向き合わざるを得ない状態。しかも今度は自分の身体を動かすだけじゃなくて企画からやらなきゃいけない立場だ。・・・うーーーーーーーーむ。これはなにかのバチが当たったのか。と、運動会を一ヶ月後に控えた今の時期、毎年毎年唸り声を上げているここ数年である。子どもたちの中にも、小さいながらも足の速い子、足の遅い子というのは歴然として存在する。・・・とはいってもそこは子ども。早くても遅くても「よーいどん!」の掛け声とともに元気に走り回っているわけだが・・・。一体いつから、足の遅い子は運動会が嫌いになるんだろう、と自分の記憶の糸をたどって考えてみたけれど、思い出せない。子どもたちの中には、「かけっこで一番になるんだ」とか言う子どももいるし、親御さんの中にも、「ウチの子足が遅いんで、かけっこ速くなってもらいたいんです」みたいなことを、無神経にも子どもの前で言う人もいる。まあ確かに遅いよりは速い方がいい。そんなことないよ、遅くたっていいじゃない、と思う方も勿論いるだろうけど、足の遅い人代表の私としては、やっぱり遅いよりは速い方がいい、と言うのは実感として感じられる。でも。例えば5人で競争すれば、必ずその中のひとりが1位になるし、ひとりがビリになる。それは決まりきっている事なんだから、本人やましてや親が、ビリになった事を恥ずかしがったりするのはおかしい、とも思う。だからウチの幼稚園では1位、2位を決めずに、みんな一律、1位もビリも同じご褒美が貰えるようにしているし、私は子どもたちに、「最初から最後まで一生懸命走った人は、みんな一等賞、みんな金メダルなんだよ」と話している。(今年はさすがオリンピックイヤーなので、金メダルという言葉には小さい子供たちも反応するのだ)学校に行けば、嫌でも順序をつけられる。勉強や、体力テスト。それはそれでしょうがない事。だから、幼稚園の時くらいは、順番をつけずに『頑張った子はみんな一等賞』でいいじゃないか、と思うんだけどなあ。精一杯頑張って、ダメだったけどそれでもお父さんやお母さんや先生がニコニコ笑って抱きしめてくれて・・・そういう記憶があれば、大きくなって順序を決められて、もし落ち込んだりすることがあったとしても、そこからまた踏ん張る事ができると思うんだけどなあ。・・・甘いかなあ。まあそれはさておき、運動会である。今年も運動会である。あああああどうしよう、企画が、企画がーーーーー!!!(↑ 毎年同じことで悩んでいる学習能力の無いヤツ)
September 7, 2004
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皆様こんばんは。眠れる森の美女・チルエです。・・・くれぐれも石を投げないようお願いいたします。それは冗談としても(当たり前だ)、土・日の二日間、私のカラダどっか悪いんじゃないかと不安になるくらい、眠って眠って眠って眠り通し眠っていた私なのです。勿論、ご飯を食べたり洗濯したり、やるべき事はキッチリやっていたのですが、その合間、例えばぼんやりしたり本を読んだりTVを観たり・・・そういう時間の記憶がほとんど無い。とにかく眠っていたんですね。まー最近頭痛もひどかったし、仕事のストレスもかなりあるのかな、とも思いますが、やはり一番の理由はアテネオリンピックが終わったからなのかな・・・と。今の私は、ある意味腑抜け状態なのかもしれません。去年の11月、全日本女子バレーを見つめるようになってから、あと9ヶ月、あと5ヶ月、あと3ヶ月・・・と、試合を観るたび大きな大会が来るたび指折り数えて待っていた“その時”が、終わってしまった・・・と言うのは、自分の想像以上&予想以上にデカ買ったのかもしれませんね。でもね、別れるくらいなら好きにならなきゃよかった・・・とかいう歌は山ほどありますが、こと今回のバレーに関しちゃ、「好きになって、よかった」(こんな歌もあったな確か)と思いますよ、ホントに。ただ、夢や目標はまだまだ続いているけれど、あの12人が終わってしまう・・・という事実が、まだちょっぴり・・・いや、正直に言ってすごく、寂しいと思う。それだけなんですけどね。でも、彼女たちのファンになったお陰で、バレーボールという競技そのものが大好きになったし、他のスポーツも好きになったし、自分自身頑張ろうと思えるし・・・だからやっぱり、「好きになって、よかった」かな。いや勿論、これからも好きですよ!
September 6, 2004
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眠い!! 腹が立つほど眠い!!どうしてこんなに眠いのかと言うと、昨夜ほとんど寝てないからなのである。どうして昨夜寝られなかったのかといえば、それは本を読んでいたから・・・つまり、自業自得というやつである。ああああ、明日は休みで、今夜は夜更かしして観たいビデオがいっぱいあったのに・・・。どうやら今夜は枕に頭をつけたが最後、「朝までコース」まっしぐらになりそうな予感。でも、でも・・・。『セカチュー』だけは観るぞっ!!(基本的にラブストーリーはあんまり観る方じゃないんだけど、珍しくハマッてしまった。でも映画は観てないんだよね)
September 3, 2004
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私は意志が弱く、一度「こう」と決めたことでも、ちょっと何かあるとすぐにへこたれてしまいがちな人間です。でも、そんな意志薄弱な私のカンフル剤のひとつは、『パピヨン』という映画のビデオだったりするので、心が疲れた時なんかによくビデオラックから引っ張り出してきて観たりする事が多いんですね。それでもって、これが結構効くんですよ。『パピヨン』というのはもう30年も前の映画なので、当然リアルタイムでは観ていません。初めて観たのは・・・TVの洋画劇場だったと思う。でもまだ小学生くらいだったので、当時は小難しくて暗い映画だなあ程度にしか思わなかった記憶があります。で、大きくなってから、たまたま点けた衛星放送放映されているのを観たのがきっかけでしたね。主演は、今は亡きスティーブ・マックイーンと、名優・ダスティン・ホフマン。なんたって30年前だから、ダスティン・ホフマンが若い!で、ストーリーは、というと、無実の罪で投獄されたパピヨン(マックイーン)と刑務所内で知り合ったドガ(ホフマン)の、脱獄と友情の物語。まぁその刑務所(というか、ひとつの島が丸ごと刑務所になっている)が酷い所なんですな。昔は当たり前だったのかもしれないけど、囚人は人に非ず、みたいな感じ。パピもドガも、最初はお互いの利益(脱獄や囚人同士のリンチから身を守るためとか色々)のために手を組むんですが、やがて本物の友情が芽生えていくんですね。その過程がわざとらしくなくて感動的なんですが、この映画が私のカンフル剤となり得ている一番大きな理由は、パピヨンの「生への執着」です。彼は絶対諦めません。飢えてミミズやゴキブリを喰っても、リンチにあっても、生きて脱獄するという目的のため、そして友のために、絶対に自分に負けるということをしません。何度失敗しても、挫けずそのたび立ち上がり、目的を達成しようとします。もう、主人公たちは文字通り泥まみれの血まみれ、マックイーンはこの映画のためにかなりの減量をしたらしいのですが、二枚目の面影すらないくらいの姿です。その姿は映像的にもあまりに凄絶すぎるので、苦手な方は途中で観るのをやめてしまうかもしれません。ホント、もっとオブラートに包んだ表現方法もあるでしょうに、ここまでストレートに「生きる」ということ、「不屈」とはどういうことなのか、を、描いた映画もそう無いんじゃないか・・・と思われるほどです。途中、無実の罪で投獄中のパピヨンが夢を見るシーンがあります。夢の中で、パピヨンは裁判にかけられ、有罪を宣告されます。裁判長は言います。『人生を無為に過ごした罪で有罪』ううううううむ・・・・・・・。そんなこと言ったら、私なんてもう100万回以上も有罪判決が下っているんじゃないだろうか・・・。私にとって、とっても、とっても目と耳と、心が痛くなる映画です。でも、それと同じくらい、元気を貰える映画でもあります。私のカンフル剤は、『パピヨン』をはじめとして他にもたくさんあります。それは映画だったり、本だったり、音楽だったり、人だったり。今の私の一番新しいカンフル剤は、オリンピックのバレーボール・中国戦第3セットでBクイックを決めた時の、吉原選手の姿です。その姿は脳裏に焼き付いて、おそらくずうっと消える事は無いのでしょうが、それでもまだ、その試合のビデオを観帰すことができないのは、目と、耳と、心が痛くなるからでしょうか。おまえは、人生を無為に過ごしているのは無いか、と。あのコートの中には、もうひとりの「パピヨン」が、確かに居ました。
September 2, 2004
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アテネオリンピックが終わり、私の夏も終わり、そして今日から9月。ああもう秋なのね。夏が苦手な私としては、秋が来るのがあんなに待ち遠しかったのに、夏が終わってしまった今となると、なんだか寂しいような懐かしいような、甘酸っぱい気持ちになるわ・・・。なんてアンニュイなことを言ってるどころの騒ぎではなく、ウチの地域じゃ今日の日中の最高気温34度。物憂げな秋どころか残暑真っ盛りである。おかげで、今日から9月だというのに子ども達とプールに入って真っ黒けに日焼けしてしまった私なのでした。・・・美白なんて言葉大っ嫌いだ(涙)。今日はオリンピック選手たちの解団式が行われたようですね。まだニュースを観ていないのですが、バレーボールの選手たちは元気だったのでしょうか?きっと元気に・・・なんたってスポーツマン(ウーマン)だから、もうすっかり切り替えて、頭の中はそれぞれの次の目標へとシフトチェンジしているのではないかな、いや、そうであってほしいな、と思います。過ぎ去った夏に思いを馳せるのは、私たちファンだけでいい。彼女たちには、前だけ向いて進んでいって欲しいと願います。秋が深まる頃には、彼女たちにはまた次の戦いが待っているのですから。・・・でも、しばらくはゆっくり、身体を休めてね。
September 1, 2004
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